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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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相場の「隙」をついてきた投機筋…
3日の日経平均は230円97銭安の1万4209円17銭、TOPIXは17.66ポイント安の1407.44と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは118、RSIは51、25日線かい離はプラス1.45%でした。出来高概算は22億8000万株、売買代金は約2兆7600億円と、ともに前日と変わらないボリュームを持続しています。

★指数とチャートは正直
 昨日の120台の騰落レシオ、3%を超えたかい離率、今週高ければ10勝2敗の過熱サインを出していたはずの日経平均週足サイコロ…また、昨年11月22日安値の接近…やはり、罫線は正直でした。日経平均はこのところ「丸天井(ドーム)型」の天井パターンを描きつつありましたし、TOPIXの月足は、2003年の大底入れ付近で形成した「逆三尊底」の肩を結んでできる上値抵抗ラインに接近してきたので、今週は高値警戒…(THELAB STOCK REPORT直近号記)としましたが、相場は素直な反応でした。ニューヨークも先日チャートつきで説明しましたように、下値模索に来ましたね。

★隙ができていた金融市場とそれをついてきた投機筋
 さて、今日の日経で「CMEで日経平均先物の売りが膨らんでいるが、なぜか分からない…」という、記事がでていました。昨晩になって、英国の大手住宅金融会社から、なんだかわけの分からない動きがでてきたほか、米国に行くと、厚顔の格付け会社S&Pが、メリルやリーマンなど大手証券会社の格付けを軒並み落としてくれました。だいたい、英国の住宅金融会社のトップ交代のあたりから、満を持していたように、ポンド売り、円買いが強まり、さらに米国に行くと、証券会社の格下げを受け、金融不安を煽り立てて、円買い・ドル売りを仕掛け。さらに、先物市場では、債券買い・株売りで一気に相場を売り崩してきました。周到に計画されていたようですね。

 もともと、利下げ方向にあり、金融不安を抱えている英国ポンドは売りの対象になるはずですが、最近の金融危機の落ち着きで、ポンドを買い持ちするポジションが増加していたため、この投げを仕掛けにきたようです。昨晩、気がついたら円が104円台に入っていましたので、警戒していると、案の定ニューヨークが開くと、S&Pが格下げを発表。今度はドルに対して円が買われる、ということで、円は再び105円の関門の下に押し戻されてしまいました。再度、105円台の抵抗ライン上にでないと、相場の立ち直りに時間がかかってしまうことになります。

★継続できるか「安」の3点セット
 以前から、書いていますように、この相場は、「円安」、「原油安」、「債券安」の3つの「安」が上昇の基本要因。今日のように「債券が上昇」すれば、セットになっている株の先物に反対売買の売りがでてきます。最近、のこのこ出てきた出遅れの機関投資家も、「もしかして金融不安が再発したら…」と、先物で売りつなぎに行く…結果がこの相場です。特に、債券先物市場では、最近、一方通行的に売られましたから、債券の売りが溜まっていました。こんなところで円高になれば、金利に先安感がでて、当然、目先筋は踏み狙いの買いにでてきます。結局、とろ~い投資家は、慌てて買い戻して「往復びんた」の損を食らうことになるわけです。その慌てようは、今日の先物市場が、安値133円90銭から、135円73銭高値まで、2円近く動いていることから読み取れるはずです。

 先物筋は実によく玉の動きを読んでいます。腰の座っていない投資家のポジションが一方向に傾いたら、必ず仕掛けに来ます。日経平均の先物の売りも、円高になって、インフレ懸念が薄らげば、株高の前提が崩れる…と読んだものでしょう。ただ、思ったほど、相場は崩れませんでした。本来、先物売に刺激された裁定解消売りがかなりでていたはずですが、誰が買ったか知りませんが、現物の買いにかなり吸収されたようです。
 ドルが安くなっていますが、昨日発表されたISM製造業指数を見ると、新規受注や生産、新規輸出受注など主要な項目は上向いていました。コスト上昇の一項目だけを取り上げてインフレ懸念が強まっている…と警戒感をあおるような書き方をしていますが、生産にかんする項目はどれもしっかりで、金利上昇要因につながります。いずれ、ドルは買われてくるものと思われます。

 それにしても、S&Pは、大丈夫なんでしょうか。最近も非難の対象になっていますが、株価が数十分の1まで落ち込み経営危機が懸念されるモノラインの格付けを最上級にしたり、これまでデフォールトなんか起こしていない安全性の高い地方債の格付けをモノラインの保証を得ていないか保証会社の格付けが低いから…といって格付けを引き下げる…今回の証券会社の格下げも、FRBが何かあれば全力で守ると、ベアスターンズの事件で示しているにもかかわらず、こんな時期に格下げをする…なにか、不自然さを感じないではおられません。そろそろ、分かりやすくなってもらいたいものです。日経さんの今日の記事の答えは、これだったのかも知れませんね。

★日経平均の行方は、ボリンジャーバンドが暗示…?
 昨日は長期の能書きを垂れ、今日は相場のこまごまとした解説をし、退屈させてごめんなさい。これからの動きをみるのに目で訴えて一番わかりやすいものは、日経平均日足のボリンジャーバンド。抵抗線のところで相場が曲がっているのが分かります。それでは、押し目はどこまで…?ボリンジャーバンドの過去の動きを見て、自分で判断してみてはどうですか。

 とにかく、日経平均、TOPIXとも、転換点に近づいていたことは確か…。昨日も書いたように、個人を中心にしたテーマ株物色は、全体の動きとは関係なし…。今日もレポート銘柄から新値更新がでてきました。昨日紹介した株が、良い押し目をつけに来ていますよ…。長くなりすぎたので、今日は自慢話は「無し」にしましょう。 

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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