FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2007/08 | 09
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



今回の下落の意味は「現実売り」。下落の意味を理解しよう。
 大変な一週間でした。お疲れ様でした。「来週に乞うご期待」といきたいところですが、「ふざけんじゃない」といわれそうですのでやめときましょう。でも、来週は大事な週になりそうですので、めげずに書きましょう。

 本日の日経平均は874円81銭安の1万5273円68銭、TOPIXは87.07ポイント安の1480.39と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは56、RSIは15と、サイコロ以外は記録的な低水準に落ち込んできました。日経平均のPERは16.17倍。とうとう、日本も先進諸国並みのPERになってきました(冗談ですよ…)。
 昨日のニュヨークが400ドル近く下げた後、引けにかけ急反発し小幅安で終わっていましたので、今日は相場付きが変わるかと、思ったのですが、とんでもないおまけがついていました。瞬間的ですが1ドル111円台をつけていたんですね。これでは、日本株が持つはずはありません。インターバンク市場でも海外から大量の円買いが持ち込まれ、値がつくたびに円は高値を更新。それを受けて、株はずるずると下げ、週末で買い支える投資家も無く、結局、874円安という数字になっています。新安値銘柄数は826ですから、いよいよ、いろんな数字が昨年5月の急落時に近づいてきました。

 私は、ときどき、チャートの形で滝を例えに出すことがあります。滝の落ち口ではスピードはゆっくりしたものですが、滝つぼに近づくにつれ加速度がついていきます。最後は轟音を立てて滝つぼに落ち込み、高く水しぶきを巻き上げます。最近の、株価の動きをみると、だらだらと小幅安が続いた後、だんだんマイナス幅が大きくなり、今日は5.2%下落し長ーい陰線を入れています。この意味では、滝つぼに近づいた、といえなくもありません。常識的に考えても、ここから下はファンダメンタルという岩盤が控えています。
 
 日本経済が円高に弱いことは投機筋も十分承知。其の日本が円高になってきたわけですから、かれらにとってはまさに千載一遇の売りたたきチャンスです。債券を買って、片方で株の先物を売る―ヘッジファンドにとってはまさに、1997年のアジア通貨ショック以来の儲けるチャンスです。だから、おそらく徹底的に叩きにくるでしょう。しかし、これまでの相手とちがって、相手は世界一の債権国。何をやってくるかわかりません。それと、今仕掛けに来ているヘッジファンドはサブプライム、新興国投資、国際商品投資で失敗した「曲がり屋」さんたちです。
 なにか政策的なことをやられると、一斉に手をひいてきます。だから、流れは急転する可能性があるのです。問題はそのとき何が動いてくるのか、です。
 
 ちょっと長くなって申し訳ないのですが、私は、時々昨年4月から6月にかけての急落相場の意味を書いてきました。私なりの回答として、一昨年から始まった欧米の利上げ転換、日本の量的金融緩和の解除、ゼロ金利解除をきっかけに、世界は金融緩和時代から、金利上昇時代に転換。4-6の下落は、相場の背景が変わったことを映したものかもしれないとかいてきました。ただ、下落幅が少ないことが気がかりとも書いてきました。だから、今回の下げについては何の違和感もありません。いつか来るべきものだったからです。このことは、これまでにも何度かふれてきたはずです。

 また、今回のサブプライム問題ですが、米国の住宅市場は一昨年からの金利上昇を受けて、昨年1月をピークに着工件数、販売数量とも落ち始めていました。一部、警戒論を唱える人はいましたが、金利水準がまだ打撃を与える程度のものではなかったために、住宅価格が急落するところまではいっていませんでした。にも関わらず、米国でも株価は急落しています。この意味を、どう捉えるかです。このときには、上海が犯人にされていましたが、真犯人は米国だったのです。

 その後、金利がさらに上昇。住宅価格の下落に拍車がかかるとともに、借り換えが出来なくなった住宅購入者のデフォールト(債務不履行)が始まりだし、現在のサブプライムローン問題へと発展してきたのです。相場の世界では、好材料が表面化しないときの「理想買い」という段階と、好材料が表面化したときの「現実買い」というステップがあります。そうすると、悪材料が表面化しないときの「理想売り」、悪材料が表面化したときの「現実売り」があっても良いはずです。
 今回のステップはまさにこれに当たります。何を能書きを言ってるんだ、といわれそうですが、大事なことは、潜在している悪材料は最初の下げの段階である部分を織り込んでいるところもあるということです。したがって、理想売りで売られた安値を現実売りでは下回らないか、下回ってもたいしたことは無いのがセオリーです。
 
 しかし、何がなんだか分からずに下がっている「理想売り」局面とことなり、悪材料が目の前にある分精神的にしんどいのが「現実売り」の局面です。このことを、良く理解して来週以降の相場に臨んでください。私自身にとっても、スケールや計算機を使ってだした下値目処が全て破られたことはショックですが、その分、理性を忘れた売りが勝っているという相場つきになっています。そんな相場が長続きするはずはありません。
 
 次に出直るときは、相場の背景はがらっと変わったものになるかもしれません。過去を引きずらないことが大事です。
 
 
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ