大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2007/10 | 11
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



第一四半期の業績進捗率上位の再チェックを…
 月末31日の日経平均は86円62銭高の1万6737円63銭と反発、TOPIXは12.86ポイント高の1620.07と続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは106、RSIは32でした。25日線との乖離はマイナス0.83%でした。やはり、ニューヨーク、日本とも25日線の壁は厚いですね。ただ、NASDAQは異常にしっかりになってきました。

★また月末のドレッシング買いか?
 日銀さんは今回もしぶしぶ利上げを見送りました。これに対し、市場は全く反応無し。今晩のFOMCで利下げ幅がいくらになるのか見極めないと動くに動けない、というところでしょうか。大方は、0.25%の利下げを予想しているようですが、住宅の落ち込みは予想以上であるほか、住宅ローンを担保にした証券化商品は全く買い手が見つからない状態。住宅販売業界はいまだに資金調達に苦労している状態ですから、何もしないでいると、手持ちの物件をどんどんダンピングして住宅価格がドスンと下落。個人消費に影響して、景気が落ち込むことにもなりかねません。前回に続き公定歩合も下げるか、あらたな対策をくっつけるか…いずれにしても何らかの「サプライズ」をくっつけないと市場は満足しないかも知れませんね。

 ただ、予想通りNASDAQ市場がしっかりになってきました。このブログでも秋口からIT在庫の整理がおわり環境は好転する、としてきましたが、9月の新学期入りからパソコン売上も回復してきています。新興国、EU向けの輸出もドル安が追い風になって過去最高を記録しており、ハイテクの回復につながり始めています。

 以前から、現在の相場は50年周期の長期景気循環コンドラチェフ波動がうわむいたことを背景にしている、と書いてきました。長期波動が上向くとともに、金利も当然上向いてきます。おそらく、長期循環の上向きの期間25年~30年は金利が上昇していくはずです。このとき、過去の米国市場の動きをみると、ニューヨークダウは長期のボックス相場に移行したものの、NASDAQは金利の上昇とともに株価も上昇しているのです。金利が上昇期に入ってくると、金利の上昇ピッチと増益率の綱引きになってきます。成長力の大きいものしか、買われない、と言うことです。

 今から、30年も先の話を書いても仕方がありませんが、今の相場は、壮大な背景をもとに動いている(動き始めた…?)のですから、目先にとらわれていると大きな利益を取り逃すことにもなりかねません。

 とにかく、目先はFRBの利下げの「仕方」次第。日本株は、先物がらみの動きがごちゃごちゃあったものの、引けにかけては株価の引き上げをねらったドレッシング買いが「予想通り」入り、高く終わりました。ただ、為替も商品も「嵐の前の静けさ」みたいな感じになっています。サプライズ度が足りないと次の利下げを催促する動きが出るか、それとも、サプライズにびっくりして上にはねていくか、果たして、どっちに転ぶんでしょうか。

★やはり、第一四半期がポイントだった! 
 決算発表を前に、このブログや株式レポートでは、第一四半期の業績進捗率の高い企業を待ち伏せでねらえ、と書いてきました。このところ、好決算が発表されていますが、場味の悪さもあり「好決算には無反応」「減益決算はブッ叩く」というきつーい相場が続いています。
 レポートでは、第一四半期決算で進捗率が40%を超えているものをリストアップし、待ち伏せ買いを実行するように書きました。今日は、ダイワ精工が業績の増額修正を好感して上げましたが、このダイワ精工は第一四半期の進捗率がなんと93%もあったのです。ほっておいても、中間期が増額修正になるのは分かっていたはずですね。単に場味が悪かったから評価されなかっただけなんですね。ただ、待ち伏せせずに、今日の寄付きを買えば泣かなければなりません。
 これから、発表されるものでは、日本山村硝子(5210)の第一四半期の進捗率が50%近くありましたので面白いのではないかと思っています。今日もなにか、まとまった売り物を上値に這わせるなど、何か思惑がらみの動きが出ていましたよ。
 またすでに決算を発表したものでは、レポートでも注目したマンダム(4917)があります。第一四半期の進捗率は50%もありましたが、中間期の進捗率はやや増益ピッチが鈍ったとはいうものの、経常利益の進捗率は7割近くあります。最近、巷では男性化粧品がブームになっているようで、期末の増益率はとんでもないものになるかもしれません。

 いまの相場は、出た材料に一斉に飛びつく、という動きが強まっています。それでは儲かるはずはありませんね。でも、進捗率を調べ、決算発表日に先駆けて仕込んでおけば十分値幅は稼げるはずです。そろそろ、個人投資家も利口のに立ち回る術を勉強しなければいけませんね。

 まだ、決算発表は前半戦の段階。来月中旬にかけて面白いのがたくさん出てきます。レポート購読者の方はもう一度リストを見直してくださいね…。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト
先物の売りを抱えているところが、日本株の格下げをするって…そんなのあり?
 30日の日経平均終値は47円07銭安の1万6651円01銭と反落したものの、TOPIXは0.72ポイント高の1607.21と小幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは103、RSIは38でした。25日線との乖離はマイナス1.28%にやや下方乖離が進みました。今日は騰落レシオが100の大台にのせてきたことがちょっと心配です。また、昨日は、日経平均が25日線を意識して伸び悩みましたが、TOPIXの方も昨日、今日と連続して25日線に抑えられた格好で終わっています。25日線の方向を見極めることが大事になります。

★悪材料と好材料が交錯した今日の市場
 昨日のニューヨークはNASDAQ市場が年初来高値を更新するなど、結構いい感じだったんですが、日本市場がオープンすると、いきなりクレディスイスが日本株の投資判断を引き下げた、と伝わったものですから、その後は先物の売りが連発。裁定解消売りがでるは、「債券先物買、株先物売り」の裁定取引がでるは、NT倍率がらみの仕掛けが入るは…で、一時は1万6500円を割り込む局面もありました。新日鉄やコマツの好決算も吹っ飛ばされた感じです。増益決算を発表したら「材料出尽くし」で売られ、「減益や赤字決算」を出そうものなら叩き売られるという、厳しい相場つきになっています。
 
 まともな投資家は市場に参加する気がないという感じですね。今日、日本株の投資判断を引き下げたクレディスイスですが、日経平均先物12月限りの売り残は上位5位にランクされていますが、こういうポジションを持っているところが、「投資判断の引き下げ」をどうどうと公表する…なんか変ですね。先にポジションを作っておいて、自分の都合の良い材料を発表して相場を誘導する…勘繰りかも知れませんが、もしそうだとしたら許されるものではありません。証券監視委員会も、個人投資家の売買手口ばかりに文句をつけるんではなくて、こんな不自然な動きのほうをびしびしと調べてもらいたいんですが、やはり、「強いものには巻かれろ…」ですか。一言、二言はあってもいいと思うんですが…。これでは、個人投資家は海外に出て行ってしまいますね。
 
 さて好材料のほうですが、耐震偽装問題から建築確認の認可が遅れ建設業界が大変なことになっていることはこれまでにも書きました。鉄鋼業界も建設用資材の減産を行うなど、ただでさえ大したことのない景気に水を差しそうな感じになっていました。今日引けにかけ、建設、不動産、住宅関連機器の株が一斉に上げていましたが、どうやら国土交通省が確認申請に柔軟に対応することを打ち出したようです。景気は水面ぎりぎりのところを滑空しているようなものですから、こんなことで足を引っ張られてはたまらないということでしょうか。本当なら、明日は、オンパレードで上げてくるんじゃないでしょうかね。

 実際そうなら、「福田内閣、なかなかやるわい」ということになるんですがネ。ファンドマネージャーの、日本株への評価が下がっているのは、改革姿勢が後退し、昔のばら撒き政策が復活するんじゃないか、という疑問があるようですが、これまでのところ桝添大臣のC型肝炎患者への対応などスピーディなものが多く、ばら撒き復活にブレーキをかけられたら日本への見方も変わってくるんじゃないでしょうか。

★当面はテクニカルを意識…?
 冒頭にも書きましたように、日経平均、TOPIXとも25日線を意識した展開が続いています。ニューヨークダウも25日線に差し掛かり足踏みを始めています。また週足では8月の急落時の長大陰線の寄り付き付近にくるなど、日米ともテクニカルな急所に差し掛かっています。ここを突破するには、どうしても「サプライズ」な材料が必要になってきます。やはり、今晩から始まるFOMC待ち、ということになるんでしょうか。
 今日の日経平均は昨日の上げであけた下窓を埋めましたし、5日線を意識して下げ止まったような動きもあり、テクニカル的には面白い動きになっています。あさってから、実質的な11月相場に入りますが、年末年始相場へ向けての今年一番大事な時期に差し掛かってきます。証券関係者の予想を聞くと、年末の欧米企業決算にからむファンドの解約期限が11月中旬にくるので、このあたりが買い場としています。ただ、声がそろっていますので、実際の底はその前か後にくることになるんでしょう。

 またヘッジファンドも決算月にはいっても果たしてばたばたするのかも疑問です。11月にはいると相場の景色はだいぶ変わったものになるかもしれません。株が高いにもかかわらず長期金利が下がる米国、好調な企業決算が発表されても買われない日本…おかしなことは長続きしないはずです。 
 
 とにかく、FOMCの結果を受け、金融市場がどう反応してくるのか、今はそれを見極めるところです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

え~、造船会社って6年も先の商談があるの?
 週明け29日の日経平均終値は、192円45銭高の1万6698円08銭、TOPIXは32.52ポイント高の1606.49と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは99、RSIは39でした。また25日線との乖離はマイナス0.91%まで縮小してきました。

 ★原動力は企業業績への自信と買い戻し?
 先週末のニューヨーク株が大幅上昇したおかげで、市場には安心感が戻り、連騰して終わりました。テクニカル的にみると、日経平均は19日に1万6711円から空けた窓を閉じて終わりました。また、25日線が1万6850円どころにいますから、どうしても目先の目標達成感が出やすいところです。引けにかけては、若干緩んで終わっていますが、こちらのほうはどうやらNT倍率の裁定取引に絡んだ動きがあったようです。今日はTOPIXはほ高値圏で終わっていますが、日経平均は高値から140円近く下げています。先週末に10.49倍あったNT倍率は胸10.39倍に縮小してきました。多分、25日線に接近したため、これ以上の伸びがないと見た先物業者が、「日経平均売り、TOPIX買」を仕掛けたんでしょう。出来高や売買代金をみると本格的に市場参加者が増えた形ではありませんから、まだこんなオペレーションが介入する余地があるということです。
 もう少し、市場が厚みを増す必要がありそうです。ただ、31日に米国FOMCを
控えて、デリバティブがらみのポジションを解消し、空売り玉を買戻す動きも強まっています。今日の値上がり上位に金融株など内需株が多かったようですが、FOMCでサプライズがあって思惑と反対方向に動かれてはたまらないということなんでしょう。今日は、いろんな思惑が交錯して上げた、という感じです。
 
 日経平均、TOPIXとも目先の目標値である25日線に届きましたから、ちょっと明日からの動きが難しくなってきました。企業業績に予想よりいいものが多く、13週線くらいまで目標値を引き上げていいのかもしれませんが、週後半の米国利下げへの市場の反応が読めませんので、当面は好業績物に絞って短期方針で臨んだほうがよさそうです。

★造船受注6年先に突入
 造船株の堅調ぶりが目立っています。タンカーなどの発注をドライカーゴなどバラ積み船に切り替える動きが目立っていると、週末に紹介しました。船舶の供給が需要に追いついていないためですが、ファンドのなかにも船舶の建造で資金を運用しようという動きが始まっています。

 一般的に日本の造船会社は3~4年分受注残を抱えていると言いますが、市場参加者の増加で船舶建造意欲は強く、日本の造船会社の中には2013年後半、今から6年以上先の建造商談が始まっているといいます。これまで、造船会社の受注残は3年分をデータにしていましたが、6年もさきの商談が始まっているということは、一般的に5年先の受注もかなりの額積みあがっていると考えるのが常識でしょう。もちろん、商談は造船会社の言い値どおりで決まる…ということで、利益率は格段に向上しているはずです。一部に、造船用鋼板の値上がりなどを懸念する向きもあるようですが、内実はそれ以上有利な受注金額になっているのではないでしょうか。 中間期の決算発表では、造船会社の受注動向をしっかり調べてみる必要がありそうです。

 明日当たりから、強気が増えてきそうですが、通貨先物市場ではこのところ、円の弱気が減り強気筋が増えてきています。週後半の利下げをきっかけにして、通貨が上下どちらかに動く可能性が強まっています。今、ポジションを一方向に傾けるのはリスクが大きいような気がするんですが…。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

そろそろ、株の常識論に回帰したほうが…
 週末26日の日経平均は221円46銭高の1万6505円63銭、TOPIXは25.90ポイント高の1573.97と、ともに急反発して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは94、RSIは37でした。25日線とのカイリはマイナス2%とやや縮小しました。

 景気良く上げてくれましたが、実力なんでしょうかね。インドや中国など新興国市場の株価がふらふらしていますから、「どうせ今日もインドや中国は安いだろう」として、日本株の先物を売っていたら、案に相違して株価は上昇。先物筋が慌てて買い戻したところが、裁定買いを誘発して株価が上がった、というところでしょうか。おまけに、ソニーやホンダなどハイテク輸出株の決算好調が株価の押し上げに寄与したようです。

 投資家みんなが「ひんやり」するところまで、もう少し調整してもらいたかったんですが、「そうはイカのなんとか…」というところですね。25日線とのマイナスカイリが3%を超え、RSIは20台、おまけにPERは17倍を切って16倍台。これでは正直売る人はいないですね(実際は、先物を売ったばか者はいるんですがね…)。

 今日の動きをみても、先物業者は日本市場のファンダメンタルを見ないで、「海外が安くなれば日本も安くなる」、「NT倍率が拡大した…」、「売り叩いて裁定解消売りだ」と、日本経済のファンダメンタルを無視し続けています。国内投資家も海外の方が動きが良いから…と、リスクの高い市場に資金を振り向けています。動かないから、儲からないから日本株が面白くない、という理屈のようですが、2003年からの最初の立ち直りで日本株は短期間に50%近い上昇をしました。それから約1年半高値もみあいを続け、一昨年半ばからの上昇第2波では64%も上昇。世界で一番のパフォーマンスを達成したのです。その後、高値波乱が続いていますが、昨年4月の高値から1年半を経過。日柄的には、上昇3波に移行してもおかしくない時期にきています。

 どうしても円高が気になる人が多いようですが、国際展開の進んだ日本企業は、海外に生産基地を多く持っています。通貨の情勢に応じて海外生産と国内生産のバランスをとれば、為替の変動には十分耐えられる体質ができあがっているのです。多分これからの決算発表でそのことが分かるはずです。また円高が進展すれば、海外筋にとっては日本株の利益が上昇しますし、さらに円高が進むとわかればもっと日本株の購入を増やしてきます。また、日本国内に流入する資金が増加しますから、過剰流動性が発生し、不動産価格や株価など資産価格も上昇してきます。

 輸入原材料価格の上昇に苦しむ食品や紙パルプなど内需株にもメリットがでてくるのです。なにか、円高は日本経済に致命傷をもたらしかねないような論調がありますが、円高でこまるのは、赤字国債の購入を日本に頼る米国だけ。そろそろ、通貨高が経済にメリットをもたらすことを意識するときにきているのではないでしょうか。円が100円を切る…となったら世界中から投資資金が日本に向かってくるはずです。

 これまで、世界的な低金利で投資家はリスクを忘れていました。しかし、このリスクを世界的な金利上昇が思い出させてくれたのです。そうなると、これからは、もとの投資セオリーに戻るのも当然。「円高は株高」がもともとのセオリー。円高を怖がる必要はないのです。

 今日は、ファンダメンタルの変化について考えてみましたが、相場については昨日も書きましたように、テクニカル指標が「陰の極」に入れば、今日みたいなことになります。今週が転換点になるかと思ったんですが、今週の下げで、13週線情報転換の時期が1~2週間遅れてしまいました。もうちょっと辛抱してみましょうか。

 もう我慢が出来ないという人は、「満つれば欠ける」のが相場なら「欠ければ、満つる」のも相場だ、ということを思い出してください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

短期指標はOK.あとは中期指標の買いサイン待ち
 25日の日経平均は74円22銭安の1万6284円17銭、TOPIXは15.79ポイント安の1548.07と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは98、RSIは29でした。三本新値は陰線4本目、25日銭がとうとう頭打ちになりました。そのなかで、RSIに続き、25日線とのマイナス乖離が3%を突破し買い信号をつけました。
 ただ今週の週足は、長期の下値支持線を切り込んでいますので、明日よほど戻さないとこの支持線が上値抵抗ラインに変わってしまう恐れがあります。
 短期のテクニカル指標がぼちぼちと買い信号を出してきました。でも、まだ騰落レシオの整理が足りません。ここからは、週の指標が大事になります。週のRSIは昨日現在で37。もう少しで買いゾーンに届きます。

★どこもここも波乱商状
 重苦しい相場が続いています。サブプライムローン危機は米国の景気後退懸念へと発展。ニュヨークではダウが乱高下。上海市場でも、今日は大型上場による資金吸収懸念と利上げ懸念で3%を超える下落になっています。さすがに、息切れしてきたのかな…という感じです。
 中国では、PERは20倍を軽く超えているものと思いますが、これから算出した益回りは5%、金利は8%近くになっていますから、株価の割高感は否めません。ただ、成長力のある市場は割高に買われても良いですから、また短期の調整で出直って来るのでしょう。

 やはり、焦点はサブプライムローンを中心にした証券化商品の動向です。メリルリンチの評価損の計上はとんでもない数字になりましたが、問題はいくらで評価したか。それによっては、まだ損失が膨らむ可能性がでてきます。景気は「気」ですから、あまりに状況が悪くなると消費者の財布の紐が固くなって、GDPの7割を占める個人消費が落ち込ム可能性がでてきます。前回のITバブル崩壊時にも、個人消費がマイナスになったときからFRBの長期利下げが始まっています。今回も状況は同じ。原材料価格の上昇というマイナス面はありますが、米国の景気が落ち込むなら商品価格も下落してくるはず。
 やはり、ここからの焦点は米国の利下げになりそうです。

★色んな変化がおきている…
 株価は今は調整待ち。ごたごた書いても毎日同じことになってしまいます。ただ、昨日もLME在庫のことを書きましたが、活況を続ける造船・海運業界でもいろんな変化が始まっているようです。まず、新興国、特に中国では港湾整備が行き届かないことや、港が浅いため大型船が横付けできません。そのため超大型タンカー(VLCC)の需要が減り、市況が下落しているといいます。バラ積み船の市況が高騰していることに比べたら意外な感じがしますね。

 また造船業界では、タンカーの建造注文をバラ積み船に変更する申し出がふえているといいます。市況を考えると、タンカーよりもバラ積み船のほうが良いということでしょう。また、中国遼寧省の使節団が来日し、同省内に6箇所の造船基地を建設する計画があることを公表。日本の造船会社に進出を呼びかけています。

この様な変化がどう市場に影響してくるか、調査しておく必要があります。例えば造船の好調を受け、船舶内に張り巡らす電線需要が増加市況も上昇しています。よく調べると大きな変化がいくつもでてきています。問題は、これをどう投資に生かしていくかです。
 全体の動きが悪いとして敬遠するような動きがありますが、このような変化のなかから大化け株がでてくるのです。
 とにかく、ここからの下げ局面は絶好の仕込み場になるはずです。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

RSIが30割れ。環境悪のなかでどう動く…?
 24日の日経平均終値は92円19銭安の1万6358円39銭、TOPIXは6.69ポイント安の1563.86と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは96でしたが、RSIは30を割り込み29になりました。三本新値は3本目の陰線、25日線とのカイリ率はマイナス2.8%と弱気相場は増幅している感じです。25日線とのマイナス乖離は5%くらいが欲しいですね。

★RSIが30割れ。過去の例では買い場到来か…?
 ただ、RSIが30を割り込んだことで、目先は強気筋が動き出してくるかもしれません。最近の数字では、8月の急落時に15という異常数値を出していますが、これまでの調整過程では30割れが次の出直り相場の起点になっています。あまり、もたもたしていると、25日線が下向いてきますから、早いとこ戻しておいてもらいたいものですね。物色の方向感がかけていますので、何を買って良いか分かりませんが、RSIの数値的には強気になっていないといけませんよ。

★引きずるサブプライムローン問題
 しかし、なかなかサブプライムローンのくびきから解き放たれませんね。日本の金融機関は関係ないというムードでしたが、やはり出てきましたね。日本の金融機関は先端金融商品の知識が無いから大丈夫だろうという話でした。そんな馬鹿なことがあるわけはないと思っていましたが「やっぱりか」という感じです。地銀を含めた国内の金融機関は、貸し出しは伸びない、企業から借入金の返済が増えるは…で余裕資金を多く抱えていました。それを目当てに外資系金融機関がサブプライムローンを含んだ仕組み商品の売り込み攻勢をかけていますから、当然、購入しているはずです。多分、自分が購入した商品にサブプライムローンが入っていたことを知らなかったところも多かったんではないでしょうか。世界中で問題になり始めて、調べてみたら、入っているは、価格の算定のしようがないは…で、内部で大騒ぎになっている可能性もあります。予想がはずれれば良いんですが、中間決算で減益するところはちょっと内容を吟味したほうが良いかも知れません。

 今日も、結局、サブプライムローンで足を引っ張られました。つい先日、50億ドルの評価損を計上すると伝えられたメリルリンチですが、第三四半期決算発表ではさらに25億ドル追加すると新聞が報道。ドルが売られ円高になったため、日本株も安くなってしまいました。下げの図式を見ると、円高→債券先物買い→日経平均先物売り→裁定解消売りで下げた、という格好です。派生商品に振り回されますね。個人は完全に嫌気しているようです。おかげで、派生商品とは関係のない新興市場の方へ個人資金が移動しているようです。

 投資家の参加が少なく厚みの無い市場は、そのうち機能不全に陥ってしまいます。その前に何とか手を打ってもらいたいものですが、逆に、「JASDAQ市場にも先物を導入しろ」と、米国から命令が来て無茶苦茶されるんでしょう。いい加減に生き血を吸われるような対米追随外交はやめて欲しいものです。

 とにかく、ここしばらくはサブプライムローンやLBO融資にともなう証券化商品の損失で泣かされる状態が続くんでしょう。すっぱり処理してしまえばいいのですが、売ろうにも買い手が無くてうれないところに今回の問題の根深さがあります。一時期の日本の不動産みたいなところがありますね。地銀に影響が及ばないことを願うばかりです。下手をすると損失処理から地銀の再編という事態も考えられます。

★利下げ環境は整い始めた 
 レポートでもこのブログでも、今の原油価格をはじめとする国際商品の上昇はおかしい、と書いてきました。ヘッジファンドの決算対策がらみの動きがあるのでは…と、しましたが、案の定、原油価格は85ドル台まで下落してきました。世界の景気先行指標のLME銅市況も緩みはじめています。だいたい、最大消費国である米国の景気がおかしくなるというのに、上がること自体がおかしいのです。ここにきて、LMEの銅在庫は急ピッチで増加をはじめ、在庫が払底した7月からみると50%も増加しています。中国でも上海を中心に在庫が積み上がっています。そうなると、消費国は先安を見こして買いを手控えますし、在庫を持つ国は市場に放出してくる来るかもしれません(中国がよくやる)。
 商品価格が落ち着いてくれば、FRBも利下げがしやすくなってきます。その意味では波乱しても回復は早いのかもしれません。
 
★基本的な押し目買いスタンスに変化無し
 目先的には、サブプライムローン関連損失の計上から金融機関の決算悪が増幅するほか、住宅不振の影響で関連業界の減額修正がでてきた米国株は不安定になるかもしれません。しかし、利下げ期待と外需企業の好調が株価を下支えしていくと思われます。打ち続く悪材料の出現と、の本株だけが…という疎外感から日本株は総見送りという感じですが、昨日の書いたように新たなテーマが生まれようとしている以上、弱気をする必要はありません。ここから来年にかけてのテーマは「合従連衡」による日本企業の再編と日立に見られるように出遅れ組みの「企業再構築」です。少し、長い目で日本株を見ていきましょう。(秀)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

本格化する「合従連衡」と「第二次リストラ」が次のテーマ
23日の日経平均は12円11銭高の1万6450円58銭、TOPIXは7.48ポイント高の1570.55と、ともに小反発して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは99、RSIは35でした。RSIはいよいよセーフティゾーンに入ってきましたね。また、25日線とのカイリ率はマイナス2.16%に拡大、一方でストキャスティックスなど短期指標のなかにも買い信号を出すものがでてきました。もうちょっとというところです。

★官僚統制が強まり自律性を失う国内マーケット 
 それにしても、日本の市場はふらふらになっていますね。出来高は15億株割れ、売買代金も2兆円そこそこ…。ニューヨークが小幅反発すれば、日本株もちょっと反発…自律性はどこへ行ってしまったの、という感じです。
 円高になっても本来なら円高メリット株を積極的に買っていけるはずなのに買いの手が入ってきません。第一、オピニオンリーダーになるはずの業界誌や大手証券なども、投資家にアピールしてきません。国内の投資家から大事にされない市場が元気付くことはありませんね。

 本来なら円高で内需が活性化しても良いのですが、規制でがんじがらめになって新しいことができないのが今の日本です。さきごろは、耐震偽装の問題が国内を賑わしましたが、それをきっかけに規制を強化。今では建築確認がなかなかおりないため、全国で住宅建設やビルの建設ができないという事態が起きています。その影響は、建築資材のほうまで及び始め、価格が下落するという現象もおき始めています。何か起きるたびに、それを逆手にとって規制を強化。自分達の言うことを聞かないものには許認可の便を図らない、という一昔前の官僚天国にもどそうと言う動きがあるようです。実際、今の住宅や建設業界は建築確認の遅延で大変な状態になっているのです。波及効果の大きい業界だけに何とかしないと、景気の足を引っ張りかねません。

 今、赤福や比内地鶏が問題になっていますが、どうせ、また規制を強化して自由な活動が出来なくなってしまうのでしょう。今の日本を魅力の無いものにしているのが何かを一度真剣に考え直してみる必要がありそうです。政治も同じです。官僚と、産業の癒着を追求しようとすれば、追及される側から追求するがわにお金が渡っていた、では、まともな改革が出来るわけはありません。どうやら、今回の民主党の小沢代表への山田洋行の政治献金の一件は、下手をすると総選挙の時期を早めるだけでなく、政界再編を誘発する問題にも発展しかねません。政変は海外投資家が一番嫌うことですから、見送り気分が強まるのは当然です。

★始まった合従連衡と第二次リストラ 
 ただ、もう賢明な人なら気づいているはずですが、国内マーケットの再編を目指して企業の合従連衡や選択と集中をベースにた構造改革の第2弾が始まってきました。キリンの協和発酵の子会社化は酒類の品揃え強化のほか、将来を展望して薬品部門の強化を図ろうというものです。また、日立のパソコン生産からの撤退は、他の効率的な部門に経営資源を集中しようという経営改革の動きです。少子高齢化という先細りの国内マーケットで生き残るには、競争相手を食って自らが大きくなるしか術はありません。また、将来への成長の布石をうつことも大切なことです。バブル崩壊後、重厚長大産業で強烈なリストラや合従連衡が行われてきましたが、まだ川下産業まで波及していなかったのが実際です。

 国内マーケットに依存する企業もようやく、それに気がついたようです。日本にハムのメーカーが10社も20社も要りません。数が多すぎるからいつまでも薄利多売の商売をしなければなりません。おそらく来年は景気の面では多くを望むことはできないでしょう。そうなると、ますます閉塞感が強まり、それが企業の合従連衡やリストラを促進してくるはずです。

 何を関係ないことを書いているんだ、といわれそうですが、もうすでに相場は来年を展望する時期に入っています。来年は、九星気学では「一白水星」にあたります。景気にとっては逆風が吹く星回りでもあります。一方で、「破壊」と「創造」が同居するという経験則もあります。まさに、企業の合従連衡とリストラによる企業の生まれ変わりと符合してきます。来年は各論相場で徹底的にM&A絡みを狙っていくことです。

 目先の相場については、昨日も書いたとおり。米国株の上昇トレンドは壊れていませんし、米国が大丈夫なら日本株も大丈夫、というのが現在の相場観。為替も予想通り円高が進まずこう着状態になっています。いまのところ、GLOBEXでも米国株はしっかりしていますので、まあ、あんまり心配しないで買い場探しをしてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

波乱相場は想定内。今週は重要な分岐点に…
週明け22日の日経平均は375円90銭安の1万6814円37銭、TOPIXは26.47ポイント安の1591.28と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは95、RSIは40となり、指数的にはそろそろという感じになってきました。25日線との乖離はあっという間にマイナスに転じ、マイナス2.08%で終わりました。

★やはり波乱した10月中旬
 先週末のニューヨークダウは366ドル安と今年4番目の下げ幅で終わりました。今年が、1997年のアジア通貨危機から10年目の「アニバーサリーイヤー」だから…と先週冗談めかして書きましたが、まさか、もう10年前のブラックマンデーまでさかのぼってくれるとは…。おかげで、為替は急激な円高になり、株は急落してくれました。
 ただ、円高が進行しなかったことから、最終的には落ち着いて終わってくれましたので良かったというところでしょうか。心配だったインド株も今日は戻していますので、今晩のニューヨークは少しムードが変わってくるかもしれませんね。もっとも、GLOBEXはS&P500、NASDAQ100とも安くなっていますので、果たしてどうなるか…。

 
★波乱の種はヘッジファンドの決算対策?


 相場解説なんかどうでもいいといわれそうですが、以前から10月中旬 は波乱する、と書いてきたはずです。弱気と勘違いされたのか、ブログをのぞきに来る人の数もめっきり減っていました。どうもこの世界は弱気が当たっても評価されないところがあるようです。
 
 そんなことはどうでも良いことですが、やはり今回の世界的な波乱の背景にはヘッジファンドがいるようです。ファンドの決算は11月末に集中していますが、決算前にファンドを解約するには決算期末の45日前に申し込みしなければなりません。その期限が先週の頭。
 手持ちの現金よりも返金額が多くなれば、現有ポジションを取り崩して現金を作らねばなりません。先週くらいから、中国、インドなど新興国市場や通貨が波乱したのも、案外このあたりに原因があるのでしょう。もちろん、最近新値を更新したばかりで一番利が乗っている米国株も例外ではありません。
 米国株を見ると、例年10月中旬に底をつけるケースが多いのは、このあたりと関係があるのではないでしょうか。特に今年はサブプライムローンショックがあり、資金運用でリスクを再認識することが要求されてきます。銀行などの金融機関は、イメージが悪いヘッジファンドから資金を引き上げざるを得なくなっているのかもしれません。

 また、8月の急落場面以後、ファンドの運用ノウハウにより、パフォーマンスに大きな差がでているとも言います。そのため、スキルの無いところから資金引き上げる動きも増える、といわれています。最近、米国の景気後退懸念があるにもかかわらず、原油価格や銅市況が上がったのも、このような「負け組み」ファンドが11月末での運用利回り上昇を狙って仕掛けてきているという話もあります。

★投資家不在で市場に厚みの無い日本市場は派生商品の独壇場 
 特に、日本株の場合は円高はもろに景気に響きますから、先物やオプション、NT倍率、債券先物などあらゆる機会を使った裁定取引で利益を取りにきているようです。日本の個人投資家は、昨年1月のライブドアショック以降の下げで総やられの状態で、市場に厚みがありません。先物のまとまった売買をすれば、株価を自由に動かすことができます。最近の株の戻りも結局は、裁定取引による買いのおかげ。

 しかし、今回のように外部環境が悪化して先物が先行して下げれば、これまで積み上げてきた裁定買い残が解消され売り圧迫になって跳ね返ってくるのです。今日の下げは、結局こういう理由が複合的に積み重なってでいたものでしょう。日経平均の今日の安値1万6264円は裁定買いが入りだしたポイントに近く、ほぼ下値に届いてきた(元に戻った?)といえるのではないでしょうか。

★米国では利下げ論が再燃へ
 米国の下げも、金融機関の決算悪と住宅を中心にした内需の不振を受けた関連企業の決算悪が主因。国内景気の鈍化がはっきりした以上、今月末のFOMCでの利下げ期待は再び強まってきます。そうなると、市場は大きく変化してきます。円高への恐怖心が大きいようですが、米国通貨先物市場の取り組みをみると、円安ポジションは円買いポジションを4万枚近く上回っています。この一週間で円買いポジションが増加していますが、週末、今日の円高進行はこの円安ポジションの買戻しも会ったのかもしれません。円の先高観が強いにも関わらず、円ショートのポジションが多いのは、やはり利下げへの思惑が強いのではないでしょうか。

 今週は、多分、市場環境が大きく変わる週になりそうです。決算発表を手がかりにした業績相場の色彩を強めそうですが、一方で、キリンによる協和発酵の子会社化、ウォルマートによる西友の完全子会社化など最近国内企業の再編がらみの動きが急速に強まってきました。以前から、このブログで、日本の内需が生き返るには国内企業の再編しかないと書いてきましたが、気がついたら周りでM&Aが多発しています。やはり次の3段上げの原動力はM&Aになるのでは無いでしょうか。とにかく、ここからの弱気は絶対禁物…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

原油価格の上昇を警戒するのは産油国も同じ―なにかが出てきそう
 荒波にもまれた一週間でしたが、皆さんお疲れさんでした。
 週末19日の日経平均は291円72銭安の1万6814円37銭、TOPIXは26.47ポイント安の1591.28と。ともに大幅反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは99、RSIは50まで落ちてきました。26日線とのカイリ率は0.36%。今日の安値は1万6711円ですから、瞬間的に25日線を割り込む瞬間もありました。

★3本新値が陰転。ただ、投げきった個人投資家に狼狽売りは見られず。 
 なんとか、一目均衡表の雲の上限をキープして終わりましたが、残念ながら3本新値が今日陰転してしまいました。ちょっと、個人投資家の投資意欲を削ぐかも知れませんね。ただ、大きく下げたといっても、出来高や売買代金は昨日を下回っており、投げが出たというよりは、先物との裁定解消売りに押された、という感じでしょうか。これまでにも何度か説明してきましたように、底からの上昇過程では、裁定取引に助けら得たところが大きくありました。だから、いつかは裁定解消売りで下げる局面がくる、としてきましたが、今日の動きがそうなんでしょう。

 短期指標ではまだ買いサインは出しませんが、とりあえず25日線にタッチしたことで、目先の底値感は出てくるかもしれません。理想的には、8月中旬の一番底形成後の初の戻りの天井1万6500円どころを叩くのが理想ですが、来週果たしてどうなるか…。為替次第ですね。

★波乱が加速する外部環境
 このコーナーでは、10月中旬は波乱する…と書いてきましたが、金融、商品、為替など大荒れになってきました。
 まず為替ですが、原油価格の上昇が個人消費に影響を与え、サブプライムローン危機は金融機関の減益決算となり姿をあらわすなど、米国経済のファンダメンタルを悪化させる、として再びドルの独歩安が進んできました。一時期、利下げが遠のいたとして、先物市場では、8万枚を超える円売りポジションが積み上がっていましたが、金融機関の決算悪、雇用状況の悪化、住宅価格の下落などから再び利下げ思惑が再燃。ストップロスの買戻しも手伝い円が急騰しています。

 当面、115円台前半を円の高値目処と見ていましたが、その支持線も今日突破し、再び115円前半~109円のゾーンへと入ってきました。決算発表を前にしてい増すので、ここでの円高は好決算効果を削いでしまう可能性がありますね。ただ、ここにきてのドル安は、ドル建て商品価格を押し上げるだけでなく、産油国にとっても痛手。場合によっては、産油国のドル離れが加速するだけでなく、50万バレルの増産が始まる11月を待たずに追加的な増産策が出るかもしれません。これ以上上がると、本格的に省エネや代替燃料へのシフトが進んできますから産油国にとっても望ましいことではありません。案外、省エネ関連や代替エネルギー関連が相場になるのかもしれませんね。G7も始まりますので、来週は、いろんな意味で大事な週になりそうです。

★ヘッジファンドが暴れ始めた?
 一昨日も、ヘッジファンドが市場のゆがみをついてくるんじゃないか、と書きました。やはり、経常収支が赤字のインドが狙われてきましたね。昨日は、一昨日の規制策提案ショックを一気にクリアし新高値をつけましたが、その後はヘッジファンドの処分売りを浴びて急落して終わっています。今日も下げているようですが、ヘッジファンドの投資手法を規制しようとしたことで、リスクを感じた資金が一斉に引き上げにかかったようです。通貨も安くなっていますね。インドは豊富な外貨準備を持っていませんから、「叩け、叩け」の状態になってきたらちょっと怖いことになりそうです。米国から資金が引き上げてくるわ、インドからも引き上げてくるは…では円が急騰する可能性もでてきます。
 経常収支の赤字状態は、オーストラリア、ニュージーランドも同じですから、インドの状態が悪化すれば、飛び火していく可能性もでてきます。日本の給油問題も加わりインド洋が嵐になるのではないでしょうか―ちょっと言いすぎですね!

 とにかく、インドの動きからは目が離せません。なにしろ、残り少なくなってきたといっても、今年は1997年のアジア通貨危機から10周年のアニバーサルイヤーですから…。

 ヘッジファンドも頑張るでしょうが、柳の下にドジョウは2匹はいないのが常識。ここからは、市場の安定を図るような動きがあちこちから出てくるはずです。今週までは、見送り姿勢できましたが、来週以降は、短期のテクニカル指標を見ながら買いのタイミングを探ることにしましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

中国は計画経済の国ということをお忘れなく…
 本日の日経平均は150円78銭高の1万7106円75銭、TOPIXは17.46ポイント高の1617.75と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは105、RSIは58。25日線との乖離は2.27%とやや開きました。昨日は、一目均衡表の雲と75日線に支えられてなんとか助かった、という感じでした。

 今日は、昨日の先物売の買戻しなどからしっかりに始まってきましたが、昨日のインドに代わり、今日は中国の下げが足を引っ張りにきましたね。中国本土と香港に同時上場している株価の格差を裁定取引で是正しようという提案の当局がする、という噂が伝わり本土株にとってはマイナスという、読みが働いたようです。だいたい、一物二価という状態は市場にとって許容できるものではありませんが、最近の香港市場の上げは、この同時上場している企業の価格差を狙って買いに来ていた、という話もあるくらいです。
 
 タイミング良くというか、意識的にやったのかもしれませんが、本土の投資家の香港株売買を認めましたから、価格差を狙った買いが殺到したのも無理はありません。ファンダメンタルを無視して買った中国本土と、ファンダメンタルを重視したら、とても中国本土のPERまでは変えないという香港市場…果たしてどちらが正しいのでしょうか。まあ、牛の暴走ではないですが、ファンダメンタルを無視して株価だけを買っている中国投資家ですが、上がったほうが正解なんでしょう。

 最近の日本の証券関係者も日本株の動きの悪さに辟易して、中国やインドなど新興国の株や国際商品をポートフォリオに入れるべきだ、と危なっかしいことを言い始めました。メリルリンチの調査したファンドマネージャーの動向調査でも、成長率が2%内外の先進国の株より、7~12%も成長している新興国の株を買ったほうが良い、という意見が大半をしめていたようです。
 まあ、インフレや将来を考えたら確かにそれで正解なんでしょう。でも、昨年から預金準備率を13回、今年に入り貸出金利を5回も上げ、さらに、不動産や鉄鋼など過熱業種を狙った窓口規制も強化してきました。なんだか、列島改造末期やバブルピークの1989年の状態と似てきましたね。

 それに関連して思い出すのが、ITブームでハイテク株が急上昇した2000年ごろ、当時の投信の花形ファンドマネージャーが言った言葉です。「過熱していてもどんどん買いに行く。危なくなったら崖っぷちでブレーキを踏めば良いじゃないか…」―よく似てきたと思いませんか。そんな強気の発言がでて、間無しにニューヨークからITバブルが崩壊…。
 うまくブレーキが踏めたんでしょうか。よくテレビなどにも出ていたんですが、最近はとんとお目にかかりません。ひょっとして、急ブレーキを踏みすぎてブレーキが焼け付き、車ごと崖下へ…なんてことは無いんでしょうね。

 とにかく、中国は代11次5ヵ年計画にそって国内経済の方向を変えようと動き出しています。縫製や単純加工など労働集約的な産業から、自動車やハイテク産業を中心にした高付加価値産業への転換。また、個人消費を中心にした内需型経済への転換です。昨年から始まった5ヵ年計画の初年度は農村対策を中心に実施された、といいます。農村部と沿岸部との所得格差の問題が言われていますが、北京や上海など主要都市に観光に来ているのは、内陸の農村部からの「おのぼりさん」が多い、といいます。その点では、農村対策はそこそこの成果をあげたんでしょう。

 日本の農機具メーカーでも、中型の耕運機などの輸出が増加しているようですが、この1~8月の間で最も大きな伸びをしめしたのは刈払い機で前年同期比で20%以上の伸びを示しています。売上規模も200億円をこえています。この間から、共立(6313)がぴくぴくしていますが、この数字を考えたら何故なのかが分かるはずですね。

 今年度からの課題は、産業の高度化と環境対策。今回の窓口規制についても環境対策投資については例外としていますね。来年のオリンピック、2010年の上海万博を控え、今のような公害大国では国辱以外のなにものでもありません。おそらく、かなり強制的に取り組んでくるはずです。海外の公害関連機器メーカーは数年前から続々と中国に押しかけ、中方政府や地方政府、企業への食い込みを図っています。環境関連は今年からものになってくると思われます。

 一体何を書いているんだ、といわれそうですが、中国もインドも、このように計画経済を進めているのです。特に中国は個人消費の増加による内需型経済を志向しようというときに、これ以上株価が上昇し、最終的に破裂したら、個人消費の育成どころの話ではなくなります。最近の一連の早手回しの株価対策を考えたら、中央政府が何を考えているかは明らかです。中国は自由主義の国ではないということを、そろそろ念頭ににおいて、ポンピングブレーキをかけながら走行しておいたほうが、いざというときにブレーキの効きが違ってきます。

 日本の環境機器メーカーはどこも公共需要の減少で青息吐息の状態です。でも、中国が本気で対策に動き始めたら…。株式投資は変化率を買うゲームだということをお忘れなく…。本当に有能なファンドマネージャーが今どこの国の株式を買いたいか…本音を聞いてみたいですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

タイの二の舞はごめんだ…インドの本音
 17日、水曜日の日経平均は182円61銭安の1万6955円31銭、TOPIXは24.96ポイント安の1600.29と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗と変わらなかったものの、当落レシオは94、RSIは63へと低下。25日線とのカイリ率は1.72%へと縮小しています。
 一時期は340円くらい安かったのですから、とりあえず移動平均線とのカイリ修正は一段落したとみても良いのではないでしょうか。

 ★やはり、でてきた新興国の本音
 調整期に入ってくると、どこからともなく悪材料が出てきますね。それも、今回は一番注目を浴びているインドからとは…。
 今日はインドの株式市場管理局が「株式への海外資金流入規制」を提案したと伝えられ、インド株が急落。一時期サーキットブレーカーを適用して立会いがストップするという騒ぎになりました。猫も杓子もBRICSだ、といって大して大きくも無い市場に世界中から金が流れ込んだら心配になるのは当たり前です。それも、ヘッジファンドなど荒っぽい資金も大量に入ってきています。

 そんな状態でインドの政府が心配するのは「第二のタイ」に鳴るのではないか、ということです。中国の場合は豊富な外貨準備を持っていますが、インドの場合は、経常収支が赤字で海外からの借り入れや資本投資など国際収支の黒字で埋めている状態です。1997年にアジア通貨危機のきっかけになったタイバーツへの売り仕掛けも、経常収支の赤字が積み上がっている弱みをヘッジファンドの連中に突かれて起きています。それに懲りて、タイは外貨準備の積み増しを十分行いながら経済発展をしています。

 以前、この欄でもふれたことがあるかもしれませんが、インドに関してはこの経常収支の赤字がずーと気になっていました。インド政府も、これい以上通貨が上昇すると、ヘッジファンドによる売り崩しのリスクにさらされる可能性があるわけですから、今回の措置を匂わしたのでしょう。今週末には、G7が開催され、ヘッジファンドの規制論議も話されるようですが、今日の措置は、けん制の意味も含んでいるのではないでしょうか。

 インドの借り入れは短期資金に依存している比率が高く、もし通貨が下落すると一斉に資金が引き上げ、株価が暴落、資金ショートを起こした企業倒産の増加、国内インフレ率の上昇、失業者の増加など、タイが味わった辛酸をなめさせられることになります。
 結局、財務大臣の「規制ではなく抑制」との発言により、なんとか事なきを得たようですが、ヘッジファンドの連中はサブプライムローン問題で大きな痛手を負っていますので、正直、何をしてくるか分かりません。

★投機的な通貨はルピーだけではないよ 
高金利通貨への投資だ、といってニュージーランドドルやオーストラリアドル、トルコなどの通貨買いが活発に行われましたが、良く調べてみてください。経常収支赤字がGDPに比べ比率が高いのは、第一位がニュージーランド、第二位がトルコ、第三位がハンガリー、第四位が米国で第五位はオーストラリアの順になっています。ドルを印刷できる米国は別にしても、もしヘッジファンドが売り仕掛けをしようと思ったら、やれる対象はいくらでもあるということです。

 韓国やタイ、オーストラリア、ニュージーランドが、通貨の売り介入をやっている意味がこれでよく分かるはずです。インドももし売り仕掛けがはいってくると、通貨の防衛上金利の引き上げをしなけれ場なりませんから、そのうち高成長国などといっておれなくなります。タイでは外国企業は一目散に逃げ帰りましたからね…。

 今日は、大きなことがありましたので、ちょっと解説してみました。最悪のことを書いていますので、起きないは思いますが用心するに越したことはありません。日本からも投資信託を通じて大量の資金が入っていますので、何かあったらタダではすまないでしょう。投信の設定をするほうも、これくらいのリスクがあることは、ちゃんとお客さんに説明しておく必要があるとおもうんですがね…。

 とにかく、おかげで整理のスピードが速まってくれました。ニューヨーク市場の引け後にインテルなどハイテク株の好決算が発表され、GLOBEX先物市場でもS&P500、NASDAQ100とも小高く推移していますから、このままなら、ちょっとした微震で終わる可能性もありそうです。RSIの40台がほしいですね…。

 
★軽く考えられない地政学的要因
原油のほうも、久しぶりに「地政学的要因」がでてきていますが、トルコとイラク北部にすむクルド族との因縁の対決が再会しています。米国は、比較的治安が平穏だったクルド自治区を味方につけるやり方をしてきましたが、支援を受け力をつけたクルド族がトルコ内に侵入しはじめており、トルコ政府も対抗せざるを得なくなっています。イラクの3分割などの計画がありますが、クルド自治区には豊富な石油資源があり、米国はクルド族を通して石油利権を維持する方針といいます。そうなると、石油収入を背景にイラク内のクルド族はますます勢力を強めることになりますから、トルコとしては放置できないということでしょう。
 
 トルコは親米国ですが、クルド族の扱い方によっては、米国と対立することにもなりかねません。米国はイラクの占領により、輸入原油の四割をイラクに依存していますから、紛争がこじれると、トルコ領内をとおるパイプラインもどうなるか分かりません。今回の「地政学的要因」にはこんな問題もからんでいます。どうやら、米国はまた厄介な問題を抱え込んだようです。通貨投機はべつにしても、今回の原油価格の上昇はしつこいかも知れませんね。

 とにかく、10月中盤以降は仕込み場探しとしてきましたので、今の波乱は想定内のうごきです。ここは楽観的に考えて、為替の状況を読みながら、物色の絞込みをすることにしましょう。
 
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

今週に入っての波乱の裏にヘッジファンドがいないのか…?
★今日の相場
 16日の日経平均は220円23銭安の1万7137円92銭、TOPIXは32.19ポイント安の1625.25と、ともに安く終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは98、RSIは70、25日線との乖離(かいり)は2.96%と指数的には大分改善されつつあります。
 今日は金融株や証券株が、シティバンク、野村ホールディングスのサブプライムローン絡みの巨額損失の計上もあり大きく売られました。損失計上は事前に予測されていたこととはいえ、7月の予想時に比べると倍以上に膨らんでおり、それだけ市場にとってはショックが大きかった、ということでしょうか。まだ、米国の大手証券の発表も残っていますので、しばらくは背筋をひんやりとなでられるような展開になりそうです。

★意外と冷静だった為替市場   
 以前なら、米国株が下げ、日本株も下落するようなら円高が一気に進むのですが、今回は意外と小動きに推移しています。ちょっと動きが変わってきたようです。直近のレポートでも118円手前のところには、チャート上の急所があり、いったんは円高方向に動くかもしれない、としておきました。ただ、為替筋の間では、シカゴのIMM通貨先物市場では円売り(円安)ポジションが積み上がっていますので、ここで円買いを仕掛けても仕方がないということなんでしょう。やはり、投機筋にとっては月末の米国利上げがあるか、無いか、のほうが気になるようです。
 昨日も書いたように、米国の利下げ予想はだんだん弱くなっており、月末にかけて円安で勝負したいということでしょう。ただ、ちょっと予想変動率が上昇してきたことには注意を要します。

★気になる米国企業の業績鈍化
 原油価格が86ドル台をつけるなど、気になる動きをしてきました。米国の石油精製会社はぼろ儲けをしているにも関わらず、新たに設備投資をして製油所の数を増やそうとはしていません。80年代のピークには米国内だけで300を超える製油所がありましたが、原油価格の低落時に徹底したリストラを実施。直近では150近くまで減少しています。
 そこに今回の原油需要の増加です。各製油所の稼働率は90%を越えるようなフル稼働状態に加え、ろくなメンテナンスをしていませんから、今度は事故の多発。そのたびに、価格が上昇するという悪循環に陥っています。なにしろ、原油の在庫は膨らんでいるのに、ガソリンやヒーティングオイルの在庫は需要の増加で減少する、という変な状態になっています。石油会社は儲かっているんだから、設備投資や更新投資くらいはやったらどうだ、といいたくもなりますが、とにもかくにも、儲かった分は配当を増やして株主に還元しなくては…また、利益を上げるためには、設備投資などに資金を回せるか…という、米国経済の一番悪い面が出ているようです。
 
 おかげで、企業の負担も増え始め、業績が影響を受け始めました。大手予想機関の推計では、以前は3%を越えていた増益率も、直近では2.7%台に減速。大きく儲かっているのはヘルスケアとハイテク関連だけ、サブプライムローンの影響を受けた金融はもとより、消費の減速を反映し消費材・サービス関連も二桁減益になっている、といいます。
 
 以前はS&P500の採用企業で、二桁を上回る増益の継続記録を作ったときからみると、隔世の感があります。それだけに、相場の一段高のためには、利下げ期待の持続が課題。どうも、この点からみていると、日本と同じように輸出好調、内需はアウトという感じでしょうか。日本株の物色方向も自ずと決まってきそうですね。

★テクニカルでは?
 今週から月末は調整気味に推移するものの、その押しは、目年末年始相場へ向けての絶好の仕込み場になる、としてきました。予想通り、中盤をすぎて、波乱色を強めてきました。たぶん、今日、明日でヘッジファンドへの解約申し込みの状況が確定するものと思われますが、気になるのは予想外に多くの解約が来て現金の積み増しをしなければならないケース。今週に入り、アジアの通貨で売られるものが増えてきました。関係が無ければいいのですが…。巨額損失を計上している、証券や銀行と同様に、今の損失額は決算をしめてみるまで分からないのが実体。
 かなりの部分は織り込んでいるものの、損失額によってはあと2~3つの揺り返しはあるかもしれません。

 とにかく、今日の下げで、気になっていた1万7250円台の未整理ポイントをおさえてくれました。海外の状況によっては、25日線がある1万6700円前後への押し目があるかもしれませんが、水面下では業績意外にも多くのテーマが芽吹き始めています。また、NT倍率が9月21日に記録した10.5倍を上回ってきました。また、NT倍率を利用したロング、ショートのポジション作りが始まり、それに誘発され、かたや日経平均の裁定解消売り、TOPIX型の裁定買いで金融、不動産株が買われる、という動きも想定しておかねばなりませんね。

 今日の日経平均先物が、現物価格を下回って終わっていますので、明日は、ちょっと心配なところもあります。今晩のニューヨークが無事に終わることを祈っておきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

株価の安さは日本経済最大のリスク…?
 週明け15日の日経平均は26円98銭高の1万7358円15銭と小反発したものの、TOPIXは2.04ポイント安の1657.44と続落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは102、RSIは81と、再び警戒感が台頭しています。先週末の日経平均週足サイコロは7勝5敗、騰落レシオは43でした。

 月曜日ということもあり、焦点ボケの相場になりました。先週末、米国の日経平均先物は高く終わっていたんですが、「先週は先週。今週は今週。」関係ねー~という感じです。ただ、今週から米国の決算発表が本格化してきます。16日にはインテルやIBM,ヤフーというハイテク企業が、17日にはサブプライムローン問題の影響を受けているメリルリンチが業績を発表する予定ですから、ちょっと動きが取れませんね。今日は、出来高、売買代金とも急減しており、見送り気分が強かったことを感じさせます。

 そのなかで、市場は業績感応度を強めてきました。このところ、「THELOB STOCK REPORT」でも、第一四半期決算で進捗率が40%を超えたものの特集をしましたが、来週以降、業績増額修正に踏みきるところが多く出てきそうです。今日は、船株とともに、船価が上昇したことを受け造船株まで買われてきました。レポートでも8月27日号から三井造船を取り上げてきましたが、新値更新まで20円弱に迫ってきました。
 この三井造船は、いつの間にか輸出比率が60%超えまで上昇。社内レートを110円に設定していますから、為替差益の計上もありそうです。また、造船部門の黒字化はつい前期のこと。これから高採算のものがドンドン計上されてきますので、業績面でも飛躍期に入ってきます。また、原油価格の上昇で、注目されるのが同社が三井物産と共同で始めた天然ガスハイドレート(NGH)の実用化事業。
 
 三井造船の持つNGHの製造・貯蔵・ガス化プロセス技術を事業化するもの。この技術を使えば、産出量が減少してきた中小ガス田からの産出量増加も可能になるほか、将来的には、日本海に眠るメタンハイドレート(メタンガスを水分子に閉じ込めたものでシャーベット状になっている)の事業化にも応用できるといいます。両社は2020年ごろまでに全世界で1000万トンのNGHを供給する、といいます。将来は資源会社に変身する可能性もあるのです。原油価格の上昇で事業化が早まる可能性もあり、将来の強力な株価後押し材料になりそうですね。これからが、本番!

 当面の株式市場ですが、先週末にも書いたように目先は過熱感の解消待ち。まだ25日線とのカイリ率も4%を超えたままですので、ここはじっくり押し目待ちで。G7開催を控えて為替市場も気迷っているようですが、米国の金利先物市場は月末の利下げ可能性を3割と見ているようです。一時期8割近くあったことからみると、利下げ期待は大きく遠のいています。為替の先物市場でも、低金利通貨の円とスイスフランに対し売りポジションが積み上がり、円売りは8万枚を超えてきています。米国の利下げ期待が遠のけば遠のくほど、円売りポジションが増加してきますので、物色の方向もおのずから決まってくるはずです。ここからの押し目は積極的に買い向かうところです。

 中国では、環境税の導入を検討し始めたほか、輸出中心から消費をベースにした内需への転換を模索。中心に、科学技術を据えた高付加価値産業の育成を図る方針のようです。そうなると、高技術を持った日本の企業が安値圏でごろごろしているのはいかがなものでしょう。中国は国家ぐるみで膨大な外貨準備の運用に乗り出しています。過去の例から見ても、いちいち基礎研究などから始めません。技術を持つ会社を丸ごと買収してくる可能性があります。中国が鉄鋼産業を育成するに当たり、米国の製鉄会社を買収。工場を丸ごと中国本土に移転して、稼動させ研究したという話は語り草になっています。もっとも、ソフトの面を軽視したことでうまくいかなかったのですが…。

 とにかく、日本経済にとって株価が安いことが最大のリスクになってきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

また広がってきたNT倍率。再び仕掛けがあるか…?
 週末12日の日経平均終値は、127円81銭安の1万7331円17銭、TOPIX終値は18.04ポイント安の1659.48と、ともに反落しました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは94、RSIは76でした。今週は、短期指標の加熱解消相場という感じでしたね。昨日の、派生商品に絡む上げが、余分だったような気がします。

 今のところは、為替相場は117円台でこう着状態、世界の金融市場も落ち着いた動きになっており、市場外部環境はきわめて平穏でした。しかし、一方で、25日移動平均線との乖離は4.5%を超えたまま、RSIもようやく危険ラインの80を割り込んだところ。他のテクニカル指数も危険信号を出したままの状態です。目先はどうしても、短期指標の過熱感を取る必要がありますね。
 ただ、週足のサイコロは7勝5敗、RSIは44と過熱感は全くありません。加えて、来週になると、13週移動平均の計算から、1万8000円台の数字が抜けてきますので、13週線が横ばいから上昇にはいってきます。おそらく、調整があったとしても13週線までということに成るのでしょう。以前から、1万7250円どころがポイントになるといってきましたが、昨日の上げで一気にこのポイントを突破してきました。そのため、このポイントが未整理になりましたので、来週はこのポイントを押さえに来るかもしれません。よほど海外が崩れない限り、1万7000円の大台を固めながら日柄整理をする、という流れでしょうか…。

 また、ここに来て、日経平均とTOPIXのNT倍率が10.44倍まで広がってきました。前回は10.5倍から解消する動きになりましたが、今回はどこまで引っ張っていくのか…。9月21日以来、NT倍率が接近。銀行や不動産が買われたような相場になるのか…。来週も、先物の動きが焦点になりそうですね。

 昨日のニューヨークでは、サムソンや中国のネット検索会社の決算予想を巡り、ハイテク株が売られました。結果的に、NASDAQ市場も天井から一発切りという嫌な形を残してしまいました。ハイテクはどうなのかと疑問を持たせる動きですが、昨日発表された、米国の貿易収支は、輸出が過去最高になっています。ドル安が効果を発揮した、いう側面があるものの、やはりハイテク企業の健闘ぶりが光っています。

 昨日の下げは、証券会社のハイテク全般への見通し下方修正というよりは、WTI原油の83ドル台への上昇、鉛、銅、スズなど非鉄市況の上昇によるインフレ懸念の高まりが原因と見るほうが適当でしょう。以前から、ハイテク株はインフレに弱いと書いてきましたが、昨日の動きはそれを示したものでしょう。ただ、来週からは、いよいよヘッジファンドの決算にからんだ解約や現金化の動きが出てくる可能性がつよまってきます。関係あるかどうかは分かりませんが、香港や上海が安くなっているのが少々気になります。とにかく、来週から再来週にかけてが、年末相場への大きな試金石になってきます。

 持ち合い商状にある為替も、どちらかに振れてくるはずですから、来週からは少々ぶれても驚かず、押し目を買いにいくことです。今週のレポートはメガチップスやダイヘンが好調に値幅を重ねました。来週号は何に的を絞るか…。外部環境が読みづらいのでちょっと大変そうです。

 また、来週頑張りましよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

米国株が割安なら、日本株は倍割安!
 11日の日経平均終値は281円09銭高の1万7458円98銭と3日続伸、TOPIX終値は、19.34ポイント高の1677.52と大幅に反発しました。日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは98、RSIは82でした。短期指標は警戒信号をだそいたままです。今日は、好材料の援護射撃もあり、出来高は20億株台、売買代金も3兆円台と、ボリュームアップしてきました。

 さて、朝一から機械受注統計の予想を下回る数字が発表され重苦しい空気で始まってきましたが、日銀政策決定会議の結果を見守る気分が強く、昨日の引け値付近の往来相場に終始していました。しかし、前引け後に格付け会社ムーディーズによる日本国債の格付け引き上げの話が伝わると、先物に仕掛け的な買いが入り、後はあれよ、あれよという間に株価は上昇。因縁場の1万7300円ゾーンも簡単に突破。1万7400円台に乗せて終わりました。明日がミニSQですから、このあたりに絡んだ動きもあるようです。
 また、昨日も書きましたが、「アジア株買い、日本株売り」のロング・ショートポジションに絡んだ先物売の買戻しもあったんでしょう。海運株や商社株などに業績を手がかりに下買いが入っているものの、まだ、派生市場に振り回される展開が続いているようです。今日の出来高急増にしても、先物の上昇スピードが速かったので、現物とのサヤが拡大。裁定買いが入ったようです。全体の動きが鈍ると、また裁定解消売りの心配をしなければ成りません。海運や商社、非鉄に見られる買いが全体に波及し、裁定解消売りを吸収できるようになってもらいたいものです。

 信用買い残の減少率も少なくなってきましたし、新興市場の方も順調に戻してきましたので、そろそろ個人も動きやすくなってくるんじゃないでしょうか。でも、ちょっと過熱感を取って欲しい、というのが本音です。もっとも、簡単に調整して安いところを買わせてくれるような相場だったら大したことは無いんですが…。

 また、今日朝のビジネスニュースで、S&Pの益回りと長期債金利を比較したイールドスプレッドの話がでていました。「株の益回りが長期債金利を上回っており、株は割安。これが是正されたら、数年後の株価の位置は大きく変わっているでしょう」とファンドマネージャーが語っていました。でも、日本株はもっとすごいことになっているんです。

 S&P500のPERを16倍として計算すると益回りは6.25%、長期債金利は約4.7%ですから、イールドスプレッドは1.55%。一方、日経平均で計算してみると、PER19倍として益回りは5.26%、長期債金利は1.72%ですから、イールドスプレッドは3.54%。じつに米国の倍以上割安なんです。比較するときは、日本の金利ではなく、欧米の金利を使わないといけない…なんてわけの分からない理屈を持ち出して、日本株は割安ではないと言っている海外のファンドマネージャーって、どーんだけ~。これをもとに計算したら、日経平均なんて5万円していてもおかしくないんですよ。そのうち、やはり国内金利でみると日本株は超割安~なんていって馬鹿みたいに買いに来るときがあるかもしれません。それだけに、これから発表される業績が大きな意味をもってくるのです。

 一時期、「新興市場や単純平均型の株を買わなければいけない」と書いてきました。また、つい最近も「TOPIX型の銘柄ではなく、輸出型を中心にした日経平均型の銘柄を買わなければいけない」とも言ってきました。株価は、常に動・反動の動きを繰り返しています。常に、振り子の振れた反対側を意識することが大事です。ファンダメンタルでは割安な日本株には、テクニカルな要因から売りポジションが積み上がっています。なにか、好材料がでたら、一気に1000円、2000円上がるエネルギーが蓄積されていることだけは忘れないでください。

 躍動する海外とつながった企業が狙い目!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

誰かが「急ぎ働き」をしているのではないか…?
 10日の日経平均終値は17円99銭高の1万7177円89銭と小幅続伸したものの、TOPIXは1.88ポイント安の1658.18と反落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗。騰落レシオは93と低下したものの、RSIは85と、とうとう警戒ゾーンを突破してきました。

 昨日も当面の相場状況については詳しく書いていますので、ここで繰り返す必要はないと思いますが、やはり頭が重くなってきました。ニューヨークや香港、インドと新値更新が続くものの、日本株はなにか世界のなかで取り残された感じがまた強くなってきましたね。同じアジア圏に8%~9%という成長市場があるのに、かったるくて低成長の日本株なんかやっとられるか…という感じでしょうか。今の水準の日本株なら黙って買って持っておけば、長期的にはそこそこの運用成果を残せるのは間違いありません。

 しかし、半年単位の運用成果を求められるファンドの運用者としては、今が一番の勝負時。今月末には米国のFOMC(公開市場委員会)を控えていますが、正直、株式関係者が予想するように利下げがあるかどうかは分かりません。債券先物市場の動きを見ると、以前と異なり利下げの可能性は50%くらいまで低下しています。まだ利下げ期待のある今しか仕掛けのチャンスは無いと言うことでしょう。

 だから、日本においてある資金も中国やインドに回して目先の利益を稼いでおこうとしているようです。そこで、例の「ロング・ショート」作戦が出てくるわけですが、このなかで日本ショート(売り)、アジア株ロング(買い)のポジションを組んでくるわけです。シカゴの金融先物市場で日本株の売りが多いのも、この辺りが関係しているのでしょう。

 とくに、ここにくるまで、NT倍率の拡大から、TOPIX中心に買い上げられてきましたが、今度は内需株を売ってTOPIX先物を売り崩し、裁定解消売りを誘ってきたようです。今日も引けにかけては、TOPIXが安く、日経平均が高くなっていましたが、結局、NT倍率に絡んだ先物ポジションを解消したんでしょう。なにか、日本株は派生市場だけで動いている感じになっています。ニューヨークが高くても上げない、円安になっても買われない、PERが10倍を割り込み増益基調にあっても買われない…わけのわからない相場です。派生市場の都合だけでその日の市場が決まってしまうようでは、個人投資家が離れていくのも当然でしょう。

 ぼやいても仕方がありませんが、前から言っているように、これだけ短期指標が加熱すれば目先の調整はやむを得ません。ただ、来週になれば13週線の対応点が一気に低下し、13週線が横ばいから上昇に転じてきます。週足ベースでは、サイコロもRSIも全然加熱していません。

 また、日本株はだめ、海外の成長市場に目を向けなくては…と言われますが、その成長市場の恩恵を受けて、今期業績が30%、40%と新興国の企業並みに儲けている企業もたくさんあるんです。資源価格があがればそれで儲かる企業もたくさんあります。ここでは、冷静にこんな企業を仕込むところでしょう。どうも今の新興市場株やニューヨークを見ていると、誰かが「急ぎ働き」をしている感じがして仕方がありません。
 大手証券の集計では今期の増益率は12%にも達するといいます。かたや、米国では、S&P500の増益率はわずか3%台まで低下しています。いまの米国株が上がっているのは、金利の低下期待だけ。

 金利が据え置かれたら、また為替の状況が変わり資金が、米国に逆流していく可能性があります。ヘッジファンドの決算を考えると、来週以降はちょっと要注意。「隣の芝生はいつまでも青くありません」。割安なままで放置されている日本株は、まさに其の状態が市場のゆがみ。いずれ、其のゆがみを衝いた動きが始まるはずです。

 「悋気買い、悋気売り」慎むべし!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

しっかり損を取り返したヘッジファンド。その後は…?
 週明けの9日、日経平均は94円86銭高の1万7159円90銭と反発、TOPIXは3.15ポイント高の1660.06と続伸して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは101、RSIは72でした。先週末の日経平均の週足サイコロは6勝6敗、RSIは41と、過熱感は全く無し。

 週末の米国雇用統計は、たいしたことは無かったものの、とりあえず事前予想の10万人を上回る11万人台になりました。また4000人のマイナスになった8月の数字も大幅に増額修正されています。一体8月の数字は何だったの…という感じです。9月に発表されるときは8月の前半の数字がベースになるといいますが、後半に増えたにしても余りにも数字の誤差が大きすぎます。市場にショックを与えたわけですから、もうちょっと正確な数字を提供してもらいたいものです。もし何か裏があったとすると許せないことですね。どうも今の米国は、何もかも信じられない。やることなすことが、世界の経済を悪いほうへ悪いほうへと引っ張っていっている感じがします。ブッシュ大統領はまだ一年も任期を残していますので、正直、もう何もしないで欲しいですね。イタチの最後っ屁で、イランの攻撃でもされたのでは、大変なことになってしまいます。

 とりあえず、雇用がもとに戻ったことで、金融市場では利下げが遠のくのではないか、としてドルが強くなってきました。つい先日、1ドル100円なんてきつーい話を聞かされたばかりですが、やはり相場は反対向きになりましたね。「あまり決め撃ちしないほうが良いですよ」といって失笑をかったことを思い出します。どうでも良いことですが、シカゴの金融先物市場では、この一週間で低金利通貨の円とスイスフランに売りポジションが積もりあがってきています。一週間前は、ロングとショートが拮抗していたことを考えると隔世の感があります。注意して見ておいたほうがよさそうです。

 さて、日本株に行く前に、9月のヘッジファンドの運用成績の推計が公表されていました。8月は2%近いマイナスでしたが、9月は3%近い成績を残し、8月の穴をしっかり埋めたようです。そこで、気になるのが、商品市況の動きです。原油や穀物、一部の非鉄などは9月の28日の月末をピークに下落基調を強めています。11月がヘッジファンドの決算にあたり、解約申し込み期限が今月中旬になるから注意したほうが良い、と書いてきましたが、この国際商品の動きは何を暗示するんでしょう。米国債も9月末ころから金利が上昇(価格は下落)しています。新興市場のなかにも勢いを無くすところがふえています。「そこそこ稼いで損の穴も埋めたので、あとは解約に備えて現金の積み増しをしておかなくては…」などと考えられて、はしごをはずされたら、また泣く人が増えることになりそうです。このあたりを頭に入れて、世界の相場を見ていくと面白い答えが出てきそうですね。

 さて、日本株ですが、円安傾向に支えられて順調な上げ足をたどっています。短期指標の過熱感を抱え、頭には26週移動平均線と52週線が覆いかぶさっており、そんなに簡単に上にはいけない、と先週書いておきました。ただ、じきに13週線が上向きになりますし、25日線がかなりのピッチで上昇してきますので、下値も余り無い、とも書いておきました。今日あたりの動きはそんな感じの動きでしたね。
 
 また、今週号のレポートでも書きましたが、NT倍率に絡む裁定取引の影響が今週くらいから薄まってくるのではないか、としました。9月21日にNT倍率は10.50と、2003年7月の10.44を抜く水準まで上昇しましたが、その後、TOPIXが日経平均を追いかける格好で上昇し、直近では10.3倍まで低下していました。この間、TOPIXは8.1%も上げたのに、日経平均は5.9%の上昇にとどまっています。

 当然、TOPIXの先物が買われますから、現物とのサヤが拡大。サヤ取りを狙って裁定買いが入ってきますから、TOPIXに影響が大きい銀行株や不動産、小売など内需系の株が買われてくることになります。ようするに、環境が悪いにも関わらず買われてきたのは、TOPIX裁定の影響があった、ということでしょう。NT倍率上昇のスタートは10.2倍台からスタートしていますから、もう少し影響が残るかも知れませんが、気をつけないと動きが鈍ると、裁定解消売りが出てくるかもしれません。もう手は出せませんね。

 流れは日経平均型に変化していくはずです。為替の方もそれを後押ししていますね。米国でも、輸出型企業の好調が続いていますし、国際商品の下落からNASDAQ市場も逆行高してきました。テクニカルな要因から、もう少し、もたもたするかもしれませんが、ここでは流れの変化を読み間違えないようにしなければなりません。

 それと、今週末から中国で5年ぶりに中国共産党大会が開かれます。来年はオリンピックイヤーですが、参加国がみんな心配しているのが「あんな環境の悪いところで競技して大丈夫か」ということ。これは誇り高い中国人にとってはまさに「国辱」。お得意の上意下達で環境規制を一気に強めてくる可能性があります。中国大手の製鉄会社はすでに、日本へ向け省エネや環境コントロールなどで強力の打診を始めています。
環境関連がテーマに再浮上してくるかもしれません。

 いろんなテーマが見え始めましたが、とりあえずは、中間決算発表へ向けての「業績」各論相場。まだ個人が弱気の今が買い場ですよ~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

中期指標はまだまだこれから…と言っている
 週末5日の日経平均は27円45銭安の1万7065円04銭と続落したものの、TOPIXは1.31ポイント高の1656.91と反発して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは102、RSIは75でした。騰落レシオがいよいよ100を超えてきましたね。

 なーんか、世界中が今晩発表される米国の雇用統計に釘付けになっている、という感じですね。日本株の場合は3連休前ですから、見送りになるのも当然ですが、為替市場では、ドル・円相場は高値116円62銭で安値が同33銭。値動きは僅か29銭という小動きでした。雇用保険の新規請求件数など事前の統計数字は余り良くないようですが、市場は固唾を飲んで数字を待っている、という感じです。おかげで、今日の出来高は、僅か16億株台に減少しています。ただ、いまのところ、GLOBEXの先物市場では、S&P500、NASDAQ100とも小高く推移していますから、余り心配しないでも良いのかも知れません。

 じたばたしても仕方がありませんが、今週の日経平均は予想通り頭の重たい展開になりました。13週線はなんとか上回ったものの、その上から26週と52週線が上から覆いかぶさってきています。ここでの一服はセオリーどおりです。まだ病み上がり相場ですから、来週は大丈夫なんだろうかという考えになりそうです。しかし、短期指標の加熱ぶりに比べ、週足を見ると、サイコロジカルラインは50%、RSIは41(4日現在)と、全く過熱感はありません。それに、後1~2週間高値でももみ合いを続けていると、13週線が上向いてきますので、完全な押し目買い市場に移行してきます。個人も方も引かれ玉の整理はほぼ終わっていますので、13週線の上向く辺りが動き出すきっかけになってきそうです。

 また、今日の寄付きでは、日経平均が安寄りし、TOPIXが高寄りするという動きで始まってきました。多分、NT倍率のサヤを狙った裁定取引が行われたんだと思います。TOPIXが買われたために、今度はTOPIXの裁定買いが入り、銀行や小売、通信など時価総額の大きい銘柄が買われたんでしょう。ただ、一時期1.05倍を超えていたNT倍率もスタートライン近くの1.03倍まで縮まってきており、そろそろ、NT倍率を使った裁定取引も収まってくるかも知れません。

 それだけに来週の相場の方向性を予想するためには為替の方向性の見極めが大事になってきます。雇用統計数字が事前予想の10万人増を下回り、利下げ期待が増大。これに株価が反応して上昇すれば円安。しかし、雇用がよくないことに市場が反応して株が売られたら円高…。
 日本市場はだんだん業績への感応度を強めていますので、円高になってくると何を買って良いのか分からなくなってきますね。円安なら素直に輸出関連で良いわけですが…。どっちにしても来週の相場待ちというところです。

 今月後半相場に備えて、第一四半期の業績進捗率の大きいものを調べたら…と提案しました。自分でも、現在リスト作りに入っていますが、30%をこえているもののなんと多いことか。来週号のレポートに掲載するつもりですが、一番条件が厳しい、第一四半期で進捗率の大きいものは、其の分、中間決算でも増額期待が強まってきます。今の相場では、動き出して乗っかっても、遅い。ある程度、待ち伏せする感覚が必要です。今週は3連休になりますので、じっくり調べてみてはいかが…。思わぬ宝物を発掘できるかも…。

 来週も頑張りましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

良いお湿り。ただ、国民皆に愛される株式市場の構築が課題。
 4日の日経平均は107円40銭安の1万7092円49銭、TOPIXは8.41ポイント安の1655.60と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは95、RSIは76と警戒信号を発したままでした。
 
 米国株安もあり、良いお湿りですね。短期のテクニカル指標が加熱していましたから、ここでの調整は歓迎です。以前から、上値は1万7200円台と書いてきましたが、これ以上走ってしまうと、自分のノウハウを疑わなくてはならなくなるところでした。昨日久しぶりで、牧野チャートで目先の目先の目標ゾーンを出してみたんですが、上げのエネルギーの解消点はやはり、1万7200円どころでした。ちょっとガス抜きをしておかないと、相場が長持ちしません。

 えらい勢いで返してきた米国株も、新値抜けのところですから、ここでの一服は当然です。注目のISM製造業指数は予想を下回っていましたが、雇用が上昇していたので市場は安心したようです。ただ、新規受注など生産関連の指標が減少していたのは、少々気になるところです。明日の夜、雇用統計が発表されますが、増加予想をかなり織り込んでいるので、予想数字に届かなかったら、ちょっと嫌ですね。
 
 とにかく、市場全般に安心感が戻り、ヘッジファンドの連中も少し無茶をやりだした感じがします。ただ、サブプライムローン関連商品の問題は、証券の評価が各行まちまちにすすめられており、今後市場が安定化し、実際に値がつき始めたときが問題です。とにかく、今回の危機の最も大きな教訓は投資家皆が「リスク」を意識したこと。そのため、資金運用面でもリスク管理を重視したやり方に変わってきます。
 
 そうなると、ヘッジファンドに預けている資金を引き上げて安全資産に移し変えることも今後は増えそうです。11月がヘッジファンドの決算ですから、解約期限の45日前付近以後は、換金売りが再び増えることも予想されます。まだ全体のムードに流されないようにすることが大事です。あまり書きたくは無かったのですが、ITバブル崩壊の時は、利下げのあと株価が上昇し、その後長期の崩落が始まった、という先例もありますよ。

 また、8月中旬の急落過程では、一番流動性に富む市場として日本株が売られました。その後の全体の反発で、国際分散投資に占める日本株のウェートが相対的に低下していました。最近の海外投資家の買いには、国際的なポートフォリオの正常化を図るために日本株の比率を上げる買いも入っていると思われます。

 さらに、反発局面でも何回か書きましたが、上げの要因のなかに裁定買いが、かなり入っているのではないか、としました。案の定、昨日発表さえた裁定買い残は約3500円の増加になっていました。だから、これまでの上げには、こんな機械的な買い要因が入っていた、ということになります。多分、金融株の買いも、TOPIX裁定やNT倍率絡みの裁定に関係したものなんでしょう。

 やはり、日本株の立ち直りには、個人投資家の復活がカギになります。ところが、お上のやっていることは、証券優遇税制の廃止論議…。日経平均も戻ってきたことだから、そろそろ良いか…てなもんでしょう。でも個人投資家のスタンスをあらわしている指標である単純平均をみてみると何にももどっていない。財務省あたりは、取れるところからはドンドン取ろうという姿勢。民主党は金持ち優遇になるから廃止しようという。選挙を意識した発言でしょうが、いま株をやっているのは金持ちじゃないよ…。そんな時代錯誤みたいなことを言っていると、証券優遇税制の存続か否かを争点にしたら、選挙に負けてしまうよ。

 ことほど左様に、日本の株式市場は冷たくされています。国民に愛されていない市場が上がるとは、とても思いません。個人投資家が安心して投資できる市場をつくらなければならないのに、実際は逆の方向に行っている。市場からしっぺ返しを食らわなければ良いが…と心配するばかりです。

 とにかく、下がっても知れています。今月後半から中間決算発表が始まりますが、利益率は8%台から10%台に上昇しています。かなり増額修正がでてくるはずですから、第1四半期の進捗率が25%を超えていたものを調べ、はやめに仕込み。増額修正が発表されて株価が飛んだら売却する、という「待ち伏せ」が面白そうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

日本経済の閉塞感は何処から生まれている?
 3日の日経平均は153円11銭高の1万7199円89銭、TOPIXは24.22ポイント高の1664.01と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは96、RSIは77でした。短期指標は危険信号がチーカチカという感じです。強い相場になってきたら「押し目待ちに押し目無し」ということになってしまいますね。毎度のパターンですが、当面の目標値1万7254円が指呼の間になってきました。
 
 強気になりたいところですが、今日で25日株価移動平均線とのカイリが5%を超えてきました。この2年くらいをみても、最大カイリで8%くらい。大体、5%~6%カイリで調整していますので、そろそろセオリー通りに動いておいたほうが良いでしょう。日本株は自律的な要因で動いているのではありませんから、米国次第でどうにでもなる、ということを忘れてはいけません。
 
 今日も先物がらみの動きが強かったようです。相変わらず、証券、銀行、不動産など、内需がらみのところが強かったようで、TOPIXの上げ率の大きさでも分かります。どうせ、裏のほうでNT倍率に絡んだ裁定取り引きが絡んでいるんでしょう。ただ、昨日もIHIの話を書きましたが、今日はいきなり買い気配で始まってきました。先週末現在で800万株を超える信用売りが入っていましたが、買い方のほうは長期戦覚悟の玉。じっくり腰を落ち着けられたら、かないっこありません。多分、今日は売り方の踏みを狙ったような仕掛けもあったんでしょう。300円手前は戻りの関門ですので、明日どうなるか、楽しみです。また、予想通り、新日鉄も動き出しましたね。直近の「THELOB STOCK REPORT」でも、一ページを裂いて新日鉄を中心にした戻り相場の到来を予想しておきました。ここで株価を」維持できたら、13週線の状況が変わりスピードがついてくるはずです。楽しみにしておきましょう。

 さて、米国シティグループが日興コーデリアルグループに対し、初の三角合併を実現しましたが、これから、内外を含めこのタイプの経営統合が増えてくるものと思われます。最近、松下電産の物流施設や遊休施設の売却や東洋紡の大阪本町ビルの売却が話題になりました。なんか関係あるのかと言われそうですが、日本の企業は、現金や株券、不動産をたくさんもっています。しかし、株主の立場から見たら、資産はたくさん持っているんですが、これを有効に活用してくれたらもっと利益があがり配当もたくさんもらえるのに…ということになります。最近、海外投資家が日本の企業にうるさく言ってくるのが、この資産の有効活用です。このタイプの企業は内需企業に多いのですが、肝心の国内マーケットは同業他社との競争や規制でがんじがらめになっており、閉塞感で一杯です。
 
 おまけに其のマーケット自体が高齢化や少子化で縮小の一歩ですから、このままでは座して死を待つのみという状態です。しかし、残念ながら、今の経営者には解決策が見出せないのが実情です。だったら、同業他社と合併して規模を拡大。マーケットシェアを伸ばすしか方法はありません。また、経営ノウハウをもつところの資本を導入するのも一方です。以前から、内需株にかんしてはM&Aしかテーマはない…と言ってきましたが、今後は、今回の日興コーディアル型の納得づくのM&Aが増えてくるはずです。

 ついでに同属会社など、資産をたくさん持ちながら有効活用がされていないところは、スティールパートナーズのような、少々荒っぽいところの洗礼をあびるようなことが出てくるかも知れません。今の、日本経済の最大の問題点は、規制や慣習でがんじがらめになっている「閉塞感」をいかに打破していくか、です。大陸のはずれで「お山の大将」みたいに振舞っていたら、世界の変化に大きく取り残されていた、というのが今の日本です。政治家も国民もこのことを薄々感じ始めているはずです。そして、何が邪魔をしているか、も…。

 明治維新の時に、大久保利通参議は幕藩体制から明治新政府に移行するときの混乱を乗り切るために、緊急避難的に多くの権力を内務省に集中しました。その流れを受け継いだのが大蔵省→財務省です。だから、俺達が日本を動かしている、というおごり高ぶった考えが綿々と受け継がれてきているのです。残念ながら、大久保参議は暗殺されてしまいましたが、彼は、権力の一極集中の弊害を十分認識しており、体制がととのえば、組織改革を行う方針だった、といいます。

 日本が敗戦から立ち直るときはこれでもよかったのですが、現在は流動化する世界の中でフレキシブルに立ち回らなければならなくなっています。それが、入り組んだ利権構造のなかで固定化されているところに、国内経済が成長できない原因があります。明治時代に大久保参議が、是正する必要があると考えていた官僚機構の問題を、140年ぶりに解決しないと、これからの日本の発展はないような気がします。だから、もう一度、黒船来襲が必要だと思うのですが…。

 長くなってごめんなさいね!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

IHI相場にみる待機資金の豊富さ
 2日の日経平均は200円82銭高の1万7046円78銭と続伸、TOPIXは23.90ポイント高の1639.79と反発して終わりました。日経平均サイコロは9勝2敗で危険ゾーン入りを暗示。騰落レシオは93でしたが、RSIは76と注意信号を発しました。明日RSIが80を超えるようだと、ちょっと注意したほうが良いかも…。

 「静かなる戻り高値の更新」という感じでしたね。昨日はスイスの投資銀行UBSが債券関連投資で34億ドルの評価損を計上すると、書きましたが、昨晩米国でもシティバンクが、同様に損失を計上。今期で損失を出し切ると伝えられたことで、とりあえずサブプライム関連危機のピークは過ぎたとして市場の安心感を誘ったようです。これまで、売られてきた金融株を中心に買い上げられたほか、ハイテク株も上げ、ニューヨークダウは一気に史上最高値を更新してきました。

 このコーナーでもサブプライムローン関連商品の広がりや損失の額が分からないところに今回の危機の深さがある、としてきましたが、とりあえず、概観が見えたことで「悪材料で尽くし」になったんでしょう。グリーンスパン前FRB議長も、昨日のロイターとのインタビューの中で、「金融機関の資金調達が長期債の発行に依存してきたことは、明るい兆しだ」と話していました。大体、短期資金の乗り換えを繰り返すことで、長期性資金に充てていく、というやり方そのものがおかしなやり方なので、だんだん正常化していくんでしょう。ただ、コマーシャルペーパーによる資金調達など短期金融市場の資金逼迫状態はまだ続いているので、完全に解消するにはまだ時間がかかる、と見たほうが良いんでしょう。

 おまけに、これだけ市場が回復してきたのに、FRBは今月末の利下げは出来るんでしょうか?ただでさえ、今回の利下げは資産インフレを刺激する可能性があるといわれてきました。利下げの本来の目的は市場の救済よりも、景気後退を防ぐことにあったわけですから、これから出てくる景気指標とインフレ指標によっては歯車が逆回転することだってあるかもしれませんよ。とにかく、株が上がったことで、住宅価格の下落による逆資産効果は、株価上昇による資産効果で相殺することになり、個人消費落ち込みの可能性は少なくなったということでしょう。
 
 日本市場の方ですが、ニューヨークの最高値更新に蹴っ飛ばされて、ドンとあがったものの、あとはそのまま。寒気と冷気にはさまれて上昇することも出来ない気球みたいな状態でしたね。サブプライムローン危機がとりあえず最悪期を脱した、との判断で、金融、不動産などが物色されたほか、証券優遇税制を継続すべきとの渡辺内閣府特命担当大臣の発言を好感し、証券株も買われるなど、今日は内需優位の展開でした。まだ、NT倍率の修正相場が続いているようですね。

 しかし、おかげで短期のテクニカル指標は売り信号だらけになってしまいました。日本株には独自に買う材料がありませんので、何も無ければ、一度は急落後の戻り高値の頭をはたきにいったはずです。しっかり足元が固まっていないから、慎重な投資家は出てきません。とにかく、個人投資家はライブドアショック以後、2年近くひどい目にあってきましたから、今回はそんなに簡単に買いにでてはきません。上値を買う人がいないから今日の打ち上げ花火のような相場になってしまいます。

 今日は、金融・不動産株の陰に隠れて目立ちませんでしたが、電気株の動きが非常によくなってきました。米国でハイテク株が高値圏にあることは昨日も書きましたが、専門家によると、この秋からITサイクルが上向きになるといいます。実際、NAND型フラッシュメモリー画数量・価格とも上向いています。為替が心配ですが、昨日の日銀短観でも後半について輸出採算レートを1ドル114円割れに設定しているところが増えており、今のレートならまだ為替差益を計上できる余力を残しています。米国の景気減速で、インフレ懸念が沈静化するなら、インフレに弱いハイテク株の出番。

 目先的には、過熱感が懸念されますが、以前から書いているように、本当に心配するのは週足のRSIが80近くになってから…。
今日、IHIがいきなり寄り付いてきて、2億株を超える出来高をこなしてきました。売った人が多かったから下がったんでしょうが、同じ株数だけ買った人もいた、ということです。IHIのやっている事業内容からみて、経営トップが替わり「選択と集中」が進んだら、おそらく高収益会社に生まれ変われることでしょう。今はだめだが、数年先はきっと良くなる…。チャンスがあれば買い対資金は今の市場にはたくさんある。図らずも、今日のIHIの相場でそれが証明された格好です。これからは、成長性が全て。新興市場も含めて銘柄の洗い直しを始めてはいかが? 

 当面は1万7250円台がポイント。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

ドルの全面安が原油上昇を緩和?
 週明け1日の日経平均は60円27銭高の1万6845円96銭と反発したものの、TOPIXは0.73ポイント安の1615.89と、続落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは88、RSIは64でした。先週は短期間に上昇したこともあり、25日線との乖離(かいり)が拡大、ストキャスティックスなど短期指標の売り信号が目立っています。

 今日は、日銀短観の発表があり、大企業中心に景気が堅調に推移していることがとりあえず確認されました。ただ、先行きについては、米国の景気がいけないんじゃないかという観測が強く、ここ数ヶ月連続で弱気が続いています。今週は先週上げた反動に加え、米国の雇用統計など重要な指標の発表が続きますので、模様眺めから「腎虚」みたいな相場に成るかもしれませんね。
 ちょっと心配なのが、スイスのUBSが債券に絡んで34億ドル(3900億円弱)の評価損を計上するという話が伝わっています。サブプライムローン問題はのど元を過ぎたような状態になっていますが、まだ、ポツリポツリと飛び出してきます。市場が弱いときにでてくると、過剰反応しがちですので、今晩のニューヨークの反応をみたいものです。いまのところ、GLOBEXは小幅安なので大した反応は無いんでしょうが…。
 
 今日は、出来高や売買代金も少なく見送り気分が強い中、先週の化粧買い(ドレッシング)や先物関係の後始末があり、終日さえない展開でした。IHIや富士電機の赤字計上も、先週の熱気に水をさしてしまいました。ただでさえ、10月に入り、中間の業績を意識しだしたところですから、ちょっと影響がでそうです。
 ただ、先週段階で日経平均の三本新値は陽転していますし、急落後の反発の頭も先週更新しており、基本的に強気転換しているのは間違いありません。
 下値不安が遠のいたことから、いろいろ問題のある低位株が物色されているようですが、所詮、目先のアヤ取りの域を脱していません。当面は、目先の過熱感の調整から、暴落後の一発目の戻りの高値1万6600円割れあたりを目指し日柄整理することになるんでしょうが、先にもみ合いに入っていた新日鉄などの主力株が引けにかけやや値を戻すなど、違った動きも出てきています。

 週末にも書いたように、目先は主力株と雑株の循環物色。その間に中間決算が発表になってきますから、内容のない雑株は2番底をさぐる動きになるというストーリーでしょうか。そろそろ、業績好調な主力に注目。また、ダウ採用銘柄のうちハイテク株や輸出株など半分以上の企業が8月の高値を上回るか、その付近まで株価が回復しています。年後半からITサイクルが上向くとの予想もあり、そろそろ注意したいところです。ドルの全面安が懸念されていますが、通貨が高い国では原油価格の上昇分を吸収できるメリットもあります。また、米国は輪転機を回してドル紙片を印刷すれば腹は痛みませんし、ドル安で輸出を増やし、原油輸入分を中東向け輸出を増やしドルを回収することもできます。

 この図式は、第一次、第二次オイルショックの時に先進国が取った手法でもあります。日本でも、原油高によるインフレ懸念が忍び寄っていますが、ここで円高になれば輸入物価の上昇分を緩和することも出来ます。悪いことばかりじゃありませんね。おまけに、米国が輸出をのばすのなら、それに伴って日本からの部材輸入も増加します。日本の輸出企業は、為替差損が出ても数量増でカバーできるという事だってありますね。これからは、物事を良いほうに考えていきましょう。目先は短期指標の改善待ち。
 
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ