おはようございます。
21日の米国市場動向 ニューヨークダウ 3万5603ドル08セント -6ドル26セント(0.02%) NASDAQ総合指数 1万5215.70ポイント +94.02ポイント(0.62%) S&P500 4549.78ポイント +13.59ポイント(0.30%) CME日経平均先物 2万8625円 -105円 10年物国債金利 1.702% +0.042% ニューヨーク原油 82.50ドル -0.92ドル GOLD 1783.70ドル -1.20ドル ドルインデックス 93.75 +0.20
昨日の米国株は高安まちまち。強い景気指標を受け10年債金利が1.7%台と今年3月末の1.776%以来の水準に上昇。リスク許容度が低下するなか、今後発表される企業業績の伸びが注目されます。 朝方は、昨日ニューヨークダウが最高値を更新したことを受け、ポジション調整の売りが先行。昨日引け後に発表されたIBMが予想を下回る決算を受けて売られたこともあり、ニューヨークダウは89ドル安と反落してスタート。IBMが大きく値を崩すなか昼前にこの日の安値3万5442ドル(l前日比167ドル安)をつけていました。ただ、新規失業保険申請件数が新型コロナ禍以降の最低水準になるなど景気の底堅さが認識されたほか、前日好決算を発表したテスラやヒューレッドパッカードなどハイテク株が買われたこともあり、WEB主力株や消費関連株が買われ引けにかけ下落幅を縮小。引け前に一時プラス圏(3ドル高)に浮上する場面があったものの、IBM下げの影響が大きく3日ぶりに小反落して終わりました。この日は、NYダウに続きS&P500が過去最高値を更新。
ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1547、値下がり1735と、売りが優勢。NASDAQ市場は 値上がり2261、値下がり2243と、騰落半々。NYダウ採用30種は、値上がり13、値下がり17。消費関連のナイキが2.35%、ホームデポが1.78%、それぞれ上昇。2社で指数を67ドル分押し上げ。WEB主力のマイクロソフトが1.69%上昇。6社が1%超え上昇し、指数を下支え。一方、期待外れの決算になったIBMが9.56%下落。単独で指数を89ドル分押し下げ。原油価格の下落を受けシェブロンが1.25%、景気敏感のキャタピラーが1.0%、ダウが1.05%それぞれ下落。5社が1%超え下落したものの、IBMの突出した下げが目立ちました。
主力3指数は高安まちまち。金利上昇を受けバリュー系の動きがよく、NYダウ、S&P500 が先行する流れに…。このところ好調な業績を受けグロース系も堅調に推移しているものの、金利上昇が逆風になる可能性も…。当面、企業業績を見ながら個別重視の流れになりそう。S&P500 の増益率は35%→33.7%に小幅に低下。
米国株は高安まちまち。金利上昇を受けドルが買われたものの、対ドルは中国・恒大集団のデフォルト懸念を受けリスク回避で買われ113円90銭台に、対ユーロは132円40銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は大証終値を105円下回る2万8625円で帰ってきました。レンジは2万8415円~2万9285円。本日の日本株は下値を模索する動きになりそう。週末を控え昨日売仕掛けした先物筋の買い戻しが予想されるほか、米国市場でSOX指数が上昇。インテルが引け後の決算で売られておりSOX指数の上げが反映するかは難しいところだが、日経平均13週、26週線や75日線が下支えとして機能しそうで、引けでは維持できるか…。引き続き、米株先物や中国株の動きを受けた先物筋次第の展開。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|