大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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市場予想を下回る日銀の利下げ…未消化のまま欧米市場にバトンタッチ
 31日、週末の日経平均は452円78銭安の8576円98銭、TOPIXは32.25ポイント安の867.12と、ともに急反落して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは67、RSIは51、25日線かい離はマイナス9%でした。また、出来高概算は27億8000万株、売買代金は2兆2900億円と、ともに最近の高水準を維持していました。昨日の「赤三兵」に続き、今日は三本新値の陽転を期待しましたが、やはり3連休控えでは、無理も出来ず、今日の朝予想したように、利食い急ぎの動きから、結局反落して終わっています。

★凄まじかった「九紫火星」の凶暴性
 さて、9月は経済不況が深刻化する「一白水星」で、景気指標の悪化から株価は腰折れになり、10月は反乱や暴動が燎原の火のごとく拡大する「九紫火星」でしたが、文字通り問答無用の暴力的な下げ相場を演じました。やっと、終わった…か、という感じですが、果たして、「八白土星」月の来月はどんな相場になることやら…。まだ、来年2月の気変わりまで、死装束の白の星が支配しますから、安心は出来ません。

 それにしても、10月の日経平均の月間変動幅は4462円…。相当相場経験の長い人でも、ちょっと経験したことが無い荒れ相場だったんではないでしょうか。わずか数日のうちに、大台が上下に3つも変わるんですから、尋常な相場ではありません。日米ともPERが10倍を割り込むところまで、株が売られています。昭和48年から株式相場に携わってきましたが、PERの10倍割れは、私が証券会社に入社する2年前のこと…。まさに、未体験ゾーンのことで、戸惑いもひとしおでした。

★法依存で解約阻止するが、果たして11月はとめられるか…?
 それだけ、レバレッジの縮小にともなう換金売りが凄まじかった…ということでしょう。このところ、鳴りを潜めたかの感がありますが、自らの売りで、自らのファンドの運用成績を悪化させ、さらに解約を招く…という悪循環にファンドの経営者も困り果て、ファンドの契約内にある「解約制限条項」を使い始めたようです。問題は欧米では12月決算企業が多く、決算を機に運用委託契約を解除する動きが強まる可能性があることです。ヘッジファンド側は、さまざま抵抗しているようですが、決算期だけに解約圧力が強まることは否めません。その解約申込期限が11月15日…。一説には、11月の解約規模は5兆円に達するという試算もあり(実際は、前倒しで10月中にかなり売った…?)、注意する必要がありそうです。11月15日が、G7、G20の開催日と重なっているのは何かの因縁でしょうか。

 ただ、そのときには、オバマ新大統領が決まっているかも知れませんから、「規制反対」のブッシュさんの発言力は落ち、参加国の代表は、「何でも規制してまえ…」のオバマさんの方を向いて話するので、案外モット違った形の展開が始まるのかもしれません。でも、やはりヘッジファンドやミューチャルファンドの解約売りは、影響が大きいですからなめてかからないようにしましょう。

★利下げはしたが、いやいや…度が鮮明…今後の流動性供給に黄色信号
 さて、このところ、頭痛の種でした日銀の利下げでしたが、ずっと、もしかしたら、利下げが見送られるかも知れない…としてきました。朝、8時半から始まった政策決定会合は、延々と続き、0.2%の利下げが発表されたのは午後の2時…。10月の消費者物価指数が2.6%も上昇していましたので、「見送りもありうるな…」と警戒していましたが、予想通り、内容は賛成4、反対4の同数で、最終的に日銀総裁の政治判断で決まりました。市場は、0.25%の利下げを織り込んでいましたから、反応も複雑。瞬間、為替も株式も債券市場も、失望した感がありましたが、金利付き量的緩和を実施することが伝わると、落ち着きを取り戻し、値を持ち直していました。ただ、朝も書いたように、今日の悪材料は三連休のカレンダー。結局、手仕舞い売りが増加し、急反落して終わっています。

★市場予想を下回る利下げ幅…日本市場で未消化のまま欧米にバトンタッチ
 日本市場は、市場予想を下回る0.2%の利下げに対し、未消化のままで終わりましたが、このバトンを欧州、米国がどう評価してくるか…。先行指標のGLOBEXは、下落率を拡大しており、あまり好意的な評価をしていない感じがします。今後、安定化策が起動し、金融機関の損失額が確定していくとき、もっとも必要なのは、ドルの流動性。ただ、日銀の各理事がわずかな利下げに抵抗するようでは、流動性の供給で日銀の協力を取り付けるのは厳しい…と、市場が判断したら…。ここ数日の、世界的な株価の上昇は日銀が動いたことを評価しただけに、失望感がでるとちょっと怖い…。

★新興市場、中小型株の引け味に注目
 ただ、日経平均、TOPIXが下げても、新興市場は全て高い…。個人の資金が動き始めた可能性があるだけに、整理の行き届いた中小型株、新興市場株のつまみ食い相場が始まるかもしれません。なにしろ、2006年の1月にピークをつけて以来、まる3年も売られてきていますから、まさにからからの枯れ草状態…。一旦、火がついたらちょっとやそっとでは消えないかもしれませんね(まさか…?)。ヘッジファンドや投信という負け組みの血でベタベタになった指数銘柄とはちょっと違う動きをしてきそうです。

 三連休中は、全体感よりも各論に重点を置いて、銘柄選別に時間をかけてみましょうかね…。

 

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日銀の利下げ期待は実現するか、それともはじけるか…?でも3連休はもっと心配!
 おはようございます。
 昨日の米国株は、7-9月期のGDPがマイナス成長に落ち込むなど大きな悪材料があったものの、FRBの利下げや日銀の利下げ思惑、11月6日に実施されるECB理事会での利下げ期待にくわえ、好調な企業決算が発表されたことなどを好感。反発して終わりました。立会時間中に、WTI原油が1バレル70ドルに接近し、資源株が買われたことも上げ幅の拡大に貢献しています。また、米国金利の低下を受け、銀行間貸出金利も低下するなど、金融機関の流動性改善期待も背景にあるようです。
 
 引け後の、GLOBEX米国株先物は、現在、小安く推移していますが、今日8時半から開催される日銀の政策決定会合の動きを見ている感じがします。

 30日の米国株
 ニューヨークダウ 9180ドル69セント +189ドル73セント (+2.11%)
            レンジ 9260~8976ドル 284ドル幅

 NASDAQ    1698.52ポイント +41.31ポイント (+2.49%)
            レンジ 1712~1658ポイント 54ポイント幅

 S&P500    954.09ポイント +24.00ポイント (+2.58%)
            レンジ 963~928 35ポイント幅

 CME日経平均先物  9100円 +70円 (大証比)


 米国株は振幅が縮小してきており、相場全般が落ち着きを取り戻してきたことが分かります。一時はPERで10倍台を割り込むなど日本株と同様に割安感が台頭。買戻しとともに、長期資金が流入し、株価の割安感が是正されています。現在もまだPERは10.5倍台と割安感はあるものの、以前から戻りめどとしてきた、25日線に接近。一昨日、昨日と二日続けて同平均線を意識して頭を押さえられる動きになっています。来週の大統領選を意識して、一段高に進むのか、再度、5日線くらいまでの押し目があるのか、ちょっと微妙な情勢です。
 
 日本株は、日銀の利下げを期待して昨日上げ幅を拡大して来ましたが、たぶんに月末を意識したドレッシングの動きも関係しているものと思われます。日銀の利下げ→一段高を期待したいところですが、明日から3連休になりますので、後場からは利食い急ぎの動きになるかもしれません。日本の場合も、当面の目標である25日線まで残すところ500円弱…。4~5年もつ長期方針なら持続や新規買いもいいかもしれませんが、目先はちょっと伸長になりたいところ…か。

 

 
 
 

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世界市場安定のゲタを預けられた日銀…責任は重いよ~
 電話の応対が多く、書き込みが遅れました。ずっと相場の立ち直り条件は「日銀の政策次第…」といってきましたが、予想通りの上昇になってきましたので、持ち株の処理について問い合わせが増えました。ただ、一番嫌いな「当たりましたね」という言葉が多く出てきたのには閉口します。こっちとらは、当てものゲームをやるために、世界の経済や金融政策を必死になって調べているんじゃないんですからね。十分調べて、出した結論を言っているんですから、当たろうがはずれようが、努力には敬意を払って欲しいものです。

 さて、30日の日経平均は817円86銭高の9029円76銭、TOPIXは69.05ポイント高の899.37と、ともに大幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは65、RSIは49、25日線かい離はマイナス5%でした。また、出来高概算は30億株、売買代金は2兆2800億円と、ここ数日横ばいのうごきです。今日の日経平均の上昇率は9.96%に達しますが、この数字は歴代4位の上昇率。上がっても下がっても、今月はまさに記録ずくめでしたね。

★米国株の引け際急落は、市場の早とちり…?
 注目の米国の利下げは、市場予測どおりの0.5%でした。0.75%もあるかと、期待した部分もあったようですが、昨晩の下げには、やや失望感もあったのかもしれません。ただ、引け際の400ドルくらい急落していますが、これは、GEの首脳が悲観的な決算内容を発表したことによる、としています。多分、これに引っ掛けてプログラム売りがでたものだと思われますが、引け後も、GE決算を嫌気して、GLOBEXで米国株先物が売られ、これを引きづった格好で今日の日本株の相場が始まりました。

 ただ、日銀の利下げを思惑して円相場が一段安したことや、ドル高の一服を手がかりに他のアジア株が上昇したこと、さらに、GE首脳発言を市場が誤解していたことなどが伝わるとともに、GLOBEX市場での米国株が急反転。S&P500が30ポイント高、NASDAQ100が43ポイント高、ダウ平均が300ドル高するなど大きく反転したことを好感。先物に買戻しが入ったことが上げ幅の拡大につながりました。翌月渡しに入ったことで、ヘッジファンドやミューチャルファンドの売り圧力が弱ったことも、上げを加速したようです。おかげで、強力な強気サインである底値からの「赤三兵」が入りました。

★押し目買いには3本新値の陽転が必要
 当面、25日線がある9500円台を目指すことになると思いますが、今晩の米国株がGLOBEX市場通りに動くなら、25日線を突破してきますので、日本もそれなりの上げが期待できるんでしょう。指数を見る限り、25日線に近づいている意外に加熱サインを出しているものはありません。惜しむらくは、まだ3本新値が陽転していないこと…。10月9日の引け値9157円を上回ると、陽転し押し目買いに転換してきます。現在は売られすぎの修正局面にあり、業績を無視して上げていますが、日経平均の予想PERは12倍台に入っており、売られすぎの修正以降は、業績重視の選別相場に入っていくものと思われます。とりあえず、25日線を目標において、時価からの値幅を算定…。幅がなければ見送るくらいの余裕が必要でしょう。

★日銀内部は利下げにシラケムード…?
 とにかく、世界の株式市場は、日米欧の協調利下げを織り込みながらここ数日上昇しています。日銀は、明日朝8時半から、政策決定会合を開きますが、現在でも利下げに対する抵抗は強いと言われています。実際、一昨日から昨日にかけて市場から2兆円以上の資金を吸い上げて、0.5%の政策金利の維持に努めています。内部では、利下げをしても景気刺激効果は薄い…と言う意見が強いようですが、ここでは利下げ効果よりも、為替相場の安定と株式市場の刺激効果の方が重要なのです。利下げをしなかったら、株価の急落、円の急騰という、バッシングが待っていますから、見送ることは出来ませんが、どうも、最近の動きをみると、日銀という殻に閉じこもって、国際協調には関心がないという感じを受けますので、もしかしたら…という、リスクを朝の書き込みで提示したわけです。

 海外では銀行間貸出金利が低下するなど、ファンダメンタル部分は改善してきているものの、依然として金利は高水準…。また、米国株の急速な立ち直りにもかかわらず恐怖指数(VIX指数)は依然70ポイント近くで高止まりしています。ここにこて、新興国のデフォールト(債務不履行)懸念 が高まり、先進国の金融機関のなかから関連貸し出しが不良債権化する兆候があることなども懸念しているようです。IMFの融資を増やし、対処するようですが、資金面などでてこ入れする必要もあるため、15日のG7、G20 会議が重要になりそうです。

★とにかく、とにかく…日銀次第…
 とにかく、日米ともPERが10倍を切るほどまでに売り込まれた、割安修正相場が始まっています。かなりの戻りが期待できそうですが、世界景気が後退するなかでの反発ですから、自ずと限界があることを理解しておかねばなりません。次回の株式レポートで戻りめどや今後の注目業種などを分析してみるつもりですが、それもこれも、明日日銀が利下げを行うことを前提にしたもの…。

 明日の立会いが始まるまでには、結論がでるんでしょうか…?

  


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米国が0.5%の利下げを実施…日欧は同調せず
 おはようございます。
 昨日の米国株は、欧州株高の流れを引き継いだものの、前日の急騰分の利食い売りや、この日開催されたFOMCの利下げ幅をめぐって売り買いが交錯。終日神経質な動きを繰り返していました。注目の利下げは、0.5%の引き下げと、市場が予測したとおりの結果になったため、引けにかけ失望売りが出されていました。またGEトップの業績見通しに対する弱気な発言が出たことから、弱気に傾き、大引けにかけ売りプログラムも発動。結局反落して終わりました。ただ、FOMC終了後の会見で、追加利下げに対する含みを持たせたことで、市場は早速、12月FOMCでの0.25%利下げを織り込みに入っています。また、GE首脳の発言については、取引終了後に、会社側から修正のコメントが発表されましたが、GLOBEX市場では、米国株の下げ幅が拡大しています。

 29日の米国株

 ニューヨークダウ 8990ドル96セント -74ドル16セント (-0.82%)
            レンジ 9363~8890ドル  473ドル幅

 NASDAQ     1657.21ポイント +7.74ポイント (+0.47%)
             レンジ 1705~1622 ポイント 83ポイント幅

 S&P500     930.09ポイント  -10.42ポイント (-1.11%)
            レンジ 969~922 47ポイント幅

 CME日経平均先物  8475円 +175円 (大証比)


 残念ながら、日米欧の協調利下げはありませんでした。昨日の金融調節でも、日銀は0.5%の政策金利を維持すべく、市場から資金を吸収しています。明日31日に政策決定委員会がありますが、金利水準維持にこだわって利下げを見送った場合、世界の市場に与えるマイナスの影響は計り知れないものがあります。当面のリスク要因として頭に入れておく必要がありそうです。
 
 米国株は小幅安で終わりましたが、以前から予想してきた25日線が接近しており、テクニカルな要因で売りが出た、との見方も出来ます。本日の日本株は、CME高に支えられて、堅調に推移すると思われますが、GLOBEXの米国株安があり、相場の推移を見ながら神経質な動きになりそうです。昨晩も書いたように、10月10日安値の節値にきていますので、ここを突破してさらに上に伸びれるかどうか…。「赤三兵」型が完成するかも注目です。まだまだ、警戒は緩められません。
 日銀さん、本当にやるんでしょうね…。

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大統領選と首脳会議…ともに株価の上げが必要
 29日水曜日の日経平均は589円98銭高の8211円90銭、TOPIXは46.29ポイント高の830.32と、ともに大幅続伸して終わりました。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは61、RSIは43、25日線かい離はマイナス15%でした。また、出来高概算は29億8000万株、売買代金は2兆2200億円と、変化はありませんが、このところ30億株近い商いが続いていることは注目されます。

★戻りの急所に来ているが、ここから上は…
 それにしても荒っぽい展開が続きますね。昨日、今日で大台が二つも変わりました…。まだ、海外ヘッジファンドやミューチャルファンドの売りに対する恐怖心が続いているのか、株価の伸びが止まると、すかさず先物売りが入ってくるようです。あまり、チャートの話をしても仕方がありませんが、常識的には当面の戻りのめどは10月10日安値の8115円付近。定石どおり、この付近に届いたところから利食い売りや先物売りが増加し、日経平均は下げ幅を縮小していきました。

 しかし、後場後半になると、円安が持続したほか、GLOBEX市場で米国株先物が下げ幅を縮小。米国公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.75%に拡大される可能性もあり、買戻しが活発化。結局、日経平均はほぼ高値圏で終わってきました。さて、日本株だけでみると少々判断が難しくなってきました。まず、先に書いた10月10日安値に届き目先の急所に届いてきたこと…。さらに、これまで1年以上日経平均の下げトレンドの下値を支えてきたライン(07年8月安値1万6651円、今年1月安値1万2572円、同3月安値1万1691円をそれぞれ結んだもの)を、一旦下回りながら再びこのラインに接近してきたこと…。下値支持ラインは時価がこれを下回ったために上値抵抗ラインに変化しており、売り圧力が強まってくることが考えられます。

★米国株は大統領選を意識したPKOの動きも
 それだけに、今晩の米国株の動向が重要になってきます。今晩のFOMCの利下げ幅については0.50%はほぼ織り込み済みですが、0.75%については、どの程度織り込んでいるか…。今晩のニューヨークは利下げ幅を探る動きになると思われます。ただ、前回、日銀がそっぽを向いて失敗した「国際協調利下げ」も、もしかしたら、市場へのインパクトを与えるため、日、米、欧がいっせいに発表する可能性もあり、株価が急伸する可能性もあります。とにかく、米国の大統領選は来週4日に迫っており、米国政府としても株価上昇の環境作りをしたいはずです。

★来月15日の首脳会議は、戦後の通貨体制の持続可否を問うものに…
 あまり、思惑的な話をするのは好きではありませんが、来月開催されるG7、G20 の緊急金融首脳会議は、今後の国際政治の動向を左右しかねない重要なものになる可能性があります。欧米資金の撤退で新興国は今財政破たんの危機にさらされています。本来なら、国際通貨基金(IMF)に救済を申し立てたいところですが、90年台のアジア通貨危機の際、IMFが救済に入った国では厳しい経済政策が要求され、多くの企業が危機に瀕しています。結果、欧米企業に蚕食されるという苦い学習をしていますので、最初に中国やロシアに支援を申し込むという傾向が定着してきました。これは、欧米にとっては、IMFを中心に金融支配を強める、という戦後の体制に対する危機に他なりません。

 今回の、会議は、旧来の支配体制を維持しようという西側先進国と、新たな金融体制の構築(IMFの改革…?)を目指す新興国との対立が鮮明になるかもしれません。これを、有利に進めるためにも、金融安定の象徴である株価の上昇が必要になるわけです。その意味では、日米欧がばらばらに利下げを発表したのでは意味がありませんね。久しぶりに、甘ったるい予想を掲げますが、米国がもう世界の警察にならなくってもいいや…と考えれば、どうでもいい話ですが、まだ覇権にこだわるなら、世界の金融支配体制はぜひとも維持したいところですね。

 今、NHKで篤姫の話をやっています。最近の放送分で、せっかく薩長が有力諸藩による「列侯会議」を設置、徳川家を残す体制を提案したのに、慶喜がこれをけって幕藩体制の維持にこだわったために、薩長が一気に倒幕に傾くくだりがありました。なんだか、今度の米国の会議はこれに似ているような気がしてなりません。米国が、臣下として新興国をIMF体制のなかに取り込むことに失敗したら、中国やロシア、インド、ブラジルなどの主要新興国は、ドルを機軸にしないIMFに変わる新しい通貨体制を作りに行くかも知れません。

 いろんな意味で、今は国際政治の流れの分岐点に差し掛かっています。毎日の株価の上げ下げに一喜一憂している間に、気がついたら徳川幕藩体制が明治維新政府に変わっていたなんて事にもなりかねません。それだけに、米国にとって11月15日の首脳会議までには、かなりの水準の株価が必要になるのです。ちょっと、我田引水的ですが、米国株が上がるなら、日本だって…という論法をここでは取ってみたいのですが、やはり、ちょっと無理がありますかね~。

 とにかく、ここから先も、米国株次第…。(でも、日本は沈みかかっている船に乗ったままでいいのかな~?)
 

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世界の市場が待っていた…日銀の利下げ
 おはようございます。今日は一日すっきりした気分で過ごせそうですね。
 
 28日の米国株は、アジア、欧州株高を好感し高く始まりました。場中には、7-8月のS&Pケースシラー住宅価格指数が前年同月比で過去最大の落ち込みになったほか、10月の消費者信頼感指数が1967年の統計開始以来、過去最悪の数字に落ち込むなど悪材料がでたものの、全体的には下げ渋りの動きでした。その後、日本経済新聞が「日銀の0.25%利下げ」観測記事を掲載したことを受け、国際協調利下げへの期待感が一気に高まり、引けにかけ株価は急騰。ニューヨークダウとS&P500 は過去2番目という上昇率になっています。
 
 28日の米国株

 ニューヨークダウ 9065ドル12セント +889.35 (+10.88%)
            レンジ 9082~8174ドル 908ドル幅

 NASDAQ      1649.47ポイント +143.57ポイント (+9.53%)
            レンジ 1649~1504ポイント 145ポイント幅

 S&P500       940.51ポイント  +91.59 (+10.79%)
            レンジ 940~845 95ポイント幅

 CME日経平均先物  8110円 +380円(大証比)


 昨晩書きましたように、昨日の日本株の上げ要因について判断に迷いましたが、やはり日銀の利下げを先読みしていたようですね。ちなみに、円は対ドルで一気に98円台まで5円以上下落、1974年以来の下落率を示しています。CMEの日経平均先物も一時ストップ高するなど、市場のムードは一変する可能性も出てきました。それくらい、日銀利下げのインパクトは大きかったのです。ただ、昨日も書きましたように、たとえ日銀が利下げをしたとしても、流動性を絞ったのでは何の意味もありませんし、また、それをやる可能性が強いと思われます。今後も、日銀の金融運営には注目していかなければなりません。

 ただ、目先的には、為替市場、株式市場でショートの巻き戻しが始まりますので、リバウンド相場が期待できそうです、当面、ニューヨークダウで9500ドル付近にある25日線を上回れるかどうかがかぎになります。何でも戻る…と思いますが、主力株のなかで売込みが多いものが面白いかも知れませんね。本格的な立ち直りには、日銀の量的金融緩和への回帰まで待たなくてはいけないかもしれません。一旦は、キャッシュポジションを上げることも忘れてはいけませんね。
 

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与謝野発言で、日銀利下げの可能性が強まる…?
 28日火曜日の日経平均は459円02銭高の7621円92銭、TOPIXは37.57ポイント高の784.03と、ともに5営業日ぶりに反発して終わりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは58、RSIは33、25日線かい離はマイナス22%でした。また、出来高概算は31億6000万株、売買代金は2兆1700億円でした。出来高の増加ぶりが目立ちましたね。

★今日の反発のほんとの理由は…?
 さて、マスコミさん流に言えば、「何で戻したんだ…。7000割れで終わっていれば、明日の記事作りが楽なのに…」という所でしょうか。でも、本当に今日の戻りの理由はなんでしょうか?GLOBEX市場の米国株先物の動きを見ながら神経質な動きをしていましたが、香港など海外株が上昇したことも好感。また、中川財務・金融大臣が「空売り規制」を前倒しで実施する…と、発言したことから買戻しが入り、それにタイミングを合わせるように公的年金の買いが入り、株価を押し上げた…という解説があります。しかし、どれがきっかけとなって上がったかは、ちょっと判断に苦しみますね。

★為替は日銀の協調利下げ同調を読んだ…?
 ただ、注目されるのは円相場が一気に3円近く急落したことです。
 以前から、株価の安定には、日銀の姿勢がポイントになる、と書いてきましたが、昨晩は、米国のFOMC(公開市場委員会)の開催を前に、ECB(欧州中央委員会)のトリシェ総裁が、利下げの可能性をにじませる発言をしています。また、ワシントンポストも「世界の中央銀行が追加利下げに踏み切る…」との記事を掲載。日銀の利下げの有無が注目されていましたが、今日、与謝野経済財政担当大臣が「日銀が利下げすることは、国際協調の証になる…」と発言。俄かに、国際協調利下げに日本も同調して利下げする可能性が強まってきました。

★市場立ち直りの鍵は、日銀が量的緩和まで戻ったとき…
 為替の急反転をみても、日本の利下げを為替市場が先読みしたからではないでしょうか。まだ、安心は出来ないものの、GLOBEX市場の反発のしかたは大きく、単にアジア株が下げ止まったから、ということへの反応とは違うような感じがします。ここ数日、円高ピッチが鈍っていましたので、日銀の出方をみているのかな…と感じていましたが、今日の与謝野大臣の発言で、日銀への利下げ圧力がかなり強まったものと思われます。ただ、世界市場の安定には、日銀の利下げだけでは不十分であることはこれまでにも書いてきました。これまでのやり方だと、一応は、世界に協調するふりをしていますが、実質的には金融をタイトな状況にして、金利を維持しようとしてきており、せっかく利下げをしても、流動性の面でタイトな状況を続けられたら意味はありませんし、恐らく、それをするものと思われます。

 多分、今回、国際協調利下げが実施されても、日銀が流動性を絞れば意味はなく、市場へのインパクトも長続きしないかもしれません。米国のドル紙幣増発を促し、世界に流動性を供給するには、日銀の流動性供給が絶対に必要。本当に今の相場に強気になれるのは、日銀が「量的金融緩和」の段階に踏み込んだ時だと思われます。

 今日の相場の動きだけから、勝手に利下げを判断するのは無理があるかもしれませんが、為替の反応を見る限り、もしかしたら…と思わせますね。ちょっと、目先の反発に期待が持てそうな感じになりました。ただ、意地を通して、利下げをしなかったら、次にはモット厳しい円高バッシングが待っています。

 しかし、日銀が利下げをしたからといって、ヘッジファンドやミューチャルファンドの換金売りが止まるわけではありません。ただ、国際協調利下げを好感して株価が上昇すれば、換金売りの数量もその分減少してきますので、市場への売り圧力も減ります。多分、新規の買いや買戻しも入るでしょうから、市場へのインパクトも薄れてくるはずです。

 まずは、米国FOMCの動向と日銀関係者の発言に注目か…。今日の朝もこの一日二日がかぎになる…としましたが、果たして、明日新月の変化日が、文字通り変化点になるかどうか…。まずは、乞う御期待というところですね。


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今晩から始まるFOMC…日銀の協調利下げが市場安定化のカギ
 おはようございます。27日の米国株は、海外株安の流れを受け、続落して始まりました。ただ、場中に新築住宅販売戸数が市場の事前予想を上回る前月比2.7%増になったことや、ECB(欧州中央銀行)トリシェ総裁の再利下げ示唆発言などがあったことを好感し、前日比でプラスに転換するなど荒っぽい動きを繰り返しました。ただ、いつも通り、引け際30分の売りが出て、一気に300ドルあまり急落…。結局、続落して終わっています。引け値ベースでは安値を更新、5年ぶりの安値圏に入ってきました。

 引け際の売りも、ヘッジファンドやミューチャルファンドの解約にともなう売りといわれ、ファンダメンタルとは関係の無いところで進む実弾売りをどうコントロールするかが、課題になりそうです。

 27日の米国株

ニューヨークダウ 8175ドル77セント -203ドル18セント (-2.42%)
           レンジ 8599~8143ドル 456ドル幅

NASDAQ     1505.90ポイント  -46.13ポイント (-2.97%)
           レンジ 1574~1503ポイント 71ポイント幅

S&P500      848.92ポイント -27.85ポイント (-3.18%)
           レンジ 893~846ポイント 47ポイント幅

CME日経平均先物  7090円 -70円 (大証比)


 米国株は相変わらず乱高下のきつい相場が続いていますが、好材料、悪材料に素直に反応する動きは生きており、まだ冷静さは残っているように思われます。ただ、ヘッジファンドやミューチャルファンドからの現物売りが、五月雨的に継続しているのが、だんだん市場ムードを悪くしている感じがします。この背景には、レバレッジをかけて膨らませた運用資産の収縮という構造的な要因があり、今のところ打つ手がない状況…。日本株もこの影響を受けているのですが、新興国では、今後先進国の投資資金引き上げから経済の実態面に影響が及ぶ可能性もあり、収縮する世界景気にどう歯止めをかけていくかという問題が出てくるはずです。

 来月15日の緊急金融G7、G20 会議まで、国際協調での動きは無いような感じになっていますが、市場はこの間隙を衝いている感じさえ受けます。今晩から行われる米国FOMCと呼応して、再度国債協調利下げの道を探るか、また、日銀が同調するか…。今日から、明日にかけての動きは目先の注目点になります。日銀が同調しなければ、一段の円高が待っていることを覚悟しなければならないでしょう。ニューヨークダウ、NASDAQの日足が「瀑布型」のパターンを示し、滝の落ち口に位置しているのは気持ちが悪い…。

 とにかく、この一日、二日の日銀の動きが焦点…。

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日経平均の予想PER10倍割れって、記憶にないよ~
 週明け27日の日経平均は486円18銭安の7162円90銭、TOPIXは59.65ポイント安の746.46ポイントと、ともに大幅続落。2003年4月につけたバブル崩壊後の安値を下回りました。日経平均のサイコロは5勝7敗、騰落レシオは57、RSIは28、25日線かい離はマイナス28%でした。また出来高概算は31億株、売買代金は2兆2300億円と、ボリュームの増加が目立ちました。

★PERが10倍を割った…
 結局、休みの間に、政策当局はなんら有効な策を打ち出すことは出来ませんでしたね。前引け後に中川財務・金融大臣が円高に関するG7の共同声明を発表したものの、市場の安定にはつながらず、GLOBEXの米国株先物が売られ始めると、日本株にも先物の売り仕掛けが入り始め、終値は7100円台…。日本経済は一体どうなっていくんでしょう。先週末の日経平均の予想EPS746円ではじいたPERは、とうとう10倍を割り込み9.6倍になってしまいました。この数字は、どんなものなんでしょう。昭和48年から、相場にかかわってきましたが、ちょっと記憶にありません。

 PERはあくまでも成長を裏づけとする指標ですから、PERが10倍を割り込んでも買われないということは、今後、日本の成長がさらに落ち込んでいくことを先見していることになります。経済成長力に問題があるのは分かりますが、会社の解散価値を表すPBRが1を割り込んでいることは、何をあらわしているんでしょうか。ソニーは今日の引け値でみるとPBRは、0.56倍です。現状だったらソニーは解散価値の半分で買占めできることになります。PBRさえ通用しないとなると、市場は日本企業の市場価値がゼロになる、とでも予想しているのでしょうか。みんな破たんすると言うことですね。そんなことはありえません。結局、ファンダメンタルさえ買い支えきれない需給の崩れが背景にある、ということです。

★ファンダメンタルを無視した需給の崩れは中続きしない…
 今日の日経一面でも、ヘッジファンドの資金流出に関する記事がありましたが、9月末の残高は1兆7900億ドルありましたが、解約などで9月だけで約380億ドル(3兆8000億円)もの資金が流出したといいます。9月から相場が波乱した理由が分かりますね。すでに案内したように10月は430億ドル(約4兆3000億円)流出したといますから、月を追うごとに流出額が拡大していることがわかります。12月は、欧米企業の決算が絡むことからさらに、500億ドル規模の流出があると予想されています。さらに、国際分散投資を行うミューチャルファンドからの資金流出も始まっており、まさにファンドは解約の嵐にさらされているといっても言い過ぎではありません。

 特に、マーケットが小さい新興国のマーケットと異なり、日本市場は流動性に富んでいるだけに海外投資家からの売りが出やすいことも、マーケットの下落幅を拡大しています。恐らく、来月になると換金売りがさらに増加すると予想しているため、前倒しで売りに来ているものと思われます。株価の下落が大きいため、つい被害者意識を持ちたくなりますが、米国市場に次いで換金性に富む市場だけに、この動きはやむをえないものだと思われます。ただ、世界でも突出したブランド力を持つ企業が、PERで10倍をきり、あまつさえ会社の解散価値の半分で買える、というような異常な状態が長続きするはずがありません。そろそろ、長期投資家が動き出してくる可能性があります。

★値がついているということは、この悪環境の中で買っている人がいるということ
 おそらく、じわじわと買いに出てくるのでしょう。しばらくは、目立ちませんが、景気の状況などが好転し、買いたい人が増えてくると、もうかなりの玉が吸い上げられていますから、買いにはいると予想外の高値を買わされるようになるものです。例えば、今日、新日鉄は27円安し254円で終わっています。ひどい状態ですが、出来高は1億1000万株…。これだけの株が売られているのですが、裏返してみれば1億1000万株分誰かが買っているのです。恐らく、皆さんの周りを見たとき、今、株を売ったり買ったりしている人はほとんどいないはずです。それでは、誰が買っているんjでしょうか…。このあたりからは、そういう発想で相場を見ていかないと、動きに負けてしまいます。

★市場建て直しの鍵は日銀の徹底した金融緩和
 とにかく、28日と29日に米国ではFOMCが開催されますが、もしかしたら1%の利下げがあるのでは…という声もかかってきました。原油価格もピークの半分以下になりインフレ懸念も沈静化していますので、今回は日銀としても、協調利下げを逃げることは出来ないものと思われます。今回のレポートでは、米国の金融政策と日銀の金融政策を時系列的に並べて、比較。今回の金融危機が日銀の金融引き締めからもたらされたことを書きました。現在、米国は輪転機をがんがん回して世界の市場のドル紙幣を供給していますが、これをさらに補完するには、世界的な過剰流動性を生み出した日銀が金融緩和状態に移行することです。

 しかし、日銀は国際協調利下げの要望を無視し、現在も金利の高め誘導を続けています。むしろ世界市場の安定を損なう動きをしているのですね。だから、最近の日本だけを狙い撃ちにした円高は、日銀に金融緩和を催促しているものと思われます。今の円高が、日銀が協調利下げを拒否してから始まったことを忘れてはいけません。勝手な思い込みかもしれませんが、日銀がもとの量的金融緩和状態まで戻す…と一言言えば、市場はこれまでとはまったく違う反応を示すものと思われます。おそらく今の市場は、世界的な規模の公共投資でもやらない限りは、好感しないものと思われます。それが出来ないなら、少しでも世界的なバブルが発生したスタート地点まで戻してやること…。それには、米国の共犯者日本が金融緩和することしかないような気がするのですが…。

 また、欧州、米国へと連鎖株安がつづいていくのでしょうか…?


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トレンドの加速はターニングポイントの接近を暗示…?
 おはようございます。相変わらず世界連鎖株安の流れは止まりません。昨日の米国株は、アジア株安、欧州株安の流れを受け、急落してはじまりました。一時は500ドル近く下げる局面もありましたが、9月の中古住宅販売が市場予想を上回る5.5%増になったことなどを好感。安値圏での乱高下を繰り返したあと、312ドル安と続落して終わっています。

 24日の米国株

 ニューヨークダウ 8370ドル95セント -312ドル30セント(-3.59%)
            レンジ 8683~8187ドル 496ドル幅

 NASDAQ     1552.03ポイント  -51.88ポイント (-3.23%)
            レンジ 1584~1493ポイント 91ポイント幅

 S&P500      876.77 -31.34 (-3.45%)
            レンジ 896~852 44幅

 CME日経平均  7550円 -70円 (大証比)


 欧州では、英国の第三四半期GDPがマイナス成長に陥るなど景気後退色を強めているほか、アイスランドやアルゼンチンなど新興国の金融危機が増幅。新興国への債権を抱える金融機関への懸念が再びつよまるなど、しており、ユーロ安を加速することになっています。昨日は、チャート上の急所を次々と突破。特に、04年2月の126円台の壁を突破したことから、ストップロスの売りや新規のユーロ売り・円買いが加速し、113円後半まで、一気に10円以上動いています。
 円・ドル相場も同様な動きを示していますが、これまで小刻みに売られてきたものが下落幅を拡大したことで、見方によっては当面の変化点が近づいた、とみることもできます。
 
 再び、金融危機への懸念が強まったことで、米国財務省が「モノライン」への公的資金投入を検討するなど、新たな動きもでてきました。週明けのアジア市場で、再び株安が拡大すると、危険ゾーンに入ってきますので、週明けまでには何らかの対策がでてくる可能性もあります。

 ただ、世界的な金融市場波乱の要因が、米国の過剰なレバレッジ経済の縮小によるものであるため、その流れに乗って投機を拡大してきたヘッジファンドなどのレバレッジが均衡状態に戻らなければ市場の安定は取り戻せないものと思われます。当面は、この実弾売りの部分にメスをいれ、投売りをとめられるかどうかが課題になります(解約や借入金の返済が背景にあり、対策を打ち出すのは困難だと思われるが…)。

 特に、日本株は03年4月安値7607円を切ると、オイルショック後につけた高値8019円からの調整安底値6849円(1982年10月)、それを下回った場合は列島改造ブーム後の高値5359円(1973年1月)まで、チャート上の節値がなくなってしまうだけに、週明けの動きは注目する必要があります。米国の場合、株価と格付けがリンクしているため、株価の下落により資金調達にも支障が出てきます。週明けは、世界的に、株価の安定が次の課題になりそうです。

 すでに先行して売られ外人持ち株比率の低下したものは株価が安定してきていることは明るい材料として注目する必要があります。次回変化日は、来週水曜日の「新月」…。

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ファンド崩壊が世界の経済をかく乱へ…早期の対策が必要に
 一週間お疲れ様でした。電話攻勢で、話し過ぎて少々疲れました。早く書き込みをしなければいけませんので、しばらく電話は出ませんよ…。

 さて、24日の日経平均は811円90銭安の7649円08銭、TOPIXは65.59ポイント安の806.11ポイントと、ともに続落して終わりました。2003年4月のバブル崩壊後の安値7607円が見えてきましたね。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは62、RSIは28、25日線かい離はマイナス25%でした。株価はドチンしていますが、テクニカル的には厳しい数字はかい離率だけですね。また、出来高概算は26億3000万株、売買代金は2兆円と、下落率の割には市場エネルギーは薄いようです。

★見えてきたバブル崩壊後の安値
 とうとう、バブル崩壊後の安値が近づいてきました。これを切り込むと、日本のバブル崩壊からのケアは終わっていなかった…ということになります。麻生総理や中川財務・金融大臣が日本は金融危機を乗り切ったからノウハウを伝授する…と偉そうに言っていますが、まだ、終わっていなかったんじゃないの…と言われそうですね。このところ、日本株と,とことんぎりぎりまで粘っていたブラジルの株価の下落率が高いようですね。「日本株は上がっていないから安全だ…」として、海外投資家の逃避先に選ばれたことがありましたから、今はそのツケを払っているところでしょう。

★仕手株の崩壊と同じ需給の崩れで始末が悪い

 このところ、多い質問が「どこまで下がる…?」というものですが、今回の相場は需給の崩れですから、はっきりいって、ヘッジファンドやミューチャルファンドが売り切ってしまうまで下げ止まりません。
 最近はほとんど姿を見せなくなった仕手株ですが、今回の動きはこの仕手株の崩れと良く似ています。仕手の連中は、株を買い、それを担保にして資金を借り出すなど、当初元本の数倍とか数十倍に膨らませて、相場を仕掛けます。過去、本州製紙や兼松日産農林などが数百円から何千円に上昇して、話題になりましたが、仕手筋が資金ショートでつぶれると、あとは株券ばかりがとめどなく売られ株価は急落し、数年にわたって低迷状態にはいっていきます。

 まさに、今のヘッジファンドの状況が資金源をなくした仕手筋と同じ状態。運用に当たってレバレッジを効かせるだけ効かして買っていますから、解約や借入金の返済を申し込まれると、1億円の返済でもレバレッジをかけた分売らなければいけません。11月解約分だけで4兆円以上が売られたといますが、レバレッジが5倍なら、単純に20兆円以上の運用対象が売られたはずです。12月分はさらに10兆円近く解約や返済があるといますが、その際は50兆円の運用対象が売られることになります。

★ユーロ安も「米国売り」の、巻き戻し
 今回のユーロ安も、米国の金融危機に際し、資産の逃避対象としてユーロが買われましたが、結局、資金返済にともないドルや円に転換しているということでしょう。これは、相場観やファンダメンタルにかかわらず行われ、値段に関係無しに投げてきますから、今回のような荒っぽい動きになるのです。米国売りの対象として、穀物や非鉄などの商品、金、ユーロが買われ、新興国にも大量の資金が流れました。今は、これが、レバレッジの縮小によって逆流を始めてしまったのです。これは、今回の金融安定化策とはまったく関係の無いところで起きているだけに始末が悪い…。金融機関の貸し出しを増やせ…といっても、まさかヘッジファンドに貸し出しすることはできませんね。

 結局、自己資金調達力の無いところは清算するか破たんして市場からいなくなるしかありません。以前から、日本も海外投資家が売ってくる株券を買い取る機関を作らなければならなくなるといましたが、まさにその動きが始まっています。怖いのは、彼らが投売りすることで、他の投資家が先物で売りつないだり、投売りしたりして下げを加速していくことです。

★やはり崩れだしたインデックス採用銘柄
 このブログでは、インデックス採用の主力株は、昨年7月ごろ、流動性があるという理由だけで、ヘッジファンドに買われているので、ファンダメンタルとは関係無しに投げ売られるので注意した方が良いと書いてきました。実際、今日の新安値銘柄は375銘柄に達していますが、日本を代表する主力株が軒並み並んでいます。指数売買やヘッジファンドの運用対象になり、需給関係が悪化した以上、魅力は無い…としてきましたが、やはり、世界的に名の売れた企業がPER3倍やPBR0.5倍でも叩き売られているのです。それくらい今の売りには切羽詰った事情があるということでしょう。
 日経平均の下落目標がどこかは分からない…としましたが、結局、ヘッジファンドの投げの対象がインデックス採用銘柄だから、彼らの売りが止まらないと日経平均も下げ止まらない…ということになります。 

★危機の本質はレバレッジの縮小…公に救済できないのが悩みの種
 レバレッジを効かせて膨らませるだけ膨らんだ彼らの資金は、新興国の資産を取得しただけでなく、さまざまな形に変わり投資されています。今起きている新興国の債務不履行問題も彼らの資金がいっせいに引き上げたため起きているのです。ここの部分にメスをいれないと、世界市場の不安定さは解消されません。ただ、無茶をやって市場をかく乱させてきた連中を救済することは出来ませんから、結局、彼らが売り切ってしまうまで混乱は収まらない…悩ましいですね。

 彼らの危機は目前に迫り、同時に市場のリスクも最大値に達しています。にもかかわらず、緊急金融サミットをまだ半月以上も先の11月中旬に開催する…。市場が、政治家さんたち、あんたらそんな悠長なことをやっていていいの…と、警告を与える意味から同時株安傾向を強め始めたのです。今晩は海外市場もちょっと怖いことになりそうですが、中央銀行関係者は緊張した状態で連絡を取り合っているものと思いますよ…。当面は、国債協調利下げですが、今回は日銀はやるのかやらないのか…。

★問われる日銀の金融政策…三度目の失敗にチャレンジ中…?
 議会証言で、日銀総裁は国際協調利下げに同調しなかった言い訳をしていたようですが、そのとき、日本は流動性を供給する方が大事…といっていたようですが、資金供給をしてもすぐに回収して
おり、通貨供給量自体は一向に増加していないといいます。これだけ、景気への懸念が出てきて、かつ円高も進行しているのに、利下げの話が一向に出てこない日銀って…?

 やる気になれば、0.25%で2回、量的緩和までやれば3回も緩和が出きるのに何故やらない。金融引き締めの時期を間違え、世界の金融市場混乱の引き金を引いたんだから、今回くらいはもっと迅速に対応してもらいたいものですが、金融商品取引法、改正建築基準法、携帯電話販売方法の変更、医学部定員の削減など、いま日本で起きている混乱の原因は全て彼らが作り出しています。どうもお上の方々は日本の経済をつぶしたがっているような気がして仕方がありません。

★先行して売られたグループの下値抵抗力の強さに注目
 えらい弱気ばかり書いて申し訳ありませんが、以前から言っていますように、売られているものは全て、最近高値をつけたものばかり…相場が底入れするときは、直近高値ものが売られたとき…。実際、先行して売られてきた中小型株はだんだん値持ちがよくなってきました。相場の底入れ時のパターンをしっかり理解しておくことが大事です。直近まで人気があったものが下落したということは、底入れが近い、ということでもありますが、問題は、今売られているものをヘッジファンドの連中がどれくらい持っていて、一体どれくらい売ってくるかがはっきりしないこと…。

 今晩の海外市場は荒れそうだな~。
 

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NYダウ…決算内容に振り回される中、石油とディフェンシブストックがダウを押し上げ
 おはようございます。ニューヨーク株式市場の動きを見ていたら、結局、2度寝をしてしまい書き込みが遅れました。昔はこんなこと無かったのに、歳のせいかな~。

 さて、昨晩の米国株は、企業決算の発表に一喜一憂する展開から乱高下が続いたものの、このところの特徴になっていた引け際30分前から買い物が入りだし、急反発。結局、ニューヨークダウは反発したものの、世界的なIT投資の減少を懸念し、ハイテク株が多いNASDAQ市場は続落して終わっています。OPECの減産を思惑して石油株が反発、市場予想を上回る好決算を発表した大手製薬会社(イーライリリー)など、ヘルスケア関連が買われる一方、金融株や自動車株などがさえないうごきでした。

 23日の米国株

 ニューヨークダウ 8691ドル25セント +172ドル04セント (+2.02%)
            レンジ 8795ドル~8243ドル 552ドル幅

 NASDAQ      1603.91ポイント  -11.84ポイント (-0.73%)
            レンジ 1624~1533  91ポイント幅

 S&P500      908.11ポイント +11.33ポイント(+1.25%)
            レンジ 922~858ポイント  64ポイント幅

 CME日経平均平均  8460円 +10円(大証比)


 ニューヨークダウはプラスで終わりましたが、相変わらず引け前の乱高下が続いています。以前から、PKOの噂が流れていますが真偽のほどは分かりません。ただ、場中でも、ヘッジファンドやミユーチャルファンドの解約売りが散発的にでており、需給悪は現在も続いているようです。
 シカゴの日経平均先物は、10円高で終わり日本株にとっても、安心材料になりそうですが、為替市場での円高が進行しているほか、日経平均のドル建て価格の上昇で利益がでていることもあり、海外からの売りが先行する可能性もあります。また、昨日、発表されたソニーの決算もハイテク株全般に悪影響を与えそうです。
 市場が落ち着けば、ディフェンシブストックの見直し買いが始まりそうです。日本でも、決算発表が始まりましたので、米国のように場中の乱高下の動きが強まるかもしれません。日米とも大台攻防戦の方向に変わりなし…。

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米国から助け舟…
 23日木曜日の日経平均は、213円71銭安の8460円98銭、TOPIXは17.53ポイント安の871.70と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは67、RSIは30、25日線かい離はマイナス18%でした。指数的には相変わらず底値圏の指数が続いていますが、極端な数字はまだ出ていません。また、今日は年金関係の買いが入ったようで、出来高概算は28億2600万株、売買代金は約2兆3544億円と、前日比では増加しています。

 それにしても、ここ数日、新聞、特に一般紙の一面から金融危機に関する記事が消えたな…と思っていたら、覿面、世界の株安連鎖が始まってきましたね。金融危機は、ちょっとでも目を離したらこういうことになるんだぞ…とでも言いたげな下げ方でした。
 
★米国と年金から助け舟…

 今日は米国株安から、売られて始まり、ユーロ安が進む中なか、輸出関連株を中心に下落。一時は安値8016円と、大台割れ寸前まで追い込まれました。ただ、場中に、米国政府が住宅差し押さえの防止用に400億ドルの資金を投入する計画がある…と、つたえられたころから、GLOBEXの米国株先物が反発に転じ、さらに為替、株先物にも買戻しが入り急速に戻し、下げ幅を縮小して終わっています。なんとか、世界の連鎖株安を断ち切ろうと、米国から助け舟が入ったほか、8000円大台を維持しようと年金資金を使ったPKO(プライスキーピングオペレーション)が入ったようです。

 新聞などでも伝えられたように、金融機関を中心にした株式の評価損の拡大で、市中への資金汲供給リスクが発生しており、政府としても株価のこれ以上の下落は放置しておけないというところでしょうか。これは、何も金融機関だけではなく、一般企業ものっとり防止のための株主安定化工作や自社株買いを大量に実施しており、この評価損が利益を食いつぶし、業績の足を引っ張る懸念も強まっています。早いところ、景気の地すべり的な後退に歯止めをかけないと、いろいろまずいことが出てくるかもしれませんね。

★いまさらですが、気学の教えに従っとけば良かった…
 占いの話で恐縮ですが、今年は「一白水星」の星周りに当たっています。この星は、経済不況の星、苦労の星とも言われていますが、年初からの動きはまさにそれを地で行く動きでした。また、白は死装束の白とも通じ、株価にとっては過去言い事がなかったようです。来年は、「九紫火星」になりますが、前年の経済不況や社会的な混乱を受け、暴動など混乱が激化する星と言われます。今の社会情勢を見ていると、為政者が勝手なことをして、国民生活をどんどん悪化させており、暴動が起きても不思議ではありません。ちょっと気になるところです。気学からみた株の話は、年末にでもまた書き込むつもりですが、星回りを月でみると、9月は「一白水星」そして10月は「九紫火星」でした。実際の株価の動きをみると、なるほど…という感じですね。

 「九紫火星」は九星のなかで、唯一「火」の性を持っており、文字通り焼き尽くすような動きになると言います。10月の動きを見ると来年を迎えるのが怖くなってきますが、このあたりは、またじっくり調べてみたいと思います。また、10月は、「神無月」と言いますが、日本中の八百万の神様が出雲に集まり、来年のことを話し合うといいます。ちなみに。出雲の方では10月を「神在り月」というそうですが、相場の神様も出雲にお出かけになって、取引所にはご不在になりますから、例年10月に相場が荒れるということになるんでしょうか。来月は、「八白土星」で、再建や建て直しを意味する星ですから、今月より少しはましな相場つきになるのでしょうか…。

 何くだらないことを書いているんだ…と言われそうですが、気学は中国何千年の歴史を踏まえた統計学のなかから生まれているだけに、馬鹿にしてはいけないことが良く分かりました。毎年年末、自分なりに「卦」は建ててみるのですが、ついつい目先の相場に流されて、基本の流れを忘れてしまいがちになります。ちなみに、株価にとって相性のいいのは「木」の星です。「三碧木星」と「四緑木星」ですが、まだまだ大分先の話ですね。そういえば、2006年と2005年は絶好調でしたね。

★風船の収縮が続く限り、売り物は続く…
 株については、とにもかくにも米国次第…。このところ振幅が大きくなっていますが、株も為替も一定の水準を上回ったり下回ったりすると、自動的にコンピューターが売り注文や買い注文を出す「プログラム売買」が相場の動きを大きくしています。皆が同じようなプログラムを使っていますから、同時に皆が同じ方向に動く…という変な動きになっています。個人相場観が作用していませんから、逆張りの投資家が出てこず、また出てきてもプログラム売買の規模が大きいために飲み込まれてしまっています。とくに、今回は、借金で数倍とか数十倍に拡大した資産を背景に、世界中に投資していますから、これが一気に縮小したら、どういう結果になるかは、今回の相場を見ていたらよくわかるはずですね。結局、新興国の成長も、株高も、輸出の伸長も、全て、米国の膨らませた資産とそれを背景にした消費に支えられていた…ということです。

★日銀の金融政策が市場安定化のカギ
 それが、反対向きになっているわけですから、すべてこれまでの逆の現象が起きてくる…ということです。だから、これを緩和しようと思ったら、米国の資産バブルに資金を供給していた日本の蛇口を緩めるしかありません。ところが、日銀のやっていることは、市場に資金を供給してもすぐに回収し、なんとか現在の金利水準を維持しようと、金融をきつめにいじしています。これでは、そのうち日本の景気事態が金利の重圧で押しつぶされてしまいます。

 政府が株価意識を強めたことは評価できますが、今晩以降の海外相場で連鎖株安に歯止めがかからなかった場合、再度の協調利下げが課題になりますが、このとき日銀がどう行動するか…。また、海外からの要望に逆らったら、市場はモットきついしっぺ返しを与えてきます。

 世界経済の安定は、日銀が再び量的金融緩和に踏み切るくらいの覚悟を見せないと解決しないものと思われます。日米とも目先は大台の攻防戦…か。

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依然として続くヘッジファンドやミューチャルファンドの実弾売り
 おはようございます。
 昨晩の米国株は、ユーロ安、欧州株安の流れを引き継ぎ続落してスタート。ユーロ安に歯止めがかからないことや、次々に発表される企業決算で市場予測を下回るものが多かったことから、景気の先行きに対する警戒感が強まり下落幅を拡大、一時は700ドル安近くありました。
 原油先物価格の下落とともに、非鉄、穀物と商品全般の価格も下落しており、関連株が下落をリードする格好になっています。昨晩も書きましたが、米国の金融危機拡大に際し、レバレッジを効かせて商品やユーロ買いによる「米国売り」を強めたヘッジファンドなどのレバレッジ縮小の動きが止まりません。直近まで高値をつけていた投資対象が下落している、という意味では、売りの最終局面といえなくもありませんが、市場の吸収力が弱まっているだけに、下値が懸念されます。

 緊急のG7、G20 の金融首脳会議は、来月15日に設定されていますが、米国の大統領選挙の日程に合わせたもので、市場の要求する緊急性を無視したものになっています。米国の危機に対する考え方の甘さを市場が衝く格好になっているだけに、ちょっと心配です。

 22日の米国株

 ニューヨークダウ 8519ドル21セント -514ドル45セント (-5.69%)
            レンジ 9027ドル~8335ドル 692ドル幅

 NASDAQ      1615.75ポイント -80.93ポイント (-4,77%)
            レンジ 1678~1587ポイント 91ポイント幅

 S&P500       896.78ポイント -58.27ポイント (-6.10%)
            レンジ 951~875ポイント 76幅
 
 CME日経平均先物  8215円 -445円 (大証比)


 米国株の変動幅が再び拡大。円高が進む中で、昨晩のCME日経平均先物価格が、現物価格の安値8115円に接近しています。今日は、安値の攻防戦になりそうですが、ヘッジファンドのレバレッジ解消の動きがいまだに続いていることが確認されており、主力株を中心にした日本株売り懸念が消えません。株安連鎖に歯止めをかけるために、何らかの国際協調体制のアピール措置が必要になっているのかも知れません。円高メリットを享受できる業種が注目されますが、まずは、市場の落ち着きを確認することを優先すべきでしょう。

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船が沈没しかかっているのに、主導権争いは無いでしょう…
 体調が悪く、昼から横になっていましたが、パソコンの電源を入れたら、えらい様子が変わっていました。どうりで、携帯が何度も鳴っていたはずです。電話をかけた方、ごめんなさい…。

 さて、22日水曜日の日経平均は631円56銭安の8674円69銭、TOPIXは67.41ポイント安の889.23と、ともに4日ぶりに急反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは66、RSIは30、25日線かい離はマイナス17%でした。出来高概算は21億5000万株、売買代金は1兆8800億円でした。

★まだ終わっていなかったヘッジファンドの換金売り
 まさか、為替の方から来るとは思いませんでしたね。後場からユーロが急落し実に4年8ヶ月ぶりに、1ユーロ127円台をつけています。欧州の景気状況がさえないほか、アイスランドやスイスの金融懸念がくすぶっており、ユーロを売る動きが強まりました。 また、昨日懸念材料としてあげたリーマンのCDS決済に絡み、ユーロやスイスフランを売ってドルの手当てをした、という話もながれています。ただ、市場が一番気にしていたのは、解約申込の期限が先週通過したものの、ドル売り・ユーロ買いのポジションを取っていたヘッジファンドの巻き戻しが続いていること。来月の決算期を控え、依然として換金売りが続いているのではとの思惑です。先週の段階で、換金売りは通過した、とみていただけに、市場の受けたショックも大きかったようですね。

 また、日本の輸出企業の今期の想定為替レートは1ドル105円、1ユーロ155円というところでしたが、現在の為替レートでは巨額の為替損失を出してしまうことになります。もともと、輸出企業の業績への影響が気にされていましたが、流石に1ユーロ120円台となると、リバウンドなどといってはおられず、先物から売られ、あとは買いの手仕舞いなども巻き込み、値下がり幅を拡大したようです。

★新興市場の金融情勢は悪化
 前場中は、GLOBEX市場の米国株先物は全て大幅に反発していましたので、昼から買われるかな…と思っていましたが、結局、GLOBEXも反対に二桁下落するという格好で、急落しています。上がれば、悪材料を忘れ、下がれば今まで無視していた悪材料が、大いに気になる…というパターンですね。どうも、まだ、市場心理は立ち直っていないようです。金融危機が何も解決されていないことは、何度も指摘してきましたが、アイスランドは円建て債の利払い懸念が生じ、アルゼンチンは対外債務の返済原資に充てるため、民間の年金基金を国有化する、という強硬措置を発動。アルゼンチンの金融市場に激震が走っています。
 
★主導権争いの間隙を衝かれた今日の為替変動
 なんか、最近の金融危機対応を見ていると、英国、フランスが主導権争いを始め、米国がリーダーシップを取られてたまるか…と、お互いに中国を巻き込み金融危機対策G7会合をめぐって、せめぎ合いをしている感じがします、結局、今回のユーロ・スイスフラン売り、円・ドル買いもこの隙をついたものでしょう。主導権争いなんかする暇なんか無いはずですが、困ったものです。それに、欧米とも敢て日本を無視しているような感じがしますね。お前は金だけ出して口を出すな…という事のようですが、中国をパートナーとして見るのはいかがなものでしょう。野放図な経営をする国営企業に貸付不良債権化している貸付がいくらあるか分からない…また、多発する倒産や上昇率が鈍り始めた不動産価格、高まるチャイナフリーなど、これから中国の上げ底経済の馬脚が現れてきます。

★日本無視、中国重視の欧米は大丈夫…?
 結局、日本のバブル崩壊克服のノウハウは、「俺たちとは違う…」の一言で片付けられてしまいそうな感じです。どうもまだ今回の危機の本質と原因が今の欧米の指導者たちには分かっていないようです。市場のしっぺ返しが怖いですね。一体、証券化商品の総額はいくらあるのか、またCDSの状況はどうなっているのか、金融機関の抱える不良債券の額はいくらあるのか…いまだに、額の査定が済んでいませんし、やろうともしていません。一方で、危機が起こるたびに資金供給し、米国の輪転機はわずか一ヶ月で一年分の発券量に見合う分を印刷しています。場当たり的としか言いようがありません。今日伝えられた話では、金融機関の資本補填につぎ込まれたはずの公的資金を本来の目的である市中への還流にまわさず、買収資金に当てるというふざけた金融機関も出てきているようです。やはり、欧米の金融機関は「病」を抱えている…と言わざるをえないようですね。

 とことん市場から反撃を食らったらいいでしょう。

★長大陰線と長大陽線
 さて、昨晩の米国株からも、場中のGLOBEXからも援護射撃をえられなかった今日の日本株ですが、やはり16日の長大陰線の下押し圧力の影響を受けてしまいました。会員の方からも、陰線の圧力が強いならさらに下押すのか…との質問がありましたが、この陰線も実は、その前前日14日の長大陽線の影響下にあります。この陽線の寄り付き値8407円を切らない限り、長大陰線も上昇エネルギーの影響を受けています。米国株の動きにもよりますが、当面は、長大陰線の引け値8458円付近が、押し目の限界とみておけばいいのではないでしょうか。

 1ユーロ120円台に入ってきましたが、欧州からの輸入に頼るチーズなどの乳製品やワインなどの会社はさぞかし儲けることでしょうね。ハイテク企業だって市場占有率が高い輸出品なら値上げする、という方法だってありますよ…。

 

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米国株が反落。日本株続伸の援護射撃は無し。場中のGLOBEXが焦点に…
 おはようございます。21日の米国株は、スリーエムの好調な決算が発表されたものの、キャタピラーの決算(EPS1ドル39セント)が市場予想(同1ドル41セント)を下回ったことで、米国内の景気が冷え込んでいること、新興国の受注に減速感があることなどが、あらためて確認されたことから、全般に売られて終わりました。また、前日上昇したWTI原油先物価格も下落。一時70ドルを割り込んだことから資源株も売られ下げ幅を大きくしています。欧州でも市場の関心は金融から景気へと移っており、景気刺激策の発動が注目されます。

 21日の米国株
 NYダウ  9033ドル66セント -231ドル77セント(-2.50%)
        レンジ  9284ドル~9004ドル  280ドル幅

 NASDAQ  1696.68ポイント  -73.35ポイント(-4.14%)
        レンジ 1768~1695 73ポイント幅

 S&P500  955.05  -30.35(-3.08%)
        レンジ 985~952 33幅


 米国株は残念ながら下落し、今日の日本株の援護射撃にはならなかったようです。ただ、フレ幅は縮小してきており、昨日の動きは積極的に売っていこうというより、利食いが先行した感じもあります。今日の日本株も利食い先行で始まりそうですが、場中のGLOBEX市場の米国株動向によっては、堅調な展開になる可能性もあります。昨晩も書きましたように、目先は16日につけた長大陰線からの脱却がポイント。世界的に景気後退を織り込みにかかっていますから、景気敏感株より、ディフェンシブ型で値上げや円高、原材料価格の低下で業績増額修正が期待できるグループの押し目狙いか…?

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米国の凋落を見越し日本への接近を強めるアジア諸国
 書き込みが遅くなりました。あんまり良い天気でしたので、ちょっと自転車に乗って、法隆寺周辺に秋の気配を感じにいってきました。今年は好きな法起寺の周辺にコスモスの植え込みがなく少々興ざめでしたが、柿の色づきや稲刈りが終わった田んぼの風景に十分秋の訪れを感じることが出来ました。澄み切った空気にひたっていると、世界の金融市場が大荒れになっていることなんか、忘れてしまいそうな感じになってきました。おっと、現実の世界に戻らなければいけませんね。


 さて、21日の日経平均は300円66銭高の9306円25銭、TOPIXは29.27ポイント高の956.64と、ともに3日続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは74、RSIは34、25日線かい離はマイナス12%でした。可もなし不可もなしと言う数字ですね。出来高概算は20億8000万株、売買代金は1兆8800億円と、市場エネルギーは拡大せず、真空地帯を株価だけが戻している…という感じですね。

 今週は、需給関係のエアースポットに入ったようなものですね。先週のあの怒涛の売り攻勢は一体どこへ行ってしまったのでしょう。なんだか、何もなかったように、資源や穀物価格まで上げてきました。昨日のニューヨーク株や欧州株、香港なども資源株の上昇が貢献しているようです。

★資源価格の上昇は、所詮は戻り売り…?

 OPECの減産思惑がでているようですが、現実問題として、世界の景気が停滞方向に向かっている時にそれはないでしょう…という感じですね。むしろ、カネにあかせて、国内の投資を無茶苦茶増やし、超超高層ビルの高さを競い合うような馬鹿なことをやっているようですが、これから支払いが待っているんですよ。原油価格は短期間に半分になっており、収入も半分に減少することになります。大丈夫なんでしょうか。結局、公には出せない増産を行い、何とか外貨を獲得しなければならない方向に追い込まれテイクのかもしれません。

 以前、フランスのエコノミスト、イブ・ローランが書いた「騙しあいの世界経済」という本を紹介したことがありましたが、資源国がやっていることはまさに第一次・第二次オイルショックのときと同じ。やがて資源国の中から赤字国に転落するところがでてくるんでしょう。また、高い資源価格を背景に独裁を続けてきた国も、国民をつなぎとめる外貨収入が減少し、政権基盤が動揺し、政権交代や政争が始まるんでしょう。今回の、金融危機はさまざまな形で、政治や経済、文化の面まで含め構造変化をもたらすはずです。

★日本への接近を強め始めたアジア諸国
 ブッシュ大統領は、本来は日本が主催国なのに、この意向を無視して、強引に自国で緊急金融サミットの開催に踏み切りました。なんとか、任期中に汚名を挽回したいという感じが伝わってきますが、政策面では完全に欧州勢に主導権を握られています。麻生首相も意趣返しかなにか分かりませんが、日韓中による緊急会議の開催を呼びかけるなど、新たな動きを強めています。また、これまで欧米との関係が深かったインドも、国内開発で日本との関係を深めようと動き出しており、すでに金融危機後の新しい体制を意識しての動きが始まっています。特に、アジアでの日本のステータスが急上昇していることが肌身に感じられます。

★チャイナフリーがブランドになり始めた欧米
 欧米ではこのところチャイナフリー商品がブランドとして定着する動きがあるといます。メイドインチャイナの製品だけでなく、食品の素材、製品の原材料、部品などに中国製が入っていないことが、商品の信頼性につながるようになってきました。米国の国防産業では中国製の部品や製品が混入したことで、武器の信頼性に疑問が生じたり、情報が漏洩する可能性もあるなど、大きな問題も発生していると言います。今後、世界の工場としての中国のプレゼンスが低下していくのは間違いないところでしょう。

★今度は逃げられない…「日本」のリーダーシップ取り
 そこで、浮上してくるのが日本です。小泉政権時代に、米国は日本を中心にするアジア共同体を模索しましたが、当時の小泉首相は、これを主導することを拒み、アジア諸国がもっとも嫌がる「靖国参拝」を敢て実行し、逃げた、という話があります。結果、中国にリーダーの役割を期待したものの、国内に人権問題を抱え、アジア諸国も中国の軍事力に対する警戒感もあり、話が進展しなかった、という経緯があります。しかし、今回の金融危機で、いやでも米国のプレゼンスは低下しますから、アジア諸国としては、米国の押し付けではなく自発的なものとしてアジア共同体を目指す動きが強まってくるはずです。インドの動きはこれを先取りしたものと考えてもいいでしょう。問題は、日本の政治家が逃げないか…ということです。おそらく、中韓ともこれから始まる危機の克服には日本の協力が必要になりますから、日本への接近を強めてくるはずです。すでに、新しい動きがあちこちで始まっていることを頭にいれて、これからの投資を考える必要が出てきます。

★「赤三兵」はつけたが、長大陰線の呪縛を逃れるには米国の一段高が必要
 またまた脱線しましたが、株のことについても書かなければいけませんね。戻りのめどなどは何度も書いてきましたので当て書くことはありません。ただ、今日で3連騰し、とりあえず「赤三兵隊」みたいな格好をつけました。ただ、以前から書いてきたように、長大陰線がある場合には、この寄り付き付近が転換点になりやすく成ります。10月16日に強烈な陰線をつけましたが、このときの寄り付きは9400円…。今日の高値の9358円はこれを意識したものだと思われます。さらに上伸するのはこの陰線の呪縛から抜け出さねばなりません。買いの援軍がない日本株のことですから、一段高にはどうしても米国の援護射撃が必要。

 今晩は、リーマンのCDS決済がありますので、まずこれを乗り切ること…(担保が十分なので心配はないと言われているが、ヘッジファンドの中に現金調達がうまくいっていないところがあり、これが懸念材料)。また、アップルやヤフーなど主力企業の決算が発表されるが、これが市場予想を上回ると、株価の続伸が望めます。ただ、ここで下がってしまうと、結局、日本株も陰線ないの動きになり、一気に下方圧力がかかることになってしまいます。3連騰していますので、基本は押し目買いでいけそうですが、やはり鍵は米国…。

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台風一過の晴天なのか…台風の目に入った晴れ間なのか…決着は月内に
 おはようございます。昨晩の米国株は大幅反発して終わりました。銀行間取引金利が低下したことや、バーナンキFRB議長が、議会証言に際し、景気対策のための財政出動を要請したことなどを好感し、ほぼ一本調子の上げになっています。先週までのヘッジファンド解約にともなう実弾売りが峠をこえたことから、需給面が好転した影響も大きいと思われますが、12月分の解約にかんする売り思惑にくわえ、今晩のリーマンCDSの決済、今週中に予定される経営破たんしたワシントンミューチャルのCDSオークションなど、懸念材料も多く残っていることには注意が必要です。

 昨日の上げで、三角持合の上限を抜いてきており、当面、好需給を背景に、1万ドル手前の抵抗帯を目指す動きになるのかもしれません。ただ、悪材料が出現せず無風状態ですが、台風一過の晴天なのか、台風の目の中に入った無風状態なのかはまだ、定まりません。全力投球はまだ、押さえ気味に…。

 昨日の米国株

 NYダウ 9265.43ドル +413.21ドル (+4.67%)
      レンジ 9266~8852 413ドル幅

 NASDAQ 1770.03ポイント +58.74ポイント (+3.43%)
       レンジ 1770~1698 78ポイント幅

 S&P500 985.40 +44.85 (+4.77%)
       レンジ 985~943 42幅


 米国の法ばかりに目が行きますが、一方で、アイスランドの金融危機に対しIMFや日本などの中銀の支援が伝えられるなど新興国救済のスキームが定まりつつあります。またインドが2004年以来という1%の政策金利の引き下げに動いたほか、ドイツも財務相を中心に景気刺激策の策定をはじまるなど、金融安定化の動きと同時に景気への配慮も始まっています。中国のように国の事情から、再び輸出を刺激する政策を採る国もありますが、基本は内需をいかに喚起するかの方に関心が移っているような感じがします。

 これまで日本経済の足を引っ張ってきた交易条件の悪化が是正されてきており、増額修正期待のある企業の物色と売られすぎ銘柄の修正相場が始まりそうです。ただ、決着は月内に…。

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買いが増えたのか…売りが引っ込んだのか…
 週明け20日の日経平均は311円77銭高の9005円59銭、TOPIXは33.08ポイント高の927.37と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは67、RSIは29、25日線かい離はマイナス16%でした。また、出来高概算は22億株、売買代金は1兆9000億円と、週明けの手がかり材料難から市場エネルギーは今ひとつでした。
 
★買いが増えた、というより「売りが引っ込んだ…」
 前場中は先物リード型で「まあ、しっかり…」という感じでしたが、後場になるとGLOBEX市場で米国株先物が急進。ダウが200ドル近く上昇したことや、円相場が102円台に入った事を好感し、ハイテク株などに買い物が入り日経平均は急伸しています。意外と軽い値動きで戻した…という感じですが、結局、売り物が減った…というのが本筋でしょう。以前から、この相場は米国の金融収縮にともなう需給の崩れ相場…と言ってきましたが、とりあえず、先週でヘッジファンドの解約売りが一巡した、というところでしょうか。

★毎月中旬安の意味は
 7月以降の相場を追ってみると、いずれも中旬に安値をつけ月末にかけて反発。月初めからじわじわ売られ、中旬に下落幅が拡大する…というパターンを続けています。ヘッジファンドの解約制限に関する条項(解約予定日の45日前までに申し出ること)が影響しているものと思われますが、今月は11月解約分の売りに相当します。11月分の解約申込は4兆円を超えたと言いますが、実際にキャッシュを作るためにはレバレッジを効かせた分まで売らなければなりませんから、実際の売却金額は20兆円近くになります(レバレッジ5倍の場合)。

 例月になく厳しかったのは、11月がヘッジファンドの本決算期に当たっていたためで、その分解約申込が多かったせいもあるのでしょう。問題は、12月分ですが、米国のファンドや企業の決算は12月が多く、自分の決算期にあわせて解約申込をすると、また11月中旬にかけ相場が波乱することになります。ヘッジファンド関係者の予想では、12月分の解約を11月を上回る10兆円規模と見積もるところもありますが、その場合レバレッジ分を含めると50兆円にも達することになります。なんだか、背筋が寒くなるような数字ですが、関係者の間では早くから言われている数字でしたから、前倒しで整理している可能性もあります。

★ヘッジファンドの危機は構造的
 10月末までは、緩めてくれそうですので、目先張りでリバウンド狙いも面白いかもしれません。ただ、11月のことを考えると、高値でつかんだ場合の引かされ幅が大きくなるだけに注意したいところです。金融危機、景気後退懸念など心配しなければならない材料は多くありますが、やはり問題はヘッジファンドの動向。規模は200兆円くらいに膨れ上がっていると言いますが、これまで、貸し株や資金借り入れで協力してくれた投資銀行が全滅。おまけに、儲けの源泉だった空売りは禁止される、銀行は金を貸してくれない、解約は増えるなどで、運用成果も二桁減になっており、これがさらに解約を増加させる…という悪循環になっています。この換金売りは、ファンダメンタルに関係なく行われるだけに、下手をすると11月にまた10月の急落相場の再現があるかもしれません。

 11月に開催されるG7金融会議では、株価の安定について話し合われると思いますが、日本の場合、小泉政権の総選挙大勝利以後変われた分だけでも36兆円あり、このままだと、受け皿機関を作らなければならなくなるかもしれません。明日の夜、先ごろ経営破たんしたリーマンのCDS決済が行われるよていですが、今のところ、担保も十分で大きな問題なく通過するといわれています。ただ、ヘッジファンドについては、懸念されるところも多く、十分注意してみる必要がありそうです。

★忘れていたAIG,GSE…
 また、新聞でも伝えられていましたが、政府による救済があったAIGは、政府が予定した貸付金の枠をほぼ使い切った…と言われています。CDSに関する担保の差し入れなどに消えていっているようですが、一方で進めている資産の売却が、金融機関の融資渋りで、先に進まないという事態にも成っているようです。ようするに、まだ放置されたままの危機がたくさんあるということです。本来、資産査定を第一にすべきところを、資本投入からはじめてしまい、不良資産の増殖については禁じ手の「時価会計の停止」で臭いものにふたをするというやり方で対処しています。

 まだまだ、警戒を緩めることは出来ませんね。経済紙などで伝えられる金融情報に関しては細心の注意を払って注視していくことが大事です。

★次のポイントは日米とも大大台の手前
 当面の相場は、売り物がてびかえられることから月末にかけて緩めてもらえるものと思われます。ただ、日経平均は過去9600~9700円どころで、何度か屈折点を形成し支持線を形成してきましたが、今回の急落でこのラインをきっており、当面はこのゾーンが戻りのめどになります。米国も10000ドル手前に強力な抵抗ラインがあり日米とも大大台近くが抵抗線になりそうです。なんとか米国株に抵抗線を突破して大台を回復してほしいものです。

 目先、輸出株が動いているようですが、これからの基本は世界各国がそれぞれ内需を刺激して、景気回復を図ること…。ディフェンシブストックとして買われた食品や電力、ガスは円高や原材料価格の低下でもメリットを受けてきます。増額修正期待で狙うのも面白いのではないでしょうか。米国株に何もないことを願うばかりです…。

 


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振幅が縮小し、三角持合形成パターンに入った米国株。今週の週間上昇率は過去5年半で最大!
 おはようございます。
 昨日の欧州市場は総じて上昇し、世界的な株安連鎖に歯止めがかかりつつあります。ただ、市場の関心は景気情勢へと移行しており、次は景気対策の発動が焦点になりつつあるようです。景気動向次第では、せっかく、「一時的」小康状態を取り戻しつつある金融情勢が、金融機関の不良債権の増加から、さらに悪化する可能性もあり、次の一手(再度の協調利下げ・減税措置…)が注目されます。敢て「一時的」と表現しましたが、まだ、欧米金融機関の不良資産の総額は特定されておらず、今後も公的資金投入の可能性が否定できないためです。日本が実施したような、金融機関への強制調査で不良資産額を特定する方式が必要になりそうです。

 さて、昨日の米国株は、欧州の株高を好感し堅調に始まったものの、10月のミシガン大消費者信頼感指数が前月の70から57.5に悪化したことや、9月の住宅着工件数が17年半ぶり、許可件数が27年ぶりという低水準になったことから景気への懸念が強まり、引けにかけて値を崩して終わっています。
 
 ニューヨークダウ 8852ドル22セント -127ドル04セント(-1.41%)
            レンジ 9281~8718 563ドル幅

 NASDAQ      1711.29ポイント -6.42ポイント(-0.37%)
            レンジ 1782~1670 112幅

 S&P500      940.55 -5.88 (-0.62%)
            レンジ 984~918 66幅  


 相変わらず、乱高下がきついようですが、目先の「2番底」の可能性が強まったことから、振幅は小さくなってきました。ダウ平均の週間は4.8%の上昇になりましたが、この数字は過去5年半で最大のものです。予想通り、振幅が小さくなってきましたが、日足をみると、三角持合の構成パターンに入ってきました。押し目買い気運は強まっているものの、移動平均線の下落ピッチが強まり戻り売り圧力も強いためですが、来週はこの持合がどちらに放れるかが注目点になりそうです。グーグルなど金融以外の決算は堅調なものも多く、相場が強気に転換すれば、割安株物色の動きが強まるかもしれません。成長企業が多いNASDAQ市場の振幅が小さくなってきたことが注目されます。

 来週の日本株は米国次第ですが、まだ海外投資家の買いすぎた日本株の処分懸念があり主力株中心に不安定な動きがつづきそうです。ただ米国が安定を取り戻せば、外人持ち株比率が低い割安中小型株を中心に見直し買いが入る公算も…。

 また、2日にわたって書いてきた日銀の運用姿勢への疑問について、本日の日経「大機小機」欄でも同様の指摘をしていました。先日の国際協調利下げ時に日銀へもアプローチがあったがこれを拒否した、という裏話も書かれています。もし、あのとき世界の中央銀行で唯一「清水」を供給できる日銀が利下げをしていたら市場の反応も異なったものになるはずです。
 レバレッジバブルの原因を作り、早すぎる金融引き締めに踏み切つたことで、バブル崩壊を早めながら、今度は、市場安定化に逆らう日銀の姿勢はもっと糾弾されてもしかるべきだ…と思いますが…。次回の利下げでは、国内景気のためにも実施されんことを切に願うばかりです。今日の記事ではないですが、一体何を守ろうとしているのですか…。面子なんてくだらないものにこだわっいたら、金融の歴史に汚名をのこしますよ…。

 

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ヘッジファンドや年金の売りに加え、投信の解約売り…日本の金融機関は本当に大丈夫…?
 大波乱の一週間でしたが、本当にお疲れさまでした。さすがに船酔いがきつくなって、昨日、今日と胃が気持ち悪いこと…。やはり医者の忠告に従って胃カメラ飲んだ方が言いのかな~。絶対、何かでてくるのはわかりきってるしな~。

 さて、17日の日経平均は235円37銭高の8693円82銭、TOPIXは29.77ポイント高の894.29と、ともに反発して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは64、RSIは25、25日線かい離はマイナス20%でした。また、出来高概算は23億株、売買代金は1兆9700億円でした。
今日朝の書き込みでも予想しましたように、米国株高に引っ張られて何とか高くなったものの、ザラ場中では、相変わらず海外売りや国内投信の解約にともなう売りなどが散発的にでてきて、全般に伸び悩む動きでした。ただ、引けにかけては、ポジションを持ち越したくない先物業者らの買い戻しから急進、今日の高値圏で終わっています。

★レバレッジ運用に関係した株は売りが止まらない…
 それにしても、昨日の相場は凄まじかったですね。インデックス採用銘柄の50銘柄がストップ安をつけた、といいますから、尋常ではありません。昨日も大手ヘッジファンド「シタデル」の経営危機説がながれていましたが、昨日も運用資産2000億規模のヘッジファンドの清算が決まるなど、しており多分日本株の持続的な売りも、この辺が関係しているんでしょう。以前から、米国のレバレッジ運用の手垢がついた主力株は中身がドンだけ良くてもダメ…と書いてきましたが、やはり、レバレッジの縮小とともに、主力株バブルも縮小しています。特に、昨年7月以降、「流動性」を最重視したヘッジファンドの連中が買ったところは、今後も売り圧力にさらされそうです。

★なにか影が薄い日銀…意識的に避けているのか
 最近、欧州を中心に必死になって金融機関への資本注入が進み、米国もいやいやながら資本注入をきめましたが、一連の金融安定化対策の流れのなかで、日本というより、日銀の影がものすごく薄いような気がします。このことは、昨日も書きましたが、何か他人事のような感じがしてなりません。日本の金利水準は十分に低いので、皆さん方と同じ行動は取れません…と、金利水準が低いことを言い訳の材料にしている感じさえします。やる気にさえなれば、2回の利下げとゼロ金利、量的金融緩和…と、まだ4回くらいは協力できるはずですね。なにか、動きが鈍いような気がします。世界中が実質金利をゼロ状態にし、次は財政出動をして景気刺激に踏み切りますが、日本だけは、実質近影をプラス状態にして景気を抑制。資金需要が増えないようにして米国に流す資金ルートを確保する…という筋書きでしょうか。

★日本の内需が活性化しない理由は何故
 日本の内需が何故活性化しないのかについて、国民もそろそろ考えた方が良いと思います。これから米国の沈滞がますます目立ってきますから、日本への外交態度も大きく変化し、属国扱いの本性をむき出しにしてくる可能性もあります。これまでも、同様な扱いをし、年初の「対日要求事項」を送りつけてきて、郵政の民営化などを強制してきましたが、注意しないと来年からは米国本位の要求をさらに強めてくるかもしれません。最近、少しずつ、日本独立論がマスコミでもかかれるようになりましたが、これからの日本の株価の立ち直りには、米国の干渉を受けない日本独自の政治・経済が必要になるはずです。それだけに、米国ではなく世界を見据えた日銀の金融政策が必要なのです。

 とにかく、日本が思っているほど、米国は日本のことを思っていないことだけは確かです。今回の危機を機に、真の独立を達成してもらいたいものですが、米国の情報機関からカネや女など弱みを握られ、お隣の国では「ハニートラップ」にかかって逆らえない…といわれる状況では、とてもとても無理なことですね。いっぺんガラガラポンで総退陣してもらわないと変わらないのでしょうか。

★日本の金融機関は本当に大丈夫なの…?
 どうも日本の影が薄いのですが、昨日今日の動きをみても、海外からの株の売りが止まりません。日本が低迷している時期に日本株は海外から数十兆円規模も買われています。その株券が金融収縮にともなって今日本に還流(売り)してきているのです。日本の金融機関の経営は健全などと、妙に自慢したような発言が目立ちますが、今の調子で株を売られ続けたら日本の金融機関だって無事ではすみません。日本では株の含み益の45%を自己資本に算入できますが、これがどんどん毀損しているのです。ファンダメンタルが歯止めになるから…と高をくくっていますが、今出ている売りは問答無用の換金売り…。ファンダメンタルの歯止めは無視されていますので、下手をすると評価損の計上から自己資本比率が低下する可能性さえあるのです。

 おまけに、今回の日本の案では株式は時価会計凍結の対象外になっているようですね。大丈夫ですか。だから、もしかしたら「海外投資家株売り受け皿機関」が必要になる…かもしれない…なんて心配しています。可能性がある以上、当局は備えをしておく必要があるんじないでしょうか。海外や識者の見方では、今回の危機では日本が一番危ないという話があります。私も同感なんですが、なにしろ為政者にまったく危機感がない…。

★米国の2番底が確認できれば、振幅も小さくなる…?
 株価のことが後回しになりましたが、今日の朝も書いたように、とりあえず米国の日足は2番底型をつけてきました。まだ波乱するとは思いますが、2番底への確信がもてれば株価の振幅もだんだん小さくなり、本来の居場所を探す「落ち着いた」相場に移行してくるはずです。今晩の動きはその意味でも大事になりますし、それが確認できれば来週からは、業績面で割安になっている中小型株を中心に押し目買いを」する動きも始まるかもしれません。

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とりあえず、連鎖安に歯止め…目先の2番底みたいな形が入った…
 おはようございます。16日の米国株は、相変わらず乱高下を繰り返しているものの、結局、反発して終わりました。フィラデルフィア連銀製造業景況指数や鉱工業生産指数など景気関連指標の悪化が続いているものの、一方で、WTI原油先物価格が1バレル68ドル台まで低下。これを受け消費にプラスとみた筋が押し目買いをいれたことから、全般が反発して終わっています。

16日の米国株
NYダウ 8979ドル26セント +401.35ドル(4.68%)
      レンジ 9013~8197 816ドル幅

NASDAQ 1717.71ポイント +89.38ポイント(5.47%)
       レンジ 1717~1565 152ポイント幅

S&P500 946.43 +38.59 (4.25%)
      レンジ 947~865 82幅



 相変わらず振幅の大きい動きが続いています。市場関係者によると、オプション決済に絡んだ売りも相当影響したようです。当面の関心事項としては、2番底が入るかどうか…でしたが、結局、先日の安値を下回ることなく、2番底型をつけました。10000ドル手前の抵抗帯がきついほか、25日線が下落スピードを速めており、当面は、戻りの限界を探る動きになりそうです。アジア、欧州と続いた連鎖株安に歯止めがかかったことは、市場関係者に安心感を与えそうです。

 ただ、大手のヘッジファンドが一部ファンドの清算を決めるなど、ファンドがらみの現物売り圧力は今後も続くと予想されます。シカゴの日経平均先物は大証比555円高の8805円で終わり、堅調相場が予想されますが、週末控えで戻り売り傾向も強まると予想され、今日も、GLOBEXの米国株先物の動きを見ながら神経質な展開になりそうです。

 日本株はすでにファンダメンタル面では米国株に比べても「超割安圏」に入っています。米国でも歴史的な割安株価になった企業を見直す動きが始まっており、日本株でも同様な動きが始まりそうです。自分なりの投資期間を設定し、買いの種を撒く時期に来ているのかもしれません。

 とりあえず、昨日「2番底型」をつけたのは、買い場をさがしている投資家にとっては心強い材料になるはずです。
 

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知らん振りをしている日銀の政策転換が復活の特効薬
 今日は体調が悪く、さっきまで横になっていましたので書き込みが遅れました。携帯や固定電話が鳴りっぱなしでしたが、ちょっと出て話すような状況ではありませんでした。電話くれたかた、ごめんなさい…。ダマシだましにしてきた「胃」がとうとう悲鳴をあげだしたかな…。

 さて、16日木曜日の日経平均は、なんと1089円02銭安の8458円45銭、TOPIXは90.99ポイント安の864.52と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均下落率の11.41%は、1987年10月のブラックマンデーにつぎ、歴代2位の記録だそうです。日経平均サイコロは、3勝9敗、騰落レシオは57、RSIは21、25日線かい離は-23%でした。出来高概算は25億6000万株、売買代金は2兆1700億円でした。
 
★金融安定化対策の隙間にあった景気減速の兆し
 金融市場ばかりみていたら、景気が逆落としに悪くなっていた、ということでしょうか。欧米政府や中央銀行の積極的な取り組みで、金融市場は安定しはじめた、と思ったら、英国では失業率が上昇。米国では頼みの綱の個人消費が予想を上回る減少幅(前月比1.2%減)になるなど、景気の悪化が鮮明になり、全体的に売られました。ニューヨークダウも、下落率はブラックマンデーに次ぐ2位の記録。
 加えて、製造業の景況指数も悪化…、バーナンキFRB議長も深刻発言…。とどのつまりが、有力ヘッジファンド「シタデル」の経営不安…。これだけ続けば、売り物も出ますね。おまけに、引けにかけては売りプログラムが発動。下落幅をさらに大きくしています。ITによる投資手法で失敗したんだから、そろそろコンピューターに頼った投資はやめたら良いと思うんですが…。人間の感情を加味した投資手法なら、こんなところで売る根拠なんかないと思うんですが…。全ての面で、アメリカンシステムが崩壊し始めたように感じますね。

★小泉政権の残した36兆円の外人買いが売りの源泉
 例年のことですが、11月のヘッジファンドの決算を控えて、どうも需給面の最悪の局面が出ているようです。株式市場は急落、原油市場は高値から半分以下に下落…、空売りしようと思っても株券の調達ができない…運用成果の良し悪しに関係なく増加する解約…いまやヘッジファンドの運用環境は最悪です。資金や株券の調達を手助けしてくれていたリーマンブラザーズはつぶされ、ゴールドマンザックスやモルガンスタンレーは銀行に転換しており、ヘッジファンドをサポートするものはなくろうとしています。おまけにリーマン破たんで、資金や株券の返済はしなければいけない…。とめどなく出てくる外人売りの背景にはこんな事情があるようです。恐らく、日本経済が絶好調だったとしても、売り物が出てくるのでしょう。

 小泉独裁体制確率後だけでも36兆円の日本株が買われていますから、一体どれだけ売り物が出てくるのか予測がつきません。このままでは、「日本株買取機構」みたいなものを作る必要が出てくるかもしれませんね。実体価値の5分の1とか3分の1の株価の企業がごろごろし、それでもまだ売り物がでてくる…やはり異常な事態としか言いようがありません。結局、借金に借金を重ね膨らませるだけ膨らませた資産をもとに、世界中の株券を買いまくったわけですから、資産の収縮とともに世界中の株価が下落するのも当然です。

★資産バブルの収縮から景気バブルの収縮へ
 恐らく、第三四半期の決算では、有価証券の評価損が企業業績の足を引っ張ることになるかもしれません。株券を売る理由は、金融危機だ、景気後退だ、と色々あるのでしょうが、要は膨らんだ資産がしぼみ、ただのたるんだ風船になるまで投資を受けた国からの資金流出が続くのでしょう。

 恐らく、新興国の景気も、先進国の逆資産効果で急激に悪化するはずです。9月の米国の消費が悪化したのも、5月から実施した戻し減税効果が剥落しただけでなく、株価や住宅価格の下落による逆資産効果が働いたものとも思われます。特に株価の下落率がおおきいことからみて、米国の消費はさらに劇的な落ち込みをみせ、中国の輸出に影響を与えハードランディングするかもしれないことは想定しておいた方がいいでしょう。

★景気対策の同時進行が急がれる
 したがって、各国政府は金融市場の安定を図りながら、景気刺激に向けて財政出動も図らねばならない事態に追い込まれそうです。今回の危機の遠因を作ったのは、日銀の金融引き締め路線への転換です。量的緩和の解除→ゼロ金利解除→公定歩合引き上げ→公定歩合再引き上げという流れを、時系列に米国の住宅動向と合わせてみると、住宅販売数量頭打ち→住宅価格の下落→担保不足による返済遅延の増加→サブプライムローン危機と符合していきます。欧州や韓国でも円建てローンで住宅を取得した人も多く、日銀の金融政策変更が世界の経済に大きな影響を与え、蛇口を絞ることになったことは間違いありません。

★特効薬は日銀金融政策の2005年以前への回帰
 危機克服の特効薬なんかないと思いますが、まず「2005年の段階に戻すこと」ではないでしょうか。世界に水を供給してきた蛇口が再び緩めば、資金の循環のしかたも違ってきます。さらに、国内の景気の現状を考えるとき、金融緩和が必要な時期に来ていると思います。米国の現状は、実質金利はマイナス状態…。すでに日本の量的緩和状態と同様の状態にあります。また日本の場合、国内の物価から考えた実質金利はぜろ~プラスの状態。もしかしたら、実質金利では世界一高い国になっているかもしれません。

 また国際協調での短期金融市場への資金供給にしても、大量に供給しても短期間に回収し、実質的な通貨量は増加していない…という批判のあります。おそらく金利を高くしたいという日銀のこだわりが背景にありますが、この意図的な金利政策が、国内の景気を冷えこまし、世界の金融市場を波乱させているとしたら、日銀も政策転換を考えた方がいいのではないでしょうか。

 株のことを書かないか…と言われそうですが、朝も書いたように、まず2番底をキープできるかどうか…が、カギ。今晩のニューヨークも重要な指標や決算発表が相次ぎますので、これに耐えて2番底をキープで切れば流れは変わる可能性もあります。ただ、最近、思うことは、今の世界の危機は、世界中に血液を供給してきた米国という心臓がパンクして、血液が全部米国にもどっているために、起きています。ただ、戻った血液も心臓がおかしくなっていますから、日本の方へと漏れてきています。これを、もう一回、世界中に還流するには、日本がもう一度「人工心臓」の役割を果たすことではないでしょうか。先ごろの、国際協調利下げでは日本だけが利下げを見送りましたが、 市場は見事に利上げに「NO」の反応をしました。なんだか、ここに答えがあるような気がします。

 GLOBEXは安いし、ニューヨークが気になりますね。

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新たな脅威となるか…資源価格の急落
 おはようございます。朝から書き込みをしようと準備をしていたのですが、なかなかつながらないのでイライラしました。やっとつながりましたので急ぎ書き込みをします。

 海外市場は相変わらず乱高下を続けていますね。昨晩は、欧州、米国とも波乱含み…。ニューヨークダウとS&P500は1987年10月のブラックマンデー以来の下げ…、だんだん市場最高値に近づいているような不気味な感じがします。日本市場はなんかしらけきった相場つきですが、今日もまた我慢の一日になりそうです。

 昨日の米国株
 ニューヨークダウ 8577ドル91セント マイナス733.91ドル(-7.87%)
            レンジ9308~8530 778ドル幅

 NASDAQ     1628.33 マイナス150.68 (-8.47%)
            レンジ 1761~1628 133ポイント幅

 S&P500      907.84 -90.17 (-9.03%)
            レンジ 994~903 91幅


 欧米市場の下落を受け、日本時間の午前2時ごろには、G8の緊急声明が出され、国際協調体制を組んで金融システムの安定に取り組んでいる…とアナウンスされましたが、市場はほとんど反応せず、引けにかけ下げ足を早めています。欧州では、失業率の上昇など景気への懸念が高まっているほか、資源価格の下落から資源関連株が下落するなど、景気後退懸念が強まっています。この流れは米国にも波及。9月の消費が-1.2%に落ち込んだことなど、これまで比較的堅調だった個人消費が息切れになったことで、景気後退が急速に強まり全体の下げ足を早めています。

 さらに、心配されるのは、原油価格が景気後退懸念を受けて急落。CMEでは1バレル73ドル台での取引となっており、最高値からみると半値以下の水準に落ち込みました。インフレ懸念の沈静化にはプラスですが、最後の最後まで値が持っていたことで、ヘッジファンドや年金などが持ち高を増やしており、決算期の接近とともに、損失計上→補填のための株売りから需給関係がさらに悪化。また、ヘッジファンドの破たんも懸念される事態になってきました。

 また昨日の書き込みでも、資源国の外貨事情の悪化を指摘しましたが、今日の日経でも同様の記事を書いていました。1バレル70ドル台に入ると,採算の合わない資源産出国も出てきますので、外貨の支払い用にこれまで取得した金融資産を売却する可能性もでてきます。

 株式需給面では、金融危機、景気後退懸念に続き、資源価格の下落が新たな危機になるかもしれません。金融はとりあえず落ち着きを取り戻しつつありますし、景気後退懸念についても市場はS&P500で見て予想EPS75ドルから60ドル程度へ20%程度の下方修正は織り込んでいますので、これだけの材料なら、2番底取り…となるのですが、あらたに、資源価格の下落という「逆資源ショック」の可能性がでてきました。

 まずは、2番底を維持できるかどうか、ここは様子見…>

 
 

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米国経済のフレキシビリティ(柔軟性)が発揮されるかも…
 15日水曜日の日経平均は99円90銭高の9547円47銭と続伸したものの、TOPIXは0.79ポイント安の955.51と、小反落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは66、RSIは26、25日線かい離はマイナス14.5%と、指数的には依然として売られすぎゾーンにあります。出来高概算は25億6000万株、売買代金は2兆3400億円と、わずかですが増加に転じてきました。

 昨晩の米国株が大幅高で始まったものの、ブッシュ大統領の「公的資金注入」会見以後、好材料出尽くしとなり、急反落。安く終わったことを受け、日本株も軟調に始まりました。昨日、急反騰したことによる先物の利食いなども影響し、終日、軟調に推移していましたが、引け近くになり、GLOBEX市場で米国株先物がプラスに転換。これを機に、先物の買い戻しや個人投資家の押し目買い気分も強まり、急反発し、日経平均はプラスで終わっています。GLOBEXにリードされたとはいえ、ニューヨークとは違った動きをしたことはそれなりに評価できるのではないでしょうか。

★米国のリスクテイカーが不良資産買占めに動き出すのでは…?
 世界的な金融危機については、各国政府が協調して対策に乗り出し、一番、もたもたしていた米国が不良資産買取に先立ち、公的資金注入を決めたことで、市場には安堵感が出たように思います。日本の、不良債権処理のときと異なり、サブプライムローンという「ウイルス」を含んだ証券化商品の査定は非常に困難で、買い取り価格の設定にはまだ相当な時間がかかりそうな感じです。ただ、証券化商品の設計に携わった人なら、理論価格の算出は簡単に出来るでしょうから、すでに、割安な商品の洗い出しを進めているファンドも多くありそうです。海外では、こんな危機があるたびに、理論価格と大幅にかい離したダンピング状態の商品を買う「逆張りファンド」が多く存在しますから、各国政府が公的資金を投入し、金融市場が安定する可能性が出た以上、不良資産を競って買う動きが強まりそうです。

★米国経済が柔軟性を発揮し始める…
 政府は、不良資産の買取スキーム作りに躍起になlっていますが、スキームが出来上がって買取をはじめようと思ったら、商品がなくなっていた…なんて事にもなりかねません。売る側にとってみれば、政府に売却することで、役員報酬にも口を出されますし、不良資産の内容も公表しなければいけません。でも、民間企業に売却する以上、こんな制約は受けませんから、水面下では強烈な売却交渉が始まっているのではないでしょうか。こういうところが、米国経済の柔軟性を示しています。「腐っても鯛」という言葉がありますが、欧米市場のリスクテイカーの存在は、もしかしたら、今回の危機を意外な方向に持っていくかもしれません。馬鹿にしないでみていくことにしましょう。

★資源国の増産が本格化し、関連受注が増えるかも…

 また、景気のことについても、確かに消費は落ち込みますが、資源産出国はこれからどうするんでしょう…?ものすごい外貨収入を稼ぎ、おいしい目にあいましたが、彼らがしたことは、お金がジャブジャブ入ったものですから、それを使うことに一生懸命になり、産出する資源の増産や保守、探鉱などにはあまり資金をつぎ込んできませんでした。その典型がロシアです。原油の産出量は保守不足による油井の能力低下により減少しています。しかし、一方で、社会資本整備には巨額の投資を行ってきましたので、今後、この支払いが課題になってきます。この状況は他の資源国でも同じ…。
 
 原油価格も一時に比べると半分近くになりましたから、収入の方も半分に減少。このままでは、支払いにも窮するという事態もおきかねません。結局、必死になって資源の増産を図らなければ成らなくなってきます。それも内密に…。おそらく他の資源国も同じ状況に追い込まれますから、知らない間に資源の供給量が増えていた、そして価格がさらに下落した…という事態が起こるかもしれません。まさに、オイルショックの後に起きたことと同じことです。

 そうなると、表ざたにならずに資源開発機器や関連プラント、保守のための工作機械の注文が増える…ということもあるかもしれません。どうしても、先進国の方に目が向いてしまいますが、資源国だって、調子に乗って投資を行ってきたツケがこれから回ってきます。底抜けの危機が回避されたら、これまでに書いたようなことがいっせいに起きてきます。結果、あの危機は一体なんだったの…(ちょっと言いすぎかも…)なんてことにも成りかねません。そろそろ、視点を変えて物事をみる必要が出てきたかもしれませんよ。

★日経平均の戻りめどは…? 
さて、ファンダメンタルの話が長くなりましたね。今日の朝の書き込みで、ニューヨークダウのことを書きましたが、ちょっと日経平均のことも考えて見ましょう。相場は、底割れの危機にさらされ、一時はは、2003年4月の安値7607円割れも覚悟させられました。しかし、なんとか8000円大台割れ寸前で踏みとどまっています。月足を見ると今日までに1500円近い下ヒゲをつけ、流れが変わりつつあることを暗示しています。また、安値8115円は、無秩序につけたような感じがありますが、週足チャートを見ると、昨年8月安値、今年1月安値、そして3月安値を結んだ下値支持ラインでしっかり下げ止まっています。

 市場の安定で戻りが入るとすれば、どこが目標になるのでしょうか。過去の動きからみると、一昨年6月安値1万4045円と今年3月安値1万1691円を結んだラインが上値抵抗線として意識されそうです。このライン付近には、先週の長大陰線の寄り付き1万817円があり、その前の週の終わりね1万938円から窓が開いています。この付近に、因縁場が溜まりこんでいますから、当面の戻りは1万800円付近と見ておいていいかもしれません。もちろん、米国の強調相場を前提にしますが…。

 不確定要素が多いものの、個別では25日線または13週線へのリバウンド相場が出ると見て対処すればいいのではないでしょうか。パソコンでマイナスかい離のリストを出して、つぶれそうにない会社を買えばいのではないのでしょうか。 


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目先の材料出尽くし…次の対策まで景気をきにしよう~てか
 おはようございます。昨日の米国株はまた波乱して終わりました。

 NYダウ 9310ドル99セント -76ドル62セント(-0.82%)
      レンジ 9794~9085
 S&P500 998.01 -5.34(-0.53%)
      レンジ 1044~972
 NASDAQ 1779.01 -65.24(-3.54%)
      レンジ 1896~1752

 ダウ、S&P500 にくらべ、NASDAQ市場の下落幅が大きく、景気への懸念が増したことが読み取れます。


このところ、ブッシュ大統領の記者会見が増えました。昨晩は、2500億ドルの公的資本注入に関するものでしたが、だんだん表情に疲労の色が蓄積されている感じがします。来年1月20日の任期切れまで、100日を切り、普通なら悠々自適で次期大統領の就任式を待つところです。まさか最後の最後でこれだけ重大な仕事をさせられるとは思っていなかったことでしょう。
 
 とりあえず、昨日の会見は世界の市場から「急げ、急げ」とせっつかれていた公的資本注入に関する決定事項を発表したものですが、資本注入を嫌がる銀行に強制的に実行されることになりました。株券の発行が増え、利益が薄まるし、経営への政府干渉が強まり、下手をすると給料まで減らされてしまうのですから、体力がある銀行としては、やりたくないのは当然です。

 ただ、政府としては、特定の銀行に出資すると、市場から「何か経営に問題があるのでは…」と日本でもあったような疑念を生じさせますし、癒着しているんじゃないか…との疑いも持たれかねませんので、一律・強制で注入するのは当然でしょう。これで、損失を抱えていれば処理することも出来ますので、金融市場全体にとっては、とりあえず「万々歳」というところですが、次は、不良資産の買取スキームの策定を急ぐこと…こちらは、かなり複雑で時間がかかりそうです。

 そのため、市場は、当面の金融対策は出尽くしと判断。関心が景気に移ったため、相場はした押ししました。ただ、昨日も書いたように、10000ドル大台の手前は、これまで数年にわたってダウの下値を支えてきた重要なゾーンでしたから、これを切ったことで、このゾーンが上値抵抗帯に変化しています。昨日、高値9794ドルから下押したのも、この抵抗帯に押し戻されたというテクニカルな事情もあるのかもしれません。早くも「赤三兵」の期待は崩れたことになりますが、欧州を中心にどうやら金融対策を徹底してやることにしたようですから、ここから先は「政策に売りなし…」でしばらくは、強気を基本に流れを見ていくようにした方がいいようです。

 個別の戻りめどは、25日線と13週線、また3月安値をみるようにしたらいいでしょう。ここを目標値に設定し、値幅があれば買いに出る作戦でいいのではないでしょうか。

 次に、直近レポートで使ったニューヨークダウの月足チャートをアップしておきます。参考にしてください。
analytic4.gif
 図は、ニューヨークダウの月足ですが、下降トレンドを支えてきたBラインやITバブル崩壊後に形成した下値支持線をともに突破し、8000ドル割れまで売られています。下落スピードが速いところからみて、下値支持線を切ったことから機関投資家のストップロスのためのプログラム売りがいっせいにだされたことが影響しているようです。ただ、G7が開催された先週末には、瞬間7000ドル台に入ったものの、引けにかけて600ドル近く戻して終わっており、底値感が出ています。今回の下落はファンダメンタルの崩れによる「売り」というより、現金化にともなう需給の崩れの側面が強く、まだ、全部売り切ったと決めるには早計だと思われます。
当面、反発が期待されるものの下値支持線を切ったため、このラインが上値抵抗ラインに転換。10000ドル手前に大きな抵抗ゾーンを作ってしまったことは今後上値圧迫を強めることになりそうです。景気の後退色が鮮明になり始めており、その分反発力も弱まりそうです。


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日本の先例に習い資本注入を急ぐが、崩壊克服の真のノウハウは「富の移転」
 3連休の間、株式レポートの原稿書きや相談事が相次ぎ、書き込みをする時間がとれずに失礼しました。ただ、書いてある内容を読んでいただければ、相場全体がどういう位置にあったかは読み取っていただけたものと思います。要するに世界中が金融恐慌の再来…という恐怖の前に「総悲観」の状態にあったわけで、これから相場が出直るとすれば、今回もまた「強気相場は総悲観の中で生まれる…」という、尊敬するジョンテンプルトンの言葉は正しかったことになります。
 よく相場は人生に例えられますが、人生のドン底で「楽になりたい…」と逃げ出した人、一方、果敢に立ち向かった人…これからの投資成果に大きな違いが出て来るはずです。(底を打っていれば…の話ですが)

 さて、3連休明け、14日の日経平均は1171円14銭高の9447円57銭、TOPIXは115.44ポイント高の956.30と、ともに急反発して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは62、RSIは24、25日線かい離は-16.2%でした。値上がり率は過去最高になったようですが、出来高概算は23億8000万株、売買代金は1兆9209億円と、市場エネルギーは、まったく盛り上がっていませんね。
 先週末のパニック的な投げ相場では、期間投資家らの先物ヘッジ売りが大量に入っていましたから、海外の堅調振りを見て慌てて買戻しが入ったものでしょう。週末の朝の書き込みで、「3連休になるのが惜しい…」としましたが、昨日、市場が開いていたら日本がどんな反応になったか…非常に興味がありました。もし、昨日、今日と二日間場がたっていたら、どれくらい戻していたんでしょうかね。

★まだまだ問題含みの欧州…アイスランドがIMFに救済を申請へ
 週末の米国では、G7、G20 という先進国、新興国を交えた国際会議が開催され、緊張した金融情勢への対処法について話し合われ、「公的資金の資金投入を早急に実施すること」や「短期金融市場への無制限の資金供給」など緊急に実施する5項目が決まりました。まさに、大盤振る舞いですね。ただ、預金保護など一部の対策について国の対応が異なるために、欧州のほうでトラブルが発生していますし、張本人のアイスランドはとうとう、ギブアップし、IMFへの救済を申し立てました。実質的な国家破たんですね。この国も、金融立国で成長しましたが、ロシアのダーティな資金が入り込んでマネーロンダリングに使われていた、という話があり、IMF管理下に入ると、いろいろロシアとの間で問題が起きてきそうです。

★まずは資本注入からスタート…輸血の資金は用意してあるの?
 欧州の方では銀行の国有化を含めて、危機対策がどんどん進行しています。これまで、比較的軽く考えていたドイツも足元に火がついて、銀行への資金投入に踏み切りました。結局、震源地の米国の対策着手が一番遅れはじめたみたいですね。不良資産の買い上げについては、財務省で原案が練られているようですが、まだ検討項目も多く、実施には時間がかかりそうです。そのため、7000億ドルのなかから2500億ドルを割いて、銀行への資本注入に充てることにしたようです。まず、出来ることから先にやろうということのようですが、その意味では、やっと動きだした…といえそうです。

 ただ、外から見ていると何かいやいやながらやっている感じはぬぐえません。本音の部分では選挙民をあまり刺激したくないという事なんでしょう。時間が遅れれば1929年に共和党政権が犯した間違いをまた繰り返すことになるだけに、もっとてきぱきと進めてもらいたいものです。とりあえず、国際協調体制の確認と資本注入は動き始めました。米国は、最初に主要行に資本注入し、他行が追随しやすい体制作りをはかるようですが、最終的には数千行に注入することになるかもしれない、といいます。

★CDSの決済が今月21日に接近…被害者が誰か分からない恐怖
 とりあえず止血作業は始まりました、でもまだ、CDSという新たな傷口も開きかかっています。米国政府は投資銀行大手リーマンブラザーズをいともあっさり、つぶしてしまいましたが、同社はCDS市場でのシェアは5%近く持っていた、といいます。この決済が今月21日にくると言いますが、どこがどれくらいのポジションを持っているかの情報はまったく明らかにされていません。まだ、時限爆弾は動いたままです。それに、危機の高まりからCDSを使うケースが増加しており、早期に市場を開設するか、利用を制限するかの措置をとらないと、時限爆弾が原子爆弾に変わる可能性すらあるのです。どうも、機動的な対応が遅れているような気がして仕方がありません。

 とにかく、資本投入、不良資産買い上げと財政資金を投入していくわけですが、いくら金融機関が健全になっても、金融機関の資金が市中に還流していかなければ経済は正常化しません。そのためには、資金需要が増えるように、景気対策をしなければ成りませんが、今の調子でいって、各国の財政状況はもつのでしょうか。すでに、米国は一年分のドル紙幣をわずか9月一ヶ月間に印刷し、その後も大変な量が刷られていると言います。

 いまだに不良資産の額が確定していないのですから、投入する資本額もいくらになるのか分からない…、CDSの傷口が破れたら…、景気対策の原資は…?など、まさに、今の米国は傷だらけです。昨日の株価の急騰をみて、また米国の覇権の時代が来る…なんて、ぬるいことを言う投資家がいましたが、以前から言っているように、10年から20年は「座敷牢」に入らなければ成らないでしょう。世界の本当の課題は、米国が座敷牢に入ることで失われる世界シェア20%分の消費をどのような形で補うか…です。世界的な規模の公共投資が必要になるかもしれませんね。

★日本のバブル対策の真髄は、資本注入よりも富の移転…?
 さて、今、欧州や米国では、日本のバブル崩壊から立ち直った(?)処方箋の研究が進み、公的資本投入も、この研究からでてきたようです。迅速にやらなければ、日本みたいに「失われた10年」になってしまう、という懸念があるようです。でも、大丈夫なんでしょうか…。公的資本注入のところばかりに目が言っているようですが、日本の場合は表に出せない富の移転があったことが海外から見落とされ勝ちです。日本の場合、個人の金融資産に占める預金の比率は非常に大きなものです。バブル崩壊後に低金利政策が採用され、預金金利はほとんどゼロになりましたが、ある調査によると預金金利は10分の1になった、といいますが、貸し出し金利は5分の3にとどまった、といいます。

 この政策により、預金から金融機関や法人へ約250兆円の富の移転が図られています。これは、一気には出来ませんから、10数年かけて、確実に移転が図られていきました。まさに、ここに、日本のバブル崩壊対策の真髄があるわけです、「時間がかかった」ことで、日本の対策を批判する動きがありますが、実際は、時間をかけたから富の移転ができ、金融機関や企業の再生を図ることができたのかもしれません。いま、海外で始まっていることは、どちらかといえば欧米人が好きな「外科的な療法」です。一つ間違えば、出血多量で死ぬかも知れない危険な治療です。おまけに、輸血用の血液は十分にあるのでしょうか。

★外科療法に失敗すれば致命的
 日本は、個人預金者の逸失利益250兆円を10数年かけ投入。漢方療法により治癒させました。この日本独特の治癒法が果たして欧米に伝わっているのでしょうか。外科療法であちこち切りまくったものの、輸血の血が足りなくて途中で患者を死なせることにはならないのでしょうか…。日本がこんなやり方をしたことはおおっぴらには出来ませんから、もしかしたら「公的資金注入」が万能薬のように考えているのではないでしょうか。ちょっと怖い気もします。

 株価がこんな戻し方をしている時に、水をかけるようで申し訳ないのですが、何かが違うような気がして仕方がありません。
  
★まだジェットコースター相場は続く 
とにかく、ニューヨークダウは大幅に反発し、戻りに入りましたから、これも想定内ではありますが、何しろ、本来、下値支持線として機能してきたものを全てきり、今はこれが「上値抵抗ライン」に変化しています。直近のレポートでも、10000ドル手前の抵抗帯を抜けられるかが課題としておきました。今も、GLOBEXは順調に戻り、ダウも200ドル以上高いようですが、ここから大台を回復するだけの力があるかどうか…。まだまだ波乱相場は続く。「赤三兵」を付けられるかどうかの見極めが大事。

 

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「日本にも欧米と同じことが起こった…」ことが市場の恐怖心を増幅…
 地獄のような一週間でしたが、皆様お疲れ様でした。少々睡眠不足ですが、全体のごたごたでこのところ個別の銘柄研究がおろそかになっています。3連休中に性根を入れて、出直り相場に備えてみようと思っています。

 さて、週末10日の日経平均は881円06銭安の8276円43銭、TOPIXは64.26ポイント安の840円86銭と、ともに急落して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは54、RSIは7、25日線かい離はマイナス27%と、いずれも記録的な底値圏の数字を示してきました。また、出来高はオプションのSQがあったこともあり増加。出来高概算は32億7000万株、売買代金は2兆6300億円でした。それにしても、25日線かい離にしても、RSIの一桁の数字にしても、とんでもない数字が並び始めましたね。
 
★異常数値がでてきた株価指標

 ついでに、ぞろぞろと数字を並べてみますと、今日の引け値で見た日経平均のPERは10.4倍。26週株価移動平均線とのかい離率はマイナス36%、同13週はマイナス32%。200日線とのかい離はマイナス37%…。日経平均のPER10倍台は、米国S&P500のPER13倍台を大きく下回っています。また、個別銘柄では新日鉄のPBRは0.97倍で、PERは6.39倍…。コマツのPERは5.5倍、商船三井は今日のザラ場中にPER3倍台をつけていました。まさに、異常数値のオンパレードです。結局、ファンダメンタルもテクニカルも通用しない需給関係の崩壊相場になっている、ということでしょうか。

★欧米と同じ兆候が出てきたのが市場のショックを増幅
 これまでの、悪材料は米国株の動向と円相場でしたが、日本でもいよいよ欧米で進行している不動産関連と金融機関の破たんが起きました。これまで、比較的健全だ、といわれた日本で欧米と同じことが起きましたので、内外の投資家の受けたショックは半端なものではなく、今日は寄付きから投売りが支配。買い物がほとんど無いものですから、機関投資家などは先物市場のヘッジ売りで対応…。成り行き売りが殺到したものですから、先物の安値はなんと1340円安の7840円をつけるという凄まじさでした。その点では、セリングクライマックス的な動きが出た…という事かもしれません。これまでに無い数値がでているのは、恐らく恐怖心から現金化をいそぐ、パニック的な売りがでたためでしょう。

 普通なら、流れが変わる前兆なのですが、GLOBEX市場の先物は大幅に下落していますので(最近ダマシが多い)、下手をするとスパイラル的に下げを誘発する可能性もあります。
 以前、多国籍軍のアフガン侵攻にあたり、どこやらの国から「ショウ ザ フラッグ」といわれて、日本は燃料給油に踏み切りましたが、市場ははっきりと米国に「ショウ ザ アクション」と要求を突きつけているようです。金融安定化法や公的資金の資本注入をさっさとやらなかったら、もっと下がるぞ…というようなものです。相手を脅して言うことを聞かせるのは米国のお得意手段ですが、今は、市場からそれをやられています。内心、いい気味だ…と思わないでもないですが、何しろこっちの方まで火の粉が飛んできていますから、早く行動してもらわないと困りますね。

★個人の現物買いが増加しているのは何故…? 
ただ、テクニカルな数値はまさにどれもこれも異常値。昨日も相場が急落してくると幽霊のように現れ、市場が活況になってくると人知れず市場から出て行く投資家の話を書きました。今日の日経で、投資家別の売買動向の数字がでていましたが、個人の現物は2週にわたって買い越しになっています。明らかに、信用でバタバタ売り買いするような投資家では無い人が動き始めています。まさに、今日あたりは、リスクが最大値になったような感じですから、かなり動いているのではないでしょうか。リスクと成果は正反対の関係にあり、最大のリスクは最大の成果をもたらします。安全が確認できて、のこのこ出て行くようでは大きな成果はもたらされません。今日の前場中の投資家の精神行動はまさに理性を忘れた異常行動だったように思います。そろそろ、新たな相場観の組み立てを考えましょうかね。

★「10月は買い場…」の当初予定通りに行動してもいいのかな…
 それにしても、小泉政権てのは一体なんだったんでしょう。大騒ぎして変な信者ばかり増やし、海外投資家も日本変革の夢に惑わされ36兆円も日本株を買ってしまいました。このなかで、何かあったら売らなければならないような、尻軽な投資家の持ちだかはどれくらいあるんでしょうか。今回の下落は以前から書いてきたように、需給の崩れ…。尻軽組が売ってしまわないと底が入りません。中国でも、モルガンスタンレーが持ち株を売りまくっており、欧米金融機関が大株主にいる企業はもっと下がる…と話題になっているようですが、日本だって状況は同じ…。以前から、10月は新春にかけての仕込み場…と位置づけてきましたから、相場観をしっかり組み立てなおしておかねば成りません。

 まあ、しかし、今日の動きは、突然、袋叩きに合ったようなもの。久しぶりの感覚でしたが、同じ気分を味わったのは、忘れもしない1990年3月15日。当時、銀行株を専門に仕掛けていた仕手筋が破たん。上場全銘柄がやり気配でストップ安した日のこと…。当時、投資顧問会社で推奨銘柄の選定と管理の責任者をしていましたから、精神的ストレスで胃に穴が開いたのが自覚できました。それに比べると、今日の下げなど…。なんて不謹慎なことは書いたらいけませんよね。とにかく、G7とG20 に期待しておきましょうか。もう、下値めどは2003年4月の7607円まで無いんですから…。
 

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変な噂は流すは…GMの格下げで民間企業の資金繰り懸念は高めるは…市場叩きはどこまで続く
 おはようございます。また今日もグルーミーな一日が始まりそうです。

   9日のニューヨークダウ30種終値 8579ドル -678ドル(-7.33%)
       一日のレンジ 9448~8579(869ドル幅)
       S&P500 909ポイント -75(-7.62%)
       一日のレンジ 1005~909(96ポイント幅)


 さて、ポールソン財務長官が金融機関への公的資金の投入について言及したことから、市場はこれを好感。寄り付き付近では190ドル以上上げる局面がありました。しかし、国際協調利下げ効果がわずか2時間で消滅したように、昨日も短時間で織り込んでしまい、再び、大名行列が動き始めました。「下にー、下にー」の掛け声を発しながら…。

 金融機関の救済スキームは多くのアドバルーンが上がりましたが、まだドレも動き出していないことから根強い金融機関経営への不信感が支配しています。また、昨日は、GMの9月までの欧州の売上高が消費不振の影響を受け、全年同期比で1.9%減少。S&Pが「ネガティブ」に格下げしたことを嫌気し、株価は30%以上も急落しています。これを機に、景気後退懸念や民間企業の資金繰り懸念がが強まり株価は下げに転じました。さらに、「14日までには出資条件を詰めたい…」としていた、三菱UFJのモルガンスタンレーの出資について、見送られるのでは…との噂が市場を支配。モルガンスタンレーの株価が急落したことも足を引っ張っています。三菱UFJ側が手続きは進んでいるとコメントしても、市場のほうは勝手な解釈で動いており、金融株への空売り規制が解除されたことから、再び投機筋が暗躍し始めたことが分かります。

 結果、2003年8月以来、ニューヨークダウは9000ドルの大台をあっさり割り込み、その後は、プログラム売りが多発して下げ幅を拡大。結局、7日連続安になってしまいました。2000年のITバブルの天井1万1908ドルから、2002年10月安値の7191ドル間での下落幅は、4717ドルですが、これを、今回の昨年10月高値1万4279ドルに当てはめると、下値めどは9562ドルになります。すでに、この下値目標を下回り、ITバブル崩壊の下落を大幅に上回っています。普通なら、底値模索が始まるはずですが、市場は「金融不安」と「景気・企業業績の悪化懸念」が交互に悪材料として足を引っ張る悪循環が発生しており、なかなか底値買いムードが出てきません。

 当面、下値めどはITバブル崩壊後の安値までなくなりましたが、今週末のG7蔵相・中央銀行総裁会議、それに続く、新興国を含めたG20会議後に流れが変化してくる可能性があります。欧州の金融危機がどう収束されるか…と、米国政府が打ち上げてきた金融安定化法の実行が課題になります。市場の政策への催促はだんだん厳しさを増しており、政策対応が次々に打ち出される可能性も強まってきました。日本市場は3連休控えで売り先行で始まりそうですが、連休中のG7・G20 会議の内容によっては、今日の安値が転換点になる可能性もあります。来週15日水曜日が「満月」の変化日に当たっていることも注目点です。相場の自律性回復に期待したいところです…。

 3連休が痛い…

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日銀の利下げ見送りは国際協調体制に沿うのか…?
 なんだか体力勝負みたいな相場になってきましたね。ちょっと睡眠不足で思考回路がおかしくなりそうです。相変わらず、記者時代に付き合っていた中小企業経営者の方からの経営相談みたいな話は多いし、株は株で質問や泣き言ばかりの電話は来るし…「眠たい…」しで、ちょっと疲れ気味です。

 さて、世界中の政府が対策に動き始めた感がありますが、9日木曜日の日経平均は45円83銭安の9157円49銭と6日続落したものの、TOPIXは6.10ポイント高の905.11と6日ぶりに反発して終わりました。日経平均サイコロは2勝10敗、騰落レシオは59RSIは19、25日線かい離はマイナス20%と、いずれも「売られすぎ」ゾーンを暗示する数値になってきました。また、出来高概算は29億株、売買代金は2兆4750億円と、市場エネルギーとしては増加傾向にあります。

★日米とも土俵際の打っちゃりで負けた…
 どうも、日米とも、土俵際で打っちゃられて負けた…という感じですね。昨日のニューヨークダウも引け寸前(数分前)まで、プラスで推移していたのに、一気に売られて終わっています。日経平均だってGLOBEXの米国株先物が大幅高しており、プラス圏で推移していましたが、こちらも引け間際で売られています。明日のオプションSQに絡んだ仕掛けてきな動きがあったことや、先物を買いたてていた
連中がオーバーナイトのポジションを持ちたくない…ということで、手仕舞い売りを出したためでしょう。
 
★もしかしたら、物言わぬ投資家が動き出しているかも…
 ただ、IBMが第三四半期の業績発表を前倒しで行い、市場予想を上回る利益を公表したことから、日本でもハイテク株を中心にブルーチップが広範に買われるなど、打診買いを入れる投資家もいたようです。テクニカル指数の低下に加え、私も逆張り指標として信頼している信用取引の評価損率が、16年ぶりにマイナス30%を超えてくるなど、値ごろ感は別にして、「総悲観」を暗示するような指標も増えています。まだ投資家別の売買動向はわかりませんが、個人の現物買いが増加してきているかもしれません。株式市場には、株価の急落局面になると、どこかから大金をもって株を買いにきて、そして皆がわいわい言いはじめると、黙って市場からいなくなる投資家がいます。こんな人は、決して「儲けた…」とは言いません。私も何人かと付き合っていますが、彼らが一様に言うのは「底値なんて誰にも分からない…経験と勘で底値「圏」と判断したら、お金を捨てるつもりで買いに行く…」といっています。不思議なことに、いつも結果的に底値をひろっているんですね。しばらく連絡を取っていませんので、どうしているか、久しぶりに連絡をとってみましようか。

 いずれにしても、何かが変わり始めている気がしませんか…?

★世界の中央銀行が動き出したのに、何故日銀だけが…まだ金利へのこだわりが…しかし、世界の金融は大きな動きを見せ始めましたね。 まさかと思われた韓国まで利下げを実施してきました。同国は、通貨危機を迎えており、利下げはマイナス効果を及ぼしますが、中小企業向け対策費も加え、国内景気に配慮した施策をとっています。何故、日本だけが何もしなかったんでしょう。どうも今の白川日銀総裁も金利維持にこだわっているようです。でも、景気の状況には危険信号がともっていますから、先手を打つ意味でも0.25%程度の利下げが合っても良かったし、国際協調体制の強固さをアピールする意味でも引き下げの意味が合ったのではないでしょうか。

★米国のばら撒いたウイルスの資金源は日本…? 
世界の中で円が最強通貨になっていることを見ても分かるように、今回の金融バブルは、日本→米国→証券化レバレッジにより資金規模拡大→新興市場・商品市場・ユーロ市場への投資という経路をたどって拡大しています。それが崩壊して逆回転しているわけですから、円高になるのは当たり前ですね。それよりも、もっと問題なのは、日銀が国内景気の状況がよくないのに、無理やり「量的金融緩和の解除」をやり、「ゼロ金利の解除」もやるという引き締め政策を採ったことです。そのため、世界のバブルに供給していた資金の蛇口が絞られ、資産価格の下落を招いたわけです。

 日銀が金融政策を転換した翌年のはじめから米国の住宅販売戸数がピークを打っていますから、関連性がなかったとはいえません。また、旧共産圏諸国や韓国などでは、世界で最も低金利の円建て住宅ローンも組まれるなど、円資金は世界中にばら撒かれていたわけです。日銀の金融政策変更の影響がどれほど大きかったか、ということは、分かる人は分かっていたはずです。

★もし日銀が利下げをしていたら…?
 この図式が当を得ているのなら、日銀が利下げすることはそれなりに意義があったはずですね。今回の協調体制の発動の過程でどういう交渉があったか不明ですが、もし、海外から利下げの要請があったのに、金利水準を理由に利下げを渋った、としたら、ちょっと問題です。もし日本も利下げしていたら、市場の反応はずいぶん違ったものになっていたのではないでしょうか。まだしばらくは米国に資金が還流する動きが続きますから、当然円高も進みます。それにより輸出がダメージを受けますから景気の落ち込みはさらにひどくなります。ただ、輸出振興に注力し内需をおざなりにしてきましたから、景気悪化の受け皿は今の日本にはありません。おそらく、景気の悪化は予想以上にひどいものになり、最終的に量的金融緩和の段階まで追い込まれるのではないでしょうか。

 また、世界中が金利を低下させ実質マイナス金利になるなか、物価を加味した実質金利は世界で一番高くなりそうな感じです。白川総裁にも福井前総裁の「金利引き上げ」という背後霊が憑いているのではないでしょうか。今回の国際協調体制構築の裏側を知りたいものです。

★「お金を捨てるつもりで買いに行く…」ところに来た…?
 株価についてですが、世界中が動き始め、米国まで公的資金による資本注入に踏み切る姿勢を示しましたので、恐らく最悪期は通過しつつあるのでしょう。米国でも保険会社や銀行の合併話が急に増えてきました。これから最悪期を迎えるにしても、すでに織り込んだのかもしれません。もしかしたら「お金を捨てるつもりで買いに行く…」段階に来ているのかも知れません…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
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