FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2008/12 | 01
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



海外景気対策への「ただ乗り」は許されなくなる…日本も緊急の自律回復措置が必要
 9日火曜日の日経平均は66円82銭高の8395円87銭、TOPIXは5.86ポイント高の817.94と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は19億9000万株、売買代金は1兆5058億円と、ともに薄商い状態のままでした。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは93、RSIは51、25日線かい離はマイナス0.2%でした。

★やはり円高が足を引っ張った
 なんでもタダ乗り立国「日本」の実情を、まざまざと見せ付けられるような相場でしたね。米国がオバマ大型景気対策に期待して大幅続伸しましたので、日本も…と意気込んではみたものの、朝方発表された7~9月期のGDP改定値が市場予想の0.9%減を大幅に下回る1.8%減に下方修正され、さらに相場が始まってみると、円相場が1ドル92円台半ばに急騰。折角、買われていた主力株や中国や米国の景気刺激策を意識して買われていた建設機械関連や建設資材株も、次々と値を消して終わっています。「ただ乗り」なんて、不適切な冠をつけましたが、中国や米国が大型公共工事による内需刺激を行うから、日本からの関連資材の輸出が伸びる…という発想そのものがいかがなものでしょう。

★中米の景気対策は国内的な雇用の確保が狙い…日本のためではないよ
 中国は、世界の景気がこんな状態なのに、輸出に頼って景気刺激することは出来ません。むしろ怖いのは、沿海部で職場を失った農民工が内陸に帰った時に仕事が無く、反乱や暴動を起こし社会不安につながることです。そのため、景気対策の主力は内陸部の開発におき、雇用の増加に勤めることにあり、国内企業の収益増の機会を与えることにあります。米国にしても状況は同じ…。税金を使い景気対策を実施するというのに、わざわざ海外企業に収益の機会を与えるようなことをするものでしょうか。一時期はやった「バイ アメリカン」運動ではないですが、保護主義的な動きが強まることは想定しておいた方が良いと思います。

★海外が挙国一致でやっているのに、何で日本だけが…?
 日本だって、景気は急速に悪化していますが、どうも政府や財界の発想のなかに、米国や中国の経済が上昇すれば日本も輸出が回復して景気もよくなると、考えている節が見受けられます。もし、保護主義的な動きが高まり、「ただ乗りはダメ」…日本は日本で景気対策をおやりになったら…と言われたら、どうするつもりでしょう。今、もっとも軽快すべきは、「保護主義的」な動きが高まることです。だから、日本は独自の景気刺激の方途を探らなければならないのに、「政治はごたごた」、「官僚は既得権の拡大に地道を上げ」、「金融機関に資金を流すべき日銀は、0.3%の政策金利の維持に面子をかけている…」。挙国一致で事に当たらないといけない事態がきているのに、当事者のやっていることは、バラバラ。

 米国の株価が上昇し、リスクが減少しているにもかかわらず、何故、円高が進行しているのか…。EUも米国も、ゼロ金利や量的緩和も覚悟で金融政策をすすめており、もしかしたら、日本が先進国の中で一番金利が高い国になるかもしれない…という、冗談めいた話が実現する可能性が出てきたからです。円高が進めば、株安が進行…。自己資本比率が低下して、金融機関はカネが貸せなくなる、
また、金融庁(官僚)が金融機関の融資に口をだしてきてますます融資がしにくくなる。それでも、日銀は金利にこだわり円高が進行する…結果として、日本経済は窒息し、経済が立ち直った海外企業から買収攻勢が始まる…。いつか来た道をたどることになりますね。海外企業は大もうけし、サブプライム損失の一部を取り返す…。

 毎年、米国から送られてくる「年次要望書」の2009年版に、日本の身売りの仕方…としてノウハウが書いてあるのでしょうか。もちろん冗談ですが、先日、どこかのテレビ局が2008年判の「年次要望書」を取り上げてやっていましたが、とにかく、米国の企業が日本で商売をやりやすくするためのことしか書いてありません。要するに、植民地への要望書といっても過言ではありません。郵政の民営化もこの要望書に基づいてなされたものといいます。政府も官僚もこの要望書に基づいて政策立案してれば良いという発想で、自ら政策を立案する能力を奪われてしまっています。そのことは、いまの国内の混沌とした状況を見れば分かるはずです。

★日本国内にやることは無いというが、考えればやることは山ほどある
 一部のエコノミストは、日本には内需を進行する余地は無い…なんて馬鹿なことをいう輩がいますが、団塊の世代が次々高齢化していくのに対応した社会的なシステムは出来上がっているのでしょうか。また、米中という2大環境問題児が、対策に取り組むことをきめたのに、日本の対応はじゅうぶんなのでしょうか。やることは、掃いて捨てるほどありますし、資金だって国民の金融資産をうまく誘導してやれば対応は可能なのに、政策担当者は誰も知恵を絞ろうとしません。また、ぼやきになってしまいましたが、今度の世界的な景気回復対策が国単位で行われている以上、対策は保護主義的な傾向を強めざるをえず、もし日本が国内的な対策を何もしなかったら、取り残されるリスクをはらんでいます。

25日線をはさんだ日米の明暗に注目
 横道にそれましたが、今の日本が内外に大きなリスクを背負っていることを理解していなければなりません。とにかく、米国は先週初めにつけた長大陰線を抜き、かつ25日線も回復してきました。これで、再び9600~9700ドルのつり天井に挑戦する流れにはなりました。しかし、日経平均の今日の高値は8499円…。25日線は8415円ですから、ものの見事に押さえ込まれてしまいました。日本の場合は、十分ではない第二次補正予算さえ先送りしてしまい、現状では自力救済は先延ばしされてしまっています。ここまで書いてきたように、危機前のようにただ乗りが許されれば、景気回復の余地がありますが、もし、面と向かって国内優先を打ち出されたら…。

 もっとも先が読めないのは日本経済です。だから、材料仕手株とディフェンシブ、それと円高と資源安で業績の増額修正が期待できる企業しか上値は終えないと書いてきました。こんなことを書かないといけない日本経済って…。政治家さんや官僚さん、国難だぞ…!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



現実悪売りと政策期待買いの綱引きは、期待感の勝ち…かな?
 おはようございます。

 昨晩の米国株は、アジア、欧州株の大幅反発を受け、高く始まりました。オバマ次期政権の景気対策の内容が具体化するにつれ、景気悪化の歯止めになると期待する投資家が増加。さらに、ビッグスリー救済に関して繋ぎ融資が決まりそうなことも市場の安心感を誘っています。一時は先月10日以来9000ドルの大台を回復する場面がありました。出来高の増加をともなっていないため、市場参加者が増えた…とはいえませんが、再び25日線を上回ってきたことで、先高感が強まっているようです。米国の景気後退に歯止めがかかるとの予想から、資源株など景気敏感株にも物色対象が拡大しはじめています。景気の「現実悪」売りと「政策期待」への買いの綱引きは、じょじょにですが期待感が上回りつつあるようです。

 8日の米国株

 ニューヨークダウ 8934ドル18セント  +298ドル76セント(+3.46%)
            レンジ 9026~8637ドル 389ドル幅

 NASDAQ     1571.74ポイント  +62.43ポイント (+4.14%)
            レンジ 1583~1536ドル 47ポイント幅

 S&P500    909.70ポイント +33.63ポイント (+3.84%)
            レンジ 918~882 ポイント 36ポイント幅

 CME日経平均先物  8495円 +125円 (大証比)


 米国株は25日線を上回り、トレンド転換を思わせる動きを示してきました。建設機械、建設資材などが上昇し、1950年以来という大型景気対策を先取りする動きをしています。米国株の上昇を受け、リスクが減少したとし、ドルは他の通貨に対し安くなっていますが、対円では円優位の展開が続いています。米国の利下げによる日米金利の逆転を市場が読み始めているのかも知れません。米国景気低落の歯止めを期待し、主力株にも反発の芽が出ていますが、問題は為替の動向…。戻り売り業種と追撃買い業種の区別をはっきりすることが大事です。今日も、GLOBEXの動きを見ながらの展開になると思われますが、ここからのポイントは米国市場で債券→株の資金移動が始まり「金融相場」的な色合いを強められるかどうか…。それによっては主力株の戻り率も大きくなるかも…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ