大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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増収増益の任天堂が売られる…これがまともな市場なの…?
 31日木曜日の日経平均は9円02銭高の1万3376円81銭、TOPIXは0.63ポイント高の1303.62と、ともに小幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは8種4敗、騰落レシオは86、RSIは57、25日線かい離はプラス1.2%でした。出来高概算は20億8000万株、売買代金は2兆4730億円と、増加していますが、月末のドレッシングをかねて、値嵩株を扱ったのが売買代金の増加につながったんでしょう。

★決算期恒例の「売り叩き」祭りの再開
 原稿の打ち合わせが長引いて書き込みが遅れました。早速…と,いきたいところですが、今日の相場は一体なんだったんでしょうね。どうも、最近、決算発表時期になると、株価がおかしな動きをはじめるようになりました。先日のファナックの決算あたりから、増益にもかかわらず、株価が下げる…というよりは、叩かれるケースが増えています。進捗率が30%や40%を上回る絶好調にもかかわらず、下期の見通しを慎重に想定しただけで、「ダメだ、ダメだ…」と、掛け声を張り上げて売り叩きに来ます。

★任天堂まで売るか…
 外部環境や海外景気動向がわるいので、第一四半期段階ではどうしても慎重に予想し、期を追うにしたがってだんだんよくなるのがこれまでの決算発表でした。今回は、外部環境が厳しいので、先行きを慎重に見るのは当然ですが、第一四半期だけで、通期の進捗率が40%に達しているということは、期末には大幅に増額修正される可能性が高い問うことでもあります。そんな、企業を、ストップ安まで売り叩く…というのが、まともな市場なんでしょうか。任天堂あたりには海外からの売りもだいぶ入っていたようですが、昨日の原油市場の動きなどを見ると、またぞろ、癖の悪いのが動き出した気配があります。

★本来の日本投資家は、冷静に企業分析をしていたはずなのに…
 本来、冷静な市場であれば、上半期に業績がさえなくても、業界の性質上、下半期に集中して売り上げが立ってくる企業もあるわけで、以前なら、この会社は、上半期はさえない…ということが分かっていて、減益になっても下半期への期待が加わって、そんなに売り込まれないのが普通でした。結局、目先の数字しか追わない海外投資家が、売り叩く口実として、利用しているだけなんでしょう。欧米では、四半期ごとの配当が実施されていますので、四半期決算が重要視されますが、日本の場合はまだ中間配当どまりですから、あまり四半期決算を重視しても仕方がないと思うのですが…。

 ばたばた、ばたばた、目先の数字や成果を追いまくってきた結果が、今回のサブプライムローン危機につながったわけでし、投資家のほうも「配当よこせ、配当よこせ」の大合唱で、土地は売れ、収益を生まない部門は叩き売れ、目先の利益を上げるために、人員カットだ…どう、考えても日本の風土に合わない気がするんですが…。日本がおかしくなり始めたのは、米国流の経営手法を取り入れてからですね。厚生労働省もやっとこのことに気づいたのか、成果主義が日本の労働生産性を落としている…と、労働白書で書いてきました。もっと早く気づけよ…。今、日本がどんな状態になっているか…。

★売りでとるなら日本市場…何をしてもおこられない「ばくち場」だ
 2003年からスタートした世界の株高で、欧米、新興国などどんな国のマーケットも最低4倍にはなっている。日本はわずかに2倍強。海外投資家が、がんがん日本株を買ったが、小泉退陣後は、「顔の見えない日本」といわれ、売りばかりに変化してきた。結局、日本市場は流動性に富んでいるから、「売りで儲けられるマーケット」というのが定着してしまった感があります。今日のように、理屈に合わない無茶なことをやっても日本なら起こられない…ということで、世界中の癖の悪いのが集まって来てしまった感じです。昨日かけなかったのですが、一昨日のロンドンで、不正取引をした数社の人間が逮捕される、とう大捕り物があったようです。欧米では、すでに宴の後の後始末に入っていますが、日本だって、外資系を中心に、インサイダーや風説の流布、意図的な格下げなど、客観的に見てもおかしな商いがあったはずです。そろそろ、日本の監督官庁も毅然とした態度を示し、大人の金融取引を目指すようにすべきではないでしょうか。今のように、理屈も何も無い…腕力だけが通用するという株式市場は、」発展途上国以下といわれても仕方がありません。

★指数取引で、板ばさみ状態になる…そのうち指数も動けなくなるかも

 また、余計なことを書いてしまいましたが、ニューヨークがあがっても、日本株は決算が怖い…、景気が落ち込みだした…、26週株価移動平均線が抜けない…ということで、どうしても弱気に傾き勝ちになります。そのため、板が薄くなりますからどうしても裁定取引の影響を受けやすくなります。昨日発表された、裁定取引の買い残はまた増加していましたが、結局、先週の上げは最低取引によるものだったことがはっきりしました。PERが16倍台になり、どうしても上値が重くなりますから、今日のように解消売りで下げるケースが増えてきます。かと、いって、米国の金融不安が峠を越しそうですから、下値も固い…結局、裁定取引で上下するだけの味気ない相場になって行きます。

★指数は無視して、企業の実態価値を評価しよう 
以前から指数を見ていると実体は分からない…と、書いてきましたが、今後ますますこの傾向が強まってきます。各論相場に的を絞って、個別株を狙ってみることです。たとえば、今日、日本調剤が叩き売られていますが、今回の第一四半期が薬価改定で悪影響を受けることは織り込み済みだったはず。悪くても、通期見通しは変えていませんね。この会社が面白いのはジェネリック薬の業界トップを目指す製薬会社をそだてていること…これが戦力になる10年度には連結予想EPSは340円近くになってきます。前期が50円ですから、ものすごい変化率です。そんな会社を叩き売っている…まさに、目先の材料にこだわっている…としか思えません。このやり方が、本当の株式投資でしょうか。私には、ばくち以外の何者でもないと思われます。

 日本が、日本人以外の人たちによって、そんなばくち場に変えられているといたら…個人投資家が、どんどん海外に資金を移しているのも当たり前のことですね。本当に、さびしい…。昨日、今日と売られてきた株の中に、これから下期に書け業績が伸る会社が入っています。もしかしたら、絶好の拾い場なのかもしれませんね。

 

 

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米国で始まった「変化」を理解しよう…
 暑いですね~。クーラーを使いませんから、、眼鏡のフレームは熱いし、パソコンはファンが大きな音を立てて、冷やしてくれーと叫んでいます。

 さて、30日水曜日の日経平均は208円34銭高の1万3367円79銭、TOPIXは21.35ポイント高の1302.99と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは86、RSIは57、25日線かい離はプラス1%と、今日は25日線を回復して終わりました。出来高概算は、17億3000万株、売買代金は約2兆円と、相変わらず市場エネルギーは盛り上がってきません。

★米国株の底堅い理由は何…?
 やはり、今日もニューヨークの写真相場になりましたね。米国株のほうは、住宅価格指数(ケース・シラー指数)が対前年比で15%も落ち込み、住宅関連商品の一段の値下がりが懸念されましたが、同時に原油価格が一時1バレル120ドル台に下落しインフレ懸念が緩和されるなど、好悪材料が交錯する中、空売り規制延長が決まったことなどから、買いが優勢となり、急反発。前日の下げ分をほぼ埋めて終わっています。

 ただ、日本株のほうは、まさに内憂外患で、せっかく、NYダウ高という援護射撃をもらいながらも、企業業績発表に振り回されています。引け間際は、明日の株価を意識したドレッシング買いが入ったものと思いますが、終日の値幅はわずかに108円…。「108」という数は、仏教では人間の煩悩の数だ、といいますが、「買いたいけど、大丈夫か…」「本当に恐慌が来るのか…」など、まさに、市場関係者の煩悩を表しているようですね。

 せっかく、良い決算がでてきても、予想より悪かった…と言っては売り、経営者が先行きを慎重に見ているからといって、進捗率が30%を超えている株を売る…。市場が、弱気に傾いているから仕方がないのですが、第一四半期の状態というのは、まだ米国が税還付をやる前で、景気のほうは結構シビアだったはず…。その中で、30%の進捗率は立派なものだと思うんですが…。なんか、変ですね。株の番組の司会者も、米国の上げについて皮肉な言い方をして、「上がるのが分からない…」なんて、皮肉たっぷりに解説していました。

★不良資産処理がスピードアップ…
 なかには、米国株はPKO(株価の買い支え)をやっている…なんて言い方をする人もいます。本当に、そうなんでしょうか。「甘い」といわれそうですが、私は「株価の先見性」には信頼を置いています。メリルリンチの増資のことが話題になっていて、弱気の人は、やはり損失はまだあった…だから、米国株はダメなんだ、といいます。増資の背景ですが、メリルリンチが持っている手持ちの債務担保証券306億ドル相当を5分の1近い67億ドルで、プライベートエクイティファンド(PE)に売却したことによる、損失の穴埋めです。

 このほか、シティグループもCDO93億ドル相当を約6分の1の15億ドルで、同じPEに売却しています。ここからが、強気と弱気の人の違いになりますが、強気の見方をすれば、まず、この両社は大きな損失を出すことを覚悟して、不良資産の処理に乗り出したことが評価されます。また、他の金融機関が、値付けができないとして、「レベル3」資産に放り込んで損失隠しをやっているのに、売却価格を算定して売却した…ということは、値付けをしようと思えばできることを他行に示したことになります。結局、損失隠しをやっても時間がかかるだけだから、早く、処理をしようと、宣言したようなものです。これは、当然市場にとってプラスに判断されますね。

★日本のバブル崩壊後、ハゲタカが動いてからどうなった…?
 どうも、日本人はバブル崩壊後の日本と比較したがりますが、不良債権が「1円」などというとんでもない価格で、海外ファンドに売却されて処理が進むのに、一体、日本は何年かかったのでしょうか。それに比較したら、強烈なスピードで損失処理が進んでいます。市場は、どうも悪いほうに、悪いほうに…と考える傾向があるようですが、見方を変えると、市場にとって歓迎すべきことがどんどん侵攻している…とみることもできます。

 また、日本の時の異なり、今世界中に「金」が余っており、損失の穴埋めが比較的容易にできることも幸運な点です。メリルのCDOを買い取ったPEファンドは、事前に資金調達をやっていますが、短期間に1兆円という資金が集まっているのです。彼らだって採算が合わなければ動きません。日本の不良債権を買いあさられた結果、その後どうなったかを考えたら、今、米国で起きていることが理解できるはずです。
 
 ちなみに、昨日のケース・シラー指数では、確かに前年比で15%という、とんでもない下落率になり、市場はそのことばかりに目がいっていますが、前月比で住宅価格が上昇した地域が8箇所あった…という事ですから、何か水面下で大きな変化が置き始めているとみるべきではないでしょうか。「ハゲタカ」が動き出した、ということはそれだけで大きな変化と言えなくもありません。彼らの、本能にかけてみても良いのではないでしょうか。

★指数を当てても意味は無い…下値不安が無ければ各論でGO
 強気の視点がもてれば、あとは相場観ではなく、個別の銘柄観を組み立てることです。負け組みが大量に抱え込んだ大型株は、今後動きが鈍らざるを得ません。日経平均やTOPIXがいくらになるか当てても仕方がありません。当分は各論優位で行くことです。株式レポートで継続注目中でこのブログでも何度も取り上げている酉島製作所は本日2400円台に入り、1000円幅獲得に大手がかかってきました。個別の、材料株はまだまだあります。これまでにも何度か案内した鉄道関連の話が今日の日経1面トップに出てきましたね。

 この話は、今後、東アジア、東南アジア、中東、欧州の物流をいっぺんさせる可能性があります。将来的には、ベーリング海峡にトンネルを掘って、北米、南米をつなぐという大構想があります。今回の計画はまさにその背骨になる部分を構築しようということです。鉄道車両などハードの需要も増加しますが、それより重要なのは物流のシステム構築。この面では日本には有力企業が多くあります。大恐慌が来る…と心配する前に、とんでもない変化が世界で起きようとしていることに早気がつかないといけません。

 今日もまた書きすぎてしまいましたが、大事なことは「ハゲタカ」が動き出している、事の意味を早く理解することです。

 

 

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今、投機筋は、どこで、何をしているの…?
 29日火曜日の日経平均は194円33銭安の1万3159円45銭、TOPIXは19.15ポイント安の1281.64と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは81、RSIは53、25日線かい離はマイナス0.8%でした。相変わらず、模様眺め気分が強く、出来高概算は17億2000万株、売買代金は1兆8900億円と、市場エネルギーは減少したままですね。

★悪材料続出の米国市場
 引けにかけて、何とか25日線を回復したいということで、どこかからバスケット買いが入ったようですが、結局、回復できずに終わりましたね。昨日のニューヨークダウの下げっぷりをみれば、手がだせないのは当然でしょう。IMF(国際通貨基金)が米国の波乱はまだこれから…なんて言ってくれたほか、メリルリンチが決算発表が終わったにもかかわらず、また新規に85億ドルの増資をやる…なんて、いったものですから、市場としては、まだ損失が拡大しているのかと疑ってきました。また、地銀2行が先週末に破たんしたこともNYダウの足を引っ張りました。

 これでは、一方的に下がるのも仕方がないですね。週末に破たんした一行は、不動産の大ブームに沸いたカリフォルニア州の銀行ですから、もろに不動産バブル崩壊の影響を受けたようです。米国の預金保険機構がブラックリストに載せている「危ない銀行」は90ほどあるようですが、総裁にいわせると、倒産の確率は18%弱。計算から行けば16行ほど経営破たんすることになります。先ほどの2行を含め、今年は7行倒産していますから、あと、9行ほど「逝く」ことになりそうです。以前危機の真っ最中に大手行にも危ないのがある…と総裁がおっしゃっておられましたが、それが、この9行のなかに入らないことを願うばかりです。

★投機筋がいなくなるとともにエネルギーが細った日本株

 ただ、日本株はこの2行の破たんは織り込んでいましたので、今日は案外、強い相場になるかな…と思いましたが、やはり自立性は回復していません。結局、迫力の無い先物売りに押され、裁定解消売りで下げる、といういつもどおりのパターンになってしまいました。あれだけ腕力で「ぶっ叩き」にきた、先物筋やCTA(商品投資顧問)の連中はどこに行ってしまったんでしょう。米国が変な市場介入をはじめたものだから、原油や穀物と米国株との間でごちゃごちゃやっていたポジションの整理に追われているのか、それとも、本社の法がSECの事情聴取を受けているから「おとなしくしておけ…」とか、いうのでしょうか。彼らがおとなしくなったら、途端に市場エネルギーが細ってしまいました。

 そうしてみると、彼らは相当無茶苦茶やっていたんでしょうね。まあ、当面のうごきについては、週末と昨日と2回書き込んでいますから、参考にしてもらえれば良いと思います。ニューヨークは、直近のレポートでも1万1000ドルに近いところまで2番底をとりに行くかも…としていましたので、だいたいこの辺で値を固めにくるものと思われます。日本株も同様に、2番底取りですが、昨日も書いたように1万3296円の未整理ポイントの整理が必要でした。今日、きっちりポイントを押さえてくれましたので、明日からは少し流れが変わるかも知れません。

★日経平均の下値支持線は…?
 ただ、「どこまで下がる…?」という難しい質問が来ますので、私なりの回答を準備しておきます。これは、県内の企業経営者向けの株式レポートの6月30日号で解説したものですが、これを読んでみてください。以下全文。
 ★チャートのチェック
つき足

 日経平均が日足三尊天井を形成しつつあることはこれまでにも説明してきました。米国株の急落や為替の円高転換により、今週の日本株も不調になることが予想されます。
 日本株はインフレに強い、脱デフレには物価上昇はプラス…など、理屈を並べて強気する意見もありますが、日本株が債券先物やTOPIXなどとの裁定取引でかさ上げされている、という点はあまり注目されていません。最近では、スタグフレーション(不景気の中での物価高)を映して、債券先物と株の先物が同調して動くケースも多く、最低業者のロング・ショートポジションがうまくいかないケースも増えているようです。
 このような状態のとき、米国株が一段安すれば、先物が投売りされることもあるかもしれません。
ただ、日経平均の週足が逆三尊底の形成過程にあり下値めどについては、逆三尊底の最初の谷である1月22日安値1万2572円近くと予想してきましたので、当面は下値調べの段階と考えておけばいいのではないでしょうか。
でも、やはり下値は心配ですから、長期足で検討してみることにしましょう。図は日経平均の大底付近の動きですが、典型的な「逆三尊底」を形成しています。また、3月安値は逆三尊底の肩を結んだラインで下げ止まっていることも分かります。このラインは日本経済が長期の不況から立ち直り、日銀が景気の「踊り場脱出宣言」をしたターニングポイントにも適応しています。3月安値がこのラインで踏みとどまったことには、それなりの意味があったわけです。今回も、このラインの支持力に信頼を置くべきでしょう。ほぼ、1月安値に対応したところにありますから、当面、1万3000円を割れたところから、次の投資方針を決める…というところでしょうか。


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米国抜きでは相場は動けない…写真相場離れは何時…?
 週明け28日の日経平均は19円02銭高の1万3353円78銭、TOPIXは2.51ポイント高の1300.79と、ともに小反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは83、RSIは49、25日線かい離はプラス0.5%でした。また、出来高概算は15億6000万株、売買代金は1兆7133億円と、今年裁定の売買代金になりました。

★米国も気になるが、企業の決算は悪いところだけが目に付く
 週明けで手がかり材料がないとは言え、あまりにも市場エネルギーがありませんね。米国の住宅市場の先行きを占うケースシラー指数や雇用統計の発表を控えては動くに動けない、というところでしょうか。日本も主力企業の決算発表が始まっていますが、増額修正に進むものはわずか…。それより、米国が落ち込んだあと、今度は欧州向けが落ち紺はじめ、頼みの新興国も伸び率が鈍り始めた…となると、決算数字を確かめないと動けない、ということでしょうか。政府の肝いりで、太陽電池に注力することが決まりましたが、買われるのは周辺だけで、本体はまったく動きません。

★日本国内で国債競争力のある企業を育成するには、同業の淘汰しかない 
将来性が大きい、として参入企業が相次いでおり、競合相手が増えるばかりで、結局、最後は叩きあいになり半導体や液晶テレビのように儲からない産業になっていくのかもしれません。ただ、原料のシリコンの供給メーカーは少ないですから、トクヤマのようなところのほうが儲かるかもしれませんね。何故、中国やドイツのように、競合関係ができる前に一気に成長する企業がでてこないのでしょう
か…?ドイツの場合は普及に補助金を付けるだけでなく、余剰電気の買い取りを電力会社に義務付けたことが普及に弾みをつけることになりました。

 これから、有機ELのように大きな産業に発展する業態も出てくると思いますが、政策的な後押しがなかったら、また、多くの企業が乱立する食い合いになるかもしれません。日本企業もも、そろそろ、内弁慶をやめて、国際競争力を高める政策を採らなければいけませんね。先日も書きましたが、原油価格の上昇で輸入が増加すると、欧米企業は、産油国向けの製品輸出価格を引き上げ、貿易収支のバランスをとろうとします。日本は、国内で同じような企業が乱立しているために、へたに輸出価格を引き上げると足元を掬われる可能性があるため、価格の引き上げができません。海外の経営者に言わせると日本は、あれだけ優秀な製品を多く作っているのに、何で価格支配力を持たないのか…と不思議がるといいます。

 結局、国内に競争相手が多いことが障害になっています。やはり、国内の産業の整理淘汰が必要ですね。

★日米とも「膠着」相場に移行か…?
 さて、先週末にも、日米株価とも、二番底とりの動きが出るかも知れない、としました。日本株の場合は、1万3295円の未整理ポイントを押さえて反発…と書きましたが、今日の安値は1万3327円…。あと30円ほど足りませんでした。なにしろ、日経平均の頭のところには、13週と26週の各移動平均線が控えていますから、そうそう間単に上に行かせてはくれません。やはり、ニューヨークが力強く上昇するとか、原油価格がさらに下落するとか、企業決算が様変わりによくなる…とか、まさにないものねだりの支援材料があればべつですが…。

 今晩のニューヨーク株については、まだGLOBEXやWTIがあいていないので分かりませんが、ニューヨークダウについては、下落途上の1万1100ドル~1万1500ドルのゾーンで8日間揉み踊り場を形成していますので、当面はこのゾーンがポイントになりそうです。とにかく、日米ともに、株価の押し上げ材料に欠けますから、レンジ相場に移行することになるのではないでしょうか。ただ、米国の場合、NASDAQ市場が予想外の堅調ぶりを示しており、日本もこれを受け、中小型材料株を中心に各論相場を作りことになりそうです。

★ここからは「各論相場」自分なりの企業研究を重視しよう
 株式レポートで昨年の暮れから一貫して注目してきた酉島製作所ですが、本日もまた高値を取ってきました。累積の値幅は800円を超えていますが、まだ、急伸した場面がありませんので、まだまだ、値幅が稼げることになりそうです。また、レポート直近号で取り上げた地デジ関連株も本日より動意づいています。前期EPS28円が、地デジ放送が始まる2011年度には最低ラインで40円に伸びる予想。この数字には、地デジ関連でこれから投入する新商品は含んでいませんので、EPSはさらに拡大するかもしれません。また、じっくり時間をかけて、株価を追って行きたいと思っています。目先的な売り場、買い場はレポートで示していきます。

 とにかく、米国政府の、恥も外聞もない政策対応で、とりあえず今回の金融危機の傷口は押さえました。これから欧州が心配ですが、当面、下値の心配は去ったのかも知れません。ただ、人為的に維持した相場が動きをなくしていくことは日本でも経験済み…。今後見極めなければいけないことは、日本株が何時米国の写真相場を抜け出すか…。かなり時間がかかりそうですので、ここからは個別の材料株で乗り切るしかありません。リストラに立ち遅れた企業の中に、企業の生き残りをかけて、リストラに取り組んでいる企業が多くありますから、ここから来期にかけて、収益の拡大するものをじっくり負っていくのがベストな方法です。マクロよりも、個別企業の研究に力を入れていきましょう。

 


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英米金融システムの崩壊は、世界「多極化」の幕開け
 週末25日の日経平均は268円55銭安の1万3334円76銭、TOPIXは34.29ポイント安の1298.28と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは80、RSIは52、25日線かい離は0.1%でした。出来高概算は17億7000万株、売買代金は2兆円と、週末でもあり、総見送りという感じでしたね。

★金融破たんの悪夢がよみがえった…?
 昨日のニューヨーク株が、中古住宅販売が落ち込んだほか、失業保険の申請件数が前月から4万人ほど増加した、ということで、やはり、金融はしんどい…失業者が増えたので景気も悪くなる…と、分かりきったような材料で下げています。数字が事前予想より悪かったから売られた…ということのようですが、どうも米国人は数字ではっきりさせないと動けないようです。私なんか、頭が単純ですから、今の米国の経済がどんどん悪くなっているのは当然のこと。事前に数字を予想しようがしまいが、方向性として悪い方向に向かっているのが間違いないと思えればそれで良いんですが…。

★個人の能力に依存しすぎる米国のシステムって…
 アナリストやエコノミストの下手な予想に頼るから、数字の変動によって一喜一憂しなけれ場ならなくなる。日本も、米国と同じようなシステムに移行していますが、果たして、全幅の信頼を置けるだけの力を持ったエコノミストはいるのでしょうか…。有名な投機家のジョージソロス氏のお眼鏡にかなったのは、竹中大先生ではなかったようですよ。ソロス氏いはく「日本のエコノミストのなかで、気の利いた質問ができ、記憶に残ったのは一人しかいない。確か、大手証券の細身で眼鏡をかけた…」と話した、といいます。竹中さんと対立して一時マスコミから姿を消したRさんですね。最近、「日本経済を襲う二つの波」という本を出版して、世界経済に警鐘を鳴らしています。

 また、横道にそれそうですが、それほど世界に通用する実力を持った人材がいないのに、肩書きばっかりつけられて、勝手予測をし、ちょんぼばかりかまされては、頼りにするほうは正直たまりません。今回の米国の危機もこんな数少ない個人の能力に頼ったことが、インサイダーみたいな不正な商いを生むことになりました。日本の金融当局も、アメリカからうるさく言われるから、そのまま制度を導入するのではなく、今回の金融危機の原因や不正行為をしっかり分析して、もっと効率的なシステムを作るべきでしょう。

★英米システムの否定がこれからの世界の潮流
 結局、戦後(今も続いているが…)の占領政策の中で、米国には逆らわない、米国は優れている…と、国民が刷り込まれてしまっているようです。最近、こんな書き込みが増えましたが、結局、これから始まる「多極化」の世界は、英米覇権主義の徹底した否定から始まってきます。価値観が多様化してきますから、自らの国益を考えられない国は、はっきり取り残されてしまいます。今回の、英米の金融崩壊は、「多極化」の序章でもあるのです。だから、国をリードすべき政治家や官僚に猛省を望んでいるだけです。今、中国で起きていることも、中国国内で「多極化」を求める動きが始まっているとみることもできます。このあたりを、理解して今後の経済を考えなくては、何も理解できません。

★株価の行方は昨日の書き込みを参照
 目先の株価の動きについては、昨日チャート付きで、しっかり解説しておきました。やはり、屈折点が近づいていた日米とも今日お辞儀をしました。米国は、大体昨日の終値を中心にしたもみ合い…日経平均は、1万3295円に未整理のポイントがありますから、来週はこのポイントを押さえたあたりから反転すると思われます。

★指数の伸びに大きな期待はできない…各論相場が基本
 ただ、以前から言っていますように、指数的なものの大きな伸びを期待するのはいかがなものでしょうか。決算の減額修正が出ている最中に、果たしてPERの16倍や17倍が許容されるかどうか…。結局、割高だとか何とか理屈をつけられて、裁定取引や何か日経平均と反対の動きをするものをくみあわせたロング・ショートポジションでくずされてしまうことになります。

 このところ、中小型株を重視するように言っていますが、指数取引に絡んだ大型株やインデックス採用銘柄は、昨年、内容に関係なく単に流動性がある…という理由だけで、CTAやヘッジファンドに変われました。彼らは、今回の金融危機で、これから真綿で首を締め付けられるようにいたぶられ、これまで仕込んだ株も否応なく売らされてきます。これからの需給関係は最悪ですね。

 一方、中小型のものは、どれだけ中身が良くても、単に、「流動性が無い」という理由だけで、売り飛ばされて来ました。変な「背後霊」がついていないんですね。その分、企業の成長性などが素直に繁栄されてきます。昨日も、酉島製作所のことを書きましたが、これから、企業の先見性が発揮されてくる例として、日本調剤薬局を調べて見られたらどうですか。将来の制度改正をにらみ、早くから先行投資をしてきたことが、来期から一気に花開いてきます。大型株とことなり、小型株ですから成長力が素直に業績の変化率になって出てきます。そのあたりが、良く分かると思いますよ。

 このように、これから大事なことは、日経平均がどこまで行くか…という話よりも、各論で、株価が成長する株をどうして見つけていくかに神経を使ったほうが良いと思います。相場がもたもたしている間に、しっかり企業研究でもして見てはどうですか…。


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空売りの買い戻しだけでどこまで戻れる…?
 24日木曜日の日経平均は290円38銭高の1万3603円31銭、TOPIXは29.22ポイント高の1332.57と、ともに3日続伸して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは79、RSIは59、25日線かい離はプラス2%になりました。指数の伸びが大きくなってきましたが、とうとう25日線かい離がプラスに転換、株価が25日線を上回ってきました。ただ、出来高概算が19億6000万株。売買代金が2兆2700億円と、昨日に比べても減少。相場全般の戻りにエネルギーがともなっていないことが分かりますね。

★NYダウのチャート分析…会員さん、勝手に使ってごめんなさい
 さて、米国株は昨日もプラスで終わってきました。いよいよ、関門の1万1700ドルゾーンに接近してきましたね。昨日の高値は1万1698ドル…でしたが、引けにかけ66ドルも値を消して終わっています。やはり、1万1700ドルを意識し始めたようです。
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 図は株式レポート直近号で使ったNYダウの週足ですが、右肩下がりの中期トレンドを描いていること…。下落が、この下降トレンドの下限で下げ止まっていること…などが読み取れます。また、当面の戻りめどですが、チャートに示したラインAがポイントになりそうです。昨年5月の戻り高値、今年1月と3月の底と3つの屈折点に対応しており、このポイントはかなり意識することになりそうです。

 実際、今回のNYダウは金融株が叩き売られた事で下げ、パニック的に買い戻されて上げた…という、金融株の一人相撲みたいな相場でしたが、それだけに金融株にとっても1月、3月の底は重要な屈折点になるはずです。GLOBEXの先物市場の動きを見ると、輸出の好調を背景にNASDAQは大幅高していますが、ダウの動きは鈍くなっています。定石どおりなら、この辺で一度お辞儀して2番底確認。その後ラインA突破を試みて、下げの平行トレンドの上限を狙いにいく…というストーリーですが、なにしろ、金融株を空売りして、原油の先物を買う…というような訳の分からないポジションを組んでいますので、原油価格が一段安すれば、一気に、Aラインを突破してくることも予想されます。

 この場合は、一旦、ラインA上で値固めをして上値抵抗ラインを目指すことになりますが、どちらにしても、下降トレンドの上値抵抗ラインを目指す方向では変わりはありません。問題は、このラインに到達した後、三段下げに入るか、この下降トレンドを抜け出して新しいトレンド作りに移行するか…ですが、これはまだ先の話し。とりあえずは、戻り相場が続くことになりそうです。

★日本株も屈折点が接近中
 今日はチャートの話が多くなりましたが、日本株については、1万3700円の手前が関門になりそうです。日足をみると、5月の22日、26日、28日にかけ1万3670円前後で底固めをし、下落の途中には6月の23日、25日、26日と、やはり1万3700円の手前で、踊り場を形成。その後1万2000円割れに突っかけています。また、1万3798円から空けた窓も待っていますので、明日はちょっと注意したほうが良いかもしれません。週末でもありますしね…。

★大手の投資家は、金融問題が怖くて動けず…狙いは中小型株
 ただ、あまり目先にこだわらないという人なら、思い切って仕込んでみる手もあります。まだ、米国恐怖症が残っていますから、主力の投資家は動けません。実際、今日のような活況相場でも新日鉄や三菱重工業のような超大型株の出来高が増えていませんね。

 米国でのNASDAQ堅調を受け、基本的に、中小型の好業績物にターゲットをあてて、仕込んでみるのが面白そうです。もちろん業績は押さえた上ですが、丹念に調べてみると、ユニークな材料を持つ企業は結構たくさんあります。このところ、レポートで継続注目している、酉島製作所ですが、海水淡水化関連ばかりで注目されますが、風力発電やバイオマス発電で実績をもつ他、浄水場の流量調節バルブを流れる水力を利用して発電する「少水力発電装置」など、ユニークな技術を持っています。相場の息が切れかけたら、こんな材料を細切れに出してきますから結構息の長い相場になる可能性がありますよ。

★原油価格が下がるなら、業績発表も割り引いて見る必要が…
 いろいろ流れている与太話では、原油価格は1バレル80ドル程度に落ち着かせたい…ということ。ちょっと100ドルを割るとまずいことが出てくるような気がしますが、とにかく、ここからまだ下がる方向…。新興国をはじめとする世界の経済が金利上昇にくるしんでいるのも、根本原因は原油価格の上昇。これが、100ドルを割れるようなら、これから発表される第一四半期決算の悪さは割り引いて考える必要もでてきます。業績への失望度もずいぶんと変わってくるのではないでしょうか。原材料価格の上昇で苦しめられた株の水準訂正が期待できそうです。

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救済法案の議会上程と不正行為の摘発
 23日水曜日の日経平均は127円97銭高の1万3312円93銭、TOPIXは15.61ポイント高の1303.35と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは75、RSIは50、25日線かい離はマイナス0.5%でした。出来高概算は20億株、売買代金は2兆2600億円でした。指数的には戻り相場も佳境に入ってきた感じですね。まあ、ニューヨーク市場さまさまというところでしょうか。

★救済策の議会上程と不正行為の摘発
 さて、ニューヨーク株は、当面の戻りめどである25日線を上回る順調な揚げ足ですね。昨日の書き込みでは、1万1700ドル付近に上値抵抗ラインがあるので要注意、としましたが早くもポイントに接近してきました。この付近は、昨年5月の戻り高値、今年3月中旬の安値など数度にわたる相場の屈折点があるところで、そうそう簡単には通過させてはくれないものと思います。何か、ファンダメンタル面で支援材料が欲しいところですが、ウォールストリートジャーナル(WSJ)誌が伝えるところでは、ファニーメイとフレディマックの救済法案について、上下両院幹部が合意した、と伝えていますから、この辺がポイントになりますかね。

 米国では、矢継ぎ早に危機克服に向けての対策を打ち出していますが、やはり、税金を投入するとなると、無茶をやった連中を一応はお縄にしないといけません。同じく、WSJの電子版が伝えるところでは、スイスの大手投資銀行UBSの幹部が証券詐欺の疑いで今週中にも、訴追されるとも伝わっています。UBSは日本でも、先物取引で一時は名をはせましたが、資金力に物を言わせた強引な売り崩しやその際にでてくる悪材料などおかしな取引は日本でも多くありましたね。

★数十年に一度売り返される富の移転…被害者は無知な人と貧乏人
 結局、米国、英国、スイスが取り組んだ金融自由化は、最後には何でもありの無法地帯を金融市場に作り出しただけだったんでしょうか…。おかげで、サブプライムローンを使って「住宅を持つ」という夢をかなえた米国民は、だましのようなやり方で家をとられ全財産を失い、ホームレス状態に追い込まれています。家は銀行にとられてしまったわけですが、庶民がつつましくためた富が、一気に、金融資本の元に吸い上げられる…何十年かに一度繰り返される儀式が、また繰り返されてしまいました。

 昔、本物の詐欺師に聞いたことがありますが、金持ちをだましてお金を取ることは簡単なことじゃないそうです。なぜなら、金持ちになるために、どれだけの人をだましてきたか分からない…だから、だますのは難しい。でも、だまされたことや人をだましたことがない年寄りやお金を持たない人は欲や情でつれば、簡単に乗ってくるので、だましやすい…と話していました。危険な言い方をすれば、お金をダマシ取るなら、貧乏人から取れ…という事でしょうか。今回の、サブプライムローンなど証券化をめぐる金融問題は、格付け機関やモノラインなど信用付けの道具を利用して人々を信用させ、巨額のお金をふんだくった大掛かりな詐欺ともいえるのではないでしょうか。

★真の独立をしないと「多極化」の時代に生き残れない
 日本は、バブル崩壊を演出され、富を米国に吸い上げられた時に続き、2度目の損失になりますね。だまされても、だまされても、私(日本)はあなたを(米国)を信じてついていきます…安っぽいメロドラマではないんですから、そろそろ、本当に目を覚まして欲しいものです。政治家さんや官僚さん…!それとも、おおっぴらに米国に逆らえない個人的な理由でもお持ちなのでしょうか…。そういえば、昔、自民党の重鎮であるKさんのところに国税が入ったら、金庫の中に刻印のない金の延べ棒がたくさんあった、といいます。その以前に、北朝鮮に行かれたことがあったようですが、刻印のない金の延べ棒は、この国のものの特徴だといいますね。

 同じように、女癖の悪い議員さんや公金に手を付けている官僚さんなど、どこかの国の情報機関がデータをいっぱい持っているらしく、その国にまずいことをすると、そのデータをすぐに、マスコミさんに公表してくれるらしいですね。ロシアに近づきすぎたSさん、竹中さんに反抗しすぎたUさん、米国の国債を売る、といっただけでなく、小泉さんに反対して、何かわけの分からない病気でお亡くなりになった大臣経験者さん…数え上げたらキリがありません。そういえば、清廉潔白で弱みがなかったどこかの議員さんは殺されましたけど…。

 とにかく、そろそろ、日本は独立国になりましょう。国民が営々と汗をながしてものづくりに励み蓄えた富が、あっと言う間に海外に持っていかれてしまう…。こんなことがいつまでつづくのでしょうかね。一度、ガラガラポンで総入れ替えし、米国にはっきりと物を良い、独立国として行動できる国づくりが行える政治体制を作り上げて欲しいものです。これから始まる「多極化」の時代は、まさに独立国家がお互いの主張をぶつけ合う時代です。海外投資家が日本株を敬遠してきたのも、元はといえば、独立国家としての顔が見えない。また今後、証券化商品とともに長期低落の道を歩む米国と連れ添って同じように凋落の道を歩む日本の株は買えない…という事ではないのでしょうか。

★目先の節は25日線
 最近、このことをものすごく心配するようになりました。投資にあたっての長期のビジョンが描けないのです。 UBSの話から、ものすごい脱線をしてしまいました。目先的な動きは昨日も書きましたので、参考にしてもらえば良いのですが、昨日も目先は、25日線がポイントになるとしました。今日は、高値が1万3388円だったと思いますが、25日線は13397円ですから、完全に意識しています。はやいところ25日線を抜いて欲しいのですが、やはり、そのためには米国株がぽいんと。政府系住宅金融機関の救済合意が今晩のニューヨークでどう評価されるか…好感し一段高するか、材料出尽くしになるか…よく観察しましょう。

★原油価格の下落は季節的なものか…投機の剥落か…?
 もうひとつのポイントは原油価格…。原油価格の上昇が企業収益を食ってきたわけですから、原油価格が下がれば下がるほど、その分収益がかさ上げされていきます。今日、化学株の上昇率が大きかったのも、理由はここにあります。それだけに、今回のWTIの調整が、季節的なものなのか、投機の剥離による実勢価格へのサヤ寄せなのか…の見極めが重要になります。投機の剥離であれば、皆が考えているより大きい戻りが実現するかも知れません。もし。季節的なものであれば、冬場の需要期へ向けての積み増しが始まる9月後半から、また上昇が始まります。

 いずれにしても、9月ごろまで息抜きさせてもらえるかもしれませんね。いま、個別の企業探しをやっていますが、リストラ企業のなかに面白いのがあります。一時的な利益が上がっているのではなく、来期にかけて収益力が拡大しているものが目立ちました。一度、調べてみてはどうですか。結構収益環境が強化されているものが多いですよ。

 

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先物のシステムトラブルが株高を演出…?
 3連休明けの22日火曜日の日経平均jは381円26銭高の1万3184円96銭、TOPIXは35.31ポイント高の1287.74と、ともに急反発して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは72、RSIは41、25日線かい離はマイナス1.7%でした。出来高概算は18億5000万株、売買代金は1兆9500億円と、薄商い。株価だけがすっ飛んだ…という感じでしょうか。

★今週は「逆三尊底」の確定が課題
 先週まで日経平均は6週連続安し、週足サイコロは4勝8敗まで調整が進んでいました。まだRSIが43%でしたから若干の調整未了感が残っていましたが、1万3000円の大台を割り込み値ごろ感はでていましたね。直近のレポートでも今週は、週足で下げ止まり感を出し、「逆三尊底」を確定する野が課題になる…としましたが、ちょっと期待を持たせる足になりました。先週の、ニューヨークダウは、週初に1万700ドル台まで売り込まれたあと、週末までに880ドルも反発。週末までの3日間の日足で、日本式罫線でいう「赤三兵」をつけ、買いサインを出しています。

★新たなトレンドを形成したNYダウ
 ただ、週末の書き込みで25日線が頭押さえになるとしましたが、予想通り昨晩はマイナス圏で終わっています。まあ、ここまでは想定どおりの動きです。当面は、2番底取りの動きに移行すると思いますが、出直った場合、まず、1万1700ドル付近に最初の関門がまっています。また、ニューヨークダウの週足は、最近の高値、安値をそれぞれ結ぶと右肩下がりの平行トレンドを描いています。先週の陽線はこのバンドの下限に接近して下げ止まった格好をしており、中期の2段下げが終わった形になっています。

 中期的には、ここから、下降トレンドを抜き上昇トレンドに復帰するか、それとも下降バンドの上値抵抗ラインに押さえ込まれ3段下げに移行するのか、米国の金融政策が大きな鍵を握ってきそうです。今後の、ニューヨークダウの動きを見る場合、この右肩下がりのバンドが重要な意味を持ってきます。一度、自分でラインを確認し、戻りや押し目のポイントをチェックしておいてはどうでしょうか。

★なーんか変な米国株
 さて、ニューヨーク市場ですが、金融株についてはアナリストが弱気に見すぎて、実際はとんでもなく悪い数字がでているのに予想より良かった…として買われ、ハイテク株では、強気に見すぎて、実際には好決算をだしているにもかかわらず、予想に届かなかったとして叩き売られる…。なんか、米国の市場って変ですね。今日も引け後に発表されたハイテク株の決算が予想に届かなかった、として、GLOBEX先物市場で、ダウは100ドル以上も下げ、NASDAQ市場も一時は30ポイント以上も急落していました。

 大体、メリルにしてもシティにしてもトータルの損失が予想を下回ったにしろ、サブプライムローンがらみの損失は両者とも100億ドル超え、そのほかに、個人向けローンやM&A向けレバレッジローン、商業用不動産融資などが不良債権化し新たな損失として計上され始めました。中身は、無茶苦茶になっているんですね。それを、レベル3資産などから出てくる絵に描いた利益で膨らませて帳尻を合わせているのが実体。問題は、レバレッジにレバレッジを重ねて作った金融商品が一体いくらあるのか…。不動産価格が下落し、証券化商品が10%下落すれば、元本に対してはレバレッジを利かせたぶんだけ損失が拡大する。フレディマックの場合、自己資本は2%を」切っているといい、総資本に対するレバレッジの率は50倍以上。住宅価格の下落が止まらない中、1回や2回の増資で収まるものでしょうか…。

 時価評価をストップし、損失ができるだけ表面化しないように押さえ、時間をかけて住宅価格の回復を待ち、少しずつ損失をカバーしていくしか道はありません。先週、株価が、急反発したのも、結局、政府がこの道を選んだことでハードランディングが避けられた…という安心感から戻した、と見ることもできます。

★債権国に負い目を負った米国…パワーバランスが変化へ
 もちろん、ロシアや中国、日本、中東オイルダラーが米国債やフレディマックなどの債券や金融商品を売却しない…という条件つきですが。これで、米国はロシアや中国などに大きな負い目を負うことになります。今後は、外交や軍事面で米国が譲歩しなければならない場面がたくさん出てきそうです。この点で、今回の金融危機は世界のパワーバランスを大きく変えてl来ることになるはずです。最も、強大な軍事力を背景に「返すのやーめた」とデフォールト宣言すれば話は別ですが…。今回の、危機に際しても、日本政府は、米国の金融に支障が出ればいつでも外貨準備を使って支援する…と、申し出たそうで、少なくとも日本は米国の永遠のポチであり続けることを宣言したみたいです。まったく、困った政府ですね。米国が日本をうっとうしく感じ始めていることがまだわからないのですかね。

★日本株も戻るが、決算内容では天井は低いか
 さて、日本株ですが、先週出遅れた分を取り返そうと、高く始まったものの、GLOBEX市場で米国株が大幅安していたため、伸び悩んでいました。しかし、後場に入り、ストップしていた債券先物市場のコンピューターが動き出すとともに、先週作っていた「債券先物買い・株先物売り」のポジション解消の動きが出て、株の先物市場に大口の買戻しが入ったのを機に、裁定買いもはいり日経平均はするすると値を伸ばし、大幅高で引けました。出来高をみてもそれほど増えていませんので、指数売買の影響を受けたことが分かります。ただ、中身がなくても、大陽線を付けた動きは、チャート面ではプラス。当面25日線へ向けて反発する動きが出そうです。

 当面、ニューヨークダウの動きがポイントになりそうですが、前にも説明したように、下降バンド内で2段下げ達成後の戻り相場が始まりそうですので、日本株も連れ高が期待できそうです。この肝心なときに始まるのが企業の4-6月期の決算発表。内容によっては、ここからの戻りの頭が低くなることも予想されます。でも、米国の製造業の内容を見ていると、案外……かもね。

 決算は決算…材料株の短期回転相場はそれなりに続くのでこちらにつくのも一方か…? 


 
 

 

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三連休と決算発表が怖くて手が出せない…
 株の相談で投資家の方と会っていて、書き込みが遅くなりました。
 
 さて、米国株は景気良く戻していますが、週末18日の日経平均は84円25銭安の12803円70銭、TOPIXは11.22ポイント安の1252.43と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは71、RSIは23、25日線かい離はマイナス5%でした。出来高概算は17億9000万株、売買代金は1兆9000億円と、市場エネルギーは急減。市場は米国を横目でにらみ、身動き取れない状態になってきたようです。

★週足のテクニカル指標の買いサインが焦点
 日足ベースのテクニカル指標はとりあえず、「売られすぎ」状態にあります。ただ、騰落レシオが思ったように落ちないため、なかなか押し目買いを入れるチャンスが来ません。今日も、GLOBEXで米国株の先物が大幅安しており、この数字を見ながらでは日本の投資家もなかなか強気には慣れません。今日も値下がりは1200銘柄を越えていますが、値上がりのほうも390を超えており、悪い中でも物色意欲がしぼんでしまっているわけではないことが分かります。

 一方、少し長いサイクルでみると、日経平均は今週で6週連続して下落… 。週足サイコロは4勝8敗と、そろそろ買いゾーンに近づいています。まだ、RSIが40%台半ばですので、まだ、強気になるわけには行きません。今週中にもう少し整理が進んでくれるかな…と思いましたが、3連休は控えているは、メリルリンチの予想通り悪い決算がでてきたあとのシティバンクの決算発表ですから、誰も手が出せませんね。ただ、今週これだけ、相場環境が悪いにもかかわらず、1月22日の安値1万2572円をきりませんでしたから、とりあえず「逆三尊底」形成へ向けての必要条件は整いました。後は、来週から戻して、6月6日の戻り高値1万4601円を上回ってくれれば「逆三尊底」完成…となるのですが、それもこれも米国市場次第…ということです。

★25日線がのしかかるNYダウ
 肝心のニューヨークダウですが、景気良く戻してくれたのは良いのですが、昨日の戻りで残念ながら25日株価移動平均線に接近してしまいました。これまでの下げ過程では25日線を上回ることができませんでしたから、今晩のニューヨーク市場はテクニカル的に見ても売り物が出やすいところに来ていたわけです。そこに、予想を上回るメリルリンチに損失が発表され、グーグルもマイクロソフトも大した決算を計上できなかったし、おまけに、フレディマックが新株発行で100億ドルの資本調達をする、というニュースも流れていますから市場がどういう反応をするか分からない…、だから早めに先物で売りつないでおけということでしょう。

 フレディマックといえば今回の金融危機の震源地…。たしかに、大変な材料ですね。ポールソン財務長官も米国の金融機関は資金調達ができるうちに、少しでも多くの資金を調達し、自己資本を高めておくようにと言っていました。ただ、これだけ、問題児扱いされて果たして、増資に応じてくれる投資家がいるのかどうか…。結局、政府が新株を引き受けるようなことにならなければいいのですが…。もっとも、経営トップは、自己資本は十分にある…と、強がりを言っていますから、増資はすぐのことではないんでしょう。

 昨日も、書いたようにフレディマックとファニーメイの問題が片付いても、事態はなんら改善されていません。メリルリンチが悪いことは、ブルームバーグやブラックロックの売却話がでた段階で分かりきっていますし、今晩発表されるシティバンクも、現在40兆円の資産売却を進めており、損失が並みのものではないことが分かります。いまのところ、損失計上の方法を変更し、評価損がでそうな商品を評価のしょうがない「レベル3」のところに放り込んで、とりあえずごまかしています。結局、資産の売却や増資で資金調達できた分を損失分として計上するやりかたを続け、時間をかけて損失を減らしていくしかないわけです。

★他国には厳しく…自国には甘く…が米国の本音 
 なにやら、日本の損失処理の方法と似てきました。日本のときは、米国から時価会計を無理やり導入させられ、損金の穴埋めができない金融機関がずいぶんと消えました。しかし、今回自分のところに火の粉が飛んでくると、会計手法をさっさと変えて、延命に勤めています。「ご都合主義」といえば、その通りですが、これが、日米安全保障条約で日本を守る…と言っている米国の真の姿です。にっちもさっちも行かなくなった場合、米国政府はフレディマックやファニーメイの保証をするなど一言も言っていない…と居直って、日本や中国、オイルダラーがせっせと米国の赤字補填に協力してきた誠意を踏みにじってくれることもあるかもしれません。その場合、痛むのは米国ではなく、債券や証券化商品を買った海外政府です。まさか…と思いますが、いま米国ですすんでいることは、日本にそんなことをしていては不良債権の問題は解決しない。だから俺たちの言うことを聞け…と言ってきたことのまったく反対のこと。

★世界が再編に向かいはじめたのに、いつまで米国の機嫌取りをするのか日本政府は
 拉致問題の解決に努力している日本の立場を無視して、北朝鮮に接近し、いままた、最大の悪の枢軸と毛嫌いしてきたイランと国交を回復しようとしている…また、通貨の下落に苦しみ必死の思いで自国通貨を買い支える新興国の石を無視して、ドル買い介入に言及する米国。まさに覇権国の横暴ここに極まれり…という感じです。今回の、金融危機を米国が乗り切ったとしても、世界から失った信頼は取り戻せません。おそらく、ドルに依存しない共同経済圏の設立や共通通貨圏の創設が相次ぐものと思います。こんな大きな変化がおきようとしているのに日本はどう対処しようとしているのでしょうか。米国から、何度だまされ、生き血を吸われたら、わかるのでしょうか。利権に奔走する政治家やネットに興じるふがいない官僚では、これからはじまる世界の再編には対処できないはず…結局、星条旗の51番目の☆になるしか道はないのでしょうか…。

 とにかく、表に出ていない分を含めると、自己資本の数倍に達するレバレッジを利かした資産を抱える英国、米国、そしてスイスの金融先進国といわれる国の銀行。資産がしぼむ中で、損失だけは確実に増加していきます。四半期ごとにこんな騒動を繰り返すのは溜まりませんね。問題を解決できるのは時間だけ…。

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公的資金投入のためのごみ掃除がはじまった
 17日木曜日の日経平均は127円15銭高の1万2887円95銭と続伸、TOPIXは14.37ポイント高の1263.65と反発して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは72、RSIは23、25日線かい離はマイナス4.6%でした。出来高概算は16億8000万株、売買代金は1兆8600億円と、急減しています。

 困りましたね~。大して戻しもしていないのに指数だけは上昇しています。おまけに、日足をみると5日移動平均線を上回れない、ときています。なんか、昨日の「空売り規制」が投機筋を完全にびびらしたみたいですね。昨日も書いたように、空売りするならちゃんと決められたように株券を手当てしてからやりなさい…ということで、当たり前のことを言っているだけなんですが、昨日の米国市場は慌てて買戻しをしていたようです。どうも、まともな売りをしていなかった投機筋が多かったようですね。

★公的資金投入のためのごみ掃除がはじまった
 また、昨日もちょっと紹介したのですが、ベアスターンズの経営破たんと最近のリーマンブラザーズの株価下落に、大手証券のゴールドマンザックスと大手ヘッジファンドが介在していたと、ウォールストリートジャーナルが報じていました。両社とも、株価が崩れる前に、CDS市場で、GS証券の手口が目立っていた、といいますから、その後の一連の投資判断の格下げや投資不適格のレポートは一体なんだったのでしょうか…という事です。もともと「政商」という評価を受けているGS証券ですから、先回り的にやったのでしょうが、今回の株価の下落や原油価格の高騰では、説明のつかない不可解な動きが多すぎました。

 一流紙がここまで書いたんですから、証券取引委員会も動かざるを得ないですね。原油価格だって、英国の店頭取引市場を使ってキャッチボールをやlって価格を引き上げた可能性すらあります。とにかく、米国や英国で金融関係者は規制緩和を良いことに「無茶苦茶」をやっていたわけです。それが、今回はっきりしました。日本でも、為替筋や先物筋、裁定業者は、おかしな話を流して、腕力で相場を動かしてきましたが、このところ急におとなしくなってしまいましたね。本国で調査が入り、手が後ろに回ったらどうしようとなったら無茶もできない、ということでしょうか。不正ぎりぎりの商いがなくなったら、相場全体が活況を失った、としたら、今までの相場は一体なんだったのでしょう。 

 また、原油市場の方もガタガタになっきました。もともと、7月ごろは、夏場のドライブシーズン用のガソリン生産が一段落して原油の需要が減少し、相場がピークをつけることがおおかったのです。このブログでも、7月が焦点になりそうと、書いておきました。意外と引っ張っていたので、今年は違うのかな、と思っていましたが、どうやらその兆候が出てきたみたいです。ただ、撤退していなかった投機筋は、尻尾の先まで食ってやろうと、「原油買い・米国株売り」のロング・ショートポジションを組んでいたようですから、昨日の株価の上昇をみて、慌てて反対売買したことが、原油価格の下げにつながったようです。結局、とろい投機筋がババをつかんだだけで、本来、一番取り締まられなければならない筋はさっさと撤退して、穴のなかにこもってしまったんでしょう。

★掃除は始まったが、膨れ上がった爆弾はまだそのまま
 まあ、いろんな意味で相場の流れに変化は出てきたようです。ただ、少ない資金を無茶苦茶なレバレッジを利かせてとてつもない規模まで膨らませた「金融商品」はまだそのままです。住宅価格や地方の不動産価格は日々下落し、M&Aのために発行した債券も買い手がなく値下がりをしています。今晩決算を発表するメリルリンチも、レバレッジを利かせるだけ利かした商品が値下がりを続けており、毎日、自己資本が蝕まれています。結局、ぼろ儲けしていたときに買った経済情報会社ブルームバーグを売る羽目になってしまいました。

★無茶して儲けた分を全部はきだすまで市場の制裁は終わらない
 本当なら、投資会社ブラックロックも売りたいのですが、中国のSWFの資金が入っているだけに無茶もできない…というジレンマに追い込まれています。実際、中国の銀行による英国の銀行バークレイズへの出資がキャンセルになりました。こんなことが続いたら、もうアジアの銀行やオイルダラーに奉加帳をまわすこともできず、自己資本不足から経営破たんということにもなりかねません。バブルで儲けた連中が全てを吐き出すまで、市場のいたぶりがおわらないことは、日本人ならすでに経験済みですね。

 結局、今日の日本市場は冷静に事の成り行きを見守っていた、ということでしょう。もうすでに、米国経済は海外からの資本導入がなかったらやっていけなくなっていますし、今回の金融危機で、ドルというより米国への不信感を植えつけてしまったということです。とんでもない金融商品開発の共犯である英国銀行への出資を中国が見送った、というのは、その証みたいなものです。海外から資金が得られなくなったら、米国の金利は上昇していかざるを得ません。それもすごい勢いで…。

★世界で低迷し始めた大型株
 また、日本や中国、オイルダラーが米国で購入した国債などの金融商品は売りたくても売れない状態になってしまいました。まさに、外貨準備を人質にとられたようなものです。なにか、とんでもなくややこしい時代が始まりそうです。ただ、米国で生き残っている製造業に力が入ってくることは確か…。
これまでの英米金融主義に乗っかって買われた株は、今後も売り圧力を受け続けます。しかし、一方で、レバレッジを利かせた大きな資金の受け皿になれずに、売られてきた中小型株には傷ついていない新しい資金の投入が始まります。

 でも、まだだいぶ時間が足りない。当面は、今回のどたばた劇の幕が下りるか、結末がみえるまで慎重にかまえたいところ。 

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米国政府が「市場不介入の原則」を放棄…
 また家の前で工事です。2日前に張ったばかりのアスファルトをはいで、また穴を掘っています。これで同じ場所で4回目の穴掘りです。アスファルトを塗りはじめました。揮発成分がどんどん家に流れ込んで頭痛がひどくなってきました。一体何をやっているんでしょうか…。そろそろ町に怒鳴りこもうか…。

 ということで、書き込みが遅れました。他にも、「これからどうなるの…?」と、電話がいっぱい。長々と自説を展開し、最後に、世界経済は破滅する…ときた。だったら、株なんか皆売り払ってしまえば良いのに…。電話もかけてくる必要もないのに…。失礼、○○さんのことではありませんから…。

 さて、16日の日経平均は6円24銭高の1万2760円80銭と小反発したものの、TOPIXは3.84ポイント安の1249.28と、4日続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは68、RSIは11、25日線かい離はマイナス5.8%でした。出来高概算は19億株、売買代金は2兆1900億円でした。なんか、市場ムードは最悪なのに全面安になりませんね。今日も値上がり銘柄数は550を超えています。

★米国の金融危機はばくち場化したことを放置した所為
 さて、昨日は少しややこしいことを書きすぎたみたいでした。レポート会員の方からも質問が来ていましたが、簡単に言ってしまえば、借金して株を買い、その株を担保にして信用取引で買い増しし、利益が乗った分でさらに信用で買い増しして、儲かった、儲かった、といっていたら、値下がりし、毎日追い証でおいかけられるだけでなく、借金の担保株の値下がりで追証を求められ、ついでに元利払いでも攻められている状態…と言えば分かりやすいでしょうか。株が上がっているときは、これだけレバレッジを利かしておけば、確かに利ざやも大きい。しかし、株価が下落すれば、全ての歯車が逆回転を始める…、今の米国はこんな状態に陥っているのです。

 もっと早く、いろんなところで手を打っておけばよかったのですが、レーガン大統領以来続いてきた規制緩和、市場優先主義が障害になってきました。しかし、現実の金融界がやってきたことは、市場原理主義の名の下に、政府の規制が及ばない取引の仕組みを作っただけでなく、インサイダーや株価操作まがいの商いの増加、ためにする風説を流して利益を上げる…という、まさに野放しの市場を作り上げてしまっていたわけです。

★風説の流布の被害者が反撃
 日本でも、海外の投資家を中心にためにするような噂が流されたり、空売りが膨らんだあとで、投資判断を引き下げるようなレポートが発行される…など、株価操作を疑わせるような商いが横行していました。何度かこのブログでも指摘しましたが、監督官庁からは何のお咎めもありませんでした。まさに、日本の株式市場は幕末の不平等条約のもとの治外法権市場だった、といっても過言ではなかったでしょう。その自由放任主義の大本山(米国)がやっと、ごろつき対策に乗り出してきました。ベアスターンズが、空売り筋のためにする噂で、経営破たんに追い込まれ、いま、リーマンブラザーズが同じような状況に追い込まれてきたことは、昨日も紹介しました。

 ちょっと、いたずらが目に余るようになってきましたので、やっと、監督当局も重い腰を挙げ、ヘッジファンド50社の運用担当者を召還し、「風説の流布」について、ヒアリングを開始。さらに、今日になって、金融株の空売りについて規制を強化する、と発表してきました。一部のヘッジファンドには、本来貸し株について踏むべき手続きを踏まずに空売りをしていたところも多くあったようで、本来の姿に戻すことを決めたようです。

 また、大手の経済紙が伝えるところでは、ベアスターンズとリーマンブラザーズが、米国の大手証券会社が両社の株価に悪影響を与えた…と疑惑を持っている、と伝えています。もちろん、その証券会社は疑惑を否定していますが、これまでにも何度か紹介したように、原油価格が下落しそうになると、目標価格を引き上げるようなレポートを数回発表していますし、ベアスターンズの経営が微妙な状態になっているときに投資判断を引き下げるような、レポートを発行したりしており、客観的にみて不自然な動きがあったことは否めません。

★米国政府が市場不介入の原則を放棄
 これまで、市場への介入はしない…と、良い続けてきたブッシュ政権ですが、ここに来て、公的資金の投入からヒアリング、空売り規制など、市場への介入姿勢を一気に強めてきました。政府の市場不介入政策を隠れ蓑に、市場はまさに「放埓状態」なんでもありのばくち場に変化していたことを放置していたわけですから、今の金融危機は、まさに起こるべくして起こったものです。とにかく、証券化によって膨れ上がった金融資産は数千兆円というものすごい規模に膨れ上がっているといいます。これが、収縮を始めるわけですから、根本から立て直そうとすれば、世界の中央銀行が輪転機がオーバーヒートするくらいお金を印刷しても足りない資金が必要です。実際、不可能ですから、結局、時間をかけながら、ダマシダマシ、縮小させていくしか方法はありません。

 おそらく、1929年の大恐慌の後、金融業は証券と銀行が分離されるなど規制でがちがちに固められましたが、これと同じ道をたどることになるんでしょう。自由に動ける英米以外の金融機関にとっては、まさに飛躍するチャンスが訪れようとしています。ただ、これもだいぶ先の話。目先は、市場を安定化されることが第一。これが達成されないと、世界の株式市場も安定しません。

 
★「ダウが下げ、NASDAQが上昇」…今後の米国経済を暗示
 さて、このブログでは、金利上昇期に入れば、主役はNASDAQ市場と言い続けてきました。また、昨日も金融業の不振と製造業がいつ分離するかが課題と書きました。昨日は、インテルやジョンソンアンドジョンソンが好決算を発表。これを受け、NASDAQ市場がプラスで終わってきました。いま現在のGLOBEXでもNASDAQ100が二桁上昇しています。やはり、予想通りの動きが出てきました。日本の場合も基本は同じ。指数売買に毒された大型株は業績なんか関係無しに売買されます。

 今回のインテルの決算委見られるように、新興国を中心にした社会資本整備は道路やダムを作るばかりではありません。分散した製造基地を使い最も効率的な生産体制を組み、かつ、資源価格が上昇するなか、資材調達コストを引き下げるためにはIT投資が重要になります。この投資が、インテルなどハイテク企業の決算を支えてきます。

 一部に、北京オリンピックが終わると中国経済はダメになるという予測もありますが、北京が中国GDP全体に占める比率はわずか3%。終わっても大した影響はありません。むしろ、7月から引き上げられた労動者の最低賃金による所得効果や法人減税効果などもあり、消費や投資が息を吹き返す可能性もあります。米国の金融問題に目をふさがれている感じがありますが、今回の決算をみても、製造業と金融業とが明らかに異なる道を歩んでいることに注目しなければなりません。

 米国の強硬姿勢を見て、投機筋の動きにも変化がでてきました。これまで、米国の景気後退や世界景気の減速にも反応しなかったWTI原油が、急落した意味を考えてみるべきでしょう。まだ、問題は解決されたわけではありませんが、少なくとも「投機」筋の投資姿勢に一石が投じられ市場が正常化に向かい始める動きが出てきたことだけは確かでしょう。それにしても、米国政府の不作為の責任は大きいと思うのですが…。 



 

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レバレッジが収縮しはじめた欧米金融界
 15日火曜日の日経平均は255円60銭安の1万2754円56銭、TOPIXは27.60ポイント安の1253.12と、ともに3日続落して終わりました。日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは70、RSIは11、25日線かい離はマイナス6%でした。出来高概算は19億2000万株、売買代金は1兆9800億円で、2兆円を割れる薄商いでした。 RSIや25日線かい離は底値圏を暗示していますが、騰落レシオが落ちない…。今日みたいに「プッツン」した相場なら全面安になるんですが、中小型の材料株中心に結構プラスで終わっているものが多く、今日も値上がり銘柄数は409…。これでは、思ったほど騰落レシオがおちないのも当たり前ですね。個人投資家を中心に、結構、物色というよりは仕掛け的な動きが強いみたいですね。やはり、主力株を狙いに行くのは騰落レシオが50台に入らなくっちゃ…。

 
★政府の支援策発表にもかかわらず金融株の新安値続出
 さて、世界中の投資家が昨日のニューヨーク相場に注目していたと思いますが、終わってみれば45ドル安…。完全に肩透かしを食らってしまいました。政府・FRBが支援を惜しまないとしたフレディマックは8%以上下げ、引けは7ドル11セント。ファニーメイは5.07%下げ、9ドル73セント引けと、支援策を無視したような終わりかたになっています。まだ、評価が定まらないものと思いますが、肝心な点は、この両社を救うう事で、米国の金融問題が解決するものではないこと…。実際、シティバンク、JPモルガンが安値を更新、第二のベアスターンズと言われているリーマンブラザーズは14%も下げ引け値は12ドル40セントに下落しています。もちろん、新安値ですね。木曜日に決算発表を予定しているメリルリンチも安値を更新しています。

★市場の関心は各論ではなく金融市場そのもの
 この動きをみても分かるように、市場の関心は、ファニーメイやフレディマックを救済するのと同時に、他の経営危機を迎えているところを何とかしろ…と訴えているようです。このように、相場の地合が悪化してくると、今までだんまりを決め込んでいたアナリストやエコノミストが急に発言したりレポートを出したりしてきます。昨日はどこかのアナリストがこの一二年のうちに、150くらいの銀行がつぶれる…とのレポートを出してくれたようです。すでに、小規模の地方銀行はばたばた逝き始めていますから、現状を追認したものに過ぎないのですが、今みたいな時に出せば、名前が売れるというものでしょう。

 ベアスターンズのときも同様で、空売り筋が作り話をながして売り崩しにかかったほか、権威のあるところに席を置くアナリストと称する連中が、数字を踏まえた本当らしいレポートを流し、いかにベアスターンズがダメか、を流したために資金流出が急増。結局、破綻することになった、といういきさつがあります。今、まさに同じことがリーマンブラザーズやシティバンクで行われているようです。こんなことが続いていたら、実質債務超過といわれるフレディマックやファニーメイだって無事ではすみません。

 やはり、早期に公的資本を注入して市場に安心感を与えることが第一だと思いますが、早速、民主党の一部が反対を表明しており、議会を通過する前に事態が悪化する懸念が出ています。昨日の下落は、「何か打てる手があるのか…」と市場から質問を投げかけられたようなものです。

★逆回転し収縮を始めた米国式金融経済
 答えは見つかるんでしょうか…。直近のレポートでも書いたことですが、今回の金融危機は1980年代のレーガン大統領時代から進められてきた「規制緩和」とIT技術が金融分野に導入されたことに端を発しています。それまで銀行は預金と貸し出しの利ざやで稼いできましたが、数理学者を動員して開発した金融工学をもとに証券化の手法を導入。ローンを証券化しさらに借り入れを起こすという、てこの原理を利かして、運用資金を数倍に拡大。グローバル化の波に乗り海外金融機関に金融商品を販売することで巨額の利益を上げてきました。その底流にあったのが「低金利」です。

 当時は、短期市場から資金を調達して、長期性商品にまわして利ざやを稼ぐという今では信じられないような取引手法が用いられていました。当然、常に、短期資金を調達していくという自転車操業みたいな動きになっていました。その低金利という大前提がFRBの金利上昇策で狂ってしまったのです。金利負担の増加から、短期資金の調達がうまくいかなくなり、金融機関からの借り入れを増加させたため、さらに金利が上昇。一方で、金利上昇から住宅販売が不振となり価格が下落。担保価値の下落から、債務不履行が増加。証券化商品の価格下落につながり、昨年8月の金融収縮につながっていったのです。

★信用収縮はドミノ倒しで拡大
 少々ややこしいかも知れませんが、ここを理解しないとこれからのことは予想できません。要は、金利低下という大前提が狂い、金利が上昇過程に入ったことから、全ての歯車が「逆回転」を始めた、ということです。当然、まず弱いところからダメージを食らいますから、資金力の弱い「サブプライムローン」のところから影響が出始めました。現在は、ALT-A、プライムローンとより上位の債券に広がりを見せています。今後、てこの原理を利かせたところ全てに影響が及び、テコの原理で膨れ上がったものは逆回転し収縮の方向へ向かっていきます。

 とにかく、一つのローンを数倍に膨らませて運用してきたわけですから、一旦収縮過程に入ったらドミノ式でマイナスの影響が及んでいきます。まさに、いまこの収縮過程に入ってきたわけです。おそらく、並みの資金ではこの収縮過程に歯止めをかけることはできないでしょう。結局、日本が時間をかけて解決したような手法をとることになるのでしょう。一つの時代の終わりです。

 あまりに、規模の大きな話なので、逆回転の影響はスーパーコンピューターでも使わないと分かりません。ただ、今回の危機が金融部門の危機にとどまってくれれば、まだ助かる道はあります。今回のニューヨーク株の下げについても、製造業などはなんとか株価を維持しています。おそらく、市場事態も今回の危機については、影響の大きさを読みきれないものと思われます。一つ間違えると大変な痛みを味わうことになります。当面は、「突っ込み買い、吹き値売り」に徹し、運用資金を絞ることが大事になりそうです。海外投資家がの持ち株が少ない中小型中心で…。

 
★変化日を前日のメリルの決算が焦点…?
 さて、少し長くなりました。日本株ですが、これは引き続き米国株次第。日経平均は、まだ3月安値に間があるようですが、ドル建てでみると、今日、2月の安値121ドルを切ってきました。明日は、海外投資家のストップロスの売りが気になるところです。米国要因を抜きにすれば、1月22日安値1万2572円に近づいており、本来なら押し目買いが入るポイントに近づいています。「逆三尊底」を意識してきますから、600円台にはいると相場つきも変わってくるのではないでしょうか。とにかく、米国次第の展開は変わりません。変化日「満月」は18日の金曜日。その前日がメリルリンチの決算発表…。変化があるとすればこの辺りか…?


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流石にびびった米国政府…今晩のNYダウの反応が焦点
 週明け14日の日経平均は29円53銭安の1万3010円、TOPIXは5.19ポイント安の1280.72と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは70、RSIは13、25日線かい離はマイナス4.76%でした。出来高概算は19億3000万株、売買代金は約2兆円と、週明けで新規材料がなく見送り気分の強い展開でした。指数的にはまだまだ買えるよ…という枯れた数字がならんでいますね。
  
 いつものぼやきですから読み飛ばしてください→ → → (今日も朝から家の周りで工事をやっている。何故ずっと家の回りばっかりなんだ。また、何故同じところばっかり掘り返しているんだ。立会い前から「がんがん、がらがら」やられて、止めが、仕上げのアスファルトの揮発成分。工事が終わったころには見も心もぼろぼろになりそう。予定工事区域は広いんだから、少しは離れたところでやれよ…。)

★本気でうろたえた米国政府。もしかしたら陰の極…?
 休みの間に色々ありましたね…。米国では、とうとう住宅金融会社の経営破たんまで起きました。おまけに、大手経済紙の、政府系住宅金融会社2社の国有化報道は市場にショックを与え、フレディマックは一時前日比で51.37%下落、ファニーメイは49.3%も下げると言う状態。一時はパニック状態になり、ダウ平均も320ドルを超える下げになり2年ぶりに1万1000ドルの大台を割り込んでいました。ただ、引けにかけては急速に戻し、両社とも下落幅の半分を埋めています。もう一方の問題児であるGMは新安値を更新したものの、引けではプラスで終わっています。

 格好としては「陰の極」を形成した感じです。これを後押しするように、ポールソン財務長官は日曜日に異例とも言える記者会見を実施。両社に十分な資金を供給する用意があること、株式の一部は買い取るが民営会社のスタイルは維持する…などからなる対応策を発表しています。これを、映し、GLOBEXの先物市場ではS&P500、NASDAQ100とも、急騰しており、今晩のニューヨーク相場に期待を持たせる動きになっています。

 とりあえず、一安心ですね。まだ、金融機関の決算発表が今週から始まりますから安心はできませんが、17日に発表予定のメリルリンチも、資産の売却計画を明らかにするなど、資産の圧縮に動き出しており、何とか市場の動揺をおさめようという動きも始まっています。ただ、今日の海外市場の反応をみても、もう一つで、今晩のニューヨークがどこまで戻せるかがかぎになりそうです。

★地政学要因は残ったまま…
 ただ、地政学要因はまだ残ったままです。噂では、イラン革命防衛隊は3回目の実験を行った、といい、このとき、旧ソ連が開発したといわれる核の搭載も可能な高速魚雷の実験も行った、といいます。度重なる実験に米国もかなり神経質になっているといいますが、これで十分脅したと判断したのか、イランの大統領のほうからブッシュ大統領に会談を申し込んだ、との話も流れています。真偽のほどは分かりませんが、イラン、イスラエル・米国の関係は一触即発状態にあることははっきりしています。WTI原油も一旦は142ドル台まで落ちましたが、現在は再び144ドル台まで上昇してきています。金融が落ち着いても、インフレが懸念が増幅されては何にもなりません。今晩の株価の反応を見るまでは正直流れは読みにくいという感じです。

★テーブルの下値支持力はなお健在
 とにかく、チャート的には、2000年を中心に形成したテーブル上での動きが続いています。また、引け値ベースで、2000年高値から、2002年安値までの下落幅4100ドル、を適用した今回の下値めどは1万90ドル…(ザラ場ベースでは9600ドル弱)。先週末に、めどを達成しました(6月27日チャート解説参照)。ファンダメンタルを無視すれば、陰の極を取ったのかもしれません。

★日本株はまだ先物業者の思惑次第
 ただ、GLOBEXが二桁上昇しているにもかかわらず、日本株は相変わらず先物に引っ張りまわされています。しばらくは高く推移していましたが、いつの間にか債券先物が上昇。しばらくすると案の定、株の先物に売り物が出始め、現物と先物のサヤが接近。あっというまに日経平均は裁定解消うりから、マイナスになってしまいました。実際、いつまでこんな状態が続くんでしょうね。

 早いとこ現物市場が立ち直らないと、本当に市場は死んでしまいます。とにかく、いろんな噂を流して無茶をやっているようですが、米国では、「風説の流布」を取り締まる方向で動き始めました。アナリストの売名行為などから、今の米国市場は揺さぶられる動きが続いており、流石にSECも看過できないと動き出したんでしょう。日本も徹底的に取り締まってほしいものです。

 とにかく、今晩のニューヨークが期待通りに反発し、日本株も出直れば、「逆三尊底」が完成します。これだけ世界情勢が混沌としていては、一気に上伸することはできませんが、下値不安が遠のくことは確かです。先物の影響を受けにくくなれば、その後は、中小型材料株を中心にした短期回転相場に移行します。すでに、兆候はでていますが、新エネルギー、代替エネルギー、造水関連など業績に関係なく買えるテーマ株相場を期待しましょう。

 頭がボーッとして、まだ本調子ではありません。話が飛びとびになっていることをご容赦! 



 

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米国市場が気にしているのは「金融問題」
 週末11日の日経平均は27円52銭安の1万3039円69銭、TOPIXは4.85ポイント安の1285.91と、ともに小反落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは67、RSIは13、25日線かい離はマイナス4.9%でした。出来高概算は23億株、売買代金は約2兆5700億円と、オプションがらみで増加しています。

 それにしても、家の前の工事は何とかならないか…。毎日、毎日同じところを掘り返して同じ作業をしている。ちょっと変じゃないか…。一日中工事の音はうるさいし、アスファルトの匂いは頭を痛くするし、こんなのが8月まで続いたら、身が持たないよ~。うっとうしさのレベルでは、今の米国の金融危機以上かも知れない…。奈良の経営者の方から電話がかかり、最近、書いていることにまとまりがないけど、体調でも悪いの…ときた。もう、関係者、誰か来て責任取れ!

★先物業者の意向ひとつで動きが決まる日本市場って、問題ないの?
 ごめんなさいね。ストレスが溜まりまくっていますので、まず、ガス抜きから始めさせてもらいました。なんか、昨日の続きで、あまり書くこともないような感じですが、今日の動きを見ていると、一体日本の投資家はどこへ行ってしまったの?という感じです。「プットオプションの関係で損をしないように買い支えをやった」などと、いう活字が何の違和感もなく新聞に載っています。個人の都合で相場を動かして良いのか…と思うのと、同時に、そんな簡単に日本株は動かせるのか…と、情けなくなってしまいました。

 また本来なら、昨日ニューヨークが高かったのですから、日本株も高く始まってくるはずですが、寄付きから、債券先物買い・株先物売りを組み、その後先物にまとまった売りを出し、現物とのサヤを詰め裁定解消売りを誘って売り崩す、ワンパターン攻撃を繰り返しています。まさに、やりたい放題です。幸いなことに、裁定買い残の絶対水準が少ないですから、急落するようなことはありませんが、国内投資家の押し目買いが入ってきませんから、ますます、先物の影響が大きくなってきます。

 流石に、米国のほうで、住宅ローン買取のフレディマック、ファニーメイの経営を政府が肩代わりする可能性があると、ニューヨークタイムズが伝えたときは、株価は上昇しましたが、それでも引けにかけては今晩のGMから始まる決算発表を懸念。国内投資家などが先物で売りつないだことから、結局、安くおわってしまいました。本来、先物など派生商品は現物市場を補うものとして導入されたはず…。現物と先物のサヤだけで機械的に動く市場に個人投資家が嫌気がさして、市場から、姿をけしているのでしょう。現物市場が死んでしまった株式市場で、元気が良いのは先物市場だけ…。一体、どんな市場になり、どんな値付きになるんでしょうか。逆に、興味がありますね。

★「ファニーメイとフレディマックに政府が経営てこ入れ」は消化難
 さて、昨日のニューヨークですが、一時安値を更新したものの、大型のM&AやFRBと政府が金融安定化に努めると証言したことで、イランの2回目のミサイル試射と原油価格の急上昇という悪材料があったにもかかわらず、株価は上昇して終わりました。このことをみても、今の市場の関心事が、金融問題にあることがはっきり分かります。ただ、今日のフレディマックとファニーメイの記事については、今晩の市場は動受け止めるのでしょうか…?みようによっては、政府が管掌しなければいけないほど状態が悪いの…?と、とることもできます。GLOBEXもこの材料に関しては、消化しきれないのか、小動きに推移しています。

★ダウは上がっても、GMや金融株は安値水準に下落 
やはり、今晩から始まる決算発表の方が気になる、というのが本音でしょう。昨日のNYダウは80ドルを超える上昇ですが、GMは6.2%も下げ、再び10ドルを割り込んでいますし、AIG(8.2%安)、シティバンクなど、いずれも安値付近で終わっています。個人的にはかなり織り込んでいるとは思いますが、何しろ、欧米金融機関の不良資産は日々増殖しているだけに、予断を許しません。四半期ごとに損失を計上し、そのたびに、奉加帳をまわして世界から資本を集める…ところが、その次の四半期決算では、最初に投入した資本は減少している、という状況がつづいていますから、いずれ世界の金余り国からも敬遠されるときがくるはずです。結局、公的資金の投入に追い込まれていくことになるのでしょう。

★欧米の繁栄を支えた金融テクノロジーが、逆回転を始めた… 
このところ、欧米の金融の話を書いていますが、「正直、もういいわ…」というお叱りの電話も頂戴します。結構、楽観的な話も出ていますので、もう分かりきっていると思う方がおおいのでしょう。ただ、今回の問題の複雑さは、金融テクノロジーを使いローンを数倍に膨らませて資金運用し稼いできた、という点です。これが、いっせいに、収縮をはじめているのです。このてこの原理を使って数倍に拡大した資金が、ヘッジファンドなどの投機資金だけでなく、M&Aや新興国への投資資金などいろいろ形を変えて世界に拡散しているのです。それがいっせいに収縮をはじめて、元のところに戻り始めたら何が起きるのでしょうか。最近の、新興国の通貨や株式の下落と、今説明したことは何の関係もないのでしょうか。

 ちょっと、ややこしい話ですが、ここのところを分かっていないとこれから起きることを予想できません。資金は、均衡を求めて欧米の銀行に収斂していくことになりますが、そのとき、新たな資金供給を担うのはどこになるのでしょうか。少なくとも、これから金融テクノロジーに酔いしれた後遺症に悩まされる欧米銀行ではないことだけは確かです。最近、日本の金融機関を見直す動きが出てきましたが、ここからおきそうなことを前提にすると、簡単に理解できるのではないでしょうか。このところ、株価の面でも日米の同時性が失われてきました。金利や為替面を考えると、これから始まるインフレ対策では日本が一番柔軟性を持っています。この点では、欧米とは大きく異なってきます。

 残念ながら、新しい世界を担うビジョンが日本にはありませんが、欧米のプレゼンスが低下したアジアでは否応無しに(資金供給者としての)日本の存在感がめだってきます。非常に夢があることだと思うのですが、今の日本の政治家や官僚たちは対米追随に甘んじて自ら考えることを放棄していますから、この役割を果たして担えることができるかどうか…。1500兆円の個人金融資産の全てを吸い尽くされた後で、ポイと見放されてからでは、何もできませんよ。

 とにかく、今週の動きをみていて、ニューヨークダウのテーブル(6月27日付けチャート解説参照)の強さが確認できました。中期のテクニカル指標も買いゾーンに入ってきましたから、来週あたり、米国の決算発表で市場が荒れたら、買い場になるかもしれません。久しぶりで、チャートブックでも買って銘柄チェックをしてみようかな…。

 アスファルトの揮発ガスと騒音にやられて、取り留めのないことを書いてしまいました。ただ、今回の欧米金融機関の損失は、低金利と低リスクの時代に借金を膨らませるだけ膨らませて儲けた金儲け手法が逆回転をはじめたもの…。なまじのことでは、終わらないものであることを頭の中に叩き込んでおくことが大事です。それでは、良い週末をお迎えください。

 それにしても、臭いし、うるさい。

 

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新たな火種がでてきた米国金融不安
 10日の日経平均は15円08銭高の1万3067円21銭、TOPIXは5.23ポイント高の1290.76と、ともに小幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは66、RSIは13、25日線かい離はマイナス5%でした。出来高概算は約20億株、売買代金は約2兆円とともに見送り気分の強い展開でした。

★ミサイルに反応しなかったWTI相場って…?
 ニューヨークダウは、230ドルを超える下げ…これを受けた日本株は、15円高…。強いのか、弱いのかまったく分からない動きになってきました。イランのミサイル試射を受けた昨日の米国ですが、WTIの原油はそれほど敏感に反応していません。このところ急落していますが、すでに投機筋を中心に市場ら2兆円近く資金が逃げた、という推計があります。このところ、米国の高速道路から渋滞が減った、という話がありますから、需要が本格的に減り始めた…と、読み、投機筋も早めに撤退した、というところでしょうか。このままだったら、例年通り、冬場の需要期が始まるまでお休みということになるのですが…。

★やはり気になる米国の金融株…新たな火種が登場

 さて、問題は原油が下げの原因でないとしたら、犯人は誰だったのか、ということになります。シティーやメリルリンチ、リーマンブラザースなどの金融株が大きく値を崩していますが、それをさらに上回る二桁下落した金融株があります。半官半民の住宅金融会社、ファニーメイとフレディーマックです。住宅価格の下落で財務内容が急速に悪化しており、格下げ懸念や資本調達の必要性が指摘されています。とうとう、ここまできたか…という感じですが、政府もこの両社が不測の事態に陥った場合にどう対処するか検討している、と言いますから、事態は相当深刻です。

 このところ、投資銀行や証券会社の破綻時の処理法をFRBや政府が検討するなど、事態はどうも悪化の一途をたどっているようです。FRBから、プライマリーディラーに期限付きで融資する特別措置もさらに半年延長する方針をだしたばかりでなく、FRB、ECBとも、連日市場に資金を供給し続けています。日本では、銀行間で資金の融通をしあうことで資金の調節をしていますが、米国やEUの銀行間の金利はとんでもなく高く、この銀行間の貸し借りの機能がいまだに円滑にいっていません。もし、中央銀行が資金供給を止めたら、いっぺんで資金ショートを起こす金融機関がごろごろしているということでもあります。

 問題は、サブプライムだけでなく、オルトーA、プライムローンと、どんどん債務不履行や利払いの停止が進み、これらを組み込んだ証券化商品がどんどん値下がりしていることです。また、それだけでなく、M&Aブームを支えたレバレッジ融資、商業用不動産融資、消費者ローンなど、資産劣化がどんどん進んでいます。こんな状態ですから、銀行も怖くて、相手の銀行に貸せない…。また、変な噂が流されて資金の引き出しにあったらかなわないから、できるだけ資金をたくさん持ちたい…として、ヘッジファンドや不動産ファンドなどから無理やり資金を引き上げる…というような事が始まっています。だから、決算の状況を見ないと、買えないし、また、悪かった場合にそなえて、手持ち株を減らしておこうということなんでしょう。3月のときと比べ、危機の内容が変質していることが気になります。

★まだ健在…テーブルの支持力
 さらに下値リスクがでてきて、結構、下がったような感じになっていますが、まだ、株価はテーブル(2000年のITバブル時に3年間持ち合った下値支持帯=チャート解説6月13日分参照)で止まっています。原油価格もバレル135ドル台まで落ちていますから、もう少し下がったところで安定してくれれば株式の方にも好影響を与えてくるはずです。とにかく、ここはテーブルの下値支持力を信じるしかないようです。

★先物に振り回されっぱなしの日本株
 さて日本株のほうですが、見送り気分の強い中、先物に振り回される展開が続いています。明日が、SQですから、先物の手仕舞いなどがあり、日経平均はなんとかプラスで終わらせてもらえました。個別株の場合も、まだ買戻しの方が優勢で、まともな投資家なら、米国の情勢を見極めないととても買いにでてはいけないということです。以前から、「逆三尊底」が完成することが次ので直り相場の条件…としていますが、1月の安値をきらないことが条件。

 このところ、日足をみると5日移動平均線に頭を押さえられながら下落し、パターンが滝の落ち口と似たような「瀑布型」をつけ始めたのが気になります。NYダウもこのパターンを示した後、急落しています。サミットが終わったことで、環境関連も息切れになっていますが、今日の相場をみても物色の柱がなく、早急に何か柱が登場しないと、全体が崩れてしまう恐れもあります。このところ、いわゆるテーマや指数とは無縁の株の下落が目立ってきましたが、全体が気崩れを起こさないことを願うばかりです。今晩のWTIの動向と米国金融株の動きが当面の焦点になります。

 以前から、書いているように中期的な買い場はまだ少し先…。しばらく相場をはなれて、四季報の銘柄研究でもしてみてはどうでしょうか。いろんな要因がからみ、今期も増額修正するような企業が結構あるみたいですよ。
 

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あまりにタイミングが良すぎる「イランのミサイル試射」
 9日の日経平均は19円03銭高の1万3052円13銭、TOPIXは2.02ポイント高の1285.53と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは68、RSIは10、25日線かい離はマイナス5.5%でした。出来高概算は19億6000万株、売買代金は2兆1300億円でした。整理が足らないと思っていた騰落レシオが60台に入ってきました。週のRSIも昨日の下げで40%台に入ってきました。整理は順調に進んでいるといっても良いでしょう。

★あまりにタイミングが良すぎ…「イランのミサイル試射」
 それにしても、タイミングの良いこと…。もしかしたら規制がかけられるかも知れない…と、いっせいにWTI市場から資金が逃げ出しかけた矢先。イランがミサイルを飛ばしてくれました。これで、せっかく135ドル台に下落していた油もお釈迦…。相場が崩れかかると、ゴールドマンザックスの原油価格上昇のレポートが発行されますし、それでもダメならナイジェリアの反政府ゲリラが石油施設を攻撃しますし、ちょっと崩れが大きいときはイランが登場する…と、最近の原油価格建て直しのストーリーは決まりきった感じがあります。時々は「出来レース」ではないかと、思うことさえあります。

 考えすぎでしょうが、今日の動きは、まさに絶妙のタイミング~…。中距離ミサイル9発を試射した…とイランの国営放送が伝えたと、報じられたことから、債券先物買い・株先物売りの裁定(最低)取引が始まり、同時に先物筋の売り崩し、国内投資家のヘッジ売りと、先物に売りが集中。いつもどおり最低解消売りがでて、現物市場が値を消してしまいました。

 予想外に米国株が強かったことや原油価格の急落で、見込みが狂った先物筋にとっては、まさに渡りに舟の材料でしたね。なにしろ、ミサイルの中には射程キロ数が2000キロを超え、軽くイスラエルまで届いてしまうものもあったようですから、投資家を脅し上げるには絶好の悪材料です。今日の日経のCTAや海外投資家の行儀の悪さの記事ではないですが、また「がせねた」を流してきたのかと、一瞬疑ってしまいました。

★ちょっと脱線して、いつも海外投資家にだまされる日本の投資家について考えた
 香港や上海など他のアジア市場は落ち着いていますから、やはり、相場を崩したのはいつもの先物筋のようです。今週末にオプションがらみのSQを控えていますから、彼らも必死なんでしょうが、おかげで現物市場は完全に「死に体」になってしまいました。こんな状態で、上海など新興国市場が立ち直ってきたら、また、ジャパンパッシングなどと、調子に乗せられて買いに行き、徹底的にむしられる投資家がでてくるんでしょう。
 ちょっと横道にそれますが、最近、投信の運用不振が話題になっています。何故日本の投信は、株価が上昇して話題になっている時にしか設定にいかないのでしょう。皆がこんな市場はもう終わりだ…といっている時に設定すると、少なくとも半分になったりすることはないと思うのですが…。

★「日本人とオイルダラーが買いに来たら終わり」
 海外のプロの運用者の間では、「オイルダラーと日本人が買いに来たら相場も終わり」という、ジンクスがあるようですが、ベトナムのときも中国のときも、その他の高金利国ファンドなど、大体日本のファンドが設定を終わると間無しに天井を売っているようです。全部、ぶつけっれて玉を引き取ったんでしょう。これなら、昔、親会社の証券会社が手持ちしている引かされ玉を引きとっていたころの投信とちっとも変わっていないと思うんですが…。人気ばかり気にしないで、もう少し、ファンダメンタルを重視
した投資をしたほうが良いと思うんですが…。いつまで、たっても海外投資家に生き血をすすられるのはかないません。そろそろ、日本の証券関係者の方は現物市場の建て直しに奔走したほうが良いと思いますよ。大体、関係者がきちんと仕事をしていれば、今日の日経のような記事が出てくることなんかないはずです。これだけ、先物筋にかく乱されたら、まともな投資家が市場から去っていくのは当たり前です。

★目先は戻りの限界ためしの相場
 また、愚痴になってしまいますから、もとに戻しますが、米国株は原油価格の下落やバーナンキFRB議長のありがた~い「金融期間救済策の延長」の方針が示され株価は急騰して終わりました。やはり、ここ何日間の下ひげは伊達ではなかった…。それとともに、2000年ごろに3年がかりで形成したテーブルの強さが改めて確認できた感じです。チャート的には、このテーブルで下げ止まっても、反発できずに横ばいになるかな…と思っていましたが、昨日の動きで反発力があることも改めて確認できました。イランの悪材料が飛び出してきましたが、例年通りならWTIが天井をつけるのは7月…。今年もそのコースを歩み始めていますから、目先は反発期待が持てるところ。

 とにかく、サミットが終わりました。本来なら、環境だ、農業だ、省エネだ…と言いたいところですが、新興国の実体はインフレ退治や国内の景気維持で何の利益も生まないでコストばかりかかる省エネや環境に取り組む余裕はありません。それどころか、今週末にはGMの決算発表、来週の大手金融機関の決算発表と試練は続いていきます。

 これまでにも書いたように、リバウンドサイクルに入っているものの、上値は13週線まで。その13週線も下降を始めている…。ときては、多くを期待することは出来ません。当面は、逆三尊底の完成をまって、中期の買い場を探すところです。その意味では、週足のRSIが40%台に入ってきたのは、良いことです。当面は、目先張り方針に徹し、決して深追いはしないことでしょう。やはり、米国次第…。

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暴れまわる先物業者…萎縮する国内投資家
 8日の日経平均は326円10銭安の1万3033円10銭、TOPIXは29.29ポイント安の1283.51と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは72、RSIは7、25日線かい離はマイナス6%と、再び、陰の極入りサインを出してきました。出来高概算は19億5000万株、売買代金は2兆円と、昨日に比べやや増加しました。

★先物業者に振り回された一日…
 短期のテクニカル指標としては、「行け行け」なんですが、騰落レシオの落ち方がいまいち…。RSIの数値からみたら50%台はほしいんですが…。それに、今週安くても日経平均の週足サイコロは5勝7敗、RSIは今日の数字でもしかしたら40%台に入ってくるかも知れませんが、まだ整理不足は否めません。サミットが開催されているため、変に期待して様子見気分が強くなったため、先物の影響が大きくなり、今日のような結果になったのでしょう。昨日は、引けにかけて「債券先物売り・株先物買い」の仕掛けが入り、13日間連続安を免れましたが、そのポジションを引きづったまま、今日に入りましたから、前場は、「債券先物買い・株先物売り」のポジション解消から安く始まり、その後は、CTA(商品投資顧問)の仕掛け商いで売り崩されてしまいました。

 やはり、来週の米国金融機関の決算発表を巡り、「自己資本不足になるので資金調達が必要だ…」、「損失額が拡大する…」など、ためにするような噂が流され、極め付きは、「今晩の米国株は数百ドルは下げる…」という脅し文句とも取れるような話し…。国内の投資家はすっかりびびってしまい、先物で売るつなぐなどしたため、裁定解消売りが続発し、下げ幅を拡大したものです。また、オプション売買に絡んだややこしい動きもあったようです。

★だんだん日本のバブル崩壊時に似てきた…
 まったく、まっとうな投資家だったら、今の株式市場で「何が起きているんだ…」と言いたくなるような相場付きです。昨日の上げにしても、今日の下げにしても、何の根拠もなしに上下しています。景気が悪化しているところで、原材料価格が上昇し、企業業績がダメージを受けるから株が下がる…ということは簡単に理解できます。しかし、欧米金融機関の証券化商品の損失は、どこまで続くか分からない状態になってきました。不動産価格の下落とともに、銀行の不良債権が増加していったときとだんだん似てきました。
 
 日本の場合は、バブル崩壊後、不動産取引が皆無になりましたから、担保価値の算定が困難になり、融資の不良債権化が意図的に遅らされ、処理に時間がかかった…という事があります。欧米の場合も、証券化商品の売買市場が機能していないため、評価ができず、損失の補填ができた分だけを損失として計上している…といううがった見方もあります。相対売買という市場を通さない取引のため、一体、総残高がいくらあるかも分からない。また、時間が経てばたつほど、品質の劣化が進み、評価の高かった商品が不良在庫化していく状態になっています。

 推計数字はいくらも出ていますが、住宅債券にからんだ証券化商品がいくらあり、M&Aに絡んだレバレッジ融資がいくらあり、通常の融資における不良債権がいくら…と、明確化しないと、現状の把握さえできない始末です。支払能力もない人に融資をした「サブプライムローン」ばかりが問題になりますが、金融当局の目が及ばない相対市場(OTC)を使い、モラルハザード的なビジネスを展開してきた金融界に問題はなかったのか…。いまのままでは、損失を補填しても、次の損失が膨らみ、また、その補填に新たな資本調達をする…という、エンドレスゲームが続くことになってしまいます。

 なんとか、手持ちの証券化商品を売買できる市場を作り、損失を確定することを急がないとどんどん深間にはまっていくような気がします。日本の金融機関が、なかなか不良債権の総額を開示できなかったのと、同様なことが今の欧米金融機関で起きているのではないでしょうか。公的資金を投入すれば、何とか解決へ向けての筋道をつけられるのですが、そうなると、金融機関は本当の状態をさらさなければならなくなる…、ブッシュ大統領も任期間際になって、国民の税金をつかう公的資金投入なんて、人気に響く、として及び腰になっています。誰一人として、この問題に正面から取り組んでいる人がいないような気がするのは私だけでしょうか…。昨日の「ドル防衛」も絡め、米国政府の姿勢に注目していきましょう。

★下ひげの連発は、米国版PKOのせい…?
 さて、日本株は米国株次第のところがありますが、昨日も指摘したように昨晩のニューヨークも引けにかけては押し戻されて終わっています。やはり、2000~02年にかけて形成したテーブルは下に支持帯として機能しているようです。最近、きっちりした四本値で、NYダウの日足を見たことがなかったので気づきませんでしたが、先週1日の足は、安値1万1106ドルから引けにかけて276ドルたくって陽線で終わっています。また、3日は130ドルたくり、昨日は、安値が1万1094ドルまであり引けにかけては137ドルたくって終わっています。立会い4日間で3本も下ひげを残しているのです。市場関係者の間では、日本で行われたPKO(プライスキーピングオペレーション)みたいなものが行われているといいますが、普通に考えるなら、かなり下値抵抗力が強まっている、と考えることもできます。GLOBEX市場で先物が大幅安していますので、心配ではありますが、この動きはそれなりに評価はできるのではないでしょうか…。

 素直に買いに行く気にはなれませんが、少なくとも「弱気」の色眼鏡をかけて相場感を組み立てることだけはしたくないものです。サミットでは、排出権問題で、リーダーを狙う欧州との間で、激しいやり取りが始まっていますが、昨日のニュースステーションでも解説していたように、米国は原始力利用で主導権を奪回する方針のようです。相場的には太陽電池や風力に人気を奪われた格好ですが、危険度を無視すれば一番効率的なエネルギー源であることには違いがありません。米国の出方をみながら、次の環境関連として目をつけておくのも良いのではないでしょうか。とにかく、世界の株価は米国次第…。今晩も下値抵抗力を発揮できるかどうか、じっくり見せていただきましょうか。

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ご祝儀も手伝い13連敗を阻止…
 7月7日、七夕の月曜日、日経平均は122円15銭高の1万3360円04銭、TOPIXは14.92ポイント高の1312.80と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは72、RSIは15、25日線かい離はマイナス4%でした。出来高概算は17億6000万株、売買代金は1兆8038億円と、手がかり材料難もあり、エネルギーは細って終わっています。
 
★陰の極から出直っても、上値がちょっと…
 13日ぶりの反発ですね。短期のテクニカル指標が「陰の極」を暗示する馬鹿みたいな数字を出したから、とりあえず打診買いでも入れてみようとしたのでしょうか…。それとも、サミットが日本で開催されているし、お化粧買いでも入れて株を上げとけ…てなもんでしょうか。どちらでも良いんですが、やはり0勝12敗、7%台のRSI,5%超えの25日線かい離率は異常値で、一旦はリバウンドにかけてみるところでしょう。今週号のレポートでも、「打診買いを入れても…」とはしましたが、問題はどこまで戻るか、ということ。13週の移動平均線が当面の戻りめどになりますが、すでに下降を始めたうえ、位置しているのは1万3880円台…。もどっても高が知れています。

 週の指標が買いサインを出していれば中期張りで望めるのですが、まだ、サイコロは6勝6敗、RSIは54で、ともに加熱サインを出した後の調整過程の数字。あくまでも、小救いの相場になります。果たして、リスクを犯して全力投球する価値があるかどうかですね。サミットから何か材料が出ることを期待する向きもあるようですが、レイムダック状態のブッシュ大統領、誰も期待していないサミットの運営に精力を傾ける福田首相のほか、国内政策の失敗で不人気な首相、傀儡大統領など、とてもとても、国益をかけて丁々発止と、やりあう場ではなくなっています。何か出てくれば「良し」くらいの感覚でみておけば良いでしょう。

★ドル為替本位制に見直しの動きが…
 それよりも問題は為替の動きです。先週、ECBは予定通り0.25%の利上げに踏み切りました。しかし、ドル・ユーロはそれほど反応せず、むしろドルが買い戻される結果になっています。今回のサミットでも、「強いドルを望む」という、しつこいくらいの大統領の発言が目立ちますが、ここからは、米国のドル防衛の本気度を探ることが必要になるかも知れません。米国という国は、自分の非は絶対に認めませんが、今回の世界的なインフレ懸念でも、独自の論理を展開しています。

 つまり、米国は金融システムを守るために利下げをしたが、その結果ドルが下落した。しかし、ドルペッグ制を採用している国が多く、これらの国は本来国内のインフレを沈静化するため利上げを実施すべきだったのに、米国にあわせ利下げを実施。これが、インフレをあおる結果になった、悪いのは、ドルペッグ制をとっている国だ…と言わんばかりの論調です。一面の真理はあると思いますが、欧米の中央銀行関係者から、ドルペッグをやめ、自由変動相場に移行すべき…とする発言が増えているといいます。

 また、これまでタブー視されてきた湾岸諸国に対してもドルペッグ是正を言いはじめていると言います。原油の決済をドル以外の通貨も含めてやれ、ということのようですが、考えようによっては戦後続いてきたドル為替本位制を見直すということでもあります。もし、本気で考えているとすれば、戦後の通貨体制を根本から見直すことにもつながります。この動きに、歩調をあわせるように、中国の政府系経済研究所からも自由変動相場制への移行を促すレポートが提出されています。あまりに大きすぎる変化なので、田舎の投資家には実際のことは分かりませんが、兆候や具体的な動きをつなぎ合わせてみると、考えられないことでもないような気がしています。

 そのためには、ユーロだけではなく、他の国際通貨が必要になってきますが、まだ、その役割を担えるだけの経済圏が出来上がっていません。今後、米国を中心に、共同通貨圏を作る動きが活発になってくるかもしれません。多分、世界の経済にとってはプラスに作用すると思いますが、それだけに、欧米の中央銀行の動きを検証し続けることが必要になりそうです。

★ご祝儀気分も米国市場では通用しない
 日本の政治家は、サミットに浮かれ気分ですが、今週から来週にかけての米国市場はそうは行きません。今週末には経営破たんの可能性さえ指摘されたGMが決算発表をしてきます。いろんなアナリストからぼろくそに予想されていますが、実際の数字はどうなのか…、また来週にはメリルリンチやシティ、モノローンのアンバックなど、問題企業が次々と決算発表をしてきます。おそらく、最後のチャンスとばかり、アナリストも勝手予測をしてくるはずです。それに、市場がどれだけ耐えられるか…。
 
 以前、チャート分析でも書いたように、2000年前後に3年がかりで形成したテーブルの上限でNYダウは反発し、テーブルを意識していることが分かりました。今週は、このテーブルの信頼度を探る動きになると思いますが、ITバブル崩壊から7000ドル台まで下落したときの押し幅を、今回に適用すると、下値めどは1万90ドル。先週のザラ場安値は1万1106ドルですから、あと16ドルのところまで近づいています。このことが、底値に近づいたとみるのか、もしかしたら底値に届いたと見れるのか、まだ分かりませんが、何しろ業績発表というバッシングが待っているだけに、軽々に結論を出すこともできません。目を海外のほうに向けて、じっくり相場を観察しましょう。

 それにしても、家の前の水道工事はうるさい…。つい2週間くらい前に工事した場所をまた掘っている…。業者が変わっているから、救済工事みたいなものだろうが、この効率の悪さと無駄金使いが今の日本経済の低迷の象徴…。いつになったら土建依存経済が終わるんだろうか。本来金が回らなければいけない新産業に金が回らず、早くつぶれたほうが良い土建関係に湯水のごとく資金をつぎ込んでいる…。一部は政治家の手元にキックバック…。分かっていてもやめようとしない政治…。利権にしがみつく輩ばかりが利益を受けるこの国は一体どうなっていくのか…。どうしようもないだけにむなしさだけがつのる…。

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とうとうでてきた…お化けみたいな数字
 急な原稿依頼があり、奈良市内まで出ていましたので、書き込みが遅れました。経営者の私的な集まり向けの経済レポートと最近の経済情勢やこれからの見通しについて講演してほしいとのこと…。投資家だけでなく、経営者だってこんな経済状況では私みたいな馬鹿なやつの意見でも聞きたいんでしょう。ただ、2~3年前の講演でコンドラチェフ波動を引き合いに出して、金利や商品価格はとんでもなく上がる…と、説明しておいたはずなんですが…。もちろん、金利が上昇に向かえば株は下がります。そのことも、お話してあったはずですが、人間ていうのは不思議な動物で、そのときは「なるほど…」と感心して聞きますが、一週間もしないうちにすっかり忘れ、そのうち金利も商品も下がるなんていって、えらい目にあっています。つくづく、人間って面白いものだと思います。

 私たちにとって一番情けないのは、「そんなこと言ってたっけ…」と言われることです。
 また脱線しそうなので、話をもとに戻します。
 
 週末4日の日経平均は27円51銭安の1万3237円89銭、TOPIXは0.14ポイント安の1297.88と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロはとうとうゼロ勝12敗、騰落レシオは73、RSIは7%、25日線かい離はマイナス5.2%でした。出来高概算は18億2000万株、1兆9600億円と、ともにうす商いで様子見気分の強い一日でした。とうとう、化け物みたいな数字がでてきましたね。スターリン暴落以来という0勝12敗もそうですが、RSIの一ケタ台もここ数年記憶にありません。騰落レシオの77は気に入りませんが、これだけ陰の極がそろっているのに弱気するのは相場の神様に失礼にあたるのではないでしょうかね。

 さて、ビッグイベントの一つ、ECB理事会は予想通り0.25%の利上げを実施しました。ただ、頑固なトリシェ総裁もポールソン財務長官の顔たてたのか、次の利上げにちいてはあいまいな発言でお茶を濁していました。続いて米国に場替えしての雇用統計はほぼ5月と変わらずの6万人台…どうせ、次の発表で増額修正されるんでしょうが、独立記念日を控えて、株を下げるのもいかがなものかと、反発して終わりました。まあ、半日立会いに助けられたところもありますが、金融機関の間で、「あいつのとこは損失が拡大するぞ…」、「何を言っているんだ、お前のところこそ、損失は○○○になるんじゃないか…」とたたきあいをはじめており、週明けになると、また、もぐらたたきが始まるかもしれません。とにかく、第三週にはいると、17日のメリルリンチ、18日のシティ、25日のアンバックファイナンシャルと、問題児の決算発表が相次ぎます。

 そろそろ、ブッシュさんも思い切った手(公的資金の投入や住宅ローンの買取など)を打つ時期が近づいているんじゃないでしょうか…。なんか、外交の方に逃げている感じがしますが、今回の北朝鮮のテロ支援国解除は米国内でも批判が上がっており、結局、国内問題に手をつけざるを得なくなってくると思います。そのときが、本当の意味の米国株の立ち直りの時期でしょう。ただ、ニューヨーク株については、やはり2000年のITバブルピークに形成したテーブルが下値支持力を発揮しています。昨日も書いたように、結構きつい悪材料がでていますが、なかなかテーブルを突き破ることができません。6000ドルや7000ドルまで下がる、という説を言う人もいますが、そんなところまで下がったら、テーブルの上に出るにはまた数年かかることになります。このテーブル付近でもんでいる間に、なんとか好材料がでてきて、情報転換するきっかけにしてほしいものです。

 いよいよ、福田さんが最大の点数稼ぎをしようという晴れの舞台サミットが始まります。各国首脳の奥様方は来月になったら、またアジアにくるのに何で日本になんか行かなきゃならないの…と、野郎ばかりのぎすぎすしたサミットになるそうです。下手をすると白人が野獣の本能をむき出して、襲い掛かってくるかも知れませんよ、福田さん。もう少し、しっかりしましょうよ。拉致被害者の家族は、本当に、心配していますよ。財界や政界は「北朝鮮特需」を充てこんで、動き出していますが、これは俺の獲物だ…として、米国の財界のほうが利権を求めて動き始めています。中国も食い込んでおり、日本がおこぼれに預かる分は少ないんじゃないでしょうか…。ブッシュさんは、金は日本に出させて、利益は我々がいただこうというストーリー。山拓さん、調子に乗っていると、ロシアに近づきすぎたSさんの二の舞になりますよ。サミット後の世界の政治経済情勢が、より混迷を強めることは確か…。

 さて、ニューヨークの反発を受けた日本株ですが、やはり、海外投資家から押さえ込まれました。朝から株が高いの債券先物も高いからおかしいなと思っていたら、やはり、やってきました。どこかの不動産会社がおかしくなるそうだ…と噂を流すのと同時に、先物にまとまった売りを出し、さらに丁寧に不動産株まで売ってきれました。こうなると、債券先物買い・株先物売りを仕掛け、中には、原油買い・株先物売りなどという新手の裁定取引を組んでおかしなことをやり始めました。一時は、かなり売り込まれたようですが、昨日の安値付近から切り返して終わっています。チャート的には不十分ながら、毛抜きみたいな形がはいっており、来週は一反発あるかも知れません

 短期の指標は強烈な数字を出してきましたが、問題は、中期の指標。じっくり検討して、来週のレポートでは、注目企業を出してみようかな…。株先物売り、原油買いなんて馬鹿な取引を遣り出したら、もし株が本格的に立ち直ったら、株先物買い・原油先物売りになって、原油が暴落…。サブプライム以上の悲劇が起きることになる…。そろそろ、なんでもありの世界にタガをはめる時期が着ていると思うんですが…。今日は時間がなくて、しっかりした分析が書けませんでした。株のレポートが早めにできたら、休みの間に書き込みをしようと思います。それでは、良い週末をお迎えください。



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み~んなが下がると思ってる相場って…どうなの?
 3日木曜日の日経平均は20円97銭安の1万3265円40銭、TOPIXは3.13ポイント安の1298.02と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは77、RSIは28、25日線かい離はマイナス5.2%でした。出来高概算は22億4000万株、売買代金は2兆5334億円と、今晩のビッグファイトを控えて、だいぶ調整的な動きがあったようです。
 
★マスコミが食いついてきた…もっと大騒ぎしろ~
 マスコミさん、食いついてきましたね~。一般紙でも「43年ぶりの続落」が一面トップにでてきました。昔から、一般紙の一面トップに「取引所」の写真が載ったら相場の流れが変わる…と言われますが、写真無しでもとにかく証券の記事が載ってきましたね。明日の朝刊も、11連敗は「54年ぶり」…スターリンショック以来の出来事…と、見出しが踊ってくるでしょう。また、ECBの利上げ(0.25%程度…?)と、米国雇用統計の悪い数字を受けて、寄り付き付近は急落するでしょうから、「欧米市場も急落して始まる…」、「世界的な株安の連鎖が続く…」くらいの見出しの記事が、54年ぶりの記事の近くに載ることになるんでしょう。

★今晩は良い話が出ないことは確か…
 問題は引け値です。3月中旬の底入れのときは25日線と10%近くかい離して反発しましたが、今回は、まだかい離の度合いが少ないですね。ただ、サイコロ、RSI、騰落レシオ、25日線かい離と、日本株のテクニカル指標は買いゾーンを暗示するところまで来ました。今日は、2大イベントの結果と株価の反応をみないとなんともいえません。ただ、ECBは利上げをしてもその後の会見で、物価上昇が続くなら「まだやるぞ」と当然言うでしょうし、雇用統計も、事前にでていた統計数字、たとえばISM製造業景況指数で、雇用指数が悪化、昨晩発表された給与の支払いをベースに算出したADP指数も、事前予想を倍以上上回る7万9000人の減少になるなど、良い数字が出るはずはありませんから、相場にプラスの話はまったくありません。

 また、ポールソン財務長官も金融機関の破綻に備えた制度整備をしなければいけない…など、好材料はまったくない状態です。金融機関はまったく下げ止まる気配は消えませんし、昨晩は、メリルリンチのアナリストがGMに関して破綻を視野に入れたレポートを発信。150億ドルの手持ち資金を作らないと危ない…と、おっしゃってくれました。なんか、言った者勝ちみたいなムードになってきましたね。個別企業のリスクを売買するCDS市場では、GMは37%と別途5%のプラスプレミアムが必要といいます。ややこしいのですが。もしGMが100億円の資金調達をしようと思ったら、プレミアムとあわせて42%の金利を払わないと債券が発行できないということです。資金調達なんかできるわけはありませんね。売名意欲の高いアナリストがおかしなレポートを出すたびに金利が上がっていくわけですから、そのうち、彼らから止めを刺されることになるかもしれません。株価は、とうとう10ドルを割り込んでいます。フォードは5ドル台ですが、1ドルを割り込んだら上場廃止ということで、果たしてどういうことになるものやら…。

★悪材料がでても前日の安値を切らなかったNYダウ
 正直、実際の反応を見るまで分かりませんが、「陰の極に近づいたと思ったら、好材料を探せ。悪材料ばかりで好材料が見つからなかったら買い出動しろ…」という教えがありますが、今、何か好材料が出る要素というのはあるのでしょうか。今考え付くものとしては、米国の為替介入、公的資金の投入、追加的景気てこ入れ策の発動…くらいでしょうか。え!自分ですらすらと好材料を並べられましたね。こんなだったらまだ早いと言うことでしょうか…?とにかく、日米とも短期の指標は買いゾーンに入っています。一旦は反発しても良いところに来ているのです。昨日は、ADP調査、GMに関するレポート、財務長官発言など、結構、きつい悪材料がでていますが、ニューヨークダウは前日の安値は切っていません。また、S&P500もまだ、なんとか3月安値を前に踏ん張っています。

★み~んなが下がると思っている…
 おそらく、今の投資家のポジションは、3月中旬の時と似ているのでしょう。ベアスターンズの破綻に賭けて大損したような電気会社のように、GMやリーマンやシティーの破綻にかけたポジションを取っているところも多いはず。また、なによりも、過去最高の売り残がつみあがっています。皆が下向きのポジションを作っている状態です。こんな時に底割れの下げになるものでしょうか。何らかの政策発動を怖がってきますから、どこかで、我先に買い戻す動きがでてくるはずです。

 なんだか、3月中旬と同じことになりそうな気がするんですが…。甘いかな~?それと、私の勘違いで、新月の変化日は今日3日でした。11日間連続安の後の変化日…さらに下に行くものでしょうか…?

 

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43年ぶりの快挙(?)達成…陰の極までもう少し…
 2日水曜日の日経平均は176円83銭安の1万3286円37銭、TOPIXは18.92ポイント安の1301.15と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは84、RSIは32、25日線かい離はマイナス5.4%でした。出来高概算は20億株、売買代金は2兆3700億円でした。
 
★43年ぶりの快挙達成
日経平均のサイコロは10連敗でとうとう1勝11敗という、とんでもない数字になってきました。25日線とのマイナスかい離も5%超えですから、これだけならリバウンド狙いでいけますが、騰落レシオとRSIの数字がまだ足りません。厳しい調整でしたら、RSIの20割れくらいがほしいですね。3月安値のおりは、為替が95円台ですから、深刻度が今よりもありました。いまは106円近くですから、この分は割り引く必要があるでしょうが、やはりRSIの30%台ではね…。
 
 ただ、今日の10連敗は43年ぶりの「快挙(?)」ということですから、もしかしたら、新聞が1面で扱ってくれるかも知れません。そしたら、底入れが近い…ということになるんでしょうが、他にもくだらない政治のニュースとか色々ありますから無理ですかね~。

★テクニカル的には日米とも、リバウンドの域に… 
 何をびびっているのか知りませんが、まったく力のない相場でしたね。昨晩のニューヨークは、下に突っ込んだものの、GMの売り上げが悪い中でも予想した以上にうれていたことを好感。何とか切り返して終わっており、目先はリバウンドが期待できそうな足になっています。ただ、相変わらず、銀行や自動車株の株価はさえないし、2日にわたった、トリシェECB総裁と、ポールソン財務長官の会談は、お互い「ノーコメント」で、何があったか闇の中。先物業者も小動きでしたが、両者の会談が不調に終わった…との思惑で、売り仕掛けを実行。裁定解消売りがでて、日経平均を押し下げました。これで、昨日書いた当面の下げポイントの1万3296円を押さえました。

 先日案内した月足の下値支持線は、1万2000円台にありますが、もし、今日のポイントをつきぬけた場合、次は、1万2490円台になります。ただ、1月安値(1万2572円)を切ると、「逆三尊底」に?マークがつきますから、1月安値以上で反転せねばなりません。ただ、上昇過程で、1万2490円台のポイントが整理を終えていますから、ここから押し目があってもそれほど深くはないはずです。外部環境次第ですから、勝手なチャートの解釈が通用するとは思いませんが、当面のリバウンドポイントはかなり接近してきたと見て良いでしょう。中期的には、日経平均の週足サイコロが6勝6敗、RSIは58(昨日現在)ですから、一旦はリバウンド相場がでても良い水準にはきています。ニューヨークダウも25日線とのかい離がかなり開いていますから、目先は綾戻しがでても良い水準になっています。

 ただし、いずれも綾戻しの域を出ていませんので、出遅れると利食い場をなくしてしまう可能性があります。7月4日の変化日「新月」に期待してみましょう。

★やはり出てきた欧州銀行 昨日も、本当に怖いのは欧州の銀行だ、と書きましたが、伝えられるところでは、ECBでは「UBSなど大手銀行の財務基準を特別に厳しくして望む」といいます。自己資本などで通常よりも厳しい条件を課すということですから、内容は相当に悪化しているようです。第2四半期では89億ドルの損失を計上する、という話ですが、それにともなって、また資本調達をしなければなりませんが、米国も含めて、損失対策終了の時期を明示しないと、誰も資本増強に応じなくなってしまいます。結局、公的資本投入の方に、どんどん追いやられてしまっているような感じがします。先日、今回の金融危機に関する、訴追を終え、とりあえず禊みたいなことはしていますから、税金投入の話をだしてもいい時期にきています。

★投資家は誰かの書いた脚本で踊らされているのか…?

 為替介入するよりも、どれだけ効果的か分かりませんね。全体的に、手詰まりになって打つ手なしという感じで、投機筋もそこに目をつけて攻めている感じもあります。まあ、私があれこれ勝手な憶測をしても仕方がありませんので、基本を強気において、あさっての変化日に備えておきましょう。ただ、もし、米国が公的資金投入や、為替介入に踏み切ったら、今、通貨安に苦しんでいる新興国には大きなダメージになることは確か…。下手をすると投機筋に狙い撃ちされる可能性も出てきます。あ~あ、まったく今の経済情勢は、あちらを立てればこちらが立たず…。誰がこんなややこしい経済情勢を作り出した。これで、企業や個人が破綻し、財産や担保が差し押さえされ、そして、財政が悪化した新興国が借金して国の建て直しをする…誰が財産を手にし、誰が金利を取り続けるんでしょうか…。

 今回のサブプライムローン危機には、どう考えても不自然なことが多くあります。最近、1929年の大恐慌が演出されたものだった…という学説がでているようですが、ITバブルの時には馬鹿みたいに金融を締め、バブル崩壊後は馬鹿みたいに金融を緩め、その間、1929年の再来を防ごうと設けて数々の規制を取っ払い、当局の監視が及ばない相対売買市場を巨大化。やりたい放題やってきた結果が、今なのです。演出した…という言い方は好きではありませんが、お互い、今回のことを1929年と比較して考えてみる必要がありそうですね。

 あのときも、どこかの国が通貨供給量を無茶苦茶増やし、途中で、引き締めに転換したことから悲劇がおきています。もしかすると、今は、まだ、悲劇の序曲かも知れません。どこかの誰かが、さらにt富を収奪するために、さらに効率的な金儲け(戦争?)を演出しても不思議ではありません。1929年の大恐慌をはさんだ、二つの大戦で超え太ったのは~?

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米国の金融株に底割れの危機…市場は耐えられる…?
 7月1日火曜日の日経平均は18円18銭安の1万3463円20銭、TOPIXは0.03ポイント安の1320.07と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは85、RSIは30、25日線かい離はマイナス4.2%でした。出来高概算は18億6000万株、売買代金は2兆1000億円。

★短期指標は売られすぎゾーン入り…?
 日経平均は9日連続安で、サイコロは売られすぎゾーンに入ってきました。RSIも30で売られすぎの20%台までもうちょいの所まできています。ただ、日経平均は9連敗ですが、今日も値上がり銘柄数(871)は値下がり数(728)を上回っており、このところ指数と実際の相場つきのかい離が目立っています。それだけ、先物の影響を受けている、ということなんでしょう。
 
 今日も引け近くまでは、プラス圏で推移していまいたが、為替市場で、欧州系銀行の格下げが行われる、との噂がでたところから、円が急騰。つれて、先物が売られ、あっというまに、マイナスになってしまいました。だからインデックスは当てにならない…。相場の実体をあらわす指標を探さねばいけませんね。もっとも、そんなのがでてきたら、また先物をくっつけて実体を分からなくしていくんでしょうが…。

★日銀短観は内容のほうが大事…利益が圧迫されている
 とにかく、経済指標と金融株の動向に敏感な相場になっています。今日は日銀短観が発表されましたが、前回よりもかなり悪化していたのに、事前予想より良かった…といって買い先行で始まっています。ただ中身を見ると企業の経営環境の悪化が目立ち経常利益の減益幅が拡大しています。「予想より良かった」といいますが、大体相場はアナリストの事前予想を織り込んでいたんでしょうか。CTAなどの先物業者の関心は景気や企業業績などではなく、単に現物と先物のサヤなど、理論価格と現実価格のずれだけ。とても、ファンダメンタルを織り込んでいるとは思えません。おそらく、利益の悪化予想を改めて織り込まされることになるんでしょう。

★利上げに強気のEUだって足元はサブプライムと不良債権の山
 とにかく、今晩のISM製造業景況指数、3日のECBの理事会、米国雇用統計をみるまで、動きが取れません。円、ドル、ユーロは三すくみの状態で、シカゴIMMの取り組みを見ても週代わりで変化しており、方向感がまったくつかめない状態です。ECBとFRBの間の不協和音が市場の関心事項になっていますが、今日、ECBのトリシェ総裁とポールソン財務長官が面会する予定になっており、何らかの手が打たれる可能性もあります。これまで、金融危機の中心は、米国だけのようにいわれてきましたが、サブプライムがらみの証券化商品の残高は欧州の方が多いといわれており、今後、危機は欧州に飛び火する(すでにしている…?)可能性もあるといます。

 EUは高めの金利をつづけてきたために、ユーロ高により輸出がダメージを受け始め、景気に問題がでてきました。当面は、インフレ対策優先で利上げを続けるのでしょうが、そうなると、金利上昇が金融機関を直撃し、評価損や不良債権が一気に表面化してくる可能性もあります。また、旧東欧圏の国は金利上昇に耐えられないところもあり、最終的にはEU加盟国内で不協和音が大きくなるこのも予想されます。EUだって米国と同様に崖っぷちを歩いているようなもの。ひとつ間違ったら、大変なことになります。

★モノライン大手に上場維持の危機
 さて、昨晩の米国市場ですが、ドル安を映し原油価格が上昇143ドルになりました。なんか価格の予想をすることもばかばかしくなってきましたが、好きにすれば…という感じです。ただ、最近の市況をみると、中国がオリンピックを前にした買い付けを増やしており、この辺が実需を支えている部分もあります。なにしろ、米国のブッシュ政権に価格を抑える気がないんですから、消費国側で、徹底的に消費をおさえるか、代替エネルギーの利用を超スピードアップして取り組むことでしょう。その姿勢を見せたら、産油国も少しは反省するし、また、価格急落の悪夢がよみがえりますから、少しは強調する姿勢もでてくるんじゃないでしょうか。とにかく、ドル安とセットになった原油高を何とかしないと、きりがありません。

 日経平均はどーんと下がったあと小刻みに下げています。このケースでは、またどこかでどーんと大きな陰線が入りやすくなってきます。投機筋も、方向感がでないからおとなしくしていますが、上か下か、とにかく方向感がでたらいっせいに仕掛けてくるはずです。今の、相場の怖さは、一気に大きな動きが出てくる可能性をはらんでいることです。だから、これからでてくる材料には敏感にならざるを得ません。昨日の米国株は何とか小幅のプラスで終わっていますが、金融株の株価は惨憺たる物…。モノライン大手のアンバックの株価は1ドル台に入ってきました。1ドルを割ると上場廃止という話もあり、現実に株価が1ドルを割ったときの市場の反応が気になります。

 最近、「弱気ですね」という電話を頂戴しますが、中期のテクニカル指標が買い信号も出さないのに、むやみに強気になる必要もありません。個人的な手法ですので、間違っているかもしれませんが、次の日経平均の下値ポイントは1万3296円付近になりますから、この辺での反応をみたいところです。ECB理事会と米国雇用統計発表を受けて空く4日の日本市場は変化日にあたっています。週後半までは、じっーと我慢…。


 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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