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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2008/07 | 08
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あまりにタイミングが良すぎる「イランのミサイル試射」
 9日の日経平均は19円03銭高の1万3052円13銭、TOPIXは2.02ポイント高の1285.53と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは68、RSIは10、25日線かい離はマイナス5.5%でした。出来高概算は19億6000万株、売買代金は2兆1300億円でした。整理が足らないと思っていた騰落レシオが60台に入ってきました。週のRSIも昨日の下げで40%台に入ってきました。整理は順調に進んでいるといっても良いでしょう。

★あまりにタイミングが良すぎ…「イランのミサイル試射」
 それにしても、タイミングの良いこと…。もしかしたら規制がかけられるかも知れない…と、いっせいにWTI市場から資金が逃げ出しかけた矢先。イランがミサイルを飛ばしてくれました。これで、せっかく135ドル台に下落していた油もお釈迦…。相場が崩れかかると、ゴールドマンザックスの原油価格上昇のレポートが発行されますし、それでもダメならナイジェリアの反政府ゲリラが石油施設を攻撃しますし、ちょっと崩れが大きいときはイランが登場する…と、最近の原油価格建て直しのストーリーは決まりきった感じがあります。時々は「出来レース」ではないかと、思うことさえあります。

 考えすぎでしょうが、今日の動きは、まさに絶妙のタイミング~…。中距離ミサイル9発を試射した…とイランの国営放送が伝えたと、報じられたことから、債券先物買い・株先物売りの裁定(最低)取引が始まり、同時に先物筋の売り崩し、国内投資家のヘッジ売りと、先物に売りが集中。いつもどおり最低解消売りがでて、現物市場が値を消してしまいました。

 予想外に米国株が強かったことや原油価格の急落で、見込みが狂った先物筋にとっては、まさに渡りに舟の材料でしたね。なにしろ、ミサイルの中には射程キロ数が2000キロを超え、軽くイスラエルまで届いてしまうものもあったようですから、投資家を脅し上げるには絶好の悪材料です。今日の日経のCTAや海外投資家の行儀の悪さの記事ではないですが、また「がせねた」を流してきたのかと、一瞬疑ってしまいました。

★ちょっと脱線して、いつも海外投資家にだまされる日本の投資家について考えた
 香港や上海など他のアジア市場は落ち着いていますから、やはり、相場を崩したのはいつもの先物筋のようです。今週末にオプションがらみのSQを控えていますから、彼らも必死なんでしょうが、おかげで現物市場は完全に「死に体」になってしまいました。こんな状態で、上海など新興国市場が立ち直ってきたら、また、ジャパンパッシングなどと、調子に乗せられて買いに行き、徹底的にむしられる投資家がでてくるんでしょう。
 ちょっと横道にそれますが、最近、投信の運用不振が話題になっています。何故日本の投信は、株価が上昇して話題になっている時にしか設定にいかないのでしょう。皆がこんな市場はもう終わりだ…といっている時に設定すると、少なくとも半分になったりすることはないと思うのですが…。

★「日本人とオイルダラーが買いに来たら終わり」
 海外のプロの運用者の間では、「オイルダラーと日本人が買いに来たら相場も終わり」という、ジンクスがあるようですが、ベトナムのときも中国のときも、その他の高金利国ファンドなど、大体日本のファンドが設定を終わると間無しに天井を売っているようです。全部、ぶつけっれて玉を引き取ったんでしょう。これなら、昔、親会社の証券会社が手持ちしている引かされ玉を引きとっていたころの投信とちっとも変わっていないと思うんですが…。人気ばかり気にしないで、もう少し、ファンダメンタルを重視
した投資をしたほうが良いと思うんですが…。いつまで、たっても海外投資家に生き血をすすられるのはかないません。そろそろ、日本の証券関係者の方は現物市場の建て直しに奔走したほうが良いと思いますよ。大体、関係者がきちんと仕事をしていれば、今日の日経のような記事が出てくることなんかないはずです。これだけ、先物筋にかく乱されたら、まともな投資家が市場から去っていくのは当たり前です。

★目先は戻りの限界ためしの相場
 また、愚痴になってしまいますから、もとに戻しますが、米国株は原油価格の下落やバーナンキFRB議長のありがた~い「金融期間救済策の延長」の方針が示され株価は急騰して終わりました。やはり、ここ何日間の下ひげは伊達ではなかった…。それとともに、2000年ごろに3年がかりで形成したテーブルの強さが改めて確認できた感じです。チャート的には、このテーブルで下げ止まっても、反発できずに横ばいになるかな…と思っていましたが、昨日の動きで反発力があることも改めて確認できました。イランの悪材料が飛び出してきましたが、例年通りならWTIが天井をつけるのは7月…。今年もそのコースを歩み始めていますから、目先は反発期待が持てるところ。

 とにかく、サミットが終わりました。本来なら、環境だ、農業だ、省エネだ…と言いたいところですが、新興国の実体はインフレ退治や国内の景気維持で何の利益も生まないでコストばかりかかる省エネや環境に取り組む余裕はありません。それどころか、今週末にはGMの決算発表、来週の大手金融機関の決算発表と試練は続いていきます。

 これまでにも書いたように、リバウンドサイクルに入っているものの、上値は13週線まで。その13週線も下降を始めている…。ときては、多くを期待することは出来ません。当面は、逆三尊底の完成をまって、中期の買い場を探すところです。その意味では、週足のRSIが40%台に入ってきたのは、良いことです。当面は、目先張り方針に徹し、決して深追いはしないことでしょう。やはり、米国次第…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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