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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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高値からの「半値、八掛け、二割引き」に達した新日鉄…
 週明け8日の日経平均は465円05銭安の1万473円09銭、TOPIXは48.92ポイント安の999.05と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは63、RSIは25、25日線かい離はマイナス12.6%になりました。出来高概算は25億6600万株、売買代金は2兆3763億円でした。週初めのGLOBEX市場で米国株が大幅安になっていることや、円相場が一時102円台をつけるなど、悪材料が多く、全面安で終わっています。
 
 TOPIXの1000ポイント割れは03年の12月以来…。25日線かい離はとうとう10%を超えてきました。先週末にすったもんだして成立した「金融安定化法」の評価が世界市場で始まりました。正直、大したことは無いや…というのが実感でしょう。それより、「景気の落ち込みの方が気になる…」として、現物売りが相次ぎ、それに先物売が追随するといういつもとは逆パターンの動きになっています。また、本来なら、これだけ現物と先物とのサヤが開けば裁定買いが入っても良いのですが、まったく入ってきません。そのため、相場は一方通行で下げています。市場関係者によると、主力株に現物でまとまった売りがドカン、ドカンでてくるのでどうしようも無いといいます。やはり年金やヘッジファンドなど換金売りを急ぐ連中が売っているようですね。

★はやくも「半値八掛け二割引き」に達した主力株
 以前から、昨年7月に高値をつけた主力株グループ(資源、素材、輸出、船舶など)は、いまや金融収縮の影響をまともに受けている連中が大量に持っているので、しばらくは売られる…と書いてきました。ただ、全体が底入れするときには、先行して売られたグループも、後に天井をつけたグループも一様に売られる…ともしてきました。今日の新安値銘柄数は900銘柄を超えてきており、やや全面安みたいな動きが出ています。日本を代表するブルーチップが軒並み新安値をつけていますが、昨年、中小型株を叩き売って、大型数量株に乗り換えた玉は一体でれくらい合ったんでしょうかね。

 やっていたのが、投機筋ですから、売ると決めたら、値段なんぞお構い無しに叩き売ってきますので、玉の整理にはそんなに時間はかからないものと思われます。新日鉄でも今日は320円台にぶん投げられていましたが、アッと言う間に「半値、八掛け、二割引」の水準に来てしまいました。案外、整理は早く出来ているのかもしれませんね。海外年金からの売りも出ているようですが、円高や世界の景況感の悪化から「世界の景気敏感株」である日本企業の株はもてない…と、比較的長いスタンスの投資をする年金ファンドが売っているのは気になります。輸出主導型経済と米国への資金還流を確かなものにするために、円安路線をとってきた日本の経済政策にも「しっぺ返し」が来ています。

 そろそろ、日本経済の将来を展望する「グランドデザイン」を海外投資家に示さないと、米国とともに沈没する…とみなされて株を売られ続けることになります。政治の能力が問われることになりますが、やっていることといえば…。

★金融安定化策は動き出した、ここからはステップを踏んで対策を上乗せへ
 とにかく、金融安定化法は動き出しました。GSE2社が不良資産の買取に動くようですが、これが機能すれば、次は資本不足に対応する「公的資金による資本注入」。その前に、資金の流動性を増すための協調利下げの実施…と、政策を発動してはそれを補完するために、次の政策を発動するというスタイルで、すこしづつ病を治療していくことになるんでしょう。資本注入をしても金融収縮が続くなら、景気対策の発動も課題になってきます。市場は、結論を急ぎすぎるようですが、危機克服の第一歩は確実に歩みを進め始めました。米国政府は、取っ掛かりで、リーマンブラザーズを破たんさせるという大きなミスを犯し、銀行間貸借市場の機能麻痺を招きましたので、今後、必死に流動性を供給し、信用回復に努めてくるはずです。

★マスコミの脅しに乗ってはいけない…1929年のようなおろかなミスは、繰り返さない…はず
 今日の、日経で経済誌の広告がたくさんありましたが、「金融大破局」や「大崩壊」など刺激的な見出しが躍っています。わざわざお金をはらってまでネガティブな気持ちになりたくないので買いませんが、もう少し冷静な論議が必要ではないでしょうか。出版社の意図としては1929年の「大恐慌」とイメージをダブらせることを狙っているのでしょうが、大恐慌時に当時の大統領や金融政策担当者は、今回反対票を投じた共和党議員と同様に、市場には介入すべきでないとして、危機を放置するという大愚行をしました。今回はちょっと危なかったものの、流動性の供給を柱に適切な手が打たれており、当時とは、まったく状況が異なります。

★どこかで反発の動きがでるかも…?
 むしろ、どこかで過剰流動性が発生し、株価が急反発する可能性すらあるのではないでしょうか。これから、いろんな対策が打たれてきます。どの時転になるか分かりませんがどこかで上昇に転じるはずです。今日の引け値で計算した日経平均の予想PERは12.8倍になります。今日の朝のブログで書いた下値めど9500円を使うとPERはさらに低下して11.6倍台という、とんでもない数字におちてきます。つまり、景気悪化が表面化してきた7月安値で、株価は今期の減額修正を織り込みましたが、現在は、すでに来期の収益悪化を織り込みにかかっているのかも知れません。

 何かでみた中国株のPERは13倍台といいましたが、日本株はこれを下回っています。明らかに売られすぎの水準に入ってきました。株式レポートでは、今週から来週にかけてを来年の新春相場にかけての好仕込み場になるとして、出動準備をするようにと、していますが、今日の引け値でもめどとする9500円までもう1000円を切ってきました。今晩のニューヨーク次第では、案外早く実現するかも知れませんね。乞うご期待というところでしょうか。

 日本株については今日の朝の書き込みを、ニューヨークダウについては、9月30日の朝の書き込みをそれぞれ参考にしてください。

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今週のアジア市場から、安定化法案の評価が始まる…
 週末の米国市場は、金融安定化法案の成立を好感して上昇したものの、材料出尽くし感から、売られ結局安く終わってしまいました。欧州でも主要4カ国とECBによる金融安定化への会議が開催されましたが、焦点となっていた中小企業のための基金設立は見送られ、協調行動に影を落とすことになりました。今後、焦点は10日に開催されるG7の蔵相・中央銀行総裁会議に移りそうです。
 ただ、週末の米国株は波乱したものの、CMEの日経平均先物は小じっかりに終わっています。金融安定化法案は、内容的に不十分で、今後次期政権または市場の反応によっては、第二弾、第三弾の対策が発動されることになりますが、とりあえず、今週の日本市場から、成立した安定化法の評価が始まるものと思われます。

 さて、週末の書きコミで、日経平均の検証でも…としましたが、株とは関係ない世界経済の話でミニ集会に呼び出されセミナーをすることになってしまいました。遅れてしまいましたが、今から、書き込みさせてもらいます。レポートの内容と重複しますので、念のため…。最悪のケースを想定して書いていますが、今週から来週にかけてが、来春にかけての好仕込み場になるかもしれません。


 
 先週の日経平均株価は、欧米の金融危機の動きを受け、主力株に売り物が増加。2005年中旬以来の1万1000円割れとなりました。ただ、先週の動きを見ると、株価の動きは「二極化」しているように思われます。コマツや鉄鋼株など大型輸出依存型企業が売られる一方で、食品や薬品、小売など内需関連、いわゆるディフェンシブストックが買われています。
 昨年中旬、金融危機が表面化するころ、日本では流動性の少ない中小型成長株が売られ、大量に売買できる大型数量株が買われました。コマツや新日鉄など大型数量株はほとんどこのときに高値をつけています。買いの主体は欧米のヘッジファンドや商品投資顧問業者らといわれていますが、「企業内容」よりも「流動性」というおかしな投資基準がはやされたのもこのときです。
 まさに、現在売られているものは、このときに買われた銘柄群。中小型株は2006年1月のライブドアショック時に天井をつけ、以後売られ続けたものの、最近では下値抵抗感が出てきています。言い換えれば、十分「玉ほぐし」が出来ている…と言うことでもあります。
 一方、最近売られ始めた主力株の天井は昨年7月~9月…。まだ整理が始まってから一年しかたっていません。
 つまり、玉の整理が出来ていないのです。ただ、相場的に言うと、整理が遅れていたグループが売られ始めたということは、全体の整理も最終局面に近づいているということでもあります。
 ちなみに、日経平均のチャートをみると、26週移動平均線とのかい離率は週末段階で17%。今年3月の厳しい下げ局面では、同18%ですから、そろそろリバウンド局面に近づいている…といえます。また、月足サイコロは3勝9敗…。2003年の大底以来の数値を示しています。また、相対力指数(RSI)を見ると、先週末で21とこれも底値圏を暗示しています。
 ただ、過去の動きを見ると、01年10月に18%をつけたものの、03年4月の大底では28%でした。この間、日経平均は9774円から7607円まで22%下落しています。
 今回をみると、08年3月に17%をつけたあと、01年時と同様にさらに株価は下落しています。当時と同じ下落率とすると、9000円という数字が出てきますが、単なる数字の遊びであってほしいものです。
(チャートをクリックすると画面が拡大されます)
analytic3.gif

 また、ニューヨーク市場の下値予想に使った「下げエネルギーの解消点」を探ると、直近の戻り波動ではA点が、大型主力株が天井を付けに行った天井圏の上昇波動を使うと、解消点はB…と、それぞれ目標が出てきます。
 A点なら9500円どころ、B点なら9000円前後となりますが、いずれもRSIを使った数値と近いところにでてきます。日経平均寄与度の大きい銘柄が売られていますので、まんざら可能性のない数字ではありません。
 ただ、数値的には何時反発が起きてもおかしく無い水準にあることは確かです。あとは、何時底入れの条件であるセリングクライマックス的な動きが出るか…だけです。
日米とも10月は好仕込み場になっているケースが多いので、ここからの下げは「買いの種を撒く」つもりで対処した方がいいのではないでしょうか。

 

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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