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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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ちょっと長~い先までの面白くない話
 週明け2日の日経平均は101円60銭高の1万4440円14銭、TOPIXは16.96ポイント高の1425.10と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは122、RSIは60、25日線かい離はプラス3.3%でした。出来高概算は22億6000万株、売買代金は2兆7800億円と、手がかり材料が少ない月曜日としては、まとまった商いをしています。週末のニューヨークダウは小幅安だったものの、NASDAQが二桁上昇、さらに週明けも105円台の為替が続いたことなど先週の相場環境が続いたこともあり、株価は続伸して終わっています。


 今日はレポート銘柄の問い合わせが多く、応対に時間をとられてしまいました。直近号で木村化工機(6378)を取り上げたためですが、私は投資顧門ではありませんので、助言行為はできませんので、とりあえずの考え方だけ述べて、結論は読者に出していただきました。どうされたんでしょうかね。このところ、三菱重工(7011)など原子力関連や電池関連を取り上げてきましたが、いっせいに花開いてきた感じですね。5月28日のこのブログで、原子力関連の穴株、PER10倍以下のヒントで出しておいた銘柄…木村化工機と同様に値を飛ばしてきました。先週号と今週号と続けて取り上げましたが、基準値が570円台ですから、今日の引け値で、60円幅を超えてきました。重量物運搬の宇徳(9358)ですが、今日の引け値635円でもまだPERは10倍以下…。近畿車輛、ソラン、大氣社に続くブログプレゼント銘柄になるかどうか…。

★債券と株の先物裁定が波乱要因
 さて、内輪話はおいておいて、以前から主張してきた「ミニ金融相場」が進み始めています。今週の相場は、心理的な抵抗ラインである1万4500円や先週指摘した昨年11月22日安値1万4669円が近づいてきますので、高値警戒が強まるとしました。ただ、ミニという接頭語をつけても、金融相場には変わりは無く、債券市場の動きが鍵を握っていきます。今日も、債券先物の動きによって、株価のほうも乱高下していましたね。先週くらいから、先物のロング(買い)ポジションがつみあがっていますし、これが債券先物との裁定でセットになっていますから、債券が買われれば株先物に売りが出るし、債券先物が下がれば、株が上昇する…という不安定要素は残っています。

★大勢観をデフレ発想からインフレ発想へ… 
以前から、長期景気循環が上向いた関係で、長期金利は20年くらいかけて上昇していく、と書いてきました。今の商品市況の動きも、長期の景気循環波動が上向いたことで起きたものです。経済学者の間では、意見がわかれますが、ほぼ50年サイクルで動く「コンドラチェフ循環」と呼ばれるものですが、関心があればこの波が下降から上昇に向かうときどういう現象が現れるか、また何が波を押し上げていくのか、一度調べてみてください。単純に目先の動きだけをみて、相場を云々する人が多いようですが、今は、長期景気循環の上げの初期でこれから、大きな流れに移っていくことを忘れてはいけません。

 このなかで、コンドラチェフは、長期循環が下降にあるときは不況は、長くて、深い…しかし、上昇波動のなかでは、不況は短くて、浅い…と分析しています。原油をはじめとする商品市況の上昇で、これまでコストが合わずに低迷していた新油田開発や既存油田のメンテナンスが動き始めたほか、省エネ、代替エネルギー、原子力発電などがいっせいに動き始めました。これまで、有望だ、とわかっていても手が出せなかった「メタンハイドレート」の開発も動き始めました。農業だって、何とか生産量を増やそうという動きが始まっています。これが、景気押し上げの要因になってくるんですね。おまけに、BRIC’sや新興国が続々成長し、長期循環波動を押し上げるために必要な「新規マーケット」を提供しています。

★米国の長期金利の動きと同調した長期循環
 ちょっと難しい、としかられそうですが、今の株式市場の背後には長期の景気循環が下降から上昇に転じた、という大きな変化があることを知らねばなりません。ちなみに、米国の長期金利の動きを見てください。第二次大戦後の1950年代から上昇をはじめ、1980年ごろに18%台でピークを打ち、以後、2003年ごろまで低下を続けてきました。丁度、50年サイクルの長期波動と適合している、と思いませんか。国際商品の価格だって同じような動きをしています。20年近く下げ続けてきた商品価格ちょっと上がったといって大騒ぎしていますが、長期循環からみたら、まだほんの入り口にしか過ぎません。

 この前の前の長期循環では、英国が覇権を握り、最近の波動では米国が覇権を握りました。今始まったばかりの波動は、どこが覇権をにぎるのでしょうか。すでに米国は、ぼろぼろで覇権を維持する体力は無いように思われます。結局は、EU、東アジア、南アメリカ(ブラジル)、中東湾岸諸国が覇権を競う多極化による「大競争時代」に入っていくのでしょう。この長期循環の視点から、米国のサブプライムローン問題を見ると、長期循環が上向いて金利も上昇期に入ったのに、長期循環が下を向きデフレが続き金利が低下する、という間違った見通しで動いたことに端を発していることが分かります。

 あまりに、長期の話をしてしまいました。この点は、株式レポートや経営者向けのレポートで、数年前から書いてきたこと。経営者にたいしても、デフレ発想を捨てて、インフレ発想に切り替えることを提言。これまで控えてきた銀行借り入れにも、積極的に対応するように進言してきました。株式市場でも、20年以上続いてきた、国債商品価格は安くて当たり前、金利は低下するもの…というデフレ発想を早く捨てないと、相場の流れが理解できなくなります。老婆心ながら、ややこしいことを書きました。

★発想転換すれば出てくる買い対象銘柄
 さて、そうなると、長期の債券をもつことは常に値下がりリスクにさらされることになります。金融機関やファンドは、金利低下を前提にしたポートフォリオの」見直しをせねばなりません。その行き先が株式です。日本株をみると、株価純資産を割り込んだデフレ時代の名残の株がたくさんあります。本格的なインフレとなれば、企業の持つ資産価値が上昇してくるわけですからいずれ、BPS(一株あたり純資産)までは、買われてもおかしくはありません。発想さえ切り替えれば、今からでも変える株はいくらでもあるはずです。

 少々長く書きすぎました。休みの間に、いろんな問い合わせがありましたが、相場の大勢観が分かっていない人が多く、敢て書かせてもらいました。

 では、何を買ったら良いのということですが、ためしに米国の終戦後の長期金利の動きとダウ、NASDAQをそれぞれ、比較してみてください。金利が上昇期に入ったときにダウがどういう動きをし、NASDAQがどういう動きをしたか…これからの長期投資を考えるときに大いに参考になるはずです。

 とにかく、今回の相場は、金利が株式市場のダメージになる(本来は金利と株価は逆相関)くらいまで、需給相場でいくかもしれません。


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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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