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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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ソロスさんの警告していることを勉強してみようか…
 19日木曜日の日経平均は322円65銭安の1万4130円17銭、TOPIXは34.04ポイント安の1375.60と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは88、RSIは46、25日線かい離はマイナス0.1%でした。出来高概算は21億株、売買代金は2兆1700億円と、増加しています。「満月」の変化日は下に向いてしまいましたね。ニューヨークダウは瞬間1万2000ドル割れ、欧州、アジアと全滅になっては、流石に日本だけは違う…というわけには行かなかったようです。今日の下落のおかげで、騰落レシオは90を割り込み、RSIも40台に入ってきました。あとは、ニューヨーク株次第…という所ですね。

★今日も流れた弱気の話

 さて、そのニューヨークですが、株価が下がると、マスコミは弱気の話をたくさん流してくれます。米国預金保険公社の総裁は、先日も大手の金融機関のなかに破綻懸念があるところがある…といい、物議を醸しましたが、昨晩は大手行の破綻に備える必要がある、と警告してくれました。また、証券化商品を売りまくって短期間で3500億円の利益を上げ話題になった、ヘッジファンドの経営者は、米国金融機関の損失は160兆円を超える…と記者会見で語った、といいます。次から次と、弱気の話を流してくれますね。アメリカという国は、大声で予想を言って当たれば一躍著名人になりますし、はずせば見向きもされなくなります。方向性が定まったようになると、大言壮語して売名行為をやろうとする人間が増えてきますので、どうしてもマイナスの話しか流れてきません。

★チャートの検証
 1万2000ドルの大台を割り込んだところでは、押し目買いも入ったようで、出来高も増加しているようですが、為替、原油価格など外部環境がはっきりしませんので、なかなか明確な底形が入りません。ニューヨークダウについては、5月末にチャート解説しておきましたが、その際、下値めどは1万2000ドルから1万2100ドルのゾーンか…?としておきました。ただ、環境によっては、一番底取りの可能性がないでもないと、書きましたが、最近のチャートの格好は「瀑布型」という滝の落ち口のような格好を始めていますので、ちょっと警戒しておきたいところです。

 ニューヨークダウを検証してみると、まず、3月の第三週に1万2000ドル割れから大陽線が立っている点が注目されます。大体、この寄り付き付近が転換点になるケースが多いのですが、昨日はこのポイントから切り返して大台を回復して終わっています。また、日足のボリンジャーバンドのマイナス標準偏差のラインに株価が届いたこと。月足のボリンジャーバンドのマイナスラインが1万2000ドル割れ付近にありますので、当面はこのあたりで抵抗するポイントに差し掛かっています。

★強気方針を支える「ボリンジャーバンド」
 まず、為替や原油など外部環境がはっきりしないと、動けない、という感じですが、先日、日本で開催されたG7財政担当相会議の席上で、米国は本気で介入する姿勢を示し、日欧からたしなめられた、といういきさつがあるようです。これまでのように、一気にドル安が進まないのも、もしかしたら本気かもしれない、という迷いが市場にあるようです。だから、全てが中途半端…。そのため、小出しに出てくる悪材料に反応してずるずると下げる…という格好になっています。

 テクニカル的には「届いた…」ということですが、まだ、メリルリンチやシティグループなど問題銀行の決算発表が残っており、本格で直りにはもう少し時間が必要になるかも知れません。テクニカル要因とファンダメンタル面の、マイナス材料との引き合いみたいな格好ですが、これまでの例では、ボリンジャーバンドが有効だったので、ちょっと信じてみたい気もするのですが…。

★日本株について
 さて、大幅安になった日本株ですが、先物市場にまとまった売りがでて、これが裁定解消売りを誘発して下げ幅を拡大したようです。昨日も、溜まりこんでいる先物のロング(買い)ポジションが気になる…と書きましたが、やはり、今日はまとまった売りが出ていました。出来高をみても昨日に比べかなり増加していましたので、解消売りがかなりあった、と思われます。ただ、先週までに解消売りを出し巻くっていましたので、残高は減少。相場を叩き潰すほどのエネルギーはありません。

 ニューヨークと同じように下値めどを算定しておかねばなりませんが、以前から書いてきたように13週の移動平均線がポイント。昨日現在で1万3843円のところにいて、急ピッチで上昇していますので、まもなく接近してくるはずです。これまでのところ、25日線と200日線にはさまれて、小動きに推移してきましたが、13週線の上昇力に支えられて200日線を抜いてくると動きが変わってきそうです。

 また、下値のポイントとして、6月13日の高値1万4041円から空けていた日足の窓が注目されます。今日の安値は1万4069円で、窓埋めまで行きませんでしたが、まず、ここがポイント。また、日足ボリンジャーバンドの中心線が1万4150円付近にありますので、このあたりも抵抗ゾーンを形成してきます。外部材料を無視すれば、下値支持の動きが出るところですが、何しろ、今の世界の株式市場の主役はニューヨークダウ…。ここが底抜けになれば、「日本株は違う…」という理屈は通用しません。

 とにかく、今晩のニューヨーク株がどうなるか…3番底が入るか、それとも2番底か、それとも1番底鳥か…。

★ソロス著「グローバル資本主義の危機」で警告されること
 今日はチャート面の話が多くなりました。中小型好業績割安株を中心にした流れは変わらないと思いますが、気になるのは、今の英米の金融機関の動き…。世界最強の投機家のジョージソロスは、最近、米国金融業への弱気発言が目立ちますが、彼は以前自らの著書「グローバル資本主義の危機」のなかで、独自の世界観や歴史観を披露しているが、そのなかで、銀行や共産主義を例に引いて持論を展開しています。詳しくは、本を読んでもらえば分かりますが、彼の理論にしたがうと、米国の金融機関は絶頂期を超え、たそがれ期を向かえ、やがて突然崩壊する…ということになります。また、表面上でおきていることと水面下で起きていることはタイムラグをともなう…とも書いていますので、もしかしたら事態はもっと悪くなるのかもしれません。ソロス氏の弱気は、ここから発しているのではないでしょうか。

 人の理論ですから、全面的に信用はしませんが、自分なりに検証しなおしてみる必要はあるのかもしれません。また、余計な仕事を作ってしまった…。


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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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