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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2008/07 | 08
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新たな火種がでてきた米国金融不安
 10日の日経平均は15円08銭高の1万3067円21銭、TOPIXは5.23ポイント高の1290.76と、ともに小幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは66、RSIは13、25日線かい離はマイナス5%でした。出来高概算は約20億株、売買代金は約2兆円とともに見送り気分の強い展開でした。

★ミサイルに反応しなかったWTI相場って…?
 ニューヨークダウは、230ドルを超える下げ…これを受けた日本株は、15円高…。強いのか、弱いのかまったく分からない動きになってきました。イランのミサイル試射を受けた昨日の米国ですが、WTIの原油はそれほど敏感に反応していません。このところ急落していますが、すでに投機筋を中心に市場ら2兆円近く資金が逃げた、という推計があります。このところ、米国の高速道路から渋滞が減った、という話がありますから、需要が本格的に減り始めた…と、読み、投機筋も早めに撤退した、というところでしょうか。このままだったら、例年通り、冬場の需要期が始まるまでお休みということになるのですが…。

★やはり気になる米国の金融株…新たな火種が登場

 さて、問題は原油が下げの原因でないとしたら、犯人は誰だったのか、ということになります。シティーやメリルリンチ、リーマンブラザースなどの金融株が大きく値を崩していますが、それをさらに上回る二桁下落した金融株があります。半官半民の住宅金融会社、ファニーメイとフレディーマックです。住宅価格の下落で財務内容が急速に悪化しており、格下げ懸念や資本調達の必要性が指摘されています。とうとう、ここまできたか…という感じですが、政府もこの両社が不測の事態に陥った場合にどう対処するか検討している、と言いますから、事態は相当深刻です。

 このところ、投資銀行や証券会社の破綻時の処理法をFRBや政府が検討するなど、事態はどうも悪化の一途をたどっているようです。FRBから、プライマリーディラーに期限付きで融資する特別措置もさらに半年延長する方針をだしたばかりでなく、FRB、ECBとも、連日市場に資金を供給し続けています。日本では、銀行間で資金の融通をしあうことで資金の調節をしていますが、米国やEUの銀行間の金利はとんでもなく高く、この銀行間の貸し借りの機能がいまだに円滑にいっていません。もし、中央銀行が資金供給を止めたら、いっぺんで資金ショートを起こす金融機関がごろごろしているということでもあります。

 問題は、サブプライムだけでなく、オルトーA、プライムローンと、どんどん債務不履行や利払いの停止が進み、これらを組み込んだ証券化商品がどんどん値下がりしていることです。また、それだけでなく、M&Aブームを支えたレバレッジ融資、商業用不動産融資、消費者ローンなど、資産劣化がどんどん進んでいます。こんな状態ですから、銀行も怖くて、相手の銀行に貸せない…。また、変な噂が流されて資金の引き出しにあったらかなわないから、できるだけ資金をたくさん持ちたい…として、ヘッジファンドや不動産ファンドなどから無理やり資金を引き上げる…というような事が始まっています。だから、決算の状況を見ないと、買えないし、また、悪かった場合にそなえて、手持ち株を減らしておこうということなんでしょう。3月のときと比べ、危機の内容が変質していることが気になります。

★まだ健在…テーブルの支持力
 さらに下値リスクがでてきて、結構、下がったような感じになっていますが、まだ、株価はテーブル(2000年のITバブル時に3年間持ち合った下値支持帯=チャート解説6月13日分参照)で止まっています。原油価格もバレル135ドル台まで落ちていますから、もう少し下がったところで安定してくれれば株式の方にも好影響を与えてくるはずです。とにかく、ここはテーブルの下値支持力を信じるしかないようです。

★先物に振り回されっぱなしの日本株
 さて日本株のほうですが、見送り気分の強い中、先物に振り回される展開が続いています。明日が、SQですから、先物の手仕舞いなどがあり、日経平均はなんとかプラスで終わらせてもらえました。個別株の場合も、まだ買戻しの方が優勢で、まともな投資家なら、米国の情勢を見極めないととても買いにでてはいけないということです。以前から、「逆三尊底」が完成することが次ので直り相場の条件…としていますが、1月の安値をきらないことが条件。

 このところ、日足をみると5日移動平均線に頭を押さえられながら下落し、パターンが滝の落ち口と似たような「瀑布型」をつけ始めたのが気になります。NYダウもこのパターンを示した後、急落しています。サミットが終わったことで、環境関連も息切れになっていますが、今日の相場をみても物色の柱がなく、早急に何か柱が登場しないと、全体が崩れてしまう恐れもあります。このところ、いわゆるテーマや指数とは無縁の株の下落が目立ってきましたが、全体が気崩れを起こさないことを願うばかりです。今晩のWTIの動向と米国金融株の動きが当面の焦点になります。

 以前から、書いているように中期的な買い場はまだ少し先…。しばらく相場をはなれて、四季報の銘柄研究でもしてみてはどうでしょうか。いろんな要因がからみ、今期も増額修正するような企業が結構あるみたいですよ。
 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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