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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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ITバブル崩壊時のテーブルに届いたNYダウ
 週明け23日の日経平均は84円61銭安の1万3857円47銭、TOPIXは8.81ポイント安の1347.93と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは81、RSIは43、25日線かい離はマイナス1.9%でした。出来高概算は18億2000万株、売買代金は1兆9460億円と2兆円割れ…。

★なぜ今頃一生懸命仕事するの…格付け会社さん!
 週末のニューヨークダウは220ドル安…。やはり、モノライン大手、アンバック、MBIAの格下げ検討は市場に悪影響しました。この日は、ムーディーズに負けじと、S&PがGM,フォード、クライスラーのいわゆるビッグスリーの格下げを検討していることも伝わりましたから、市場が耐えられるわけはありません。実際に、ビッグスリーの格下げが実施されたら、評価は投資不適格のジャンク級に落ちますから、もし何かあって資金調達が必要になっても、ジャンク級の評価では資金調達に応じてくれるところもなくなりますから、下手をすると「倒産」という憂き目も見かねません。

 220ドル安の意味が分かっていただけると思います。それにしても、格付け会社はがんばってくれますね~。モノライン大手2社の前に、ムーディーズはモノラインのFGICコープとキャピタルインシュアランスの格付けをジャンク級に引き下げています。これでは、保証なんかできるわけはないですね。今日伝わった話では、モノライン大手3社と保証を与えている企業との間で、保証をはずす交渉が始まっているようですが、その金額は1250億ドルといいます。保証が外れたら、価格が暴落しますから果たして交渉がまとまるものかどうか…。

 これから、景気が悪化したり、原材料価格の上昇で企業の経営は苦しくなってきますが、一般企業でもこれから格下げが出まくることになるんでしょうね。今くらい熱心に、サブプライムローンがらみの金融商品の格付け審査をしていれば、こんな大変な事態にはなっていなかったのに…。世界中の金融機関が格付けにだまされて証券化商品というババをつかまされてしまったのに、誰も格付け機関を訴えようとしない…なんだか不思議な世界ですね。

★金融グローバル化推進システムの一角が崩れた…
 とにかく、投資銀行の証券化技術とモノラインの保証、格付け機関の格付け、という一連の流れは、金融グローバル化により英米の銀行が大もうけする根幹を支えたシステム。このうち、モノラインが脱落一歩手前にありますので、このシステムも崩壊への道をたどり始めました。ニューヨークダウ30種の内容を見てみると、下落しているのはAIGやシティ、JPモルガンなど金融機関とGMやGEなど金融部門で大ポカをかました会社。技術追求型の企業は案外しっかりした動きをしています。

★3月中旬の下げと今回は中身が違う

 ダウは一気に3月中旬の安値に接近してきましたが、3月中旬と今回の下げには大きな違いがあります。3月は「1929年の大恐慌の再来か…」ということで、株全部を売りましたが、今回、NASDAQは、まだ半値押しもしていません。結構、しっかりしているんですね。これをみても、今回の下落が金融部門への懸念が原因になっていることが分かるはずです。安値に近づいただけで、大騒ぎしがちですが、NASDAQとダウ30種の強さの違いを理解したうえで、新聞記事などを見たほうが良いと思います。最も、原油価格が一段高し企業業績を圧迫すれば、いずれNASDAQ銘柄も売られることになるんですが…。今のところ、GLOBEXの先物は堅調ですので、今晩のニューヨークはちょっとは違った動きが出るかもしれません。

 原油の産・消会議は、玉虫色の終わり方をしたようで、今日のNYMEXのWTI先物は小高く推移していますが、このところ、一日の売買の高値と安値が切り下がる動きになっていますので、週末の会議や米国政府の沿岸原油の採掘解禁の動きを受けて下値に波乱する可能性も出てきます。週末にも書いたように、今は、どちらにも大きく振れやすい状況…。ただ、以前にも、説明したように、ダウの1万1000ドル台は、2000年のITバブル付近で3年間もみ、テーブルを形成した重要な抵抗帯…。その後、このテーブルを突破するのに3年もかかっています。抵抗帯としてはかなり強力なもので、ここを下につき抜けるには並みのエネルギーでは無理だと思われます。

 1929年の大恐慌再来という、大悪材料で挑んだ3月相場でもこのテーブルを下方突破することはできませんでした。油断してはいけませんが、とりあえず転換点は近いと見て良いでしょう。

★日本株は13週線までの下落を達成
 さて、日本株のほうですが、米国株の急落を受け下落して始まりました。先物のほうに買い残が積み上がっていましたので、この投げも入り急落。これが裁定解消売りを誘発して、現物市場もさげるという、いつものパターンになりました。ただ、以前から、下値めどは13週線と言い続けてきたように、今日は瞬間的に13週線を下回ったものの、大引けでは13週線上で終わっています。まだ、米国市場の動きを見なければなりませんが、大きなポイントに来たことは間違いないところでしょう。

 個別の銘柄を見ても、13週線に接近しているだけでなく、26週線との間でゴールデンクロスしているか、または近々しそうなものが増えていますので、52週線までの戻りを前提にして買えるものが出てきました。一度、新日鉄の13週、26週、52週の関係を見てみてはどうですか…。

 休みの間にも除きにこられた方が多かったようですが、レポートの作成を優先しましたので、書き込みができませんでした。ご容赦ください。ただ、ニューヨークの動向については、6月13日にチャート解説で説明していますので、大体の流れは分かっておられると思っておりました。とにかく今晩のニューヨークがどうなるか…それが全て。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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