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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2007/08 | 09
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相場のファンダメンタルの変化を意識しよう
 昨日は書き込みが出来なくてごめんなさいね。次女の引越しに借り出され遅い帰宅。おまけに筋肉痛でキーボードも叩けない状態だった。でも昨日は、たいしたこともなかったので書き込みも要らなかったかな…。
 さて、本日の日経平均は377円91銭安の1万6870円98銭と大幅続落、TOPIXは37.33ポイント安の1668.85と大幅反落して終わった。日経平均サイコロは4勝8敗。騰落レシオは74、RSIは21.4。今日で日経平均の三本新値は4本目の陰線をつけたが、他の短期指標はほとんどが買いサインを入れている。私を含めて誰がどんな弱気の能書きを言おうと、一番正直なのはテクニカル指標。気分的には一番うっとうしいところに入ってくるので、人の言葉にだまされないようにしてくださいよ。

★金融機関の換金売りでCDOの値がついたときが一番怖い…
 さて、一夜明けると相場の風景は全く変わっていた…。一段落していたと思った米国のサブプライムローン問題だが、発生源のベアスターンズから、3本目の破綻寸前ファンドが出てきた。どうせこんなことだろうと思っていたが、案の定だった。米国では、年初から長期金利の動きによってサブプライムローン価格は上下してきた。ヘッジファンドの連中はサブプライムローン担保証券(CDO)を担保に10倍を超える資金を借り出し、思惑。最初のころは売りをやればみんな儲かった。ところが、金利は予想外に上昇、その後は景気後退懸念で金利が低下する、という状態で、CDO価格は思惑とは反対方向に動き、結局、大損をこうむることになった。
 最初のころは、みんな儲かっていた。だから、次の予想外の波乱相場では大半のヘッジファンドが持ち高を膨らませたまま、大損をしているはずだ。それくらい、米国の長期金利の動きは予想外の動きをしたのだ。だから、ケガはベアスターンズだけにとどまらないはずだ。
 一番怖いのは、様子を見ていた投資家が、3回目のファンド危機を見て、一斉に換金に動くことだ。CDOは市場性が薄い商品でなかなか値がつかないことが特徴。だから、評価が出来ず、ファンドは損を抱え込むことになる。金融機関らが、換金に動いて値がついたら、各ファンドは一斉に値洗いをしなくてはいけなくなる。本当に怖いのはこのときだ…。この構図は日本の不動産バブル崩壊の時と共通するものがある。
 値さへつかなければ、損は表面化しない。これからの米国は、この点を一番注目しなければならない。

★株の下落はファンダメンタルの変化を象徴?
 最近、「リスク」について何度も書いてきた。金利は低い、経済は好調、インフレ率も低くコントロールされている、米国の株価も高い…だからヘッジファンドなどはリスクを考えずに海外の高金利債券や国内の低評価高金利債券(ジャンク債=クズ債)を買うことが出来た。
 しかし、ここにきて、低リスクを支えてきたファンダメンタル(基礎的条件)の歯車が逆回転を始めた。だから、最初の痛みが一番高いリスクを犯していたヘッジファンドにきた。
 おかげで、リスクを冒して買っていた新興国の債券が急落(金利が上昇)し、市場性の薄い国の株も売られ始めだした。単に債券が売られたという話ではすまない。金利が上昇した国では、設備投資など景気に深刻なダメージを与えてくる。
 中国やインドのように金利上昇分を上回る成長を遂げている国の場合は良いが、成長性にかける国では経済がダメージを受けることもある。

 以前から、ファンダメンタルの変化を映した反落局面がいつかは出るはずだ…と書いてきた。昨年5月の調整について判断を迷ったが、金利などファンダメンタルではまだ変化はなかった。今回はそれがある。だから怖い。為替の世界では、本来、物価上昇率が低い通貨が高いのが本筋。だから、今までは、リスクを忘れていたから他の通貨が高かった。
 逆回転が始まると、今度は円の評価が上がり、円高が始まる。今日、円はドルに対し117円台に入り、ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルなど高金利通貨に対しても高値を更新してきた。
 今までの、円安、低金利を背景にした相場の基礎的な条件が変わりつつある。1ドル117円台は中期の円安トレンドを壊すことになる。ファンダメンタルが変化する以上、相場観も組み立てなおさなくてはいけなくなる。
 当面、日経平均の下値は、1万6415円のポイント。チャート的には、1万6000円の下値支持線まで考えられるが、そんな馬鹿なことは今の段階でいうのはやめよう。
 
 今日は小難しいことを書いたが、相場をやる上で一番怖いのは相場の基調を支える背景がかわること。歯車が逆回転してきた以上、一応頭に入れて今の相場に対処しなければならない。
 本来なら、内需株、ということになるが、今の景気の腰の弱さではとても買えない。やはり、少々円高になろうが、独自の商品をもって世界景気の拡大エネルギーを取り込める「輸出株」の線は崩したくない…な。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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