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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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米国経済のフレキシビリティ(柔軟性)が発揮されるかも…
 15日水曜日の日経平均は99円90銭高の9547円47銭と続伸したものの、TOPIXは0.79ポイント安の955.51と、小反落して終わりました。日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは66、RSIは26、25日線かい離はマイナス14.5%と、指数的には依然として売られすぎゾーンにあります。出来高概算は25億6000万株、売買代金は2兆3400億円と、わずかですが増加に転じてきました。

 昨晩の米国株が大幅高で始まったものの、ブッシュ大統領の「公的資金注入」会見以後、好材料出尽くしとなり、急反落。安く終わったことを受け、日本株も軟調に始まりました。昨日、急反騰したことによる先物の利食いなども影響し、終日、軟調に推移していましたが、引け近くになり、GLOBEX市場で米国株先物がプラスに転換。これを機に、先物の買い戻しや個人投資家の押し目買い気分も強まり、急反発し、日経平均はプラスで終わっています。GLOBEXにリードされたとはいえ、ニューヨークとは違った動きをしたことはそれなりに評価できるのではないでしょうか。

★米国のリスクテイカーが不良資産買占めに動き出すのでは…?
 世界的な金融危機については、各国政府が協調して対策に乗り出し、一番、もたもたしていた米国が不良資産買取に先立ち、公的資金注入を決めたことで、市場には安堵感が出たように思います。日本の、不良債権処理のときと異なり、サブプライムローンという「ウイルス」を含んだ証券化商品の査定は非常に困難で、買い取り価格の設定にはまだ相当な時間がかかりそうな感じです。ただ、証券化商品の設計に携わった人なら、理論価格の算出は簡単に出来るでしょうから、すでに、割安な商品の洗い出しを進めているファンドも多くありそうです。海外では、こんな危機があるたびに、理論価格と大幅にかい離したダンピング状態の商品を買う「逆張りファンド」が多く存在しますから、各国政府が公的資金を投入し、金融市場が安定する可能性が出た以上、不良資産を競って買う動きが強まりそうです。

★米国経済が柔軟性を発揮し始める…
 政府は、不良資産の買取スキーム作りに躍起になlっていますが、スキームが出来上がって買取をはじめようと思ったら、商品がなくなっていた…なんて事にもなりかねません。売る側にとってみれば、政府に売却することで、役員報酬にも口を出されますし、不良資産の内容も公表しなければいけません。でも、民間企業に売却する以上、こんな制約は受けませんから、水面下では強烈な売却交渉が始まっているのではないでしょうか。こういうところが、米国経済の柔軟性を示しています。「腐っても鯛」という言葉がありますが、欧米市場のリスクテイカーの存在は、もしかしたら、今回の危機を意外な方向に持っていくかもしれません。馬鹿にしないでみていくことにしましょう。

★資源国の増産が本格化し、関連受注が増えるかも…

 また、景気のことについても、確かに消費は落ち込みますが、資源産出国はこれからどうするんでしょう…?ものすごい外貨収入を稼ぎ、おいしい目にあいましたが、彼らがしたことは、お金がジャブジャブ入ったものですから、それを使うことに一生懸命になり、産出する資源の増産や保守、探鉱などにはあまり資金をつぎ込んできませんでした。その典型がロシアです。原油の産出量は保守不足による油井の能力低下により減少しています。しかし、一方で、社会資本整備には巨額の投資を行ってきましたので、今後、この支払いが課題になってきます。この状況は他の資源国でも同じ…。
 
 原油価格も一時に比べると半分近くになりましたから、収入の方も半分に減少。このままでは、支払いにも窮するという事態もおきかねません。結局、必死になって資源の増産を図らなければ成らなくなってきます。それも内密に…。おそらく他の資源国も同じ状況に追い込まれますから、知らない間に資源の供給量が増えていた、そして価格がさらに下落した…という事態が起こるかもしれません。まさに、オイルショックの後に起きたことと同じことです。

 そうなると、表ざたにならずに資源開発機器や関連プラント、保守のための工作機械の注文が増える…ということもあるかもしれません。どうしても、先進国の方に目が向いてしまいますが、資源国だって、調子に乗って投資を行ってきたツケがこれから回ってきます。底抜けの危機が回避されたら、これまでに書いたようなことがいっせいに起きてきます。結果、あの危機は一体なんだったの…(ちょっと言いすぎかも…)なんてことにも成りかねません。そろそろ、視点を変えて物事をみる必要が出てきたかもしれませんよ。

★日経平均の戻りめどは…? 
さて、ファンダメンタルの話が長くなりましたね。今日の朝の書き込みで、ニューヨークダウのことを書きましたが、ちょっと日経平均のことも考えて見ましょう。相場は、底割れの危機にさらされ、一時はは、2003年4月の安値7607円割れも覚悟させられました。しかし、なんとか8000円大台割れ寸前で踏みとどまっています。月足を見ると今日までに1500円近い下ヒゲをつけ、流れが変わりつつあることを暗示しています。また、安値8115円は、無秩序につけたような感じがありますが、週足チャートを見ると、昨年8月安値、今年1月安値、そして3月安値を結んだ下値支持ラインでしっかり下げ止まっています。

 市場の安定で戻りが入るとすれば、どこが目標になるのでしょうか。過去の動きからみると、一昨年6月安値1万4045円と今年3月安値1万1691円を結んだラインが上値抵抗線として意識されそうです。このライン付近には、先週の長大陰線の寄り付き1万817円があり、その前の週の終わりね1万938円から窓が開いています。この付近に、因縁場が溜まりこんでいますから、当面の戻りは1万800円付近と見ておいていいかもしれません。もちろん、米国の強調相場を前提にしますが…。

 不確定要素が多いものの、個別では25日線または13週線へのリバウンド相場が出ると見て対処すればいいのではないでしょうか。パソコンでマイナスかい離のリストを出して、つぶれそうにない会社を買えばいのではないのでしょうか。 


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目先の材料出尽くし…次の対策まで景気をきにしよう~てか
 おはようございます。昨日の米国株はまた波乱して終わりました。

 NYダウ 9310ドル99セント -76ドル62セント(-0.82%)
      レンジ 9794~9085
 S&P500 998.01 -5.34(-0.53%)
      レンジ 1044~972
 NASDAQ 1779.01 -65.24(-3.54%)
      レンジ 1896~1752

 ダウ、S&P500 にくらべ、NASDAQ市場の下落幅が大きく、景気への懸念が増したことが読み取れます。


このところ、ブッシュ大統領の記者会見が増えました。昨晩は、2500億ドルの公的資本注入に関するものでしたが、だんだん表情に疲労の色が蓄積されている感じがします。来年1月20日の任期切れまで、100日を切り、普通なら悠々自適で次期大統領の就任式を待つところです。まさか最後の最後でこれだけ重大な仕事をさせられるとは思っていなかったことでしょう。
 
 とりあえず、昨日の会見は世界の市場から「急げ、急げ」とせっつかれていた公的資本注入に関する決定事項を発表したものですが、資本注入を嫌がる銀行に強制的に実行されることになりました。株券の発行が増え、利益が薄まるし、経営への政府干渉が強まり、下手をすると給料まで減らされてしまうのですから、体力がある銀行としては、やりたくないのは当然です。

 ただ、政府としては、特定の銀行に出資すると、市場から「何か経営に問題があるのでは…」と日本でもあったような疑念を生じさせますし、癒着しているんじゃないか…との疑いも持たれかねませんので、一律・強制で注入するのは当然でしょう。これで、損失を抱えていれば処理することも出来ますので、金融市場全体にとっては、とりあえず「万々歳」というところですが、次は、不良資産の買取スキームの策定を急ぐこと…こちらは、かなり複雑で時間がかかりそうです。

 そのため、市場は、当面の金融対策は出尽くしと判断。関心が景気に移ったため、相場はした押ししました。ただ、昨日も書いたように、10000ドル大台の手前は、これまで数年にわたってダウの下値を支えてきた重要なゾーンでしたから、これを切ったことで、このゾーンが上値抵抗帯に変化しています。昨日、高値9794ドルから下押したのも、この抵抗帯に押し戻されたというテクニカルな事情もあるのかもしれません。早くも「赤三兵」の期待は崩れたことになりますが、欧州を中心にどうやら金融対策を徹底してやることにしたようですから、ここから先は「政策に売りなし…」でしばらくは、強気を基本に流れを見ていくようにした方がいいようです。

 個別の戻りめどは、25日線と13週線、また3月安値をみるようにしたらいいでしょう。ここを目標値に設定し、値幅があれば買いに出る作戦でいいのではないでしょうか。

 次に、直近レポートで使ったニューヨークダウの月足チャートをアップしておきます。参考にしてください。
analytic4.gif
 図は、ニューヨークダウの月足ですが、下降トレンドを支えてきたBラインやITバブル崩壊後に形成した下値支持線をともに突破し、8000ドル割れまで売られています。下落スピードが速いところからみて、下値支持線を切ったことから機関投資家のストップロスのためのプログラム売りがいっせいにだされたことが影響しているようです。ただ、G7が開催された先週末には、瞬間7000ドル台に入ったものの、引けにかけて600ドル近く戻して終わっており、底値感が出ています。今回の下落はファンダメンタルの崩れによる「売り」というより、現金化にともなう需給の崩れの側面が強く、まだ、全部売り切ったと決めるには早計だと思われます。
当面、反発が期待されるものの下値支持線を切ったため、このラインが上値抵抗ラインに転換。10000ドル手前に大きな抵抗ゾーンを作ってしまったことは今後上値圧迫を強めることになりそうです。景気の後退色が鮮明になり始めており、その分反発力も弱まりそうです。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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