大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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いよいよ、9月相場へ…決算対策売り、GSE救済、グルジアと原油市況…難問山積み
 8月最後の立会いとなった29日金曜日の日経平均は304円62銭高の1万3072円87銭、TOPIXは35.18ポイント高の1254.71と、ともに大幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは74、RSIは38、25日線かい離はプラス0.1%でした。出来高概算は17億7000万株、売買代金は2兆300億円と、低水準ながら前日比では増加しました。

★25日線を回復したが、まだ下方圧力は残ったまま…米国次第か…
 今日のハイライトは、1万3000円の大台を回復した、こともありますが、やはり、25日線を上回ってきたことでしょう。25日前の対応点が、1万3300円台ですから、まだ25日線は下向きのままですが、今晩のニューヨーク次第では、横ばいから上昇転換の道も残されています。日米とも月末…という特殊要因がからんでいますので、ドレッシングなどから、かさ上げされている、とも考えられますが、NY市場次第では、テクニカル的に好転が期待できるだけに、まずは、今晩のNYに期待する、としましょうか。

★NYダウ、三度目の正直で上値抵抗帯突破なるか…?
 さて、そのニューヨークダウですが、昨日、急騰した、とはいえ、高値は1万1700ドル台…。以前から指摘している高値抵抗帯(3月安値1万1740ドル付近)付近に来ています。 今回で3度目の挑戦になりますが、突破して抵抗帯の上に抜けられるかどうかが、当面の課題になります。昨日の急騰は、米国第2・四半期のGDP改定値が3.3%と、速報値の1.9%を大幅に上回った、ことによります。ただ、グルジア問題は、ロシアの強硬姿勢から意外な広がりを見せ、欧州向けの原油供給の削減懸念から、WTI市況にも影響が出始めており、今日は、瞬間1バレル120ドルに乗せる局面もありました。ドルもやや弱含んでいますので、株式市場がこのあたりの悪材料をどのように消化してくるか…、が、注目されます。

 本来なら、日本株の場合も、先物売りでヘッジするところですが、もしかして「三度目の正直」から、米国株が高値更新をすると、まずいので見送ったことも、日経平均がほぼ高値引けしたことにつながったのでしょう。残念ながら、日経平均の月足は陰線で終わりましたが、2ヶ月連続して、下カゲを残しており、とりあえず底打ち感は強まるかも知れません。頼りない「総合経済対策」も何とか姿をあらわしましたが、公明党との妥協の産物で定額減税を盛り込む…など、現内閣が一番やりたくないことも入っており、中身が「総選挙対策」を意識したものであることは確か…。結局、株式市場の評価は中立…ということになりそうです。

★9月相場は、決算対策売り懸念、GSE救済劇の山場で「注意」
 いずれにしても、ここから一段高するためには、ニューヨーク株が、高値抵抗ラインを突破できるかどうかにかかってきます。変な期待はしたくありませんから、冷静に9月相場を見ると、まずファニーメイとフレディマックの9月末の債券借り換えをめぐって初旬に救済問題が表面化する可能性があること…、次に、9月は金融機関の決算対策から株式や債券の売りが増加してくる可能性があること…など、決して明るいものではありません。特に、決算対策売りにかんしては、地銀や大手銀行を中心に証券の評価損が拡大していることや、地方を中心にした景況感の悪化から、利払いや元本の変換が滞った不良債権が増加しており、この償却のための有価証券の売却が増加する可能性もありそうです。

 3月末に決算したときの平均値は1万2700円台といわれ、このときの比較で株式の評価損はでないものの、問題は不良債権の増加。先日の、日経でも書かれたように、金融機関の不良債権は予想外に多くなっています。この問題は、前3月期決算ではそれほど問題になっていなかった問題だけに、注意してみておいたほうがよさそうです。

 とにかく、日米とも難問を抱えたまま9月相場に突入します。日本は、需給悪だけを心配していればいいのですが、米国株は突発的な悪材料が出る可能性があるだけに、できるだけキャッシュポジションは上げておいたほうが良いのかもしれません。ロシアも、上海協力機構で、中国を巻き込もうとしたものの失敗しており、振り上げたゲンコツのおろしどころを迷っています。米国が大統領の交代期で、明確なメッセージが出せないため、問題がこじれる可能性もあります。読みの難しい問題が多すぎますね。

 とにかく、9月に入って、実際の動きを見ながら判断し行動していくしかなさそうです。明日は、株式レポートを作らねばなりませんが、時間が取れたら、チャートの検証でもやってみたいと思います。(できなかったら、ごめんね…!)


 

 

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新安値銘柄の中身に注目
 28日木曜日の日経平均は15円29銭高の1万2768円25銭と3日ぶりに反発したものの、TOPIXは4.16ポイント安の1219.53と続落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは81、RSIは39、25日線かい離はマイナス2.5%でした。出来高概算は13億8000万株、売買代金は約1兆4600億円と、前日に比べやや増加し、連続最低記録の更新はなりませんでした。

★日経平均の値幅が44円では、先物でも儲けられない…
 自分が言い出したとは言え、今日のこう着状態はまったくひどいもの。一日の値幅が44円ということですから、ニューヨークの動きを受けて寄り付きに動いたら、あとは終日動きなし…という所ですね。本来なら、そろそろ強気になりたい所ですが、短期のテクニカル指標がなかなか思ったところまで下がってくれません。今日もこれだけ、重苦しい相場ながら、値上がり銘柄数が613もありますから、なかなか騰落レシオもRSIも低下してくれません。これでは、先物も儲かりませんね。そのうち、先物も現物市場の補完商品だということがわかるでしょう。

★新安値銘柄の中身に注目
 ただ、そろそろかな…という動きもでてきました。日経平均はプラスですが、大型株の影響が大きいTOPIXはマイナスになっています。今日の新安値銘柄を見てみますと、112に増加していますが、問題はその中身。さぞかし、ぼろ株が多いだろうと思っていると、だいぶ様子が違います。建設や不動産、地銀株は分かりますが、オークマや東芝機械、牧野フライス、住友重機、ダイキン、東芝など早々たるブルーチップが並んでいます。いずれも、世界の景気と密接につながっていた企業で、市場が世界景気の後退を懸念していることが分かります。

★これからは、天井の時期で相場観が変わる
 でも、ちょっと違った見方をしてみましよう。これらの輸出型の優良株は、昨年7月から8月、世界の株価が天井を打つのとほぼ同時に天井をつけています。他の中小型株は、2006年の1月ころに天井をつけ、ほぼ2年半にわたって売られてきましたが、これらの主力株はまだ売られ始めて1年しかたっていません。つまり、需給関係の整理が十分にできていない…いまだに、ぶら下がっている人がたくさんいて、需給関係が悪い、ということになります。さきほど、新安値にぼろ株が顔を出していないと書きましたが、2年半をかけて売られてきていますから、「売るべきものは、売られてしまい需給関係が好転している」ということなんでしょう。

 新安値に入った住友重機は今期の予想EPSが67円ですから、今日の引け値から見たPERは7.7倍…。もうすでにファンダメンタルとは関係の無い「需給関係」という厳しい世界に入ってきたように思います。今後、世界の景気の状況、原油価格動向によっては、海運、鉄鋼、商社なども新安値候補に入ってくるはずです。一つの相場が終わり、次の相場に移るには、全ての株が売られる必要があります。すでに、中古型を中心にする一般株は、じっくり日柄をかけて売られてきました。でも、まだ、最後の最後まで高値で踏ん張っていたところが、売られていませんね。ここが売られたら、初めて底入れが完了するわけです。

★天井が近い主力株の新安値入りは底が近いことの証…?
 だから、新安値銘柄にぼろ株がなく、一方で、主力株が顔を出し始めてきた、ということは、相場の最終局面が近づいていることの兆候でもあるのです。もしかしたら、一般の株も再び新安値に顔を出すような下げがくるかもしれませんが、そのときは、全面安で最後の整理局面になりますから、絶好のチャンスと見て、買いにでるところでしょう。もちろん、そのときは主力株はリバウンド、長期の株価成長株は中小型株のなかからでてくる…というストーリーになるはずです。

 大手や外資系証券の話を聞いていると、どうしても主力株やブランド企業の話が多くなってしまいます。アナリストの数が少ないですから、本当に将来性の大きい株は、全てがカバーできずに未調査になっている企業がたくさんあるのです。ここから大事なことは、自力で「成長株」を見つけ出せる実力を身につけること…。最近、長期の話が多いとお叱りをこうむりますが、流れが変わろうとするときに、目先の動きを追っても仕方がありません。目先の動きについても、一月以上前から、日米とも振幅が小さくなってくる…と解説してきたはずです。

★目先は「反動」の動きに注意
 あえて、目先をいうなら、現在は「反動」の時期。為替市場では、異常なインフレ恐怖症のドイツが利上げ論を言い出したこと、地政学要因と在庫の補填から原油先物が上値模索の動きになったことで、ドル高・原油安という相場の後押し材料が崩れていますが、これも反動の動き…。現実問題として、輸出の落ち込み、金融危機、景気の減速という状況でEUの利上げは不可能。また、欧米やアジアの景気減速で需要が減少するのに、原油の上昇には限度があります。

 原油の先物をみると、ボリンジャーバンドの2シグマとマイナス2シグマの間を動いており、現状では、上昇しても122ドル台どまりと思われます。相場環境に狂いが出ているにもかかわらず、日米とも相場がしっかりしていることのほうを評価すべきでしょう。ただ、神経質な状況は今後も続きますから、ますますこう着状態を強めてくる…。これからは、直近に高値をつけた数量株ほど要注意…。

 

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書くこと無いから、相場の天井時期でも予想してみようか…
 ちょっと電話が長引いて書き込みが遅れました…

 27日水曜日の日経平均は25円75銭安の1万2752円96銭、TOPIXは5.66ポイント安の1223.69と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗と底値ゾーンに到達…。騰落レシオは81、RSIは39、25日線かい離はマイナス2.5%でした。このところ連日縮小を続けている市場エネルギーは、出来高概算が13億452万株と13億株割れ寸前、売買代金は1兆3440億円と、今日も減少しました。

★指数は小幅安だが、実体は…?
 指数的には小幅安で終わっていますが、値上がり銘柄数は478に対し、値下がり銘柄数は1110…実質的には、大幅な下げ相場になっていてもおかしくはありませんね。今日は、債券先物が急落していましたが、市場筋では最近買い越してきた海外投資家の手仕舞いがあった、と見ているようです。おそらくその関係で、「債券先物売り・株先物買い」のロング・ショートポジションが作られ、それに刺激されて「裁定買い」が入ったんではないでしょうか。どうも指数の動きを見ていると相場の実体が分かりにくくなります。裁定業者にとっては、利益が3倍になっている株も、大幅な赤字の株も裁定取引の対象としてはおんなじ扱い…。指数売買が続いている限り、インデックス採用銘柄はファンダメンタルとは別の動きをすることになりそうです。

★全てが動きを止めている…?
 ただ、その指数売買も最近ではできにくくなってきました。あれだけ、乱高下を続けてきた為替、原油、株式などの相場商品の動きがめっきり少なくなってきたために、方向感がつかめなくなってきました。急に話が飛びますが、皆さんは株の勉強をされたときに、一度は江戸時代の米相場師・牛田権三郎の「三猿金泉録」を読まれたことがあると思います。その冒頭に「天性理外の理」という項目があるのを知っておられるでしょう。 「大極動きて陽を生じ、動くこと極まりて静なり、静にして陰を生ず。静なること極まりてまた動く、一動一静、皆天地陰陽自然の理なり……」とあります、まさに、全ての事象が動きを止めつつある今、この相場の箴言を自らに言い聞かせるところに来ているのではないでしょうか。「陽は、陰に」、「陰は、陽に…」。次に、動き始めたときには、大きな流れが生まれます。今は、その流れを見極めるときにあると思われます。

★今度の相場の終わりは何時…?
昨日も、3年先までのストーリーを勝手に書きましたが、ちょっと違った視点から見ると、一目均衡表では雲のねじれが相場の変化点になるといわれます。少し長い目ですが、日経平均月足の一目均衡表のねじれは2010年の9月~10月ごろにくるようです。 また、戦後の相場の波動を追うと、一つの波動は約85ヶ月くらいで終わっています。今回の相場は2003年の4月から始まっていますから、この数字を充てはめると、2010年5月…という数字がでてきます。「ほんまか…?」と言われそうですが、92年に1万4309円で底打ちして、2000年4月までボックス相場を続けましたが、この期間も実は約90ヶ月。ほぼ、平均値に合致していたのです。

 上昇幅はまちまちでしたが、一つの相場の持続期間は85ヶ月以上でした。今回だけが例外になるとは思えません。おそらく、どこかで(昨日書いた年末~年初?)、2010年のどこかで終わるだろう、今回の相場にむけての流れが始まるはずです。実は、バブルの大相場も、この持続期間の点では例外ではなかったのです。問題は、そのとき何が動くのか…ということ。これを見つけることが、最後の挽回のチャンスにかけることになります。

★目先は予想通り小動きに
 目先の動きについては、日米とも「下値支持帯」と上値抵抗線にはさまれて、動きをなくしてくる…と以前から書いてきましたが、だんだんそんな感じになってきました。世界のリーダー、最大の消費者としての米国が次期大統領の選出をめぐって動きを止めています。ロシアのグルジア侵攻も北朝鮮の核開発再開宣言もこの間隙をついたものに他なりません…。大統領が決まれば、米国が動き、米国が動けば世界が動いてくる…。新聞が書き立てるように、新たな冷戦構造が復活してくるなら、日本も今みたいな中途半端な動きから開放されてきます。

 ここから始まる2年は、おそらく投資の世界にとっても最も面白い期間になるはずです。今の膠着した動きに惑わされず、「天性理外の理」の箴言を心に刻んで次の相場に備えましょう。

 それにしても、マスコミ各紙、これだけ連日不動産関係会社が倒産しているのに、何で大きく扱わないの…?どこかから報道規制でもかかっているの…?な~んか、変!

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米国市場は世界景気の減速を意識し始めた…?
 26日火曜日の日経平均は99円95銭安の1万2778円71銭、TOPIXは9.90ポイント安の1229.35と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは87、RSIは32、25日線かい離はマイナス2.5%でした。市場エネルギーは相変わらず少なく、出来高は概算13億4000万株、売買代金は1兆3700億円でした。「えっ!、今日は半日立会いだったっけ…」というような薄商いが連日続いています。株をやっても儲からないから、金利が高いオーストラリアドルでも買いに行くか…という感じでしょうか。

★また、マンション業者の大型破たんがあった…
 今日もNYダウの写真相場でした。福田内閣の「総合経済対策」関連の話は出てくるのですが、市場はまったく無関心を装っています。「国民のために、弱者のために…」は、結構なことですが、格好つけてるかたわらから、また、不動産開発会社の「セボン」(東京)が620億円の負債を抱えて倒産しました。今年に入って建設・不動産関連の経営破たんは200社を軽く超えています。手持ちの物件を抱え込んで、売れないままに資金繰りに窮したもののようです。不動産業界では、「売りたい(換金したい…)」物件が多く持ち込まれ、ダンピング状態になっているようです。先日、経営破たんしたアーバンコーポレーションのように、外資系証券が関係し、不透明な増資が行われたように、資金調達力を持ったダーティな連中が弱みに付け込み稼ごうと、うごめき始めています。

★「金貸すな…」の神の声が経営破たんを招く…
 アーバンの物件も、結局、外資や金融機関などの債券者の手に格安の条件で落ちていくのでしょうが、景気が立ち直り市況が回復したら、彼らの手元には、また大きな利益が転がり込みます。バブル崩壊後に、ゴルフ場やホテル、アミューズメント施設などが、次々と外資の手に落ちていきましたが、今回は、「金貸すな!」という、神の声一つで、つぎつぎと、不動産関連会社が破たんしていきます。特定の業種ばかり200社以上も破たんしている…それも、遠因は建築基準法の改悪による事業の停滞…。破たんした経営者は、やりきれないのではないでしょうか。

★関心は選挙対策より、米国と中国の景気
 まさに自分たちで作り出した「不況」に対し、「経済対策でもないだろう…」というのが、市場の本音でしょう。まさに、しらけきっています。なにか、相当大きな「サプライズ」を与えないと市場は活気付いてこないのではないでしょうか。結局、関心は、米国の景気・クレジットクランチ(信用収縮)の動向、中国の景気対策の内容に向かっています。昨日の、NYを見ても、市場の関心は、金融問題より、世界の景気動向に向かい始めています。金融株については、あれだけ不安材料が流されながら、安値を更新したのはAIG一社。問題のファニーメイやフレディマックは逆行高しているんですね。それもともに出来高はともに一億株を超えています。

 以前にも書いたように、売り方はかなり無理して買い戻しを急いでいるようです。GSE2社は、9月末に数千億ドルの短期債券の乗り換えを予定していますが、これが円滑に行くかどうか微妙な情勢。乗換えができなければ、即、返済負担がきます。今のような状態では、誰も資金を貸してくれませんから、結局、政府に泣きつき、市場が一番期待している公的資金の登場…となるわけです。まさに、売り方が怖がっているのは、このときの市場の反応…。乗換えを円滑に進めるためには、早ければ、9月早々にも公的資金を投入しておかないと、乗換えが進みません。

★IMFが世界の経済成長率を下方修正 
結局、弱気の話が山ほどでているのも、できるだけ多くの売りを誘って、買い戻し玉をぶつけたいということなんでしょう。だから、この問題については、あまり心配はしていないんですが、昨日は、少々状況が異なります。製造業や輸出関連株まで売られており、市場が世界の景気を気にしだしたことが分かります。直接には、IMFの世界経済の成長見通しが下方修正されたことに端を発しますが、オリンピックが終わっただけに、米国でもこれからの中国景気を気にしだした…ということでしょう。

★中国政府の景気持続への意思は本物…?

 ただ、以前からいうように、中国経済に占める北京の比率は4%程度。オリンピックが終わり、資材調達の必要がなくなることから、物価も落ち着きを取り戻してくるはずです。また、これまで、米国を意識してとってきた輸出抑制策の見直しや、沿海部へ党幹部を派遣して、輸出企業の実態把握に勤めるなど、景気対策へ向けて準備を進めており、成長に減速感が現れたら早い時期に景気対策が発動されると思われます。以前から、書いているように、四川地震の復興や沿海部から内陸部への企業誘致、労働集約的な産業から高付加価値産業への転換、環境対策など課題が多くあり、大きな落ち込みは無いものと思われます。あまり、悲観的に考えるのはいかがなものでしょうか。

 また、原油価格が落ち着けばインフレ懸念が低下し、ベトナムやバングラデッシュなど新興国の経済が復活してくることも予想されます。とくに、中国の労働集約的(利益の少ない)輸出産業の見直しは、バングラディッシュなど周辺低賃金国への投資を促してきます。

★景気後退機関は短く、株価は先行して上昇へ
 すべての鍵は原油価格が握ってきますが、大事なことは、景気の長期循環が上昇波動に向かったとき、景気の落ち込みは「浅く、短い」のが特徴。米国の景気は、昨年の第4四半期(10-12月)にマイナスになっていますので、すでに一年近くを経過しています。通常なら景気低迷は17ヶ月程度といいますから、来年の中盤には米国景気も回復してくることになります。株価は先行して織り込みにかかりますから、早ければ年末~来年はじめくらいから上昇を始めることになります。

 「そんな計算どおりに行くか」といわれそうですが、そのあたりから金利も商品価格も原油も上向いてくるはずです。金利が上昇してきますから、初期には大型株が動いても、長期的な視点では、金利の上昇を上回る成長が可能な中・小型株しか生き残れません。2009年~2010年にかけ、最後のおいしい相場がくるのではないでしょうか。

 目先は、日米とも、下値抵抗帯と上値抵抗線に挟まれて大きく動けないことはこれまでにも書いてきました。ただ、NASDAQだけは別…ともしてきました。これまで書いてきたストーリーを理解していただければ、何故NASDAQなのか、ということが分かっていただけるものと思います。

 今日は、3年先までのストーリーを書いてみました。とにかく、大弱気が流され、大商いになっているのに安値を更新しない米国の金融株…納得いかない動きがあったら「なぜか…?」を常に考えてみることが大事です。投資の世界では、人を儲けさせる為に、今から自分の買う(売る)株を教えてくれるような奇特な人はいないということを知っておくべきですよ…。

 

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予想通りの反発だが、日米とも上値は限定的…?
 朝夕、めっきり冷え込んできました。日中も長ズボンをはいていないと寒いくらいです。地球温暖化ではなく、地球は寒冷化に向かっている…という学者がいましたが、欧米の排出権取引推進「利権」者らは、そのうち寒冷化の原因は過剰な炭酸ガスの排出にある、と言い出すんじゃないでしょうかね。そろそろ、世界の一般の人々は欧米エスタブリッシュメントの欺瞞性に気づかねばなりませんね。

 さて、週明け25日の日経平均は212円62銭高の1万2878円66銭、TOPIXは22.83ポイント高の1239.25と、ともに5日ぶりに反発して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗。騰落レシオは94、RSIは49、25日線かい離はマイナス1.95%でした。出来高概算は13億株、売買代金は1兆3840億円と、ともに今年最低水準で終わっています。月曜日で手がかり材料難とは言え、いくらなんでもこれは無いだろう、という感じです。

★景気対策に市場は期待せず…最大の景気対策は官僚の規制をはずすこと
 市場は一体何を待っているんでしょうか。今月中に策定する…という「緊急経済対策」を待っているんでしょうか。大枠については、いろいろ政治家さんたちが言ってくれているんですが、今回の「官製不況」を生み出した、建築基準法の改悪、金融商品取引法、消費者金融法の3つの悪法について修正するような文言は一句も出てきません。せっかく手に入れた権限は絶対手放さない…という、官僚の意図が見え透いています。実際、これだけ日本経済の足を引っ張り、中小企業者の最後のよりどころだった「町金業者」からの資金調達の道もふさぎ、一方で、金融機関に対しては、赤字になるような企業には融資するな…と、行政指導する…。

★海外ファンド経営者も驚いた不動産市況の下落…海外投資家が下落の演出者に気づかないことを願うばかり…
 今日の日経で米国の企業再生ファンドの大物が、日本の景気と不動産の落ち込みに「意外感」を表明していましたが、まさか、行政が不況の黒子になっていることや、金融監督庁が旗振り役になって不動産融資を制限している、というところまではご存知なかったようですね。これが、海外投資家の素直な反応なのです。行政は、不動産関連業に進出してきたアングラマネーを締め付けるつもりで、やっているのでしょうが、彼らはそれなりにファイナンスをするルートを持っています。結果的に、闇世界と関係の無い善良な業者が融資の道を閉ざされて破綻していっている、というのが現状です。

 今の日本経済で必要なことは、小泉内閣から取り上げられた権限を取り戻そうと躍起になっている官僚から、もう一度、企業を解き放ってやることです。先ほどの、米国のファンド経営者は、「これだけ低金利の日本で不動産市況が悪化するのは驚きだ…」と、話していますが、何故こんなことが起きているかを海外投資家が知ったとき、何が起きるか…。投資家自身も良く考えておくべきでしょう。新内閣の陣容をみても、官僚支配体制に戻そうとする福田内閣の意思がはっきり見えています。小泉内閣の規制緩和と改革推進路線を信じて買った数十兆円という海外投資家の玉が、売り切られているなら話は別ですが…。しかし、政治や行政が国民生活の足を引っ張るという国も珍しいのではないでしょうか。

 ややこしい話を書きましたが、今日の日経のファンド経営者の日本経済に対する実感は今後の海外投資家の動向を占う上で非常に大事なものだと思います。もし、新興国市場が立ち直ってきたら、この反応が素直に行動になって出てくるはずです。注意してみて行きたいと、思います。

★予想通りの反発だが、上値は大きくない…鍵は原油価格

 さて、週末の書き込みで、米国株は底値に届いた…?と書きましたが、予想通り、急反発しました。原油価格が急反落したためですが、やはり、市場の反応はこれから原油価格がどう動くのか…ということ。このところ、米国の原油在庫が減少していますが、高値の原油を買うより、安値でかった在庫を使ったほうがいいということで、在庫の取り崩しを進めた結果、だと思われます。先週の反発は在庫の補填を兼ねた実需の買い、だと思われますが、早とちりした投機筋が買いついた分もあるようです。その後に、来た週末の下げですから、また再び120ドル台にしこりを作ったことになったのではないでしょうか。今後、実需の買いがどれくらい入るか分かりませんが、場合によっては、産油国の減産もあるかもしれません。もしかしたら、下値が固くなりながらこの辺で上下動を繰り返し、冬場の需要期をまつことになるかもしれません。

 そうなると、せっかく反発した株価ですが、やはり大きな反発は望みにくいのではないでしょうか。直近の株式レポートでも日本株は当面26週線へ、米国株は以前上昇トレンドを支えてきたラインへ、それぞれ反発するのでは…としましたが、このストーリーが崩れるには、原油の一段安が必要になります。その際、ドルはさらに一段高することになりますが、財政赤字や金融機関の赤字対策ファイナンスにはプラスになるものの、米国経済で唯一無傷で残っている「輸出」にはマイナスに作用します。過度なドル高も困る…という事でしょう。

 結果、指数的には大きな伸びは期待できず、個別の材料株に流れが向かうことになります。NASDAQの力強さ、日本株でも小型成長株には、長期の上昇トレンドに入りかけた企業がたくさんあります。ここからは、単なるリバウンド株と値幅取り銘柄の見分けをしっかりする必要がありますよ。

 

 

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日本市場に必要なのは将来への「夢」…補正予算の金額じゃないよ!
 中小企業の社長さんとの経済の話が長引いてしまい、書き込みが遅れました。株のことといい、中国の景気といい、経営者の方も大変ですね。でも、こっちのほうも、株だけではなく世界の景気情勢について意見を求められますから、正直大変です。ただ、どの社長さんの口からも「日本は政治が景気をつぶしているから、ダメだ…」というのは、同感です。

 さて、22日週末の金曜日の日経平均は86円04銭安の1万2666円04銭、TOPIXは8.11ポイント安の1216.42と、ともに4日続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは85、RSIは43、25日線かい離はマイナス3.5%でした。サイコロとマイナスかい離は、「もうちょい」というところまで着ましたね。ただ、市場エネルギーの方は、出来高概算14億7000万株、売買代金は1兆5000億円…。来る所まで来た、という感じですね。

★配当利回り20%銘柄…!
 この低迷振りについて、市場関係者は、内外とも夏休みが多いから…とか、オリンピックをやっているから…などと、説明しています。でも、数字の上で、日本株を見ると、配当利回りが20%や30%を超えるなど、高金利商品も顔負けの利回りになっている株がごろごろしています。また、PBR(株価純資産倍率)でも、0.3倍とか0.4倍台の銘柄がたくさんあります。PER(株価収益率)でみても、5倍台など以前なら信じられない定率PERに放置されている銘柄も数多くあります。

 企業の含み資産を考えると、実態価値の3分の1くらいで買える企業がごろごろしていて、まさに「宝の山」のはずです。それでも、買われません。世界中で金が余っているのに、なぜなんでしょうか。海外の投資家に言わせると、「確かに今の数字は割安かもしれない。でも、先行き、日本の成長が落ちていけば、今の数字は決して割安ではなくなる…。落ち込み方次第では、割高になるかもしれない…」という、事なんでしょう。また、なにより「日本企業のことがわかっている国内投資家が買わないのは何故…?」と、言うかもしれません。来月中盤過ぎになれば、「配当取り」の動きが出てくるんでしょうが、配当利回りが20%や30%を超えているものや企業の実態価値の数分の1で買える…ということ自体を問題視しなければならないのではないでしょうか。

★「夢」の無い市場には割安なものは無い
 結局、海外投資家が「先行き…」というように、今の日本経済に「夢」が描けないということなんでしょう。企業はそれなりにがんばっているんですが、何しろ、建築基準法の改悪で多くの自殺者や企業倒産を発生させるなど、政治家と官僚があれこれ企業活動に干渉してくるのもですから、日本経済が「生気」を失っています。最近の不動産関係の倒産多発にしても、特定3業種に対する金融機関の融資に、金融庁が過剰に干渉している…から、とする話もあります。これだけ、景気をつぶしまくっているのに、次は消費者庁の設置です。がんばって仕事をしてくれたら、最後に残った「個人消費の砦」もつぶされてしまいます。今の政治家さんたちは、誰かから日本経済をつぶすように支持を受けているんでしょうか。「聖子ちゃん」…あんまり張り切って仕事しないで良いからね…。

★社会不安の増大が心配
 小泉政治の評価はいろいろ分かれますが、良かったことは、何がなんだか分からないが何か日本が変わりそう…という「夢」を内外の投資家がもったことです。政権が交代して以後は、何か、一個一個蚤をつぶすように、小泉以前に戻す作業が進んでいるような気がします。ロシアは中央集権に戻って経済だけはよくなりましたが、日本は全てが悪くなっているような気がします。もし、政治家や官僚が、分かっていてやっているのなら国民に対する大きな背信行為です。ゆがみを受けて、個別に痛ましい事件が発生していますが、これが集団的なテロ行為に発展しなければ良い…と思うばかりです。今、日本に蔓延している「閉塞感」と「無力感」は大変危険な信号だと思っています。

 また、横道にそれましたが、とにかく今の日本経済と株式市場の再生には、将来こうなる、という「夢」を示すことしかありません。国内の投資家が自身をもって国内株を買う、という土壌を作ることが肝心です。今の政府が考えている対策では、何の効果も上げないはずです。

★裁定取引もできなくなりだした…?
 なんやかんや言いながら、今日も株は安く、週足の引け値は7月16日につけた安値を下回ってきました。先物に振り回される流れは変わりませんが、買い板がどんどん薄くなっていますから、裁定解消売りも満足に出せないようになってきているようです。デリバティブ市場が現物の補完市場であることがだんだん分かってきましたね。東証のように現物市場が死に掛かっているのに、デリバティブばかり品数を増やそうという、馬鹿な考えもそのうち引っ込めなければならなくなります。

 とにかく、7月中旬の安値を切ったことで、ここからは3月安値に対する2番底を心配しなければならなくなりました。原油は1バレル122ドル台に入ってきましたが、ボリンジャーバンドからみれば126~127ドルもありそうな感じです。何とか下値支持線で踏ん張ってくれるものと期待しますが、為替や原油、NYダウの動き次第では…。当面、ポイントは1万2493円。整理が終わっているので、ここまでは無いと思いますが、来週は13・26週移動平均線の下押し圧力と下値支持線の支持力との戦いになりそうです。

★米国株は調整末期…?
 米国では、昨日の下げで、NASDAQのほうが、当面の下値目標である25日線に届き、止め型をつけて終わってきました。NUダウの方も、下値から戻して終わっており、ともに「悪くない」格好で終わっています。まだ、悪材料が山積みですが、昨日も書いたように、「空売りの買戻し」という事情を忘れてはいけません。たとえば、破たん候補にも挙げられたシティですが昨日の出来高は1億378万株。つぶれるかもしれない、という株を誰が1億株も買っているんでしょうか。売り規制が発動される前の売り残は1億5200万株近くもありました。米国の金融株の周りには悪材料だらけ…。にもかかわらず、金融株の出来高は異常に多い…。結局、悪材料を流しながら、売りに来る連中に買い戻し玉をぶつけている…としか思えません。

 売り玉が入れ替わったとき、何が起きるか…。今の楽しみはこの一点です。来週は、海外要因が全て…。原油上昇ならNYダウ、下落ならNASDAQを中心にしたハイテク株…。日本はそのあとをのこのこ追っていく…。
 

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トレンドの中間修正の動きか、米国売りに回帰か…見極めが大事
 21日木曜日の日経平均は99円48銭安の1万2752円21銭、TOPIXは8.84ポイント安の1224.53と、ともに3日続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは41、25日線かい離はマイナス2.8%でした。出来高概算は15億7000万株、売買代金は1兆6430億円と、市場エネルギーは減少の一途です。だんだん生気が感じられない相場になってきましたね。上に行こうにも、下にいこうにも、手がかり材料が何にも無い状態で、相場はこう着状態を強めてきました。政治も経済も何か止まってしまったという感じです。

★週足移動平均線がデッドクロスへ…下値支持線との間でこう着状態が強まるか
 さて、日経平均がもたもたしている間にテクニカル面は悪化し始めました。下降中の13週移動平均線と同様に下降している26週移動平均線がデッドクロス寸前になっています。ともに、下降していますから、その分下押し圧力が強まりますので、しばらくは下値を模索するような動きになるかもしれません。ただ、日経平均の週足サイコロは3勝9敗、RSIは昨日で31ですから、中期指標はほぼ下値圏に届いています。全体が膠着相場に痺れを切らして「プッツン」し、下値抵抗ラインを切るようなことがあれば、話は別ですが、しばらくは「イライラ」した相場が続きそうです。以前から、裁定取引で上がった相場は裁定取引で下がる…と書いてきましたが、最近の動きをみると、結構、先物価格が現物価格を下回り裁定解消売りが出る機会が多いのですが、薄商いにもかかわらず大きく崩れません。年金資金による、株価の買い支えみたいな話が流れていますが、案外、当たらずとも遠からず…かも知れません。指数は当てになりませんが、とにかくここで大事なことは、底割れしないことが確認できること…。

★連日出てくる米国金融株の悪材料
 昨日も書いたように、連日、米国の金融株に関する悪材料が流れてきます。相変わらず政府系住宅金融会社(GSE)2社に関する話が多いようです。フレディマックのトップが政府関係者と会って、当面のことについて話し合った…、GSE2社に投入する資金は400億ドル程度は必要…、リーマンブラザーズへの資金供給枠をスイスの銀行が絶った、同じくリーマンが韓国の銀行と中国の証券会社との資本導入交渉に失敗した…など、何故だか「空売り」の残高が多い企業に集中して出てきます。

 GSE2社については、倒産確率を見るCDS指数は低下気味で、市場では何とかなるのではないかと、見はじめました。売ってる人は気持ち悪いですね。買い戻してしまうまで、まだまだ、金融株に関する悪材料が流されてきますので、眉毛に唾をつけて、話を聞くようにしたほうが良いでしょう。

★気になるトレンド修正の動き…
 ただ、ここに来て、これまでの「ドル高・原油安・商品安」の流れに巻き戻しの動きが出ていることには注意が必要です。GLOBEX市場でWTIは1バレル116台後半に入っていますし、為替は1ドル108円台の円高になlってきました。シカゴのIMM(通貨先物市場)でも、対ユーロを中心にドルの買いポジションが積みあがっていますから、投機筋としては仕掛けのポイントに来ています。何しろ、8月初旬に9450枚のユーロの売り越しは、わずか1週間で3万3000枚に急増しています。円の売りこしも13000枚ありますので、ここで巻き戻しが起これば、予想外のドル安が出るかもしれません。中間的な方向修正の動きだとは思いますが、ちょっと注意してみたほうが良いかもしれません。円・ドルについては108円台の半ばに、強力な壁がありますから、このあたりがドル買戻しのポイントになると思われます。

 これから、景気後退色が本格化してくる欧州を考えると、中期的に、ドル高が進むと思うのですが、原油相場に変な仕掛けが入ると、どうなるか分かりません。やはり流れを見極める必要がありそうです。

★底抜けしない保証が得られない限り、全力投球は不可
 とにかく、現在の相場の位置は、日米とも、米国売りの巻き返しが終わり、次に移行する中間調整期に位置しています。元の流れに戻るのか、また米国買いが続くのか…市場が気迷っているところでもあります。それだけに、自分で方向を決めて動くのはリスクが残ります。あまり指数に振り回されず、高進捗率銘柄を狙えば良いと思いますが、やはり、大事なことは相場全般が「底抜け」しない保証…。それがはっきりするまでは、玉を細くして短期方針で相場に対処するところ…。
 

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米国から流れてくる弱気なニュースの裏を考えよう
 20日水曜日の日経平均は13円36銭安の1万2851円69銭、TOPIXは2.17ポイント安の1233.37と、ともに小幅続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは91、RSIは38、25日線かい離は、マイナス2%でした。出来高概算は16億3000万株、売買代金は1兆7200億円と、市場エネルギーは低迷したままです。日経平均は小気味良いくらい下げてくれるんですが、騰落レシオとRSIが落ちません。今日も、値上がり数が値下がりを上回っており、指数と関係ないところでは、結構、物色意欲が強いことが分かります。

 以前から、今回の相場の下値支持線は、2003年に大底をつけたときの「逆三尊」の両肩を結んだラインとしてきました。今日もかなり押し目を作りましたが、このライン付近から押し戻されています。下値は固くなっているんですが、上値…となると、手がかり材料が無いだけにどうしても先物売り→裁定解消売りで押さえられてしまいます。どうしても、米国市場にしっかりしてもらわないといけませんね。

★弱気の意見に素直に耳を傾けるのはいかがなものか…
 今日のところは、中国で景気・株価刺激策期待から上海株が大幅高したことから、なんとか小幅安ですみました。まあ、今晩のニューヨークがどうなるかにかかってきますね。金融株に再び弱気材料が飛び交って、金融株を中心に売られましたが、言われている材料はこれまでのものの蒸し返し。米国も政権交代へ向け大きく動き始めていますし、11月の大統領選挙まであとわずかになりました。選挙戦に勝つためにも、現政権は不様な政策を採ることはできません。売り方にとっては、いまが一番怖いとき…。昨日も書いたように個別で1億株を超える空売り玉を処分するのは生半可なことではありません。徹底的に弱気の話を流して売りを誘い、買い戻し玉をぶつけていくしかありません。

 株式関係者の間では弱気の話がたくさん流されているようですが、今、大事なことは、大量の空売り玉をいかに、損が無く買い戻すか…。昨日の株価をみても、政府のてこ入れ必至の政府系住宅金融機関2社は別にして、シティにしてもメリルにしても安値を更新していません。もしかしたら、大弱気を流しながら、売り玉の整理が着々と進んでいるのかも知れませんよ。いつもどおり、考えの甘い人がたっぷりと空売りしたら、相場が上昇していく、というパターンなんでしょう。

 プロの連中は、まだ金融株が下がると思っていても、「上がるかもしれない」というリスクがあれば、急いで買い戻してくるはずです。これから大統領選挙というのは、売り方にとっては「最大のリスク」になると思ったほうが良いでしょう。そう考えると、既出の悪材料を持ち出してきて大弱気を行っている裏で何が進んでいるか位は容易に想像がつくはずです。昨日は、25日線も下回ってしまい、私自身も「ちょっと、ちょっと、大丈夫なの」なんて、思いましたが、これから注目すべきはNASDAQ市場の方…。順調に25日線とのかい離修正が進んでいます。昨日引け後に発表されたヒューレットパッカードの第三四半期決算は海外の好調で二桁増益を記録しています。米国の製造業は、海外部門を中心に好調に推移していることがあらためて確認されましたね。NASDAQの出直りは予想以上に早くなるかもしれません。米国株に関しては、表に出てきている材料を自分なりに消化しながら見ないと、大きな間違いを犯すことになりますよ。

★オリンピックの成功は物資の買占めにかかっていた…?
 さて、昨日も中国について書きましたが、今日は6%近い上げになりましたね。政府系の経済研究所のほうから、「内需を中心に景気刺激策」をとる必要があるとの論文が出ましたが、外資系証券の方からも、2000億元~4000億元の刺激策がとられる可能性がある…とレポートがながれ、いっせいに買いに回りストップ高だらけになったようです。昨日の相場では、2318ポイントまで売り込まれ、まさに半値・八掛け・二割引(高値から3分の1)の水準に近づいていました。また、2001年の6月につけた当時の天井2245ポイントに接近していましたから、チャート上でも節値に来ていました。

 また、オリンピックが終わり、物価が落ち着いてくることや原油価格の落ち着きから、景気対策がとりやすいことも関係しているようです。昨日、テレビを見ていたらオリンピックの選手村で北京ダックが大人気…連日、選手の注文が耐えない、と伝えていました。一方、町の専門店のほうでは、北京ダックが手に入りにくいが、なんとかしのいでいかなくては…と、話していました。おそらく、一事が万事こんな調子だったんでしょう。国としてなんとしてもオリンピックを成長させねばならないということで、北京ダックも買い占めた、豚肉も買い占めた、原油も買い占めた、野菜も買い占めた…という状態ではなかったのでしょうか。実際、オリンピックの開催が近づいたころから豚肉が急落した、という話も伝わっています。

 もしかしたら、物価の急騰の裏にはこのあたりが関係していたのではないでしょうか。インフレ懸念が強いにもかかわらず、景気刺激策に踏み切るとしたら、オリンピック後の物価の鎮静化を見越しているのかも知れません。具体的には何をするのかは分かりませんが、株価的には、面白いことになるかもしれませんよ。何しろ、売るだけ売っていますから、このゾーンは真空地帯…。

 米国の方だって、内外の大口投資家が不当に売り叩かれた「ディストレス債」を中心に、どんどん買い始めました。すでに、変化が始まっているのです。海外や商品に逃避していた資金がドル資産に還流し始めています。何故、ドルが強くなっているのか…資金の流れを考えるだけでも分かるはずです。当面は、第一四半期の高進捗率銘柄の再評価から…。良い企業と悪い企業の選別が始まりますから、将来性の無い企業は、どんどん株価の水準を切り下げていきますよ。

 しかし、何時になったら、国内から買い材料が出てくるんでしょうかね…。こら!政治家や官僚ども、選挙のことなんかどうでも良いから、ちったあ、まともに仕事したらどうなんだ…。

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米国株の調整は、テクニカルな過熱感解消の動き…?
 19日火曜日の日経平均は300円50銭安の1万2865円45銭、TOPIXは28.21ポイント安の1235.54と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは86、RSIは38、25日線かい離はマイナス2%でした。出来高概算は15億6000万株、売買代金は1兆7000億円と市場エネルギーは減少の一途をたどっています。個別銘柄を見ると結構調整が進んでいるような感じがするんですが、なかなか短期指標は買いサインを出すところまで落ちてくれませんね。インデックスでかさ上げされているとは、思いますが、なんか相場が素直じゃありません…。

 「はしごに登ったところ、はしごをはずされた…」という感じですね。一体、昨日のわけの分からない上げはなんだったんでしょうか。欧州の脛に傷持つ証券会社が大幅に買い越ししたのが原因ですが、結局、昨日上げた分の「倍返し」下げられました。TOPIXは、前の安値を切ってきましたので、テクニカル的にはちょっといやな感じです。こんな薄商いのなかで、裁定買い残は3兆円近くありますから、本気で解消売りを出されたらひとたまりもありません。国内から好材料の出現を望むのは難しいだけに、ますます、海外からの影響が強まってきそうです。

★米国株の下げはテクニカルな要因…?
 さて、昨日の米国株は急落しました。週末の書き込みでも、上値抵抗ラインの圧力が強いので、いったんは、上昇中の25日線くらいまで下げるかも知れない…としましたが、昨日現在の25日線の位置は1万1472ドルですから、NYダウの引け値1万1479ドルは、きっちりこのライン上で止まっています。また、NASDAQについても、25日線とのかい離が拡大しているから一旦は調整するかもしれない…としておきました。先週末の段階では、かい離率は6%近くに達していましたから、昨日の動きは、当然です。市場では、金融危機の材料を蒸し返していますが、テクニカルな要因の方が大きいのではないでしょうか。

★米国売り巻き戻しの第一ラウンド終了…中間調整へ
 短期のテクニカル指標が加熱している状況は、為替でも同じ…。ドル対ユーロ、ドル対円など、日足のチャートを見れば25日銭とのかい離の拡大、RSI、ストキャスティックスなどは警戒ゾーンに入っていました。それfだけ、米国売りの巻き戻しがきつかった…と言うことですが、テクニカル的には一旦は頭を冷やすところにきた、と思われます。ただ、新しく興ったトレンドはそう簡単にはつぶれません。チャートを見ながら、変化ゾーンに来たらまた買いにくる可能性がつよいと思われます。

★バロンズの記事は買戻しのタイミングを計っていた筋に絶好の口実を与えた
 昨日の、NYダウの急落についても、調整の材料を待っているときに、投資情報誌バロンズが「フレディマックとファニーメイへの公的資金投入の可能性 」という記事を書いたものですから、渡りに舟とばかり、売りを急いだものでしょう。記事中に書かれてあるように、フレディマックが実質債務超過状態にあることは明らかで、外部からの資本調達なしには、経営破たんの確率は限りなく高いのはじじつでしょう。でも、このことはずいぶん前から言われていることです。ただ、金融株への空売り規制がかかる前に主力金融株には1億株を超える売りが入っているものも数社ありました。この決着をどこかでつけなくてはいけません。昨日の下げでは、フレディマックのように安値を更新したものもありましたから、買戻しを入れたところも多かったのではないでしょうか。

 近々、超大手の金融機関(CかRか…?)が経営破たんするという話もながされているようですが、売り方が買い戻すために流した話かもしれません。今のところ、GLOBEXの米国株の先物は落ち着いていますし、為替も再び110円台に入っています。CMEのWTI指数も1バレル112ドル台に低下していますので、今晩は25日線の強さを測る相場になるかもしれません。

★金融危機の後始末に惑わされずに、次世代の成長企業を探せ
 ただ、日米ともこれから注目するのは製造業の動き。今日も、アイホンのタッチパネルを手がける日本写真印刷が高かったり、太陽電池製造装置関連が続伸したり…と、次世代の成長商品を模索する動きも強まっています。直近のレポートでも、リチウム電池関連やリニアモーターカー関連を取り上げましたが、今後、個別に材料株を物色する動きが強まってくるはずです。

 今、眼前に起きていることはすでに「理想売り」の段階でかなりの部分を織り込んでいます。いまは、まさに「現実悪」を売っている段階…。相場的には弱き相場の末期に当たります。おまけに、今回の相場は、英米が進めてきた金融産業の強化が破たんしたもので、これから、新しい時代に移行することになります。何がテーマになるのかは、分かりませんが、食料やエネルギー、環境という言われつくしてきたテーマが、「生存」の安全保障という観点で実現へ向けて動き始めるものと思われます。これまでは、まさに掛け声だけでしたが、今回のオリンピックで本気で取り組めば北京のスモッグも減らせることを国民が知ってしまいました。オリンピック後には、環境問題での圧力が強まってくるかもしれません。

★中国株は「総悲観」の段階へ…今後のことを冷静に考えてみよう

 中国株にしても、株式投資のことをろくすっぽ知らない素人投資家が「政府が株を上げる…」という間違った信じ込みから株を買って、今、金利上昇や総量規制、元高による輸出圧迫という冷徹な経済現象の前に、持ち株をぶん投げているところです。以前から、いうように、北京が中国全体のGDPに占める比率は4%弱…。市場は、マイナス成長に落ち込むような売り方をしていますが、内陸部の開発や電源開発、インフラ整備、四川地震からの復興など、課題は山積み。また、ある程度のインフレは許容しても、9%台の成長を維持しないと失業率が増大して、社会不安が増す…という懸念が今の政府にはあります。また、今後は上海万博にも焦点が移ってきます。

 無茶をやったんですから、ある程度投げきってしまわないと底が入らないのは分かりますが、9%成長が維持されるとした場合、果たして適正な株価はいくらなのか…。どこかで、必ずファンダメンタルの歯止めがかかってきます。どうしても、感情的な意見が多くなってきますが、大事な事は自分なりの世界観と相場観をもって相場を見ていくこと…。第1・四半期に経常利益の進捗率が30%を超えているものを、とりあえずリストアップして研究してみてはどうですか。

 ただ、世界第二の経済の実力を持ちながら、国内から材料の出現を期待できない日本。ロシア、中国、湾岸産油国、インド、ブラジルなど、世界多極化の軸になる国がそれぞれ勝手なことを言い出してきたとき、日本はどの国にも「まあまあ…」で、すますつもりでしょうか。これからの時代に必要なのは、世界と渡り合える「タフネゴシエーター」。今の日本にそんな人がいるんでしょうか。株価の面でも、「まあまあ」でやっているから、世界の性質の悪い投資家が日本に集まってくる…。


 

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しつこい「三角保合い」続くが、米国ではNASDAQの強さに注目が集まる
 週明け18日の日経平均は、146円04銭高の1万3165円45銭、TOPIXは16.44ポイント高の1263.75と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは50でした。市場エネルギーはあいも変わらず少なく、出来高概算は16億8700万株、売買代金は約1兆8600億円でした。何とか25日線は維持して終わったんですが、上値に行くと今月12日に1万3276円から空けた窓埋めや、下降中の13・26週の移動平均線を意識してしまいますので、なかなか上値に伸びることができませんね。まあ、内外とも材料不足ですから、もう少し我慢して相場を見守らなくてはいけないのでしょう。

★変化日に変化したが、「三角保合い」の中では…
 さて、昨日は「満月」。相場の変化日でしたが、金曜日がプラス、今日もアジアはみんな安いのに日経平均はプラス…。変化したんでしょうね~、かな…?まあ、原油価格は115ドル台に切り返し、為替も一時は110円台を割り込み109円台に入っていましたから、このへんを受けたNY相場がどうなるか…。結局、それ次第ということでしょう。以前から、日本株は国内から材料が出る可能性がなく、だんだん振幅が小さくなってくる…と書いてきましたが、今日も、下値には買い物が入ったものの、高値ではきっちり押さえ込まれて終わっています。

★そろそろ話題になりだしたNASDAQ市場の強さ
 「三角保合い」もだいぶ長くなってきましたから、そろそろどちらかに放れてもらわないといけませんが、内外とも刺激材料不足…。米国も3月安値の1万1700ドル付近の抵抗帯がなかなか抜けません。以前からNASDAQとNYダウの強さの違いに注目するように、と書いてきましたが、米国でもNASDAQの強さに注目する向きが増えています。今日も、大手の経済紙が伝えているように、米国の商品輸出が急増している、といいます。あれだけ、ドルが安くなれば、誰だって米国の商品を買いますし、世界一弱い通貨なら、そこを基地にして輸出をすれば有利になります。

 だから、海外からの企業買収や米国内での工場建設に踏み切る海外企業も出てくるわけです。もちろん、米国の資産を買うなら不動産や値下がりしている住宅担保ローンや住宅そのものも対象になってきますね。新興国の場合と違って、米国の場合は、優良資産がダンピング状態…。日本の不動産は海外投資家の買いに拠って底入れしましたが、米国の場合は日本のような極東ではなく、世界の中心に位置する超優良資産。世界中から、投資家が買収に動いてきているようです。

★ユーロもやばくなってきた…やはりドル回帰…?
 特に、これまでドル資産からの逃げ場になっていた欧州が、景気後退に陥っただけでなく、金融機関のサブプライムローン問題、住宅価格の下落など、いち早く米国が経験したトラブルが表面化してきます。景気についても、最後の最後まで金融を引き締めていたわけですから、景気のサイクルからいったら、欧州は今からが景気後退の入り口。すでに昨年第4.四半期(9-12月)から、景気後退に陥っていた米国とは、状況が大きく異なります。したがって、ドル・ユーロでは当面ドル優位の展開になりますから、金融危機の折にドル資産から流出した資金は米国に還流することになります。そのとき、どこに向かうのか…。

 サブプライムの垢にまみれた金融株も「逆張り」では対象になるのかもしれませんが、まだまだリスクは高い。原油価格の下落で利下げ期待も出ていますから、債券に行くのかも知れません。しかし、輸出が急増していることをみても分かるように、長い間、高成長を続けてきた「金融株」に花形の坐を奪われてきた「製造業」に陽があたることになるのではないでしょうか。底値から9%戻したNYダウと同じく14%も戻したNASDAQ市場…。この差はどこからきているのでしょうか。

★輸出基地「米国」の魅力
 人件費の高騰、通貨高など製造コストの高騰から中国での生産を見直し、バングラデッシュなど東南アジアへ生産をシフトする企業が増えています。しかし、原材料の調達、輸送などインフラ面を考えると、むしろ米国での生産が有利になるケースも増えてきます。これからは、新しい技術やサービスを提供しないと生き残っていけませんが、米国にはこのシーズを持った企業が多くあります。商品価格の下落やユーロの後退で資金は有り余っており、世界的な規模の新分野での陣取り合戦が始まるかもしれません。NASDAQ市場の堅調振りが何を暗示しているのか、お互い考えておいたほうがよさそうです。それが分かれば日本株の物色方向も決まる…。



 

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お盆休みが明けたら、次は海外投資家がサマーバケーション入り…たまりませんね~
 週末15日の日経平均は62円61銭高の1万3019円41銭、TOPIXは8.38ポイント高の1247.31と。ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは85、RSIは42、25日線かい離はマイナス0.8%でした。出来高概算は17億8000万株、売買代金は約1兆5800億円…。お盆休みの期間中といってもこれは無いでしょう。日経平均の現物と先物のサヤが逆転する場面がいくらもありましたが、証券会社のディーラーの担当者が夏休みでもとっているのか、解消売りもでてこないという有様で、終日値動きの少ない相場で終わりました。

 市場参加者が少ない相場はこんな状態になるんだ…という見本みたいな相場になりましたね。もともと、日本株はだんだん振幅が小さくなってくる…といいうことは、これまでにも書いてきましたので、それが現実になってきた…というに過ぎません。また、第一四半期決算発表が終わり、次の手がかり材料がなくなったことも見送り気分を強めさせています。せっかくNY市場が反発した、というのにもったいないことです。

★NYダウ。抵抗線への3度目の挑戦。NASDAQは、目先、相場変調も…?
 さて、米国株ですが、昨日も近々大幅高する局面が出るかも…としました。昨日は原油価格の低下もあり、瞬間180ドルを超える急反発場面もありました。でも高値は1万1718ドル…。3度目の上値抵抗ラインへの挑戦でしたが、今回も押さえ込まれました。そろそろ抵抗ライン抜けをしないと、一旦、下押して、再挑戦ということにもなりかねません。一方、NASDAQ市場の方は予想通り順調な揚げ足をたどっています。ただ、こちらのほうも、どこかで大きく伸びないといけません。チャートのパターンでダブルトップ型を付けかけています。25日線とのかい離も拡大していますので、目先はちょっと注意して見る必要がありそうです。日本株は、米国株の「写真相場」になっているだけに、ここで米国株が調整するとちょっと困りますね。

★日本株は内需に警戒感。来週は輸出株の水準訂正も
 ただ、原油安、円安という状況は続いていますので、相場的にはフォローの風が吹いています。しかし、最近のマンション建売業者の経営破たんの増加やGDP統計の個人消費の減少は内需株にとっては逆風になっています。今日も東証一部の新安値銘柄数は107を数えますが、中心は中小建設会社や不動産業…。明らかに内需の低迷の進行を読み始めています。ちょっと相場全般に手詰まり感がでそうですが、ここで注意したいのは為替の動き。予想通り110円台にはいってきましたが、輸出関連株にとっては第一四半期に立てた業績の前提が大きく狂ってきています。

 第一四半期の数字をみてかなり売り込まれましたので、逆に相場環境(円安、原油安、非鉄安)にあわせた見直し買いが入るかもしれません。休みの間に業績の再チェックをしておくのも良いかもしれません。

★株を上げるなら、海外投資家へ日本の針路の明確なメッセージを発信きすべ
 でも、今後の日本株にとって最も必要なのは、国がどちらを向いていくかを示してもらうこと。内需を強くする方策や海外企業との差別化のためにどの分野を強化していくのか…を海外投資家に明確に発信することです。海外のパワーバランスが大きく変化し、新しい極になろうと、ロシアや中国、お金を背景にした中東諸国がそれぞれ存在感を示し始めています。でも、日本は…というと、竹島問題も解決できない、拉致問題に関する米国の背信行為にも詰問できない、ギョウザ問題もいまだ進展しない、という状態。それよりも、全ての面で妥協を繰り返しています。世界が大きく変わろうとしているのに、日本がまったく将来展望を示さないだけでなく、内向きに「引きこもり」的な国策に変わりつつある…。これでは、海外投資家が日本株を安心して持てるわけはありません。

★やはり狙いは「第2次リストラ取り組み株」
 国の方向性が示されないのなら、結局、各論相場で望むしかありません。それも、為替や原油など外部要因によって業績が左右されるのではなく、自らの経営力と企業力で切り開いていける企業群です。以前から、第2次リストラ組みを狙おう…として、数社紹介しましたが、その中で、今日、中山製鋼(5408)が年初来高値を更新してきました。分相応の高炉を廃棄し、付加価値の高い商品に絞ったことが奏功し、業績は急回復しています。時代が大きく変化した、という認識を持つ経営者なら、当然新しい時代に合わせた変革に取り組むはず…。それもできない企業なら、売られ続けて株価に殺されるか、のっとられて、強制的に変身させられるか、しかありません。

 四半期決算で赤字を発表した日本調剤は、意図的に各種の経費を第一四半期に計上してきています。でも、今期後半から来期にかけて、ジェネリック薬を製造する子会社が連結業績に寄与してきて、業績は飛躍的に増加してきます。いまのところは、赤字を嫌気して売られていますが、すこし長い目でみるなら、この急落場面は良い買い場になるんではないでしょうか。一度、決算報告書の中身を自分なりに読み下してみることです。

 さて、日曜日の「満月」を前に今日4日ぶりに、日経平均はプラスになりました。変化日は来週月曜か「今日」…。今日のプラス転換はもしかしたら…。乞う、御期待!

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日経平均はがんばっても、一般の株は「大名行列」状態
 14日木曜日の日経平均は66円25銭安の1万2956円80銭、TOPIXは7.58ポイント安の12138.93と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは83、RSIは41、25日線かい離はマイナス1.3%でした。短期指数は底値ゾーン入りを目指して、順調に低下しています。市場エネルギーは出来高概算が17億6000万株、売買代金は1兆9000億円割れ…ということで、市場参加者が少ない中で、先物筋だけがバタバタ動き回っていただけ、というところでしょうか。

★NYダウのじり高トレンドは変わらず
 金融株への信用規制が空けた昨日のニューヨーク市場ですが、原油価格の上昇やグルジア紛争の先行き不透明など、たくさんのマイナス材料をもらい、予定通り下げて終わりました。でも、ちょっと様子が違いますね。NYダウは瞬間200ドル近く下げる場面もありましたが、取引終了近くは前日比で変わらずのところまで戻しています。日足をみると、先週末、大幅高した時につけた大陽線の寄り付き付近まで下げた後切り返しに入っており、ちょっと面白い格好になってきました。また、これまで上値抵抗線や下値支持線として意識してきた25日株価移動平均線が上向きに転じ、株価を支えるようになっています。

 市場関係者は弱気の材料や日日の上げ下げだけみて、相場を云々していますが、テクニカル的には非常に強い線を出してきました。この2~3日内に、上値抵抗ゾーンへの3度目のトライがあるかもしれませんね。原油価格が、反発していますが、欧米や日本の景気後退、新興国の減速がはっきりした以上、戻れば売られる…という、流れに変化はないと思われます。昨日、108円台に突っかけた円相場も、昨日も解説したように、今日は、しっかり109円台半ばに押し戻されて帰ってきました。最近、チャートの話が中心になっていますが、バタバタしているのは投機筋ばかり…目先張りしていますからファンダメンタルよりも、チャートをよりどころにしている感じがあります。

★プーチンさんが暴れると原油価格は下がる…?
 原油高の一因には、グルジア問題がありますが、ロシアの狙いはグルジアへの干渉を強め、原油供給を通じ欧州への影響力を強めたい、という狙いもあるようです。どうも、裏でどこかの国の覇権を維持したいという連中が、グルジアの大統領をあおった…という、噂もあるようですが、はしごをはずされたような格好になっているのが実情。ただ、いかに強気のプーチンさんも欧米を敵に回してまで、けんかをするだけの実力はまだありません。大統領の辞任など、ロシアが影響力を行使できる形をつけて、引き上げるのではないでしょうか。あまり、頑強に抵抗すると、原油価格を徹底的に下げられる可能性も出てきます。今、ロシアがえらそうにできるのも全て、原油の上昇のおかげ…。60~70ドルの声を聞いたら、ちょっと大変なことになるんじゃないでしょうか。

 グルジア問題というより、ロシアの拡張の動きと原油価格の動きをみていると面白い結果になるかもしれません。とにかく、当面の原油価格は、先物もそうですが、まだまだ上がるとしてタンカーごと買い付けてどこかの港に停泊させている現物玉も多くあると見られ、この投げから、もう一段緩んでくるはずです。これは同時にドル高を意味しますから、米国株はさらに上昇する…という単純発想で望みたいのですが、いかがでしょうか。

★昨日も強かったNASDAQ市場
 このところ、NASDAQとNYダウの動きの違いに目を配るように書いてきましたが、昨日も、NYダウは1%近く下げているのに、NASDAQ市場は0.08%しか下げていません。NYダウが25日線を意識しながら動いているのに、NASDAQは5日線を見ながら動いています。明らかに相場の強さが違ってきました。米国株も日本と同様に、インフレを背景にした相場が展開され、資源株や素材株、商社株、海運株など市況上昇でメリットを受ける株が買われてきました。しかし、一方で、原材料価格の上昇でデメリットを受ける加工型産業は冷や飯をくわされてきました。特に、インフレに弱いと去れるハイテク株は、株価的にも低迷を続けています。しかし、ここにきての、原油価格や非鉄市況の下落は、インフレ懸念を沈静化させ、今度はハイテク株にプラスに作用してきます。

 今の、NASDAQとNYダウの強さの違いは、これを映してきたのかもしれません。今の景況を見たらとても買えませんが、株価の材料は後からついてくるもの…。このあたりを頭に入れて、米国株の動きを見ていかねばなりません。金融のことばかり気にしていたら大きな魚を釣り逃がすかもしれませんよ。

★日本株は「下に~、下に~」の大名行列状態
 日本株は、前から書いているように、先物筋の動き次第。今日も先物の売りから裁定解消売りがでて日経平均が下げていましたが、昨日のGDP統計を見て、日本の景気の先行きはダメとし、債券買いが活発になっていました。1.4%の半ばまで買うのは、これから始まる景気対策用の補正予算や物価上昇を考えると買いすぎのようなきがするのですが、おそらく、先物筋が「債券先物買い・株先物売り」のロング・ショートポジションを組んできたようです。結局、インデックス銘柄が裁定取引につれ上下するだけで、関係ない銘柄は「下に~、下に~」の大名行列状態。今日も年初来安値銘柄は157と昨日から30銘柄も増加しています。

★NASDAQかNYダウか…日本株の行方は上がったほうが決める
 今の日本株を見る場合、日経平均やTOPIXほど当てにならないものはありません。実態は、まさに下げ止まらない新興市場があらわしています。また、文句を書きそうなので、この辺でやめときますが、大まかな動きは、昨日も書いたようにだんだん狭まっていくレンジ内の動き…。米国市場の動きによって方向感と物色の方向が決まってきます。どこでNASDAQ市場がNYダウ(金融株)と決別した動きを示してくるか…。いまの注目点は、ここにあります。

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動きの差が明確になりだしたNYダウとNASDAQ
 暑いですね~。あまり外が暑いのか、部屋の中にトカゲが入ってきていました。部屋は2階ですから、どうやってどこから入ってきたんでしょう。不思議です。しっかり侵入路を確認しておかないと、毒蛇なんかが入ってきたひには、たまりませんからね。

 今日からお盆です。里帰りしている人も多いと思いますが、バチがあたらないように、しっかりとご先祖様の供養をしておかないといけませんよ。
 
 さて、13日水曜日の日経平均は28円55銭安の1万3023円45銭、TOPIXは24.94ポイント安の1246.48と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは85、RSIは37.25日線かい離はマイナス0.8%でした。RSIの低下ピッチが良いですね。市場エネルギーのほうは、今晩のニューヨークが怖いのか一向に盛り上がらず出来高概算は19億株、売買代金は2兆円でした。

★2度目のトライアルも失敗したNYダウ
 ニューヨークダウですが、2度目の節値トライも失敗したみたいですね。前日は、何とかがんばって高値を更新するところまでいったのですが、なにしろ今晩から金融株に対する信用規制が解除されますから、何が起きるか分かりません。「最近ずいぶん上がったことだし利食いしとくか」という感じだったんでしょう。また、不思議と先行き下げそうな材料があると、投資判断の格下げや損失が拡大する…というようなレポートや分析が出てきます。とにかく、声を上げておいて、下がったら、名前が売れて、アナリストが移籍するときの給料が上がる…ということなんでしょう。金融不況に入りつつありますから、とにかく売名行為でもなんでもやlって、金融界で生き残らないと…ということなんでしょう。
 
 まあ、どうなるかは今晩の相場を見てみないことには分かりません。ただ、今度おかしなことをしたら、無事ではすまないことは確か…。それを覚悟で無茶する運用者がどれくらいいるか。違った意味で興味があります。

★日本株はサンドイッチで振幅が縮小へ
 それはさておいて、やはり日米とも上値の関門はきつかったですね。日本株については、これまでにも書いてきたように、もともと裁定取引の裁定買いで上がってきた相場。現物で買い上げた相場ではありませんから、今日みたいに、為替の円高やNYダウ安のような悪材料がでてくると、先物から売られ、それが裁定解消売りを誘発して、今日のような下げ方をしてくるのです。ただ、下値は以前から書いてきたように、日経平均が大底をつけた時に形成した「逆三尊底」の肩を結んだライン。大体、1万2500~600円どころを通っていますから、下げてもこの辺まででしょう。

 一方、13週線と26週線は1万3400~500円どころにあり、かつ下降していますから、ここでの売り圧力は強く、結局、1000円幅の中を上下するという動きになっていきます。下値支持線は上昇し、週足移動平均線は下降してきますので、だんだん「三角持合」型に入っていくことになるわけです。どうしてもテクニカルな要因が影響しがちになります。本来は、なにか外部要因から市場を押し上げる好材料が出て欲しいのですが、なにしろ、福田内閣の経済財政閣僚は旧大蔵省出身のバリバリの財政再建派…。与謝野大臣は、いろんなところから出される景気対策案に対して、早速、「あれはだめ、これもだめ…」と言いはじめましたね。悪い時に悪い内閣ができましたね…。

 どうせ、国民が期待している景気対策の数十分の1くらいのものしか出ず、失望感からさらに支持率がさがり、否応無しに解散に追い込まれていくことになるんでしょうけど…。このように、すくなくとも国内から好材料が出てくることは期待薄…。

★米国株はNYダウとNASDAQの動きの差に注目
 結局、海外頼み…ということになりますが、米国株については、以前から、NYダウとNASDAQの動きの違いに注目してください、と書いてきました。昨日のNYダウは139ドル安で1.19%の下落率ですが、NASDAQ市場はわずかに9.34ポイント安、率にして0.34%の下落にとどまっています。またNYダウ30種についても、上昇するものが結構ありました。
 事情や業種に関係なく全面安していた、今年の前半と異なり、「金融は金融」、「製造業は製造業」という理性的な動きが強まりつつあるように思われます。「確かに、金融は悪く、これからも破たんするところがでてくるかもしれない。しかし、政策当局が、経済全般に破滅的な影響がでるような金融破たんは起こさせないだろう」という市場の合意ができつつあり、だったら良いところをもっと前向きに評価していこうという動きにかわりはじめたようです。

 この変化に注目しなければなりません。機能もSOXX指数はプラスになっており、NASDAQと金融株の影響が大きいNYダウ・S&P500とのかい離が拡大する可能性がでてきます。日本でも、指数を気にせず、中小型の成長株やリストラ完成株を買うようにとかいてきましたが、少なくとも、米国株を見る限り、この傾向が強まってきたように思います。

★今の円高はテクニカルな動き…持続性はないか…?

 目先、為替が心配ですが、なかなか破れなかった108円の壁を破り、一気に110円台に入ったあとの底値確認の動きに来ています。チャートを見れば分かりますが、6月16日に108円58銭をつけ、2月にも108円台で高値をつけていますので、108円台の下のほうは抵抗帯を形成しています。これで、つぎにドルが買われれば113円台を目指す展開になるんでしょう。目先的な動きと、トレンドは読み間違えないようにしなければいけません。

★週末の日曜日が「満月」…来週月曜日か、今週金曜日か 
次は、今月17日日曜日が「満月」で変化日に当たります。この日は休場ですから、あるとすれば金曜日か来週月曜日。そろそろ、次に備える時期ですよ…。 


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当面は米国の株式市場頼みの展開が続く…
 12日火曜日の日経平均は127円31銭安の1万3303円60銭、TOPIXは8.58ポイント安の1271.42と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは85、RSIは49、25日線かい離はプラス1.3%でした。指数的には可もなし不可もなし、という感じ…。市場エネルギーは相変わらず細く、出来高概算は20億3000万株、売買代金は2兆円でした。

★今日の下げは、昨日買いすぎた反動
 ニューヨーク株は高かったのですが、昨日先物が上げすぎて(買いすぎて)いたことから、利食いの売りが入り、それが裁定解消売りを誘発して下がった…という感じでしょうか。このところ、シカゴの日経平均先物が高かろうが、どの水準まで買われていようが、日本の先物価格を決めるのは「俺たち(外資系証券)」だ、とでも言いたげな動きが続いています。ジャスダックの安値更新にみられるように、個人投資家は「総やられ」の状態…。先物に行けばそこでもやられ、為替に行けば急に円安に転換するは…で、総見送りで、先物業者が勝手に売買して、サヤが詰まれば裁定解消売りで、日経平均が下げ、サヤが広がれば裁定買いが入り、日経平均が上昇するといった無機質な相場が続いています。

★昨日の相場を新聞記事風に書くと…
 大体、昨日の株価上昇も、円安だからハイテク株が買われた…という解説は間違い。新聞記事風に書くなら、ニューヨークの大幅高を受けた先物買いで、寄付きから現物と先物のサヤが拡大。裁定買いが活発に入り日経平均は大幅に上昇しました。それが証拠に大幅な減益決算を発表した東京エレクトロンが大幅高していました。最近の日本株の上昇は裁定買いという高下駄を履かせてもらっています…。だから、何かマイナスの材料が出てきたら、先物が売られ、現物とのサヤが詰まって解消売りが出てきて、日経平均は下げます。「裁定取引で株価を上げてもらったんですから、下がったって元に戻るだけだから良いじゃないですか…」というところでしょうか。

★日米とも、関門を前に苦戦中
 またおかしくなりそうなので、もとに戻しますが、インデックス銘柄は裁定取引という背後霊を背負ってしまったので、これからもまともな動きはできないということです。できるだけ、指数と関係の無い銘柄を選択して買うことですね。さて、昨日の書き込みで、日米とも正念場に来ている…としました。

 日経平均は下降中の13週・26週移動平均線。NYダウは3月安値の1万1700ドル台ですね。日経平均は予想通り、下降圧力に負けて下押ししました。NYダウは上値抵抗線への2度目の挑戦でしたが、一応、ザラ場で1万1867ドルをつけ戻り高値を更新したものの、引けでは残念ながら、まだこの抵抗ライン付近で終わっています。どうやら、この付近が「難関」に変わりつつありますね。明日は、空売り規制の執行猶予の最終日…。最近の、リバウンドで金融株も結構戻していますので、投機筋としては「叩き甲斐」があると、腕まくりして待っているんでしょう。

 うまい具合に、ARSという何時の間に出てきたのか分からない商品の買戻し義務が強制されており、新たな負担が生じています。また、今日発表されたUBSの決算も惨憺たるもの…。叩く材料は豊富にあります。日本人なら、国が危急存亡の時にあるのに、こんなところで売り叩くなんて…と思うところですが、欧米では、人がどうなろうと知ったことじゃない…。「チャンスを生かして設けなくちゃ」というのが本性。食料価格の時にテレビの取材に対し、「(食料価格の上昇で)貧しい人が飢えようが、関係ない。俺たちはビジネスをやっているんだ」と言い放ったことが妙に印象に残っています。

 あさっての相場から、規制が解除されますが、フレディマック、ファニーメイ、シティにはそれぞれ1億株、リーマンブラザーズには8200万株を超える売り残がそれぞれ残っています。おそらく、規制の期間中に売り株の手配もつけたでしょうから、何らかの動きをしてくるはずです。なにも無くて「良し」、もし何かあったら「大変…」という意識で望むべきでしょう。

★ロシアのグルジア侵攻は思惑含み…?
 原油価格の下落だって、ドルの持ち直し、株価の回復が原因になっていることは確か…。ここで崩れると、前提がこわれてしまいます。また、これはちょっとうがった見方かもしれませんが、原油価格の下落が困る人や国もでてきたようです。ロシアの最近の強腰は原油収入に支えられていますが、もしこの辺からガラガラとくずれるようなことがあると、パワーバランスはまた大きく狂ってきます。とくに、ロシアの原油はツンドラの下にあったり、自噴力が弱まったものが多く、採掘コストは高くついており、あまり下がりすぎると、収入が減少してきます。

 もし、それを前提に、今回のグルジア侵攻を考えると、いろいろ面白い結果もでてきます。米国にとって、原油価格の上昇を演出できたのなら、下落だって演出できるはず。タカ派色を強めるだけでなく、周辺諸国への圧力を高めるようになった原因が原油にあるなら、意図的に下げる事だって米国にとっては「お茶の子さいさい」でしょう。もし、ロシアが強硬姿勢を強めるなら、もう一段の下落もあるかもしれません。現在の、資源価格の裏には、世界のパワーバランスの変化が深くかかわっているような気がします。

★当面は板ばさみ状態か 
とにかく、日米とも、株価は下値が固く、かつ上値にはきつい抵抗帯があることやファンダメンタルの後押しがないためうえにもいけないという状態が続くかも知れません。次に期待したいのは、景気の低迷色がはっきりし、債券が資金を吸収するだけ吸収。そのごに、債券→株式という金融相場に移行すること。それまでは、個別の材料株優先の相場が続きます。まず、NY相場が3月安値の節値をクリアできるか、売り規制緩和の結果がどうなるのか…それを見極めてからでも遅くはありません。

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日米とも戻りの抵抗ラインに到達…いよいよ正念場へ
 週明け11日の日経平均は262円50銭高の1万3430円91銭、TOPIXは20.07ポイント高の1280.00と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは91、RSIは55、25日線かい離はプラス2.3%でした。一応、短期指標は「順」の戻り相場が続いていることを暗示しています。ただ、市場エネルギーの点から言うと、出来高概算17億9000万株、売買代金約1兆8700億円は、少なすぎますね。

★移動平均線からみた戻りのめど…
 さて、以前から、当面の戻りめどは13週線または26週線と書いてきました。先週末では、13週線が1万3630円で26週線は1万3458円どころにありました。今日の日経平均高値は1万3468円ですから、一時的に上回ったものの、結局、押さえ込まれた格好で終わっています。当面の、両移動平均線の動きを予想してみますと、26週線の対応点は1万3600円ですから、今後の動きいかんでは、横ばいから上昇に転じてきます。ただ、13週線については対応点は1万4219円…。ここしばらくは下降することになり、株価の下押し圧力となります。目先的には、13週線が位置する1万3600円前後が戻りのめどになるのでしょうか…。

 もっとも、皆が見送りたくなるのも分かるような気がします。決算発表は山場を越したものの、13日には4-6月期のGDPの発表…。悪いのは分かっていますが、問題は景気のけん引役の輸出と個人消費…事前予想ではマイナスになったようですから、外人筋の反応が怖い…。

★今週いっぱいでヘッジファンドのポジション解消も終了
 また、今週末には、ヘッジファンドの事前解約申込の期日が控えています。原油上昇と円高(ドル安)に弱いと定評(?)の日本株は、「原油先物買い・株先物売」、「円買い・輸出株売り」など、実に多方面から「ロング・ショートポジション」を作られていましたが、相対的に日本株に対しては弱気のポジションが多かったのが実情。この状態で、ファンドの解約を迫られしぶしぶポジションの解消に動いているようです。つまり、「原油売り・株先物買い」、「円売り・輸出株買戻し」など、最近の動きがどうもそれのようです。

 原油相場などが7月から8月にかけて天井を構成する率が高いのも案外このあたりと関係がありそうですね。そうなると、解約が一巡する今月後半からは、11月のファンドの本決算に向けて、ヘッジファンドや商品投資顧問の連中は攻勢を強めてきます。そのときに、彼らがどういうポジションを取ってくるのか…が、次の方向性を決めてくるのではないでしょうか。

★方向感がつかめない中で新規の投資対象はどこに…?
 日経平均も目先の戻りめどをほぼ達成。ニューヨークダウも、現在は、3月安値1万1740ドルという上値抵抗ラインへの2度目の挑戦中。ともに、ここからの節値を払えばNYダウで1万2200ドル、日経平均で1万4500円どころへの戻りも想定できるのですが、問題は、新しい資金を得たヘッジファンドが、資金をどこに回してくるのか…。米国株はまだ金融機関が怖いし、欧州はこれから景気が危ない。新興国も長期では大丈夫だが目先はインフレ懸念で買えない…。それなら、原油か資源といきたいところですが、こちらのほうも投機筋(国を含む)の在庫の投げがきそうだし、欧米、日本に加え新興国も景気が減速しそう…では、しかけづらい、ということで、しばらくは債券にでもおいておこうか…になるのでしょうか。

★中国は景気刺激材料が山積み…?
 問題は、オリンピック後の中国の景気…。最近上海株が急落しているのも、インフレ率の上昇による引き締め強化懸念とオリンピック後の景気後退懸念…。ただ、ここにきて原油価格が落ち着いてきたことや、政府の輸出抑制策や元高・賃金上昇で輸出産業は目を覆う惨状といいますから、産業政策の転換が図られてきそうです。とくに、オリンピックによる建設ラッシュで沸いた北京ですが、中国全体に占めるGDP比率は4%程度。オリンピックが終わっても、次は四川大地震の復興計画が動いてきますし、輸出振興策の復活に加え、繊維など労働集約産業の内陸部への誘致とそれにともなうインフラ整備などがありますので、それほど大きな落ち込みはないのではないでしょうか。

 今年7月から、労働者の最低賃金も大幅に引き上げられていますので、株価の下落など社会不安のもとになるような状況を取り除けば、個人消費も増加してくるものと思われます。9月に入れば、中国のオリンピック後の景気について、いろんな兆候が出てくるはずですから、そのあたりから、新しい方向性が出てくるものと思われます。ただ、ヘッジファンドなどはますます短期の運用成果を求められてきますから、新しいトレンドは一気に上り詰める動きになるかもしれません。

★目先は小動きから、個別色を強めた展開へ
 最近、国債の出来高が増加しているのも、案外このあたりの動きを反映したものかもしれません。国債の購入額によっては、原油価格の上昇などでインフレ懸念が高まれば、債券→株への流れがおき、再び大型株がにぎわうかもしれません。いずれも、まだ先の話ですが、すくなくとも目先は、戻りの限界探りの段階…。指数的な伸びが見込めなくなれば、矛先は個別物色に向かっていきます。以前から書いてきた、第二次リストラに取り組んできた企業に注目したい。


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米国で超割安金融商品買いのファンド設立が相次ぐ…
 週末8日の日経平均は、43円42銭高の1万3168円41銭、TOPIXは1.12ポイント高の1259.93と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは89、RSIは57、25日線かい離はプラス0.3%でした。市場エネルギーですが、SQがあったため増加し、出来高概算は22億8000万株、売買代金は2兆5700億円と小幅に増加しました。

★来週のマイナス成長GDP発表後の方向性に注目
 このところ、指数的には膠着状態になっています。日経平均のほうも、25日線をはさんで出たり入ったりで、だんだん日足の三角持ち合いを形成してきました。どちらに放れるのか、とりあえず、決算発表のピークは今日で過ぎましたし、来週13日にGDPの数字が発表になりますが、あらためてマイナス成長が確認されますし、景気のリード役だった「消費」と「輸出」がマイナスになりますから、株価がづ反応するか…悪材料出尽くしで上放れるようならいいのですが…。

★今日の上げは誰かの台所の事情…?
 それにしても、今日の動きはなんだったんでしょう。AIGの赤字決算は昨日で織り込み済みで、NY株安は前場中に消化してしまったんですが、減益決算のトヨタについて、外資系証券が評価下げを行わなかったことから、優良株というよりインデックス株全般に買い物が入り、日経平均は反発して終わっています。昨日、AIGの決算をみて先物を売っていた筋が、意外に底堅い日本株をみて買い戻しに動き、裁定買いが入って上昇した部分もあったようです。インデックスへの寄与率の高いものほど変われていますから、裁定買いと週末の評価上げを狙った買いが入ったものと思っておけば良いでしょう。

★米国の金融危機は終戦処理の段階…?
 米国株についても、まだ弱気と強気の意見が交錯しています。「株価の振幅が大きいことはこれから大きな下げがくる前兆だ…」とか、「ITバブルの下げ過程と同じような株価の動きだ…」など、弱気論がでています。相場が弱含むと、マスコミは「弱気」の意見ばかり掲載してきますからどうしても、ムードに押されてしまいます。でも、過去をなぞってばかりいては、物事を見失ってしまいます。先日、メリルリンチやシティがCDOの大量売却に踏み切り、値がつかない商品にガイドラインをつけました。また、ARSという商品についてもめていましたが、買取の方向で話が進み始めました。

 良く考えると、すでに終戦処理が始まっているんですね。一方で、必要以上に値下がりした住宅ローン債券を買い集めようというファンドがあちこちででき始めました。100円で発行されたものが、20円とか30円に値下がりしているんですが、20円で買って期限までもてば100円で帰ってくるんですから、少々の債務不履行があってもこれほど「おいしい」ビジネスはありません。そんな資金が、数千億とか数兆円という単位で動き始めているんですが、このことを「良い事象」と評価するか「悪い」と評価するかわ、投資家それぞれの主観の問題です。私は、こんな現象が出ているよ…とお知らせするだけです。

 一方、金回りが悪くなった、といわれますが、金融機関側から見れば、買い手がないために、手元においている債券が流動化する可能性が出てきます。もちろん、売却すれば損をしますが、資金が動き始める、と言うメリットがでてきます。もちろん、ファニーメイやフレディマックのように、救いようのない問題児は残りますが…。このように、水面下では、ものすごいスピードで変化がおき始めています。私は、確実に事態は好転している…とみていますので、昨日のように、「底打ちは終わっている」のではないか、と書いたわけです。

★歴史的な転換である以上、主役は交代して当然
 ただ、なんといっても、今回の英米流の金融革命の崩壊は歴史的な事象。これにそ沿って動いたものが、そう簡単に浮き上がれるはずはありません。おそらく、健康体になるには、かなりの時間が必要になってきます。結局、1929年の大恐慌の教訓を忘れた人々が、数々の安全弁を全て取り外したことから、今回の瓦解が起きました。大恐慌のしがらみから、最も面白くない産業になっていた金融業が、今回のような金融革命を演じるまでに、約60年かかっています。そんなに、時間はかからないと思いますが、これから金融業は最も投資妙味の少ない業界に変わっていくかもしれません。

★新しい動きはすでに始まっている…
 歴史的な転換である以上、これから来る時代では主役は交代するはずです。「変化」というテーマにそって「成長」できる企業に注目が集まっていくはずです。その第一段階二注目されるのが、第二のリストラに取り組んでいる企業群です。最近のレポートでは、酉島ポンプ、中山製鋼、藤倉化成、大成ラミック、大氣社、日本調剤など、企業内の改革を経て収益体質が大きく変わってきた企業を連続してとりあげてきました。流れに押されてした押しするものもありましたが、株価の回復力は他の主力株とは一味異なります。決算発表が一巡すれば、次は決算内容の再評価と、電気自動車や燃料電池など新たな産業の芽を買う新たな相場が始まってきます。

 その中では主役は主力株ではありません。だから、指数はそれほど上昇しないのです。米国の、ダウとNASDAQにチャートに違いをあらためて確認し、これからの日本株の方向性を頭の中に叩き込んでください。

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意外に粘った日本株…明日はSQと決算発表のピーク
 今日は24節句の「立秋」です。秋という言葉を聴くだけで、なんだか暑苦しい風も涼しく感じますから不思議なものです。日本の景気のほうは一足早く秋風が吹いていますが、木枯らしにならないように、しっかり景気の舵取りをしてくださいね…福田さん。でも、関心が選挙に行っちゃってますから、無理ですか。せいぜい、オリンピックの開会式で中国主席の機嫌取りでもしてきてください。もっとも、ブッシュさんに「お前はあっちに行っとけ…。日本は関係ないよ」と言われかねませんが…。
 
 さて、なんだかテレビをみていてもオリンピックムードですが、7日木曜日の日経平均は129円90銭安の1万3124円99銭、TOPIXは18.46ポイント安の1258.81と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは87、RSIは54、25日線かい離はマイナス0.1%でした。せっかく回復した25日線をまた切ってしまいましたね。市場エネルギーのほうは、出来高概算が20億株、売買代金は2兆2000億円と、一向に盛り上がってきません。

★悪材料に良く耐えた日本株

 昨日は米国株はフレディマックの赤字転落にもかかわらず、プラスで終わり、やはり何かが変わってきたな…なんて思わせたのですが、引け後に保険最大手AIGが決算を発表。これが住宅関連商品の値下がりで赤字になったものですから、金融株から売られ早くも反落してしまいました。でも、今日は良く持った方ですね。フレディマックはどうも実質債務超過になったようですし、AIGの赤字転落…、6月の景気判断で終に内閣府がギブアップ、「局面変化」を「悪化」に変更しました。近々、発表される第一四半期のGDPも事前予測ではマイナス2%超えになるようですから、日本もやっと数字だけの「エセ好景気」から開放されるんでしょう。

★輸出も消費もこけたら…日本経済のエンジンは…?
 おまけに、今日はトヨタの決算…。米国で大コケしていますから、心配していましたが、前年同期比で20%を超える減益…。さしものトヨタも油の高騰には勝てなかった…ということでしょうか。そんなことより、自動車がこけたら日本の経済はどうなるんでしょうか。内需は、政府と官僚が、建築基準法の改正でつぶしてくれましたし、金融商品取引法の強化では、金融機関の手数料収入の道を絶ってくれましたし、消費者金融法の強化では、中小企業経営者が最後のよりどころにしていた「町の金融屋」さんを叩き潰し、倒産件数や自殺者の増加を促してくれました。

 ようするに、内需は無茶苦茶になっているわけですが、ここで、輸出が減少すると、当然設備投資にも影響。個人所得はますます伸びなくなり、消費も減ることになります。すでに、来週発表予定のGDP事前推計では、「輸出」と「個人消費」という景気の2大エンジンが減少するという予測があります。最近、日本株の売りが増加している背景には、日本の景気の先行きを心配した売りも相当あるようです。気になるのは、輸出と個人消費関連は、結構、海外投資家が多く持っていますから、この売りが出てくる懸念があることです。

 景気の先行きを「八方塞り」にしたのは、循環的なものではなく、明らかに「政策不況」。これだけ、失敗してきたのに、また、消費者庁なるものを設け食品行政に干渉しようとしています。政治家や官僚は「懲りる」ということはないのでしょうか。結局、あれこれ規制を強めて企業の負担を増やしたり流通コストを上昇させたりして企業をなかせることになるんでしょう。企業全体の自由な活動を刺激しなければならないのに、やっていることはまったく逆のこと…。なにか、「日本経済をつぶせ」というような指令をうけているのでしょうか。なにかやるたびに、官僚の権力と干渉だけが増えていきます。自由闊達な米国流を見習うのをやめて、福田さんの大好きな中国の「統制経済」を真似しようとでもしているんじゃ無いでしょうね。竹島問題といい、今回のドクギョウザといい、福田さん、なんか変ですよ。

★日本経済再生には「合従連衡」と「リストラ」が必要
 また脱線しかかったので、元に戻しますが、日本株には今後「景気」という問題がのしかかってきます。とくに、これまで、米ドルとともに円安が進行(対ドルでは円高)してきた為替が、他の通貨に対しては円高気味に推移するため、これまでのように輸出に依存することができなくなります。米国の景気がよくなれば、問題はありませんが、おそらくすぐには無理…。新興国やEUが回復しても、円高気味に推移すれば輸出採算はこれまでのように行きません。難しい経済運営を迫られてきます。ただ、金余りは続きますので、国内マーケットで生き残るための、合従連衡が始まることになります。

 これは、以前から読まれている方ならお分かりのはず…。日本経済の足腰がしっかりするには、まず、国内で利益を上げられる態勢を作らねばなりません。「八方ふさがり」に陥る経済は、否応無しにこの動きを促進してきます。日本経済がマイナス成長に陥れば、自然発生的にこの動きが促進されてきます。実際、八方ふさがりになれば買うものがなくなりますが、これが新しいテーマとして浮上してくるはずです。最近、第二次リストラ関連株を狙え…とかいているのもこの延長線上のものです。

 今日、中山製鋼(5408)が、四半期決算を発表しましたが、他の鉄鋼がさえない中、増益を達成しています。この裏には、新日鉄の経営てこ入れがあり、不採算の高炉から撤退したほか、線材などの製品群でも高付加価値品に絞り込んで生産するなど、徹底したリストラに取り組んだ成果です。レポートでも継続注目株として取り上げていますが、これから、株価の成長も望めそうです。要は、日本経済として、これから大きな伸びが見込めない以上、指数の上下を云々しても仕方が無い…。そのなかで、次の世代に成長できる可能性があるものやテーマをどうやって見つけていくか、ということです。

★明日はSQと決算発表のピーク…ドサクサ組みが発表し、ツケは来週に
 昨日の書き込みで、当面の日米の動きは予想しましたが、敢て外れることを恐れずに言えば、日米とも株価は底打ちしている。ただ、ここから大きくは動けない…ということです。そのため、ここからは各論相場で行くことが大事になります。裏返せば、投資家個々の調査力が問われることになります。
 目先的には明日はSQ。今日も1万3000円をはさんで、プット筋とコール筋がいろんな操作をやっていたようですが、結局、これに影響され裁定解消売りがでて、日経平均の現物も安くなりました。明日終われば、一段落ですが、来月は3ヶ月に一度の「スーパーSQ]が待っています。

 これでは、ますます動くけなくなりますね。また明日は、600社が決算発表をします。これだけ多かったら、記者にうるさく付きまとわれませんから、内容のよくないところは、敢てこの日を選んで発表してきます。下値の心配をすることはないと思いますが、個別には来週はじめに一波乱あるかもしれません。決算発表を終えて評価不足になっているものを狙ってみるのもいいですね。

 

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やはり強かった…日米の下値抵抗ゾーン
 6日水曜日の日経平均は340円23銭高の1万3254円89銭、TOPIXは29.56ポイント高の1277.27と、ともに急反発して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは86、RSIは59、25日線かい離はプラス0.9%でした。出来高概算は22億7000万株、売買代金は2兆4470億円と、このところじわじわと増加し始めました。週足の日経平均サイコロが昨日まで3勝9敗でRSIも30台に入ってきましたので、このまま行けば中期的な買い場になるかな…と、思ったんですが、そんな自分の思うようには相場は動いてくれませんね。

★あらためて確認できた日米下値支持ゾーンの強さ…
 夜寝る前にWTIの原油相場を見ると120ドルを切っていましたので、今日は高いな、と安心して寝たら、朝起きると、なんと、331ドル高の暴騰…。正直困りました。馬鹿みたいに強気になって買いにくるかな…と思いましたが、出来高をみても分かるように、しらけムードは変わっていません。テレビの解説を聞いても、「空売りの買戻しの相場」、「決算発表中だし、週末にはSQも控えている…」、「持続的な相場上昇は期待できない…」ときました。これが、市場全体のムードですね。どちらかといえば、ほっとした感じです。ただ、以前から指摘してきた、日米の下値支持線の強さをあらためて確認できた感じです。

★目先は日米とも上値の関門に…
 以前から、書いてきたように、日経平均の次の関門は26週移動平均がいる1万3400円前後。その上には、1万3600円どころに13週移動平均線が待っています。ともに、下降しており、当面はこの下押し圧力を跳ね返して上に抜けられるかどうか…。何か、後押しする材料が欲しいところですね。頼みは、原油価格と為替と米国株…ですが、為替はどうやら関門を抜け110円台へ向け動き出したものの、原油価格はチャート上の節値に近づいており、一旦は買戻しが出る水準…。ニューヨークダウも、3月と5月につけた安値1万1600ドル台の関門にきています。先日、一旦は1万1820ドルの高値をとってからの、再挑戦になりますから、ここが抜けられるか、どうかが当面のポイント。

 ただ、指数のことを云々しても仕方がないことはこれまでにも書いてきました。今日も、寄付きから先物の踏み上げ的な買戻しが入ったようですが、これにより現物と先物のサヤが急拡大。当然のように裁定買いが入っているはずです。また、ニューヨークがもたもたしたり、原油が綾戻しすれば、また裁定解消売りが頭を押さえることになります。特に指数銘柄は売りにしろ、買いにしろ海外投資家がたくさん持っていますから、金融危機の後始末で売り物がでやすくなり、需給関係はだんだん悪化していきます。

★底打ち観の確認から、次のテーマ株投資へ
 だから、主力株のことはどうでもよく、私たちにとって大事なことは「底打ち観」の確認。もう下がらない…となったら、はじめて次のステップに進むことができます。このところ、中小型の成長株を狙うように…と書いていますが、もっと詳しく言うと、2000年前後を中心に進められた「大リストラ」に続く、乗り遅れ組みのリストラ株を狙うことです。以前から、次は、日立といってきましたが、日立は、リストラで先行した東芝や三菱電機に遅れをとり、株価では大きく出遅れました。しかし、ここにきて、系列会社の整理統合や、事業の選択と集中へむけ、やっと動き出し、業績面に繁栄されるようになってきました。まさに、リストラ乗り遅れ組みの巻き返し代表みたいな企業です。

★第二次リストラ取り組み企業に狙いを…
 前期の決算を詳しく調べてみると、リストラに取り組んだ企業のなかで、関連費用の償却や負担が一巡し、今期から来期にかけて利益が急伸してくる会社が多くあります。全体的に下押す懸念がなくなれば、あとは、これらのリストラ組みに集中投資するだけ…。直近レポートでも一点注目した日本調剤も寄り付きはり利食いでおされたものの、引けではしっかり高値引けで終わっています。前期の実績EPSが50円、今期予想が同314円、さらに来期は固めに見積もっても340円近く…。経営者の信念が結実した結果です。まあ、目先はあと2~300円というところでしょうが、じっくり持てばまだまだ先が楽しみな企業です。

 次は、有機EL・太陽電池関連から取り上げるつもりですが、海外展開や棚卸関連特損の引き当ても前期で終わり、今期から飛躍期に入ってくる予想です。前期の実績EPSは約80円、今期は110円に来期はさらに120円に拡大…。これも、長期展望のもとリストラを敢行した企業…。

 こんな株はすでに外人さんが流動性が無い、として叩き売ったものばかり…。高値を買いにきてくれても、売りには来ない株…。あまり市場の動きに左右されないで、じっくり企業研究でもしてみたら案外宝物を発見するかも…。 


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昨日のNYダウの騰落内容に注目
 毎日暑いですね。クーラー無しではたまりません。パソコンが悲鳴を上げています。そういえば、今週になって「つくつくぼうし」が泣き出しました。アイスクリーム屋さんは、このせみが泣き出すと、もうすぐシーズンが終わる…と、背筋が寒くなるそうです。でも例年より泣き出すのが早いみたいです。これも、温暖化のせい…。

 さて、相場の方は一足先に冷え込んでいますが、5日火曜日の日経平均は18円52銭安の1万2914円66銭、TOPIXは0.54ポイントの1247.71と、ともに3日続落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは81、RSIは53、25日線かい離はマイナス1.8%でした。出来高概算は、21億7000万株、売買代金は2兆3800億円でした。

★持合いパターンを形成し始めた日本株
 日経平均は下値支持線と下降中の13・26週移動平均線にはさまれて、だんだん、こう着状態を強めてくる…としましたが、どうやらそんな感じになってきましたね。先物筋は結構がんばって売り崩そうとしているみたいですが、相場環境の方は「円安・原油安」と順の風が吹いていますから、押し目では買い物が入り、結局、売り崩せません。チャートのほうでは、だんだん「ダイヤモンド型」を形成しにきました。株価が持ち合いに入ると気に出てくるパターンですが、果たしてどちらに放れるのか…?

★脅し文句があふれる金融市場
 市場では、「米国の銀行がここ数年で数百行はつぶれる…」、「公的資金を200兆円以上つぎ込まないといけなくなる…」、「恐慌に陥り、株価は奈落の底に落ちていく…」など、背筋の寒くなるような噂が飛び交い、日経を開くと、一面から新聞広告まで弱気の活字が躍っています。なんだか、だんだん楽しくなってきますね。

 これまで、オイルショックやプラザ合意、ブラックマンデー、バブル崩壊…といろんなことを経験してきましたが、まだ1929年クラスの「大恐慌」は経験していません。もし、本当にくるもんなら、正直経験してみたいものです。グリーンスパン元FRB議長も「100年に一度…」などという、ご託宣をしておられるので、本当にくるのかもしれません。でも、誰がこんな状態を作り出したのか…。日本人は彼の発言をありがたがって聞いているようですが、米国の方では御威光は薄くなっている、というより信用されなくなってきていることは知っておくべきでしょう。

★相場には「先見性」がある
 そんなことより、「相場は相場に聞け」ですが、大恐慌の再来が言われて久しいのに、何故20%程度の下落で済んでるのか…。むしろ、そちらのほうを解説して欲しいものです。「今から、始まる…」といわれればそれまでですが、弱気の人に逆に聞きたいのは「いつから相場の先見性は無くなったのですか」ということです。相場が常に先を織り込みながら動いているものなら、とっくの昔に震源地のニューヨークダウは高値の半分の7000ドルくらいになっていても不思議ではありません。やはり、ここでは冷静に相場を見る必要があるのではないでしょうか。

★昨日のダウの騰落の中身に注目
 まず、昨日のニューヨークダウは40ドル以上下げました。でも、下げを主導したのはアルミ大手のアルコア(3.42%安)、素材のデュポン(2.66%安)、石油精製のエクソン(3.91%安)などで、金融株でもGMでもありませんでした。それどころかジョンソン&ジョンソンは新高値をとっています。これまで、世界の景気が後退するのに原油価格が上昇するのはおかしい…と書いてきましたが、昨日のWTI原油は、4ヶ月ぶりに120ドルを割り込んでいます。投機筋もいっせいに売り方に回ってきました。相場はイランの問題にも、台風の発生にも反応しなくなっています。「もしかしたら、目先の天井をつけたのでは…」と市場関係者が思ったのかも知れません。

 そうなると市場の反応は早く、素材や資源など原油価格の上げに支えられていた業種はいっせいに売られることになります。当然、資源国の通貨も売られ、米国に資金が還流することになります。原油価格のヘッジとして買われたユーロも安くなることになります。原油価格の上昇で形成された流れが逆流することになるのではないでしょうか。

 日本では第一四半期の決算発表に打ちひしがれていますが、前年同期に比べ、為替は16円の円高、原油価格は倍ですから、まともな決算になるはずはありません。でも、もし為替が110円台にはいり、原油価格が100ドルを割れたら、7-9月期決算や下期の見通しはどうかわっていくのでしょうか。昨日の、ニューヨークダウの物色内容はこれからの動きを暗示しているように思われます。

 原油価格が落ちれば、いまインフレ対策の金利上昇で景気が影響を受けている新興国の状況も変わってくるはずです。もしかしたら、デカップリング論が復活してくるかもしれません。別に、強気を書いているわけではありませんが、原油相場が変調をきたした以上、これから起きるかもしれない変化や可能性を冷静に読み、対処法を考えておくことが大事なことです。

★相場の基本的な位置を再確認
 これまでにも、なんどか書いてきましたが、長期の景気循環波動(コンドラチェフ循環)が上向くと、「好景気は長く続き、不況の時期は短く浅い」と、発見者自身が指摘しています。また、今回の世界的な株価調整についても、デフレを背景とした金利低下・低金利時代から、長期循環が上昇を始めてことにともなう金利上昇期に移行。その金利移行期にともなう中間反落相場とみることもできるのです。今後、金利は20数年かけ上昇していくわけですから、その中では金利上昇に打ち勝てる「成長力」のある市場、企業しか株価の伸長は望めません。

 いまその入り口に来ている…という、認識を持つことが大事なのではないでしょうか。少し、長くなりましたが、レポート購読会員からの問い合わせが多かったので、敢て私なりの回答と今後の対処法についてかかせてもらいました。レポート直近号の日本調剤(3341)はいかがでしたか…。ブログの読者のかたにも、先週木曜日に書いておきましたね…。まあ脅し文句に屈することなく、どこまでも楽天的に行きましょう。
 

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小泉改革路線の全否定に海外投資家の反応は…?
 週明け4日、月曜日の日経平均は161円41銭安の1万2933円18銭、TOPIXは24.68ポイント安の1248.25と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは82、RSIは48、25日線かい離はマイナス1.8%でした。また、出来高概算は21億4000万株、売買代金は2兆3100億円と、月曜日にしては多くなっています。

★またぞろ出てきた「45日ルール」
 それにしても、市場ムードは最悪ですね。米国の雇用統計は予想通り悪化、原油先物は反発、決算発表は日本の景況感の悪化を映し、減額修正ばかり…。ただでさえ市場ムードが悪化しているときに、昨年から恒例になったヘッジファンドの解約に備えた「換金売り」が始まっており、需給面からも悪材料がでてきました。昨年8月の怒涛の換金売りを経験しているだけに、今年も「45日ルール(ヘッジファンドの解約は解約の45日前までに申し込まねばならない…)」を無視できない状態になってきました。

 運用市場で順調に利益が上がっていれば問題はありませんが、今のように運用手法の巧拙によって実績が異なるようになると、運用効率の良いファンドへの乗り換えのため、解約を申し込むケースも増えてくるはずですから、注意しておかねばなりません。最近不自然な動きをした小松やヤマダ電機などは、ヘッジファンドがロング・ショートポジションの反対売買をした可能性もありそうです。

 日経平均の動きをみても、先週末の「債券先物買い・株先物売り」の反対売買から入りしっかりに始まりましたね。しかし、その後は、先物次第の動き…。最後は結局、「債券先物買い・株先物売り」のポジションを作られて先物から軟化、裁定解消売りがでて、日経平均は続落しています。

★木が沈み、鉄が浮き上がるような相場に辟易としている時に、小泉改革路線「全否定」内閣を組
 投資家としては動きようがありませんね。業者の事情次第で先物の動きが変わり、せっかく持ち直していた相場が崩れる…。それでは、各論で…といけば、増益会社が売られ、大幅な減益を発表したヤマダ電機が上昇する…。おまけに、福田改造内閣は、小泉色を一掃…郵政民営化に反対した野田議員を入閣させただけでなく、景気より財政健全化を主張する官僚出身者を多く採用。おまけに、公務員改革に取り組んできた渡辺大臣をはずすなど、官僚寄りの組閣を行っています。

 次期総理を狙う麻生氏としては、よくこんな内閣を支援する気になりましたね。イメージ的には日本の景気を冷え込ませ、改革を大きく後退させるイメージばかりが強い内閣ですから、海外投資家が日本の将来に期待するはずはありません。どうやらこの内閣で来年の任期いっぱいまで行くようですから、どれだけ日本経済を無茶苦茶にしてくれるか…まさに見ものです。おそらく、海外投資家も同じ気持ちでしょう。

★4-6月期に消費と輸出はマイナスに…景気のエンジンをなくした日本はどうなる…?
 近々発表される4-6月期のGDPでは、個人消費と輸出という、なんとか日本経済を支えてきた二大エンジンがマイナスに転じ、成長率も年率でマイナス2%を超える景気後退にはいる、との予想が増えています。この二つが無くなったら日本の経済は何で支えていこうというのでしょうか…。福田さんは、消費税を引き上げて財政再建をすれば景気が上向くと思っているんでしょうか…。GDPの数字は13日に発表されるようですが、外人さんの反応が気になります。小泉改革を信じて日本株を買った海外投資家は多く、金額も膨大なものになります。それを、頭から「全否定」したんですから、無事ですむはずはありませんね。

 ちょっと見方を変えて外国人投資家の動きを見る必要がありそうです。それにしても、消費と輸出がダウンしたら、日本の景気は何で維持するんでしょうかね…。米国が奇跡的に立ち直り、世界から輸入を増やし、中国もオリンピックが終わっても景気は減速せず、日本から物を買い続ける…そんな「神風」が吹くのをまっていらっしゃるんでしょうか…。ちょっと、いまの内閣ではこれから起こる経済の低迷を乗り切ることは無理でしょう。

★移動平均線の下押し圧力を支えられるのか… 
日経平均は、下降中の26週線の下押し圧力が強く、予想通り下げてきました。問題は、以前から指摘している、大底付近で形成した「逆三尊底」の肩を結んだ下値支持線。7月の月足は、このラインに触れたところから反発し、したヒゲを形成。このラインの信頼性を高めています。当面は、このラインが下値支持をするので、下げて知れていますが、問題は、上からのしかかってきている13週、26週移動平均線。この圧力に負けてしまうと、下値支持線の信頼性もそがれてしまいます。東証マザーズもバブル崩壊後の安値更新まで、あと4ポイントくらいのところまで来ています。とにかく、何か「サプライズ」な好材料の出現が待たれます。

 GM…、フレディマック…、ファニーメイ…、日本の消費と輸出のマイナス転換…、ヘッジファンドの解約「45日ルール」…   悩ましいな~!
 

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空売り規制が本当に必要なのは、日本市場
 8月1日金曜日の日経平均は282円22銭安の1万3094円59銭、TOPIXは30.69ポイント安の1272.93と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは82、RSIは51、25日線かい離はマイナス0.8%でした。市場エネルギーの方は、相変わらず低調で、出来高は概算21億株、売買代金は2兆3000億円でした。

 日本株は、一昨日、昨日と引けにかけて変なドレッシングをやっていましたからこれが剥げた…。また、米国の急落は、雇用統計数字がもしかしたらよくなるかも…という変な期待を抱かせたADPの雇用報告が、雇用保険受給者数の急増により、期待が裏切られたことによるものです。もともと、ADP報告には、リストラの嵐が吹きまくる金融業の雇用が増加した…という数字があったそうで、信頼性そのものが疑われていやものでした。とにかく、今晩、発表される雇用統計やISM製造業景況指数の結果待ち…というtころで、身動きが取れない一日でした。なんとか、下値は固めてくれると思いますが、国内の買い要因が無いのが最大の気がかり材料。

★本当に空売り規制が必要なのは日本…
 しかし、昨日も書いたことですが、ちょっとひどすぎますね。本来、株式市場は、企業が長期の資金調達をする場だったはずですが、完全に「ばくち場」に堕してします。雇用統計待ちで普通の投資家が静観し、板が薄いなか、ちょっとでも決算内容に問題があれば…というより、増益でも関係無しに腕力で相場をねじ伏せに来ています。決算発表時など、特別なイベントがあるときに、それを利用して相場を嵐にくる「イベント・ドリブン」というヘッジファンドの連中のようですが、貸し株制度がしっかりしていて、株券が調達しやすいので、徹底的に売り叩いてきます。

 今週に入って、相場が荒っぽくなってきましたが、おそらく、なにかと規制が厳しきなった米国から、日本にシフトしてきたようですね。一番、心配していたことです。日本の監督庁が海外投資家に甘いのは定評がありますが、いくらなんでも、今日の、NEC,新光電工、イーグル工業、住友不動産、東急リバブルなどの、ストップ安、ミネベアのストップ安寸前の売りたたきはひどすぎます。また、KIMOTOの場合は増益にもかかわらずストップ安まで売り込まれています。前期の時も、ひどかったのですが、今回は、ちょっとひどすぎる感じがします。

★もしベアスターンズを破たんに追い込んだ連中だったら…?
 米国で、金融株の空売りに制限がかかり、他の銘柄にも拡大しようという動きがありましたが、おそらく今日のような調子で無茶をやっていたのでしょう。こういうきわどい商売をする連中が、日本に来ているわけです。まだ、来週にかけて、悪い決算を発表するのがたくさん出てきますから、ほっておいたら何が起きるか分かりません。先物もあわせて使ってきますから、今日のように、裁定解消売りを誘発して全体を下げることにもつながります。市場関係者の間でも、本当に空売り規制が必要なのは日本のほうだ…という悲鳴に近い声も上がっています。

★竹島問題で抗議もできない根性なしでは無理か…
 でも、「なんとかしろ」といっても無駄なことなんでしょうね。折角、帰属がはっきりしていないという理由で、竹島の表記を韓国領からはずしてくれたのに、感情的な抗議と近々、ブッシュ大統領が韓国を訪問する…という理由だけで、表記を元にもどされたにもかかわらず、何の抗議もしない日本政府では、米国の金融やくざの取り締まりはとてもできないですね。

 なんか、竹島問題は、もともと、日本に帰属していたから…もし国際司法裁判所に持ち込めば勝てる…と高をくくっているふしが見受けられます。でも、韓国が竹島に建築物を立て実効支配を始めても行動をおこさない、武器を持ち込んでも抗議しない、今回は、一旦、帰属がはっきりしないとされたものを再び韓国領という表記にもどされても、抗議していない…。これで、裁判に持ち込んでかてるのでしょうか…?正式に国際政治の場で抗議しなかった日本は、韓国の実効支配を追認した…とみられても仕方がありません。今回の、問題は国民に対する大きな背信行為でもあります。

★消費者庁がコンプライアンス不況を起こさないように配慮を…

 また、北朝鮮の拉致問題に続き、今回の竹島問題で日本の主権を踏みにじるようなことをした米国に対する抗議がまったく無いのもおかしなことです。日本の「事なかれ主義」が、ますます日本を見えにくくして、日本自らが世界の孤児になろうとしているようにしか見えません。今回の、組閣にしても、一番景気対策が必要な時期に、与謝野氏という緊縮財政論者を経済関連閣僚に採用したことは、海外投資家に大きな失望感を植え付けるはずです。福田さんは、消費者庁を作ろうと躍起になっているようですが、一つ間違えると、建築基準法の改悪や金融商品取引法、消費者金融法に続き、企業の自由な活動を阻害し、「コンプライアンス不況」をもたらす可能性もあります。

 正直、もうなにももしないでくれ…というのが本音です。与謝野さんんど官僚の代弁者を採用した福田内閣を海外投資家が動判断するか…日本売りを強めないことを祈るばかりです。

 とにかく、今の状態では、米国の雇用統計が良い数字になっても、決算発表が続いている間は無茶をやられるはず…。まして、数字が悪かったときには、かさにかかって売り崩しにくるでしょう。日本の投資家は、完全に萎縮しきっていますから、何がおきても不思議ではありません。それは、米国の金融株それもベアスターンズを経営破たんに追い込んだことをみれば分かります。そんな連中が、自由に動けなくなった米国から日本に来ているかもしれない…。

 のほほんと内閣改造なんてやっている場合ではないでしょ。日本株については、7月29日の記事中のサムネイルが全て…。月足の引け値で、このラインを切るようなことがあれば、流石の私も弱気にならざるを得ない…。なーんか、どこもここも無茶苦茶になってきた気がするのは私だけ…?

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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