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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2008/07 | 08
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公的資金投入のためのごみ掃除がはじまった
 17日木曜日の日経平均は127円15銭高の1万2887円95銭と続伸、TOPIXは14.37ポイント高の1263.65と反発して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは72、RSIは23、25日線かい離はマイナス4.6%でした。出来高概算は16億8000万株、売買代金は1兆8600億円と、急減しています。

 困りましたね~。大して戻しもしていないのに指数だけは上昇しています。おまけに、日足をみると5日移動平均線を上回れない、ときています。なんか、昨日の「空売り規制」が投機筋を完全にびびらしたみたいですね。昨日も書いたように、空売りするならちゃんと決められたように株券を手当てしてからやりなさい…ということで、当たり前のことを言っているだけなんですが、昨日の米国市場は慌てて買戻しをしていたようです。どうも、まともな売りをしていなかった投機筋が多かったようですね。

★公的資金投入のためのごみ掃除がはじまった
 また、昨日もちょっと紹介したのですが、ベアスターンズの経営破たんと最近のリーマンブラザーズの株価下落に、大手証券のゴールドマンザックスと大手ヘッジファンドが介在していたと、ウォールストリートジャーナルが報じていました。両社とも、株価が崩れる前に、CDS市場で、GS証券の手口が目立っていた、といいますから、その後の一連の投資判断の格下げや投資不適格のレポートは一体なんだったのでしょうか…という事です。もともと「政商」という評価を受けているGS証券ですから、先回り的にやったのでしょうが、今回の株価の下落や原油価格の高騰では、説明のつかない不可解な動きが多すぎました。

 一流紙がここまで書いたんですから、証券取引委員会も動かざるを得ないですね。原油価格だって、英国の店頭取引市場を使ってキャッチボールをやlって価格を引き上げた可能性すらあります。とにかく、米国や英国で金融関係者は規制緩和を良いことに「無茶苦茶」をやっていたわけです。それが、今回はっきりしました。日本でも、為替筋や先物筋、裁定業者は、おかしな話を流して、腕力で相場を動かしてきましたが、このところ急におとなしくなってしまいましたね。本国で調査が入り、手が後ろに回ったらどうしようとなったら無茶もできない、ということでしょうか。不正ぎりぎりの商いがなくなったら、相場全体が活況を失った、としたら、今までの相場は一体なんだったのでしょう。 

 また、原油市場の方もガタガタになっきました。もともと、7月ごろは、夏場のドライブシーズン用のガソリン生産が一段落して原油の需要が減少し、相場がピークをつけることがおおかったのです。このブログでも、7月が焦点になりそうと、書いておきました。意外と引っ張っていたので、今年は違うのかな、と思っていましたが、どうやらその兆候が出てきたみたいです。ただ、撤退していなかった投機筋は、尻尾の先まで食ってやろうと、「原油買い・米国株売り」のロング・ショートポジションを組んでいたようですから、昨日の株価の上昇をみて、慌てて反対売買したことが、原油価格の下げにつながったようです。結局、とろい投機筋がババをつかんだだけで、本来、一番取り締まられなければならない筋はさっさと撤退して、穴のなかにこもってしまったんでしょう。

★掃除は始まったが、膨れ上がった爆弾はまだそのまま
 まあ、いろんな意味で相場の流れに変化は出てきたようです。ただ、少ない資金を無茶苦茶なレバレッジを利かせてとてつもない規模まで膨らませた「金融商品」はまだそのままです。住宅価格や地方の不動産価格は日々下落し、M&Aのために発行した債券も買い手がなく値下がりをしています。今晩決算を発表するメリルリンチも、レバレッジを利かせるだけ利かした商品が値下がりを続けており、毎日、自己資本が蝕まれています。結局、ぼろ儲けしていたときに買った経済情報会社ブルームバーグを売る羽目になってしまいました。

★無茶して儲けた分を全部はきだすまで市場の制裁は終わらない
 本当なら、投資会社ブラックロックも売りたいのですが、中国のSWFの資金が入っているだけに無茶もできない…というジレンマに追い込まれています。実際、中国の銀行による英国の銀行バークレイズへの出資がキャンセルになりました。こんなことが続いたら、もうアジアの銀行やオイルダラーに奉加帳をまわすこともできず、自己資本不足から経営破たんということにもなりかねません。バブルで儲けた連中が全てを吐き出すまで、市場のいたぶりがおわらないことは、日本人ならすでに経験済みですね。

 結局、今日の日本市場は冷静に事の成り行きを見守っていた、ということでしょう。もうすでに、米国経済は海外からの資本導入がなかったらやっていけなくなっていますし、今回の金融危機で、ドルというより米国への不信感を植えつけてしまったということです。とんでもない金融商品開発の共犯である英国銀行への出資を中国が見送った、というのは、その証みたいなものです。海外から資金が得られなくなったら、米国の金利は上昇していかざるを得ません。それもすごい勢いで…。

★世界で低迷し始めた大型株
 また、日本や中国、オイルダラーが米国で購入した国債などの金融商品は売りたくても売れない状態になってしまいました。まさに、外貨準備を人質にとられたようなものです。なにか、とんでもなくややこしい時代が始まりそうです。ただ、米国で生き残っている製造業に力が入ってくることは確か…。
これまでの英米金融主義に乗っかって買われた株は、今後も売り圧力を受け続けます。しかし、一方で、レバレッジを利かせた大きな資金の受け皿になれずに、売られてきた中小型株には傷ついていない新しい資金の投入が始まります。

 でも、まだだいぶ時間が足りない。当面は、今回のどたばた劇の幕が下りるか、結末がみえるまで慎重にかまえたいところ。 

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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