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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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そろそろ「総悲観」の境地に入ってきた…みたい
 皆様、お疲れ様でした。今日の相場には正直萎えました…。ふところ勘定していたら身が持ちませんね。相手が相場という「化け物」ですから、自分の思うようになってほしいと思うのが間違いの元。皆が、下げ止まってほしい…と思えば、もっと下がりますし、「もう耐えられない」と思って全部投げたら、アッと言う間に糸の切れた凧みたいに揚がっていきます。オイルショック、プラザ合意ショック、ブラックマンデー、バブル崩壊…と、急落相場は色々経験してきましたが、なんだか今の相場はファンダメンタルとは関係無しに需給関係で崩れていく、仕手株の下げに似ています。投げ尽くしてしまわないと底が入らないということになりますが、小泉政権誕生後だけで36兆円も買った海外投資家は、これから一体どんな行動をとってくるんでしょうね。まったく予想がつきません。

 さて、泣き言を言っても仕方がありませんが、8日水曜日の日経平均は952円58銭安の9203円32銭、TOPIXは78.60ポイント安の899.11と、ともに大幅続落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、25日線かい離率はマイナス22%と、記録的な数字になってきました。今日の下落率9.8%はスターリンショックに次ぐ、史上三位の下落率でした。市場エネルギーの方は、出来高概算は28億5000万株、売買代金は約2兆4200億円でした。

★昨日の腕力的な下げから、今日は恐怖心が支配した下げに変質
 一体何が起こっているんだ…という様な下げでしたね。海外からの換金売りが相変わらず続いているほか、円が1ドル100円を割り込んだあたりから、先物に売り仕掛けが入り、そのあたりから、GLOBEX市場で米国株の先物が急落。その後は、損失の拡大におびえた国内機関投資家のヘッジの先物売がとめどなくでてきて下げ相場を加速しています。結局、先物相場は1120円安の9090円で終わっており、このまま何も対策が打たれなければ、明日は8000円台が見え、03年4月の7607円が、大底ではなかった、というような論議も出てきそうです。

★今、日本の周辺で起きていること…

 とにかく、世界の金融市場は非常に危険な状態になってきました。国内市場が急落していることばかりに目が行きますが、お隣の韓国では、株価だけでなくウォンも一日で5%近く急落…通貨危機が深刻化しています。また、インドでも同様に資金の流出からルピーが急落…。インドネシアは株価が10%以上下落したことからサーキットブレーカーが発動、市場が閉鎖になっています。米国で始まった危機は、欧州から東アジアへと飛び火して来ました。そろそろ、国際協調で何らかの手を打たないといけない時期に来ていますね。

 日本の銀行と異なり、海外の銀行の資金調達手段は市場からの借り入れ…。これが出来ないとすぐに資金ショートを起こして経営危機を迎えてきます。ロシアでも複数の銀行が破綻の渕に追い込まれていますが、株券を担保にして資金を調達しており、株価の下落から資金不足に陥っているものと思われます。アジアの銀行も基本は同じ…。預金に依存せず、市場性資金に依存しているだけに、欧米と同じl危機が発生する可能性があります。

★これ以上輪転機が回せない米国
 公的資金による資本注入を戸惑っている米国に対し、欧州では、次々に破たんに瀕した銀行を国有化していっています。その意味では、米国の対策が一番遅れている…ということにもなります。結局、米国も市場から株価の下落により催促されることになるのでしょうが、正直、投入しようにも資金が無いというのが本音ではないでしょうか。資本注入するためには、国債発行によるファイナンスが必要になりますが、恐らく今の米国の状況では誰も国債を買ってくれないでしょう。そうすると、金利を上げて買ってくれるような魅力的なものにしなければなりませんが、それをすると、財政がさらに悪化するばかりでなく、ドルの下落にもつながる…。もしかしたら、米国は「ボトルネック」に陥ってしまっているんではないでしょうか。各種の、統計から識者が推計したところでは、9月の一ヶ月間で、年間印刷する通貨量を刷ったといいます。

 冗談半分でブッシュさん輪転機のオーバーヒートは大丈夫ですか…と書いたことがありましたが、実際には、そんな状態になっているみたいです。そんな米国が、日本にカネを出せ(国債を買え)と迫っているようですが、このままでは、確実に日本も米国とともに沈没してしまいます。今の国会の不毛な審議では、消えた年金だ、資料の不開示だと、瑣末なことをやり合っていますが、本来は、米国との関係希薄化や防衛問題、国民財産の保全という、もっと大事な問題を審議する時期にきているとおもうのですが…。

★株価は過去の記事を参考に…でも、最悪の目標値が近づいてきた
 株価については、最近チャート付きで(9月30日、10月6日)日米の株価を予測しましたが、現在は、その最悪のコースを歩んでいます。米国の金融会社が、借金に借金を重ね、世界にばら撒いた投資資金が、いっせいにしぼんで米国に還流しています。この部分に歯止めをかけないと、新興国など欧米資金が入った国の経済は無茶苦茶になる可能性があります。ところが、いまだにその膨らませた金額がいくらあるか分からない…。ここに大きな不信感があるのです。もっとも、この金額が分かれば対策が打てないとして、世界経済は「ギブアップ」に成るかもしれませんが…。

★とにかく、アメリカさん なんとかしろよ!
 とにかく、悩ましいのは日本独自の事情では株価下落の歯止めにならないこと…。また、世界中にウイルスをばら撒いた張本人が、対策作りにあまり熱心ではないこと…。このままでは、危機を放置して1929年の大恐慌を招く愚を冒したフーバー大統領のときと同じことになってしまいます。

 今日の朝も書きましたが、今望まれるのは、株価の下落に先行して対策を打ち出していくこと。これから、利下げや公的資本注入、景気対策と順を追って手が打たれていくのでしょうが、もたもたしている間に、バンクオブアメリカの資金調達が計画通りいかないとか、モルガンスタンレーへの三菱UFJの出資が見送られるのではないか…とか、危機が振り出しに戻るような動きもあります。

 とにかく、米国の株価が全ての鍵を握る…!

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空売り規制の解除を控え、変な噂が飛び交いだしたNY市場
 米国株式市場の緊張状態はなかなか解消されませんね。
 昨日のニューヨークダウは、コマーシャルペーパーへの資金供給やバーナンキFRB議長の利下げ発言などがあり、反発。高値1万124ドルと大台を回復してはじまったものの、白川日銀総裁の「協調利下げ否定」発言がでて、市場は国際協調体制の乱れを感知。再び、金融市場への緊張感が高まり下げに転じています。

 また、今晩の空売り規制の解除を控え、金融株を中心に変な噂が飛び交い、株価の下落を加速しています。主な噂としては、バンクオブアメリカの増資をめぐり、当初予定した金額が集まらないのでは…とか、モルガンスタンレーへの支援が中止される…というようなものですが、いずれも根拠に乏しいもので、空売り禁止の解除を思惑したものだと思われます。市場全体の緊張状態が増しているのに、まだこんなことをする投資家がいるようでは、市場の再建は容易なものでは無い感じがします。

 おかげで、株価は高値から688ドルも急落し、前日の安値さえ下回り、底入れ型を帳消しにしています。ただ、昨日も解説したように、現在の米国株は三段下げの最終局面にあり、どこで底が入るかを模索する局面にあります。

 米国議会の方からも有力議員の方から、公的資金による金融機関への資本注入の提案も出始めるなど、さきごろ成立したふざけた内容を含んだ「金融安定化法」とは一線を画す、建設的な提案が出ています。ここからは、株価の追加政策催促の下落と、国際協調体制の再構築や政府の追加策発動の競争になりそうです。

 ただ、株価の下落の方が先行していることを考えると、政策対応が後追いになっているという感は否めません。直近レポートの、下げエネルギー解消点9200~300ドルを想定しておき、切られたら、また考えることにしましょう。ぶっちゃけ、ニューヨーク株は、空売り規制の解除を一番気にしているような感じがするのですが…。(でも、売り規制が解除されたら、裁定取引が可能になりますから、もう少し違った相場展開になるかもしれませんが…?)

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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