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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2008/10 | 11
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ファンド崩壊が世界の経済をかく乱へ…早期の対策が必要に
 一週間お疲れ様でした。電話攻勢で、話し過ぎて少々疲れました。早く書き込みをしなければいけませんので、しばらく電話は出ませんよ…。

 さて、24日の日経平均は811円90銭安の7649円08銭、TOPIXは65.59ポイント安の806.11ポイントと、ともに続落して終わりました。2003年4月のバブル崩壊後の安値7607円が見えてきましたね。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは62、RSIは28、25日線かい離はマイナス25%でした。株価はドチンしていますが、テクニカル的には厳しい数字はかい離率だけですね。また、出来高概算は26億3000万株、売買代金は2兆円と、下落率の割には市場エネルギーは薄いようです。

★見えてきたバブル崩壊後の安値
 とうとう、バブル崩壊後の安値が近づいてきました。これを切り込むと、日本のバブル崩壊からのケアは終わっていなかった…ということになります。麻生総理や中川財務・金融大臣が日本は金融危機を乗り切ったからノウハウを伝授する…と偉そうに言っていますが、まだ、終わっていなかったんじゃないの…と言われそうですね。このところ、日本株と,とことんぎりぎりまで粘っていたブラジルの株価の下落率が高いようですね。「日本株は上がっていないから安全だ…」として、海外投資家の逃避先に選ばれたことがありましたから、今はそのツケを払っているところでしょう。

★仕手株の崩壊と同じ需給の崩れで始末が悪い

 このところ、多い質問が「どこまで下がる…?」というものですが、今回の相場は需給の崩れですから、はっきりいって、ヘッジファンドやミューチャルファンドが売り切ってしまうまで下げ止まりません。
 最近はほとんど姿を見せなくなった仕手株ですが、今回の動きはこの仕手株の崩れと良く似ています。仕手の連中は、株を買い、それを担保にして資金を借り出すなど、当初元本の数倍とか数十倍に膨らませて、相場を仕掛けます。過去、本州製紙や兼松日産農林などが数百円から何千円に上昇して、話題になりましたが、仕手筋が資金ショートでつぶれると、あとは株券ばかりがとめどなく売られ株価は急落し、数年にわたって低迷状態にはいっていきます。

 まさに、今のヘッジファンドの状況が資金源をなくした仕手筋と同じ状態。運用に当たってレバレッジを効かせるだけ効かして買っていますから、解約や借入金の返済を申し込まれると、1億円の返済でもレバレッジをかけた分売らなければいけません。11月解約分だけで4兆円以上が売られたといますが、レバレッジが5倍なら、単純に20兆円以上の運用対象が売られたはずです。12月分はさらに10兆円近く解約や返済があるといますが、その際は50兆円の運用対象が売られることになります。

★ユーロ安も「米国売り」の、巻き戻し
 今回のユーロ安も、米国の金融危機に際し、資産の逃避対象としてユーロが買われましたが、結局、資金返済にともないドルや円に転換しているということでしょう。これは、相場観やファンダメンタルにかかわらず行われ、値段に関係無しに投げてきますから、今回のような荒っぽい動きになるのです。米国売りの対象として、穀物や非鉄などの商品、金、ユーロが買われ、新興国にも大量の資金が流れました。今は、これが、レバレッジの縮小によって逆流を始めてしまったのです。これは、今回の金融安定化策とはまったく関係の無いところで起きているだけに始末が悪い…。金融機関の貸し出しを増やせ…といっても、まさかヘッジファンドに貸し出しすることはできませんね。

 結局、自己資金調達力の無いところは清算するか破たんして市場からいなくなるしかありません。以前から、日本も海外投資家が売ってくる株券を買い取る機関を作らなければならなくなるといましたが、まさにその動きが始まっています。怖いのは、彼らが投売りすることで、他の投資家が先物で売りつないだり、投売りしたりして下げを加速していくことです。

★やはり崩れだしたインデックス採用銘柄
 このブログでは、インデックス採用の主力株は、昨年7月ごろ、流動性があるという理由だけで、ヘッジファンドに買われているので、ファンダメンタルとは関係無しに投げ売られるので注意した方が良いと書いてきました。実際、今日の新安値銘柄は375銘柄に達していますが、日本を代表する主力株が軒並み並んでいます。指数売買やヘッジファンドの運用対象になり、需給関係が悪化した以上、魅力は無い…としてきましたが、やはり、世界的に名の売れた企業がPER3倍やPBR0.5倍でも叩き売られているのです。それくらい今の売りには切羽詰った事情があるということでしょう。
 日経平均の下落目標がどこかは分からない…としましたが、結局、ヘッジファンドの投げの対象がインデックス採用銘柄だから、彼らの売りが止まらないと日経平均も下げ止まらない…ということになります。 

★危機の本質はレバレッジの縮小…公に救済できないのが悩みの種
 レバレッジを効かせて膨らませるだけ膨らんだ彼らの資金は、新興国の資産を取得しただけでなく、さまざまな形に変わり投資されています。今起きている新興国の債務不履行問題も彼らの資金がいっせいに引き上げたため起きているのです。ここの部分にメスをいれないと、世界市場の不安定さは解消されません。ただ、無茶をやって市場をかく乱させてきた連中を救済することは出来ませんから、結局、彼らが売り切ってしまうまで混乱は収まらない…悩ましいですね。

 彼らの危機は目前に迫り、同時に市場のリスクも最大値に達しています。にもかかわらず、緊急金融サミットをまだ半月以上も先の11月中旬に開催する…。市場が、政治家さんたち、あんたらそんな悠長なことをやっていていいの…と、警告を与える意味から同時株安傾向を強め始めたのです。今晩は海外市場もちょっと怖いことになりそうですが、中央銀行関係者は緊張した状態で連絡を取り合っているものと思いますよ…。当面は、国債協調利下げですが、今回は日銀はやるのかやらないのか…。

★問われる日銀の金融政策…三度目の失敗にチャレンジ中…?
 議会証言で、日銀総裁は国際協調利下げに同調しなかった言い訳をしていたようですが、そのとき、日本は流動性を供給する方が大事…といっていたようですが、資金供給をしてもすぐに回収して
おり、通貨供給量自体は一向に増加していないといいます。これだけ、景気への懸念が出てきて、かつ円高も進行しているのに、利下げの話が一向に出てこない日銀って…?

 やる気になれば、0.25%で2回、量的緩和までやれば3回も緩和が出きるのに何故やらない。金融引き締めの時期を間違え、世界の金融市場混乱の引き金を引いたんだから、今回くらいはもっと迅速に対応してもらいたいものですが、金融商品取引法、改正建築基準法、携帯電話販売方法の変更、医学部定員の削減など、いま日本で起きている混乱の原因は全て彼らが作り出しています。どうもお上の方々は日本の経済をつぶしたがっているような気がして仕方がありません。

★先行して売られたグループの下値抵抗力の強さに注目
 えらい弱気ばかり書いて申し訳ありませんが、以前から言っていますように、売られているものは全て、最近高値をつけたものばかり…相場が底入れするときは、直近高値ものが売られたとき…。実際、先行して売られてきた中小型株はだんだん値持ちがよくなってきました。相場の底入れ時のパターンをしっかり理解しておくことが大事です。直近まで人気があったものが下落したということは、底入れが近い、ということでもありますが、問題は、今売られているものをヘッジファンドの連中がどれくらい持っていて、一体どれくらい売ってくるかがはっきりしないこと…。

 今晩の海外市場は荒れそうだな~。
 

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NYダウ…決算内容に振り回される中、石油とディフェンシブストックがダウを押し上げ
 おはようございます。ニューヨーク株式市場の動きを見ていたら、結局、2度寝をしてしまい書き込みが遅れました。昔はこんなこと無かったのに、歳のせいかな~。

 さて、昨晩の米国株は、企業決算の発表に一喜一憂する展開から乱高下が続いたものの、このところの特徴になっていた引け際30分前から買い物が入りだし、急反発。結局、ニューヨークダウは反発したものの、世界的なIT投資の減少を懸念し、ハイテク株が多いNASDAQ市場は続落して終わっています。OPECの減産を思惑して石油株が反発、市場予想を上回る好決算を発表した大手製薬会社(イーライリリー)など、ヘルスケア関連が買われる一方、金融株や自動車株などがさえないうごきでした。

 23日の米国株

 ニューヨークダウ 8691ドル25セント +172ドル04セント (+2.02%)
            レンジ 8795ドル~8243ドル 552ドル幅

 NASDAQ      1603.91ポイント  -11.84ポイント (-0.73%)
            レンジ 1624~1533  91ポイント幅

 S&P500      908.11ポイント +11.33ポイント(+1.25%)
            レンジ 922~858ポイント  64ポイント幅

 CME日経平均平均  8460円 +10円(大証比)


 ニューヨークダウはプラスで終わりましたが、相変わらず引け前の乱高下が続いています。以前から、PKOの噂が流れていますが真偽のほどは分かりません。ただ、場中でも、ヘッジファンドやミユーチャルファンドの解約売りが散発的にでており、需給悪は現在も続いているようです。
 シカゴの日経平均先物は、10円高で終わり日本株にとっても、安心材料になりそうですが、為替市場での円高が進行しているほか、日経平均のドル建て価格の上昇で利益がでていることもあり、海外からの売りが先行する可能性もあります。また、昨日、発表されたソニーの決算もハイテク株全般に悪影響を与えそうです。
 市場が落ち着けば、ディフェンシブストックの見直し買いが始まりそうです。日本でも、決算発表が始まりましたので、米国のように場中の乱高下の動きが強まるかもしれません。日米とも大台攻防戦の方向に変わりなし…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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