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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2008/12 | 01
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日銀の頑なな姿勢が、日本の社会不安を醸成するかも
 16日の日経平均は96円64銭安の8568円02銭、TOPIXは18.31ポイント安の828.62と、ともに反落して終わりました。出来高概算は19億3000万株、売買代金概算は1兆3900億円と、相変わらずの薄商いです。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは91、RSIは55、25日線かい離は3%でした。

★円高の進行が懸念材料
 CMEは米国株安にもかかわらず、プラスで8700円台で終わっていたんですが、日本に帰ってきてからはいきなりマイナスで始まってきました。昨日、債券先物売り・株先物買いのロングショート取引があったようですが、この反対売買があったんでしょう。ただ、昨日も懸念材料としてあげた為替が、やはり円高に動いています。おかげで、主力株は総じて安くなってしまいました。ファーストリテーリングなど寄与率の高い銘柄で何とか指数を持たせましたが、実質的にはもっと安かった…という印象です。

★主力株の戻り一巡で、先行株へのバトンタッチがなるか…
 ただ、政府が資金的てこ入れに言及した不動産関連には引き続き買い物がはいlっていたほか、好取組材料株、太陽電池、電気自動車用電池関連などの材料株も個別ににぎわっていました。折角戻ってきた主力株ですが、円高で早速腰を折られた格好ですが、先週末にも指摘しましたように、「下落中」の25日線に届き、テクニカル的には売り場にあった、ということもあります。先行していた、中小型材料株が「上昇中」の25日線にふれるところまで調整しており、ここから切り返しに入れるかが、焦点になりそうです。注意したいのは、雑株のなかで、単純に下げすぎた反動で買われたものは、2番底を確かめに行きますから、新規の買いは注意した方がよさそうです。円高差益関連、原燃料低下による増額修正銘柄、好取組材料株など、しっかりした材料株に的を絞るのが大事です。

★内外の金利差を買う相場になっているのに…
 今日の動きを見ても分かりますように、為替動向が相場の重石になり始めました。今この記事を書いている最中に、円は1ドル90円08銭をつけています。米国の景気が坂落とし的に悪化していく中で、今晩から開催されるFOMCでは0.75%の利下げ可能性が急浮上。実施されると日米の短期金利が逆転する、というエポックメーキングが起きます。市場は、この辺りを読みに言っているんでしょう。ドル対ユーロでもユーロが上昇しており、市場は「金利差」を買う相場になっています。日銀は、前回の利下げの効果を見守る…とか、利下げは景気に対して刺激効果はない…などとして、利下げに抵抗感を示していますが、市場が金利差を手がかりにしている以上、日銀も利下げをしなかったら円高になるのは当然でしょう。

 日銀が金利にこだわる気持ちは分かりますが、こだわればこだわるほど円高が進み、結果、株が下落。自己資本比率が低下した金融機関はますます貸し出しを抑制しますから、景気はさらに悪化。それがさらに株価を下落させ、ますます金融を逼迫させるという悪循環に陥る…というより、陥り始めた…ということができます。とにかく、米国と同じで、機関投資家も金融機関も企業が短期資金の調達に発行するコマーシャルペーパーや長期の社債を買いませんから、日本の超一流の企業さへ資金調達に困るという状況が生まれているようです。日銀が面子にこだわっていたら、日本経済を窒息させる危険性も高まっているんです。

★世界中が輪転機を回しまくっているのに、日本だけが印刷しなかったら…
 欧州も、中国も米国も、とにかく世界中が輪転機を回しまくっているのに、日本だけが金融を占めていたら、何が起きるかは需給曲線を見ていたらはっきり分かるはずです。以前から、このコーナーでは日銀が量的緩和まで踏み込んで流動性を増やさないと、世界の金融危機は止まらない…としてきましたが、このままの政策を続けていたら、円の最高値78円台に突っかけることもあるかも知れません。中川財務長官や麻生首相が、日銀に利下げを求める発言を繰り返していますが、白川総裁は、果たしてどのように受け止めているのか…。日銀によるCPの買取案など企業の資金確保のための案が政府から出されていますが、政治的な圧力に負けて「利下げはするよ」となっても、きわめて公務員的な対応で「でもCPの買取はしませんよ」と来る可能性もあります。

★挙国一致であたらなければならない国難なのに…
 おそらく、今回の金融危機の最後は、各国とも株の買取機関を設置して株価の引き上げにかかるところまで踏み込むのではないかと思いますが、日本の場合も、日銀が大胆な流動性供給に踏み切らなかったら、昭和40年の証券不況時のように株の買い支え機関をつくらなければならないところまで追い込まれることになるんでしょう。とにかく、今の日本には、全てを犠牲にしても「挙国一致」で、国難にあたろうという気概がまったく見られません。政治家は政争に明け暮れ、官僚はイタズラに規制ばかりを増やして経済の活力を削ぎ、自分らの利権を拡大することばかりを考えている。企業だって、黒字にもかかわらず、人件費のカットで利益の確保を図る安易な経営に依存している…。国民だって自分だけ良ければいいだけでなく、政治家が悪いと言いながら、選挙があれば「オラがお国の先生様を…」と、くだらない二世議員や族議員を選んでしまう…。

 これでは、日本がよくなるはずはありません。今、企業は問答無用の人員整理を始めていますが、中身をみると、人道的にもひどいものが多くあります。また、派遣会社にも、経営的に問題があるものも多く、何やかやと名目をつけて派遣社員からお金をとるだけでなく、ひどいピンはねも多い…と聞きます。まさに、米国が何でもあり…の野放図な経済運営をやって、自ら高転びに転んだのと同じ構図が浮き上がろうとしています。あまりの非人間的な行為のため職を失った人が訴訟したり、企業に直談判する姿も報道されます。政府は、不満をそらそうと、住宅の提供や生活保護などで、対応しようとしていますが、派遣や請負の制度そのものに根本的な改革を加えようとはしません。

 非道にあってそれが解決されなかったり、力で押さえ込まれたりするようなら、次に起きることは難でしょうか。ここで書きたくもありませんが、米国では、不況の深刻化で社会不安が増大したときに備え、本来海外向けの軍隊を米国内にとどめ、暴動が起きたときに備えるという、話も聞きます。先日、冬のボーナスが公務員に支給されましたが、民間では、給与の至急もままならない状態でボーナスも出ないという状態です。赤字団体にもかかわらず、給与は民間の1.5倍(派遣社員らと比べると3倍近く)もとり、自らの身は削らない…。民間がやせる思いをしてコストカットしても、官の効率の悪さが相殺してしまう…。民間なら横領事件になる、資金隠しをやっても誰も刑務所に入らない…まさに役人天国です。

★来年の「九紫火星」は暴動がおきやすい星だから心配している…
 円高の話から、とんでもないところまで発展してしまいましたが、来年の「九紫火星」の星は、九星のなかで唯一「火」の性質を持つ星。この年には、暴動や反乱が起こりやすいとされています。だから、今、若者の間で不満が溜まりこんでいることを心配しているのです。日本国内で不況感が強まれば強まるほど、公務員の生活安定振りや高所得が際立ち、一方で、国民の不満が積もっていきます。今、急がなければならないことは不満の根本を解消することで、一時的な対策ではありません。非道がまかり通る経済にしては日本の将来はありません。何を馬鹿なことを書いているんだ…と言われそうですが、これまで、小さな声だった若者の不満が企業側あまりにも非道な行為に、法的に立ち向かおうという姿勢や組織化する動きなど、これまでとまったく違う動きが出始めてことを懸念しているのです。裁判や交渉の中で不満や無力感が増加し、次のステップにエスカレートしたときに何がおきるのでしょう。今の日本はその分岐点にいるような気がします。

 株の話がおざなりになりましたが、以前から書いてきたように、勝負は25日線が上向きになり、株価を放り上げてくれること。ただし、円高のプレッシャーがかかると、上値は限定的。外人買いもなくなり、機関投資家も見送り…。相場の流れは、個人資金が優勢になり材料株相場に入っていくというストーリーになるのでしょうか。
 

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米国市場では国債がバブル状態…賢明な投資家は資金シフトを実行中
 おはようございます。

 昨晩の米国株は、欧州市場が小動きになったことや、FOMC(公開市場委員会)の結果を見たいとのムードが強く、終日見送り気分の強い展開になりました。ただ、元NASDAQ元会長による巨額詐欺事件やビッグスリー救済に関する先行き懸念から、一時はダウ30種が150ドル以上下げる局面がありましたが、利下げへの期待感から引けにかけ値を戻し小幅安で終わっています。FOMCを前に、利下げを先取りする動きが強まり、債券市場では30年もの国債が史上初めて3%を割り込んだほか、10年もの国債が再び2.5%割れに接近、1ヶ月ものTBがマイナス金利になるなど金利低下に拍車がかかっています。背景には、リスク資産回避の動きがあるようですが、一方で、ユーロ買戻しが強まるなど、再びリスクをとろうという動きがあることも事実。

 債券市場では「史上初」とか、「50年前の水準」とか、「マイナス金利」など、異常な状態がでており、見方によっては債券(財務省証券)がバブル化していると考えることも出来ます。ドル安傾向が強まれば、債券が下落するリスクも高まりますので、相場巧者なら資金のシフトを考えるところ…。このところの、株式市場の底堅さの背景を考えて見なければなりませんね。

 25日線は今週中に改善して(横ばい)きますので、上昇のタイミングを計るところに来ていますが、心配なのは下降中の13週線が接近していること…。なにか、一気に状況を変える好材料が欲しいところです。

 15日の米国株
 ニューヨークダウ 8564ドル53セント -65ドル15セント (-0.75%)
            レンジ 8676~8469ドル 207ドル幅

 NASDAQ     1508.34ポイント  -32.38ポイント (-2.1%)
            レンジ 1544~1491 53ポイント幅

 S&P500     868.57ポイント -11.16ポイント (-1.27%)
            レンジ 884~857ポイント  27ポイント幅

 CME日経平均先物  8770円 +140円(大証比)
 

 今日の日本株は、FOMC、日銀の政策委員会、OPEC総会、米国銀行決算発表を控え見送り気分の強い展開になりそうです。バルチック海運指数が昨晩も5%以上上昇しており、海運株が引き続き買われそうですが、WTI原油先物市場では、1バレル50ドルをつけた後、44ドル台に急落しており、資源株の戻りの足を引っ張りそうです。また、昨晩のニューヨーク為替市場で円は再び90円割れ寸前まで買われており、円高圧力は以前続いています。やはり、ここでの基本は、中小型の材料株。下値不安が薄れてきたことで、低位株の底上げが始まっているようです。主力株に目を奪われずに、投資効果の上がるところに資金をシフトすべきでしょう。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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