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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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原油をめぐる環境が変わりだした
 週末20日金曜日の日経平均は188円09銭安の1万3942円08銭、TOPIXは18.86ポイント安の1356.74と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは85、RSIは40、25日線かい離はマイナス1.4%でした。出来高概算は20億株、売買代金は2兆1100億円でした。今週の荒れ模様の相場で指数の調整も一気に進んできましたね。まだ、騰落レシオや25日線かい離には不満が残りますが、RSIが405まで低下、来週の数字によっては買い暗示まで行くかもしれません。今週残念だったのは、19日の満月の「変化日」が下落になってしまったことですね。次は、7月の3日ですが、果たしてどちらに行くことやら…。

★売り仕掛けをしたが売り崩せなかった…
 昨日からの続落ですが、週末で見送り気分が強い中、ヨーロッパの「小鬼」どもがまたぞろ動き始めましたね。最近では疫病神みたいになってきた格付け会社がニューヨークの引け後に、モノライン大手のアンバックとMBIAの格下げを実施、GLOBEX先物が安くなったことで、仕掛けに動いてきました。為替は円安気味、中国市場は反発と、環境面ではちょっと強引な気がしました。でも、債券先物買いと株先物売りをセットにしたロングショートポジションを仕掛け、一方で、まとまったバスケット売りやTOPIXの先物に2000枚の売りを出すなど、切れ目のない売り物を出し全体を売り崩そうとしていました。

★「三尊天井」の形成を狙いに行った…?
 昨日もチャートのことを説明しましたが、もしここで、全体を売り崩し6月13日につけたザラ場安値1万3810円を切ると、日足では「三尊天井型」になり、場のムードは最悪になってしまいます。ただ、後100円というところまでいったものの、結局、崩すことができないで終わっています。円安、中国株高など外部環境が「順」になっている上、原油価格は131ドル台に急落…。おまけに、6月13日の安値付近には上昇中の13週線が控えていますので、1万3900円という水準はどうしても下値抵抗力が強まるところでもあります。結局、小鬼どもは買い戻しに動いて、事なきを得ました。

★証券市場も「治外法権」から抜け出、独立したら…
 それにしても、こんな腕力にものをいわせた株価操作がらみの動きをいつまで放置しておくんでしょうか…。個人が、資金力を使ってやったらすぐに、証券会社に身元照会が入り、次に、「なぜ買っているんですか…」と当局から問い合わせがくる…。そして言うことを聞かなかったら最後には国税が入り相場は叩き潰されてしまう。でも、外資系証券会社なら、何をやっても良い…。おかしいですね。日本から不平等条約は撤廃されたはずですが、いつまで、こんな無法をほっておくんでしょうか…。弱い者には居丈高に強く、強い者には情けないほど弱い…先物の種類ばっかり増やして市場の近代化に取り組んでいると悦にいっている取引所さん、そんなことに地道を上げるより、デリバティブ隆盛の基礎になる現物市場のてこ入れをするほうが先ではないですか…?

★理屈に合わない市場から投資家が逃げるのは当然
 何故、皆が現物市場から逃げ出しているのか、考えたことがおありですか。私たちは、初めて株をするときから、PERやPBR、割安、割高、企業の成長評価などを一生懸命勉強してきました。しかし、今の日本の株式市場では、現物と先物のサヤの伸び縮みや他の市場との反対売買での裁定取引など、ファンダメンタルとは関係ないところで動いています。いや、「動いています」ではなく、強引に「動かされて」いる、というのが実体です。そのなかでは、PERが30倍も40倍も超えた割高株がインデックスの採用銘柄というだけで、上下し、PERが10倍以下の銘柄が安値で放置されています。

 こんな、理屈に合わない相場には投資家は近づいてきません。本当に、市場を活性化するつもりなら、個人投資家が安心して売買できる市場を作ってもらいたいものです。米国では、今回の金融危機の後始末として400人を超える証券関係者が逮捕、基礎されました。米国で無茶をやったら大変ことになりますが、今の日本では外資系と言う看板さえ背負っていたら何をやっても文句を言われません。おそらく、欧米でもかなり「札付き」と言われる連中が日本株をやっているはずです。まず、この点を正常化しないと、市場にいろんな投資家が参加して、多様性のある株価形成がおこなわれるという、市場本来の目的が達成されることはありません。日本の株式市場を悪の巣窟にしてはいけないのです。無茶をやった外資系を日本から追放するくらいのことをやったらどう…!


 日本の政治家や官僚の方々、世界の回転軸が大きく転換しようとしているときに、いつまでも落日の英米の顔色をうかがっていると、落とし穴にはめられてしまいますよ。一度、落ち込んだら骨の髄までしゃぶられて世界一の個人金融資産も巻き上げられ、最後には米国国旗の51番目の星になるかもしれませんよ。

★環境は変化しているが、とにかくニューヨークを見なければ分からない…
 さて、脱線ばかりで申し訳ありません。さて、インドに続き、中国も石油製品の国内価格の引き上げをやりました。3000億円の補助金をつけて農家などの救済をやるようですが、実質的にまだ世界の半値近くといいますから、今後も引き上げていくことになるんでしょう。これで、需要が減ってくれるといいんですが、最近、20万トンクラスのダブルハル(二重船底)タンカーの市況が上昇。中国や韓国が原油輸入を増やしているといいます。中国の場合は、オリンピック用の備蓄を増やしているといいますが、こんな調子で買われると、せっかく低下し始めた価格に火をつけるかもしれません。

 とにかく、ムーディーズのモノライン2社の格下げの影響が今晩どう出るかがポイント。2日続きで1万2000ドルを割り込んでいますから、なにか援護射撃がないとしんどいかもしれません。為替が冷静ですので、何とか大台は維持してくれるものと思います。過去最高の信用売り残がつみあがっているだけに、何かあったら急騰するエネルギーを秘めています。とにかく、これまでにも書いてきたように、相場環境の変化で、どちらに転んでもおかしくないのが今の相場…。

 ニューヨークが高ければ、来週は主力株中心のリバウンド相場。大したことがなければ、今週のような個別材料株の日計り相場が続くことになります。最近注目してきたもので、休養中のものをねらっていきましょうかね…。


 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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