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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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米国の凋落を見越し日本への接近を強めるアジア諸国
 書き込みが遅くなりました。あんまり良い天気でしたので、ちょっと自転車に乗って、法隆寺周辺に秋の気配を感じにいってきました。今年は好きな法起寺の周辺にコスモスの植え込みがなく少々興ざめでしたが、柿の色づきや稲刈りが終わった田んぼの風景に十分秋の訪れを感じることが出来ました。澄み切った空気にひたっていると、世界の金融市場が大荒れになっていることなんか、忘れてしまいそうな感じになってきました。おっと、現実の世界に戻らなければいけませんね。


 さて、21日の日経平均は300円66銭高の9306円25銭、TOPIXは29.27ポイント高の956.64と、ともに3日続伸して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは74、RSIは34、25日線かい離はマイナス12%でした。可もなし不可もなしと言う数字ですね。出来高概算は20億8000万株、売買代金は1兆8800億円と、市場エネルギーは拡大せず、真空地帯を株価だけが戻している…という感じですね。

 今週は、需給関係のエアースポットに入ったようなものですね。先週のあの怒涛の売り攻勢は一体どこへ行ってしまったのでしょう。なんだか、何もなかったように、資源や穀物価格まで上げてきました。昨日のニューヨーク株や欧州株、香港なども資源株の上昇が貢献しているようです。

★資源価格の上昇は、所詮は戻り売り…?

 OPECの減産思惑がでているようですが、現実問題として、世界の景気が停滞方向に向かっている時にそれはないでしょう…という感じですね。むしろ、カネにあかせて、国内の投資を無茶苦茶増やし、超超高層ビルの高さを競い合うような馬鹿なことをやっているようですが、これから支払いが待っているんですよ。原油価格は短期間に半分になっており、収入も半分に減少することになります。大丈夫なんでしょうか。結局、公には出せない増産を行い、何とか外貨を獲得しなければならない方向に追い込まれテイクのかもしれません。

 以前、フランスのエコノミスト、イブ・ローランが書いた「騙しあいの世界経済」という本を紹介したことがありましたが、資源国がやっていることはまさに第一次・第二次オイルショックのときと同じ。やがて資源国の中から赤字国に転落するところがでてくるんでしょう。また、高い資源価格を背景に独裁を続けてきた国も、国民をつなぎとめる外貨収入が減少し、政権基盤が動揺し、政権交代や政争が始まるんでしょう。今回の、金融危機はさまざまな形で、政治や経済、文化の面まで含め構造変化をもたらすはずです。

★日本への接近を強め始めたアジア諸国
 ブッシュ大統領は、本来は日本が主催国なのに、この意向を無視して、強引に自国で緊急金融サミットの開催に踏み切りました。なんとか、任期中に汚名を挽回したいという感じが伝わってきますが、政策面では完全に欧州勢に主導権を握られています。麻生首相も意趣返しかなにか分かりませんが、日韓中による緊急会議の開催を呼びかけるなど、新たな動きを強めています。また、これまで欧米との関係が深かったインドも、国内開発で日本との関係を深めようと動き出しており、すでに金融危機後の新しい体制を意識しての動きが始まっています。特に、アジアでの日本のステータスが急上昇していることが肌身に感じられます。

★チャイナフリーがブランドになり始めた欧米
 欧米ではこのところチャイナフリー商品がブランドとして定着する動きがあるといます。メイドインチャイナの製品だけでなく、食品の素材、製品の原材料、部品などに中国製が入っていないことが、商品の信頼性につながるようになってきました。米国の国防産業では中国製の部品や製品が混入したことで、武器の信頼性に疑問が生じたり、情報が漏洩する可能性もあるなど、大きな問題も発生していると言います。今後、世界の工場としての中国のプレゼンスが低下していくのは間違いないところでしょう。

★今度は逃げられない…「日本」のリーダーシップ取り
 そこで、浮上してくるのが日本です。小泉政権時代に、米国は日本を中心にするアジア共同体を模索しましたが、当時の小泉首相は、これを主導することを拒み、アジア諸国がもっとも嫌がる「靖国参拝」を敢て実行し、逃げた、という話があります。結果、中国にリーダーの役割を期待したものの、国内に人権問題を抱え、アジア諸国も中国の軍事力に対する警戒感もあり、話が進展しなかった、という経緯があります。しかし、今回の金融危機で、いやでも米国のプレゼンスは低下しますから、アジア諸国としては、米国の押し付けではなく自発的なものとしてアジア共同体を目指す動きが強まってくるはずです。インドの動きはこれを先取りしたものと考えてもいいでしょう。問題は、日本の政治家が逃げないか…ということです。おそらく、中韓ともこれから始まる危機の克服には日本の協力が必要になりますから、日本への接近を強めてくるはずです。すでに、新しい動きがあちこちで始まっていることを頭にいれて、これからの投資を考える必要が出てきます。

★「赤三兵」はつけたが、長大陰線の呪縛を逃れるには米国の一段高が必要
 またまた脱線しましたが、株のことについても書かなければいけませんね。戻りのめどなどは何度も書いてきましたので当て書くことはありません。ただ、今日で3連騰し、とりあえず「赤三兵隊」みたいな格好をつけました。ただ、以前から書いてきたように、長大陰線がある場合には、この寄り付き付近が転換点になりやすく成ります。10月16日に強烈な陰線をつけましたが、このときの寄り付きは9400円…。今日の高値の9358円はこれを意識したものだと思われます。さらに上伸するのはこの陰線の呪縛から抜け出さねばなりません。買いの援軍がない日本株のことですから、一段高にはどうしても米国の援護射撃が必要。

 今晩は、リーマンのCDS決済がありますので、まずこれを乗り切ること…(担保が十分なので心配はないと言われているが、ヘッジファンドの中に現金調達がうまくいっていないところがあり、これが懸念材料)。また、アップルやヤフーなど主力企業の決算が発表されるが、これが市場予想を上回ると、株価の続伸が望めます。ただ、ここで下がってしまうと、結局、日本株も陰線ないの動きになり、一気に下方圧力がかかることになってしまいます。3連騰していますので、基本は押し目買いでいけそうですが、やはり鍵は米国…。

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台風一過の晴天なのか…台風の目に入った晴れ間なのか…決着は月内に
 おはようございます。昨晩の米国株は大幅反発して終わりました。銀行間取引金利が低下したことや、バーナンキFRB議長が、議会証言に際し、景気対策のための財政出動を要請したことなどを好感し、ほぼ一本調子の上げになっています。先週までのヘッジファンド解約にともなう実弾売りが峠をこえたことから、需給面が好転した影響も大きいと思われますが、12月分の解約にかんする売り思惑にくわえ、今晩のリーマンCDSの決済、今週中に予定される経営破たんしたワシントンミューチャルのCDSオークションなど、懸念材料も多く残っていることには注意が必要です。

 昨日の上げで、三角持合の上限を抜いてきており、当面、好需給を背景に、1万ドル手前の抵抗帯を目指す動きになるのかもしれません。ただ、悪材料が出現せず無風状態ですが、台風一過の晴天なのか、台風の目の中に入った無風状態なのかはまだ、定まりません。全力投球はまだ、押さえ気味に…。

 昨日の米国株

 NYダウ 9265.43ドル +413.21ドル (+4.67%)
      レンジ 9266~8852 413ドル幅

 NASDAQ 1770.03ポイント +58.74ポイント (+3.43%)
       レンジ 1770~1698 78ポイント幅

 S&P500 985.40 +44.85 (+4.77%)
       レンジ 985~943 42幅


 米国の法ばかりに目が行きますが、一方で、アイスランドの金融危機に対しIMFや日本などの中銀の支援が伝えられるなど新興国救済のスキームが定まりつつあります。またインドが2004年以来という1%の政策金利の引き下げに動いたほか、ドイツも財務相を中心に景気刺激策の策定をはじまるなど、金融安定化の動きと同時に景気への配慮も始まっています。中国のように国の事情から、再び輸出を刺激する政策を採る国もありますが、基本は内需をいかに喚起するかの方に関心が移っているような感じがします。

 これまで日本経済の足を引っ張ってきた交易条件の悪化が是正されてきており、増額修正期待のある企業の物色と売られすぎ銘柄の修正相場が始まりそうです。ただ、決着は月内に…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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