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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2008/06 | 07
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四海波静かなのも今だけ…?
 26日木曜日の日経平均は7円60銭安の1万3822円32銭、TOPIXは1.29ポイント安の1344.79と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは85、RSIは34、25日線かい離はマイナス2%でした。出来高概算は18億株、売買代金は約2兆円でした。指数的には買いゾーンに近づいている感じですが、まだ明確な買いサインを出すにはいたっていません。

 
★やはり「玉虫色」の内容だった声明文
 注目の米国FOMCが終わりました。予定通り金利はいじりませんでしたね。景気とインフレ両にらみなら、なにもできないのが当然でしょう。ただ、市場の方は声明文から、当分利上げはないと、読んだようです。一方で、EUのECBからは「7月には上げるぞ…」と脅し文句が飛んできていますから、為替市場ではユーロが、また、強くなってきました。原油価格も在庫が週間で80万バレルも増加しましたから、急落しても良いんですが、ユーロが強くなった分原油が買われ、小幅安で終わっています。

★山積みの不透明材料
 とにかく、為替、商品、株、債券など変動商品について方向感がなくなっています。方向が定まらないし、動きも少ない…ということで、小休止状態になっています。ヘッジファンドの中間決算を控えて、動きを止めているためだと思われますが、相場の外部環境を見ると、イスラエル・EU・米国VSイランの情勢は緊迫度を強めていますし、シリアの具合もおかしい…。金融危機沈静化に必要な国際協調体制にはEUと米国間で対立がある…。6月の証券会社の決算は何とか乗り切ったが、7月にはメリルリンチやシティなど、問題金融機関の決算発表を控えている…。

 ビッグスリーに続き、ボーイングや運輸会社などの格下げが続いている…。昨晩は、ゴールドマンザックスがシティグループの決算発表で9600億円を超える損失が計上されるとして、売り推奨リストに入れるなど、売り叩きにつながる材料は山ほど出てきています。にもかかわらず、動きが止まっているのは、やはり、ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問)などの投機筋の決算が影響しているんでしょう。まあ、あんまり弱気の材料ばかり並べ立てても仕方がありませんが、いま並べ立てた材料は全て表に出ているもの…。株価は、かなりの部分織り込んでいると見ておいたほうが良いでしょう。

★気になるのは決算空けのヘッジファンド
 問題は、決算明けで、ヘッジファンドがどう動いてくるか…。強引に腕力で攻めてくるようならちょっといやですね。それも、やるとしたら、米国よりマーケットが小さい日本…ということになります。シカゴのCMEでは日本株の売りが積み上がっている一方、日本では先物の買いが多くあります。ここを叩いて投げを誘えば、CMEの分も利食いになる…という筋書きでしょうか。ただ、裁定買い残が2兆4000億程度しかなく、爆弾の量は不足気味…。全ての小康状態が果たしてどちらに放れるか…。よーく観察して動くことにしましょう。

★日本の弱点を改善しなかったための交易条件の悪化
 さて、円安歓迎ムードがいまだにありますが、先日日経が伝えたように、原油価格の高騰による交易条件の悪化が指摘されています。日本の購買力がどんどん海外に流出しているということですから、国内経済がよくなるはずはありません。EUや米国の交易条件の悪化はそれほどでもありませんでしたが、両地域が資源国の側面を持っていることがあります。それは、別として考えてみると、前のオイルショックの時は、ドルが安くなることで欧州や日本は原油代金の支払いが少なくなり原材料価格の上昇が緩和されました。また、米国や欧州は、産油国への製品輸出価格を引き上げ貿易収支の帳尻を合わせたわけですが、問題は、先日の記事にあるように、日本は輸出価格の引き上げができないという弱みを持っています。国内で競合企業が多いために、下手に製品価格を引き上げると、マーケットをうばわれてしまうという欠点を抱えているのです。

 そのために、日本は海外企業から「高品質な製品を安値で売る」という低収益体質に甘んじていると非難されているのです。だから、早く、国内の過当競争体質を改めて、海外で自由に価格設定できるだけの企業力を身につけなければならないわけです。日本ではいつまでたっても、変な同族意識みたいなものがあって、お互いに傷をなめあっているようですが、そんなことをする前に、同業の数を少なくすることを考えないと、いずれ海外企業から駆逐されることになってしまいます。交易条件の悪化の裏には、こんな日本経済のウィークポイントがあることを知っておいてください。だから、国内企業の場合の最大のテーマは、環境などではなく、M&Aであるべきなのに、そうなっていないから、株が下がり続けているんですよ…。

★13週線の下にもぐりこんだままの株価
 さて、日本株は、順調に調整が進んでいるようですが、ちょっと気になる動きも出ています。ここ数日横ばいの動きですが、気になるのは13週移動平均線の下でもんでいること。今日も、高値は、13週線を上回っていたものの、引けでは押さえ込まれて終わっています。あと1~2週間すると、横ばいから、下向きになりますが、そうなると、下方圧力が強まって来ます。ただでさえ、「三尊天井」が気になっているときですから、こんなとき、ヘッジファンドの連中からおかしなことをされるとひとたまりもありません。まだしばらくは、外部環境がフローの風になりませんので、もう少し、警戒的に相場を見ていきましょう。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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