FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2008/12 | 01
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



米国市場の変化は、ダウントレンド内の「逆流」か、それとも新しい潮流か…?
 週明け8日の日経平均は411円高の8329円05銭、TOPIXは26.06ポイント高の812.08ポイントと、ともに急反発して終わりました。出来高概算は18億6000万株、売買代金は概算1兆37700億円と、相も変わらずの薄商いでした。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは93、RSIは46、25日線かい離はマイナス1%でした。指数的には中立状態…。

 週末の米国株は、雇用者数が前月比で53万人も減少したうえ、9月、10月分も大幅に減額修正されたことを嫌気して急落してはじまりましたが、ビッグスリー救済に関して新たなスキームが民主党から提案されたことや、保険会社が予想外の好決算を出したことで、買戻しの動きが強まり引けにかけて急伸して終わっています。ニューヨークダウの一日の変動幅は570ドル近くに達しており、薄商いの中荒っぽい展開が続いています。ただ、先週も指摘しましたように、オバマ次期政権の景気対策の内容が具体化し始めたことや、FRBや財務省を中心にした住宅金融市場へのてこ入れが効果を挙げ始めたことなどを好感し、安値圏では買気が戻り始めたようです。

★具体化しはじめたオバマ次期政権の景気対策…株式市場のテーマになるか
 オバマ政権では、老朽化が目立つ橋梁や道路の補修を中心とする公共投資や環境投資、高速通信網の整備などを行うことで250万人の雇用を創出する…など、景気対策の内容が具体化し始めました。また、これまで、関心を示さなかった温暖化ガスの削減へも取り組む方針を示しており、今後、環境投資の増加やバイオエタノールの強化、電気自動車の普及などが次々と進んでくるものと思われます。これまでは漠然としていた新政権の政策が姿を現してきたことで、投資家としても次の投資戦略が建てやすくなったことは確かです。市場は、まだ気迷っていますが、先週も書きましたように、住宅金利が大幅に低下し、住宅ローンの申請や借り換え申請がが急増していること、これまで機能不全に陥っていた債券の発行市場で起債件数が増加するなど、金融市場が動き始めたことを好感しだしたようです。

★変化し始めた住宅市場のファンダメンタル
 住宅ローン金利はFRBの利下げ措置を受け低下していましたが、金融安定化法の制定などによる財政負担の増加を嫌気して、長期金利が上昇。住宅ローン金利も一転上昇し、これを受け住宅価格の下落幅も拡大する…という状況になっていました。今回は、FRBのGSE債の買い上げによる住宅ローンの流動化や金融機関資産への政府保証の取り付けで、金融機関の信用度が上昇。市場に安心感が戻り、住宅ローン金利が低下するという流れになっています。まだ、住宅価格への影響はわかりませんが、住宅ローンの利用申請の増加は、住宅価格の心理的低下の歯止めとなって、やがて価格に影響を及ぼしてくるはずです。先週末、雇用情勢が悪化したにもかかわらず、株価が急反発した背景には住宅市場の変化を市場が先読みしてきた可能性もあります。

★需要の収縮は、企業の予防的経営抑制から発生…
 今回の、信用収縮は証券化商品の下落による金融機関の自己資本の毀損がありますが、一方では、危機の進化や米国の個人消費の収縮予想を背景に、企業が予防的に行動し、需要が急速に減少したことに、もう一方の原因があります。まさに「気」の部分が萎縮したことが影響しています。しかし、住宅価格の下落が止まると、流れは一気に変わってくる可能性もあるのです。すでに米国では住宅株や金融株の反発が始まっています。危機の規模からみて、一気に改善するとは思いませんが、これまで続いてきた「負」の流れに、逆行する動きが出てきたことは確かでしょう。

★相場は変化しだしたが、下降トレンドの中の「逆流」か、新しい潮流かの見極めが大事
 相場的には新しい流れが出てきたのではないでしょうか。ただ、これが長期的に持続する流れになるのか、大きなダウントレンドの中の「反動」の動きなのかは、まだ結論は出せません。ダウントレンド内の動きとすれば、昨年高値をとった資源株や景気敏感株は「戻り売り」の相場。主役は、まだディフェンシブ型の株ということになります。株式レポートではいち早く、ディフェンシブ型に切り替え、ニトリやエービーシーマート、不二製油などを注目してきましたが、他にも、相場が下値抵抗感を強めることを前提に、仕手系にも注目。ダイワボウを一環注目してきました。この4銘柄は、このブログでも公開しておきましたので、注目している人も多いと思いますが、いまだに上伸し、値幅を重ねています。

★新値買いが儲かるようになってきた…
 材料株相場では、新値,新値と買いすんでいくやり方もありますが、この高値買いが通用するようになっていること自体が市場の変化を暗示しているのではないでしょうか。ただ、忘れてならないのは、日本株は自立性を失っていること…。政治は混迷を極め、日銀の金融政策は景気がこれだけ低迷しているのに引き締め気味に運営されている…国内環境としては最悪の環境にあります。それだけに、米国株など外部要因に左右されることが多くなります。一日の動きもGLOBEXの米国株先物をみながら判断するようにと書いてきましたが、今日の動きはそれを如実に表していました。せっかく円高という大きなチャンスをもらっておきながら、それを生かしきれない政治家や官僚の幼稚さ…。

 16日から始まる米国のFOMCでは0.75%利下げし、政策金利を0.25%にする可能性もあるようです。日銀が0.3%の政策金利にこだわったら、米国の金利が日本を下回る…ことになり、円高圧力賀」高まることになります。市場が、何時ここに注目するか…。無視してくれればいいのですが、FOMCの接近とともに「0.75%引き下げ説」が有力になったときが怖い…。やはり主力株は買えないな…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ