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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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反対派が賛成派に…賛成が反対に…これでは、結果は分からない
 週末3日の日経平均は216円62銭安の1万938円14銭、TOPIXは29ポイント安の1047.91と、ともに大幅続落し、新安値を更新して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは67、RSIは31、25日線かい離はマイナス9.4%でした。出来高概算は23億4000万株、売買代金は2兆3300億円でした。出来高は増加しましたが、売買代金の増加は少なく、低位大型株が売られたことが分かります。25日線かい離が10%に接近し、RSIも30%割れに近づいていますから、底値ゾーンには入ってきたようですね。

★まったく動向がわからない今晩の下院議会
 やはり、下値支持線を切った相場はもろいですね。アッという間に大台が二つも変わってしまいました。昨日も、日足チャートの格好が「瀑布型」を形成。滝の落ち口のところにあるから下値が心配…としましたが、やはり崩れてしまいました。今晩、下院が果たして「金融安定化法案」を通すかどうか…議員の情報が錯綜しており、まったく結果が読めない状況ですから、とりあえず現金化しておこうという動きが強まり、引けは丸坊主で終わっています。今晩、米国では、議会の様子を実況中継するようですが、前回賛成した民主党の議員ところにも、選挙民から反対メールが大量に届いているようで、せっかく共和党の反対派を懐柔しても、民主党の賛成派が反対に回る可能性もあり、正直、成立は予断を許さないようです。

★世界のGDPを上回る問題商品を抱えては、解決は絶対無理…次のことを考えたほうが良い
 ただ、法案が成立しても所詮は時間稼ぎ…。具体的な問題解決は次期政権に丸投げすることになると思われますが、冷静に考えてみたとき、米国が財政赤字で海外に負っている借金は20兆ドル…。この借金の返済が大変になる時に一体いくらあるのか分からない証券化商品、分かっていながら全ての関係者が敢て言及しないCDSが64兆ドル…。解決しようと思っても世界のGDPを52兆ドルをCDSだけで上回っているのに、一体どうやって解決しようというのでしょうか。物理的に無理なことだと思われます。結局、何らかの形で解け合いにするなどし、時間をかけて解消するしかないのでしょう。そのためには、米国は国内消費を抑え、輸入を減少させるとともに、国内の貯蓄率を上げるほか、海外にもつ資産を処分するなど、耐乏生活を余儀なくされてきます。

★米国の消費マーケットの肩代わりで日本に内需振興圧力
 世界の経済は、米国の過剰消費に頼って成長してきましたが、今後は、米国に変わるマーケットを育てる必要があります。4億の人口を持つEUや中国、インドなどが候補になりますが、米国への寄生虫として成長してきた日本の内需振興への風圧は今後ますます高まってきます。これまで、意図的な円安を演出するなどし、輸出振興策を採用。国内的にはデフレ圧力を強め、輸出企業の利益率を向上させてきました。米国への財政健全化の風圧が強まるとともに、日本への内需振興圧力はそれ以上に強まるものと思われます。

 そのためにも、国内産業の過当競争と低収益体質を改めなければなりません。もう、同じような製品を作っている企業が10社も20社もあるような状態は、物理的にも存続できない状態になります。まず、業界内の淘汰と企業の事業内容の「選択と集中」が加速されます。それにより、資金の有効配分が可能になりますから、成長分野への投資と新産業の成長が可能になります。これまでにも、新産業の育成が図られましたが、不採算企業が生き残り資金配分がうまくいかなかったために、ことごとく失敗。胡散臭いベンチャー企業や起業舎弟を上場させるようなことになってしまいました。

★座敷牢に入る米国に変わり世界の成長資金の供給を…
 このように、日本も米国以上の問題を抱え込んでいるのです。今回の問題解決のため、米国は否応無しに「世界の警察」の立場を放棄し、「座敷牢」に押し込められます。そのとき、日本は始めて無防備で多極化する世界のなかに放り込まれるのです。はたして、これから起こることを、今の政治家のかたがたは理解しているのでしょうか。何もしないで、戦後国民が汗して稼いだ1500兆円を超える金融資産を没落していく米国のために援助し続けていくつもりでしょうか。

 世界の成長通貨をになってきた米国の金融が、しぼんだ以上、それに代わる成長通貨の供給国が必要になります。それが日本です。中国だろうという人もいますが、恐らく中国の銀行は米国と同様に傷ついているはずです。(不動産価格の下落や野放図な国営企業への融資による不良債権の増加)一旦は負の資産を処理しないといけません。だから、余力をもった日本の存在が重要になるのです。

 どうも、評論家の意見を聞いていると、自虐的なものが多く、日本の将来なんてあったもんじゃない式の発言が目立ちます。でも、世界のなかで一番共産主義からの脱却が遅れている日本ですから、変わったときの成長力はかなりなものになるはずです。もっとも、最大の障害はどこまでいっても懲りない「官僚主義」ですが…。

★案外ダイナミックな日本経済 
 話がそれてしまいました。金融危機はエスカレートするは、株価は「大名行列」状態で下続けるは…で、夢も希望もなくなりかけています。そのなかで、多極化という新しい時代は確実に幕を開けようとしています。そのとき必要になるのは資金力。バブルに踊り痛んでしまった欧米中の金融機関はその機能を発揮できません。日本の重要性を理解しておく必要があるから、敢てこんなことを書きました。
 以前から書いてきましたが、とりあえずのテーマは選択と集中によるM&Aの多発…。新聞を開くと毎日、何らかの合併や事業部門の売却の記事が踊っています。結構、今の日本はダイナミックなんですよ…。

 通るか、通らないか分からない問題について解説するより、もっとざっくりした解説のほうが分かりやすい、とおもって書きました。何ぼ米国が力があっても、世界のGDPを上回る問題商品を抱え込んだんでは無事にはすみませんわね…。ブッシュさん、輪転機のオーバーヒートは大丈夫ですか…?

 明日は、日経平均のチャートをいろんな角度から見て書いてみたいと思います。(ただし、相談の呼び出しがかかれば出来ませんので悪しからず…)

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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