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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2007/08 | 09
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どこまで、根が深い。米国の金融トラブル。
 本日の日経平均は107円51銭高の1万7029円28銭と続伸、TOPIXは8.88ポイント高の1669.04と反発して終わった。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは66、RSIは18と、依然、底値圏を暗示したままだ。

 さて世界の金融市場は米国のおかげでパニック寸前になっている。昨日は、震源地の米国で注目のFOMC(連邦公開市場委員会)が開催された。相変わらず、インフレ懸念を強調していたが、最近の金融市場のどたばたについては、「ボラティリィティが高まっているのは認識している」として、「ちゃーんと見てるよ…」というサインを送った。株価は、バーナンキ議長の発言で、利下げに言及しなかったことで一時は急落したが、景気が軟着陸に向かい順調に進んでいることを好感。なんとか続伸して終わった。
 
 株価が続伸したことで、予想通り円が売られ、叩き売られていたブラジルなどの新興国債券が買い戻される…と、なんとか落ち着きを取り戻しつつある。ただ、本当に大丈夫なの…。米国の金融機関はリスクの分散でさっさと証券化してサブプライムローンは売り払っているが、問題は、8%近い高利回りに引かれて、どんな商品かも分からず買っている投資家が多いこと。ドイツ産業銀行(IKB)の場合も、最初は「無い」といっていたのに、「すぐに数十億ユーロある」といい、次には「100億ユーロを超える額がある」ときた。最後には、ドイツの銀行が強調融資団を組んで、共同して救済にあたる、という具合だ。
 
 オーストラリアの複数(数十という単位?)の州が買っているともいい、中国や他のEU諸国などの銀行や投資家も持っているといい、実体が把握できないところにこの問題の根深さがある。最近の、金融商品は数種のファンドを組み合わせて作っているものが多く、サブプライムローンが入っていることさえ分からない投資家も多いのだ。

 昨日も書いたことだが、果たしたアメリカン・ホーム・モーゲージは、サブプライム層よりも信用力の高い層を相手にしていて破綻したところが問題だ。このところ、優良顧客(プライム層)の中にも、デフォールト(債務不履行)の比率が上がっているという。
 
 借金は住宅だけではない。M&Aをやった連中の資金も借金、自社株買いをやった資金も借金…。すべて、米国の株価を上昇させるエンジンになったものばかりだ。以前は、この種の申し出があれば金融機関は「ホイホイ」と金を貸したが、今では、一時の日本の銀行も顔負けの「貸し渋り」が展開されているという。大型のM&Aが話題になったが、今では資金調達もままならず、ペンディング状態になっている案件も多いそうだ。
 これまで無視してきた「リスク」を市場は過剰すぎるほど意識し始めた。金融市場が収縮すれば、金欠病になって株もジャンク債(クズ債)も値が落ちる。バーナンキさん、相当うまくやらないと、日本のバブル崩壊の二の舞に陥るよ…。

 まだまだ、世界中の市場は米国の金融市場の危機が去ったとは思っていない。それどころか、自分の国で関連破綻が出なければ良いが…と戦々恐々な状態だ。日本だって他人事じゃない。今日は銀行株も上がっていたが、資金の貸出先に悩んでいたところが地銀を中心に購入していると聞いている。米国では、関連商品の格下げが相次いでおり、そのたびに値下がりする。また、リスクが高いことに気づき換金する動きも増えている。

 新日鉄や任天堂など最近高値をつけた新規に買っても売ることは無い株が売られているが、損失をかかえたところが、穴埋めや解約に備えた現金の積み増しをやっていると考えられなくも無い。バーナンキさんのリップサービスではなく、具体的な救済策が打ち出されるまで、長ーくつきあわされることになりそうだ。
 明日、ニューヨークにもう一本陽線がたってくると、ちょっと強気になれるのだが…。とにかく、どこから鉄砲を撃ちかけられるかわからない状態だ。 ここからは、中期指標で判断を!

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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