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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2008/12 | 01
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バベルの塔、エンパイアステートビル、ブルジュ・ドバイの共通項は…?
 週明け22日の日経平均は135円26銭高の8723円78銭、TOPIXは14.29ポイント高の848.72と、ともに反発して終わりました。連休のはざ間でもあり見送り気分が強く、出来高概算は15億9000万株、売買代金は概算1兆2300億円と、薄商いになっています。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは101、RSIは68、25日線かい離は4.6%でした。

★テクニカル指標に注意
 今日は、米国政府がGMとクライスラーに対し、174億ドルの金融安定化資金を「つなぎ融資」として拠出することを決めたことや、円相場が先週に比べ円安気味に推移していることなどを好感。先物に引っ張られる格好で反発して終わりました。ただ、テクニカル指標は急速に上昇しています。騰落レシオが再び100に乗せてきたほか、RSIも警戒信号の80%に接近…。休み明けに高いと、日経平均サイコロは9勝3敗の売り信号を出してきます。先週も、ここまでは改善した25日線に支えられて堅調を持続してきたが、これからは、中期線の13週線に接近してきたので、指標は13週線に変わる…としてきました。
 
★指標は短期から中期へシフト…?
 13週線は13週前の対応点が1万2000円台ですから、しばらくは低下。株価にとっては下落圧力となってきます。先週末の日経平均13週線は8787円ですから、今日の高値でほぼ13週線に届いたことになり、テクニカル的には売りサインが出たことになります。あと、2~3週間現在の水準でもんでもらえると、13週線の状況が改善されてくるのですが、今週はクリスマスウィーク、来週は正月休みを意識した展開になりますから、政治的にも経済的にも材料が出にくく、何とか現在の水準を維持できるかもしれません。ただ、市場参加者が少なく、値が振れやすくなるので、投機筋が仕掛けてくる心配はあるのですが…。

★中期指標はまだ発展途上…押し目買いを暗示
 いずれにしても、日米とも25日線は改善…。しかし、下落中の13週線に近づき要注意ゾーンに入った…ということ。その地点での短期テクニカル指標の上昇ですから、年内は銘柄選別に注意したいところです。ただ、週のテクニカル指標では、日経平均サイコロは6勝6敗、RSIは30と過熱感はまったくありませんから、基本的に押し目買いの姿勢は崩す必要はないものと思います。ただ、先行したグループは移動平均線とのプラスかい離が拡大してきただけに、反落懸念があり銘柄選別が難しくなってきました。その所為か、材料を無視して、単に株価水準やBPSで安いと見たものを買っている風潮がありますが、これでは相場が長続きしません。基本は先行したしっかりした材料を持つ企業を13週線や下値支持線など買いのポイントを捉えて仕込むのが本筋でしょう。

 今週のチャートを見ると、大手ゼネコンや電気工事株、一部食品株など内需がらみに面白い物が、散見されました。そのなかで、ダイワボウを追えるかな…と思ってみてきた株も、頭をもたげてきてます。これまで、株価が上昇しても信用取り組みが好転しなかったので、なかなか注目株としては取り上げられなかったのですが、もう少し株価水準を切り上げて売り込みを誘えば、仕手化が期待できます。直近のレポートでは、とりあえず2割取りの目標で取り上げましたが、本当の勝負は売り目標にしている株価付近での信用取り組み。まだ、買いが3倍ではちょっと足りません。引き続き注目して、タイミングをみてこのコーナーでも紹介します。とにかく、ディフェンシブ、好取組材料株、円高差益期待株グループと輸出型主力株の違いに着目してください。

★バベルの塔を建てようとすると、天罰が下る…?
 さて、マスコミでは、原油価格の下落が話題になってきました。ものすごい勢いで発展したドバイが、原油価格の下落とともに資金流入が減少。廃墟の町に変わりつつある…と、いつもの皮肉な調子で取り上げていました。世界一の701.04メートルの高さを狙って着工された「ブルジュ・ドバイ」も先行きどうなるか分からない…という状況のようです。どうも昔から、神様というお方は、人間が高い建築物を建てるのをお嫌いなようです。古くはバベルの塔を叩き潰しましたし、新しくは、1931年に竣工したエンパイアステートビルも「大恐慌」が襲い、テナントが何時までたっても埋まらず難渋したといいます。こうみてくると、今回も…か、という感じですね。バベルの塔の崩壊とともに、それまで単一の言語をしゃべっていた民が違った言語を話すようになり四分五裂して、互いに争うようになったといいますが、なんだか米国一極主義が崩壊し、世界多極化が始まる現代になぞらえられる気もしますが、やはり今回の金融危機の後ろには「神の怒り」があるのでしょうか。食料価格の高騰のとき、飢える赤貧国のことを言われたファンドのマネージャーが、他人の飢餓は関係ない、俺たちは、ただ運用成果を上げるだけだ…と言い切っていましたが、もしかすると「人間性」を忘れて利益追求に走った人間への警告なのかも知れませんね。

★WTI急落は、買いすぎた原油のつなぎ売り…?
 話が横道にそれてしまいました。それにしても原油価格の下落は激しすぎます。WTI原油は7月11日に147ドル27セントの高値をつけましたが、この背景にはオリンピック開催に沸く中国が原油輸入を増やしたことがあるといます。中国の場合、沿岸部の水深が浅く、大型タンカーでの原油の積み下ろしが出来ません。また備蓄施設も整っていないため、中型タンカーを多く傭船し、ピストン輸送で下乳を輸入したようです。この過程での景気の崩落で、原油需要も急減し手いるにもかかわらず、タンカーは次々入港してきますから、結局、沖合いに停泊しています。需要がないため荷下ろしができないままに、原油価格は下落しますから、政府としては先物で売りつなぐしかありません。これが原油の下げを加速しているのでしょう。おそらく、現状はこのような状態が、世界中で繰り広げられているのでしょう。

 最大の消費国である米国でも、在庫はどんどん積みあがっていますし、冬場を控えているのに灯油の価格も上がらないという状態で、業界関係者も頭をかしげているといいます。OPECも400万バレルを超える減産をやっても効果がなく、頭を抱えているようですが、この買いすぎた原油の処理が終わらないと、次の上昇はないのではないでしょうか。どこもここも、需給バランスが壊れてしまっていますね。何しろ、米国がレバレッジを聞かせて膨らませた資産は10倍といいますから、これが10分の1にならないと、もとのバランスは取り戻せないことになります。今がどの時点になるのかは知る由もありませんが、生半可なことでは終わらないことは確かです。米国の消費がある程度底上げし、新興国やEU、日本が内需を積み上げてカバーすれば、バランスする位置を引き上げられるのですが…はたして、今の景気刺激の金額で足りるのか…。

 しかし、オイルショックのあとにも、産油国が債務国に転落し、需要が縮小する「逆オイルショック」がおきましたが、つくづく、人間は同じ間違いを繰り返すものだと、変に感心した次第です。まあ、ゆっくり来年の相場を考えることにしましょうか。
 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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