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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2007/07 | 08
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増加するリスクプレミアムが相場の流れを変える?
 週末27日の日経平均は418円28銭安の1万7283円81銭、TOPIXは37.47ポイント安の1699.71と、ともに3日続落して終わった。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは69(買い信号)、RSIは28(買い信号)で終わった。他のテクニカル指標にも買い信号をつけるのが増えた。
 海外市場安から大波乱相場になったが、一応200日移動平均線を意識して止まった。また、テクニカル指標も次々に買いサインを出すものがあり、当面、ここからの狼狽売りは避けたいところ…。

★とうとう1ドル=118円台に入った… 
 一番心配していたことが起きた。以前から為替が118円台まで入る可能性があることは書いてきた(18日付け記事を参照)。また、同時に輸出株を中心に売られ、全体が下げる可能性があることも指摘してきた。その面では今日の下げには意外感は無い。ただ、ひとつ、読みきれなかったのは米国の下げだ。新規住宅着工件数の減少、住宅価格の下落、大手住宅建設会社の決算悪、サブプライムローン関連商品の崩落など、どれも織り込み済みの悪材料ばかり。大丈夫だろうと多寡をくくっていたが、まさか欧州の方から悪材料が飛び出してくると思わなかった。日本でも、野村証券やS銀行などがサブプライム関連商品で小幅の損失を抱えたことはディスクローズされたが、今回はドイツの大手銀行から変な噂が流れた。そこで欧州の株価が下げ、逆に米国の市場に波及した、という格好のようだ。
 何が引き金を引いたのかが判明しなかったので、対処法が分からなかったが、震源が欧州ということから広がりが予想以上にあることがわかった。まだ、詳細がはっきりしないので、なかなか、織り込むところまでは行かないだろうが、とりあえず、昨日のニューヨークは下値支持ライン上で止まり、相場全般が壊れるところまでは行かなかったのは不幸中の幸いだった。 米国のサブプライム関連商品の損失は1000億ドル(12兆円)規模になることは、すでにバーナンキFRB理事長が明らかにしている。また、何かあっても金融当局で管理可能としているので、過剰な心配はする必要はない。

★急増するリスクプレミアムが投機資金を淘汰?
 問題は、海外への広がりだ。思いもしないところから巨額の損失が表面化したり、破綻するところが出てくるかもしれない。その懸念を受けて、金融市場でのリスク商品への資金供給のプレミアム価格が急上昇している。M&Aなどの資金を借り出そうとすると、1割くらいの負担が増加するという。ちょっと、M&Aはやりにくくなりそうだ。
 また、株価の急落と資金調達コストの上昇はファンドのリスク対応力を大幅に弱体化した。ドルが急落しているのも関わらず、原油価格も、金価格も下落した。市場は、明らかに投機資金の後退を読んだ。「THELOB株式レポート」では、原油価格が三尊天井を付けに行く可能性があることを示唆しておいたが、今回の調整はその可能性を強めるかもしれない。実需が背景になっているので、大幅な下落は無いが、ちょっと新しい水準を検討して見る必要がありそうだ。
 
 それだけではない。高金利を名目に新興国の債券市場に大きな資金が流れ込んでいるが、昨日の急落で債券を売却する動きが広がり長期金利が急上昇する国が出ている。
 以前から、ファンダメンタルが悪いから高金利になる、として注意を喚起してきたが、とうとうその動きが出てきた。「質」重視の流れが起きるかもしれない。本来、インフレ率が低い国が優等国で、その国の通貨が高くなるのが為替の本質だ、と書いてきた。質が重視されるなら、円はまだ買われても良い。当面、予想通り118円中心のもみ合いになったが、18日のチャートで中期の円安トレンドが壊れるともう一段の円高が起きるかもしれない。
 FXブームとやらで、円さえ売っておけば大丈夫みたいなムードがあったが、117円台をのぞくようだと、個人の投げ商いで円高が急進する可能性もある。 以前から書いているように、たとえ円高になっても、買いの基本は、世界の景気拡大に載っていける国際展開力のある企業。為替差益が剥げても、どうどうと利益を計上できる本当に実力のある企業が変われてくる。通貨が高くなっても、輸出競争力のある企業が業績を伸ばすのは世界で一番強い通貨の欧州企業が証明済みだ。
 たくさん書いてきたが、まだ見極めなければならない事が多くあるが、理屈は抜きにテクニカル指標が買えといったら素直に行動することだ。今晩のニューヨークが支持ラインを維持できたら「御の字」。ニューヨーク株式は急落したが、決して上昇トレンドが壊れたわけでは無いことを自覚して欲しい。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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