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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2008/07 | 08
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米国市場が気にしているのは「金融問題」
 週末11日の日経平均は27円52銭安の1万3039円69銭、TOPIXは4.85ポイント安の1285.91と、ともに小反落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは67、RSIは13、25日線かい離はマイナス4.9%でした。出来高概算は23億株、売買代金は約2兆5700億円と、オプションがらみで増加しています。

 それにしても、家の前の工事は何とかならないか…。毎日、毎日同じところを掘り返して同じ作業をしている。ちょっと変じゃないか…。一日中工事の音はうるさいし、アスファルトの匂いは頭を痛くするし、こんなのが8月まで続いたら、身が持たないよ~。うっとうしさのレベルでは、今の米国の金融危機以上かも知れない…。奈良の経営者の方から電話がかかり、最近、書いていることにまとまりがないけど、体調でも悪いの…ときた。もう、関係者、誰か来て責任取れ!

★先物業者の意向ひとつで動きが決まる日本市場って、問題ないの?
 ごめんなさいね。ストレスが溜まりまくっていますので、まず、ガス抜きから始めさせてもらいました。なんか、昨日の続きで、あまり書くこともないような感じですが、今日の動きを見ていると、一体日本の投資家はどこへ行ってしまったの?という感じです。「プットオプションの関係で損をしないように買い支えをやった」などと、いう活字が何の違和感もなく新聞に載っています。個人の都合で相場を動かして良いのか…と思うのと、同時に、そんな簡単に日本株は動かせるのか…と、情けなくなってしまいました。

 また本来なら、昨日ニューヨークが高かったのですから、日本株も高く始まってくるはずですが、寄付きから、債券先物買い・株先物売りを組み、その後先物にまとまった売りを出し、現物とのサヤを詰め裁定解消売りを誘って売り崩す、ワンパターン攻撃を繰り返しています。まさに、やりたい放題です。幸いなことに、裁定買い残の絶対水準が少ないですから、急落するようなことはありませんが、国内投資家の押し目買いが入ってきませんから、ますます、先物の影響が大きくなってきます。

 流石に、米国のほうで、住宅ローン買取のフレディマック、ファニーメイの経営を政府が肩代わりする可能性があると、ニューヨークタイムズが伝えたときは、株価は上昇しましたが、それでも引けにかけては今晩のGMから始まる決算発表を懸念。国内投資家などが先物で売りつないだことから、結局、安くおわってしまいました。本来、先物など派生商品は現物市場を補うものとして導入されたはず…。現物と先物のサヤだけで機械的に動く市場に個人投資家が嫌気がさして、市場から、姿をけしているのでしょう。現物市場が死んでしまった株式市場で、元気が良いのは先物市場だけ…。一体、どんな市場になり、どんな値付きになるんでしょうか。逆に、興味がありますね。

★「ファニーメイとフレディマックに政府が経営てこ入れ」は消化難
 さて、昨日のニューヨークですが、一時安値を更新したものの、大型のM&AやFRBと政府が金融安定化に努めると証言したことで、イランの2回目のミサイル試射と原油価格の急上昇という悪材料があったにもかかわらず、株価は上昇して終わりました。このことをみても、今の市場の関心事が、金融問題にあることがはっきり分かります。ただ、今日のフレディマックとファニーメイの記事については、今晩の市場は動受け止めるのでしょうか…?みようによっては、政府が管掌しなければいけないほど状態が悪いの…?と、とることもできます。GLOBEXもこの材料に関しては、消化しきれないのか、小動きに推移しています。

★ダウは上がっても、GMや金融株は安値水準に下落 
やはり、今晩から始まる決算発表の方が気になる、というのが本音でしょう。昨日のNYダウは80ドルを超える上昇ですが、GMは6.2%も下げ、再び10ドルを割り込んでいますし、AIG(8.2%安)、シティバンクなど、いずれも安値付近で終わっています。個人的にはかなり織り込んでいるとは思いますが、何しろ、欧米金融機関の不良資産は日々増殖しているだけに、予断を許しません。四半期ごとに損失を計上し、そのたびに、奉加帳をまわして世界から資本を集める…ところが、その次の四半期決算では、最初に投入した資本は減少している、という状況がつづいていますから、いずれ世界の金余り国からも敬遠されるときがくるはずです。結局、公的資金の投入に追い込まれていくことになるのでしょう。

★欧米の繁栄を支えた金融テクノロジーが、逆回転を始めた… 
このところ、欧米の金融の話を書いていますが、「正直、もういいわ…」というお叱りの電話も頂戴します。結構、楽観的な話も出ていますので、もう分かりきっていると思う方がおおいのでしょう。ただ、今回の問題の複雑さは、金融テクノロジーを使いローンを数倍に膨らませて資金運用し稼いできた、という点です。これが、いっせいに、収縮をはじめているのです。このてこの原理を使って数倍に拡大した資金が、ヘッジファンドなどの投機資金だけでなく、M&Aや新興国への投資資金などいろいろ形を変えて世界に拡散しているのです。それがいっせいに収縮をはじめて、元のところに戻り始めたら何が起きるのでしょうか。最近の、新興国の通貨や株式の下落と、今説明したことは何の関係もないのでしょうか。

 ちょっと、ややこしい話ですが、ここのところを分かっていないとこれから起きることを予想できません。資金は、均衡を求めて欧米の銀行に収斂していくことになりますが、そのとき、新たな資金供給を担うのはどこになるのでしょうか。少なくとも、これから金融テクノロジーに酔いしれた後遺症に悩まされる欧米銀行ではないことだけは確かです。最近、日本の金融機関を見直す動きが出てきましたが、ここからおきそうなことを前提にすると、簡単に理解できるのではないでしょうか。このところ、株価の面でも日米の同時性が失われてきました。金利や為替面を考えると、これから始まるインフレ対策では日本が一番柔軟性を持っています。この点では、欧米とは大きく異なってきます。

 残念ながら、新しい世界を担うビジョンが日本にはありませんが、欧米のプレゼンスが低下したアジアでは否応無しに(資金供給者としての)日本の存在感がめだってきます。非常に夢があることだと思うのですが、今の日本の政治家や官僚たちは対米追随に甘んじて自ら考えることを放棄していますから、この役割を果たして担えることができるかどうか…。1500兆円の個人金融資産の全てを吸い尽くされた後で、ポイと見放されてからでは、何もできませんよ。

 とにかく、今週の動きをみていて、ニューヨークダウのテーブル(6月27日付けチャート解説参照)の強さが確認できました。中期のテクニカル指標も買いゾーンに入ってきましたから、来週あたり、米国の決算発表で市場が荒れたら、買い場になるかもしれません。久しぶりで、チャートブックでも買って銘柄チェックをしてみようかな…。

 アスファルトの揮発ガスと騒音にやられて、取り留めのないことを書いてしまいました。ただ、今回の欧米金融機関の損失は、低金利と低リスクの時代に借金を膨らませるだけ膨らませて儲けた金儲け手法が逆回転をはじめたもの…。なまじのことでは、終わらないものであることを頭の中に叩き込んでおくことが大事です。それでは、良い週末をお迎えください。

 それにしても、臭いし、うるさい。

 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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