大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2007/06 | 07
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流れはゆるやかに、かつ着実に変わり始めた…!
 本日の日経平均は206円09銭高の1万8138円36銭、TOPIXは23.76ポイント高の1774.88と、ともに続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは115、RSIは61。今日の相場は、ファンドのドレッシングと消費者物価のマイナスによる長期金利の低下に尽きる。今日の引けで、下値支持線の上に復帰したので、来週から、高値更新への再チャレンジといきたい。
 
★長期金利の上昇の意味は?
 今日で一年の前半戦が終わった。鉄鋼、造船、船などオールドエコノミーの株を買った投資家には、結構「おいしかった」半年だったろう。しかし、一昨年暮れから、ライブドアショックまでに買った投資家にとっては、地獄のような半年だったはずだ。PERもPBRも何も通用しない…。ただただ、理由もないのに、売られてゆく相場だった。来週からは、年後半の相場。関係者の間には強気の意見が多い。今日テレビで解説していた大手証券のアナリストは年末までに2万円という結構なご託宣をしてくれていた。これだけ、世界中の金利が上がりまくっているのに、そんなことをいって大丈夫?一度、商品のチャートを見てごらん。銅もニッケルもみーんな下げてるよ。穀物だって、エタノール人気でもてはやされたトウモロコシの相場もガタガタになっている。トウモロコシを作ったら儲かる、と尻の軽い連中が作付け転換したから小麦や大豆の作付けが減り、トウモロコシより市況はしっかりしだした。
 
★バイオエタノールは「曲がり屋」ブッシュの失敗作?
 どうも、ブッシュ大統領の打つ手は裏目裏目に出る。もともと、将来食糧危機が予想されているのに、食物を原料にするバイオエタノールがうまくいくはずがない、と思ってきたが、やはり、飼料価格などに跳ね返り肉類の価格まで影響を及ぼし始めた。あの中国でさえ、穀物を原料にするエタノール生産にストップをかけた。世界にこの動きは広がるだろう。
 もともと、この政策は米国内のトウモロコシ農家の救済とエタノールエンジンで世界シェア40%を握っていたGMの救済を狙って打ち出された政策で、最初の動機が「不純」だった。株の相場と同じで、人気に載って作付け転換した農家は痛い目に遭うんじゃないか。
 
★世界中で油の井戸掘りと井戸の再開が始まっている
 心配しなくても、原油の量の確保は大丈夫。原油価格は、需要の後退から90年代末に10ドル台まで売られた。原油を掘るには当然コストがかかる。原油価格が下がる過程で採算割れした油田が一つ閉まり、2つ閉まりして総採掘量は減少していった。永久凍土で掘るためのコストがかかるロシアの油田は閉鎖され、借金経済に拍車がかかった。他の国の油田も保守する資金が惜しいためにほったらかしにされてきた。
 そこでの需要の急増だ。品物がないし、増産しようにも長い間ほったらかされてきたから、自噴する圧力も減少している。くみ上げるには界面活性剤や水を入れて圧力を上げなければならない。でもそれをするには価格が中途半端…。という状態が続いた。でも価格がこれだけ上がると、少々何をやってコストを上げても採算が合うようになった。一方でカナダのオイルサンド、LNGなどもコストが見合うようになって使われだした。これからも、あちこちの不採算井戸の再開で採掘量は増えてくる。量の心配はない。これは、過去のオイルショックの時も同じだった。
 
★金余りが変質する…?
 しかし、当時と比べると、金余りの規模が違う。米国がドルを印刷しまくって流動性が高まっており、投機が相場を押し上げてきた。一方で、世界全体で投資が活発になり始めており、それにともなう資金需要が高まってきたのも事実。それが金利を押し上げている。投機に流れていた資金が、実物経済に流れていく。だから、投機筋の手元資金が影響を受けリスクを取れなくなってくる。そうなると、投機筋が入っていた商品は、実需に見合うところまで下がることになる。先ほど書いたように、世界中で原油の井戸が再開している。実需に見合う価格は果たして1バレルいくらになるのか…。原油価格は戻りに入ってきたが、月足を見ると三尊天井をつけてもおかしくない足をしている。銅など他の国際商品でも在庫を抱えて処置に困るような国も出始めた。投げたらえらいことになる。
 金利の上昇は確実世界的な資金の流れを変えつつある。そろそろ、頭を冷やして将来をじっくり展望してみることが大事だ。国際商品価格が下がって儲かるところはどこか…。まだしばらくはオーバーヒートのぬくもりがあるので、過去の流れは続く。ただ、勢いは少しずつ弱まっていく。今日は大事なことを書いた。ちょっと長いが、休みの間に良く考えて、後半戦に備えよう。
 

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ポールソン財務長官が助け舟
 一日原稿ばかり書いていて、正直疲れた。なーんか、今日の相場と同じで、かったるいなー。まあ、気を取り直して今日の相場を見てみよう。
 本日の日経平均は82円99銭高の1万7932円27銭、TOPIXは10.04ポイント高の1751.12と、ともに反発して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは104、RSIは56だった。やはり、反発してしまったか…という感じ。昨日の米国市場は、耐久財受注が予想を下回る数字を出し、弱含んで始まったが、下値抵抗ラインを切りそうになる絶妙のタイミングで、ポールソン財務長官が米国経済は順調、サブプライムローン問題もしっかり管理されている、などとリップサービスをやってくれたものだから、何とか90ドル高し、ラインをキープして終わった。
 でも、ポールソンさんほんとに大丈夫なの?イギリスのファンドがサブプライムローンで穴を空けたといっていましたよ。このローンは、金利は高いがリスクが高いため、万一を考えて他の商品でヘッジしてあるという。私らのような凡庸な頭では分かりようもないが、要は、色んな商品から商品をヘッジしまくって、結局、リスクがどこに行ったのか分からなくしているんじゃないか?昔あった、飛ばしと良く似ている。何か、あったら、予想もしないところからトラブルが沸いて出てくることになる。まあ、注意してみておこう。兎に角、まだニューヨーク株は強気トレンドを崩していない。ただ、昨日も行ったように、市場はリスクに敏感になり始めた。何でも買えば良いという相場はどうやら終わったようだ。ジャンクボンドが売れなくなったというが、このままだと、M&Aの資金調達にも大きな影響が出て来る。株の基本である成長性重視の相場が始まる。
 今日は、頭がしびれて使い物にならない。余計なことばかり書いてしまう。もう少し頑張ろう。
 日本市場だが、下値支持線を切った影響は大きい。ちょっと上のほうに抵抗ラインがあるため、株価が伸びない。今日の値幅も僅か67円というあり様だ。為替が123円ラインをはさんだもみ合いに入っており、何をかって良いか分からない状態になっている。だから、外部環境に振り回されてしまう。ただ、昨日も書いたように、今の為替相場はドルが高値を更新した後の一服局面。下値ラインを固めたら再び円安トレンドが始まる。それまでは、今のような寝ぼけた相場つきが続く。ただ、日経平均の週足RSIは昨日で50台まえ低下した。本当は今日をふくめて2~3日おとなしくしていてくれたら整理も早まったのに。残念だ。物色の流れは、昨日も書いたとおり。今日も、新日本空調など原子力関連が動いていた。ダイヤモンドの上放れとして注目した浜ゴムも本日新値を更新した。テクニカル指標をじっくり見ながら行動しよう。「売り」「買い」「休み」で今は休みの時期と要ったはずですね。 

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市場がリスクを意識。運用対象に変化の兆し!
 奈良県経済のレポートを書いていて、書き込みが遅れた。肩に力を入れて書くほどのこともないが、ちょっと背中がひんやりしてきた人も多いことだろう。まあ、あんまり悲観的になることもない…。
 さて、本日の日経平均は216円83銭安の1万7849円28銭、TOPIXは24.79ポイント安の1741.48と、ともに4日続落して終わった。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは95と調整過程だが、RSIは42とセーフティーゾーンに入ってきた。日経平均の3本新値は3本目の陰線をつけた。

★何もかにもが心配になってきた…?
 ついこの前までのM&Aを手がかりにした強気相場はどこへいってしまったのだろうか。アメリカ人の心配性には困ったものだ。ちょっとうまくいかなくなると、何もかも心配になってくる。もともと自分らが無茶苦茶やった咎めが来ているだけなのに…。あれだけ「広がりはでない」、「関係ない」といっていたサブプライムローン問題は、今や米国経済を破壊せんばかりの悲観的な見方に傾いている。先ごろ、債券の見通しで大チョンボをやった債券のカリスマも「サブプライムローン問題は重大だ」とご託宣。ところが、その対策で年内に利下げがあると、ちゃっかり利下げ論に戻っている。今回の株下落の引き金を引いた債券の下落(金利の上昇)は、確かあなたが年内利下げ説を撤回したから起きたことじゃなかったのかね…。ちょっとカリスマというにはお粗末過ぎる気がするんですが…。あなたの言うとおりなら、今晩から債券価格は上昇(金利低下)し、したがって株も上昇するということになるんですがね。株が上がるか、下がるかより、カリスマさんに対する市場の評価のほうに関心があるんですが…。ちょっと皮肉がきつかったかな。
 とにかく金利上昇で、サブプライムローン問題は悪化、コーンは下落、銅もニッケルも下がった。しばらくは、債券しかいくところがなくなる。だから、長期金利は低下する。低下したら、株の割高感が解消される。7月にはいれば、米国企業の決算も発表される。くだらないM&Aの材料ではなく、市場に直接影響する企業決算だからインパクトは大きい。ただし、儲かっているのは国際展開力をもっている企業だけ。この構図は変わらない。今晩のニューヨーク株はちょっと注目!

★市場はリスクを意識しだした…
 月曜日にリスクのことを書いた。金利は高ければ良いものではなく、リスクがあるから金利が高い、と書いた。為替市場でペソやリンギなど経済のファンダメンタルは悪いのに単に金利が高いというだけで買われてきた通貨が売られだした。ニューヨーク株が下げ、国際商品市況も下げた。おまけに、サブプライムローンのような低級商品にも運用資金を突っ込んでいる。ヘッジファンドなど資金運用者は足元ががくがく揺れだした以上、リスクの高いところには資金は置いておけないということか。そろそろ、リスクを意識した商品選別が始まりそうだ。よーく考えたら、やはり日本が一番しっかりしていたということになるのか。(ちょっと我田引水かな?)
 ただ、日米とも、どうやら下値支持線を切ったようだ。週末の引け値で、ライン上で終われなかったらちょっともたもたしそう。
 短期の指標には買いゾーンを暗示するものも出てきたが、中期指標がまだ今一。金利上昇で国際商品がダメージを受けたら、本格的に「素材」から「加工」への流れが起きてくる。原子力、環境、フラッシュメモリー関連、新興国の社会資本関連テーマの循環買いがスタートする。
 この調整は先々週から予想してきたことで意外性はない。ここは、おちついて流れを見極めるところだ。




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今週は休むも相場を実行するとき
 せっかく今日の分を書き込んでいたのに、よそ見していたらぜーんぶ消えてしまった。また、最初から書き直しだ。腹の立つことがあったので愚痴をかいていたら、かなり長くなっていたので、皆さんには消えてしまって良かった…というところか…。
 気を取り直して再チャレンジしよう。
 26日の日経平均は21円37銭安の1万8066円11銭と続落、TOPIXは1.00ポイント高の1765.87と反発して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは102、RSIは51。3本新値は本日2本目の陰線をつけた。
 
★今週は「売り、買い、休み」のうち「休む」相
先週末のブログや直近レポートで、今週は「売り」「買い」「休み」のうち、「休み」の相場になると書いた。日米とも、重要な下値支持線上に来ており、このラインがキープできるかどうかの正念場にある。
 昨日のニューヨークダウは、一時期135ドルも上げ、支持線の強さを見せ付けるような動きをしていたが、やはり、気になるのはサブプライムローン問題。住宅価格の値下がりも不動産ファンドへ悪影響を及ぼす。よく考えると、調子こいて買っている場合じゃない、として急反転。結局小幅安で終わっている。
 一方の日本の方は、2月急落時の長大陰線の寄り付きという目標値を達成したことから、やはり調整に入ってきた。ただ、少し下のほうに、2003年の大底形成以来の支持線があるので、小動きになる、としていた。今日は、尾身財務大臣が円安けん制発言をしたため、円が買われ、債券も上昇。だったら、昨日売られた不動産や電力株を買いなおそうとしたのが、トピックスが上がった背景だろう。ただ、昨日ぶったたかれた割には反発力が弱い。とにかく、日米とも、下値支持線がキープできるかどうかは、当面の最大の注目点。切れば、下値支持線が上値抵抗線に変わる。だから、今週は様子を見たほうが良い、と書いた。
 尾身大臣の発言で、円が高くなっているが、まだ、安値を更新した後の高値確認の動きが出ていない。一昨年暮れの円の安値と今年2月の安値を結んだラインくらいまでの円の反発はあるかもしれない。
 
★只で情報を流してくれるような殊勝なひとはいないよ!
 ただ、問題は、米国の動き。フライツークォリティーで債券に資金が流入している。また、原油価格はべつにして、そのほかの国際商品にハランするものが続出しており、世界の長期金利の上昇に投機筋が動揺していることが分かる。こんなとき何かが起きると、一方向に突っ走ってしまう可能性もある。だから、今週は様子を見たほうが良いと書いた。
 為替は、円の高値を確認したら再び円安に向かう(そうでないと財政赤字の補填に悩む米国が困る…)。輸出株中心の流れは変わらない。
 大手証券が原子力関連をレポートで取り上げ始めた。やっと流れができはじめるか?今日、日本冶金工がどこかの証券会社が原子力関連でレポートに取り上げたとかで値を飛ばしていたが、すでに5月の初めまでにどこかの証券会社が8%を超えるまで株券を買っている。大丈夫…?
 みんな、証券会社の格上げやレポートで買ったり売ったりしているけれど、彼らは皆さんのために無料で奉仕してくれているの…?そんな馬鹿なことはない。同じ資料でも出す時期によって価値は全く異なる。誰が先に読み行動し、誰が後に読まされ、買わされるか…。もう少し、利口になろう。

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金利…、金利…、金利…
 早いもので、もう6月最終週に入った。何か、波乱含みの動きになるような気がしてならない。まあ、今日も解説を始めてみよう。
 本日の日経平均は101円15銭安の1万8087円48銭、TOPIXは13.12ポイント安の1764.87と、ともに続落して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは107、RSIは51になった。騰落レシオの低下は物色範囲が狭くなっていることを暗示している? 忘れるところだったが、今日日経平均の三本新値が陰転した。

★ファンドへの風当たりが強まる…。
 週末の書き込みで「今週は慎重にやったほうが良い」と書いたが、早速、その日のニューヨーク株は185ドルの急落。原因は、サブプライムローンへの不安感が再発したことのようだが、ゴールドマンザックスが不動産ファンドの評価を下げた、と伝わったことの方が影響が大きかった。金利が上昇し、不動産価格が下落するなかで、リートの運用利回りが低下するのは当然のことだ。もっと早くに評価下げをやっていてもよかったのだが、何しろ、年内に後2回は利下げがあると6月初めまで言っていたのだから、金利上昇を認めた以上格下げせざるを得ない。おかげで、日本にもとばっちりが来て、今日の市場では不動産業が値下がり率ではダントツのトップだった。最近まで、ちやほやされていただけに、ちょっと影響が怖い…。
 それよりも、米国でファンドへの風当たりが強くなってきた。税制面で優遇措置を受けているのに、企業買収後は高額な報酬を取得。それだけなら良いが、短期の利益をだすために社員の首は切りまくる、将来へ向けての投資資金はカットする、という具合できわめて評判が悪い。そこへきての、長期金利の上昇だ。まだ買収もしていない相手企業の資産を担保に借金して買収。荒っぽいやりかたで利益を出し、高い株価で再上昇し、多額の収益を確保する、というのが彼らのやりかただ。ただ、この手法のなかに「借金」という項目があることを見逃してはいけない。金利が上昇すると、資金調達コストがあがり、再上場しても大した利回りにならないケースも増えている。もう一段金利が上がると、ファンドの経営そのものを揺るがすことにもなりかねない。
 よく例にあげるが、1980年代初期にも同じようなM&Aブームがあった。ハゲタカファンドのようにたちの悪い乗っ取り屋が活躍したが、その後の、金利上昇で雲散霧消。残った企業も、買収した事業部門を切り売りせざるを得なかった。歴史は、繰り返す…。今はまだ、中国、日本、オイルダラーなどの余剰資金が潤沢にあり、悲劇的な結末にはならない。ただ、金利上昇が、本来金利が持つ意味を思い起こさせようとしていることだけは確かだ。

★金利の持つ意味
 他人に金を貸すとき、相手が取りはぐれのない人なら、金利は低くても良い。しかし、「飲む」「打つ」「買う」の三拍子揃ったような人だったら、回収を心配して高利をつけるだろう。金利は本来「リスク」をあらわすものなのだ。景気が上昇して資金需要が増えたり、インフレ率が高まり貨幣価値が低下するような国では、当然、金利は上昇する。経済のファンダメンタルが悪化しているから、金利が上昇しているわけだ。日本のような物価の優等生の国は貨幣価値がそれなりに高いので金利は低くなるのが当然だ。
 為替市場で見ると、本来、物価が安定し経済のファンダメンタルが良い国の通貨は上昇するもの。ところが、今は、単に「金利差」だけを求めて、中身が悪化している国の通貨を個人投資家は一生懸命買いに行っている。なーんか変だ。世界中で「リスク」に対する感覚が麻痺しているような感じがする。いずれ、リスクを考えたまともな投資をする時期がくるんだろうが、そのとき世界の中でファンダメンタルがもっとも良い円相場はどうなるのだろうか…。
 こんな話をするのは多分数年は早いのだろう。米国の長期金利も多分目先は低下する。しかし、低下しても、前回の最低金利は下回らない。つまり、じわじわと金利は上昇していくのだ。今のままの米国経済だったら、15~20年後には今5.25%のFFレートが20%近くまで行くかかもしれない。(実際、80年代末には近くまで行った)
 低金利によりかかった経済体制はいずれ大きな修正を迫られる。借金だらけの東京電力がだらだらと下げ、借金で事業を展開する不動産業と建設業が今日の値下がり上位にいる…。市場が何を気にしているか誰でも分かるだろう。それを、一番気にしているが米国市場。今晩のニューヨーク市場がどういう反応をするか、まずは注目だ。
 そして、金利上昇に強いのは、ハイテク株など付加価値の高い企業群と成長力のある新興市場企業群。今日は、ちょっと先の話まで書きすぎた…。ただ、金利の怖さをもっと自覚してもらいたかったからくどくどと書いてしまった。



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流れの変化を敏感に感じよう!
 22日の日経平均終値は51円67銭安の1万8188円63銭と7日ぶりに反落、TOPIXは11.39ポイント安の1777.99と反落捨て終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは115、RSIは59だった。指数的には爬行色を強めていることが分かる。
 それにしても、危ないところだった。今日、1万8149円を下回ると日経平均の三本新値が陰転するところだった。多分、そのあたりを意識して、値嵩ハイテク株を買うなどドレッシング的な商いが入ったのだろう。ただ、大引け近くに円相場が1ドル124円台に乗せているので、一段の円安を期待して、ハイテク株が買われたのかもしれない。内需型大型株が多い、TOPIXがあげていないことからみると、案外こっちの方があたっているかも…。昨日はじっくり金利と企業業績のことを書いたが、よく読まれただろうか。金利の上昇期では成長力の高い新興市場株の方が上がる、とした。今日は、日経平均、TOPIXは安かったものの、新興市場はすべて高かった。まだ、しばらくは定着しないだろうが、今日のような流れが今後起きてくる可能性が強い。
 
★米国で不動産リートが危ない…?また、米国市場でも大きな変化がおきている。リーマンブラザースの、サブプライムローンのヘッジファンド2社が行き詰まり、債権を持つメリルリンチが担保権を行使したことは、新聞紙上でも触れられた。これをきっかけに、不動産ファンドへの見方が厳しくなり、格下げが続いている。この影響が日本にも波及。さしもの不動産株も今日は値下がり率トップということになった。長期金利さへ上がらなかったらこんなことにはならなかったわけで、今後、借入金の多い企業や金利上昇に弱い体質の株への風当たりが強くなるかもしれない。このことは、金利上昇が始まったときから、レポートやこのブログでも一貫して、言い続けてきたことだ。最近のレポート注目株はほとんどハイテク株一辺倒という感じだが、すべて、大きく値上がりしてきている。これからも、金利、為替の動きを予想しながら、銘柄選定していくことが大事になる。何でも買えば良い、という時代は終わった。

★東芝が1000円大大台回復
 このブログでは、日立、東芝を中心とする重電株、三菱重工を中心にした造船株、新日鉄を一貫注目してきた。日立は原子力と企業の体質強化を、東芝は原子力とフラッシュメモリーでの世界トップの座獲得作戦を手がかりに注目。三菱重工と他の造船株も原子力と、造船、プラント、航空機、環境などテーマの缶詰といって取り上げてきた。予想通り、このところ連日新聞紙上で材料発表が相次ぐようになってきた。大手証券の格下げで株価が崩れた、石川島播磨重工も400円飛び台からレポート、ブログで注目したが、今日、戻り新値を更新してきた。東芝も、1000円大台を回復してきた。ITバブル崩壊後はじめてのことだ。今日、三菱重工がフランスのアレバと共同で米国の原発建設に参加するとしたが、次は、GEと組む日立、ウェスティングハウスと組む東芝も黙っていない。いよいよ、原発がてーまとして、ひとり立ちするときが来たか?
 また、フラッシュメモリー関連も馬鹿にはできない。今月、29日に、アップルの「iホン」の発売が決まったが、前人気は上々。
 また、パソコンの記憶装置がHDDからフラッシュメモリーへ切り替わる動きも始まった。韓国サムソンと東芝は主導権争いから設備投資を活発化させている。勝負は欠品率が少ない歩留まりの向上だ。300ミリウエーハにメモリーを大量に作るが、それをウエーハのまま検査できるのが、東京精密の検査装置だ。もちろん世界トップのメーカーだ。レポート今週号の特選株だが、4400円台で取り上げ、今日は4900円高値まできた。また、同じく先週号で6510円で取り上げたディスコも今日は7260円まであった。いずれも、で直ったばかり。東京精密は株価倍増を目標にしている。
 モーターに必要なインジウムが上がりすぎ、HDDドライブのコストが上がったら、パソコンの記憶装置は一気にフラッシュメモリーに移行するかも知れない。一番儲かるのはアセンブリーメーカーではなく、パーツメーカーと製造装置メーカー。これからは、少し考え方を変えたほうが良いと思う。

 さて、日経平均は、以前から言ってきた2月の週足長大陰線の寄り付き1万8200円どころで予想通りお辞儀をした。指数も加熱気味なので、若干の押しはあるかもしれないが、次は、1万8932円のポイントを目指す相場に移行する。繰り返すが、「金利、為替」を見ながら銘柄選定を考えることが大事だ。来週は、為替のことにでもふれてみよう。また、固い話か、と言われそうだが、これくらいわからないと、海外投資家と互角に渡り合っていくことは出来ないよ…。



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金利上昇と中間反落について
 21日の日経平均は28円62銭高の1万8240円30銭と5日続伸、TOPIXは5.66ポイント高の1789。38と続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは112、RSIは63だった。今まで、過熱感無しにやってきたが、騰落レシオは注意信号一歩手前の110台、サイコロジカルラインは明日高ければ9勝3敗になる。今晩のニューヨーク株式市場に何もなければ、明日は2月高値の1万8300円に挑戦することになるのだろうが、週足ベースで見ると、サイコロは7勝5敗と過熱感はないものの、RSIは昨日現在で75まで上昇。危険ラインである80に近づいている。多分、新値を抜ければいったん引くことになりそうなので、利が乗っているものは、いったん益出しをしておいても良いかもしれない。盆休みまでに1万9500円とか、なんとか、ちょっと強気が増えすぎた気がする。……証券会社やアナリストの悪口を書きたいがやめとこう。

★やはり焦点は「金利」!
 昨日のニューヨークはやはり金利が影響したようだ。引けでは、前日と変わらなかったものの、途中、5.142%まで上昇した。近々、大口の社債発行がり、購入資金を捻出するためにどこかがまとめて債券を売ったのが原因のようだが、株式市場はすかさず反応した。金利上昇で、住宅ローンのデフォールト(債務不履行)が増えており、厭でも金利上昇に敏感にならざるをえない、ということだろう。以前から、金利上昇の怖さは指摘してきたが、ECBや英国は年内に2度利上げするのではないかとの思惑がつよまり、中国もいよいよ物価に影響が出始めており、株価対策に新たにインフレ対策が加わった「利上げ」が行われる可能性が強まった。要するに、世界的な「低金利」は終わり、「金利上昇期」に入ってきた、ということだ。問題は、以前から指摘したように、金融緩和から引き締めに移るとき、株式市場では中間反落が起きることだ。
 だから、昨年4月の急落の評価が大事になる。昨年の急落は、日銀の量的金融緩和の放棄、ゼロ金利解除のあと起きており、世界に過剰流動性を供給してきた日本の金融政策の変更が引き金を引いた。もしこれが、中間反落なら、今は、「業績相場」に以降していることになる。ただ、下落幅の20%が中間反落の幅として十分なのか、という評価は難しい。
 
★中間反落の前には電力株が天井形成?
この判断の助けになるのが、電力株の動きだ。ブラックマンデー(金利上昇を受けた中間反落)があった1987年の4月に東京電力を中心にした超大型株は天井をつけたが、このころから長期金利は本格的な上昇期に入っている。今回、東京電力が天井を売ったのは今年の2月。今後、高値を更新できないとしたら、昨年の下げは中間反落では無いことになる。
 過去の相場を調べてみると、新しい相場が始まってほぼ例外なく、5年目に大きな中間反落が起きている。下落幅は大体20%台だった。ブラックマンデーも、82年10月に新しい相場がスタートして5年目に起きていて下落幅は21%だった。
 今回は2003年に相場がスタートして5月から5年目に入っている。注意しなければいけない年回りだ。いずれ、どこかの時点で20%を超える調整があることになる。時間にズレがあるものの、昨年の調整が「中間反落」であることを願うばかりだ。
 間違いないようにしてもらいたいのは、私は決して弱気を書いているのではない。調整後にはまた新しい相場が始まってくる。新しい相場環境は金余りではなく、金融がややきつくなり長期金利が上昇する環境に移る。その中では、金利上昇以上に利益を伸ばせる企業しか買われない。米国が本格的な金利上昇期を迎えたあと、20年近く、ニューヨークダウは700ドルから1000ドルのボックス相場に移行した。その間、上げ続けたのは、成長株が多い「NASDAQ」市場だったことを、肝に銘じて置くべきだ。中間反落後はそれ以前の相場と比べ物色対象が大きく変化する。取り残された銘柄は、長期間塩漬けにされる。それが怖い。
 金利上昇について、通り一遍の解説しかないので、今日は少し詳しく書いてみた。もし、昨年の下落が、中間反落なら、流れは業績相場に変わっている。今不人気の新興市場も本命になるかもしれない。目をこらして、相場の中身を検証していきたい。

 三菱重工を中心とした造船株や東芝などの重電株がオンパレード、昨日紹介した半導体製造装置関連も飛び出してきた。自慢話なんかしても仕方が無いが、今日書いた「金利と中間反落」の話は、株の基礎てきなことでもある。弱気につながるような話は、証券関係者はなかなかしてくれない。しかし、運用担当者は「いつ来るのか」とハラハラドキドキで運用していることは間違いない…。


 


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株式投資の基本は「金利Vs企業業績」
 20日の日経平均は48円07銭高の1万8211円68銭と5日続伸、TOPIXは3.23ポイント高の1783.72と反発して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオ派109、RSIは65だった。本日で、日経平均の三本新値は3本目。先物の力を借りてのことだが、日本株もようやく重い腰を持ち上げ始めた。ただ、昨日も、相場全般は爬行色を強める、と書いたように、本日は値上がり820に対し値下がりは743。
★世界経済拡大の恩恵を受けられる企業を狙おう!
決して、全面高ではない。やはり、今日も世界景気の拡大で恩恵を受ける企業ばかりが買われている。海外投資家の参入で、株式投資の基本が日本でも問われるようになってきた。即ち、会社は株主のもの。株主から信託を受けた経営者は、会社の資産を最大限に活用して、最大の利益を上げ、値上がりや増配で株主に報いる義務がある、ということだ。これができない経営者は「無能」の烙印を押され、株主総会で会社から追放されることになる。昔のように、経営がうまくいかなくても、赤字は企業の財産を切り売りして埋めれば良い、という安易な経営は許されなくなった。そんなことをすれば、株主に対する背任行為となる可能性もある。やっと日本も生き返りそうだ。
 また、仕手株もめっきり少なくなった。ヘッジファンドなど運用担当者は常に、実態と時価(株価)が乖離するものを探している。もし、実体価値と大幅に異なるものがでてきたら、資金力にものを言わして、実体価値に近づくまで徹底して売り叩いてくる。T投資顧問のファンドマネージャーが高額所得者のトップになり話題になったが、このときに、仕手筋が買い上げた日産農林を貸し株制度などをつかって徹底的に売りたたき、大きな利益を獲得。巨額の成功報酬を手に入れていた結果だった。これは、かれだけにとどまらない。今後、実体の無い株を仕手株に育てようとすると、必ず裁定狙いの連中が入り込んできて相場はつぶされることになる。昔風の相場が好きな私にとっては、ちょっと味気ない気がするが、これからは、一生懸命株のことを勉強した人がそれなりの成果を受けられる時代に入ってくるのだろう。

★金利上昇に打ち勝てる株を買おう!
 さて、今日の上げの要因は、やはり金利の影響が大きい。米国の10年もの国債の金利は、高いところは、5.14%まであり、5.08%で終わっている。高いところは5.35%まであったから、かなりのピッチで下がっている。結局、利下げが遠のいたということで、債券を買っていた連中が慌てて売却し、金利が上昇。最近の一番高いところを上回り、また、FFレートを上回ったという節目をむかえたことから、今度は、手の早い連中が債券を買いにきた、という動きだ。どこの国も相場に関しては同じだ。米国金利の下落予想は日本の投資かも持っていたから、どこかの銀行あたりが、米国債買いで損失を被ったなどという話が出てくるかもしれない。直近のレポートでは、米国金利が上昇に向かって以後の、金利の動きから、直近の最高利回りを上回ると、いったんは金利が低下する傾向がある。だから、ニュヨーク株は金利低下を反映し、上がる、と書いてきた。これまでのところは予想通りの展開だ。ただ、今度は、金利が低下しても、最近の最低金利を下回ることは無い。前から言っているように、トレンドとしては20年くらいは上げ続けることになる。其の中では、金利上昇を上回る利益成長を上げられる企業しか変われてこない。昔なら、「他が上がっているから、これも上がるだろう」と甘い考えで買っても成功したが、これからはそうは行かない。だから、勉強することが大事だ。レポートでは、最近シマノや東京精密、ディスコ、日阪製作など輸出比率の高いものを取り上げているが、いずれも「世界景気の拡大」の恩恵を享受できる企業ばかりだ。新興国や先進国が同じ土俵で勝負するのが「世界の多極化」の流れ。其の中で、「必要とされるものは何か」を、よーく考えてみることだ。

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また、長期金利が上がった!
 19日の日経平均は14円09銭高の1万8163円61銭と4日続伸したものの、TOPIXは7.90ポイント安の1780.49と反落して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗と変わらずだったが、騰落レシオは106、RSIは71と黄色信号が点っている。
 日経平均は高かったが、値上がりが467で値下がりが1147では、曲がりなりにも高かったとはいえない。とにかく、今の市場は「金利がカギを握っている」と書いたが、今日、10年もの国債金利は1.925%と再び、1.9%台にのせてきた。これでは、手が出せないのも仕方が無い。日経平均の一日の値幅はわずか60円。先物の方も、上には売りが、下には買いがびっしり入っており、だんだん上にも下にも行きづらくなってきた。
 
★円安を喜べるのは一握りの企業群だけ
また市場では、円相場が対ユーロでまた安値を更新してきた。対ドルも安値圏で推移している。一方で、WTI原油は1バレル70ドル台に接近してきた。円安進行下の原油高は日本経済にとってはつらい。結果、物価上昇懸念から金利が上昇する、というパターンだ。確かに、円安は輸出企業にとってプラスだが、内需に依存する企業にとってはマイナスに作用する。今までは、製造業のところがコストをかぶってきたが、もうソンばかりしてはいられなくなってきた。そこで、ユーザーへの価格転嫁が始まってきた。「景気が良い、景気が良い」と日銀も政府も言ってくれるものだから、メーカーのほうは値上げしても大丈夫だろうと思ってしまう。これから、消費者と直接、接する川下産業は大変だ。
 厳しい消費者を前に値上げは出来ない。結局、川下企業がコストをかぶることになる。だから、内需型はしんどい。
 結局、輸出型企業とそれにつながる設備投資関連企業が買われ、内需型が業績を懸念して売られることになる。以前から、米国の「ニフティフィフティ相場」を勉強しろ、と言ってきたが、このときの経済背景が今の状況と良く似ている。ニクソン大統領の物価凍結令で国内企業がすべてのコストをかぶって、業績はがたがたになった。ただ、海外で展開するところだけは自由に値上げして、好業績を享受することができた。このときほど、ひどくは無いだろうが、消費者と対面するところは厳しくなる。銘柄選別も十分注意したい。上げも、下げも、「もうはまだなり」を地でいく相場が続く…。
 フラッシュメモリーの主導権争いでメリットを受ける製造装置関連に妙味。日経平均の次のポイントは1万8932円。


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やっと謎が解けた…海外投資家の対日不動産投資資金調達
 今日は6月18日。私事で申し分けないが、○回目の誕生日だ。「酔生夢死」を念願として人生をまっとうしようと思っているが、相場や家族や生活など引っ掛かりのあるものが多すぎる。禅の世界では「家族を養わなければならない」と思うのも、心の「執着」になるらしい。酒に酔うどころか、人生の荒波に酔ってしまっている。いい年をしているのにいまだに悟りの境地に達しない…。それなら、いっそのこと「世俗の欲」にまみれきってしまうのも、「三昧」の境地に至る近道か…と、くだらないことを思ってしまう今日この頃だ…。お迎えはいつ来るのか…。

 さて、本日の日経平均は178円03銭高の1万8149円52銭、TOPIXは15.45ポイント高の1788.39と、ともに3日続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝7敗、騰落レシオは103、RSIは66だった。朝から「ドーン」とあがって、後は、たなびいたという、ぼんやりした相場展開だった。日経平均は確かに高かったものの、一日の値幅は僅か82円幅という膠着した相場だった。、福井日銀総裁の金利弱気発言(?)、ニュヨーク株高、円の123円というステッピングボードをもらっているのだから、もうすこしマシな相場展開になっても良いはずなんだが…。やはり、気にかかるものが多過ぎるということか…。
 
★日本の国際競争力強化には、国内市場の同業淘汰が課題
 国際的な水準では三流(持ち上げすぎか…)の政治には国民は関心を持っていないが、海外投資家はどうも違うようだ。今回の、年金記載漏れ、緑資源機構の官製談合、朝鮮総連本部偽装売却疑惑など、次から次と自民党に不利な材料が飛び出してくる。「参院選は大丈夫なのか」「阿部は大丈夫なのか」と迷うことしきりだ。どうせ、どちらになってもたいしたことは無いのに、何も気にすることはない。政権が、自民党から民主党に移ったって、世界の景気が拡大することに違いが無い。弱い内需は体制が変わっても、変わらない。国内が強くなるには、同じような事業をやっている会社がごろごろあって、傷のなめあいをしながら低い利益率で生き延びている…このやり方をやめなければ強くなれない。競争が、企業を強くすることは、海外に出て「海千山千」の企業家と渡り合っている海外進出組を見ればよく分かる…。
 その海外組にしても、国内市場で利益を無視した事業を続けているために、海外でも安売りをしないと競争に勝てない…。それがROEや営業利益率の低さになって現れてくる。やはり、今の日本国内は競争を拡大し、淘汰されるところから、また新しい企業を生み出す方向へと舵を切り替えねばならない。其のときに、本当に、海外競争力のある企業が誕生する。早く、社会主義経済をやめることだ。

★国有地売却はもかしたら内需振興策につながる?
 「社会主義経済といえば…」、何故、海外投資家が膨大な資金調達をして日本に投資するのかの謎がやっと解けた。土曜日の新聞でも報道されたが、国有不動産309万㎡の売却計画が決まった。ものすごい広さだ。この中には東京都千代田区の超高級物件も含まれている。海外投資家がチャンスと見ないはずはない。売却物件は全国900件に及ぶ。一斉に再開発されたら、ちょっとした公共投資みたいなことになる。デベロッパーだけでなく建設株から建設資材株までみーんな買い、になる。
 もともと、日本の国は、全部の土地が国有化されている共産主義国家を除けば、世界の政府で不動産の所有がダントツで多かった。財務省は財政赤字の穴埋めに税金を上げるため、危機感ばかり煽ってきた。この不動産のことは赤字の計算に入れずにいっているのだから、やり方がずるい。しかし、このやり方も情報公開の時代では通用しない。国民がだんだん利口になってきた。
 ただ、あれだけ抵抗し、隠し続けてきたのに「何で今頃…」と不思議になる。もう数ヶ月前から、海外投資家が対日不動産投資の資金を集めていたのは話題になっていた。まさか、悪名高い対日要求事項のなかで「国有地の売却」が米国から命令されていたということは無いのか…。日本は早く米国の植民地から独立しなくてはいけない。でないと、いつまでも生き血を吸われる。最後は、米国の旗の星の一個にすれば財政赤字の多くの分が減る、とでも考えているのではないか…。
 こんなことを書いても仕方が無いが、相場的にはインパクトは大きかった。違った意味で内需株の見直しが必要になるかもしれない…。
 
 今日は、くだらないことを長々と書いてしまった。誕生日のプレゼントとして我慢して読んでちょうだい…。
 


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円安進展、123円台に突入!
 金利に振り回された一週間だったが、終わってみれば週足は陽線で終わった。米国が予想外の腰の強さをみせたことが世界の市場をすくった、という感じだ。本日の日経平均は129円20銭高の17972円89銭、TOPIXは16.30ポイント高の1772.94と3日続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは99、RSIは64だった。来週初め調子に乗ると黄色信号が点滅するという形か?まだ、今晩のニュヨークが怖いと見え引けにかけて先物を売った連中がいる。おかげで、三本新値の陽転まであと2円というところで終わった。大引けの売りが出なければ陽転していたのに残念だ。

★ちょっと安心した…?
 昨日のニュヨークは、予想を上回る生産者物価(PPI)指数が発表されたが、市場は冷静に受け止めて、債券市場の金利は小幅上昇で終わった。でも、上がっていることには違いは無い。ダウのほうも、終日ボックス圏の動きだった。原油価格が上昇しており、エネルギー関連株が上昇。これがダウを押し上げた格好だ。今晩の消費者物価指数の(CPI)数字を見て過剰反応しなければ来週はちょっと面白くなりそうだ。
 ただ、国内的にみると、金利上昇期に円安を素直に喜ぶことは出来ない。円安で輸入価格の上昇ピッチが早まってきたし、また、国外への資金流出で国内金利を押し上げるマイナス圧力もある。円安は、単純に輸出に好影響をあたえるものの、金利上昇を通し、設備投資の減少につながる恐れもある。円安への圧力は高まっており、7月の日銀政策会議では、0.25%程度の利上げはするのだろうが、今日の動きをみていても、日銀が利上げを正式に見送ってから上げ始めている。来週からも金利を意識した相場が続くことになりそうだ。ますます、内需株にとっては苦しい時期が続くことになる。

★やはり、東芝も動き出してきた!
 このブログで注目してきた東芝が本日新値をとってきた。4桁大台に大手もかかっている。5月第一週のレポートで注目株として取り上げ、その後もたびたび注目してきた。エネルギー価格の上昇で始まった原発再見直しで、有力メーカー「ウェスティングハウス」を傘下にもつ、同社の優位性が注目されるほか、アップルコンピューターが、「アイホン」を発売。同携帯向けフラッシュメモリーの販売増が期待されている。アイホンは単価が7万円と高いが、米国では、携帯は携帯、カメラはカメラ、音楽プレイヤーはプレイヤーと別々に持つ習慣があるといい、器具すべてを合わせると結構高くついている。アイホンはすべての機能を併せ持っているわけで、7万円という価格はけっして高くはない、という分析がある。アイホンが売れれば売れるほど、東芝も儲かると言う勘定だ。また、パソコンへのフラッシュメモリー搭載の開始も注目材料だ。従来の、ハードディスクドライブ(HDD)搭載型は重量があり、携帯のしやすさでは、フラッシュメモリー搭載型が有利。東芝もこれに注目して、大幅増産に踏み切ることになった。同社が「選択と集中」を理念に取り組んできた新事業が早くも果実を生む時期が来た。株式市場はこの東芝の取り組みを評価している。
 原発関連で注目されているものの、リストラで出遅れた日立はこれから、1000社を超えるグループ企業の整理統合に入ってくる。株式市場は、これから日立の取り組みを注視することになる。今が悪いから、株価的にも面白い。
 造船株も休養明けから出直りが期待できる。7月に入れば、利上げを巡って日銀の「サド・マゾゲーム」が始まる。早いうちに稼いでおくことが大事だ。

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「金利上げたい病」に取り付かれた日銀総裁は大丈夫?
 やっと落ち着いて相場を見れるようになった。大学病院の仕打ちには腹が立つが、まあ、それはおいて相場の先行きでもしっかりかんがえてみよう。
 14日の日経平均は109円52銭高の1万7842円29銭、TOPIXは10.72ポイント高の1756.64と、ともに反発して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは89、RSIは63だった。

★やはり気になる内外「金利」
 米国の債券市場は、とりあえず金利先安観測組みの敗戦処理が一巡したようだ。小売売上高が好調という指標がでたが、金利はむしろ弱含んで終わった。株式市場は、これを整理の一巡と読み押し目買いが殺到。ニュヨークダウは187ドル高と急反発して終わった。米国債は昨晩5.32%まで上昇し、引けは5.2%と一昨日と同水準で終わっている。株の下値支持線の力は、かなり強いようだ。なんとか放れ足になって欲しい。
 日本のほうも、とりあえず、米国の動きを好感し、金利は軟化して終わっている。今日株価が高かったのも、このあたりを移したものだろう。ただ、今日から、日銀の政策委員会が始まっている。「金利上げたい病」にとりつかれている福井総裁にとっては、1-3月GDPの上方修正という錦の御旗ができた。また、ここに来て為替市場で円安が進展。ニュージーランドやオーストラリア、韓国などで通貨高に神経質な動きがではじめており、円安批判をかわす意味でも利上げを急ぎたいところ。市場の利上げ予想時期は7月に集中しており、サプライズ効果を狙うなら、明日実施したっておかしくない。まさか…とは思うが、今日の上下幅60円という日経平均の動きをみても、市場は何かを心配している。円安が進行し、ハイテク株が買われているんだから、もう少し値幅が伸びても良いのに上値を追っては買いきれない。もし、突然利上げを発表されたら、ハイテク株はひとたまりもない。今週は動きがとれなくて当たり前だ…。

★再び、広報作戦が始まった「新日鉄」
 新日鉄の動きが変化してきた。先日は、日本郵船と耐久性を5倍に伸ばした船舶用の新鋼鈑を開発した記事が掲載された。船舶用塗料がいらないというのは、船舶のランニングコストを引き下げることにつながる。少々、高くても使うところは増えてくる。劣悪な環境での新用途も開ける、ということなので、新たな高付加価値商品を獲得したことになる。一方、今日は合同製鐵を子会社化する、と報じられた。汎用鋼材の生産を委託する、ということだ。先日は、ホットコイルの生産を中山製鋼に委託すると伝えられている。新日鉄は何をしているのか?
 つまり、中国やインドの鉄鋼会社と競合するような利ざやの薄い版用品は外にだしてしまい、自らは、自動車用鋼鈑や今回開発された高耐久性鋼鈑など付加価値の高い製品の生産に特化しようとしているわけだ。明らかに、一株当たり利益の向上を目指して動き出している。市況に左右されない堅固な体質作りを進めていることが、時系列の動きをみると分かる。みんな忘れたようになっているが、ミタルスティールの日本の鉄鋼メーカーの技術への憧れは予想以上に強い。隙を見せれば食われる再編の流れは今も続いている。上昇第3ラウンドいりは近いのではないか?

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金利の上昇は怖いよ~
 昨日は書き込みが出来ず失礼した。やっとこどもが退院したが、料金支払いのことで4時間くらい押し問答していた。「何故、院内感染の治療代まで払わなければいけないのか」、「病院の責任で入ったとは証明できない。だから治療代を払え」の繰り返しだ。常識的に考えてもおかしいのに、病院はこの一点張り。それじゃ、第三者〔裁判所)に判断してもらおうといえば、「どうぞ」いつでも受けてたちます、ときた。大学病院なんてどこもこんなもんか。MRSAのクレーム対応がしっかり出来ていらっしゃる。さぞかし、たくさん発生しているんでしょうね。皆さんも、ご注意。むかっ腹がたって仕方が無いので、弁護士さんに相談して、しかるべき手をうとう。マスコミの力を借りるのも良いかな…。

★何度も繰り返して申し訳ないが「やはり、米国の金利」 
さて私的なことはさておいて、本日の日経平均は28円14銭安の1万7732円77銭、TOPIXは5.70ポイント安の1745.92と、ともに続落して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは84、RSIは51。日経平均の三本新値は本日3本目の陰線をつけた。
 基本的には、先週から書き続けてきた内容に変わりはない。米国の金利上昇がすべてのカギを握る、といい続けてきた。昨晩の米国債券市場では、10年国債金利は5.3%に達し、5年ぶりという水準に達した。景気好調の米国にとって適正な長期金利の水準を探る動きが始まっていると思われるが、それにかこつけて、ヘッジファンドの連中が債券売りに動いている可能性がある。かなりショートのポジションが積み上がってると思われるが、週末から発表される、CPI(消費者物価指数)などのけ景気指標の内容によっては、どう転んでくるか分からない。
 通常、短期金利と長期金利の格差は1%程度といわれるから、ターゲットは6.25%になる。6%台といえば、これに匹敵する株のPERは15倍台。主力株のPERは16倍だから、今から、企業業績が急速に伸びるか、株価が6%台より有利になるPER14倍台まで下がるかのどちらかだ。それともうひとつ、金利が下落することだが、これは今のように景気が強い情勢では無理。債券市場で投機的な動きが沈静化することを祈るばかりだ。
 米国の金利が上昇し始めたことで、金を初めとする資源価格が軟化し始めた。また、マルクやポンド、高金利資源国通貨に対し、売られていたドルが急速に高くなってきた。ただ、円対ドルでみると金利差の拡大から円売りの動きも強まっている。円は、ユーロなどドル以外の通貨に対しては高く、ドルに対しては弱い、という複雑な動きを示し始めた。とにかく、ややこしくなってきた。米国金利が上昇していることは、米国景気の先行きが強い証なのだが、企業の利益がまだそれを繁栄するところまでいっていない。
  前にも書いたが、金利が上昇し始めると、電力、不動産、建設など金利敏感株が売られ、相場全体は中間反落をする。日銀の金融政策の変更で昨年4月に下げた相場が「中間反落」なら良いが、本来はもっと深くなるはず。だから、相場が読みづらい。レポートでは国際展開力の強い割安株をとりあげたが、何かが起きても、後に回復が期待できることを見越してのものだ。基本的には、今あるポジションを崩さず、新規買いをせずに様子を見るところか?
 今、ニュヨークダウは下値支持線をはさんで底値模索をやっているが、このラインをきるとちょっと厭な局面を迎える。無事に済むか、どうか、すべて米国の債券市場がカギを握る…。 

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すべてのカギはニュヨーク市場が握っている
 本日の日経平均は55円39銭高の1万7834円48銭、TOPIXは4.99ポイント高の1761.15と、ともに反発して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは89、RSIは55。

★債券市場が気になって仕方が無い…
 先週の米国株下落ショックからまだ立ち直り切れていないようだ。ニュヨーク株はなんとか週末に反発し当面の支持ラインは維持したが、まだ、債券市場次第ではどうなるか分からない。日本も同じだ。10年もの国債の利回りは1.9%を超えたまま。今日は、昨年のGDPも上方修正され、日銀に利上げの口実を与えた。
 市場は、なんとなく金利の重しを感じているようだ。今日の相場では、電力株や不動産、建設など金利上昇に弱いセクターが売られ、保険など金利上昇でメリットを受ける業種が買われている。一時、鉄鋼、重電、造船などの大型株も売られたが、どうやら金利上昇を映した反落相場を意識しているのかも知れない。
 以前から、指摘してきたが、相場の上昇過程では、金利低下局面から金利上昇に移行する局面で、大きな反落が起きるのがセオリーだ。1987年のブラックマンデーの株価急落も実は子の過程で起きている。当時、日本の長期金利も1987年4月に上昇を始め、電力株など金利敏感株はこのときに天井をつけている。2003年の上昇相場から4年を経過したが、まだ、金利情勢の変化を反映した反落場面が出ていないことが気がかりだった。ただ、当時と比較し、株の益回りはまだマイナスのまま。債券に比べた株の優位性は崩れていない。基本的に強気を維持する方針には変化はない。
 問題はやはり米国だ。長期金利の5%乗せで、株の益回り5.9%と比較すると、株の優位性は薄らいでいる。リスクを考えれば、債券のほうが有利かもしれない。今、米国の投資家はどちらに資金を移すかで気迷っているはずだ。当面は、キャッシュポジションを高めたままで、4-6月決算の発表がある7月まで、見送り姿勢を強めるのかもしれない。
 今日、ニュージーランドが為替市場での円・ドル買い介入に踏み切ったが、海外からの資金流入が国内経済に悪影響を与え始めたためだろう。他にも、海外からの資金流入で国内資産インフレが起きたり、輸出に悪影響を与えられている国が多い。今回のニュージーランドの為替介入は今までの金融市場の流れに新たな変化をもたらすかもしれない。
 円対ドルだけで見ていると大きな動きは無いが、他の通貨で見ると円高が進んでいる。米国の金利上昇といい、ニュージーランド、豪州の通貨介入といい、何か大きな変化が始まってきた気がする…。
 ニュヨークの動きは要注意だ…。
 不透明感が増しており、当面は低位株が「早乗り,早降り」で日替わり的に買われるだろう。問題は、其の後。一昨年1月のように全体が崩れるか、あるいは、次の主役が飛び出してくるか…。どちらにしても、カギはニュヨークが握っている…。

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債券が株安を追うか、それとも株が債券を追い一段安するか?正念場へ。
 本日の日経平均は274円29銭安の1万7779円09銭、TOPIXは23.56ポイント安の1756.16と、ともに 急落して終わった。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは93、RSIは57。本日、日経平均の三本新値は陰転した。

★まざまざと見せ付けた「金利上昇の怖さ」
 波乗りのような一週間が終わった。上海ばかりに目が向いている間に、世界へ過剰流動性を供給している米国の足元がぐらついてしまった。週初の株式レポートで「米国の金利上昇が株価を波乱させる可能性がある」と警告し、このコーナーでも金利上昇の怖さを知るべきだ、と書いてきた。昨日のニュヨークは198ドル下げ1万3266ドルで終わった。高値から3%を越える下落だ。原因は長期金利の上昇だが、昨日の債券市場は少々パニック的な動きになったようだ。
 欧州中央銀行の利上げに続き、ニュージーランドも利上げ。ただでさえ、世界的な金利上昇気運が高まっているときに、昨日は、WTI原油も上昇。インフレ懸念を強めてしまった。それだけなら、まだ良いが、年内に2度は利下げがあると予測していた大手証券が利下げ予想を撤回。さらに悪いことに、金利低下予想派のカリスマアナリストまで利下げ予想を撤回したものだから、あとはもうパニック。皆が一斉に債券を売却。さらにヘッジ売りしたものだから、10年債金利は一気に5.11%まで突っ走ってしまった。普通なら、株が下落しているのだから、債券が買われ長期金利は低下するはずなのだが、そうならなかったのは、それだけ市場が受けたショックが大きかった、ということなのだろう。
 特に、米国の場合、証券会社やファンドのアナリストが出す予想は重視される傾向にあるため、突然の変節に関係者は慌てふためいたということか…。日本も米国も投資家はもう少し自分の意見を持ったほうが良い。彼らに比べたら、全く凡庸な私さえ、米国の経済指標を見たら利下げよりも利上げの可能性が強いことくらいは予想ができた。ひょっとすると自分達のポートフォリオ調整が終わるまで、発表を伸ばしていたのではないか…と疑いたくもなってくる。日本での彼らの行儀の悪さを考えると、当たらずとも遠からず、というところか…。
 本当かどうか分からないが、米国の債券関係者に言わせると、昨日で、債券の大口売りは終わった、と言っている。今晩のポイントは、金利上昇を嫌気して、株がもう一段安するか、株安をみて債券が上昇する〔金利低下)か、どちらになるかだ
 米国株はこれまで、企業業績の好調とM&Aを両輪として上げてきた。金利上昇は、資金調達コストの増加になってM&Aの減少につながる。また、長期金利の上昇は、折角上昇している設備投資にも水をさす。今晩の債券市場の動きは、今後の株式市場の動きに大きな影響を与えてくる。米国の景気は、個人消費にかかっているが、ITバブル崩壊後は住宅の好調が消費をささえ、住宅バブル崩壊後は株価上昇による資産効果が支えてきた。ここで、株価がつぶれると、FRBはインフレ覚悟で利下げを実施しなければならなくなる。
 今週一週間の相場は、年後半相場への分水嶺になるのではないか…。

★5%でビビッテいてどうする!
 日本だって他人事ではない。ドルと円はリンク状態だから、米国の金利上昇は裁定をとおして日本にも伝染する。株の下落ばかり気にしているが、今日、日本の10年国債金利も1.92%へと急上昇してきた。昨日も書いたように上がったといっても株の割安感はまだまだ消えないから、押し目には買いが入り、何とか25日線で下げ止まっている。以前、チャートを掲載して示した上値抵抗ラインを結局抜けなかったのは残念だが、まあ、仕切りなおして上がってくれれば良い。
 ファンダメンタル面で重要な分岐点に差し掛かっているため、この4~5日、理論重視のコメントを書いてきたが、おかげで覗きに来る人の数が減ってきた。「難しいことは書くな…」と言う、無言の抗議なのか…。
 難しいことを書くと弱気に見られるが、以前から書いてきたように、金利は10年から15年上がっていく。世界の景気がよくなれば当たり前の話だ。米国の金利が5%に載ったと大騒ぎしているが、以前の景気サイクルのピーク時には20%近く行っている。それからみるとまだまだ低金利だ。もう一度書く。「株は上がったり下がったりしながら上昇するし、下がったり上がったりしながら下落していく…」。上げ相場はまだ始まったばかり、ということを忘れてはいけない。迷いやすい時期だから、ファンダメンタルを再確認したほうが良い…。
 今週は、チャートブックを購入して、銘柄チェックでもしてみよう。

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米国金利上昇の世界への波及に注意
 あー、暑くなってきた。そろそろ、扇風機でも出さないとやっとられんなー!相場の方も暑くなってきた。不思議なもので、相場が加熱信号を出しはじめると個人投資家が暑くなってくる。安けりゃ何でも良いと思って、買い煽っている。いつまでたっても懲りない人たちだ。ファンダメンタルのしっかりしたものがたくさんあるのに、よりによって、一度は死神がついた銘柄ばかりを買いに言っている…。まあ、結果オーライならそれも良し…か。
 
★米国金利の上昇は引き続き「要注意」
さて、本日の日経平均は12円45銭高の1万8053円38銭と反発、TOPIXは1.22ポイント高の1779.72と6日続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは100、RSIは75と、どれもこれも黄色信号に近づいている。今日の朝の放送でも株式アナリストが「ニュヨークがこんだけ安いんだから、今日は下がっても仕方がありませんね」といっていたが、結果は、プラス。どうせ先物に絡んだ、買戻しなどややこしい操作があったんだろうが、とにかく、高く終わった。考えようによると、日本株の基調はやはり強かった、ということか…。
 でも、昨日のニューヨークダウは約130ドル安。業績の裏づけがないところに、大型のM&Aの材料も出ないでは、結局、金利の上昇ばかりが目立ってしまう。昨日の米国で10年もの国債は一時4.99%まで、上昇。5%の大台に近づいた。昨日も説明したが、益回りと比較すると、株の割安製は薄れている。値下がりリスクを考えると、債券の方が有利という見方も出来るわけで、資金が「フライ ツー クォリィティ〔質への逃避)」で債券市場へ移動しはじめた、という見方もできる。今日のアナリストの説明では、米国の景気が良いから、金利が上昇しているわけで、むしろ、そちらを評価すべきだ」と、寝ぼけたようなことを言っていた。問題は、金利の上昇はドルリンクの国への金利上昇圧力として作用することだ。特に、中南米諸国への影響が怖い…。連日の株安で金利上昇圧力は緩和されてくると思うが、もし、5%に乗せてくるようだと、新興国の株価には注意が必要になる。また、「弱気を言っている」としかられそうだが、これくらいのことは資金運用の世界では常識的なことだ。
 昨年1月のライブドアショック前の相場を思い出して欲しい。前年からの大相場で、あらかた物色し尽くし、1月ごろに動いていたものは箸にも棒にもかからない質の悪いものがたくさん動いていた。其の後のショックだ。結局、買いつくしていただけに底も深いものになってしまった。質の悪いものが動いている相場は怖いということを自覚すべきだ。
 ただ、それは今ではない。まだまともなものが物色されずに割安に放置されたままだ。流れはまだまだ、日本株。日本も長期金利が上昇し、今日、1.89%をつけてきたが、株の益回りから長期金利を引いたイールドスプレッドは、まだマイナス3%台。米国が、ゼロに近いのに比べると「超」割安だ。以前から言い続けてきたが、最近になり、やっと新聞紙上に出るようになってきた。まあ、とにかく、金利上昇の怖さを投資家の方は自覚すべきだ。

 今日、造船株はオンパレードで上昇。船株上昇の背景で指摘した港湾整備関連の浚渫、物流関連のTCMとすべて読み通り上昇。レポート直近銘柄のMも本日出来高急増。同じく直近銘柄の日東電工は本日300円以上上昇、立会い4日間で600円幅を超える値幅を稼いだ。


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米国金利上昇で株の割安感が薄れる!
 本日の日経平均は12円88銭安の1万8040円93銭と5日ぶりに反落、TOPIXは1.94ポイント高の1778.50と5日続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは98、RSIは69だった。今日は終日1万8000円の大台がために終始したという感じだ。中国株は一応危険は去ったというものの、米国ではインフレ懸念からニューヨークダウが大幅安。SQも近いでは、主力株の動きようがないというところか。おかげで久しぶりにネット投資家や証券会社のディーラーが動き、低位株がオンパレードになった。下値への安心感がでたためか、個人の動きがよくなってきた。業績的に問題のある企業も短期と割り切って買っている。ただ、中身が伴っていないので、まともな投資家は近づかないほうが無難だろう。

★債券と比べ割安感をなくす米国株。M&Aは株高への「言い訳?」 
さて、全体相場だが、直近のレポートでも米国市場への警戒を指摘しておいた。要約すると、2月からの下げの倍返しポイントの1万3700ドル付近への接近(このブログでも紹介済み)と、長期金利との比較感で見た株の割安感の解消だ。とくに、後者は重要。今、米国S&P主力株のPERは17倍くらいに買われているという。債券と比較するために益回り〔PERの逆数)を出すと益回りは5%台になる。一方、雇用情勢の好調や賃金上昇、ガソリン価格の上昇などからインフレ懸念が高まっており、10年国債金利は5%に接近。株の益回りと大差がなくなってきている。相対的に株の魅力が低下していることでもある。
 だから、最近、米国株では企業業績のことより、M&Aの材料ばかりをはやしている。テクニカルとファンダメンタル面からみて、「ダウンリスク」が高まっている、と読んだ。米国の場合、個人消費の刺激材料は住宅から株高へと移り、個人消費は堅調。海外展開力を持つ企業を中心に業績も好調に推移しており、下げたとしても深押しはないと見ている。
 ただ問題は、日本の1万8000円大台回復と、チャートの窓埋め接近、長期金利の上昇などエポックメーキングになる材料がそろってきた。其の一方で、米国も同様に節目を迎えているという、タイミングの一致が気になる。
 ここでは、値動きだけを買う戦略は避け、しっかり材料株を拾っていくことが大事だ。以前から、書いているように、弱気するのは中期指標が加熱信号を出したとき。今はまだ大丈夫。目先の仕上げに入った造船株、いよいよ4桁へ向かい動き出しそうな新日鉄中心の鉄鋼株、原発に加えフラッシュメモリー搭載型パソコンの登場で新たな展開が開けだした東芝、米国、中国、インド、欧州など続々と建設計画が浮上してきた原発関連ETC…。いずれも、25日移動平均線に沿ってじり高しており、近々、ポーンと跳ね上げられそうだ。一方、気をつけたいのは、下から立ち上がったリバウンド株。25日線を突破したと安心をしていると、その上に下降中の13週線か26週線が待っている。たとえ抜けたとしても下っている限りは株価は引き戻される。短期の足ばかりみ見ずに、週足の移動平均線の状況を確認してみることも必要だ。

レポート直近銘柄のTCM、日東電工、前のレポート銘柄佐世保重工業、第一実業が本日も戻り高値を更新、順調に値幅を重ね、当欄でも一貫注目中の三井造船が本日700円乗せ。株価倍増が秒読みに入ってきた。

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新興国のインフラ投資が世界景気拡大の要因?
 昨日は少し難しいことを書きすぎたのか…。朝からクレーム電話がかかってきた。でもあれくらいの話が理解できないようでは、これから始まる大きな相場にはついていけないよ。
★今日の日経一面特集が「大勢観」の回答 
以前から、今の世界景気の拡大は欧米金融資本が推進する「多極化」の結果起きていると書いてきた。つまり、欧米金融資本が筋書きを書いて、それに日本や韓国、台湾、香港の資本が乗っかり金をばら撒いてきた結果なのだ。その典型的な成果が「中国」で、今や、その中国が資本を他国に投下することで其の国の成長を促進する「ドミノ型成長」が始まっている。だから、独裁国家や紛争国も含め世界の国が、成長のおこぼれに預かろうと投資を始めている。難しいといわれるが、今日の日経一面の特集をごらんあれ。日本の業績好調企業の背景には「新興国のインフラ需要がある」と書いている。これまで、このブログでしつこく書いてきたことだ。これから、海外の海千山千の連中と資金運用で競い合っていかなければならないのに、大勢観も持たないで行くのはお金を捨てるにも等しい。この大勢観に従ったら、どういう業種、企業を買ったら良いかおのずと分かってくるはずだ。

★ばくち場のことを気にするより日本の実力の再認識を!
 さて、本日の日経平均は80円39銭高の1万8053円81銭、TOPIXは3.72ポイント高の1776.56と、ともに4日続伸して終わった。日経平均サイコロは9勝3敗で、とうとう警戒信号を出した。騰落レシオは100、RSIは68。以前から、当面の日経平均目標値は18200円付近と言ってきた。この段階で、加熱指標が続出してきた。ただ、昨日も書いたように中期指標には過熱感はなく、基本的に押し目買い方針でよし。25日線への接近場面など、エポックメーキングのポイントで買いに出ることだ。心配されていた中国株だが、先ほど見たらプラスになっていた。8%近く下げた後のプラス転換だから、目先的には底入れのパターンだ。まあ、しかし、隣のばくち場がつぶれるかつぶれないか、気にするものだ。前に、中東の株式市場が崩壊したときは歯牙にもかけなかったのに、何だという感じ…。考えようによっては、膨大なインフラ投資とオイルダラーの還流で世界に貢献している湾岸地域の株価下落のほうが意味が大きいと思うのだが…。どちらも、ばくちが行き過ぎた反動だろう。外のことを気にする暇があったら、もっと日本の実力を再認識したほうがいい。日本の製品は、世界のインフラ投資に直結しているものが多い。それが、企業業績を潤している。ということは、海外展開力の無い企業は発展の余地がないということだ。縮小均衡で利益をあげるか、合併、M&Aで市場シェアを拡大して価格支配力を上げるしかない。以前、米国で「ニフティ・フィフティ」相場があった。関心があるなら、このときの状況を調べてみたら良い。今後の投資方針がはっきり分かるはずだ。

 世界の物流整備に絡むTCM〔6374〕と防衛、環境に絡む理研計器(7734)が再動意。

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米国の政策変化と世界の構造変化を知ろう!
 こどもの入院が長引き、週末の書き込みが出来なかった。最近、書いてきたことが現実になってきたので、あえて新しいことを書く必要もなかったこともある。こどもの方は、どうやら院内感染(MRSA)だったようだ。熱が続き痩せさらばえた長男を見るのはつらい。病院にどう責任をとらせてやろうかと毎日考えている。どうせ、なんとかかんとか言って逃げるんだろうが、絶対逃がさない。出方によっては新聞記者に復帰しても責任を追求してやる…。
 ―と、いうことで今しばらくのご辛抱を!好きだったZARDのCDでも聞きながら書くことにしよう。
 さて、本日の日経平均は14円54銭高の1万7973円42銭。TOPIXは4.96ポイント高の1772.84と3日続伸して終わった。日経平均のサイコロは8勝4敗、騰落レシオは104、RSIは67。

★目先指標に警戒信号。だが中期は押し目買いを暗示
 折角、1万8000円台を回復してきたのに、もう黄色信号が点滅し始めた。他の指標では加熱サインを出すものまで出始めた。また明日の日経で、したり顔で「リスクが高まっている」などと書いてくるんだろう。ただ、以前からいうように、短期指標が一気に加熱するときは基本的に押し目買いで良し。先週末までの中期指標だが、週間ベースのサイコロはまだ6勝6敗、RSIは47だから基本的な強気方針は変わらない。先週木曜日に造船株や船株が上がる背景を縷々書いたが、今日は、鉄鋼、船、造船のオンパレードになった。一貫注目してきた三井造船やレポート注目の佐世保重工、3週前のレポートで400円飛び台を買うように薦めた石川島播磨重工も今日440円台をつけてきた。造船・重機関連には、このところ原発、航空機、海水淡水化、造船など次々と材料が出現している。
 各社とも受注は4年~5年分抱えているが、黒字に転換したのはようやく前期から。これからは、建造交渉では価格決定のリーダーシップは造船会社側が持ってくる。その分利益率も大きくなってくる勘定だ。利益成長はやっと始まったばかり。今後、造船以外の部門でも好材料がたくさん出てくる。まあ、楽しみにしておこう。

★国際情勢の変化が始まった?
 ちょっと長くなるが、堪忍…。世界の株価が上昇している。
 原油価格の上昇に対し、ドル安が非資源国にメリットを与えることは前にも書いた。米国は戦後の協定でドルを印刷する権利を持っているため、実質的に原油が上がっても痛くない。逆に、オイルダラーの還流や産油国向けの製品、武器輸出で潤っている。ユーロ圏もドル安・ユーロ高で原油支払い代金は実質低下する。だから好景気でもインフレが発生しない。すべて、第一次・第二次オイルショックのときにショックを和らげるために先進国がとった手段だった。
 実はこのときもう一つ大きな手が打たれている。米国の軍事費の大幅削減だ。おかげで、米国とソ連〔当時)の力関係が逆転。欧州がソ連の軍事的脅威にさらされ、フランスが核武装するという事態も生み出している。しかし、一方、米国は軍事費の削減で浮いた予算を技術開発や景気対策に用い、先進国のなかでひとり好景気を謳歌している。
 最近の米国の動きを見ると、どうやらこの手段をとってきそうだ。先日、世界銀行総裁が、女性問題で更迭されたが、本当のところは米国を国際紛争の当時者に巻き込んだ「ネオコン〔新保守主義者)」派の人物だったという。また新しく任命された総裁は金融界出身で、今、米国の財界が進める世界多極化政策を担う人物とされている。新総裁の就任と同時にイランがからむパイプライン建設への融資話が持ち上がったといい、イランと米国が裏側では和解工作を進めているのではないか、とみる筋もある。最終的には、米国が中東から撤退し、イスラエルが窮地に立たされることになるが、もし、米国の後ろ盾を失ったイスラエルが強硬姿勢を緩めると、中東の地図も大きく変化してくるだろう。湾岸産油国もこのところイランへの接近をつよめているといい、中東情勢は水面下で大きな変化を始めている。ただ、世界の警察を辞任する米国が引っ込めば国際紛争が多発することも、オイルショック後に証明済み。それでも、米国は軍事費削減による経済繁栄の道を選んでくるのではないか。
 頑ななまでに対米追随を続ける日本政府だが、もし、この軍事費削減→経済繁栄という米国の政策を読みきってのものなら、それも良しとしなければいけないのだろう。ただ、米国にとって、果たして、「二匹目のドジョウがいるかどうか」は話は別だ…。
 世界の株価上昇が、もし景気のさらなる繁栄を先読みしているとすれば、これもまたすばらしいことだ。今、世界は大きく変わりつつある。あまり短期的なものの見方をすると、大切なことを見失ってしまう可能性がある。世界経済の繁栄は中国のオリンピックまで、上海万博までなど諸説が飛び交うが、今起きている変化はもっと大きな構造的なものであることを理解しておくべきだ。コマツが1000円台に乗せたときに5000円になるといって笑われたが、もうすでに4000円に接近してきた。すべての国が成長のおこぼれに預かろうと動き出しているときに、日本が儲からないはずは無い…。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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