大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、冴えない景気指標や金利低下を嫌気した金融株などへの売りがあったものの、クリスマスセールへの期待感から小売株などが買われ、高安まちまちで終了。旺盛な物色意欲は健在。
 おはようございます。 京都での国宝展の疲れが出たのか、寝過ごしてしまいました。目が覚めたら8時過ぎ…。急いで書きます。
 
 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万3526ドル18セント     -64ドル65セント(0.27%)
 NASDAQ総合指数        6867.36ポイント        +4.88ポイント(0.07%)
 S&P500               2597.08ポイント        -1.95ポイント(0.08%)
 CME日経平均先物        2万2400円           -180円
 10年物国債金利         2.320%             -0.037%
 ニューヨーク原油         58.02ドル            +1.19ドル
 GOLD                1291.80ドル           +10.10ドル
 ドルインデックス         93.27               -0.71
 

 昨日の米国株は、感謝祭休日を控え参加者が減少するなか、欧州株が下落した流れを引き継ぎ売りが先行。反落してスタートしました。この日発表された耐久財受注(10月)が予想を下回ったことを受け、長期金利が低下。金融株が売られたこともあり、昼にかけ下げ幅を拡大。二ユーヨークダウは昼頃この日の安値2万3507ドル(前日比83ドル安)をつける場面も…。共和党内でネット中立性原則の撤廃を進める動きがあり通信株が買われたほか、ドル安やパイプラインの漏れなどから原油価格が上げエネルギー株が買われたこともあり、引けにかけて安値圏で持ち合い、結局、NYダウとS&P500は反落したものの、クリスマスセールへの期待感からアップルやアマゾンが続伸したこともありNASDAQ総合指数は3日続伸。高安まちまちで終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1659、値下がり1301(NASDAQ市場は、1529-1402)と、ともに買いが優勢。休日前にポジション調整が終わっていたことから、売りが出なったようです。VIX指数は、0.15ポイント上げ9.89ポイントに上昇。

 NYダウは3日ぶりに反落。採用30種は、値上がり9、値下がり21。規制緩和期待からベライゾンが1.99%、年末商戦期待のアップルが1.05%、GEが1.79%、それぞれ上昇。指数を下支え。一方、下落銘柄には1%を超えて下げるものはなかったものの、J&Jが0.78%、ボーイングが0.69%、GSが0.67%、ユナイテッド・ヘルスが0.65%下落するなど、指数寄与度の大きい銘柄の下げが、指数を押し下げました。主力3指数とも高値圏で膠着した動き。ただ、長期金利の低下を受けリスクを取る動きが強まりNASDAQ市場が好調。NY市場も値上がり数が下落数を上回ったほか、両市場とも52週来高値更新銘柄数が増加基調にあるなど、指数とのかい離が目立っています。今晩は休場。24日は半日立ち合いとなり、当面は、高値圏での持ち合いの動きに…。週明けの上院での税制改革案の採決に関心が集まりますが、3人の共和党造反議員のうち、一人が軟化しており、採択への期待感も出てきました。もっとも、上院案と下院案は内容が違いすぎ、すり合わせに時間がかかりそうですが…。

 米国株は高安まちまち。円は、予想を下回る耐久財受注や長期金利の低下を受け、対ドルは111円20銭台に急伸。対ユーロは131円50銭台に上昇。CME日経平均先物は、円高を嫌気し大証先物終値を180円下回る2万2400円で帰ってきました。レンジは2万2345円~2万2685円。出来高は前日比6000枚増の4万0594枚。休み明けの日本株は、CME先物終値にサヤ寄せする先物売りや円の上昇を嫌気した売りに加え、休みの谷間に入ることから寄り後は方向感の無い展開になりそう。レポート直近号では、シカゴIMM通貨先物市場の投機筋の円売りポジションは18万5000枚超えに膨らんでおり、米金利r低下が進めば見切りの買い戻しから円高が予想外に進む懸念もある…としましたが、心配した動きが出てきました。12月8日にはメジャーSQも控えており海外投機筋の仕掛け的な動きも懸念されます。引き続き、米債券の動きに注目。来週は、工事数が多く好採算案件の選別受注が可能なゼネコンあたりが浮上してくるか…。 
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本日の日本株は、米株高やCME先物高に支えられ続伸したものの、強含みの円を嫌気した益出売りや先物の手仕舞い売りに、上げ幅を縮小して終了。
 本日の日本株は、米CME日本株先物高を受け続伸したしたものの、4日連続、寄り高するものの、引けにかけだれる展開。なかなか、立会時間中のGLOBEX市場の債券先物や株先物が追い風にならず、最後には先物筋の手じまい売りで、上げ幅を縮めるという動きになってしまいます。今日も半導体関連やFA関連が買われ、指数は堅調に推移したものの、米国のように一気に大きな陽線が立つ…という展開にはならないようです。明日発表の投資主体別動向で国内勢の動きが分かると思いますが、何が心配なのかわかりませんが、個人の現物や投信、年金などが、もう少し、日本経済の先行きに自信をもってもらわないといけませんね。個人の信用取引が11月第1週(+1262億円)、第2週(+1450億円)と買い越しに転じていますが、中には11月9日の高値を買いついて含み損を抱えた投資家もいるはず。どうしても、ここからは中長期の実需筋の買いがポイントになるのですが…。まあ、決算を通過し先物筋の動きが大人しくなれば、少しは前向きになるかもしれませんが…。大量に抱え込んだ現金をどうするんでしょう。

 本日の日本株は、CME日経平均先物高を受け、この終値にさや寄せする先物買いが先行。続伸してスタート。寄り後まもなくこの日の高値2万2677円(前日比261円高)をつける場面もありました。ただ、9日高値からの半値戻し水準に近づくと、戻り売りも増加。GLOBEX市場の米債券先物が上昇(金利は低下)して推移すると、円が次第に上昇。これに伴い先物売りが増加し、じりじりと上げ幅を縮める展開に…。後場に入ってもこの流れは変わらず、円高の進行とともに指数は上げ幅を縮小していきました。円高傾向にも関わらず、業績面で安心感がある半導体や機械、電気機器などが買われる一方、人件費や原材料価格の上昇などコスト負担の増加から苦戦が予想されり小売りやサービス業が売られていました。主力投資家の動きは鈍いものの、個人の短期投資家の物色意欲は強く、新高値銘柄数は漸増傾向にあります。

 結局、日経平均終値は、前日比106円67銭高(0.48%)の2万2523円15銭、TOPIXは、5.95ポイント高(0.34%)の1777.48ポイントと、ともに続伸。NT倍率は、12.66倍→12.67倍に上昇。出来高は、前日比7600万株増の16億0339万株、売買代金は、2000億円増の2兆7064億円と、ともに小幅増。米国でクリスマス商戦関連でゲーム機器が買われたことや投資判断の上げを受け任天堂が買われたことが売買代金の増加につながったようです。騰落状況は、値上がり1062、値下がり868と買いが優勢。
 
 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗と変わらず、TOPIXは、6勝6敗に上昇。日経平均RSIは、58%→52%に低下。25日線かい離率は、+1.21%→+1.38%へと、ややかい離が拡大。騰落レシオは、107%→108%に強含み。RSIの弱さが目立ちます。指数のモメンタムは弱含みですが、騰落レシオは堅調。全体的なかさ上げの動きは健在のようです。日経平均の3本新値の陽転値は2万2548円85銭…きょうの寄り付きの勢いを見ると楽勝で強気相場に変わっていたはずですが、引けでは、結局、25円ほど足らずに陰転したまま。このあたりが今の相場がもう一つ強気になり切れないところかもしれません。以前からゾーンBからゾーンCに移るには、それなりの日柄が必要かもしれない…としましたが、海外投資家の内、実需買いの中長期投資は10月末までに手当てを終え、一方、短期筋は、月末の決算睨みで最近2週間の先物は売り越し傾向。その中でも25日線を支えに小刻みで上昇しているということは、国内勢の資金が染み出すように出てきているのかもしれません。

 まあ、明確に強気サインが出るまでは、各論相場がメーン。レポートでも当面は指数の動きは無視して、決算発表中にアルゴ売買で売り叩かれた銘柄で期末にか増額修正が期待されるものを買うこと…、とし、五洋建設やTOWAなどの売られたところ、不適正経理で下げた福島工業、経営陣の内紛で下げた福井コンピュータホールディングスなどを、本業の好調が悪材料をカバーするとして注目しましたが、やはり正解でした。今日は、荒川化学にもコンセンサスの引き上げを意識したような買いが入っていましたし、昨日、レンジ上限に届いたことから売られていたものの「買い」とした半導体関連の銘柄も、5%近く上げ、引け新値になってきました。おそらく、レンジを抜いて新しい相場に入ると思われますので、簡単に利食いしないほうが良いかもしれません。まあ、しばらくは個別重視。何しろ、直近レポートでも書いていますように、シカゴIMM通貨先物市場でたまり込んだ投機筋の円売りポジションの多さは異常。米金利低下や地政学要因による円高圧力がかかり、彼らが買い戻せば意外な円高になるリスクもあります。先だってから、レポートで円高関連銘柄を取り上げていますが、この動きに対するヘッジの意味合いもあります。以前から書いているように、日本株は米債券市場の動き次第…。国内実需筋が動き始めるまでは、各論重視。
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昨日の米国株は、アジア、欧州株高を好感。クリスマスセールへの期待感から、関連株が買われ、主力3指数はそろって高値を更新。続伸して終了。
 おはようございます。 昨日は京都博物館に「国宝展」を見に行きました。覚悟はしていましたが、延々とならばされ展示会場に入れたのは2時間後…。今まで写真でしか見ることができなかったものを間近に見られて、本当に良かったと思います。できれば、展示物の上部に鏡でも設置してくれれば、離れたところからでも見れたのですが…。しばらくは、人の頭を見物に行ったようなものでした。ただ、展示物を通して思ったのは、原点に古代の都があった明日香や桜井など奈良があること…。改めて、歩きに行ってみたいと思うようになりました。2時間待っただけの価値は十分ありました。疲れ果てて帰ってきましたので、書き込みはできませんでした。ご容赦!

 21日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万3590ドル83セント      +160ドル50セント(0.69%)
 NASDAQ総合指数       6862.82ポイント         +71.77ポイント(1.06%)
 S&P500              2599.03ポイント         +16.89ポイント(0.65%)
 CME日経平均先物       2万2665円            +215円
 10年物国債金利        2.355%              -0.016%
 ニューヨーク原油        56.83ドル             +0.41ドル
 GOLD               1279.80ドル           +4.50ドル
 ドルインデックス        93.96                -0.09 
 

 昨日の米国株は、アジア、欧州株が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行。続伸してスタートしました。この日、発表された中古住宅販売件数やシカゴ連銀全米活動指数がともに予想を上回ったことも好感され、住宅関連株に買いが増加。感謝祭明けの「ブラックフライデー」から始まるクリスマス商戦への期待感から、人気商品になる可能性が高い「アイホンⅩ(テン)」や新型ゲーム機「X-ボックス」への期待感からアップルやマイクロソフトが上昇。ネット販売の増加が期待されるアマゾンドットコムが買われるなどし、上げ幅を拡大。昼頃、ニューヨークダウはこの日の高値2万3617ドル(前日比187ドル高)をつける場面も…。高値を更新したことにより益出しの動きも強まり、引けにかけては高値持ち合いの動きになったものの、結局、主力3指数とも最高値を更新。続伸して終了しました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2010、値下がり969(NASDAQ市場は、1943-1009)と、ともに買いが優勢。VIX指数は0.92ポイント下げ9.73ポイントに低下。

  NYダウは続伸。採用30種は、値上がり25、値下がり5。クリスマス商戦への期待感からアップルが1.86%、マイクロソフトが1.44%ぞれぞれ上昇。2社で指数を30ドル押し上げ。また、新規住宅着工件数、中古住宅販売件数と立て続けに好調な住宅関連指標が発表されたことを受け、ホームデポが1.4%、スリーエムが1.12%、それぞれ上昇。この2社で指数を34ドル押し上げました。一方、ウォルマートが0.98%、業績への不安があるGEが0.83%、それぞれ下落したものの、その他はいずれも小幅な下げ。主力3指数とも上昇中の25日線を支えにした持ち合いから上抜けてきました。この日も10年債金利が低下し、リスク許容度が増したことから、NASDAQ市場の上昇が目立ちました。ニューヨーク市場、NASDAQ市場とも、52週来高値更新銘柄数(NY市場242、NASDAQ市場289)が大きく増加しており、投資家の買い姿勢が強まっていることがわかります。今晩、イエレンFRB議長の講演やFOMC議事録の公開が予定されており、この内容次第では、益出しの動きが強まる可能性も…。

 米国株は続伸。円は、米金利低下を受け、対ドルは112円40銭台に小幅に上昇。対ユーロは132円付近に小幅に上昇。CME日経平均先物終値は大証先物終値を215円上回る2万2665円で帰ってきました。レンジは2万2410円~2万2675円。本日の日本株は堅調に推移しそう。昨日は、引けにかけて欧州系の短期筋が先物を売却。安値引けしていましたが、明日の休日や北朝鮮のテロ支援国家再指定を受けた同国の反応から仕掛け的な動きが強まる可能性も…。日経平均は25日線を下値にして日足三角持合いを形成していますが、今日、CME日経平均先物高に支えられ17日に付けた2万2757円を抜き、持ち合い離れを演じられるかが焦点に…。引き続き、海外投機筋の思惑次第の指数より、個別株重視で。昨晩も」米半導体株指数(SOX)は高値を更新。引き続き関連株に注目。様々なハイテク関連原材料供給の三菱ケミカルホールディングス、ニッチな電子部品に特化したデクセリアルズ…。 

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週明けの米国株は、堅調な住宅関連指標や4年ぶり水準に上げた景気先行指標などを好感。税制改革への期待感もあり、主力3指数とも反発して終了。
 おはようございます。 急に京都で開催中の「国宝展」に行くことになりました。日本全体の国宝1100点あまりのうち、250点が一堂に展示されているということで、滅多にないチャンスといい、家族から誘われました。今週いっぱいまでとのことで、連日、1500人くらいの行列ができている…とニュースで取り上げていましたので気が進みませんが、家族サービスということで出かけてみます。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万3430ドル33セント      +72ドル09セント(0.31%)
 NASDAQ総合指数      6790.71ポイント         +7.92ポイント(0.12%)
 S&P500             2582.14ポイント         +3.29ポイント(0.13%)
 CME日経平均先物      2万2460円            +220円
 10年物国債金利       2.372%              +0.018%
 ニューヨーク原油       56.09ドル             -0.46ドル
 GOLD              1276.60ドル            -19.90ドル
 ドルインデックス        94.06               +0.09 
 

 週明けのの米国株は、週末にかけて感謝祭休日や半日立ち合い(24日)を控え見送り気分が強いなか、前週末の強い住宅着工着工件数を再評価した住宅関連株買いなどから、買いが先行。反発してスタートしました。寄り後に発表されたコンファレンスボード景気先行指数が予想を大幅に上回り4年ぶり水準に上昇したことも好感されたほか、堅調な景気指標を受け長期金利が上昇。金融株が上げたこともあり、ニューヨークダウは昼前に、この日の高値2万3456ドル(前週末比98ドル高)をつける場面も…。昼からは、感謝祭休日を控えたポジション調整の売買が交錯し高値圏で膠着した動きが続きましたが、引けにかけ売りに押され、やや上げ幅を縮めたものの、主力3指数とも小反発して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1764、値下がり1189(NASDAQ市場は、1780-1151)と、ともに買いが優勢。VIX指数は0.78ポイント下げ10.65ポイントに低下。

 NYダウはは反発。採用30種は、値上がり19、値下がり11。先週予想を上回る決算を発表していたシスコシステムズが1.67%、好調な住宅指標を受けホームデポが1.62%、スリーエムが0.98%、それぞれ上昇。指数の上げをリードしました。指数寄与度の大きいボーイング(+0.9%)やIBM(+1.03%)が上げたことも指数の押し上げに寄与。一方、メルク(-2%)、GE(-1.26%)が指数の足を引っ張っていました。ニューヨークダウとS&P500 は、依然、25日線を挟んだ動き。NASDAQ総合指数は、長期金利の低下傾向をを受けたリスク許容度の増加から、過去最高値圏での持ち合いが続いています。当面、主力3指数とも高値圏で持ち合いながら、次の手掛かり材料を待つ動きか…。感謝祭明けのブラックフライデー、続く月曜日のサイバーマンデーの売上高が焦点に…。

 米国株は反発。円は、ドイツの政情不安を受けたドル買いや米長期金利の上げから、対ドルは112円60銭台に下落。対ユーロは132円10銭台と前週末水準から強含み。CME日経平均先物は、大証先物終値を220円上回る2万2460円で帰ってきました。レンジは2万2170円~2万2510円。本日の日本株は、CME先物高や円相場の落ち着きを受け、堅調に推移しそう。CME日経平均先物は、上昇中の25日線を下値めどとして動いており、このライン上で2番底をつけるような動きが出ており、当面、日本でも2番底の確認が焦点になりそう。感謝祭休日を控え、海外投資家の動きが鈍ってくることから商いが減少。先物の影響力が増してくることから、引き続き、海外投機筋の動きに警戒。決算発表が終わりアナリストの企業取材が解禁され、コンセンサスの修正が増えてきたことが株価刺激材料に…。このところ、日経で有力技術や開発力を持った成長企業の記事掲載が増えており、新興市場、小型株の動きも焦点。昨日の米国市場で半導体株指数のSOXは15.88ポイント上げ1322.81ポイントに上昇。引き続き、半導体関連の動きも注視。

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週明けの日本株は、米財政改革の行方への懸念やロシアゲートの捜査進展を嫌気した円の上昇を受け先物売りがリード、主力株が売られ、反落して終わりました。個人主導の小型株は堅調。
 今週23日は、日本は「勤労感謝の日」で休場。米国も「感謝祭」で市場は休場になります。先週16日木曜日には米下院が税制改革法案を可決。上院へ送付しましたが、この審議が感謝祭休日明けから始まります。法人税厳正の実施時期、課税所得の分類などで大きな相違があり、果たして年内に成立させることができるか…。下院では、共和党から13人の造反議員が出たものの、227票対205票で法案が通過しました。でも、問題は上院です。勢力図を見ると、共和党の52に対民主党は46、無所属2と均衡しています。すでに、共和党の重鎮マケイン議員ら3人が法案に反対する方針を表明しており、過半数を割り込む予想。トランプ大統領の政治力で、成立させることができるかどうか…。占いでは、同大統領はたぐいまれな強運の持ち主、ということのようですが…。

 一方、大統領選へのロシアの介入を巡る疑惑も、膨らんできました。前CIA長官のバネッタ氏が「トランプ陣営のスタッフは30回程度ロシア側と接触している…」と、発言。先週末は、モラー特別捜査官が、トランプ陣営に文書の提出を求める召喚状を出した、と伝えられ、一気にリスク回避の動きが伝わり、リスク資産の株式が売られ、安全資産の債券が買われ、長期金利が低下。このとばっちりを受けて円が112円を割り込む水準まで買われ、今日の下げの要因になりました。週末には、米国経済を支えてきたものの、このところ低迷気味だった住宅着工件数が持ち直し。感謝祭休日明けの金曜日は「ブラックフライデー」といわれ、クリスマス商戦のスタート。株高による資産効果や完全雇用状態による所得効果もあり、期待感が高まるところですが、ロシアゲートの捜査状況によっては、税制改革がとん挫する可能性があるほか、12月8日に据え置かれた債務上限の一時的廃止措置が期限を迎え、上限引き上げの交渉も始まります。まあ、浮かれてはおれないということで、感謝祭を家族とゆっくり過ごすためにも、リスク資産は減らしておきたい…というのが、米国投資家の考えでしょうか。まあ、トランプさんの「強運」を信じるしかないということ…?

 週明けの日本株は、米国の不透明材料を嫌気した円買いや米株安を受け、売りが先行。寄り前からVI先物が買われ20ポイントを超えてきたことから、先物売りが増加。CME日経平均先物終値を下回って始まってきたことで裁定解消売りも入り、日経平均は、117円安の2万2279円と2万2300円を割り込んでスタートしました。安寄り後は、押し目待ちの買いに下げ幅を縮小。一時、小幅にプラス圏に浮上する場面もありましたが、GLOBEX市場の米株先物が下落、債券先物が買われ金利が低下するなど、前週末の地合いを引き継いで始まったことが嫌気され、円が上昇。主力株が売られ次第に下げ幅を拡大。後場寄り後、まもなく、この日の安値2万2215円(前週末比181円安)をつけていました。ただ、日銀ETF買いへの期待感に加え、朝方から量子コンピュータや投資判断の引き上げなどを受け、新興市場株や小型株が幅広く買われたこともあり、一段と売り込むような動きはなく、反落したものの、今日の寄り付き付近での底堅い終わりになりました。

 日経平均終値は、135円04銭安(0.60%)の2万2261円76銭、TOPIXは4.11ポイント安(0.23%)の1759.65ポイントと、ともに反落。NT倍率は、12.7倍→12.65倍に低下。NTロングの解消が行われた可能性も…。出来高は、前週末比5.26億株減の14億5466万株、売買代金は1兆1749億円減の2兆3496億円に、ともに減少。騰落状況は、値上がり1263、値下がり700と、買いが優勢。海外投資家の動きが読めず主力株の売買が手控えられたことから、個人の売買が目立った、ということ…か。
 今日の終わ値での日経平均とTOPIXサイコロは、ともに5勝7敗に低下。日経平均RSIは58%→55%に低下。25日線かい離率は+1.54%→0.73%に低下。騰落レシオは105%で横ばい。モメンタムは低下気味。

 今月は、月末にヘッジファンドの決算を控えており、先物などデリバティブ取引で指数が波乱する可能性があるとして、指数に関しては警戒的に見てきました。実際、VI指数への仕掛け的な買いでアルゴ売買の先物売りを引き出したほか、NT倍率を使ったペアトレード、オプションを絡めた取引などで市場をかく乱してきました。レポートでも書きましたが、先週9日の、850円の値幅は、前日のVI指数先物の買い仕掛けから始まっていたようです。まあ、「そろそろ…」かなと思いますが、このまま出来高が減るようだと、仕掛け的な商いが増える可能性もあります。海外投資家の実需筋は、10月最終週までに仕込みを終えており、残るは、短期の先物筋…。12月に入ると、米国の債務上限撤廃の期限と同じ8日にメジャーSQがあります。投資家心理が不安になるところだけに、いろんな仕掛けもやりやすい…。まあ、海外実需筋の買いコストが下値を支えそうですから、下振れすることはなさそうですが…。現金を腹いっぱい持っている国内勢はいつ動くんでしょうね。それまでは、業績発表を受けてのアナリストのコンセンサス修正が相場の変動要因となるため個別色を強めた流れに…。業績が増額修正になるかも…として注目してきた福島工業ですが5000円台が時相場になってきそうです。昨年に続き、減益予想から増益予想に変化しそうな銘柄ですが、今日はレンジ上限を意識して売られていますが、この押し目は絶好の買い場になりそうです。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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