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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2008/07 | 08
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英米金融システムの崩壊は、世界「多極化」の幕開け
 週末25日の日経平均は268円55銭安の1万3334円76銭、TOPIXは34.29ポイント安の1298.28と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは80、RSIは52、25日線かい離は0.1%でした。出来高概算は17億7000万株、売買代金は2兆円と、週末でもあり、総見送りという感じでしたね。

★金融破たんの悪夢がよみがえった…?
 昨日のニューヨーク株が、中古住宅販売が落ち込んだほか、失業保険の申請件数が前月から4万人ほど増加した、ということで、やはり、金融はしんどい…失業者が増えたので景気も悪くなる…と、分かりきったような材料で下げています。数字が事前予想より悪かったから売られた…ということのようですが、どうも米国人は数字ではっきりさせないと動けないようです。私なんか、頭が単純ですから、今の米国の経済がどんどん悪くなっているのは当然のこと。事前に数字を予想しようがしまいが、方向性として悪い方向に向かっているのが間違いないと思えればそれで良いんですが…。

★個人の能力に依存しすぎる米国のシステムって…
 アナリストやエコノミストの下手な予想に頼るから、数字の変動によって一喜一憂しなけれ場ならなくなる。日本も、米国と同じようなシステムに移行していますが、果たして、全幅の信頼を置けるだけの力を持ったエコノミストはいるのでしょうか…。有名な投機家のジョージソロス氏のお眼鏡にかなったのは、竹中大先生ではなかったようですよ。ソロス氏いはく「日本のエコノミストのなかで、気の利いた質問ができ、記憶に残ったのは一人しかいない。確か、大手証券の細身で眼鏡をかけた…」と話した、といいます。竹中さんと対立して一時マスコミから姿を消したRさんですね。最近、「日本経済を襲う二つの波」という本を出版して、世界経済に警鐘を鳴らしています。

 また、横道にそれそうですが、それほど世界に通用する実力を持った人材がいないのに、肩書きばっかりつけられて、勝手予測をし、ちょんぼばかりかまされては、頼りにするほうは正直たまりません。今回の米国の危機もこんな数少ない個人の能力に頼ったことが、インサイダーみたいな不正な商いを生むことになりました。日本の金融当局も、アメリカからうるさく言われるから、そのまま制度を導入するのではなく、今回の金融危機の原因や不正行為をしっかり分析して、もっと効率的なシステムを作るべきでしょう。

★英米システムの否定がこれからの世界の潮流
 結局、戦後(今も続いているが…)の占領政策の中で、米国には逆らわない、米国は優れている…と、国民が刷り込まれてしまっているようです。最近、こんな書き込みが増えましたが、結局、これから始まる「多極化」の世界は、英米覇権主義の徹底した否定から始まってきます。価値観が多様化してきますから、自らの国益を考えられない国は、はっきり取り残されてしまいます。今回の、英米の金融崩壊は、「多極化」の序章でもあるのです。だから、国をリードすべき政治家や官僚に猛省を望んでいるだけです。今、中国で起きていることも、中国国内で「多極化」を求める動きが始まっているとみることもできます。このあたりを、理解して今後の経済を考えなくては、何も理解できません。

★株価の行方は昨日の書き込みを参照
 目先の株価の動きについては、昨日チャート付きで、しっかり解説しておきました。やはり、屈折点が近づいていた日米とも今日お辞儀をしました。米国は、大体昨日の終値を中心にしたもみ合い…日経平均は、1万3295円に未整理のポイントがありますから、来週はこのポイントを押さえたあたりから反転すると思われます。

★指数の伸びに大きな期待はできない…各論相場が基本
 ただ、以前から言っていますように、指数的なものの大きな伸びを期待するのはいかがなものでしょうか。決算の減額修正が出ている最中に、果たしてPERの16倍や17倍が許容されるかどうか…。結局、割高だとか何とか理屈をつけられて、裁定取引や何か日経平均と反対の動きをするものをくみあわせたロング・ショートポジションでくずされてしまうことになります。

 このところ、中小型株を重視するように言っていますが、指数取引に絡んだ大型株やインデックス採用銘柄は、昨年、内容に関係なく単に流動性がある…という理由だけで、CTAやヘッジファンドに変われました。彼らは、今回の金融危機で、これから真綿で首を締め付けられるようにいたぶられ、これまで仕込んだ株も否応なく売らされてきます。これからの需給関係は最悪ですね。

 一方、中小型のものは、どれだけ中身が良くても、単に、「流動性が無い」という理由だけで、売り飛ばされて来ました。変な「背後霊」がついていないんですね。その分、企業の成長性などが素直に繁栄されてきます。昨日も、酉島製作所のことを書きましたが、これから、企業の先見性が発揮されてくる例として、日本調剤薬局を調べて見られたらどうですか。将来の制度改正をにらみ、早くから先行投資をしてきたことが、来期から一気に花開いてきます。大型株とことなり、小型株ですから成長力が素直に業績の変化率になって出てきます。そのあたりが、良く分かると思いますよ。

 このように、これから大事なことは、日経平均がどこまで行くか…という話よりも、各論で、株価が成長する株をどうして見つけていくかに神経を使ったほうが良いと思います。相場がもたもたしている間に、しっかり企業研究でもして見てはどうですか…。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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