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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2008/12 | 01
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米国市場の流動性低下から、日本市場への売りの集中を懸念
 12月1日火曜日の日経平均は、533円53銭安の7863円69銭、TOPIXは40.35ポイント安の787.12と、ともに大幅続落して終わりました。出来高概算は18億8000万株、売買代金も1兆4000億円と、増加に転じています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは96、RSIは35、25日線かい離はマイナス6.6%でした。

★PKOが終わり、株高が用無しになった米国株…
 日米とも、気刻みに積み上げて来た値幅が、25日線に届いた途端、ガラガラと崩れてしまった,という感じですね。欧州で、製造業のPMI指数が過去最低水準に落ち込み、米国ではISM製造業景況指数が1982年水準に逆戻り、米国の大手経済研究所が昨年12月から景気後退局面に入ったことを確認するなど、景気の悪化が加速。これを嫌気して、WTI原油や非鉄市況が急落しています。また、12月に入り、小康状態にあったヘッジファンド問題が再燃。運用資産一兆円規模の大手ヘッジファンドが解約を停止したことから、他のファンドへの解約申込が増加。これが、株価の下落に拍車をかけた…との、観測もでてきました。さらに、11月末はミューチャルファンドや機関投資家の決算が集中していますから、月末にかけての5連騰は、これらの投資家の評価上げを狙ったドレッシング商いによるもので、月代わりしたことからPKOの必要が無くなり、急落した、というものです。

★流動性が低下した米国から、流動性が確保されている日本市場に換金売りが集中…?
 ただ、日米とも出来高は薄商いが続いており、以前のように暴力的な売りが出てくるという状態ではなくなってきました。今日の朝も書きましたが、野村や大和などの大手証券が健在で、大量の玉の処理がスムーズにいく日本と異なり、マーケットメイクで重要な役割を果たしていた、投資銀行が商業銀行に次々と衣替え。大量の玉を自らのリスクで受け、流動性を確保してきたマーケットメーカーが不在になっていますから、米国では、買うときも売るときも、玉を細かく分けて板を見ながら処理しなければならず、まとまった売り注文や買い注文が入ると、株価が乱高下するという状態になっています。

 むしろ、日本のほうが、市場の流動性が高くなっており、今後、海外の金融機関や投資家が年末のポジションや自己資本比率を意識してリスク資産を処理する場合、日本市場に集中してくる懸念があります。おまけに、日銀さんが0.3%の金利維持に執念を燃やしている一方、FRBは一段の利下げや量的金融緩和に言及。欧州も一段、2段の利下げの可能性に言及していますから、当然、海外との金利差は縮小。反動で円高が進行する…という、日本経済にとっては大変な事態が定着しかかっています。海外投資家にとっては、円高の進行で日本株の損失は軽減されますから、ますます日本株を処理したくなるのも当然でしょう。金融機関の決算が集中する今月は、ちょっと要注意と言えるかもしれません。

★通貨の切り下げ競争が始まっているのに、何で日本だけが円高を維持…の不思議
 もっとも、日本は円高にして海外投資家の株式売却に貢献。国内的には、株価の下落で金融機関の自己資本比率を低下させ、国内金融を逼迫させ、景気の足を引っ張る…という、高邁な自己犠牲の精神を発揮しています。中央銀行から資本注入を受けている海外の金融機関に比べると、むしろ日本の金融機関のほうが危ないかも知れません。また、どこかの銀行を海外に身売りさせようという計画がすすんでいるのでしょうか…?

 これ以上書くと、女子高生のスカートの中をのぞいた、といって新聞沙汰になるかも知れませんから、やめますが、そろそろ円高に歯止めをかけないと、日本経済を再びデフレの渕に追い込んでいくことになるかもしれません。

 
★米国株次第…期待と現実悪のはざ間でこう着状態か
 とにかく、日本株の行方は米国株次第…。このところ、出来高が急速に減少していますので、流れは変わりつつあるかもしれませんが、当面、下値では政策への「期待感」からの買いが、上値では景気への「警戒感」からの売りが出ることが予想され、こう着状態に入りそうです。今日が、ビッグスリーの再建策提出の期限ですが、何とか助けてもらおうと、小型車への転業、人員整理、海外生産工場の縮小、役員報酬の削減などを盛り込んでいるようですが、株主責任を問うこと無しに、税金を投入することを米国民が容認するのかどうか…。結局、時間をかけながら来年へと持ち越されるのではないでしょうか。

 8000ドル付近での押し目買いが入るかどうか…。米国株価の一段安は年金の支払い額の減少で、国民生活にも大きく影響するだけに、対策は次から次へと出されるはず…。でも、そろそろ、銀行間の資金やり取りや市場向けの資金貸し出しが増えた…などの、実績が欲しいところですね。

 いずれにしても、日本市場は、材料株相場へシフト。
 

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マーケットメーカーの不在で株価の振れが大きくなった米国市場
 おはようございます。
 
 師走相場は月初めから波乱のスタートになりました。5営業日連続上昇し、先高感を強めていた米国株ですが、週明け早々から、大幅反落して終わりました。欧州市場で、ユーロ製造業PMI(販売担当者景況指数)が過去最低の35.6ポイントに下落。ドイツ、フランス、イギリスなど主要構成国の指数も過去最低に下落したことから、景気の先行きにたいする悲観的見方が広がり、原油や非鉄価格が大幅に下落。これを受け、資源株や金融株が売られ急反落しました。昨晩の米国株も欧州株安の流れを引き継いだほか、11月のISM製造業景況指数が1982年来の水準に落ち込んだことから、景気敏感株や金融株などが広範に売られ、全面安になりました。
 
 欧米市場ともに景気の悪化に対し神経質になっていますが、株価は、かなりの景気悪化局面まで織り込んでいるものと思われます。ただ、大手の投資銀行が姿を消したため、大口の機関投資家の売買に向かうマーケットメーカーが不在の状態。板が薄くなっているため、大口の売買が入ると、株価の振幅が大きくなる…という、欠陥が生じています。昨晩の大幅下落も、出来高は少なく、先週の上昇分の利食いが出たものと思いますが、自らのリスクで買い向かう投資家がいないため、下げ幅が拡大したものと思われます。投資家心理は政策への期待感から、上値は追わなくても下値は買う…という方向に変化しており、当面、今晩以降の動きが注目されます。

 1日の米国株
 ニューヨークダウ 8149ドル09セント -679ドル95セント(-7.7%) 
            レンジ 8827~8141ドル  686ドル幅
 NASDAQ     1398.07ポイント -137.50ポイント (-8.95%)
            レンジ 1496~1398 98ポイント幅

 S&P500    816.21ポイント  -80.03ポイント (-8.93%)
            レンジ 888~818ポイント 70ポイント幅

 CME日経平均先物  7760円 -640円(大証比)


 世界的な景気低迷を映し、WTI原油は1バレル49ドル台に下落しています。また、欧米市場の波乱を受け、円は93円台に上昇してきました。本日は、円高の進行やCMEでの先物大幅安を受け、大幅安で始まることは仕方がないところでしょう。主力株を中心に売られて始まるものと思われますが、昨晩も書きましたように、個人投資家を中心にした材料株物色の流れができつつあり、売り一巡後の反応が注目されます。GLOBEX市場の米国株先物の動向を見ながら、今日も神経質な展開が続きそうです。米国株の基調は変化していると思われますので、あまり値幅の振れに一喜一憂しないことが大事になりそうです。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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