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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2007/08 | 09
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ビッグサプライズへの評価は…
 本日の日経平均は458円80銭高の1万5732円48銭、TOPIXは43.18ポイント高の1523.57と、ともに急反発して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは58、RSIは27。先週末の週足日経平均サイコロは5勝7敗、RSIは24と昨年5-6月急落時の底打ち時の数値23とほぼ並ぶ数字に落ちていました。

 良かったですね。先週末、FRBのビッグプレゼント(公定歩合の緊急引き下げ)があり、ニュヨーク市場が急騰。金利、為替、債券、国際商品など、みんな動きが変わってきました。もう一日早くやってもらっていると、日本株のチャートもずいぶん変わっていたのに…残念です。
 ビッグサプライズがあったわけですから、よほど土曜日に緊急書き込みをしようかと思いましたが、「どうせ月曜日は、カイカイカイの虫刺され相場になる」と思い見送りました。
 
 それと「公定歩合じゃな~」という気持ちも半分あったのも事実です。米国では、政策金利はFFレート。公定歩合は実質的に名目だけの存在になっています。FRBが貸し出し時の担保に住宅ローン債権を認め、返済期限を30日に延長する―という、おまけをつけてくれたおかげで、市場はFRBの「本気度」を見抜き、素直に反応した、というところでしょう。万が一の場合には、FFレートの引き下げ、さらに進んで政府系金融機関による住宅ローン債権の買取の可能性まで読んだのかも知れません。市場に期待感を持たせたということは、正解だったのでしょう。

 今日はアジア市場も素直に好感して大幅高していました。問題は日本の反応です。先週末の下落幅や空売り筋が取り残されたはずなのに、もうひとつ値幅が足りません。もう一日早ければおそらく1000円高位は下かもしれませんが、2日も間を置いたらあれこれ考えて反応が鈍くなってしまうのは当然です。

 それに、あさってからは、金融引き締めに情熱を傾ける日銀の政策決定会合が始まります。先週の株価急落時には、強調して市場に資金を供給していましたが、短期金利が急落すると、今度は過ぎに資金を吸い上げる動きをしています。要するに「お前ら勝手に日銀が利下げを見送るなんて考えるなよ」というサインを市場に送ったのでしょう。

 おかげで、今日は短期金利も上昇。日銀は再び市場に資金を供給しなければならなくなっています。世界の金融市場が金が足りない、といって苦しんでいるときに、資金供給元の日本が利上げをするなんて蛮行をするはずは無いと思いますが、「一部の委員は、万難を排してやらなければならないときもある」なんて恐ろしいことを言っていますので、利上げの可能性も否定できません。だから、勇気をもって買いあがれないのです。今日の動きをみても、高寄りしたあと、なかなか寄付きを上回れない銘柄が多かったことをみても、市場が気迷っていることが分かります。
 
 昨日、テレビ出演していた竹中元財務大臣は、日銀のことを非難していましたが、実際、昨年5月、今年2月の急落の双方が、日銀の利上げの後に起こっていることをみても、関連性がないとはいえないのです。もう少し、メリハリのある政策運営をしてもらいたいのですが、何しろ、福井日銀総裁の在任期間中にあと1~2度以上は「面子にかけてもやりたい」といっています。多分、やらない(やれない)のでしょうが、蛮行は得意芸。なにが起きても不思議ではありません。

 直近の株式レポートでも、当座は1万6200円程度への戻り。年後半の本当の勝負は2番底取り後の主役銘柄を発掘すること…と、しておきました。一見、嵐は過ぎ去ったようですが、ドイツではIKBに続き、州立銀行がサブプライムローンがらみで経営危機に陥っています。米国でも、銀行は住宅ローン会社やM&A実行会社への貸しぶりを強めています。最終的に誰かがいわく付き債権を買い取るところまで行かないと収まりは憑かないでしよう。
 
 今はリバウンド相場。ただリバウンドには13週線や26週線、25日線、半値戻りなど、自ずと戻りの限界があります。深追いは慎んで、最初にある程度の目標値を算定。そこで売って儲けられる範囲で買うことが大事です。今日みたいな相場でも、新安値を更新している銘柄は多くあります。派手な動きの陰でまだ投売りが続いていることを忘れてはいけません。相場に深押しがあったとき、もっとも怖いのは物色の主役が変わること…です。

 今晩のニューヨークに乞うご期待。―GLOBEXは安いのですが…。
 



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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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