大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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来年は「経済不況の年」…九星が暗示?
一年間お疲れ様でした。サブプライムローン危機と先物に振り回された一年でしたが、投資成果はいかがでしたでしょうか。

★来年の九暗示は「経済不況の年」
来年の相場については、悲観論、楽観論が相半ばするような状態ですが、気学では来年は「一白水星」年。星回りとしてはあまりいいものではなく、「万物が枯れる」、「努力が報われない」といいます。端的には「経済不況の年」とされます。

 このように書くと身も蓋もありませんが、「水」にはあらゆるものを分解し浄化する作用があるといい、古いテーマが崩れ、新しいテーマが産まれる大転換のスタートになる星意もあるのです。日本経済はバブル崩壊という大転換のチャンスを政治や官僚を中心にする行政のサボタージュで逃がしてしまいました。しかし、防衛省の武器調達での汚職の露見、社保庁の年金不正問題、厚生労働省の薬害肝炎疑惑など、最近の動きにあるように、いたるところで旧悪が露見し、変革を促すような動きがでてきました。これらの旧体制の悪弊が水によって浄化されるなら、むしろ歓迎すべきことかも知れません。

 一白に始まり、九紫で終わる九星の移動は、人間が生まれて、大成するまでの変遷になぞらえられるもので、来年の一白はまさに無垢の状態で、人生のスタートを切ることにも例えられます。不安も多いですが、希望に満ちた星回りといえなくもありません。とくに、日本の場合は悪い点ばかりが目立ち、世界から取り残されようとしているだけに、新たなスタートにかける期待もその分大きくなってきます。新年は、目に余るような現象が出てくるかもしれませんが、額面どおり受け取らず、新しいものが産まれるための痛みだと思ってみていくことにしましょう。

★日経平均は5年ぶりの年足陰線。でも単純平均は2年連続…
 さて、大納会の日経平均ですが、256円91安の1万5307円78銭、TOPIXは24.26ポイント安の1475.68と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは87、RSIは34、25日線かい離はマイナス1.1%でした。

 今日の引け値で、日経平均は5年ぶりの年足陰線が確定しました。常識どおりなら、あと一年くらいは陰線が続くかもしれませんが、注意したいのは、本当の日本経済の実態をあらわしているのは単純平均であるということ。単純平均は今年で2年連続で陰線をつけているのです。来年は、海外から内需を中心にした景気振興圧力が高まってきますから、日銀の利下げの可能性すら出てきます。内需沈滞の原因になった建築確認の遅れ問題も、何らかの緊急避難措置が採られるかも知れません。サブプライムローン問題出苦しむ欧米や景気過熱でバブル崩壊懸念が強まる中国なんかより、ずーと前向きな材料が出てくる可能性があるのです。 これまでにも何度か書いてきましたが、今一番注目すべきは、輸出関連や新興国関連ではなく、2年間売られに売られてきた単純平均型、内需型の銘柄なのかもしれません。

★来年は水と食料が切迫したテーマに… 
それと、来年問題になるのは、食料と水の問題です。一白水星の表意だから言うのではありませんが、過剰流動性を背景に穀物市況が上昇し、世界的に穀物の増産が課題になってきます。しかし、その時ネックになるのが、「水」の問題です。中国は、伝統的に水不足の国ですが、最近の工業化で工業用水の需要が増加。これに応じるために、農業用水を振り向けると言う事態になっています。そのため、水を多く使う稲作を減らし、とうもろこしなど水をあまり使わない農作物への転換を働きかけるなどしており、逆に農民の不満を買うという事態もおきています。地下水のくみ上げすぎも、中国の地下水位を低下させ、農業用水の不足に拍車をかけるという事態も起きています。

 オリンピックイヤーで、水の需要はピークに達して来るはずですから、来年は環境・水関連が必ずテーマとして浮上してくるはずです。経営者向けのレポートで2年前に「オイルタンカーがウォータータンカーに変わる日…」をテーマに記事を書いたことがrかもしれませんが、来年は、案外水を輸出する事業が本格化するかもしれません。2週間前の株式レポートで酉島製作所(6363)を、水関連で取り上げておきましたが、今日、80円以上上昇し1700円台に乗せてきました。大台を二つ変えてきましたね。海水淡水化プラントのポンプを手がけますが、一つのプラントではポンプを40-60個も使いますから、同社の受けるメリットは大きなものになります。関連株を丹念に調べてみてはいかがですか。

 こういう風に書いてくると、日本株は案外捨てたものじゃないと思えてくるはずです。また、うまいことに、単純平均方の銘柄は、外人さんが投げまくって崩れたものばかりですから、あんまり動向を気にしなくていいところもメリットです。

 あまり長く書くと、また嫌われてのぞきに来る人が減ってしまいそうなので、この辺でやめておきます。それでは皆さん良いお年をお迎えください。



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日本株の上昇期間はまだ30ヶ月近く残っている…?
 今年も残すところ明日の半日立会いのみ。今ひとつ盛り上がりを欠く年の瀬ですが、果たして、新年はいかがな年になるものやら…。

★テクニカル的には売られるポイントに来ていた?
 さて、27日の日経平均は88円85銭安の1万5564円69銭、TOPIXは8.53ポイント安の1499.94と、ともに5日ぶりに反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは99、RSIは42、25日線かい離はプラス0.7%でした。出来高概算は13億7000万株、売買代金は1兆5200億円と少なく、まだ海外投資家が戻ってきていないことがわかりますね。
 
 テクニカル的には、日経平均一目均衡表の雲の下限に届きましたので、今日は利食い優先の展開になりました。まあ、仕方が無いところでしょう。おまけに、明日の午後から、来月の3日まで、長期の休場になりますので、この間何が起きるかわかりません。とりあえず、先物でヘッジ売りをかけておこうと言うことで、今日は先物売りが多く入っていました。昨日も詳しく書いたように、ここまでの上昇には裁定取引にともなう買いが多く入っていたはずで、先物が売られると解消売りが出やすくなってきます。

★戻ってきた「小鬼」達
 また、債券の先物が後場あたりから上昇していましたので、「債券先物買い、株先物売り」のロングショートポジション作りが入った形跡も見られます。海外投資家がクリスマス休暇だった昨日まではいたって平穏でしたが、今日の動きは、先物筋が「お前ら、何調子に乗ってるんだ…」とでも言いたげな感じの相場展開でした。シカゴの日経平均先物は1万5700円台でしっかりに終わっていたんですが、日本のほうは独自の動きで、いきなり安く始まっています。結局、「小鬼」どもが、引っ掻き回しに戻ってきたということなんでしょう。
 米国では、格付け会社が、保証会社が絡んだ金融商品の格下げを決めるなど、またぞろ足を引っ張るような動きを始めていますので、波乱の芽は残ったままです。

 米国株安→先物売り→裁定解消売り、といういつもの下げパターンで相場が崩されないことを祈るばかりです。いつまでも、「賽の河原の石積み」では、日本株はどんどんダメになっていきます。現物市場がしっかりしていれば、本来裁定取引は中立要因のはずですが、国内の投資家が見捨ててしまっていますから、派生商品に振り回されることになってしまいます。バブル崩壊後の企業再生努力を経て、日本企業の損益分岐点は大幅に低下しており、少々のショックくらいは充分に吸収できる体力がついているのです。

 そろそろ、国内投資家自身が日本株を見直すべき時が来ているのではないでしょうか。穀物市況、非鉄市況、原油価格など国際商品市場が上向いてきました。世界の景気と最も密接な関係があるLME銅市況も底打ちの気配が見えてきました。銅市況は米国の住宅不振を移し下落していましたが、底打ち感を強めてきたことは何を意味するんでしょうか…。世界景気は減速するといってもIMFの予測ではまだ4%台をキープしています。世界の景気敏感株が日本株なら、立ち直りの初期には日本株がかわれてくるはずですが…。

★まだ残された2年以上の上昇期間 
 日本株は、戦後、上昇期間80数ヶ月という規則正しい動きを続けてきました。2003年4月にスタートした今回の上昇相場は、まだ56ヶ月を経過したに過ぎません。まだ2年以上の上昇可能性を残しているのです。一部に、大天井説を唱えるような大弱気をいうところもありますが、それには、まだ日柄が足りません。今と同じような状況だった1987年10月のブラックマンデー時は年末の大納会の下落局面が絶好の買い場になりました。欧米の中央銀行がこれだけ金をばら撒いた金融市場で過剰流動性が発生し無いわけはありません。

 上昇幅は第一次、第二次オイルショック後の相場並で、おそらく底値7607円の3倍弱くらいしかありませんが、各論では結構値幅が稼げるものが出てくるはずです。正月休みの間に、一度過去の相場を検証してみてはいかがですか…。

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日本から奪われた「夢」と「ロマン」を思い出させる大納会
 今年の相場も残すところ2日間の立会いのみ。最後の気力を振り絞って行きましょう。
 さて、26日の日経平均は100円95銭高の1万5653円54銭、TOPIXは12.44ポイント高の1508.47と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは101、RSIは51、25日線かい離は1.3%でした。出来高は13億株台、売買代金は1兆4400億円台と、売買エネルギーは細っています。騰落レシオが100の大台に乗せてきました。まだ余裕はありますが、警戒ゾーンの120に近づいていますので、数字からは目が放せません。騰落レシオの上昇は物色範囲が拡大しているということでもありますので、いよいよ年末相場らしくなってきました。
 1月中旬が転換点かな…と思っていましたが、このピッチで騰落レシオがあがると、時期が早まるかもしれませんね。

 しかし、「四海波静か」ではありませんが、為替、株式ともいたって平穏な動きです。先物も振り回すような動きはありませんし、国内投資家だけでやる相場がこんなに静かなものになるという証明みたいなものですね。これまでの日本市場が如何に海外投資家から振り回されてきたかが良くわかります。それだけに、休み明けが、また怖い。このところ、先物と現物のサヤが拡大した状態が続いていましたので、かなり裁定取引が入っていたはずです。このところの日経平均の戻しは裁定取引の現物買いによるものもかなり大きいはずです。

 海外年金などのファンドが期末の評価上げを狙い先物を買ったり、12月末に設定する投信が先回りして先物買いをするなど、先物が買われやすくなっています。そのため、サヤが開きやすい状態になっていますので、裁定取引が入り、かなり残がつみあがっているはずです。
 年が明けると、原油代金決済や決算期末の決済資金用のドル需要が剥げ落ちてきますから、再びドルが売られやすくなってきます。

 円高は日本経済にとってマイナスですから、株が売られやすい地合に転換してきます。そうなると、再び「小鬼」どもが動き始め、先物を売り叩くことを始めます。そうなると、現物と先物のサヤが詰まって、最低解消売りが出て再び株が下がる…というストーリーでしょうか。機械的に動いてくるだけに、年明けの為替相場が大きな鍵を握ってきそうです。

 それにしても、予想したように物事が運ぶことほど腹の立つことはありません。今の市場は、システム売買が主力になり機械的に動いてきますから、仕方の無いことでしょうが、何でも数字だけで判断してしまうことには大きな抵抗があります。昔の日本株には夢やロマンがありました。環境や再開発などで企業が変身するという大きな夢を描き、株価が大変身していく…。
 しかし、今はどうでしょう。少し上がれば、証券取引監視委員会から「何故こんな株を買うのか」、「根拠は何か」、と問い合わせは来るは、投資家は5年先、10年先を夢見て株を買っているのに、ファンドなど資金力の大きいところが「PERから見て割高だ…」などと、数字を並べ立てて空売りに回ってくる…空売りできない場合は、大株主から株券を借りてきて相場を売り崩す…。こんなことが、ずっと続いてきました。

 その結果、数字ばかりがのし歩くおもしろくない非人間的な株式市場になってしまいました。だったら、少々リスクを冒しても、夢やロマンを買える海外市場に資金をシフトしたいと思うのは当たり前でしょう。

 昔、特定ポストと言うのがありました。日本を代表する企業が割り当てられていましたが、大発会では特定ポストの最初の銘柄から順番に値付けをし、一年の始まりの気分を高めていきます。また、大納会では、同じように、一銘柄づつ、引け値をつけていきますが、一つ値がつくたびに取引所内から拍手が沸き、段々盛り上がっていって、最後の平和不動産の値がつくときは一年が終わる、として大歓声が沸いたものです。私達も特定ポスト銘柄の値がついていくたびに、一年間の苦しかったこと楽しかったことが甦り、胸が熱くなったことを覚えています。―まさに、日本全体が将来の夢に燃えていた時代でした。

 ところが、今はどうでしょうか。すべてコンピューター化され、機械だけが値を刻み、11時になったら手締めをして「はい終わり」。感慨も何もあったものではありません。なぜ、日本から「燃えるもの」が無くなってしまったんでしょうか。今の株式市場の動きをみるにつけ、いつも考えさせられてしまいます。日本全体が、もう一度夢を見られる仕組みづくりが望まれます。

 また、とりとめのないことを買いてしまいました。でも、今の上げが裁定取引に引っ張られてあげていることは確か。年明けに爆発する時限爆弾を抱え込んでいるようなものです。だから、システム売買と関係のない、高進捗率ものや、2年間売られてきた中小型株、新興市場株をねらいなさいと言い続けています。海外の割安株狙いのファンドは、リスクの上昇した新興国を避け、日本株を拾い始めていますよ。

 とにかく、大事なことは、万が一の時に挽回が効く銘柄を買っておくこと…。

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やはり「満月」が変化日だった…
 三連休明け、クリスマスの25日。日経平均は295円59銭高の1万5552円59銭、TOPIXは26.83ポイント高の1496.03と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは51、25日かい離は約0.9%でした。先週末の日経平均週足サイコロは5勝7敗、RSIは42でした。短期、中期とも目先は安全サインですね。

 海外投資家はジングルベルに浮かれてお休み中。今日の出来高は14億株台、売買代金は1兆6000億円台で今年最低の水準でした。
 まあ、海外は高いし、円相場は114円台、欧米の金融波乱は中東産油国や外貨準備溜め込み国からの資金還流で乗り切るスキームがほぼ確立された、ということで、今日は先物筋の買戻しから、高くなりました。一時期、円が113円台に入るときにはやや上げ幅が縮小する場面もありましたが、引けにかけ再び円が114円台に乗せるとともに、上げの勢いを取り戻し300円近く上昇して終わっています。

 ボリュームを伴っていないだけに、「眉唾(まゆつば)」もんだと、懸念する向きもあるようですが、今日の上げで、日経平均の3本新値が陽転しました。テクニカル的には好材料ですね。今晩のニューヨークはクリスマス休日になりますから、明日は、目先筋が餅代というかお年玉稼ぎで動き出してくる可能性もありますね。とりあえず、月末にかけてのドレッシング商いなどもあり、堅調な終わり方が出来そうです。

 それにしても、月の満ち欠けがこんなに相場の変化日を暗示するとは…。先週まで、10日の「新月」を境に相場は下落に向かいましたので、次の上方への転換日は24日の満月…。この日が休日なので、21日か25日が変化日になる、としてきました。先週号のレポートでも、月の満ち欠けと犯罪率の変化、狼男などの話を書き、週末から週初がポイントになるとしてきました。まさに、予想通りの展開になりました。これで、次の新月までは強調相場が続くことになりそうです(?)。

 今日は、大きくつっ込んだ鉄鋼、造船、海運、不動産などの主力株が買われていましたが、果たして、いくら取れるんでしょうね。13週、26週線とも下降に転じていますので、このへんまで行くとどうしても頭を抑えられてしまいます。新日鉄で700円抜けがポイントになるんでしょうか。結局、あまり値幅は取れないんでしょう。

 以前から、業績進捗率をベースに置いた中小型株を狙うように、として、レポートでも取り上げてきました。最近ではマンダム(4917)や日本光電(6849)、TBK(7277 )を注目してきましたが、全体が下げる中で、逆行高を演じています。相場全体がリスクに敏感になっていますから、しこり玉を多く抱えた株よりも、バリー面で割安で玉の整理が効いている方に物色の矛先が向かうのは当然でしょう。

 目先は、まず13週、26週線が上向きになっていて、かつ株価がその上に出ているものを狙うようにした方がいいでしょう。もちろん、高進捗率であることは必須条件ですが…。

 さて、今回のレポートで、簡単に新年の物色テーマを考えてみました。少子高齢化で国内マーケットの頭打ちが目立ってみました。しかし、一方の企業側は、高度成長期の企業数がまだそのままになっています。そのため、過当競争が続き、利益率の低い儲からない経営がつづいています。そこにきたのが、原材料高です。運送費、包装費、原材料費などが、どんどん上昇しています。これまでは、何とか人件費を抑制し、しのいできましたが、これももう限界。

 となったら、体力のあるうちに同業他社を買収するか、他社と合併して市場シェアを広げ、価格決定力を持つしかありません。これまで、M&Aが始まると言われてきましたが、もう一つ勢いがありませんでした。しかし、今回のコスト上昇は否応なしに、企業の統合を促していくはずです。そのため、新年は国内企業同士の合併がテーマになる、と書いたのですが、今日、早くも、そんな動きが出ていました。ツカモトが同業の市田に対しTOBを仕掛けるとの話が出ていました。

 まさに、生き残りをかけた食い合いが始まったのです。おそらく新年は日経平均の上昇はたいしたことは無いものと思われます。しかし、各論では、M&Aを背景に壮大な「各論相場」が繰り広げられるんではないでしょうか。そうなると、会社の解散価値も問われることになりますから、含みもテーマとして浮上してきそうです。経済では、どうしてもインフレを意識しますが、インフレにより企業価値も増加していきますので、含み相場が表面化する時期が来るはずです。

 今回書いたレポートの内容ですので、購読者からしかられそうですが、来年を考えるヒントにしてもらえたら…と、思います。

 当面、次の「新月」までは、息抜きさせてもらいましょうか…。

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日本企業の持つ「成長の果実」って、評価されないのかな…?
 週末21日の日経平均は225円40銭高の1万5257円、TOPIXは11.64ポイント高の1469.20と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは83、RSIは40、25日線かい離はマイナス1%でした。前場中はニューヨーク高や海外市場高を受けて堅調に始まったものの、3連休を前にした先物筋のポジション調整から、一時は1万5000円を割り込むなど、相変わらず重苦しい相場展開が続いていました。ただ、サブプライムローン絡みで、大きな評価損を計上すると見られる米国メリルリンチがシンガポールの投資会社テマセクから、資本を導入する、と伝えられ、先物に買戻しがはいり、全体は戻して終わりました。

 どうなんでしょうか…。10日が「新月」で変化日になった、として、次の変化日は24日の「満月」。この日が休日ですので変化日は21日か25日になる、としたんですが、今日のこの上げは「変化日」になったんでしょうか。来週に入っても続けてあげてくれないと、変化日にはなりませんが、果たしてどうか…。ベアスターンズの予想通りの決算悪、中国の金融引き締め強化など悪材料があるなかでの上昇ですから、もしかしたら…。まあ、期待してみておくことにしましょう。来週は、下落途上にある25日線との勝負になりそうです。こんどこそ、上回って移動平均線を引き上げてほしいものです。

 それにしても、ひどい相場です。政府や日銀、経済評論家などは、日経平均を引き合いにして景気を論じていますが、その下落率は19%台。確かに、たいしたことはありません。
 しかし、ジャスダック平均は今日1700割れで、2年ぶりの安値に落ち込んでいます。東証一部の単純平均も昨日新安値を更新し、昨年2月からの下落率は約36%に達しています。また、東証一部で株価純資産倍率(PBR)が0.5倍を下回っているものが93社(昨日現在)もあります。東証2部のPBRは1倍を下回っています。ジャスダックの配当利回りは、長期債金利を大幅に上回る2%台に乗せています。まさに異常な数字がぞろぞろと並んでいるのです。

 株価が景気のバロメーターであるとすれば、この数字は何を暗示しているのでしょうか。土地や株の含み益、強力な国内販売網、技術開発力、ブランド力などの価値を持った企業が、実体価値の半値以下に放置されているのです。土地や株などの資産価値が下落していくと、市場は読んでいるんでしょうか。中には、PBRが0.1倍台という信じられない数字の企業もあります。いくらジャパンパッシングといったって、それほど日本はひどくはならないでしょう。今の状態のままで、株式を買占め、会社を解散させると、投下資本の倍以上の利益を上げられる企業がごろごろしているのです。私が、海外ファンドくらいの資金力を持っていれば、買収→解散と言うのをやってみたい気がするのですが…。

 海外のファンドマネージャーは、新興市場ばかりに目が向いていて、自然に成長株志向が強くなっています。8%、9%という成長からみたら、日本の成長率は見劣りするのは当たり前です。しかし、日本企業にはこれまでの高度成長期の果実がいっぱい詰まっていることには気づいていません。この意味では、勉強不足といえるのかも知れません。

 しかし、来年に入り、世界の経済が減速し成長株投資が出来なくなった時、日本企業の中に溜め込まれた成長の果実に目が向かないはずは無いでしょう。いま、世界の中央銀行はサブプライムローン危機を乗り切ろうと市場への資金供給を増やしています。来年になり、危機が一巡したときに、次の起きるのは過剰流動性の問題です。しかし、成長が減速した新興国に資金を投じるのはリスクが大きいため、これまでとは異なる投資基準が使われることになるんではないでしょうか。

 巨額の不動産や株式、現金を持ちながら経営資源として有効活用していない企業は、不動産の有効活用や売却により増配などの収益機会がでてきます。こんな可能性を持った株が、100円台という「バカ安」な株価で放置されているのです。これまではやされてきた、中国も北京オリンピック後の成長には疑問符がつき始めています。辣腕ファンドマネージャーなら、来年の投資基準がこれまでどおりでいいとは思っていないはずです。新年のキーワードは投資テーマの変化になりそうな気がするのですが…。あまりにも我田引水的でしょうかね…。


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手詰まり相場はバリュー重視で乗り切ろう
 昨日は、原稿を書いていたのに操作ミスで全部飛ばしてしまいました。所用があり書き直す時間が無かったので、失礼しました。なーんか操作がややこしくなって、私ら年寄りにはついていけない。また、子どもに聞いて操作を確認していかなくては…。

 20日の日経平均は1円9銭高の1万5031円60銭、TOPIXは0.27ポイント高の1457.56と、ともに前日比横ばいで終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは82、RSIは32、25日線かい離はマイナス2.5%でした。RSIの調整がいい調子ですすんでいます。投資家はまさにフラフラの状態。市場エネルギーは減少の一途で、出来高は17億を割り込み、売買代金は2兆円を割り込んでしまいました。年末に近づき、税金対策がらみの益出しや損切りが増加し、新興市場は新安値を更新しています。指数売買が絡み日経平均やTOPIXはかさ上げ状態になっていますが、全体はひどいことになってきました。買っても取れないことから、新安値を採った株をさらにそこから売り叩くなど、相場の内容は悪化しているようです。

 ここに来て、米国景気が不景気の中の物価高(スタグフレーション)懸念を強めてきました。景気が悪化し、物価が上昇するわけですから、これほど金融の舵取りが難しいことはありません。最近、円安になっても、株価が反応しなくなりましたが、円安になっても輸出先の景気が悪くなり物が売れなくなればメリットはありませんね。色んな意味で、手詰まり感が強まってきました。

 最近では、米国金融機関の救済スキームになってしまった感のある政府系資金運用機関の出資ですが、今度は、モルガンスタンレーに入ったようですね。今晩は、サブプライムローン問題児の「ベアスターンズ」が決算発表してきますが、果たしてオイルダラーに続き、何処がひも付きになってくるか…。もっとも、今回の金融危機でスケープゴートになるなら同社だという話もありますから、スポンサーはつかないかもしれませんが…。
 とにかく、証券会社の決算発表が終わらなければ動きようがないというところでしょう。そうこう、しているうちに1月中旬には今度は銀行の決算が発表されてきます。日米とも、重苦しい環境のなかで、ここから2番底取りが成るか,成らぬか、正念場を迎えてきます。

 今日、日銀政策会議が開かれ、現状維持が決まりしたが、これまで、利上げを主張し続けてきた、水野委員が現状維持に賛成し、全員一致の表決になりました。裏を返して言えば、それだけ景気情勢が悪化していることになります。この結果をみた海外投資家が、内需株を中心に売りに回ってくるかもしれません。かといって、世界景気に減速懸念が強まる中、国際優良株に注力することも出来ない…。

 ちょっと、難しくなってきました。ただ、日米のPERがほぼ同水準になるなど、バリュー面での割安感も目立ってきました。日米の金利差を考えると、PERが同じと言うことは、日本株の方が割安と言うことに成ります。新年を迎え、海外投資家が運用新年度にはいれば、日本株の見直しが始まる可能性もあります。短期指標では買い場が近づいていますから、ここからは、PBRの極端に低いものや、増益基調にありながらPERが10倍をきっているもの、業績進捗率から見て増額修正期待の持てるものなどバリュー面を重視の投資姿勢で臨んでは…。

 

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相場観は「一方通行」から「強弱の対立」に変化した…
 18日の日経平均は41円93銭安の1万5207円86銭、TOPIXは2.93ポイント安の1469.77と、ともに5日続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは97、RSIは51、25日線とのかい離はマイナス1.5%になりました。サイコロは順調に整理していますが、その他の指数の下落率が今一ですね。

★強弱感が対立し、底値機運が出始めた…? 
 週明けのニューヨーク株が続落したことを受けて、日本株も売られ、一時は安値1万5004円までありました。まさに、首の皮一枚で踏みとどまったと言う感じです。大台割れ寸前で、年金の買いらしきものが入り、日経平均が反発するとともに先物にも買戻しが入り、日経平均は急速に反発。一時はプラスに転換、しかし、先物に大口の売りがでると再び100円以上下落するなど、乱高下のキツイ展開になっています。為替の方も、米国の金融情勢を見るドル買いが112円台では入りますが、113円台になると輸出企業のドル売りがでるなど、市場では、強弱間が対立するようになって来ました。その点では、一方的に相場観が偏っていた時期に比べると、ましに成ってきたのかも知れません。この対立がどちらに相場を引っ張るのか、正念場は確実に近づいています。次の、変化日である「満月」は来週月曜日。変化日になるかもしれない金曜日まで3立会日。この間でテクニカル指標がどこまで落ち込むか…。

★非鉄市況の下落は何を暗示…そして投機筋は穀物へ
 さて、もとFRB議長のグリーンスパン氏の発言が市場をにぎわしています。今度は米国経済が不景気の中の物価高(スタグフレーション)の入り口にあると、発言。週明けのニュヨーク株下落のきっかけを作りました。市場は、現議長のバーナンキ氏の発言よりも、元議長の発言の方を重視しているように思われます。打つ手が遅れ気味の現議長への面当てなのかもしれませんが、市場の安定という面では、今の二重構造はあまりいいものではありません。

 ただ、市場は明らかに米国の景気減速を織り込み始めています。11日に国際商品市況の変化に注目するようにとし、景気敏感の非鉄市況の下落と穀物市況の上昇を予想しておきました。その後、景気と一番連動性の強い銅市況は一段安し、アルミ、鉛、スズなどが下値を切り下げています。しかし、新興国の需要増で穀物市況は軒並み上昇。当日、もっとも注目した粗糖市況は、新たな上昇相場に入ってきました。

★中古建機市況の下落は何かの「兆候」…?  
 非鉄市況は世界景気の変調を読み始めているようですが、新興国の景気でも心配な点が出てきました。今日の日経で中古の建機市況が下落し始めたと伝えられていましたね。特に、中国の需要が減少しているようです。中国で手っ取り早く金を稼ぐ方法として、建設機械を買って、土木建設工事を請け負い、事業資金を稼いだら、建設機械を売り飛ばして違う商売をする、というのがあるそうです。このとき、日本の建設機械、とくにコマツのものだと、中古で買っても売却する時には購入した価格と同じくらいで売れる、として人気が高かったそうです。

 その機械が値下がりしているということは、工事量そのものが減少していることにほかなりません。オリンピックのインフラ工事も一巡したうえ、民間の固定資産投資は度重なる金融引き締めや、窓口規制で勢いを失いかけているのかも知れません。そうなると、ちょっと問題です。米国がダメでも中国がある、新興国がある、というのが強気論者のよりどころでしたが、その中国が変調をきたしているとしたら…。そんな弱気を考えることはありませんが、「兆候」というものは大事にしなければなりません。

 とにかく、今の金融危機にブレーキをかけるには徹底した金融緩和しかありません。来年は、過剰流動性の増加を背景にした需給相場に入りそうな気がするのですが。
 

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今は我慢して2番底を待つとき…
 週明け17日の日経平均は264円72銭安の1万5249円72銭、TOPIXは28.55ポイント安の1472.70と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは50、25日線とのかい離はマイナス1.2%になりました。先週末の週の日経平均サイコロは5勝5敗、RSIは44となっており、整理未了感は否めません。今週、来週と安ければ週足サイコロは4勝8敗まで行きますので、できたら大きく崩れないで整理してくれたら(あつかましい…?)いいのですが。

 さて、今年の相場は残すところ後2週間になりました。波乱の年にふさわしく、「世界同時株安」の門を開いて一年を終わろうとしています。サブプライムローンばかりに目が行っている間に、米国では消費者物価が急上昇。利下げで金融危機を乗り切る…という、FRBの思惑に誤算が生じ、利下げはしにくくなった、とみた株式市場は急落しました。また、熱狂的な株式ブームに沸いた中国、香港の株価も下落、今日はインドも下げています。また、対米輸出依存度の高い台湾や韓国も下げ、世界の株価はサブプライムローンへの不安感から、米国経済の後退、世界経済の成長減速を織り込み始めた感があります。

 そこまで弱気をする必要は無いのでしょうが、なんだか市場の空気が重たくなってきました。やはり、当面のポイントは、欧米金融機関と景気の動向ですが、サブプライムクライシスの影響は、SIVから保証会社に移るとともに、サブプライムローンウイルスは一段格上の「ALT-A」という住宅債券にも及び、価格が下落。これを組み入れる証券化商品へのウイルスの侵食が進み、商品の劣化が広がっています。

 CDOやRMBSなど証券化商品には、M&Aの資金調達債券などもはいっていますので、株価が下落すると、優良債権がジャンク化しさらに、価格の下落に拍車をかける可能性があります。今日、前FRB議長のグリーンスパン氏が「公的資金」の出動を提案した、ということが伝えられました。負の連鎖を断ち切るためにはこの方法しかないと思うのですが、することなすことが、世界の足を引っ張っているブッシュ大統領が反対しており、果たして、すんなり採用されるかどうか…。

 結局、株価の下落など市場から催促される格好で「公的資金」出動に追いかまれるんでしょう。とにかく、すでに民間ベースで何とかしようという段階は過ぎています。今後は政策に依存する度合いがたかまってきますから、それによって相場が急変してくる可能性を常に頭にいれて行動しなければなりません。ポジションを一方向に傾けるのはこれからは危険です。インフレ退治に執念を燃やす、ECBだって突然利下げに踏み切るケースもありうるのです。

 とにかく、3分の2戻しを達成した米国株、半値戻しを達成した日本株。ともに、現在は2番底を確認しにきているところです。底抜けになるか、2番底が入って高値挑戦が始まるか。今は、微妙なところです。中国の動きが気になりますが、とりあえず、2番底が成るか、成らぬか…じっくり観察したいところです。

 ただ、戻しにはいっても日本株には過大な期待は禁物です。日本の行政や政治家に海外の投資家が疑問をはさんでいることは、これまで何度も書いてきました。内需が政策失敗のおかげで底割れ寸前にあるのに、接近した日銀政策決定会合で利上げがあるとか無いとか言う議論が未だになされています。必死になって内需を刺激しなければいけないのに、やっていることは消費者の購買意欲を削ぐだけでなく、購買資金を奪うような政策さえ進めている。おまけに、国会では、いまだに、「言った」、「言わない」でくだらない議論を重ね、予算審議もままならない状態。国の方向性がわからないのに海外投資家が日本株を買いに来るわけはありません。

 今日の日経記事のなかで、川本女史が「自滅不況」について書いておられたが、まさに今の日本は自滅寸前の状態。日本の個人投資家はとっくの昔に愛想を尽かし、海外に資金逃避したが、これから怖いのは、日本株に投資してきた海外投資家が「プッツン」したとき。
 小泉時代に縮小された権限を取り戻そうと躍起になっている官僚諸氏、族議員として国民の方を向かず利益団体ばかりの擁護を行う政治家諸氏…「お前ら、いまのままだと本当に国を滅ぼすことになるよ…」

 

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選挙ばかり思惑せず、足元の景気をなんとかしろ!
 週末14日の日経平均は22円01銭安の1万5514円51銭、TOPIXは14.85ポイント安の1501.25と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは94、RSIは59、25日線とのかい離は0.4%でした。

 国内投資家は何処へ行ってしまったんだろう…という感じの相場になっています。毎日、毎日、これでもか、これでもか…と欧米金融機関の損失計上ニュースが飛び込んできます。危機救済策の発表もかなり出ているのですが、数の多さでは悪材料には負けてしまいますね。おまけに、評論家や証券関係からは弱気の意見ばかり…。これでは、個人投資家は株式市場に近づけません。その結果が、株式投資信託の3兆円を超える純減です。新規の資金が入らないんですから、株式市場があがらないのも無理はありません。日記平均の予想PERは16倍台と割安感が出ているのですが、市場はまったく反応しようとしません。業績や企業の実態価値などバリュー面は無視し、ひたすら株式市場から遠ざかろうとしているような感じがします。

 それも無理はありません。今日発表された日銀短観は企業の景況感が大幅に悪化、先行きの弱気も増えています。中小企業は、相次ぐ原材料価格の上昇に悲鳴をあげ、建築確認の遅れは内需を直撃し、景気の足を引っ張っています。冬柴国土交通大臣は、おざなりに、住宅建築業者らのヒアリングをおこなったものの、未だになんの対策もうってこない状態。冬柴さん、建築確認遅れの影響は住宅建設だけだと想っているんじゃないでしょうね。マンション建設、再開発ビル建設、新工場建設などが次々と遅れたほか、工事の遅れから建設・住宅資材だけでなくインテリア、住設機器まで及び、生産面にも影響を及ぼしているんですよ。

 このままでは、住宅建材などを扱う企業は原材料高と受注減からもっと倒産する企業が増えてくる可能性があります。景気先行指標がゼロという状態がどういうものか、もっと行政や政治屋(あえて家は使わない)は考える必要があります。「貸し金業規正法」は、ギリギリの資金調達に依存して経営している中小企業の息の根を止め、「金融商品取引法」は、投資信託販売にブレーキをかけ株式市場への新規資金の流入を止め、「改正建築基準法」はあらゆる建物の建設を妨げ内需を崩壊寸前まで導き、景気が底割れ寸前にあるのも関わらず、平気で消費税論議をやり、サブプライムローン危機が世界経済縮小の懸念を強めているときに利上げ論議に現をぬかす日銀…まさに、今の日本の景気低迷は政策不況の色彩が色濃く出ています。

 それでも、連日の国会では、年金の処理がどうだとか、防衛省の武器調達問題がどうだとか、海上給油問題がどうだとか、不毛の議論ばかりしています。もし、景気が本当に底割れしてしまったら、議論は皆無意味なものに終わってしまいます。新しい審査組織をつくりタダデさえ手間がかかるのに、変更しようとしたらまた一から色んな組織の間を書類が回りまくる。今の建築確認の遅れは、書類にばかりに頼ることからおきています。頭を使えば解決できるはずなのに、官僚さんたちは、せっかく取り戻した権力を離してたまるか、と改善しようとしない…・

 海外の投資家のなかには、この一連の日本の状態を見て、政治家や官僚は気が違ったのかと考える人も増えていると言います。選挙が近いから、インパクトの強い問題ばかりをやれば、集票に有利になりますし、野党側は国民の不満がたまればたまるほど有利だとして、景気問題には手をつけようとしない。

 いまの日本の現状は、圧政に反発して、一揆が多発した幕末や室町期の状態に良く似ています。生活保護受給者を切り捨て餓死者がでる一方で、自分達の天下り先にはしっかりとお金を流していく…こんなことが今の日本ではまかり通っているのです。本来なら、一揆が起きても不思議ではありません。日本が人権軽視だと騒いでいる、中国でさえ、環境問題や農業問題で国民の不満をおこさせないようにと、必死になってやっています。

 日本は何故こんな国になってしまったんでしょう。今回の、サブプライムローン問題にしても、米国への輸出で黒字を稼がしてもらっているんですから、本来何らかのアクションがあってもしかるべきだと想うんですが…。このままでは、官僚機構の維持のために金が足りないから、国民からもっと取れ、もっと取れになり、取立てをもっと厳しくしろ(既に始まっているが…)、福祉などに金を使うことは無い…となり、国民の生活は大変なことになってしまいます。

 本来、国民の側にたつべき政治屋は、官僚の代弁者に成り下がり、天下り先の減少につながる独法改革に徹底抵抗している。
 本来なら不満がたまれば爆発して、テロなどがおきても不思議ではありませんが、その辺りはマスコミを通じて適当にガス抜きをしている。
 国民に残されたものは、武器に代わる選挙権を的確に行使するしかありません。今の日本株の低迷は、結局は、海外投資家の日本への評価にほかなりません。「株式投資の優遇税制は金持ち優遇措置だ」などと時代遅れのことをいい、世界の潮流から日本を置き去りにしようとしている馬鹿な政治屋や官僚jには猛省を促したい。

 株の話しがあとになってしまいましたが、これまでにも書いてきたように、目先は日柄調整。今日も25日線を下値にして、下げ止まる動きをしていました。来週にはいると、とりあえず米国の決算発表も一巡し、来年1月の後半まで真空地帯になりますから、動きが出てくるはずです。
 次回満月(24日で休日)の前後が変化日になりそうです。


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国際協調体制アピールの失敗…?
 13日の日経平均は395円74銭安の1万5536円52銭、TOPIXは40.83ポイント安の1516.10と、ともに大幅安して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは90、RSIは64、25日線とのかい離は0.5%に接近してきました。なんだかわからないままに下げてしまいましたが、おかげで三本新値は今日、陰転してしまいましたね。昨日までの短期指標の過熱感はほぼ取れてきました。

 まずテクニカルから…。日経平均は400円近い下げになりました。これだけ下げなければならない理由は無いんですが、明日の寄り付きにメジャーSQを控え、最低解消売りを急ぐ筋があったことや、立会時間中、GLOBEXの株式先物取引市場で、NASDAQ100、S&P500の先物が安くなっていることから、ヘッジの先物売りなども見られ、終日最低解消売りなどに押される展開になりました。先週までの裁定買い残のつみあがりを見ても、安値からの戻しが裁定取引に引っ張られたものであることは明らか。結局、絵に描いた餅が剥げ落ちているだけのことです。

 今日の下げで、25日線とのかい離修正がほぼ終わってきた他、今月5日から6日の立会いにかけて1万5621円から空けた窓を埋めました。また、私的な計算法(GR)の未整理ポイント1万5580円も今日の下げで押さえました。加えて、11月15日の戻り高値1万5587円の頭も叩きましたので、外部環境を無視すれば、急所に届いた、と言うところです。

 今日下げたので、25日線の上向き転換は来週に持ち越された感じですが、やはり当初の予想通り年末近くが買い場になるのかもしれません。テクニカルな指標を見ながら、買い場を判断してください。

 さて、昨日は、欧米中央銀行が強調して年末の資金需要に備え市場への資金供給を増やす、と大々的に打ち上げてきました。年末だけの大盤振る舞いと言うことは誰でも理解できることですが、政策当局は「国際協調体制」を市場にアピールすることが狙いだったようです。しかし、市場は、住宅金融大手ワコビアとバンクオブアメリカ(BOA)のサブプライムローン関連損失の積み増しという現実悪の方に反応、下げ幅を縮小、続く先物市場でもマイナス圏で推移しています。明日は、SQも控えていますし、米国では銀行の決算発表を控えて何が出てくるかわかりませんから、機関投資家が先物でヘッジ売りを出し、これが裁定解消売りを誘発して下げ幅を拡大した、というのが本当のところでしょう。しばらく、鳴りを潜めていた「小鬼」どもが、また動き出した、というところでしょうか。

 また、今日の下げには、このところ買われてきた銀行の下げが影響していた、ということです。昨日の米国でも証券化商品の損失拡大を懸念し銀行株が売られていますが、そのつながりで売られたものだと想われます。それに加え、日本のメガバンクにも欧米のSIB買取ファンドの「奉加帳」が回ってきたことがあります。下手をすると大きな損失をかぶる恐れがあるだけに、慎重にならざるを得ませんが、無視すると、後で国際金融の場でしっぺ返しを食らう可能性があり頭が痛いところです。

 今回のサブプライムローン危機の発端はベアスターンズのファンドでしたが、メリルリンチが普通では考えられない段階で担保権を行使したことから経営危機に追い込まれました。これには複線があり、以前のLTCM危機の時、同じように救済のため「奉加帳」をまわしましたが、ベアスターンズはこれに応じず、業界から批判を受けことがありました。今回のベアスターンズのトラブルは、この報復だ、という話が市場ではまことしやかに伝わっていました。

 日本のメガバンクもこのことは知っているでしょうから、結局応じざるを得ないんでしょうが、正直、何で俺達が尻拭いに加わらなければならないんだ、という気持ちでしょう。

 とにかく、来月、半ばまで続く欧米金融機関の決算発表が終わるまでは、こんな方向感の定まらない展開が続きそうです。当面は、各論勝負しかありませんよ。しつこいようですが、「進捗率」が最良の道案内人です。
 
  

 

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金融当局の景気への懸念の大きさを読み取ろう…
 12日の日経平均は112円46銭安の1万5932円26銭、TOPIXは10.09ポイント安の1556.93と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは91、RSIは78、25日線とのかい離は3%でした。RSIが危険信号の80に近づいてきました。

 予想通り、当面は高値波乱を続けながら25日線の上昇を待つことになりそうです。しばらく横ばいが続くとして、対応点から25日線が上向くのは3-4日後と言うことになりそうです。一目均衡表のねじれが14日にきますので、メジャーSQの金曜日が変化日という見方がありますが、10日の新月から調整が始まっており、月の満ち欠けを手がかりにするなら、24日の満月、クリスマスイブが変化日ということになります。24日は休日なので変化があるとすれば21日の金曜日か25日の火曜日のどちらかと言うことになりますが、果たしてどうか…。当面は、短期指標の買いサイン発信待ちというところです。

 さて、米国のFOMC(公開市場委員会)は、結局、FFRレートと公定歩合をそれぞれ0.25%引き下げることになりました。発表直後から「失望売り」を浴び、一時は300ドルを超える下げ幅になっていましたね。景気は危ないと、自ら認めたのに利下げ幅が0.25%にととどまったことに失望した、と言うことですね。ただ、最近も書いてきたように、米国株は下げ幅の3分の2戻し。日本株は半値戻しをそれぞれ達成しており、ともに罫線上の節値にあったことは事実です。何時売ろうかと想っている人がたくさんいたわけですから、もしかしたら0.5%でも同じ状態になったかもしれません。むしろ、今後も危機に対しては利下げを継続する、と言っているわけですから、金誘当局の「危機克服」への意志はかなり強固なことが読み取れます。

 昨日も書きましたが、金融機関の経営危機については、オイルダラーなどの政府系投資機関から資金を導入するシステムが決まりかけています。金融市場の資金逼迫に対しては、金融当局が資金を潤沢に投入するとともに、借り入れ時に差し出す担保債権の格付けをひきさげるなど、金融機関が資金を駆りやすくする措置も採っています。

 だから、当面の関心事は、景気に移ってきました。GDPの70%をしめる個人消費が痛めば、景気下降は確率が増します。そうならないためには、徹底して利下げをすることはITバブル崩壊時にも証明済みです。今のところ、米国景気がいきなりマイナス成長に陥るリスクは少なく、業績面から株価が大きく落ちこむことはちょっと考えにくいところです。昨晩は、売り急ぎの動きがでたようですが、おんなじ様な考え方をする投資家は多いようで、GLOBEX株式先物取引では、S&P500、NASDAQとも高く推移しています。日米とも、目先的にはモタモタした動きがつづくものの、年末にかけて出直り色を強めていくものと想われます。今回の株価波乱で長期金利は急低下しており、相対的に株価の割安感が目立ってきました。

 ヘッジファンドの影響力が弱まり、投資のセオリーが通用するようになって来ました。日本株のPERが他の国に比べて割高だといわれましたが、長期金利の水準を比較してもまだ、米国の半分以下。PERは日本のほうが割高に買われてもいいはずです。そうなると、日本株の割安感が目立ってきます。まともな投資理論に戻るなら日本株が買われてもおかしくはありません。そろそろ、国内投資家が日本株を見直し買いする時期が近づいている気がするんですが…。預金準備率が14%を超え、窓口規制もがんじがらめに強化され始めた中国にワザワザ資金を移す人もいないでしょう。次の「満月」までまだ間がありますからじっくり考えてみませんか。

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国際商品市況の動きに注意
 11日の日経平均は120円33銭高の1万6044円72銭、TOPIXは8.51ポイント高の1567.02と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは93、RSIは69、25日線かい離はプラス3.6%でした。昨日も書きましたように、日経平均は明日、明後日まで高くても9勝にはなりません。ただ、このところ、25日線とのかい離が拡大してきており、この辺りがちょっと気になります。

 今日は、経済団体の集まりに招かれており、奈良市内まで出かけますので、簡単に書いておきます。どっちにしても、今晩のFOMCの利下げ幅を見るまで動けませんし、今週末にはメジャーSQも控えています。今日は、スイスのUBSがとんでもない評価損を計上してきましたが、シンガポールの政府系資金を導入するという、最近流行の手法がくっついていたため、ショックに至らずにすみました。どうやら、一部オイルダラーも入っていたようです。シティバンク、ベアスターンズなどもオイルダラーを導入。当面の危機を乗り切っており、危機の際の対処方法が固まってきたことは市場に安心感を与え始めたようです。

 また、S&Pの推計では懸念されていたSIVの残高も急減しているといい、少しずつですが、事態は改善していると言えそうです。あとは、景気への影響がどの程度出てくるかを見極めることですね。

 今晩のFOMCでは、利下げがあることは間違いないと思いますが、多分、公定歩合の思い切った引き下げもくっついてくるんじゃないでしょうか。年末という特殊月でもあり、期末超えの資金需要が高まってきますから、金融機関にしっかり資金供給の道を明けておかないと、不足の事態が起きるかもしれません。いまのところ、GLOBEXの株先物は小幅高で推移しており、とりあえずは波乱は無い…と言うところでしょうか。

 ただ、大きく反発しても、下降中の13週移動平均線が1万6200円割れのところにいますから、一時的に上回っても、引きずり戻される可能性も出てきます。このところ、米国株が堅調にも関わらず、円・ドル相場はなかなか円安方向に動いていきません。ヘッジファンドは今のところ大人しくしていますが、年が明け、新規資金が流入してきたらまた動きが活発になるかもしれません。

 昨日の、海外の国際商品市況をみると、合金鉄以外はいずれも値を崩して終わっています。WTIも週足でみると大きく下げたあと、2週にわたって持ち合っていますが、一旦は下に離れそうな動きもあります。商品市況は、世界の景気拡大に疑問符をつけ始めたと、言えそうです。

 しかし、一方で、穀物市況の動きが変わってきました。コーンをはじめ、大豆、小麦などが下値から這い上がるような動きを示し、バイオエタノールブームの先鞭をつけた「粗糖」相場がじりじりと上げ始めています。おそらく、投機性資金が、穀物市場に資金を移し始めているのではないでしょうか。米国株が落ち着きを取り戻すことで、世界の投機性資金のリスク許容度が確実に上昇し始めています。

 つぎに資金は何処へ向かうのか…。海外ファンドのM&Aなんて、司法がつぶしてくれるから「もうないよ」なんてたかをくくっている日本に向かうなんてことは…ないよね…。

 もうそろそろ出ないといけない。とにかく、テクニカル指標を行く観察して深追いしないことが大事ですよ。

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投機が一服し、市場は正常化し始めた…?
 週明け10日の日経平均は31円98銭安の1万5924円39銭、TOPIXは3.25ポイント安の1558.51と、ともに小反落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは87、RSIは69、25日線乖離はプラス2.7%でした。出来高は18億株台、売買代金は2兆3000億円台と、見送り気分の強い展開でした。

 「ほっと一安心…」というのが今日の感想です。今日高ければ日経平均サイコロは9勝3敗になって「警戒信号」を出してしまいますから、走らなくて良かった…というとことです。これで、明日から3日連続上昇してもサイコロは変わりません。最も、FOMCを控えていては動きようがありませんがね…。どこの話を聞いても、0.25か0.5かという話題で持ちきりです。しかし、良く考えてみるとそんなことに頼らなければならないところが今の相場の弱さをあらわしています。

 いくら利下げをしたって、サブプライムがらみの商品を持っている人には金は貸しませんし、貸しても普通より高い金利を取ります。年末の資金需要期を控え、大変なことですね。ゆったり構えているのはゴールドマン・ザックス(GS)くらいのものですか…。GSだって証券化に取り組んで、海外にリスクを拡散した張本人。てもとにも人のいい投資家に押し付けそこなった証券化商品を持っているんですが、政府にも食い込んでいる「政商」GSのこと。手持ち証券はしっかりと売りつないでおり、被害は最小限に食い止める措置が採られているそうです。

 その元経営者が米国の財務長官でサブプライム対策の音頭をとっているわけですから、最近では、財務長官への風当たりが相当強まっているといいます。GS証券がヘッジを外した時、何かが起きる…ということでしょうか。とにかく、今のままでは、住宅購入者が増えるところまでFFレートを下げねばなりません。2000年のITバブル崩壊対策で利下げをしたときは、1%まで下がって住宅バブルに火がつきました。

 実際、そこまで下げることは出来ませんね。となれば、誰かが損を覚悟で買わないと問題は解決しません。でもブッシュさんは「それはしない」といっているわけですから、結局、市場がそれを催促するために波乱する、ということになってしまいます。そこまで行けば、おそらく大手銀行の一つか二つは消えてなくなることでしょう。

 とにかく、私達が見極めなければいけないことは、「今回の危機が金融というコップの中の嵐で終わり、景気にまで影響が及ばないかどうか」と言う点。利下げですべてが終わるわけではないといおうことです。

 さて、米国株は3分の2戻し、日本株は半値戻しをそれぞれ達成し、いわゆるいいところまできました。これから、外部環境を見ながら次の展開を探ることになりますが、いろんなところで、「正常化」する動きが出始めています。8月の相場急落以降、世界の景気が後退するかもしれないというのに、非鉄市況が上昇したり、世界の消費の20%を占める米国景気に後退懸念があるのに、原油価格が上昇し1バレル100ドルに接近するなど、市況は捻じ曲がった動きをしていました。しかし、銅、ニッケル、鉛など一時は天井知らずの上昇を続けてきたへ鉄市況は惨憺たる状態になlっています。やはり、ヘッジファンドの腕力相場が市場を捻じ曲げていた、と言うことでしょうか。

 為替市場でも状況は同じです。11月に主要通貨に対してとられたドル売りポジションは320億ドルを超えていましたが、最近では250億ドルまで減少。ドル売り圧力は一時に比べると、減少しています。これから、やっと本当の需給関係を反映した落ち着いた相場が始まるかもしれません(多分に甘い観測…)。

 米国に景気後退懸念がある以上、実需筋は買いを手控えますから、市況は現在のところから更に下落することもあるかもしれません。特に原油は…。最後に引っかかったところが投げるまで流れは変わらないでしょう。最近、好業績にも関わらず非鉄や海運、鉄鋼が買われないのも案外この辺りに原因があったりして…。

 とにかく、相場の流れが変われば物色対象も変わってきます。今日、紙パルプ株が業種別値上がりトップでしたが、この業種は来年の「一白水星」の関連業種。もう、来年の先取り相場が始まっているのかもしれませんね。しつこいようですが、高進捗率銘柄の押し目買い。


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とりあえず窓は埋めた…これからどうなる…?
 週末7日の日経平均は82円29銭高の1万5956円37銭、TOPIXは9.49ポイント高の1561.76と、ともに3日続伸して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは83、RSIは67、25日線かい離はプラス2.8%になりました。

 来週月曜日高ければ日経平均サイコロは9勝3敗になりますし、25日線とのかい離が3%に近づいており、ともに目先の黄色信号を発しています。ただ、週足ベースではサイコロは7勝5敗、RSIは40台ですから、過熱感はなく、押し目買いを暗示しています。もう少しテクニカルな話を続けますと、日経平均の日足は「逆三尊」型の底入れパターンを示しており、目先の過熱感が解消されれば早い時期に出直りに入ってきそうです。

 今日の相場は、昨日11月7日から8日の下げで、1万6081円から空けた窓埋め付近が焦点になる、としましたが、今日の高値は1万6107円…。しっかり窓埋めしてから値を消して終わっています。やはり、出来高、売買代金ともに盛り上がってきません。一昨日発表された裁定取引状況では買い残が大幅に増えていました。結局、システム売買に引っ張り上げられた上昇だったと言うことでしょうか…。ただ、これまでと違うのは信託銀行の買いが増加したように、長期性資金の買いが入りだしたことです。おそらく、解消売りが出たとしても、そんなに深押しはでなくなるはずです。とりあえず、来年年が明けて、後半くらいから為替がドル安になるころまで堅調相場が続くことになるんでしょう。

 年末の持ちつき相場が来週後半くらいから始まりそうです。

★欧米の利下げ基調が定着するか… 
さて、米国に続き英国が利下げをしました。ECB(欧州中央銀行)も政策金利を据え置きました。米国ばかりに目が行っていますが、英国や欧州の銀行も米国からサブプライムローンを含んだ金融商品を買ってきて、それを他の商品と組み合わせて証券化し売り出しています。米国に比べるとあまり問題になっていませんが、金融テクノロジーにのめりこんだのは米国だけではありません。おそらく、まだまだ、でてくることでしょう。また、米国と同様に不動産価格がバブル状態まで上昇しており、米国と同様に不動産価格の下落が始まっています。
 英国が利下げをしたのは、景気への配慮はありますがそれ以上に不動産価格の下落の歯止めや短期金融逼迫への備えを進めるためです。状態は、EUでも同じ。遅かれ早かれ、ECBも利下げに追い込まれることになるんでしょう。

 市場が思惑するように、米国が景気後退に突入し、世界の景気が収縮すればいいのですが、もし、米国の景気がそれほど落ち込まない中で、原油など商品価格が高止まり。新興国の景気が米国の堅調さに支えられて落ち込まなかった場合、欧米の金融政策は不景気のなかの物価高、いわゆるスタグフレーションの危機にさらされてきます。このケースでは、欧米資金が流出し新興国に向かうとともに、再度、日本市場にも流入してくることが予想されます。
 
 欧米や新興国の不動産価格と比べ出遅れている日本は非常に魅力的に移っているはずです。馬鹿みたいに遊休不動産を抱えていながら、PBRが1倍を割り込んでいる企業がごろごろしています。日銀がいくら利上げしたとしても、世界一低い金利水準は続きます。だったら、日本で資金を調達して日本の不動産を買えば、数パーセントの値上がりでも充分利益を上げることができるのです。

 スチールパートナーズへの地裁判決で、外資は萎縮してしまいましたが、最近では国内からもこの判決への批判が高まっています。来年は、流れが変化してくるのではないでしょうか。外人が入るまでも無く、多くの資産を抱えていながら、それを有効活用していない経営は株主への
背信と捕らえる考え方も生まれています。

 円高への恐怖心が高まっているようですが、米国でも欧州でも、また新興市場でも通貨高のときに何が起こったかを良く考えてみることです。来年円高になるなら、不動産をはじめとして資産価格の上昇がキーワードになるはずです。電鉄株は軒並み業績進捗率が60%を超えていますが、それ以上に含みでも今後注目されています。

 そろそろ来年へ向けての投資戦略を練る時期に来ていると思うんですが…。

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期待通りの内容になるか…「ブッシュサブプライムローン危機対策」
 6日の日経平均は265円20銭高の1万5874円08銭、TOPIXは25.64ポイント高の1552.27と、ともに続伸して終わった。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは83、RSIは59、25日線かい離はプラス2%でした。
 
 今日は奈良経済界のリーダーからのお呼び出しで、市内まで出かけていました。場の動きをみていないので、今日は感想だけになりますがご容赦。
 まず、値だけは良く飛びましたね。英国発の住宅金融大手「ノーザンロック」国有化の話は、欧米株を放り上げ、ニュヨークではさらに雇用の堅調と今晩発表されるブッシュ大統領の「サブプライムローン危機」対策への期待感が上乗せされ、ニュヨークダウは200ドル近く上昇。日本株もこれを受け、大幅続伸して終わりました。しかし、出来高は19億株台、売買代金は2兆7000億円台で、ともに値幅のわりには増加していません。為替のほうも瞬間的に111円台をつけたものの、ニュヨークが上げた割にはドル高は進んでいません。

 結局、今晩のブッシュさんの演説を聴くまでは動けないし、11日のFOMCでもし0.5%の利下げがあったら、またドル安が進む、という恐怖感がありますから、素直にドルを買えない、と言うところでしょう。ひょっとすると、これまでの「米国株高=ドル高」という図式は壊れはじめているのかも知れませんね。不透明感が強いため、実需の買いが増えず、結局、先物と裁定取引のやり取りに終始。昨晩のシカゴ先物取引所の終値1万5860円をはさんだ往来相場になりました。

 今のところ、GLOBEXの先物市場でも米国株は小高く推移していますので、まだ期待感ははげていないようです。指数的にもサイコロ以外は過熱感がありませんので、とりあえず、1万6000円台にチャレンジする相場が始まるんでしょう。ただ、1万6000円に乗っけてくると、もうすぐのところに下降中の13週線が迫ってきますし、11月7日から8日の相場で、1万6081円から空けた窓があります。どうしても、この辺りは意識するところですから、慎重に見てみたいところです。

 さて、サブプライムローン危機救済に当たって、「公的資金の発動はない」と言い切ったブッシュ大統領ですが、今晩の救済策発表で何をいうんでしょうか。これまで、発表されてきたことより先に進んだことなんてあるはずはないと思うんですが…まあ、乞うご期待というところでしょうか。期待ばかりが先行して「失望売り」につながらなければ医院ですが…。それより、イラン核開発問題で世界を欺いてきたことを素直に謝ったほうが世界への貢献度は上がるんではないでしょうか。

 世界の原油消費の20%をしめる米国の経済が後退しようか、というのに、イランを中心とした中東の危機をあおり原油価格が上がってきたのですから、「あれは言いすぎでした」とブッシュさんが言えば地政学的要因が後退して、原油価格はさがり、インフレ懸念は後退。産油国以外は万々歳というストーリーなんてどうでしょうか。

 もっとも、石油成金のブッシュ一族としては、「原油価格が下落するなんて許せない」と言うことなんでしょうが…。なにか、またトラブルを起こさなければいいのですが。最近、世界の食料価格が上がったのも、ブッシュさんのバイオエタノール重視策で、世界の穀物生産地図が変わったことから発生しています。あと一年2ヶ月、とにかく何もするな!

 さて、順調な戻り相場なので、あまり、水を書けるようなことは書きますまい…。次の、ポイントは1万6415円ですが、目先に、13週線と窓埋め、という関門が待っています。値動きにつられて変なところで乗っからないようにしてくださいよ…。

 さて、頼まれた原稿書きでも始めましょうか…。



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レイムダック化するブッシュ大統領。株価は金融市場テコ入れ策の「本気度」を読み始めた…
 5日の日経平均は128円69銭高の1万5608円88銭、TOPIXは11.13ポイント高の1526.63と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは84、RSIは52、25日線とのかい離はプラス0.1%となり、わずかですが25日線を上回って終わりました。

★予想通り1万5300円台からの反転
 昨日、テクニカルな解説をしておきましたが、今日の日経平均は予想通り1万5300円台からの反発になりました。指数面でも過熱感はありませんので、当面は堅調な展開が期待できそうです。ただ、25日株価移動平均線の25日前の対応点はまだ1万6600円台にありますので、しばらくは下降が続き、株価への下値圧力が強まってきます。当面は、13週株価移動平均線への接近を試み、その間に25日線が上向きに転じるのを待つという展開になるんでしょうか。25日線の対応点はあと数日で、1万6600円台から落ちてきますので、株価が現状で頑張ってくれれば、あと10日程度で25日線が横ばいから上昇に転じてくるはずです。

 結構下値がしっかりした展開になりそうですが、それで安心感が出てくれば、指数を使った先物取引などの影響を受けにくい、新興市場や、2部、中小型現物株が買われてくるものと思われます。25日線が下降している間は、下方圧力が強いので、ちょっとしたことで、下値に振れやすくなります。以前からしつこく書いているように、流れが変わるとしたら、全体が下落する前に主役だった銘柄は蚊帳の外に置いていかれます。これからの新規買いは、投資対象を間違えないようにすることが大事ですよ…。

★サブプライムローン危機への政策対応が強まる
 さて、自慢たらしいことを書いても仕方ありませんが、今日は、為替の110円台回復が相場のカンフル剤になりました。買収が難航している受託金融大手ノーザンロックについて、2月までに話がまとまらなければ「国有化」することもありうる…と、伝えられポンドが上昇。つれて、安かったGLOBEX市場のS&P500先物などが切り返しプラス転換したことからドルも上昇。連れて、先物市場で売り筋の買戻しが入り、日経平均はプラス転換しました。

 良く相場を観察している人ならお分かりでしょうが、このところ、売り方が売リ崩そうとしても、相場が大きく下げなくなっていました。多分、知らないところで実需の買いが入りだしているんでしょう。また、今日の英国の「国有化」の話、FRBの利下げ幅が0.5%に達するのではないか…との話…。GCC(湾岸産油国)とイランの雪解けムードの話…等々。なんだか世界の重苦しい動きを緩和するような動きが出始めています。

 昨日の米国市場ですが、証券会社の決算悪と格下げの話がでて地合が悪化しているところに、サブプライムローン危機克服の決め手である公的資金投入に関しブッシュ大統領が否定的な見解を発表。本来なら、2-300ドル安してもおかしくはないのですが、60ドル台の下げで止まっています。これを60ドルも下げたとみるか、60ドル程度しか下げなかった、と見るかで相場の先行きの予想も違ってきますが、ワタクシ的には地合は確実に好転しつつあると読んでおきたいところです。

 それとブッシュさんが何を言おうと、もう影響力はありません。完全にレイムダック化が始まっています。昨日、イランが2003年には核兵器の開発を断念したと、米国側から発表され、イラン危機がブッシュ政権によって煽られていたことが表面化しました。イラクの大量破壊兵器問題、9・11事件に関する疑惑、今回のイラン核開発問題など、ブッシュ政権が進めてきた緊張政策の足元がすべて崩れ去ろうとしています。

 世界経済は、米国単独覇権主義を目指すブッシュ氏の思惑とことなり、「多極化」の方向をたどり始めています。そのなかで、世界に資本を投下している欧米金融資本にとって、世界経済拡大の障害になるブッシュ政権(英国、イスラエルの覇権主義を受け継ぐ新保守主義政権)は邪魔な存在になろうとしています。最近、米国内からブッシュ政権の失政を証明する数々の証拠が出始めたのは、反対派の勢力台頭を思わせます。ブッシュ後の世界では、貿易や資本が自由に交流し、経済が拡大することを欧米の金融資本は考えているのです。

 そのためには、自らの資本を毀損するような「サブプライムローン危機」は、何をしても解決していかねばなりません。これまで、サブプライムローン対策に後ろ向きだった英国政府が、「国有化」を打ち出したのは、本当に大きな変化なのです。今後、米国でも、危機克服の対策は徹底して行われるはずです。危険な言い方をすればインフレを犠牲にしても、利下げを継続する可能性があります。

 ニュヨーク株は、この政府の対応の本気度を図っているのだと思いますが、ブッシュさんの否定発言に株価が「お辞儀」をしなかったことは、金融資本の取り組みの本気度を読み始めたのかも知れません。「多極化」という世界の趨勢を読み間違ってはいけません。弱気は無用。

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やはり重たい25日株価移動平均線
 4日の日経平均は148円78銭安の1万5480円19銭と続落、TOPIXは16.66ポイント安の1515.50と反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは82、RSIは56、25日銭とのかい離はマイナス1%でした。

★テクニカルで今の相場を占ってみると
 今日はいいお湿りというところですね。ニュヨークも安いですし、為替の方も110円台に押し戻されています。内外とも今週から来週にかけて、重要なイベントが目白押しですから、まともな投資家はちょっと動けないですね。出来高のほうも今日は20億株を割り込んでいます。
 
 25日株価移動平均線が下降基調にあり頭を押さえていますが、外部環境の悪さから、一気にこれを上抜くだけのエネルギーは今の相場にはありません。そうなると、先物業者の活躍の場になってきます。本当かどうかわかりませんが、「どこか海外の金融機関がサブプライムローン関連で追加損失を計上する」という話が流れ、円が上昇。これを機に先物に大口の売りがでて、先物が下落。現物とのサヤが詰まり最低解消売りが出て全体が下げに転じています。また、月末の評価上げを狙ったドレッシング買いの処分売りも今日はだいぶでていたようです。やはり、2番底を確認しないと、次の展開に移れませんね。

 今日はとりあえず、先週の上げで未整理になっていた1万5580円のポイントを押さえましたから、本来なら次の相場に移行するところですが、外部の材料待ちのところがありますので、しばらくは往来相場みたいな動きになるかもしれません。ここまでの上昇過程をみると、先月の19日に1万5302円、同26日に1万5295円、同27日に1万5312円でそれぞれ高値をつけ、壁を形成していますので、外部材料を抜きにすれば、このゾーンが下値抵抗ラインとなってくるはずです。理想的には、1万5000円を割り込んで、いったん弱気の人を古い落すのが理想ですが、いまの相場では、そのままズルズルと下のほうに行ってしまう可能性がありますので、とりあえずは1万5300円どころでとまってほしいものです。

★危機の裏で何が起きているかを冷静に観察しよう
 米国政府がサブプライムローン対策で発表した金利凍結策は、実効性が無いのでは…との批判もあり、株式市場も消化難になっているようです。ただ、政府が必死になって取り組む姿勢ははっきりしてきましたから、逆張り投資家などはダンピング状態になっている証券化商品の購入に踏み切るかもしれません。リスクが最大化したときに、逆張りで動く投資家も世界にはたくさんいるということを忘れてはいけません。

 証券界にいたころ聞いた話ですが、戦後、農地解放が行われ地主は土地を没収されましたが、代わりに債券が交付された、といいます。戦後のどさくさですから、地主の方たちは二束三文の紙だと思っていたそうです。しかし、この債券を国が買い戻す計画があるという情報をある証券会社が取得。全国の地主のところを訪れて、債券をわずかな金で買い取って回ったそうです。その後、債券は国が買い戻すと発表され、この証券会社は現在の基盤を築くほどの大きな利益を上げたそうです。

 真偽のほどは別にしても、今、取得価格の2割から3割がいいとこ、と、二束三文状態になりつつあるサブプライムローンですが、今リスクを冒して買い向かい、そのごに政府が買い取る…なんてことになったら、大きな利益が上がりますね。リスクが巨大化するなか、裏側で何が起こっているか…今は、それを考えることが大事です。国債、不動産、株式、企業など米国内で資産を持つ海外投資家は、ドルの下落は資産の目減りにつながります。資金を投入しても、自らの資産を守る必要があります。もし、皆が、資産を守ろうとしてドル離れを強めたら、自らの首を絞めかねません。ドルを守ることが自らの資産を守ることになるとして、米国に追加投資するというコストを払ってくるのではないでしょうか。

 今は、外部環境を見守り、何がおきているかを人より早く察知して行動することが第一です。とにかく今期末決算に対する「進捗率」の高い企業を、じっくりと仕込むこと…

 



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2番底は何時、どこで…?
 週明け3日の日経平均は51円70銭安の1万5628円97銭と小反落したものの、TOPIXは0.28ポイント高の1532.16と続伸して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは90、RSIは58、25日線乖離はマイナス0.4%でした。日経平均の週足サイコロは先週末で7勝5敗、RSIは45になっています。

 いよいよ年末相場に入ってきましたね。11月の台風もようやく通過し、12月始めの相場はいたって平穏なスタートになりました。ただ、市場はまだ証券化商品のウィルスに侵されたままで、利下げやオイルダラーの導入というカンフル剤の注入でなんとか小康状態を保っている状態です。ひとつ間違えると、致命的な病状にいたる状態はまだ変わっていません。しばらくは、だましだまし投薬(利下げなど)を続け、住宅市場や証券化商品の回復を待つしか無いのでしょう。

 ということは、大きな相場は望みにくいと言うことでもあります。米国の金融先物市場の動きを見ると、11日のFOMCで0.25%の利下げがあるとする見通しがほぼ100%になり、0.5%の利下げ確立も50%超えでありそう、とみています。さらに、長期的な観測では、3.5%くらいまでFFレートが低下するとの見通しもあります。結局、米国の株式市場は、利下げを手がかりに動いていくことになりそうです。

 今月は米国企業の決算月になります。決算期超えの資金需要が高まり、金融市場が波乱しやすくなってきます。日本での資金調達も増えてきそうですが、日本では12月は原油代金の支払い月でもあり、相対的にドルへの需要がたかまってきます。金融商品取引法の施行で低迷していた投信募集もボーナス資金の獲得を目指し強化されてきますから、来年はじめにかけてドルへの需要は強くなり、円はやや弱めに推移すると見ておいたほうがいいでしょう。

 そうなると市場環境的には12月は案外安定した状態になるのかもしれません。目先的にはテクニカル要因が大きなウエートを占めてきそうです。先週末から25日線を意識した動きが続いていますが、今日も結局、引け値では25日線を上回れずに終わっています。このまま25日線に押さえられて2番底に向かうのか…、それとも13週線まで戻り2番底に向かうのか…どちらにしても、市場は2番底を意識せざるを得ません。個別銘柄をみても今日の三井造船のように一時は値を飛ばしながら25日線や8月安値付近にきたところで急にお辞儀するケースが多くなっています。

 リバウンド狙いの逆張りと順張りで買っていく銘柄とはわけて望む必要があります。休みのあいだに企業業績をチェックしてみましたが、投資妙味が大きい銘柄がたくさんみつかりました。ある輸送用機器の会社は売上げの4年分を超える受注残を抱えているのに、さらにまた、150億円の追加受注を海外から得ています。また、同社が発表した9月中間決算は、通期の見通しに対し経常利益の進捗率は80%をこえています。多分、期末または第3四半期決算発表では増額修正は間違いないところでしょう。今回のレポートで中期注目株として取り上げましたが、1月には結果がわかることでしょう。

 市場関係者の論調を聴いていますと、強気がぼちぼちと出始めたようですが、本気で強気になるのは2番底を確認してから…。今月は、スーパーSQを控えていますので、まだどういう仕掛けが入るかわかりません。2番底が確認できれば投信や年金など長期投資家が出てきて、市場はもっと安定的になるはじです。それまでは、やはり、好業績で割安に放置されているものを狙っていくところです。以前から、相場の流れが変化したら新興市場や中小型株が狙い目になります、とかいてきましたが、最近、その動きが強まってきました。大型株が10月に天井を売ってまだ間がありませんが、新興市場や中小型の単純平均型の銘柄は昨年2月に天井を打って2年近くも売られてきています。

 師走のもち代稼ぎで目先どたばた売り買いするのもいいですが、少し長い目で来年を展望してみてはどうでしょうか。占いでいうと、来年は「一白水星」年にあたります。水に関係しますが、今日は大分で世界水会議が始まり、来年「水」が注目を浴びそうです。水に関係する水産株のほか、白にからんで紙・パルプ株なども注目されるかもしれません。いずれも今年の相場では主役にならなかった業種ですね。大きな値幅をとろうと思ったら、人の手垢のついた銘柄は妙味がありませんよ。

 今日は、12月に入りましたので、少し総論的な話を書きました。今月の投資方針でだいじなのことは、なにかあっても立ち直れる株を買うこと…これに尽きます。何度も書きますが、ブラックマンデーの時は大納会のツッコミが最高の買い場だったことを覚えて置いてください。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
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