大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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日米で「ポジティブサプライズ」…指数はさらに好転も
 30日木曜日の日経平均株価は334円49銭高の8828円26銭、TOPIXは25.80ポイント高の837.79と、ともに大幅反発して終わりました。出来高概算は25億1600万株、売買代印は1兆6717億円と、ほぼ前日並みの取引となりました。売り物か手控えられるなか、値だけが飛んだ…という感じでしょうか。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは94、RSIは47、25日線かい離はプラス1.4%と、25日線をわずか一日の立会いで回復してきました。

 どうも連休が近づくと相場が荒れますね。特に、今年の場合、米国株が本格的な出直りに入るかどうかの正念場にかかっているので、日本市場が休みの間に重要な変化が出てきます。一昨日の日本株が、「米国のストレステストの結果、バンクオブアメリカとシティに追加資本注入が必要になる…」との報道を受け、米国市場に先駆けて悪材料を織り込みにかかったんですが、肝心の米国では、影響されたのは瞬間。むしろ予想を上回る消費者信頼感指数を好感し、ほとんど前日比と変らない水準で終了。日本が休日になった昨日は、第一四半期のGDP統計で、消費が前期のマイナス4.3%から、一転してプラスの2.2%に増加。市場は「ポジィティブ・サプライズ」と受け止めたため、急反発。3月10日に底打ちしてからの高値を更新して終わっています。

★サプライズで抵抗帯を突破したニューヨークダウ
 朝の書き込みでも示しましたように、昨日の上げで、ニューヨークダウは、頭押さえだった26週株価移動平均線をうわ抜き、さらに、下降バンドの上値抵抗線もクリアー、加えて、先週月曜日の長大陰線も上回るという、弱気を一蹴する動きを示しています。最近発表された、米企業決算で、ジョンソンアンドジョンソンやプロクターアンドギャンブルなど、消費関連企業の決算の堅調振りが目立っていましたが、はからずも、今回のGDP統計で裏付けられた格好になりました。

★最悪気に好転した消費は、4月の資産効果を受け、さらに上伸の可能性
 以前から、米国株式市場と個人消費の関係を指摘し、株価が出直りに入った3月後半とそれ以前とは区別する必要がある…としましたが、4月の経済統計には景気後退の減速を暗示するものが増えており、株価上昇による資産効果や心理的な安心感が消費者や経営者の行動に微妙な影響を与えていることが分かります。株価が、逆落としに落ちていた第一四半期に消費がプラスに転換したということは、株価がさらに上昇に向かった4月以降、さらに増加している可能性を強めます。

 実際、個人消費はこれまでの生活必需品から、ぜいたく品にまで波及し始めたととの、データも出ているといい、消費行動は確実に変りつつあるようです。また、オバマ景気刺激策として実施された減税措置により、個人の可処分所得も増加傾向にあるといいますが、これに株価の上昇による資産効果が加わり消費を促しているものと思われます。やはり、株価が暗示するように流れは変りつつあるようです。

★日本にとって、やはり米国経済のインパクトは大きい
 以前から、中国ではなく「米国」としてきましたが、約1400兆円のGDPの7割、約980兆円を占める個人消費が、2.2%増加するということは、21兆円を超える需要増加の発生になります。中国が全需要項目を総動員してもGDPの伸びは23兆円どまり。米国の影響力の大きさが分かります。今日素直に日本株が反応し、輸出株を中心に買われたことを見ても、以下の、米国個人消費の好転を日本株が好感したか分かります。明日から、5月に入りますが、ここから、米国では3月、4月の重要な経済指標の発表が始まってきます。その大事な時に、明日一日立会いをやったら5連休…。この大事な時期に、困りましたね~。米国では、「年末に買って、5月に売れ」という相場格言があるといいますが、休みの間に天井つけたらどうしてくれるの~。

★日本の3月の鉱工業生産指数の好転も米国と無関係ではないはず
 まあ、ぼやいても仕方がありませんが、今日日本株を強気にさせたのが、3月の鉱工業生産指数。1.6%増と上昇幅は小さかったものの、6ヶ月ぶりに好転しています。米国では1月のISM製造業景況指数がプラスに転換し、そのご3ヶ月連続で増加していますが、日本にも、3月にはその影響が及んでいたことが分かります。半導体の製造装置など電気機器が上向いていたといいます。アップルのアイホン好調や、タッチパネル式パソコンの新製品販売の思惑が消えませんが、案外このあたりの製造に絡む受注があるのかもしれません。また、米国では、携帯電話などへのコンテンツ供給で急成長する企業が増えているといいますが、一方で、人気の高いコンテンツが逆にハードの需要を刺激するという現象もおきているといいます。今日の、鉱工業生産指数のプラス転換の中身は十分吟味する必要がありますし、電子部品業界の受注動向も検証する必要があります。

★毒薬も使いようでは「良薬」に
 米国の個人消費については、増加に対し批判的な意見が多いようですが、今の後退を続ける世界の景気に歯止めを抱えるためには、金融機関の立ち直り以上に即効性のある「毒薬」。でも毒薬も使い方によっては、薬効の高い治療薬にもなるのは事実。まだ、安心するのは早いのでしょうが、第一四半期という、最悪の時期に好転した…ということに注目する必要があります。3月交換から4月にかけ経済状況は好転し、オバマ景気刺激策も本格的に稼動を始めています。米国株の底打ち後の高値更新はそれなりに、これからの米国経済の先行きを暗示している気がします。

 過去に縛られた下手な相場観で、今の日米の株式市場を見ないほうがいいような気がするんですが…。でもカレンダーが…。(今日は、材料株のコメントは見送りましたが、少々無差別的になりすぎ…か?)

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ポジティブサプライズで、ニューヨークダウは一気に関門を突破
 おはようございます。
 昨日の米国株は、第一四半期のGDP統計で個人消費が予想外の伸びを示したことや、それに続く米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で景気後退ベースが鈍化していることが確認されたことを好感。株価は大幅に反発し、3月中旬に底打ち後の高値を更新して終わっています。また、ブルームバーグが伝えるとことでは、この日発表された企業決算で、S&P500の指数採用企業のうち20社の業績が予想を上回ったことも市場心理を好転させたほか、一部投資会社がバンクオブアメリカやシティの投資判断を引き上げたことも、金融機関への見方を変えたようです。

 ただ、後場になり今日再建策の実行期限を迎えるクライスラーについて、オバマ大統領が連邦破産法11条の適用を申請する…と一部経済紙が伝えたことから下げ幅を圧縮していますが、引け後も、「連邦破産法7条による清算を行ったあと、フィアットとの提携を模索する」とか、これを否定する会社関係者の話が交錯しており、今日の市場の波乱要因になるかもしれません。

 この日発表された米国第一四半期のGDP統計は、市場予想のマイナス4.7%を上回るマイナス6.1%になりました。景気後退は3四半期連続。一昨年12月に始まった景気後退は16ヶ月連続で、戦後最長記録と肩を並べました。ただ、全体の7割を占める個人消費は前期のマイナス4.3%から、プラス2.2%に浮上。市場はこれをポジティブサプライズとして受け止め、反発材料になっています。

 米国株は、底打ち後の高値を更新してきました。当面のネックラインであった先週月曜日の長大陰線から抜け出したほか、下降トレンドの上値抵抗ライン、26週移動平均線も突破。昨日の動きは、株価の上昇幅以上のインパクトがあります。まだ、クライスラー、GMの帰趨問題がのこるものの、一気に、3つのネックラインを抜け出した動きは評価すべきでしょう。当面、次の関門である9000ドル付近の壁を窺う動きが出るかもしれません。

 29日の米国株
 ニューヨークダウ 8185ドル73セント  +168ドル78セント (2.11%)

 NASDAQ     1711.84ポイント    +38.13ポイント  (2.28%)

 S&P500     873.64ポイント     +18.48ポイント  (2.16%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)    8815円 +305円

              (円建て)    8770円  +260円

 28日大証先物終値           8510円 


 米国株は個人消費のプラス転換というポジティブサプライズを好感し、3月底打ち後の高値を更新してきました。本日の日本株は、休日前の「ストレステスト結果を受けての、BOA、シティへの追加資本調達要求」で、下げすぎた分を修正する動きが予想されるます。また円が97円台後半に押し戻されたことから、先物の買い戻しを中心に大幅反発して始まりそうです。ただ、今週末から5連休を控えているほか、クライスラーの帰趨問題もあり、機関投資家は手控える動きが強まり、買い一巡後は個人投資家を中心とした材料株物色の流れが強まりそうです。環境関連のほか、米国で豚インフルエンザ禍初の死亡者がでたことを受け、本日も関連株の集中物色が続きそうです。全体的には、今日も、海外情勢を見ながら神経質な展開に…。

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米銀追加増資の悪材料を、景気の底打ち期待が相殺
 おはようございます。
 昨日の米国株は、ストレステストの結果の結果、大手2行に増資が必要になる…とのウォールストリートジャーナルの記事を嫌気し、続落してスタート。しかし、景気の好転を暗示する経済指標の発表や予想を上回る企業業績の発表があったことを好感して買われ、一時は前日の下げ分(51ドル安)を埋める所まで反発する局面がありました。ただ、銀行の経営や豚インフルエンザの経済への影響を懸念する動きは強く、結局、小幅続落して終わっています。

 この日は、クライスラーと主力4行が「現金20億ドルと引き換えに債務65億ドルを削減することで暫定合意に達した」ことが伝えられたものの、フィアットとの正式な提携発表は30日まで行われないことがわかったほか、GMの250億ドルの無担保債務の株式への交換に関し、債権者が不満を持っていることが伝えられ、GM株が下落。豚インフルエンザ禍の拡大も景気回復の足を引っ張るとして、売りにつながっていました。

 ただ、この日発表された経済指標では、4月の消費者信頼感指数が前月の26.9から39.2に大幅に上昇。エコノミストの事前予想29.8も大幅に上回ったこと。また2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比で18.6%低下したものの、過去最大とはならなかったことを好感。市場は再び強気に転じるという神経質な展開でした。消費者信頼感指数の好転に見られるように、株価の上昇が消費者心理の好転につながり始めています。株価が最悪局面にあった3月前半の指標と、回復に入った後半から4月にかけての指標とは、消費者や経営者の心理的な変化が大きく、区別して考える必要がありそうです。

 ニューヨークダウは8000ドル大台をはさんで神経質な動きを繰り返したものの、結局、大台を維持して終わっています。ストレステストの結果については、色んなアナリストが勝手な予測を発表して市場を混乱させていますが、もともとあいまいな基準で査定がなされており、調査する側とされる側で意見が対立するのは当然のような気がします。今回の査定で、もっとも重要なのは、銀行が簿外で抱える債務の扱いがどうなっているか…。恐らく、手がつけられていないものと思われますが、この部分が解決されない以上、金融危機の根本的な解決にはなりませんし、また、現状では解決できる者でもないものと思われます。市場はここのところを知りたがっているような気がします。結局、日本が時間をかけて、償却していったような道を選ばざるをえないのでしょう。そのうち、市場から無視されるような存在になっていくような気がします。

 ニューヨークダウは、昨日も書きましたように先週月曜日につけた長大陰線のなかを動いています。また25日線も下値支持線として機能していますが、頭の重い展開は変らないようです。日本は、昨日25日線を下回ってきましたが、なにかこう着状態を打破するような好材料が出ない場合、ニューヨークダウも長大陰線の方向性に支配される可能性が出てきます。30日のクライスラー再建期限、5月4日のストレステスト結果の一部公表、GMの債務の株式交換の進展度合いなど、これから織り込む必要がある材料も多く、連休明けくらいまでは、ちゃぶついた相場が続くことになりそうです。(弱気を書いているわけではありませんので誤解のないように)

 28日の米国株
 ニューヨークダウ  8016ドル95セント -8ドル5セント(0.10%)

 NASDAQ      1673.81ポイント  -5.6ポイント (0.33%)

 S&P500      855.16ポイント   -2.35ポイント (0.27%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 8645円  +135円

             (円建て)  8595円  +85円


 米国株は、ストレステストの結果を受けた増資問題や豚インフルエンザ禍の経済への悪影響という懸念材料を、消費者信頼感指数の好転などの景気底打ちへの期待感が相殺した格好で底堅く終わりました。日本株は、米国株に先駆けて、銀行の追加増資問題を織り込みましたので、昨日のCME日経平均先物は、売られ過ぎの分を是正する動きとなり反発。8600円台を回復しています。為替も一時は、95円台半ばまで円高が進んだものの、結局、96円台に押し戻されきました。休み明けの、日本株は先物の買い戻しなどから高く始まりそうですが、米国の懸念材料は多く、結局、GLOBEXの米国株先物や為替動向を見ながら先物や裁定取引に影響される展開になりそうです。ただ、米国株が大崩れしなかったことから、材料株物色は続くと予想され、昨日繰り返されたような荒っぽい波乗り相場が続くことになるんでしょう。ちょっと、カレンダーが悪すぎますね。

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藪から棒の悪材料が出現…ストレステストの結果をめぐり政府と銀行の本格対決へ
 28日火曜日の日経平均株価は、232円57銭安の8493円77銭、TOPIXは21.11ポイント安の811.99と、ともに急反落して終わりました。出来高概算は25億2900万株、売買代金は1兆5800億円と、前日比では増加。突発的な悪材料の出現で、売り急ぎの動きになったことが分かります。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは91、RSIは46、25日線かい離は-2.3%でした。騰落レシオが100%を割りこんだのはいいですが、25日線まで割り込むのはちょっと計算違いだったんでしょうかね。

★大丈夫と思っていたストレステストから悪材料が飛び出してきた…
 豚インフルエンザ禍の世界的な拡大で始まった今日の相場ですが、ダイワボウ、フジボウ、シキボウのマスク御三家が軒並みストップ高し、ワンツースリーフィニッシュするという離れ業をやってくれたまではいいのですが、場中に飛び込んできたのが、ストレステストの暫定結果で、バンクオブアメリカとシティ増資が必要になる…との報。おかげで、金融株は売られ、円は1ドル96円の壁を突破し95円台に突入。GLOBEXの米国株先物でニューヨークダウは100ドル以上下落。先物の売りたたきやヘッジ売りが入り、日経平均は急落。安値引けしています。明日は、祝日で休場になりますから、後場からは手をすかしとかなきゃいけないな~と、思っている矢先の悪材料ですから、闇雲に売った投資家も多かったんでしょう。

★ここからの調整はジャンプするための踏み切り台
 このところ、見送り姿勢を維持してきましたが、こんな動きが出ることを懸念していたからです。材料株の場合は、資金の性質が違いますから、また、休み明けもバタバタやるんでしょうが、まともな投資家にとっては、今日、25日線を下回って終わってきたのは少々ショックだったんではないでしょうかね。このところ、日米とも、上値抵抗帯でもたもたした動きをしていますので、一旦、13週線か26週線まで退いたほうがいいのかもしれない…と書いてきましたが、休み明けは、その動きが出るかもしれませんね。このところ、弱気の相場観を述べる関係者が増えていますから、ここからの調整でどのくらいの売りを飲み込むかが注目されます。昨日夜の書き込みで、13週線と26週線のかい離は142円としましたが、昨日現在で、92円に接近。早ければ来週中にもゴールデンクロスが実現するかもしれません。良いお湿りがきた感じですね。

★WSJのスクープだが、内容は吟味が必要
 さて、ウォールストリートジャーナルの伝えるところでは、政府が実施してきたストレステスト(資産査定)の暫定結果がでましたが、これに基づき、FRBはバンクオブアメリカとシティに資本不足になる可能性があり、増資が必要になる…と通達した、としています。これに対し、両行は猛烈に反発し、バンクオブアメリカは今晩のうちにも反証を挙げるといいます。日本で行われた金融庁の資産査定でも貸し出しの内容をめぐって調査官と銀行との間で喧嘩同然のやり取りがあった…と、経済記者時代に地銀トップから聞きましたが、米国でも状況は同じみたいですね。これだけ、見解が相違するということは、政府側も真剣にやったということですから、審査結果にはそれなりに信頼をおいてもいいのではないでしょうかね。

 今後のスケジュールとしては、今週中に暫定報告に対する回答を提出し、その後、査定を行った調査官と協議して内容を詰めるというスケジュールになるようです。ただ、経済紙のつたえる所では、「調査対象になった19行に経営破たんにいたるものは無い…」としており、今後見解の相違がどこまで詰められ、どの程度の増資が必要になるのかに市場の関心が移っていきそうです。ただ、事前リークなのかどうかは分かりませんが、対象行のうち地銀3行も増資が必要になる…と、レポートするところも出てきています。クライスラーの再建期限が30日、GM債権問題もクライマックスに近づいており、休み明けも、海外動向に揺さぶられることになりそうですね。

★休日前で押し目買いも入れられず、下落幅が拡大
 さて、休みを前にしては、押し目買いを入れることも出来ず、日経平均はあっさり25日線を割り込んでしまいました。早急に回復できれば問題はありませんが、決算発表の真っ最中である上、米国ではなんなく通過する…と思っていたストレステストが、もたつき始めた。クライスラー問題は、全米自動車労組が折れ、株式の55%を取得することでほぼ合意し、方向性が見え始めたものの、GMについては、厳しい内容の再建策が提示され、5月の26日までに無担保債券の90%を株式化できるかどうか…というハードルが出来ていますので、債務の株式化率をめぐって一喜一憂する展開になりそうです。ただ、連邦破産法を選択するにしても、連鎖倒産が出ないような措置が講じられるはずですから、市場が懸念するほどのショックは起きないのかもしれません。

★13週線と26週線のかい離は100円を割ってきた…GCは予想より早いかも…
 それより、昨日もかきましたように、4月に入り、オバマ・グリーンニューディール政策が動き始めていますので、マイナスの動きに関心を寄せるのもいいですが、プラスの動きにも注意を払うべき時だと思われます。下値めどとしては、以前、押し目のめどとして8434円の計算上の未整理ポイントを上げておきましたが、これがまだ整理が終わっていませんので、恐らくこれをし下回ったところになるものと思われます。このポイントには、今月1日から2日にかけての上げ相場で、8351円から8449円にかけて「窓」が開いていますから、だいたいこのあたりを想定しておけばいいでしょう。どの程度の時間が必要かは読めませんが、そのときまでには13週線か26週線が近づいているはずです。

 GLOBEXの米国株先物は、現在のところ113ドル安程度…出来高が急増しており、市場がWSJの報道にマイナスの反応をしていることが分かりますが、その割には下落幅は少なく、今晩の米国株の反応が注目されます。しばらくは、「果報は寝て待て…」か。

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豚インフルエンザ禍の拡大を懸念するも、米国株は底堅い動き
 おはようございます。
 週明けの米国株は、豚インフルエンザ禍の経済への拡大を懸念する動きと、再建策を発表したGMや医療関連株の買いが交錯。結局、反落して終わりました。この日は、需要な経済指標の発表もなく、全米5州に拡大した豚インフルエンザに関心が集まり、ホテルや観光旅客船(クルーズ船)を運行する海運会社、旅行代理店など関連業界に売りが広がりました。一方、医療保険関連や製薬会社、バイオ関連など対策関連が買われています。

 またこの日は、GMが債務の株式化を柱とする再建策を公表。政府融資(154億ドル)と医療保険基金への拠出義務分(約200億ドル)の各半分を株式で返済。無担保公募債(270億ドル)についても、普通株との交換を提示。無担保公募債については、この日から交換の申込受付を始めています。来月26日までに90%以上の交換が成立しない場合は、連邦破産法の適用を申請する、としています。市場はこの措置を大きな前進があったものと判断し、GM株は大幅に上昇しています。

 週明けの米国株は、反落して始まりましたが、8000ドルの大台割れからは、押し目買いが入り大台を回復して終わるなど、全般的には底堅い動きが続いています。今月末が期限のクライスラー再建の行方や豚インフルエンザの経済への影響など読みきれない不透明材料も多く、全般的には見送り気分の強い展開。出来高も減少傾向にあります。

 当面、8000ドル大台固めに推移しそうですが、今後のポイントは、先週月曜につけた長大陰線からの脱却。この陰線は、寄付きが8128ドル、引け値7841ドルの280ドルを上回る長大線。この長大陰線をつけた後、ニューヨークダウはこの陰線内を上下する展開が続いています。先週末、昨日と高値は8120ドル台をつけたものの、この長大陰線の寄り付き(8128ドル)を上回れずに終わっています。早期にこの陰線を抜けきれない場合、陰線の下落圧力に負けて、株価が下落する可能性もありますので、ここからの動きには注意が必要です。いずれにしても、そろそろ膠着状態を打破する「サプライズ」材料が必要な段階に…。

 27日の米国株
 ニューヨークダウ 8025ドル00セント  -51ドル29セント (0.64%)

 NASDAQ     1679.41ポイント   -14.88ポイント (0.88%)

 S&P500      857.81ポイント    -8.72ポイント (1.01%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8835円  +85円

             (円建て)  8790円   +40円
 

 昨日の米国株は不透明材料が多い中でも底堅い動きで終わりました。また、CME日経平均先物も堅調に帰ってきましたが、円相場が、米国内での豚インフルエンザ禍拡大を受け対ドルで上昇しており、今日の市場の懸念材料になりそうです。日本市場も米国と同様膠着感を強めていますが、個人投資家を中心にした物色意欲は強く、当面、材料株や業績変化率の大きい株を買う流れは変らないものと思われます。ただ、大型連休に入っていくことから、ポジションを翌日に持ち越さない「日ばかり商い」が中心になりますので、リスクを大事にする投資家は近づかない方が無難でしょう。

 全体的には、今日も為替やGLOBEX米国株先物など市場外要因を見ながら先物や裁定取引に影響されやすい展開が続きそう。

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何故、コメントが見つからない先週のNASDAQ総合指数のトレンド転換
 週明け27日の日経平均株価は18円35銭高の8726円34銭、TOPIXは3.05ポイント高の833.10と、ともに小反発して終わりました。出来高概算は20億4000万株。売買代金は1兆2700億円と、前週末に比べ減少しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは102、RSIは46、25日線かい離は0.4%になりました。RSIは順調に落ちていますが、騰落レシオの落ち方が遅く、個人を中心にしたかさ上げ型の物色意欲が強いことをうかがわせます。

★25日線を意識して底硬い動きだが、相場の中身にはちょっとついていけない
 いよいよ決算発表が本格化してきました。増額修正、減額修正、赤字転落など発表内容はさまざまですが、株価の反応は極端から極端…。機関投資家は総見送りで上がったものは売るという姿勢ですから、どうしても乱高下のきつい展開になってしまいます。また、今日は、豚インフルエンザがメキシコから米国、カナダへと拡散。市場でも取りインフルエンザで買われた関連株が賑わい、寄付きから買い気配で始まるものがたくさんありました。でも、寄付きを買った後に残された値幅はいくらあったんでしょうかね。

 寄りピンになったものも多かったようですから、煎餅を焼くように手返しの早い人でないと、とてもついていける相場ではない感じがします。増額修正を発表した企業にしても、市場で売買している資金は限られたものですから明日も引き続き変われるとは限らず、明日になったら、また好決算を発表したものを飛びつき買いしネットサーフィンよろしく、次から次への波乗りを繰り返すんでしょう。ちょっとついていけそうにありませんね。直近のレポートでは、これまで注目してきたもののフォローはしましたが、新規の銘柄については連休明けからゆっくりやりましょう…ということにしておきました。

★先物も個人のディーラーも明日までポジションを持ち越せない…だから荒れる
 さて、週末の米国ではCME日経平均先物は高く終わり、今日は堅調な相場を期待した人も多かった、と思います。でも蓋を開けてみると、豚インフルエンザの米国への伝染というおまけがつき、為替市場でもメキシコペソやドルが売られ、円は96円台でのスタートになりました。結局、円高を嫌気した先物の売りが株価の頭を押さえただけでなく、現物と先物とのサヤが逆転する局面も多く、裁定解消売りがでて、株価の頭を押さえるという冴えない展開に戻っています。また、悪いことに、後場になると、これまた米国発で「先週末、米金融監督局が経営の悪化した地銀4行と信用組合1団体を閉鎖した…」と伝えられたことから、先物筋の売り仕掛けが入り、一時は60円安する局面もありましたが、25日線を下回ると押し目買いが入ってくるという底堅さから、引けにかけては売り仕掛けした先物筋の買戻しも入り、再びプラス圏で終わる…という神経質な展開になっています。

 先週末にも書きましたように、やはり動きづらい相場展開になってきました。全体的には25日線を下値と見て押し目買いを入れる底堅い動きですが、少々、荷もたれ感も出てきています。一旦は、週足移動平均線くらいまでの押し目があってもいいのかもしれません。ただ、今日、GLOBEXの米国株先物が一時160ドル近く下落する場面があっても、日本市場は狼狽せず堅調に推移しており、このまま行ってしまうのかも知れません。
 
★13週と26週のゴールデンクロスに期待
 ただ、今回のレポートでももっとも注目した点は、13週と26週線が真正のゴールデンクロス(GC)をする日が近いことです。先週末では13週線は8114円、26週線は8257円でその差は143円。前々週は13週が8039円、26週線は8216円でその差は176円。週間で33円サヤが詰まっていますから、計算どおりなら6週間以内にGCが実現することになりますが、ここに来て13週線の上昇ピッチが早まっていますので、実現する時期は早まるのかも知れません。上昇中の長期線を短期線が上昇しながら突き抜ける真正のGCは2003年以降まだ2回しかありませんし。直近の2005年8月のケースではその後40%上昇。個人を中心にした強烈な数量相場が、ライブドアショックがおきる1月中旬まで続きました。「夢よ再び」ではありませんが、これも中期的なトレンドが上向きだしたから起きることなのです。

★何故評価されないのか分からないNASDAQ総合指数のトレンド転換
 先週も、米国NASDAQ総合指数が1月の戻り高値を抜き、一昨年10月から続いてきた高値と安値がともに切り下がる下降トレンドを抜け出すというエポックメーキングが起きています。世界の市場では、金がまずトレンド転換を起こし、続いて上海市場が、つづいて台湾、韓国、ロシアがうわ抜き、最近ではブラジルが転換。その後の動きは見ての通りでした。先週、これと同じような転換がNASDAQ総合指数で起きています。どこを見ても、これに関するコメントが無いので、自分の一人相撲かと反省しきりなのですが、やはり、時代の転換、米国リーダー産業の転換という事象を考えると、先週のNASDAQ総合指数の動きは無視できるものではありません。

★日米ともテーマ株が見せる予想外の腰の強さ…米国株は業績から政策効果の検証相場へ 
日本市場の動きをみても、業績感応度が強まっているにもかかわらず、風力発電電力の買い上げの動きに反応して、関連の富士電機が買われるなど、テーマ物色の流れが途切れない点が注目されます。先週もかきましたが、米国ではつい先日最悪の赤字決算を発表したキャタピラーの投資判断をJPモルガンが引き上げてきました。米国では、50年ぶりという高速道路や橋梁の補修が公共投資として行われますが、政府に持ち寄られ承認された案件は2000件を超えるといいます。この膨大な工事が全米でいっせいに動き出したとき、キャタピラーの建設機械需要に何の影響もないというのは考えられません。恐らく、JPモルガンはこの動きに、中国や欧州でも実施される社会インフラ整備を加味して結論を出したのだと思われます。

 分けのわからない金融機関の決算や、実際には生命維持装置だけで生きているGMやクライスラーに関心を奪われている間に、オバマ景気刺激策は着実に歩みを前に進めています。今後、米国の銀行が往年の影響力を取り戻そうと思っても、とても表には出せない簿外債務などの重石を背負っていては、もうバクチは打てませんし、国民もそれを許すはずは無く、普通の金融機関として低収益に甘んじていくしかないもの思われます。だから、ニューヨークダウやS&Pを見ていると、米国の底辺でおき始めているうねりを見逃してしまう可能性があります。やはり、いち早く上昇トレンドに復帰してきたNADDAQの動きに注目すべきだと思います。スマートグリッド構想を支えるネットワーク技術、ES細胞の周辺技術を押さえビジネス段階に高めたバイオ関連企業、バッテリーパックの交換方式によるスタンド設置の事業化など米国のなかでは、新しい構造変化に即応したうねりが始まっていることを見過ごしては、大きなチャンスを逃すようなきがするんですが…。

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ニューヨークダウはレンジ相場で終わったが、NASDAQは「グッド」な終わり方
 おはようございます。
 昨日の米国株は、予想を上回る景気指標の発表やストレステスト白書の発表により、査定を受けた銀行の大部分が基準を上回る余剰資本を有する、と伝えられたことから、当面の懸念材料の一つが払拭されたとして、買われ、結局、続伸して終わりました。この日、NASDAQ総合指数は、昨年11月以来の1700ポイント乗せを達成、底値からの上昇率も35%近くになっており、ニューヨークダウ、S&P500を大きく上回ってきました。米国株は実物経済への回帰を鮮明にしだしたといえそうです。

 この日、発表された3月の新築一戸建て住宅販売統計は、前月比で0.6%減。年率35万6000戸にありました。市場予想の34万戸を上回っています。また、2月の数字は33万7000戸から35万8000戸に増額修正されています。今回の統計で目立ったのは、在庫の大幅減少。前月の32万8000戸から31万5000個へと、5.2%減少しています。前月比の減少率は45年ぶり、前年同月比の33.7%減は過去最大になります。また、同製造業耐久財受注は0.85減となり、2月の増加から再び減少に転じたものの、事前予想の1.5%減は下回り、底堅さを示す内容になっていました。

 また、この日はフォード・モーターやAMEXなど主要企業が決算を発表しましたが、いずれも市場予想を上回るもので、市場では悲観的なムードはじょじょに後退を始めています。連邦破産法の適用申請に踏み切るのでは、と伝えられたクライスラーは、会社関係者から否定する発言が出されています。

 今週の米国株は、ストレステストの結果やGM・クライスラーの帰趨をめぐって小動きに推移しました。ニューヨークダウは、上昇する25日線と下落する26週線にはさまれレンジ相場の様相を強めています。来週に入ると、クライスラーの再生期限の月末を迎えるほか、5月4日のストレステスト結果の公表などを意識し、益々、動きがつらくなってきそうです。ただ、クライスラーの帰趨によってはGM問題が一気に進展する可能性もあり、弱気の見方は禁物。
 一方、NASDAQ市場の堅調ぶりが、益々目立ってきました。週足の引け値ベースでも、1月の戻り高値を上回り、長期の上昇トレンドに復帰した可能性が強まっています。米国は、ここ数年金融経済にリードされ、製造業を中心にした実物経済は置き去りにされてきましたが、ここに来て、新たな流れが起きようとしています。米国の黄金の60年代の成長を支えた「重工長大産業」が衰退し、「エレクトロニクス産業」に転換して言ったときと同じ減少が起きようとしています。このとき、ニューヨークダウは20年間のボックス相場(700~1000ドル)に移行、一方、成長産業が多かったNASDAQ市場は上昇傾向をたどっています。

 すでに、世界の投資家が米国のシリコンバレーに注目し、成長企業の発掘を始めています。日本でも同じ流れが起きてきます。昨年から、時代や主役が転換する…として、NASDAQや中小型成長企業を注目するように…と主張してきましたが、今週の、ニューヨークダウとNASDAQの終わり方の相違は、まさにこれまで主張してきた動きの始まりを暗示するものかもしれません。とにかく、ごまかしの数字で塗り固められた金融機関の決算数字がまかり通っているS&P500やニューヨークダウは安心して買えない…ということです。発想の転換を…!

 24日の米国株
 ニューヨークダウ  8076ドル29セント  +119ドル23セント(1.5%)

 NASDAQ       1694.29ポイント   +42.08ポイント (2.58%)

 S&P500       866.23ポイント    +14.31ポイント (1.68%)


 今週の米国株は、レンジ相場のままで終わりましたが、減益ながら予想を上回る企業決算が増えており、市場では悲観的になりすぎた分の修正期待が出始めています。来週の日本株についても、同様な期待がもたれるのですが、米国のストレステストの結果公表や大型連休、GM・クライスラー動向を懸念して動きづらい展開になりそうです。ただ、週末の、CME日経平均先物は、大証先物の終値8740円を200円以上上回る8960円付近で取引されており、週明けの日本株も大幅反発して始まるものと予想されます。ただ、決算発表の本格化(前半のピークは28日、30日)がありますので、各論相場にはなるものの全体的には動きづらい展開。結局、為替やGLOBEXを見ながら先物、裁定取引に影響される無機質の展開になりそうです。この欄や株式レポートでも一貫注目してきた古河電池が増額修正を発表してきました。来週は利食い場面がくるかも…。来週のレポートで詳細に株価分析でもして見ましょうか。
 

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一気に業績感応相場に移行した日本市場…米国は重要イベント山積
 24日週末の日経平均株価は、139円02銭安の8707円99銭、TOPIXは9.45ポイント安の830.05と、ともに反落して終わりました。出来高概算は27億1500万株、売買代金は1兆6130億円と、ともに増加しています。週末や重要なイベントを控え、ポジション調整の動きが強まったようです。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは109、RSIは45。25日線かい離は0.4%まで接近し、かい離修正の最終段階に来ています。

★為替が激変…裁定解消売り多発
 相場が始まるまでの環境は「順」の風だったんですが、やはり、週末控えで一荒れ来ましたね。昨日まとめて先物を買った向きの利食いなのかどうか知りませんが、朝方から先物価格が現物価格を下回る状態が続いていましたので、昼から危ないな…と思ってみていましたが、後場になると、突然ドルが売られだし、あっという間に97円を突破。それとともに、先物売が多発。現物と先物のサヤが逆転し、裁定解消売りがでて下げ幅を拡大しています。午前中は、まだ板が厚く、解消売りが出ても下げ幅は小さかったのですが、後場からは見送り気分が強まり、板が薄くなるなかで、解消売りの影響が増した…というところでしょうか。

★関門突破で、来週は為替が懸念要因になるかも…
 ドル売りの要因は、G7・G20の会合が今晩からワシントンで始まることやクライスラーの救済問題に破産法適用話が浮上。GLOBEXの米国株先物も少しずつ下げ幅を拡大していますので、休みの間に何か出たら困る…ということで、ヘッジの売りをかけたのでしょう。ところが、ドル売りをしてみると、これまでネックラインとして、なかなか突破できなかった97円30銭の壁があっさりと壊れ、後はストップロスの円買いも巻き込んで一気に96円台まで円高が進んだようです。米国では、今日24日からストレステストの結果を受けて、政府と検査を受けた大手19行の幹部との話し合いが始まりますが、このところ両者の対立関係が目立っており、投機筋にとっては絶好のドル売りの口実を与えることになりそうです。円・ドル相場は、円の高値からの支持線を切り込みましたので、当面、95円割れくらいまでの円高が出る可能性も出てきました。来週の相場への影響が気になります。

★材料株物色は一服し、業績一色に
 さて、やはり相場の方は決算一色になってきました。今日の値上がり・値下がり上位は、決算の上方修正や下方修正、昨日まで上方修正で買われたものの利食い売りなど、決算関連のものが多くなっています。朝も書きましたが、個人が取り組み材料株にどこまで根性を入れてやるかな…としましたが、流石に週末控えと重要なイベント控えでは、見送るしかなかったみたいですね。昨日もテーマで買い上げられた株に業績の下方修正がでると怖い…と書きましたが、今日は太陽電池関連で買われた三晃金属に下方修正がでて5%近く下げるなど、はしごをはずすような動きが出ていました。まあ、決算発表の期間中は内容の分析の方に力を入れて、株価の方は横目で見ておけばいいのではないでしょうか。来週からは、「売り屋」の方も参加して、さぞかしにぎやかな相場になるんでしょね。怖い、怖い…。

★今は花火程度でも、そのうち原爆にもなる裁定取引の買い残
 でも気になるのは、裁定取引の影響が少しずつ大きくなっていること。まだ、買い残のロットが少ないため、無視されているような感じで、相場が下げても解説の中に裁定解消売りの「さ」の字も入っていません。毎週新聞に乗る裁定取引の記事もどんどん小さくなっていきます。裁定買い残のロットは、2月の最低水準から3.5倍以上にも拡大しているのに、誰もこの影響を解説しようとはしません。あまりにも無視されたままですが、何か事情でもあるんではないでしょうか。昨年6月以降の下げでは、1兆6000億円から、短期間に3兆1000億台まで膨れ上がった裁定買い残が下げのエネルギーを供給したことは明らか…。恐らく、かなりの苦情が当局にも行ったものと思われます。今、無視されたような状態になっているのは、敢て火中の栗を拾うようなことをするな…ということでしょうか。とにかく、先週まで、8週連続で買い残は増加…。今後もこの傾向をたどれば行き着く先は…。当局や証券会社の説明では、裁定取引は市場にとって中立要因…といいますが、昨年後半の急落といい、1990年のバブル崩壊の端緒になった急落といい、裁定買い残の解消売りがどれくらいの威力を発揮したか…。とても中立なんていえるものではありませんでした。いざというときに慌てないように、残高の推移からは目を離してはいけません。

★日米とも、25日線とのかい離修正を完了。中期的には週足移動平均線までの下落が理想?
 さて、日米とも頭の重い展開が続いてきた株式市場ですが、ともに25日線にワンタッチしてきました。かい離修正がほぼ終了した…というところですが、残念ながらテクニカル指標は、まだ整理が一巡していないことを暗示しています。今晩のニューヨークダウが25日線をキープできるか…で、来週の日本株の動きも左右されてきますが、日経平均だけを見ると、一旦、13週か26週線の位置するところまで、引いた方が次のことを考えると動きやすくなるのかも知れません。9000円付近でのもみ合いは4週間を経過していますし、その分しこり玉を抱えた可能性もあり(丸天井型を形成)、一旦は、短期線よりも中期線まで下げた方が、中期的にはで直りやすくなるのではないでしょうか。来週からいよいよ大型連休に入っていきますし、月末には、クライスラーがいよい再建へ向けての最終期限を迎えます。また、ストレステストの結果を受けての、銀行と政府との交渉結果も気になります。

 無理しないで、「高速どこでも1000円」の大盤振る舞いを生かして、自然と親しんできては…。ツツジがきれいですよ。

(お知らせ)
 株式レポートの問い合わせを多くいただいておりますが、現在、特定の関係者のみに発行中です。ご購読いただけるよう関係資料の作成をしておりますので、近日中にご案内できるものと思います。時間がかかり申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。(運営者) 

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予想外に堅調な企業決算を受け、市場のセンチメントにも変化…
 おはようございます。
 昨日の米国株は、冴えない経済指標と予想を上回る企業決算という好悪材料の綱引きから前日引け値をはさんだ神経質な展開が続いていましたが、地銀株が予想を上回る決算を発表したことから引けにかけ買いが先行。結局、反発して終わりました。一時、25日線を割り込む局面もありましたが、ここから反発しており、上昇中の25日線と下落中の26週線を意識したレンジ相場が続いています。

 この日発表された3月の中古住宅販売戸数は3%減。年率換算457万戸となり、市場予想の470万戸を下回りました。価格平均値は17万5200ドルで、前月を4.2%上回りましたが、季節的な要因が大きく、前年同月比では12.4%の下落になっています。また、週間新規失業保険申請件数は64万件で、前週を2万7000人上回りました。市場予想は63万5000人。累計の需給件数も過去最高を更新しています。

 また、この日の決算発表では、マイクロソフトが第3四半期の決算を発表。一株あたり利益(EPS)は0.33で市場予想の0.39を下回っています。売上高は前年同月比6%減の136億5000万ドル(市場予想141億460万ドル)でした。同社は「業績の弱さは、第4市販期中も続く…」と、弱気の見方をs召しました。ただ、一方で、大手ホテルチェーン・マリオットインターナショナル、イーベイなど幅広い業種で市場予想を上回る決算を計上するものが増え、市場の安心感を誘っていました。

 株価は、予想通りレンジ相場の色彩を強くしています。米連邦預金保険公社(FDIC)のベアー総裁は「金融機関や住宅市場は危機段階を乗り越え、現時点では回復途上にある…」と発言。市場も、「決算はかなり悪いものになると予想していたが、横ばいから、予想を上回るものが増えている。悲観的になりすぎていた部分の是正もあるのでは…」と、堅調な決算内容に意外感を感じ始めたようです。市場の見方は、かなり変化してきましたが、このところの大手金融機関と政府との対立や進展しないGM、クライスラー問題は市場の重石として株価の伸びを抑えています。13週線と26週線のサンドイッチ状態の持ち合い相場が、どちらに放れるか、そろそろサプライズな材料が欲しいところに来たと思うのですが…。気持ちは強気だが、丸天井状態が気になる…。

 23日の米国株
 ニューヨークダウ 7957ドル06セント  +70ドル49セント (0.89%)

 NASDAQ     1652.21ポイント    +6.09ポイント  (0.37%)

 S&P500     851.92ポイント     +8.37ポイント  (0.99%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8920円  +90円

             (円建て)   8880円  +50円    


 米国株は反発、為替は98円をはさんだレンジ相場、CME日経平均先物は小幅高で帰ってきており、今日の日本株にとっては、フォローの風。ただ、今日から企業決算が本格化することから、個別には内容により乱高下のきつい展開も予想されます。取り組み材料株が予想外の腰の強さを見せており、当面、個人資金が引き続き材料株物色を続けるかどうかが注目されます。米国では、企業決算の予想外の好調振りが目立っていますが、日本でも、コスト低減効果や為替変動、合理化効果などが業績に影響を与え始めました。決算発表段階で会社側が出す今期の見通しに関心が集まりそうです。

 昨日、米国株高を当て込んで買った先物の動きが注目されますが、昨日も、GLOBEX米国株先物や為替の動きを見ながら、先物売買が活発化。現物と先物のサヤが逆転する場面も多く、裁定解消売りが株価の頭を押さえた局面が見られました。今日も、週末控えで市場の見送り気分が強まりそうで、先物にリードされる神経質な相場が続きそう…。

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意外な腰の強さを見せる好取り組み材料株…事前の決算修正は増額が上回る
 23日木曜日の日経平均株価は119円71銭高の8847円01銭と続伸、TOPIXは9.54ポイント高の839.50と反発して終わっています。出来高概算は24億2000万株、売買代金は1兆5000億円と、前日比でやや減少しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは114、RSIは53、25日線かい離はプラス2.4%でした。

★腰が折れない取り組み仕手株…投機資金は新興市場にも拡大
 引け間際を除けば大きな動きが無かった一日でした。為替市場も98円を挟んだ小動き、GLOBEXの米国株先物も小動き、海外市場も小動きでは大きな動きをしようもなく、全体的に見送り気分の強い展開でした。ただ、個人を中心にした投機的資金の動きは執拗で、信用取り組みが拮抗するGSユアサが再び新値をとるなど、好取組材料株の腰の強さが目立ちます。また、一部の投機資金は新興市場へ向かい時価総額の上位銘柄からすトップ高が続出するなど、個人資金の突出ぶりが目立ってきました。引けにかけて、先物に大口の買いが入ったほか、投信の設定に絡む買いが広範に入り、株価は上伸して終わっています。

★積極的な個人…買わない理由を探し続ける機関投資家
 以前から、個人資金が中心になった2005年後半型の相場が出るかもしれない…としましたが、最近の個人資金の活発ぶりをみると、実際そうなるかもしれないと、感じさせますね。年金など大口の投資家はファンダメンタルを重視しますから、ストレステストの結果待ち、決算発表を見てから、選挙結果を見てから…など、敢て買わない理由を並べたてて見送り姿勢を強めています。ただ、ストレステストの結果といいますが、海外メディアは緩和された時価会計ルールなどが適用されており、真の姿は見えてこないと、否定的な見解を取っています。そうなると、結果が出たら出たで、また「内容に信頼が置けない…」として、次の見送り材料を探すことになるんでしょう。

★相場の先見性を無視して持論を展開する「神」のようなマスコミの皆様方
 証券関係のマスメディアの論調を見ていますと、経済のファンダメンタルや先行き見通しがいかに悪いかを縷々と並べ立て、「株価が上昇しているのはおかしい…」というものが目立ちます。今日の昼もどこかの大手の研究所のアナリストが、理屈を並べて、「近いうちに下がる…」と自信たっぷりに話しておられました。でも、皆に共通するのは、何故株価が上昇しているのか…先見性を持つ株価が、今、世界的に何故上昇しているのかを明確に説明してくれる人が誰もいないことです。神の見えざる手が支配する相場の世界に対して、自分の主張に固執し、相場がおかしいというのは、万能の神に対する不遜のような気がするのですが…。

★今回も相場の先見性は生きていたのに
 日経平均は一昨年7月から62%も下落しました。当時のEPSは1000円近くありましたが、現在はわずかに34円。日経平均は昨年10月に底を入れていますから、企業業績が30分の1まで減少することをものの見事に先見していたわけです。にもかかわらず、マスメディアの解説をみると、株価が上昇していることを是認した解説はありません。むしろ、恐怖心を煽り立てるような論調ばかりです。なにか変ですね。もし彼らが言うように、9000円台乗せが天井なら、平均PERが20倍としても、日経平均のEPSが450円まで増加する…ということです。ざっと、現在の予想ベースの10倍以上になる勘定です。「相場の先見性」を無視する評論家にとっては、無意味な計算ですが、実践家としての投資家としては、何故10倍以上もEPSが拡大するのか…の説明を是非「相場の神様」にしていただきたいところです。
 
 しかし、それは無理な相談です。だから、相場の神様が示してくれた「方向感」を大事にして、経済指標や企業の取り組みを見ているわけです。おかげで、2月には、ISM製造業景況指数の変化から、相場の流れの変化をいち早く予測できたわけです。時々、相場の解説でも書きますが、世の中で一番信用できないのは「自分」です。上がれば強気、下がれば弱気になるのが自分の感情…でも、それに流されていると真実は見えなくなるものです。個人投資家の方が、方向感を見失っているときに、よくあれだけ自信を持って理路整然と弱気を言えるな…と、むしろ感心してテレビに見入っていました。まあ、間違っても、日本のマスメディアは、過去の結果は問わず「名前」だけでゲストに呼びますから、甘いもんですがね…。今、偉そうに経済評論家などと立派な肩書きでマスコミに登場している人たちが、バブル真っ最中の1989年当時、何を言っていたか、VTRが残っていれば放送してみると面白い番組が作れそうな木がするんですが…。

 トンでもなく、横道にそれてしまいました。決算発表が一巡するまではバタバタしないと決めていますので、つい、余分なことを書いてしまいました。でも、社会的に影響のある人は、もう少し自分の発言に責任を持ち、報道した方も、間違った意見を流したことに責任を持つ…という、大人の姿勢を持つようにしてもらいたいものですね。

★25日線を下値にするレンジ相場だが、売られすぎの是正相場は早いかも?
 今日の相場ですが、やはり下値として25日線を意識しているようです。今日現在8642円付近に位置するようですが、今日の日経平均安値は8647円。その付近になると押し目買いや先物、空売りなどの買戻しが入っています。当面、上値は重いものの、下値も硬く、この辺でレンジ相場を続け、決算発表の結果を待つ…という流れになるんでしょう。ただ、昨日も書いたように、決算の事前修正発表では6割を越える企業が情報修正を発表しています。やはり、最悪の環境下で立てられた予想は、その後の為替の変化や原材料価格の低下、合理化効果などで、やや好転しているようです。決算発表の一巡または、ある程度全体感がつかめた段階で、売りすぎた分を修正する動きが出て、株価が上離れてくるのかもしれません。もしかしたら、離陸は想定していたよりも早くなるかも知れませんね。

★座敷牢から出ようと焦るウオール街の懲りない面々
 また、一貫して、米国株ではNASDAQ市場を注目するように書いてきましたが、昨日の米国ではNASDAQ総合指数のみがプラスで終わっています。今日のGLOBEX市場でも、NASDAQ100指数の上昇振りが目立っています。ごまかしや驕り高ぶりに満ちたGMやウオール街に毒されたニューヨークダウやS&P500はもはや指数としての信頼性に疑問符がついています。ここからは、新しい流れを反映したNASDAQを重視することが大事です。
 いま、米国では、公的資金の投入という枷をはめて、座敷牢に閉じ込めたウォール街の懲りない連中が、公的資金を返済して座敷牢から出たいとうごめいています。今回の決算でも、投機的な動きで利益を上げたものの、市中にお金を流して金融を円滑化する…という、当初の目的はまったく果たされていません。政府としては、金融危機の徹底した検証を行い、犯罪行為を摘発するなどし、政府のコントロール下において、金融の正常化を図るべきではないでしょうか。とにかく、ワル知恵が働きすぎる…。黄金の60年代が終わった後20年にわたり、700ドルから1000ドルのレンジ相場に移行した時と同じことがこれから始まる…。

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好材料相次ぐも、金融セクターへの懸念で米国株は反落…銀行間に、経営力格差が出てきたことには注目
 おはようございます。
 昨日の米国株は、予想を上回る住宅価格指数の上昇や金融機関の過去最高決算の発表など、好材料が相次いだものの、朝方発表されたモルガンスタンレーの赤字決算と減配予想が終日頭押さえとなりました。引けにかけては、好決算を発表したウエールズファーゴの経営幹部が「信用状況はまだ回復していないのかもしれない」と発言したことや、証券格付け機関がモルガンスタンレーの目標価格を引き下げたことなどから、引けにかけ急落。結局、反落して終わっています。金融機関への不信感が根強いことを示していますが、景気敏感株の多い、NASDAQ総合指数が小幅ながら続伸して終わっていることが注目されます。

 モルガンスタンレーの第一四半期決算は、不動産投資関連損失や債務関連費用の増加から、5億7800万ドルの損失を計上しました。一株あたり損失は0.57ドルで市場予想の0.09ドルの損失を上回りました。これにともない、四半期配当を0.29ドルから0.05ドルへと大幅に減らすことになるといいます。第一四半期に積極的に利益を伸ばしたゴールマンザックスやJPモルガンなどが投資銀行業務で積極的にリスクをとったのに対し、リスクを押さえたことが収益機会を逃すことになり、赤字計上の要因になったようです。 一方、堅実経営で著名なウエールズファーゴは、堅調な住宅ローン業務が貢献し、過去最高利益30億5000万ドルを計上。優先株向け配当を除いた純利益は23億8000万ドルで前年同期の20億ドルを大きく上回っています。米国の銀行界でも経営力格差がはっきりと出始めたようです。

 この日は、2月の住宅価格指数が発表されていますが前月に比べ0.7%n上昇。前年同月比では6.5%の下落になっていますが、2ヶ月連続の上昇になったことは、市場にサプライズを与えたようです。地域別にみると、東部、北部、中部が1.2%の下落になったものの、太平洋地域(西部)が3.8%上昇したことが大きく影響しています。また、同日発表された週間住宅ローン申請指数は前週比較で5.3%上昇。新規住宅購入用は4.2%減少したものの、ローン借り換えが7.7%伸びたことが寄与しました。

 また、注目のアップルもこの日四半期決算を発表しましたが、利益は市場予想のEPS1.08ドルを大幅に上回る1.33ドルを計上しています。このほか、JPモルガンが建設機械大手キャタピラーの投資判断を引き上げるなど、好材料も多く出ているのですが、銀行への信用懸念が全体の足を引っ張った格好になっています。

 米国株は、前日引け値をはさんで、好悪材料に反応し高下を繰り返しましたが、結局、引けにかけ売られて終わっています。ただ、銀行の決算を見ても、これまでのように一律で悪化する…というパターンから、経営力の格差を反映する方向に変化し始めています。投資銀行業務という不確定要因が収益源になったGS証券などにくらべ、与信業務を慎重に進めてきたウエールズファーゴが最高益を計上するなど、米国の金融業界の本来の姿が戻りつつあるような気がします。

 チャート的には、ニューヨークダウは、5日線や26週線を意識して頭の重い展開が続いていますが、GM問題や金融機関経営への懸念を抱える以上、仕方が無いことかと思われます。当面、月曜日につけた長大陰線の範囲内の動きかと思われますが、13週線への接近場面もあるかもしれません。ただ、以前から書いてきたように、NASDAQ総合指数の強さが際立ってきました。このところ発表される決算内容を見てもハイテク企業や製造業の堅調振りが目立っています。市場が、どの時点で金融離れをしてくるかがカギ…。JPモルガンが、キャタピラーの投資判断を引き上げた意味を良く考えてみることでしょう。

 22日の米国株
 ニューヨークダウ  7886ドル57セント -82ドル99セント(1.04%)

 NASDAQ      1646.12ポイント  +2.27ポイント (0.14%) ←注目

 S&P500      843.55ポイント   -6.53ポイント (0.77%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8795円 +45円

             (円建て)  8745円  -5円 
 

 米国株は、好調な企業決算や景気指標が無視される格好で反落して終わりました。本日の日本株はCME日経平均先物に大きな変化も無く帰ってきているほか、円が再び1ドル97円台に押しも戻されていますので、冴えない展開になりそうです。当面、GLOBEX米国株先物や円相場を見ながら先物に振られやすい展開に。増加傾向が続く裁定買い残の解消懸念もあります。明日から、企業決算発表が本格化することもあり、これまで買われてきた材料株の処分を急ぐ動きが出ることも懸念されます。米国で、JPモルガンがキャタピラーの投資判断を引き上げたように、今後、政策への感応度を強める流れが予想されます。当面は、企業決算を横目で見ながらのレンジ相場か…?大勢2段上げ相場の可能性が強まってきたバルチック海運指数の動きにも注目したい。

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急ぎ働き相場は一巡…?一気に決算相場に突入か
 22日水曜日の日経平均株価は15円97銭高の8727円30銭と小反発したものの、TOPIXは0.76ポイント安の829.96ポイントと続落して終わっています。出来高概算は25億9400万株と前日に比べやや増加したものの、売買代金は1兆5407億円で、ほぼ変らずで終わっています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは111、RSIは50、25日線かい離はプラス1.4%でした。RSIと騰落レシオは順調に低下しています。ただ、騰落レシオが低下していることは物色範囲が狭まっていることでもありますから、かさ上げ的な相場も一服する局面が近づいているのかもしれませんね。

★決算期の違いが日本株を買いにくくしている
 さて、米国株は反発しましたが、日本株はもう一つパッとしませんね。相変わらず韓国や台湾など輸出立国では「ミニ日本」ともいえる国は好調に新値を更新し続けているのに…。今日も25日線に接近すると押し目買いは入ってきますが、高くなってくると海外投資家からの売りや安値で買った公的年金の売りがでてきて頭を押さえています。海外投資家は、運用の第二・四半期に入り、ポートフォリオの見直しを迫られていますが、何しろ日本は3月末が決算期…。決算発表と今期の見通しを見ないと、日本株のポートフォリオも組めない状況です。一方で、新興国の株式市場はどんどん上がりますから、数字がはっきりするまでは日本株から運用資金をシフトせざるを得ないということでしょう。

★急ぎ働きも最終局面…決算相場になだれ込みか?
 今日あたり、材料株の中には木村加工機のように、新値をとりに言った後値を崩して終わるものが増えています。今日の朝の書き込みでも急ぎ働きが増えるので、リスクを大事にする人は見たほうがいいと書きましたが、今日の材料株の荒っぽい動きはそれを象徴するような動きでした。売買代金を見ても、結局、個人や証券会社のディーラーなど、短期指向の資金が右往左往しているという相場。今日は産業再生法の資金導入が噂されるパイオニアやエルピーダなどに資金が回り、他は置き去りにされた、というところでしょうか。果たして明日も継続して買われるかどうか…。

 もたもたしていると、週末から決算発表が始まってきますから、高値で飛びついて引っかかっているところに、減額修正や減配の話が出てきたら、それこそ3階建ての屋根に登ってはしごをはずされたような状態になりますから、さっさと逃げるに越したことはありません。今日の朝も書いたように「潮目の変化」は案外早いのかもしれませんね。

★ぶれ幅が大きくなる今回の決算発表…
 ただ、今日の川重の決算増額修正にあるように、為替の変化や原材料価格の低下などのコスト変化から業績の修正に動く企業が増えています。以前から、昨年末の状況が厳しさを増すころに立てられた業績見通しは、今年に入って状況が変化している可能性が強いと書きましたが、早速、その動きが出ています。この変化は決してプラスのものばかりでなく、早めに原材料を手当てしすぎて在庫の評価損を出すケースも増えてきますので、今度の決算発表は結構、上ぶれや下ぶれのきついものになる可能性があります。第一四半期からは、合理化効果や仕入れ価格の引き下げ効果などが素直に反映されてきますから、一か八かの決算数字にかけなくても発表された内容をみて、経営努力をしているが、慎重すぎる数字を並べているところを買っとけば、半期も経たないうちに結果は出るものと思います。

 相場的には、今回の決算は面白そうですが、どうせまた、海外のたちの悪い連中が売り叩くようなまねをするんでしょうから、私としては「触らぬ神に祟りなし」で、決算発表後のことを考えて動くことにしましょう。ただ、今度の決算で、前倒しで付けを払っておいたら、次の決算は面白いものになることは確か…2003年の底打ち前から、リストラによるコスト増で「減収減益」になった決算が、次にはリストラ効果がでて「減収増益」に転換。次には、世界景気の拡大効果で売り上げが増加し「増収大幅増益」と変化していった流れを思い起こしてください。厳しいリストラをやったところほど損益分岐点がさがり、売り上げが増加したときの増益率が高まってくるんです。目先、どたばたするのもいいですが、こういうのを一銘柄でも見つけられたら、「テンバガー(10倍株)」も夢ではありませんね。今度の決算が大事というのは、これを発見するヒントが隠されているからです。

★だんだん影響力を増す裁定買い残
 さて、今日の相場ですが、やはり、頭が重かったですね。為替市場で円安が進まなかったことやGLOBEXで米国株先物が終日安く推移していましたので、上値に行くとどうしても見送り気分が強まるという展開。それを見透かしたように、先物にまとまった売りがでてきて、現物と先物のサヤが逆転…。裁定解消売りがでてきて株価の頭を押さえるという状態がはじまっています。今日発表された先週末までのプログラム売買状況によりますと、裁定買い残は376億円増加し、7477億円になっています。このところ着実に増加傾向をたどっています。このブログでは、裁定買い残の増加に注意するように書いてきましたが、解消売りを交えながらも買い残は増加傾向をたどり、一番少なかったときからは3倍以上に増加しています。

 投信や年金など機関投資家の間に株の買い入れに出遅れた所も多く、何かあるたびに先物で手当て。これが現物と先物のサヤを拡大させ裁定買い残を増やす要因になってきます。今のところは、まだ大きな破壊力は持ちませんが、これが2兆円とか3兆円の規模になってくると、原爆並みの破壊力を持つことは昨年の後半相場で証明済み。ヘッジファンドの連中は一つの市場を売り崩すときには、まず裁定買い残を積み上げてきます。どうも彼らにとって、日本の市場というのは、弱気を言えばすぐに弱気に傾くし、強気を言えば馬鹿みたいに先物買いをしてくる…ということで極めて御しやすい市場ということなんでしょう。本来、投資家が個々に判断して動けるようになると、裁定解消売りくらいは吸収できるんです。しかし、彼らが何かしようとしたら、「新興国が良い…、為替市場が儲かる…」とマスごみに書きあおらせ、関心を外に向け、板が薄くなったところを解消売りで一気に売り崩すというやり方(私の個人的な被害妄想です…)をしているのではないでしょうか。

 昨年、「ジャパンパッシング」なんて、マスコミからあおられて、新興国株を買いに行った投資家は、海外でやられ、国内の手持ち株は彼らに売り崩されて何分の1かになってしまうという苦渋をなめたはずです。そろそろ、海外投資家のいいようにならない独立国の株式市場・投資家にならなければいけませんね。世界一の投資銀行だ…そこが出した調査レポートだ…権威ある米国銀行が投資判断を変えた…といっては右往左往する日本の投資家さんたち…。今世界で起きているパニックの元凶は全て彼らで、それも政権を巻き込み、法制度まで自分たちの都合のいいように改変してまでやっています。彼らからの仕掛けで被害を受けるたのは、バブル崩壊に続き2度目になります。そろそろ、懲りるということを学んでも良いような気がするんですが…。

★相場は一気に決算相場に突入
 とにかく、もう相場は決算相場に入った感じを受けます。米国株に大きな変化でもない限り、レンジ相場に入り、決算数字を見ながら個別株が乱高下するような展開になるんでしょう。ここからは、じっくり決算発表ででてくる数字と経営方針の分析を重視することにしましょうか。とにかく、害人さんにだまされないように…しましょう。

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米国株は想定どおりの反発だが、上値の重さは変らず…決算発表一巡後の政策テーマに関心は移行
 おはようございます。
 昨日の米国株は、前日の弱い地合を受けて安く始まったものの、前日予想を上回る決算を発表したテキサス・インスツルメントを中心に、好材料を再評価しようという動きからハイテク株が買われるなど、押し目買いムードが強まりました。その後、ガイトナー財務長官が「米銀大手は必要以上の資本を備えている…。また、金融安定化資金も、議会の承認無しに使える資金が1346億ドルある…」などと発言したことから、昨日急落した金融株に買戻しが入り、引けにかけ急伸して終わっています。

 また、この日は、マイクロソフトとヤフーが広告で提携するとの話が伝わったことや、減益決算を発表した化学大手デュポンやユナイテッドテクノロジーズが、今期中の需要回復を予想していること、また、赤字決算を発表したキャタピラーが、特殊要因を除いた最終利益が市場予想(EPS5セント)を上回った(EPS39セント)こと、GMい追加運転資金50億ドルが支給されたことなどを好感、主力株を中心に買い戻されています。

 米国株は予想通り上昇中の25日線と13週線を意識して下げ止まりの動きを示しました。前日流された根拠の無いストレステストの結果に関する噂が、ガイトナー財務長官の発言で否定されたことも市場の安心感を誘いました。とりあえず、下げ止まりの動きになりましたが、ニューヨークダウの場合、下落中の26週線の下値圧力がなくなったわけでは無く、当面、上昇中の13週線と下落中の26週線との間で、動きにくい展開になることが予想されます。ただ、オバマ大統領の温暖化対策として、高速鉄道網の推進や効率的な送電網を建設する「スマートグリッド」構想などが実現に向け動き出し打ており、業績発表の一巡後は、再び、政策に関心が集まりそうです。関連企業が多いNASDAQ市場と他市場とのかい離は益々強まることになりそうです。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ 7969ドル56セント  +127ドル83セント (1.63%)

 NASDAQ   1643.85ポイント  +35.64ポイント  (2.22%)

 S&P500      850.08ポイント   +17.69ポイント  (2.13%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8880円  +150円

             (円建て)   8835円  +65円  


 米国株は予想通り反発して終わりました。CME日経平均先物もプラスで帰ってきていますし、為替も米国株が反発したことを好感し、1ドル99円に接近しています。これを受け、今日の日本株も反発して始まりそうです。昨日円高で売られたハイテク株を中心に買いなおされる動きになりそうですが、同じく、GSユアサを筆頭にした環境関連株などテーマ株の仕上げ的な動きが出ることが予想されます。あさってからは業績発表が始まり嫌でも現実的な相場に引き戻されますから、この一日二日がテーマ株の目先の山場を形成しそうです。この欄でも注目してきた古河電池、日本製鋼などのほか、昨日から動き始めた色素感応型太陽電池の第一工業製薬、固体電解質型バッテリーへの道を開いた戸田工業などのニューフェイスも注目されてくるのでしょうか。いずれも、急ぎ働きになる可能性が強く、リスクを大事にする人は、潮目の変化を重視したほうがよさそうです。

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なんだか不自然さを感じる昨日の米国株の下げ…
 21日火曜日の日経平均株価は213円42銭安の8711円33銭、TOPIXは17.58ポイント安の830.72と、ともに反落して終わりました。出来高概算は24億2000万株、売買代金は1兆5382億円と、ともに前日より増加。米国株安を機に利食い売りが増加したことが分かります。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは117、RSIは60、25日線かい離はプラス1.6%でした。加熱が心配された騰落レシオが中立ゾーンの110台に、70台に入っていたRSIも60%にそれぞれ低下しています。また一時期、株価は25日線(8576円)まで、あと40円ほどのところまで接近していました。

★またやったんではないのですか…?
 さすがに今日はヒヤッとされた方も多かったんではないでしょうか。シティの良く分からない決算発表には無反応だった米国株式市場は、バンクオブアメリカの決算発表には敏感に反応しています。おまけに、この日は、ゴールドマンザックスが、シティの不良資産が増加する…という話を流し、一方で、JPモルガンが「今後はローン関連の損失が増加し、今後4000億ドル以上の損失が発生。追加資本注入が必要になる…」と顧客向けレポートを発表。一方、一部のフリースピーチブログが、政府内部から情報を得たような形で「ストレステストの結果、大手19行のうち16行の経営が破たん状態になっている…」など、根拠不明の話を流し、大手経済紙がこれを報じたことから、金融株全般に売りが広がり、全体の急落の引き金を引いています。

★放置されたままのCDSを使えばなんでもできる…?
 「また、やったか…」というのが正直な気持ちです。以前から、狙いをつけた企業の債権を買うとともに、CDSを購入。その後、一方で株を売り叩く手法で利益を上げるやり方が問題になりましたが、昨日の動きを見ると、バンクオブアメリカに的を絞って狙っていたような節があります。なにか変ですね。アップティックルールを取り入れた空売り規制は5月中旬から実施されるようですから、空売りを使っておかしなことをするのは今しかありませんね。もし、組んでやっていたんならとんでもない話ですが、現実問題として、CDSにも空売りにも規制は無いわけですから、合法的といえば合法的なんでしょう。これは、自分の勝手な憶測なので、本当のところは分かりませんが、こういう不透明な取引がいまだにまかり通っているところに、米国市場の不透明感があるわけです。

★13週と26週のサンドイッチの下限に近づいた
 とにかく、昨日の下げで、頭が重かった米国株も仕切りなおしが出来ます。今日の朝も書き増したように、下値から上昇してきている13週線まであと100ドル足らずのところまで来ていますから、ここでの反応が注目されます。実際、昨日のバンクオブアメリカの決算では、ローン資産の不良資産化が目立ったわけですが、こちらの方は景気が改善してくれば減少する可能性があるもの…。毒饅頭ばっかりで値段も付けられない証券化商品とは異なります。

★無視されたままの好材料
 それだけに、景気の先行きが問題になりますが、株価が最安値をつけた3月の経済指標と異なり、4月に入って景況感はずいぶんと改善しています。また、最近発表される一般企業の決算内容も市場予想を上回るものが増えています。さらに、株価や景気の底と見た積極的な経営者は、将来の布石として大型のM&Aを活発化させてきました。確実に経済はうねりをもって動き始めています。昨日の米国株は、これらの変化がまったく無視された状態で、ただただ、慌てて株を売った…という感じでした。今晩の相場では、冷静に考えるといい材料がいっぱいあったのに…という、考えがもどらないとも限りません。今日ザラ場中にウォールストリートジャーナルが「クライスラーが連邦破産法の7条の適用を申請し、清算する可能性もある」と伝えていますが、GLOBEX米国株先物は今のところは無反応…。逆に、40ドル以上上昇する局面もありましたから、今晩の米国株は冷静さを取り戻した相場に戻るかもしれません。もっとも、13週線も簡単に下回ってしまうようだと、相場に対する見方も改めねばなりませんが…。

 政府とクライスラー、提携予定のフィアットが全米自動車労組(UAW)と交渉に入ったようですが、タフネゴシエーターで鳴るUAWが簡単に折れることは無い(GMのこともあるので)と思われ、最悪のケースに行かないとも限りません。どうなるか分かりませんが、案外この材料が、米国株の強さを図る試金石になるかもしれませんね。

★裁定解消売りが圧迫したが、好材料には素直に反応する強さを持つ
 まあ、今晩の米国株に注目…ということになるんですが、今日の日本株も、一時は上昇中の25日線まで押したあと、押し目買いが入り、100円ほど戻して終わっています。一時期は、300円を上回る下げになっていましたが、先物市場に執拗な売りが続き、たびたび、現物と先物とのサヤが逆転。そのたびの裁定解消売りが出ていたようです。10日の高値付近でも、一億株を越える裁定解消売りが出ていたようです。なにしろ残高は7000億円を超えていますから、それなりに破壊力はついてきています。何故、解説に裁定取引のことが出てこないか不思議なんですが、今日も、かなり影響していたことは間違いないでしょう。なにか、日米とも演出されたような気がして仕方がありません。

 さて、今日25日線を間近に反発したことは、押し目買い意欲が強いことを示しました。また、GSユアサがホンダと共同で立ち上げた電池工場が、来年10月から稼動することや、GSユアサがホンダ、三菱自動車との関係を強化する…として、再び新値に出てきました。それを機に環境関連全般にも買いが入り、株式レポートとこのコーナーでも一貫注目している木村化工機が新値をとり、原子炉の格納容器で世界トップを走る日本製鋼も上昇。色素増感型太陽電池に絡んだ第一工業製薬が動意づくなど、まだまだ物色意欲は強いようです。また、実施時期が明確にされず家電の買い控えにつながっていたポイント制も連休明けの5月15日から実施されることが決まり、早速、山田電機が値上がり上位に顔を出していました。一部、弱気な見方もあるようですが、これだけ敏感に好材料に反応する相場が果たして弱い相場なんでしょうか。

 今週後半から決算相場に以降するため、テーマよりも現実を重視する流れになるのは仕方がありませんが、日米とも大型の景気対策が実施に移されるため、これを反映した結構強い相場が出てくるはずです。日米とも医療分野の改革に注力する方針が出され、ジェネリック薬品への見直しが始まっていますが、つぎは、この関連株に注目していきたいと思います。

 まあ、とにかく、13週線に近づいた米国株の反応…まずはこれを見極めることが第一。

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米国金融株に悪材料続出…市場は売りのきっかけを待っていた…?
 おはようございます。
 週明けの米国株は、バンクオブアメリカの決算内容への懸念やストレステストに関するマイナスの噂が流れたことから、下落してスタート。金融株を中心にほぼ終日売られ、結局、大幅反落して終わりました。3指数のうち、金融株の影響が大きいS&P500の下落率がもっとも大きくなりました。

 この日発表されたバンクオブアメリカの第一四半期決算は、メリルリンチ買収にともなう増収効果があったほか、これまでに決算を発表した他の金融機関と同様に投資銀行部門が好調に推移し、一株あたり利益は市場予想の4セントを大幅に上回る44セントを計上しました。ただ、不良資産が前年同期の3倍以上に拡大した事を、市場は懸念しています。また、この日は、テキサスインスツルメントやイーライリリーなどが、市場予想を上回る決算を計上していますが、金融への不信感から完全に無視された格好になっています。

 またこの日は、コンファレンスボード(3月)やシカゴ連銀全米活動指数(同)が発表されましたが、事前予想を下回ったり、前月比で小幅低下するなど景気の弱さを示す内容になったことも嫌気されました。さらに、「ターナー・ラジオ・ネットワーク」という、フリースピーキングブログが、先ごろ行われたストレステストの結果、大手19行のうち16行が破たん状態に瀕している…など根拠の無い記事を掲載。これを一部大手紙が報じたことも市場の動揺を誘って売りに拍車をかけることになりました。この件に関し、財務省は「まだストレステストの結果を受け取っていない…」として、否定するコメントを発表していますが、市場の一部には、財務省のリークではないか…と疑う動きもあり、金融機関への懸念が高まっています。このほか、JPモルガンが顧客向けレポートの中で、「今後4000億ドル程度拡大し、追加資本注入が必要になる…」と書いたことも、市場の弱気ムードをあおりました。

 週明けの株式市場は、のっけから荒れ模様の始まりとなりました。バンクオブアメリカの決算内容についてはあらかじめ予想されたことでもありますが、内容の不透明さでは、シティの方が不透明なところが多かったような気がします。にもかかわらず、今日大幅に下げたのは、根拠不明のストレステストに関するブログの記事の影響もありますが、このところ頭の重い展開が続いてきたため、売りのきっかけを探していた投資家が増えていた、ということではないでしょうか。

 一方で、株価を底値と見る企業経営者も増加、この日は、オラクルによるサンマイクロシステムズの買収や薬品、食品メーカーの買収計画が公表されるなど、M&Aの動きも増加。予想を上回る企業決算の増加。4月に入っての景気状況の改善など、相場環境の好転は無視された格好になっています。

 日米とも株価の頭が重くなっていることは以前から指摘してきたことですが、市場は一旦下げることで、26週線などの上値抵抗線を突破する道を選んだようです。当面、13週株価移動平均線へのサヤ寄せが考えられますが、今日の引け値で計算すると、13週線は7760円付近。すでに上昇に転じていますにで、下値を支える効果は大きいものと思われます。あと、100ドル程度ですが、市場の真の強さは13週線での反応で示されることになります。

 20日の米国株
 ニューヨークダウ 7841ドル73セント -289ドル60セント (3.56%)

 NASDAQ     1608.21ポイント  -64.86ポイント   (3.88%)

 S&P500     832.39ポイント   -37.21ポイント   (4.28%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  8735円 -195円

              (円建て)   8690円 -240円


 伸び悩んでいた米国株は、昨日急反落して終わりました。銀行への不信感が再燃した格好ですが、投資リスクが増したとみた投資家は、資金の逃避先としてドル・円買いを進め、為替は1ドル97円台へと上昇しています。米国株安、CME日経平均先物安、円高と、今日の相場環境は最悪の条件でのスタートになります。昨日も指摘してきたように、日本株もテーマ買いから業績感応相場への移行期にあり、ここでの調整は自然な動きとみることも出来ます。日本株も、上値抵抗帯が突破できずに苦しんでいましたので、一旦、週足移動平均線へのかい離修正があってもおかしくはありません。米国とことなり、13週、26週線とも上向きに転じており、下値抵抗力は米国よりも強いものと思われます。裁定買い残が増加しており、今日は解消売りから振れ幅が大きくなるかもしれません。

 ここは、出直り後のリード株が何になるか、次の展開を考えるところ…。
  

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日米とも頭の重さが目立つ…今週は潮目の変化に注意
 週明け20日の日経平均株価は17円17銭高の8924円75銭、TOPIXは2.73ポイント高の848.30ポイントと、ともに小幅続伸して終わりました。出来高概算は22億6800万株、売買代金は1兆3600億円と週末に比べ減少。週明けで手がかり材料も乏しく見送り気分の強い展開になりました。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは132、RSIは72、25日線乖離はプラス4.5%でした。相変わらず、騰落レシオが危険ゾーンで高止まりしたままですが、物色範囲が拡大している様子が分かります。今週はRSIの動きが注目されます。

★確かに強いが、頭が思い米国株
 さて、米国市場は企業決算に一喜一憂する動きが続いています。週末には金融部門の不振が続くGEの決算が発表されましたが、市場予想を上回るもので市場にとっては一安心というところでした。ただ、一日の動きを見ていると前日引け値をはさんでの動きが中心。なかなか、上値に抜けてこれません。週末にも書きましたように、今のニューヨークダウは13週株価移動平均線と26週線にサンドイッチになった状態。おまけに26週線は下落していますので、下方圧力が強まっています。また、下降バンドの上限に届いていることも、全体を買いにくい状態にしているようです。そろそろ、何かサプライズな材料が必要な段階に来てますね。今日の、GLOBEXの米国株先物も一時は80ドル安近くになっていましたから、やはり市場は頭の重さを意識し始めたようです。

★日本も突っかけても突っかけても破れない壁に悩んでいる
 日本も今週末からいよいよ決算発表が本格化してきます。先週も書いたように、週明けはテーマ株物色からスタートしても、週後半からは流れが変化してきますので一旦は手をすかすことを考える所でしょう。高値をつかんだままで、決算発表でとんでもなく悪い数字を出されては堪りませんからね。また、米国と同様に、日経平均株価についても、この付近には昨年10月、11月、今年1月の戻り高値をそれぞれ結んだ上値抵抗線が通っていますし、少し上には、昨年6月の戻り高値から引きおろした抵抗ラインがあります。ちょっと動きがつらいところですね。

★決算発表数字は気まぐれ…株価も気まぐれ
 また、決算発表についてもちょっと読みづらくなってきました。今日の日経でも振れていましたが、この際、リストラ費用など後ろ向きの経費は前期の決算に前倒しで計上しようと言う動きが強まっています。予定していた額よりも損失額が増加することになり、下方修正となって出てきます。今期に、経費負担が減れば業績は上向くんですが、会社が今期見通しを強気に出してくれればいいものの、前期の業績は下方修正するものの、今期はさらに慎重に見てくる…では、株価の反応も厳しくなるのは当然…。一方、前四半期決算であまり厳しく見すぎていたため、決算発表前になって増額修正する企業も増えてきました。

 このことは、以前から、このブログでも書いてきましたね。原油をはじめとする素材価格の下落によるコスト負担の減少から、価格改定交渉が進み早い企業は前第4四半期には影響が出てくる…としました。また、おそい企業でも今期始めには影響が出てきますし、為替も80円台を覚悟していたのに、現在は100円に近い水準。奈落の底に突っ込んでいく年初に立てた業績予想が悲観的なものになるのは当然で、現在はその修正も始まっているようです。 ただ、プラスに振れても、マイナスに振れても、インサイダーで無い限りは具体的な数字は把握できません。結局、株価の振れが大きくなってきますから、無理してついていくことは無い…ということです。

★今週は潮目の変化に注意
 今のところは、思惑先行の相場になっていますが、このところ業績の増額修正や下方修正に反応して株価が乱高下するものが増えています。それだけ、業績への感応度を強めていることが分かりますが、だんだん、「夢」から、業績という「現実」の世界へと引き戻されていきます。直近のレポートでは、中期方針の銘柄は持続方針とし、新たに、一銘柄追加しましたが、4月第1週号から注目してきた鉄鋼株(この欄でも紹介済み)については、目標を設定し、週半ばまでに処分する方針としました。中国関連をはやしてるようですが、中国の鉄鋼業界ではまだ在庫が積みあがったままで、生産に波及するとことまで言っていないようです。現実がわかった時に来る反動が怖い…。また、下値を買うチャンスはありますし、NASDAQを中心とした米国株の流れを見ると、今後はハイテク株を検討する必要もあるのではないかと思われます。

★あらためて分かったウオール街のいい加減さ
 昨日、NHKで午後9時から、証券化バブルの検証番組をやっていましたが、関係者の証言を中心に非常にうまくまとめられていました。次からのシリーズを見るのが楽しみになりました。特に、常に規制緩和の中心的な役割を担っていったルービン氏に対し、NHKがどういう評価を下すか…注目して行きたいと思います。

 それにしても、ウォール街の人たちは、本当に懲りない面々が揃っているようです。いま、「マネーパニック」(マーチン・D・ワイス著)という1981年末に出版された本を読み直していますが、まさに、今起きたことと同じことが1970年代後半から起きていました。このときは、ローンの証券化ではなく、CD(譲渡性預金)や商業手型の発行で資金を調達。為替投機に走ったほか、航空機を購入しこれを航空会社にリースして利益を上げる事業まで行っていました。とどのつまりが、自動車ローンではなく、自らが自動車を購入し、これを消費者にリースするという離れ業までやってのけていたのです。もちろん、現在と同じように、借り入れを膨らませた資金で…。このあと、貯蓄貸付銀行が多数倒産につながり金融危機につながっていきました。

★30年前に指摘された危機を起こす要因は是正されたのか
 このときは、政府がうまく立ち回り危機は浅手で収束しましたが、著者は「危機を起こした基本的な要因が未解決のまま…。これらの要因は、いずれ消費者の貯金や投資、商売を危険に陥れることになる…」と書いています。まさに、30年近い時を経て、危機は再来。著者がマネーパニックと呼ぶ事態が起きてしまいました。いま、米国で色んな対策が打たれていますが、彼が指摘した基本的な要因は解決されたのでしょうか…?いずれ、座敷牢から放たれたときに、また同じ危機が繰り返されるのではないでしょうか…。30年近く前に書かれた本を読んで、米国で繰り返される「愚」にあきれるばかりです。

 今週は、25土曜日が「新月」で相場の変化日に当たっています。休日になるのであるとすれば金曜日か来週月曜日…。

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今週のハイライトは、NASDAQ総合指数の戻り新値更新に尽きる
 おはようございます。
 昨日の米国株は、企業決算の推移を見ながら前日引け値をはさんだ狭いレンジ内の取引になりました。シティやGEなど、金融面で問題を抱える企業の決算が予想を上回ったうえ、予想を上回る経済指標の発表などもあり、一時は8200ドルに接近する場面もありましたが、週末でもあり引けにかけ利食い売りが増加。結局、小幅続伸で終わりました。今週も高く終わり、米国株は6週連続の上げになりました。

 午前中に発表された4月のミシガン大消費者信頼感指数は、61.9。前月の57.3を上回り、2月来3ヶ月連続の上昇になりました。アナリストの事前予測は58.5でした。株価が新安値をつけ、景況感が最も暗かった3月に比べ、株価が上昇に転じた4月になっての景況感や消費者心理の好転が目立ってきました。米国の場合、株価と消費者心理の関連性が高く、株価の8000ドル大台定着が消費者心理にプラスの影響を与えてくる資産効果が期待できそうです。

 また、注目のシティの決算は、6四半期ぶりに黒字決算になりました。証券化商品などの損失が減少した影響や貸し倒れ損失に備える引当金の計上が減少したことなどが利益を押し上げた、といます。ただ、一方で、クレジットカード事業の低迷、住宅ローン消費者ローン部門が赤字になるなど個人向け事業は急激に悪化しています。証券化部門の損失減少に、時価会計ルール見直しの影響がどの程度あるのか、不良債権に対する引き当て金の積み立て不足など、不透明な部分も多く、今後も市場の信頼を得られるかには疑問が残ります。

 また、金融部門の不振が続くGEも、この日決算を発表しましたが、発電設備などエネルギー部門の好調で金融部門の不振をカバー。EPSは市場予想の0.21ドルを上回る0.26を計上。市場の安心感を誘っていました。このほか、玩具大手のマテル社が、1-3月期のバービー人形の販売増(前期比18%増)を好感して上昇するなど、全般に企業業績に対する安心感が戻り始めています。

 今週の米国株は6週連続の上伸となりました。ニューヨークダウは、26種移動平均線と13週線にはさまれレンジ無いの動きになっていますが、このゾーンには、下降トレンドの上値抵抗線も通っているところで、一番上値圧迫が強いところ。ただ、このところ、下値を切り上げながら上値を切り上げてきており、抵抗帯突破の可能性も強まっています。4月に入っての景況感の好転が来週以降の相場にどのように影響してくるかが注目されます。

 また、今週の(個人的に)最大のハイライトは、NASDAQ総合指数が、1月の戻り高値をザラ場も含めて上回ったこと…。あまり注目するコメントは出てきませんが、景気の主導役が転換しようとするときに、景気敏感企業や高技術成長企業が多いNASDAQ市場がいち早く、新値に躍り出てきた意味は非常に大きなものがあります。同指数はこれまで、高値と安値が切り下がる下降トレンドを続けてきましたが、今週、直前の高値を上回ったことで下降トレンドが終息した可能性が強まっています。このパターンは、金価格や上海市場がいち早く上昇トレンドに復帰したときの同様のパターン。テクニカル的にも、13週、26週線がともに上昇転換している動きは、ニューヨークダウやS&P500 とは一線を画す動きになっています。

 問題があるにしても金融業界が落ち着けば、市場は次の成長パターンを模索してきます。環境やバイオ、社会インフラ整備などでオバマ政権が見せる動きは、まさにベンチャー企業に「やる気」起こさせるもの。投資家にとっても、ベンチャーへの投資→株式公開によるキャピタルゲインの獲得という新しい投資チャンスが開けようとしています。時代の転換や政府の後押しなどにより、公開までのスピードは各段に早くなる可能性もあります。時代のテーマは「成長」へ…。

 17日の米国株
 ニューヨークダウ  8131ドル33セント  +5ドル90セント (0.07%)

 NASDAQ      1673.07ポイント   +2.63ポイント (0.16%)

 S&P500       869.60ポイント    +4.30ポイント (0.50%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  9000円 +60円

             (円建て)  8945円  +5円    


 CME日経平均先物は、ほぼ大証先物終値と「変らず」で終わっています。欧州の金融政策をめぐり、加盟国の意見が対立していることからユーロを売る動きが強まり、対ドルでも円が買われる動きが強まっています。来週は、決算発表を前に動きが鈍ることが予想されますが、今週の上げで裁定買い残が増加している可能性もあり、為替の動きによっては解消売りから波乱する動きが出るかもしれません。強気方針は不変ですが、週末に勢いよく上げただけに、来週は為替の動きが鍵を握りそうです。

 これから、来週の株式レポート作りに入りますが、鉄鋼株が上げてしまったのは困った…何を、持ってくるか…。なにしろ、あなた任せの決算発表が始まるし、今回は頭が痛くなりそう。

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今日の主役はテーマ株…NASDAQの高値更新の意義付けを急ごう
 週末17日金曜日の日経平均株価は152円32銭高の8907円58銭と続伸、TOPIXは13.53ポイント高の845.57と反発して終わりました。出来高概算は25億3000万株、売買代金は1兆5309億円と、ほぼ前日並でしたが、今日は大型鉄鋼株が動いていましたから、昨日までとはちょっと違った資金が動いているようですね。また、日経平均サイコロは7勝5敗でしたが、騰落レシオが136に上昇、RSIも67に上がっています。25日線かい離はプラス5%でした。

★今日はテーマ株相場
 昨日の米国株が8000ドルの大台を固め、CMEも高く、円相場は平静、とベストな相場環境で帰ってきましたので、今日は、だいぶ強気で買いあがったようですね。ただ、やはり上値の壁は厚く、相場の流れはだんだん個別物色の方へとシフト。うまい具合に、リップサービスかなにか知りませんが、日米から色々と材料を出してくれて、関連株が賑いました。

★政策が原発関連を後押し
まず、政府筋から、世界での原発関連受注の競争力を高めようと、支援対象を部品や機械まで拡大。関連株が賑いました。日経の伝えるところでは、原発内の冷却水をきれいにするバルブの開発などを想定している…としていましたが、おかげで今日はこの欄でも一貫して注目してきた木村加工機(6378)が8日につけた戻り高値833円を抜いて838円まであり、今日は60円高の820円で終わっています。直近のレポートでは750円台の押し目を拾うようにと書きましたが、40円台まで押したものの、しっかり切り返してきました。酉島製作所(6363)も原発関連ポンプを扱っており動意づいてきたみたいですね。ただし、こちらのほうは、直近のレポートでは、1400円台で一旦利食い、再度押し目を拾う方針でいます。原発関連はまだまだ材料が出てきますので、引き続き注目していきます。

★鉄鋼株を中国関連で買うのは、ちょっと違うのでは
 また、今日は、自動車メーカーと鋼板メーカーの価格改定交渉が、トン当たり1万3000円の値下げで決着。市場予想は3万円程度の値下げはあるのでは…と見ていましたので、交渉結果をプラスに評価。外資系証券の投資判断の格上げがあり、大幅高するものが目立ちましたね。鉄鉱石や燃料価格は引き下がったが、覚悟していた最大のユーザー自動車メーカーとの価格改定交渉が思ったほど下げなかった…となると、減益幅も少なくなりそうです。また、電炉株の場合、電気料金の引き上げや原料スクラップ価格の下落などのコスト低下要因があるほか、一方では、追加景気対策や予算の前倒し執行により建設資材の需要に底打ち感が出る可能性もあります。株式レポートでは、このあたりを勘案し、前週号から、新日鉄(5401)、合同製鐵(5410)、大和工(5444)、山陽特殊製鋼(5481)を注目。直近号でも強気の押し目買いを書いてきました。このブログでも紹介しておきましたね。
今日は新日鉄が1月7日の戻り高値328円を抜いて、33円高の346円、山陽特殊鋼が37円高の364円と、ともに大幅高して終わっています。

 背景には中国の景気刺激策による需要増の思惑がありますが、これについてはあまり期待はしていません。中国国内にははいて捨てるほど、鉄鋼会社がありますし、十分国内で調達できます。韓国の電炉メーカーが中国需要を当て込み、一時は、日本からの鉄スクラップの輸入を増やし増産しました。しかし、中国からの注文が増えずに在庫を抱え、最近では原料スクラップを買わなくなったため市況が下落する…ということになっています。やはり、国内鉄鋼株の場合は、自動車の増産と国内景気刺激策による需要増、それと、製造コストの低下を評価すべきだと思うのですが…。新日鉄の場合、計算上の目標と、チャート上の急所が重なる大台手前がポイントになりそうです。会員の方には次のレポートでチャートに図示します。

★オバマさんが「高速鉄道を本気で作るぞ」宣言
 また、このブログで一貫して注目している世界的な鉄道網敷設ブームに関し、オバマ大統領が高速鉄道網建設計画を正式に表明。今日は車両から、信号メーカーまで関連企業が上昇しています。CNNが伝えるところでは、景気対策予算から当初80億ドル(8000億円)を拠出。その後5年間で50億ドル(5000億円)を出すといます。ニューヨーク、ワシントン間など6つの地域で実施するとしていますが、単なる計画ではなくすぐに着工するといいますから、関連メーカの需要は増加しそうです。世界では、シベリア鉄道の整備、インドムンバイ間の鉄道建設、中国国内の鉄道網整備、EU内の鉄道網整備など多くの建設計画が目白押し。このほかに、世界中の鉄道をつなぐ「ランドブリッジ構想」なども浮上しており、このテーマは予想外に大きなものになる可能性を秘めています。

 世界の鉄道の幅が違うのが最大のネックになっていますが、日本ではすでに。鉄道の幅に応じて車輪間の幅を調節できる車両の開発に建設会社がめどをつけており、世界中の鉄道をつなぐという大きな理想を実現するものになるかもしれません。以前から書いていることですが、世界の多極化は、海洋支配を通じた英米支配の終わりを意味し、大陸の時代の到来を意味します。大陸の時代の物流手段は鉄道…なぜ、鉄道の将来性が大きいか、このことを見ても分かりますね。

★世界のあちこちで始まった革命的な動き
 このところ、電力消費が多い白熱電球の生産を中止し、蛍光灯への切り替えを行うだけでなく、さらに消費電力が少ないLED照明への転換を図るなど、いろんな分野で革新が起きようとしています。米国の高速鉄道網の建設も、燃料消費の多いジェット機から環境重視の輸送手段に切り替えようというもの。まさに、世界中で、革新的な変化がおきようとしています。そのときリーダーシップを握るのは、既存の企業ではなく、いま、シリコンバレーのガレージの中で産声をあげたり、金融証券化のバブルのなかで無視され続けてきた、NASDAQの成長企業群なのです。このことを考えると、今後の米国株を見るとき、何故NASDAQ市場が大事なのかが分かります。昨日も、1月の戻り高値を抜き、長期の上昇トレンドに復帰した可能性がある…と書きました。株価の面でも、すでに大きな変化がおき始めているのです。

★週足の加熱が避けられ相場の寿命が延びた…
 なにか、とんでもなく脱線してしまいましたが、今日は降圧剤が効きすぎて、別の意味でハイになっています。日本株については、とにかく、2本の上値抵抗線が重いのは昨日までと変りません。ただ、今日一番良かったことは、日経平均の週足が前週比でマイナスで終わったこと。おかげで、9勝3敗にならなくて済みました。これで、2週間プラスで終わっても、8勝4敗のままですので、相場の寿命もその分延びた…ということでしょう。ただ、来週後半から決算発表がはじまり、3ヶ月に一度の面白くない相場が始まります。テーマ株相場も来週の前半までとして、あとはおとなしくしておくことでしょうか。

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NASDAQ総合指数は、長期上昇トレンドに復帰した可能性が強まる…?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、企業決算や経済指標の発表が相次ぐなか、内容の良否に反応。前日終値を中心に乱高下したあと、引けにかけグーグルの予想を上回る決算や、米国のパソコン販売市場でヒューレッドパッカード(HP)がトップになったことを好感。ハイテク株を中心に買いなおされ、結局、続伸して終わりました。

 この日は、JPモルガンが、投資銀行業務が改善。消費者信用の損失を相殺するなどし、市場予想のEPS0.3ドルを上回る同0.4ドルを計上したことを好感し、高く始まりました。しかし、その後、3月の住宅着工件数が前月比で10.8%減となり、市場予想の54万戸を大幅に下回る51万戸になったことを嫌気して売られマイナス圏に落ち込みました。しかし、その後、週間雇用保険申請件数が、前週の66万3000件から61万人に減少。市場予想の65万5000人を下回ったことを好感して上昇するなど、出入りの激しい相場展開になりました。

 しかし、結局、グーグルが売上高は事前予想通りだったものの、特別費用を除いた利益が一株あたり5.16ドルと、市場予想の4.93ドルを上回ったことを好感して引けにかけ、急速に戻して終わる…という、神経質な相場を繰り返しています。

 また、この日、直近の景況感を見る4月のフィラデルフィア地区連銀景況感指数が公表されましたが、マイナス幅は前月のマイナス35.0から同24.4に改善。市場予想のマイナス32も上回っています。新規受注がマイナス40.7から、同24.4に改善したことなどが影響したといます。また、注目されるのが半年先の見通しを見る景況指数ですが、前月の14.5から36.2に急上昇しており、景気が悪化し始めた2007年10月ごろの水準に戻っています。直近になるほど、経営者の景況感が好転していることが分かります。

 米国株は、金融株やハイテク株がともに買われ、ニューヨークダウ、NASDAQ総合指数、S&P500ともに上昇しています。このうちニューヨークダウは4月9日のザラ場高値8150ドルを上回り、引け値でも、底打ち後の高値を更新しています。このところ、8000ドル大台が定着してきたほか、下値がじりじりときりあがり、錐(きり)をもみこむように高値抵抗帯を突破するような強い動きが出てきました。今までのところ、極端に悪い決算数字は出ていませんので、なにかきっかけがあると一気に上昇する動きが出るかもしれません。

 また、NASDAQ総合指数は、1月6日のザラ場高値も昨日更新。上昇率でも他の指数を大幅に上回り、相場が景気敏感型への移行を強めていることが分かります。昨日、ザラ場も含めた戻り高値の更新で、上海市場などと同様に、下降トレンドから脱却。新たな上昇相場に移行した可能性が強まってきました。今後、まうます、他の指数とのかい離を強めてくるものと思われます。ニューヨークダウやS&P500を見ていては、本当の米国経済の姿は分かりません。

 16日の米国株
 ニューヨークダウ 8125ドル43セント  +95ドル81セント (1.19%)

 NASDAQ    1670.44ポイント   +43.64ポイント (2.68%)

 S&P500    865.30ポイント    +13.24ポイント (1.55%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8940円 +190円

             (円建て)   8890円 +140円    


 米国株は続伸して終わりました。またCME日経平均先物は高く終わり、為替も1ドル99円台で落ち着いた動きとなっており、今日の日本株も堅調な相場展開が予想されます。昨日の中国のGDP統計のなかでも3月の鉱工業生産の伸びが注目され、米国でも4月のフィラデルフィア地区連銀景況指数が大幅に改選するなど、製造業をめぐる状況は、直近になるほど改善されている感じがします。また、米国でもパソコン販売が堅調だったほか、携帯電話大手のノキアも今期以降の見通しに強気になるなど、ハイテク株をめぐる環境が変り始めました。現在は、先行高したあとの一服局面にありますが、押し目の状況などをチェックしてみる必要がありそうです。

 米国と同様に、果敢に上値抵抗ラインに挑戦する動きが出るかどうか…。週末を控えているだけに、今日の動きは注目されます。

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抜けると思った抵抗線。中国の見込み違いの成長率で、結局、押さえ込まれちやった…
 16日木曜日の日経平均株価は、12円30銭高の8755円26銭と小反発したものの、TOPIXは3.21ポイント安の832.04と、続落して終わっています。出来高概算は26億500万株、売買代金は1兆5600億円でした。このところ、超低位株の回転商いが凄まじいですから、実商いがどの程度あるのかがはっきりしませんね。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは128、RSIは53、25日線かい離はプラス4%でした。整理未了感があるときに無理してもうまく行かない…という、好例みたいな相場つきでしたね。

★期待の裏返し相場
 今日は抜群の相場環境で始まったんですが、中国の第一四半期GDPへの期待感が少々強すぎたようですね。中国のGDP、GDPと大騒ぎして中国関連株を物色していましたが、つい先日まで同じ材料で買いあおって新値をとったばかりの株を中途半端なところで買いに行く気が知れません。大体、昨年第4四半期の成長率が6.8%に減速。今年に入っても輸出がダメなことは分かっており、事前の予想でも6.2とか6.3とかいう数字が出回っていたのに、何故、6.1%になったことで、予想と違った…と大騒ぎをするんでしょう。これだけ、がっかりするんだったら、市場は、7%とか8%という数字が出てくることを期待していたんでしょうか。

★あおられたんじゃないの…?
 結局、上海市場の戻り新値更新を理由にあおられて、戻り売りの「場」作りをやられた感じがします。朝一に先物市場にかなりまとまった買いが入ったようで、これがきっかけになって、買いついたようですね。中国の場合、輸出はGDPの4割近くを占める最大需要項目。そこがメタメタになっていることは、日本の状況を見ていたら分かるはずです。どうせ、先物買いを入れる時に、予想以上にいい数字が出る…なんて話がくっついていたんでしょう。それで、主力の投資家が買いついたんでしょうが、板が薄いので、先物で手当買いしたため、それが裁定買いを誘発して、予想以上に大きな上げ幅になったものと思われます。

 しかし、中国から発表された数字が6.1%になったことから、「話が違いじゃないか…」として。慌てて利食いをいれ、結果、先物と現物のサヤが縮小して日経平均が急速に値を消した…というのが、今日の動きではなかったか、と思います。以前から、最近の裁定買い残の増加には注意しなければならない…と書いてきましたが、10日に日経平均が新値を更新した後、急に値を下げた時、裁定解消売りが1億株以上も出ていたのです。昨日、発表された買い残は7000億円を超え、一番少なかったころからみると3.5倍にも膨らんでいるのです。不思議と、市場は裁定残高の動きには無関心ですが、昨年3月に相場が底打ちし6月まで上昇する間に、裁定買い残は1兆6000億円から、3兆1000億円に増加。その後、この解消売りが下げエネルギーを増加し昨年10月の安値につながったのです。でも、中国のGDPがよくなかったというんだったら、追加的な景気対策が出てくる…と、さらに強気になるくらいでなくっちや、これからの株はやっとれんよ。上海はそれで上げている…

★だんだん威力を持ち始めた裁定解消売り
 このブログを続けて読んでいる人には、裁定買い残を積み上げる動きがあるから、指数の寄与度が大きい日経平均の採用銘柄を狙っておいたらいい…とアドバイスしましたが、結構、上がったはずです。そんな話は結果論ですから、裁定業者だって資金を寝かせるわけには行きませんから、今日みたいなチャンスがあれば解消に動いてくることになります。海外裁定業者の昨年の動きを見ると、変な噂は流すは、意図的にサヤを詰めるような先物売をやるは…で、マナーの悪さはぴか一。最近の、米国株の上昇で、悪さをする余裕が出てきていますから、これから先の裁定買い残の動きには眼が離せません。ひょっとすると、モットモット積み上げに行くのかもしれませんね。なにしろ、日経平均の予想ベースのPERは180倍台…。最近、注目を集め始めたインドが9倍台…。そのうち、また、「日本株売り・新興国株買い」のロングショートポジションを組みだして、同時に裁定解消売りを狙う…という懸念が、無きにしも非ずです。決算発表が一巡し、今期見通しが弱気すぎてPERの割高感が解消されなかったら、そのときが狙い目…か。そのためには、もっともっと残を積み上げなくっちゃ~。だから、目先はまだ上がるかも…。

★バブル崩壊の片棒をかついだのも裁定解消売り
 変なことを書いてごめんなさいね。1989年の株価大天井の時に、海外投資家が何故がんがん指数採用銘柄ばかり買っているのか分からず、調子に乗って偉い目に合わされた経験から、裁定取り引きには人一倍敏感になっています。昨年の下げも同様でした。教科書を見ると、裁定取引は市場には中立…となっていますが、市場のボリュームがない時に解消売りをやられるとものすごい破壊力を持つのです。将来、先物で売り叩くような材料があれば、解消売りのチャンスが出来るわけですから、それにかけて残高を積み上げておけばいいということです。今の日本株は、板が薄くなっていますから、投信や機関投資家はどうしても先物を使って手当買いをしてきますから、先物と現物のサヤが開き、裁定取引をしやすくなるという特徴があります。このパターンは、1989年の半ば以降も同じでした。だから、昨年指数に関係あるような主力株は買うな…として、一貫して中小型株買いを進めてきたのです。長く読んでいる方は、お分かりのはずですね。

 まだ、警戒するような水準にはなっていませんので、脅すような表現になって申し訳ありません。ただ、今後の残高の推移には最大の注意を払ってみていかなければならないということは確か…。

★日米とも、上値抵抗線を意識
 ちょっと、横道にそれてしまいましたが、今日の日経平均が延びきれなかったのも、結局、以前から指摘してきた、2本の抵抗線…。丁度、今日の高値付近にいますから、戻り売りを狙っている人にとっては、絶好のタイミングになります。やはり、突っかけるのは、整理の日柄が足りないようです。以前から書いているように、次のタイミングは25日線に接近してから。今日現在8413円どころですから、あと、350円弱…。素直に整理してくれたら時間がかからないのに、今日みたいに変な上げ方をすると時間がかかることになる…。今日は、GLOBEXも中国のGDPを見て、プラス50ドルからマイナス30ドル近くまで、下落しており、今晩の米国への影響が懸念されます。日米とも、抵抗ラインに悩まされる日はまだ続いている…。

★中国は気になるが、やはり頼りになるのは米国
 さて、中国のGDPについてですが、内訳をみると、消費が4.3%増、投資が2%増で、純輸出が0.2%減ということでした。農村での家電購入への補助金支給など個人消費への刺激策が効を奏した格好ですが、いかんせん個人消費がGDP全体に占めるウエートは小さい。今後、さらに貯蓄から消費への転換を促進するということですが、果たしてどの程度効果を上げるか…。ただ、3月に入り、鉱工業生産が1-2月の3.8%から、8.3%増に増加するなど新らしい流れが出ていることが注目されます。どちらにしても、輸出と投資頼みの構造はまだ変っていません。だったら、米国の個人消費が回復する方が世界や日本の経済にとってメリットが大きい。何しろ1400兆円の70%。約1000兆円近い米国の個人消費が1%伸びるだけで、10兆円の効果を生んでくる…だから、注目すべきは「米国」と言い続けています。

 昨日、7時半からのNHK「クローズアップ現代」、地熱発電の放送を見た方はお分かりでしょうが、あのブッシュ時代でさえ、クリーンエネルギーに対して、「やることはやっていた」ことが分かりました。やはり、腐っても「鯛」だった…。

 今日は、降圧剤が切れ、血圧が上がったまま…。思いつくままに書いていますので、役に立たなかったら、ご免。


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ニューヨークダウは13週線と26週線にはさまれレンジ相場が続く…
 おはようございます。
 昨日の米国株は、景気の先行き懸念が強まり続落して始まったものの、一部景気指標が予想を上回る数字を出したことや、予想を上回る業績を発表した企業決算を受け、関連株が物色されたことなどを受け、引けにかけ急伸。3日ぶりに反発し、ニューヨークダウは8000ドルの大台を回復して終わりました。

 この日は、3月の鉱工業生産指数が前月に比べ1.5%減少したほか、設備稼働率が統計開始来最低の69.3%に低下したことや、小売大手ウォルマートのトップが景気の先行きに弱気の発言をしたことなどを嫌気して安く始まっています、ただ、4月の住宅建設業者指数が前月の9から14に上昇したほか、同ニューヨーク州製造業景況指数が前月の-38.23から-14.65に改善。市場予想の-35を大幅に上回り、昨年9月以降では、もっともいい数字を出したことなどが市場のムードを変えました。内容を見ると、新規受注が前月の-44.74から-3.88に、出荷が同-29.66から-1.79にそれぞれ改善しており、4月に入って製造業の状況が急速に改善していることを示しました。

 また、この日は、前日のジョンソン・アンド・ジョンソンに続き、プロクター・アンド・ギャンブルが、予想を上回る決算と増配を発表したことから生活必需品株全般が買われるなど、企業決算が株価の戻りを支えました。

 米国株は3日ぶりの反発となりましたが、このところ8000ドル大台をはさんだレンジ相場の色合いを濃くしています。ニューヨークダウの週足チャートを見れば分かるように、13週線と26週線との間に株価が挟まれ、上にも下にも動きにくい格好になっています。また、昨日の上げは、9日につけた長大陽線の寄り付き7839ドルに接近したことによるテクニカルな買いもあるようです。ただ、上値抵抗線になっている26週線はわずかながら下降を続けており、今後出てくる材料次第では、下方に振れ安くなっていることもあります。当面は、両移動平均線にはさまれ神経質な展開が続きそうです。日本と同様に上昇中の25日線への接近場面がポイントか…。

 15日の米国株
 ニューヨークダウ 8029ドル62セント +109ドル44セント(1.88%)

 NASDAQ    1626.80ポイント  +1.08ポイント  (0.07%)

 S&P500    852.06ポイント   +10.56ポイント (1.25%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 8925円  +185円

             (円建て)  8850円  +110円    


 本日の日本株は、米国株高、CME日経平均先物高、円相場の99円台復帰など相場環境の好転から、堅調な展開になりそうです。ただ、主力投資家の見送り姿勢は続いており、GLOBEX米国株先物や為替相場により先物に左右されやすい展開は変らず…。先週も裁定買い残が増加し、7000億円台を越えてきたことは要注意です。

 インドや中国など新興国の株価の堅調ぶりが目立ちますが、このところ日本の追加経済対策についても海外で話題になり始めており、建設資材関連などへの見直し買いが入る可能性も…。ただ、現在は急騰後の一服局面にあり、押し目待ちの段階。海外証券会社が投資判断を引き上げた鉄鋼株、海外でも需要が伸びそうなセメントなど素材関連の押し目を拾いたい。目先は、昨日の地合同様、個人が手がける「モグラ叩き」相場が持続。

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13週線の上昇ピッチが早まり、26週線に迫ってきたぞ…
 相場は物色の中身が悪くなってきましたので、今日は、午後からサイクリング。竜田川沿いを走っていたら、終わった…と思っていた「桜」の群落を発見。良く見ると「八重桜」が満開状態でした。一輪ずつ咲く可憐なソメイヨシノとは違い、濃いピンクの塊になって咲く風情は、これから季節を迎えるボタンや芍薬のあでやかさを髣髴とさせ、しばらく、見入っていました。そういえば、これからは、カラフルで自己主張の強い花の季節になってきますね。なんだか、これからの相場を暗示しているような気がしてきました。

 さて15日の日経平均株価は99円72銭安の8742円96銭、TOPIXは8.17ポイント安の835.25とともに
、続落して終わりました。出来高概算は23億2000万株、売買代金は1兆4630億円と、ちょっとしぼんできたかな、という感じでしょうか。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは134、RSIは52、25日線かい離は4.6%でした。他の指数は順調に整理しているのに、騰落レシオがどんどん過熱していきます。今日も値上がり数が700を越えていますので、主力株は調整していても、片方で、出遅れ株のかさ上げが続いているという格好でしょうか。今日はとうとう、新興市場が揃ってプラスで終わっています。ライブドアショックで腰を折られた2005年~2006年始めの個人投資家主導相場が再燃してきたのでしょうか。

★上げ相場が終わるには、まだ日柄が足りない
 さて、マスコミで流れるコメントはどうしても主力株中心になりがちですから、なかなか相場の実態が分かりにくくなっています。もっとも、物色内容を見ると、デイトレーダーと呼ばれる方が数万株単位で売買し、一文切り、2文切りで勝負する超低位株が中心ですから、いくら値上がりトップになっても、ちょっと解説はしづらいでしょう。ただ、これができるのも、個人投資家が下落リスクが無くなった…と感じているからに他なりません。まだ、弱気の意見が支配的ですし、自分自身もまだかんかんの強気にはなっていません。ただ、少なくとも上げ初めての日柄は、まだ一ヶ月とちょっと。昨年の同じ時期でも、3月初旬から6月ころまで上げているんです。先行き下がるとしても、まだここは弱気するところではないと思うんですが…。

★今は25日線とのかい離修正待ち
 ところで、一時期10%以上放れていた25日線は、かい離率が4%台まで縮小してきました。しばらくは日米とも吊り天井で頭を押さえられる…としてきましたが、一方で、日米とも下値からの指示線は順調に上昇しています。今日の日経平均25日線の位置は8358円…。昨日から70円近く上昇しました。今日の終値との幅は、380円台ですから、今のまま推移すれば、来週中に25日線とのかい離修正が終わることになります。昨晩も書いたように、ここから先の見通しは、かい離修正が終わった時に、株価がどう反応するかで決まってきます。

★真正のゴールデンクロスが近い
 また、同じくテクニカル面からもう少し話をしておきますと、13週線と26週線のゴールデンクロスが近づいていることが注目されます。自分では、真正のゴールデンクロスは、長短2本の移動平均線があるとき、上昇ないしは横ばい状態の長期線を短期の移動平均線が下方から上昇してきて上回ること…と理解しています。解説を聞いていると、長期線が下を向いているにもかかわらず、短期線が上昇してきて上回ったときに「ゴールデンクロス」と言う人がいます。しかし、このときは、長期線の下方エネルギーに負けて短期線が引きずり込まれ、再び下降に転じるリスクがあります。一昨年7月高値以降のクロスのパターンは全てこれでした。

 問題は今回のパターンがどうなるか…。今の状況をみると、13週線と26週線はともに上向きに転じています。また位置関係は、昨日まで13週線が8034円、26週線が8213円で、短期線が下にいる状態。両線の差は180円くらいですが、26週線の上昇が週間で5円~10円程度にとどまっているのに、13週線の今週の上昇幅は50円を越えており、両移動平均線は急速に差を縮めています。ここ数週間以内に上昇中の26週線を。13週線が下方から上回る真正の「ゴールデンクロス」が実現する可能性が高いのです。過去を振り返ってみると、前回の上昇相場が始まった03年8月とライブドアショックで天井を打った個人主導相場がスタートした05年8月の2回しかありません。いぞれも大きな相場に発展していますが、今、それと同じ状態が再現しようとしているのです。(もっともここから株価が下落に転じ、26週線が下り始めると、話は別ですが…)

 頭のいい人はどうしてもファンダメンタルで物事を考えてしまい、今の状況が改善されるはずは無いと思いがちですが、中期線がゴールデンクロスするだけで、強気に転換する単純な投資家(私もその一人ですが…)もたくさんいることを忘れてはいけません。昨日も書きましたように、世界の優秀なエコノミストを集めた米国での会議で、もしかしたら昨年末に景気は大底をつけた…のかも、という意見がでていたことも、相場の長期的な出直りの可能性を暗示します。今は、変な固定観念を持たずに相場なりについていくことが大事だと思われます。

★ちょっと気になる政権とウォール街の感情的対立
 ただ、米国に関しては少々心配なことも出てきました。税金を突っ込む関係もあるのでしょうが、オバマ政権はウォール街との対決姿勢を鮮明にしています。無茶をやってきたんですから無理はありませんが、このところ、ウォール街の方から反発するような動きが出てきました。今回のゴールドマンザックスの株式の売出しによる調達資金で公的資金を返済する計画ですが、さっさと資金を返済し、政府の干渉無しに自由にやりたいということで、他の金融機関も追随する動きを示しています。金融安定化策は、不良資産の浄化から、融資の拡大に移行する大事な局面に来ていますが、ここで政府と金融界の対立が表面化すると、市中金融の拡大という、もっとも重大なことがなおざりにされる懸念が出てきます。日本のように、お上には逆らえない…という慣行があれば政策の浸透も無理なく行くのですが米国は別…。今後、金融機関の増資、公的資金の返済が続いた場合、単に、市場の需給関係が悪化する、という問題だけでなく、市中金融の増加という根幹部分に問題が生じないとも限りません。あらたなリスク要因として、流れを注目していく必要がありそうです。

 当面、主力株は押し目待ち、その間、個人投資家の日替わりメニュー相場が続くという流れか…。新興市場の時価総額上位銘柄も注目か。

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どんどん頭が重くなる米国株…ただ、NASDAQは別格の動きに
 おはようございます。
 昨日の米国株は、3月の小売売上高が再び減少に転じたことで、景気の先行き懸念が台頭したことや、ゴールドマンザックスの増資が他の金融機関にも波及し、需給関係が悪化する…との見通しから、小売関連企業や金融株が売られ、続落して終わりました。また、この日、半導体大手インテルと家庭用品大手のジョンソンアンドジョンソンが第一四半期決算を発表しましたが、前者は事前予想を下回ったものの、後者は予想を上回る決算を出すなどまちまちの動きでした。

 この日発表された、3月の小売売上高は前月比で1.1%減り、3ヶ月ぶりの減少になりました。市場予想平均の0.3%増を覆す結果になりました。自動車や家電製品など高額商品の売り上げが減少した影響が大きく、不振の自動車部門を除いた数字も0.9%減となっており個人消費の弱さを示す結果になりました。アナリストは、失業の増加が個人消費を圧迫した…と分析しますが、3月中旬にかけ株価が急落しており、むしろ逆資産効果が大きかった…とみるのが自然ではないでしょうか。3月中旬以降、株価は立ち直っており、4月の数字がどう変化するかが注目されます。

 インテルの第一四半期決算は、売上高71億ドル、EPSは0.11ドルになりました。事前予想は売上高が69億8322万ドル、EPS0.33ドルでしたから、売上高は予想を上回ったものの、利益は下回る結果になりました。今期の見通しに関する会社側発表はありませんでした。また、ジョンソン・アンド・ジョンソンは売上高150億ドル、EPS1.26ドル。事前予想は売上高154億3000万ドル、EPS1.22ドルでした。ドル高による影響が収益を圧迫したといいます。

 この日の下げのもう一つの要因は、ゴールドマンザックスの50億ドルの増資。決算発表を一日前倒しで実施するなど、異例のやりかたでしたが市場は他の金融機関も同様に増資を実施。市場の需給関係を悪化させるだけでなく、体力のない金融機関まで無理な増資を実施し事態を悪化させるのではないかという懸念も生じているようです。政府の経営への影響を排除する動きのようですが、政府は不快感を表明しており、公的資金の返済の有無にかかわらず、ウォール街への締め付けがきつくなりそうです。

 米国株は予想通り頭の重い展開になってきました。ただ、昨日のニューヨークダウも5日線を意識して下げ止まるなど、押し目買いの意欲も強く、状況は変ってきた…といえるのではないでしょうか。GM問題も、破産法の適用申請へ向けて地ならしが進んでおり、今後、部品メーカーなどの債権保証などを実施しながら、再建を目指す方向で市場のコンセンサスを得ることになりそうです。チャートで見ると、ニューヨークダウは、26週線が頭押さえとなり、一方で、13週線が横ばいとなる中でサンドイッチの動きになってきました。週足の格好が「丸天井」型を付け始めているのが心配ですが、問題は、RSIなどのテクニカル指標の過熱感が解消され、25日線に接近したときの反応…。それまでは、見送り方針。

 問題は、昨晩も書いたように、1月の戻り高値を引け値ベースで更新したNASDAQの動き…。新興国の相場型になってきましたので、むしろ、製造業を中心にした景気敏感株に中心軸を移すところ…。ニューヨークダウとS&P500は崩れなければ良い…。

 14日の米国株
 ニューヨークダウ  7920ドル18セント -137ドル63セント(1.71%)

 NASDAQ      1625.72ポイント  -27.59ポイント (1.67%)

 S&P500      841.50ポイント   -17.23ポイント (2.01%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8885円  +35円

             (円建て)   8810円  -40円


 米国株は続落して終わりましたが、CME日経平均先物はしっかりで帰ってきています。ただ、米国株安から、為替市場でドル・円が買われ、この中で円は1ドル98円台に上昇しています。今日は、為替市場を見ながら、ここまで買われてきた輸出関連株の調整が続くものと思われます。また、GLOBEXの米国株先物を見ながら先物売買に振られやすくなり、裁定解消売りなどから一時的に振幅が拡大する場面もあるかもしれません。個人投資家の短期売買銘柄もあると思いますが、調整色が強まればちょうちんはつきづらく、だんだん勢いが減退する可能性もあります。当面は、強気を基本方針にしてテクニカル指標の改善待ち…というところ。

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想定どおりの高値波乱相場…何故、重要視しないNASDAQの1月高値更新
 14日の日経平均株価は81円75銭安の8842円68銭と続落、TOPIXは5.55ポイント安の843.42と反落して終わりました。出来高概算は27億2800万円、売買代金は1兆5660億円でしたが、個人中心の超低位株の回転商いで、出来高ばかりの増加が目立ちます。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは130、RSIは58、25日線かい離はプラス6.7%でした。日替わりメニューで低位株が物色され、かさ上げが続いているため、騰落レシオが落ちません。もしかしたら、個人中心の回転相場が加熱状態に入っているのかもしれませんね。

 さて、今日はCME日経平均先物高を受けて、反発して始まったものの、昨日の米国市場でGMを中心とした自動車株が売られたことで、最近買われていた自動車関連株に利食い売りが増加。その後、為替市場で円が100円を割り込むと先物市場から売られ、日経平均はさらに下げ幅を拡大。一時は、前日比で180円近く下げる局面もありました。GLOBEXで米国株先物が終日マイナス圏で推移、一時は下げ幅を拡大する場面もあったことから、主力投資家が見送り姿勢を強めたことが相場全体を弱含ませたようです。個人の売買は活発ですが、主力投資家の関心は米国企業の決算発表に移っているようです。後場からは、弱含んでいた上海株が切り返したことや、他のアジア市場が堅調に推移したことで、金融株から切り返しましたが、結局、下落分を埋めきれず続落して終わることになりました。

★足を引っ張るか、サプライズになるか…注目の銀行決算
 さて、今日の朝もゴールドマンザックスの第一四半期決算の発表について書きましたが、増益要因が、トレーディング収入の急増…という一時的な要因だったことから、市場の評価はもう一つ。引け後の、商いでは株価は反落しているようです。GSの決算は、市場予測(EPS1.49ドル)を、倍以上上回る3.39ドルというものすごいものになりましたが、他の金融機関は果たしてどうか。大手調査期間のアナリスト予想では、16日に決算発表予定のJPモルガンがEPS0.32 ドル、17日のシティが同マイナス0.35ドル、20日のバンクオブアメリカが同0.04ドルとなっていますが、この予想数字と実際の数字にどの程度誤差が出てくるかで、市場の受け止め方も変ってきます。今回の相場のスタートが3月中旬ごろの米国大手銀行経営トップの業績好調発言だっただけに、予想を下回るような数字が並んでくると、マイナスの影響は避けられないでしょう。

★注目したいのは、銀行より景気指標の好転を受けた製造業の決算内容
 また、今晩は、インテルやジョンソンアンドジョンソン、フィリップスなど製造業の決算がでてきますので、市場の関心が集まりそうです。悪いのは誰の眼にも明らかですが、問題は事前予想に対してどうなのか、また、今期以降の展望を経営者がどのように見ているか…が焦点になりそうです。製造業の景気指標は先行して好転し始めているのですが、このあたりが企業業績に若干でも反映されているのか、また、まだ無理だとしても、4月に入ってからの受注などに変化がでているのか…など、最近のデータが注目されます。このあたりは、しっかり取材して、記事にして欲しいものです。自分が記者だったら、最近の受注動向やライバル企業の状況など、確かめたいのですが出来ないのが残念です。

 米国のエコノミストの間では、昨年末に景気は底を打ったのではないか…とする見解も出始めている…といいますから、端境期にあたる前期から今期にかけての企業の受注環境の変化は非常に大事になります。記者さん、しっかり取材してや…。

★今晩12時半からオバマ大統領の経済に関する重大演説だって…
 今日の朝も、オバマ大統領の景気刺激策の実施状況を書きましたが、今晩12時30分から、同大統領が経済に関する重要な会見をする…との報が伝わっています。一連の景気対策の実施状況のほか、米国経済の将来展望について話し、「まだ遣り残した重要な仕事…」についても言及するといいます。詳しいことは分かりませんが、先ほど紹介した一部エコノミストの昨年末景気底打ち説や今月10日の経済関係閣僚との会談後に「米経済の先行きにかすかな回復の光が見え始めた…」と、発言しており、何か思い切った発表があるのかもしれません。注目しておきましょう。

★税還付効果一巡で株高の季節性も薄れる…
 このブログでは2月後半から3月株高説を採ってきましたが、その際、年後半の節税のための損出しによる株価の下落、その後、3月後半からの税還付による株式需給関係の好転による株高…という季節的な要因を挙げました。この季節性は税還付の一巡後にだんだん薄れ、株価が調整に入る…というものですが、米国の一部経済紙が、この税還付効果の一巡から、米国景気の先行きに不安が持たれると言う記事を掲載しています。消費が落ち込み景気が落ち込むことを想定しているんでしょうが、今年は果たしてどうか…。今日の朝も書いたように、高速道路と橋梁だけの改修で2000件もの案件が承認され、入札にかけられ一斉に動き出そうとしています。その他の、プロジェクトも動き始めています。50年ぶりという大きなプロジェクトが動き出そうとしているのに、季節性を強調するのはいかがなものか…。

★NASDAQ総合指数の1月高値更新は「重要な意味」
 金融の方にばかり眼が向いていますが、もしかしたら、米国景気は底離れを始めているのかも知れません。今日の朝も書きましたが、景気敏感株が多いNASDAQ総合指数が1月6日につけた戻り高値を、引け値ベースで昨日上回って終わっています。ザラ場ベースでは、高値を更新していませんので、まだ確実ではありませんが、上海や韓国、台湾、ロシアなどと同じように、長期の上昇トレンドに復帰した可能性がでてきたのです。テクニカル的には、下げの戻り高値2つを抜いた時にトレンド転換…したとしますが、少なくとも一つを上回った時点で、長期出直り相場に入ったと見ても相場的には差し支えないと個人的には思うのですが…。これだけ大きな転換が起きているのに、相場の解説はダウ平均やS&P500について解説するばかり…。

 以前から、米国株は「黄金の60年代」が終わったあとの、長期持合い相場と同じパターンに入った可能性があること。また当時と同じで、構造転換を反映してベンチャー企業が続出し、NASDAQ指数が上昇したのと同じ状況が生まれつつある…としてきました。この考えをとる以上、NASDAQが下落トレンドの直近の山を上回った動きには大きな意味があると思います。実際、米国でも電気自動車関連が注目されていますが、それは大手自動車メーカーのビッグスリーではなく、シリコンバレーのガレージで産声をあげたベンチャー企業だということを理解せねばなりません。

 長くなりますので、これくらいにしますが、今後、NASDAQ総合指数とS&P500・ニューヨークダウの動きはどんどんかい離してきますので、米国株の指標として重要視するものを間違えないようにしたいものです。

 日本株については、このところ書いている通りで、目先は日柄調整が必要なところ。決算発表が本格化する月末までは、個人中心の「もぐらたたき相場」…。その後は、決算発表で、一年中で一番面白くない(個人的に…)相場に入っていきます。

 中国の景気状況が注目を集めていますが、輸出立国シンガポールの低迷していた輸出に底打ちの気配がでているほか、中国向けは増勢に転じたといいます。日本の先行指標国みたいなものですから、この動きはやがて日本にも波及してきます。輸出関連の押し目狙いも…。

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ゴールドマンザックスが予想外の好決算を発表…でもNASDAQの1月高値更新の方が注目材料かも…
 おはようございます。
 週明けの米国株は、企業業績への感応度を強める展開になりました。ボーイングやシェブロンの業績不振、破産法適用申請の準備を政府から支持されたGMへの懸念から、ニューヨークダウは反落したものの、ウェールズファーゴの好調な業績見通しを受けた金融株への期待感から、S&P500は続伸して終わっています。この日、S&P500の金融株指数は4.8%上昇し、構成19業種中トップの上昇率になっています。

 また、この日発表されたゴールドマンザックスの第一四半期決算は、収入が94億3000万ドル、純利益は18億1000万ドル、EPSは3.39ドル。以前予想の収入70億2709万ドル、EPS1.49ドルを大幅に上回るものとなりました。資産の評価損もありましたが、それを上回るトレーディング収入の増加が業績の伸びを支えた格好です。

 金融機関への、期待感が高まっていますが、決算内容が時価会計ルールの変更による水増しされている可能性があることや、ガイトナー財務長官が「(ストレステストの結果)一部の銀行には多額の資本注入が必要になる…」と見通しを示していることからみて、先行きの懸念材料がなくなっていないことには注意が必要です。また、一部に言われていた、AIGを相手方とするCDS決済に絡む利益計上の思惑も消えません。まだ、金融機関の決算内容には不安が残ります。

 それよりも、この日注目されたのは、オバマ大統領の景気刺激策として行われるインフラ事業に関する発言。同大統領によると、高速道路や橋梁を修復する2000件の案件が承認された、といいます。また、同事業への入札参加者が多く、競争入札の結果、落札額が予定額を下回るケースも多く、案件を増やすことも可能になっているようです。これらの事業がいっせいに動き出したときに関連業界に与えるインパクトはかなり大きなものになりそうです。むしろ、注目すべきはこちらか…?

 この日の米国株も、8000ドル大台をはさんだ動きとなりました。以前から指摘してきた、2本の抵抗線からなる抵抗帯はかなり強く、なかなか突破出来ないようです。ただ、5日線を下値に大台を回復して終わる動きは、まだまだ、突破への期待感を抱かせます。一方、景気敏感株が多いNASDAQ総合指数は相変わらずの強さをみせています。昨日は引け値ベースで1月6日の戻り高値を上回ってきており、長期の上昇トレンド復帰への可能性を強めています。(ザラ場ベースの高値は1665.63ポイントで、昨日の高値1660ポイントはまだクリアしていない)

 長期の米国株の物色の方向感がどこを志向しているか…を把握することが大事です。

 13日の米国株
 ニューヨークダウ  8057ドル81セント  -25ドル57セント (0.22%)

 NASDAQ     1653.31ポイント    +0.77ポイント  (0.05%)

 S&P500     858.73ポイント     +2.17ポイント  (0.25%)

 CME日経平均先物(ドル建て)   9020円  +130円

             (円建て)    8945円  +55円


 本日の日本株は、CME日経平均先物高を受け、堅調な始まりが予想されます。ただ、昨日も指摘したように、日本株も米国株と同様に、強力な上値抵抗ラインに直面しており、この突破に、なんらかのサプライズ材料が必要なところに来ています。追加経済対策や今年度予算の前倒し執行などから、公共工事関連などを物色しようという動きはありますが、高値をさらに買いあがるには材料不足。当面、下値の硬さから、個人を中心にした日替わり的な材料株物色の流れが続きそうです。出遅れ感のある素材関連の動きに注目…。

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上値は硬いが下値も硬い…個人中心の短期回転商いか?
 週明け13日の日経平均株価は、39円68銭安の8924円43銭と小反落したものの、TOPIXは3.00ポイント高の848.07と続伸して終わりました。出来高概算は25億8000万株、売買代金は1兆3870億円でした。オプションがらみの決済で商いが膨らんだ週末分を割り引くと、まあまあの商いだったんではないでしょうか。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは129、RSIは60、25日線かい離は8.6%でした。今週はこんな感じで行って、週間で安く終わってくれれば週足サイコロも加熱信号を出さなくて済むんですが、まあ無理か…な。

★米国株の安定で、リスクマネーの活動が活発化
 さて、週末の米国株がイースター休日で、今日の日本株は手がかり材料のないままのスタートになりました。売り残の多いものや、超低位株を物色する流れが今週も継続している感じです。唯一の手がかり材料だったGLOBEXの米国株先物は50ドルほど反落して始まっていますので、日本株としても週末終値をはさんで動くしかなかった…ということでしょう。ただ、相変わらず、アジア市場の動きは強く、上海市場は、金融機関の貸し出しが過去最大になったことをはやして買われ、再び高値を更新。昨年8月以来の2500ポイント乗せを達成しています。

 このところ、米国株の上昇でリスクマネーが再び動き始め、高金利通貨買いや新興国の方に流れこみ始めたようです。この動きが果たして日本株にとってプラスになるのか、マイナスになるのか…。欧米の企業再生ファンドの連中は、景気の突っ込みで傷んだ新興国の企業の買収をした方が有利と見て、台湾や韓国、ベトナムなどに流れ込んでいるようです。また、あちらのほうで、ハゲタカ行為をやって不評を買うことをするんでしょう。

★日米とも、テクニカルな関門突破に四苦八苦
 話が脱線しかかりましたが、先週から日米とも、ここの関門は、そう間単には突破させてはくれない…と書きました。金曜日朝の書き込みで、3月6日に掲載したニューヨークダウのチャートを参照するように書きましたが、ご覧になられた方は、この付近に重要な抵抗ラインがあることが分かったはずです。また、日経平均株価についても、昨年10月、11月、今年1月の戻り高値を、それぞれ結んだラインが、高値抵抗ラインとして9000円付近にあります。またさらに悪いことには、直近の株式レポートでも示しましたが、昨年6月の戻り高値1万4489円から引きおろしたラインも上値抵抗ラインとして、この9000円付近に来ているのです。これだけ重要な線が固まってある場合、弱気してレポートでも売り方針を出すのですが、今回は、現在のポジションを持続する方針を出しています。

★上値は硬いが、下値も固い…膠着感強まり、投機的な動きへ
 たとえ、このラインで押さえられた…としても、すでに26週線が8200円台から上昇に転じていますので、下がってもこの辺まで…。大きく崩れることは考えにくいことが、想定できます。まあ、今週は、米国で決算発表も始まりますし、膠着感の強い相場展開になるのかも知れません。ただ、下値不安が薄らいだ以上、投機的な個人投資家の動きが活発になるのは自然…。以前から、日替わりメニュー的に「超」低位株が買われるだろうと書きましたが、今日の値上がり率ベストテンのうち、6銘柄が二ケタ台の銘柄。おそらく、万株単位の売買を繰り返しているんでしょうから、ある程度商いをこなせる信用取引が出来るもの…で無ければ対象にはなりにくいようです。ただ、これも決算発表が本格化してきたら、はしごをはずされることになるだけでなく、場合によっては、金融機関から見切られるリスクが生じるかもしれません。遊び程度にしとかないと、大やけどをすることにもなりかねません。

★GM破産申請準備指示のニュースにも動揺しなかったGLOBEX 
 さて、ニューヨークタイムズが伝えるところによると、米国財務省は、6月1日までに破産法の申請をする準備に入るよう支持した…と言います。今進めている債務の圧縮や年金債務の減額交渉がうまくいかなかった場合、4月、5月分だけとした運転資金の支援期間が切れますので、当然の措置ではあるのですが、いまごろこんな話を書かなくてもいいような気がするんですが…。破産をした後、成長性のある部分だけチョイスして新会社を設立。一方、負債などマイナス資産を旧会社に残して整理をしていくという方式がとられるようです。ただ、債権者やUAWとの交渉がもう一つのようですので、今日の関係者のリークというのは、けん制する意味合いもあったんでしょう。このニュースが伝わってもGLOBEXは大きく売られることはありませんでしたので、今晩の米国も冷静にこのニュースを受け止めるんじゃないでしょうか。意外と腰は強いようです。

★良い悪いは別にして公共工事関連に注目
 さて、週末の書き込みでも、素材関連から先週号の「THELAB STOCK REPORT」で注目した鉄鋼株・電炉株を紹介しておきましたが、本日は鉄鋼株は業種別値上がり率で2位となり動意づいてきました。レポートでの注目は新日鉄が12円高、合同製鉄が24円高、大和工が120円高、山陽特殊製鋼が25円高と、それぞれ利食い圏に入ってきました。追加景気対策でも、三大都市圏の環状道路整備や羽田の滑走路延伸、地方向けの臨時l交付金の支給を決めており、公共工事が一時的に増加する可能性がでてきます。電炉が得意とする建設用棒鋼など建設資材に日の目があたりそうです。海外でも事業展開する太平洋セメントなども面白くなるかも知れません。とりあえず、業績発表が本格化するまではテーマ株の短期回転相場…。 

 

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やはり上値抵抗ラインを抜けられなかった日経平均
 週末10日の日経平均株価は48円05銭高の8964円11銭、TOPIXは4.16ポイント高の845.97と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は30億1000万株、売買代金は1兆7260億円と、ともに急増しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは119、RSIは66、25日線かい離は10%でした。短期指数はやや冷えてきましたが、日経平均の週足サイコロは今週の上げで8勝4敗に上昇。来週高いと9勝3敗になり、中期指標から警戒信号が出てきます。

 さて、カネや太鼓がはやしたて、「行け行けどんどん」の相場になるところでしたが、三井住友ファイナンシャルの大型ファイナンスと、今晩の米国市場のイースター休日がうまい具合に頭を冷やしてくれました。いきなり高寄りして、一時はマイナス圏まで落ち込みましたから、ダブルトップ型の天井を気にしましたが、引けではなんとかプラス圏を維持してくれましたので。まずは良かった…という所でしょう。大体、昨晩の米国株高の要因は昨日の上げであらかた織り込んでいましたので、今日は大きな動きは無い…と読んで、今日の朝の書き込みでも、波乱するかも…と書いておきました。

★やはり上値抵抗ラインは強かった
 ただ、9068円で寄り付いた後、上値は20数円しかありませんでしたから、どちらかといえば頭の
重い展開…。昨日も書いたように、この高値付近を、昨年10月15日高値9601円、11月5日の9521円、今年1月7日の9325円を結んだラインが上値抵抗線を形成。4月6日の戻り高値8992円も見事にこのラインで押さえ込まれ、今日も一時はこのラインを上回ったものの、引けでは押さえ込まれて終わっています。日米とも、上値抵抗帯に来て足踏みしていますので、来週はこの壁を突破して、もう一段上に出れるかどうかがポイントになりそうです。それまでは半身の構え…か。

★ゴールドマンザックスの大型増資報道の真意は?
 さて、米国の方から、判断の難しい材料が2つほど出てきました。今日は三井住友ファイナンシャルグループの巨額増資が市場を圧迫しましたが、米国でも、どうやらゴールドマンザックスが大型増資に踏み切るようです。来週14日に12~2月期決算を発表するようですが、堅調な業績のようで、これにあわせて数十億ドル規模の増資を発表するのでは…と、ウォールストリートジャーナルが伝えています。ストレステストを受けてすぐのことですから、資本不足に陥ったのでは…との勘繰りもしたくなりますが、同紙は、政府からごちゃごちゃ干渉されて、報酬を下げられ、優秀な人材を失っては大変なことになるとして、100億ドルの公的資金をさっさと返済したい、ということのようです。ゴールドマンらしいといえば、そうなんですが、果たして、増資の本当のところはどうなんでしょうか。一説によると、同社が簿外で持ってる不良資産の額はワーストファイブには入るといいますから…。ただし、株主としては、公的資金の返済には大賛成といいますから、増資は成功裏に終わる…としていますが。

★オバマ大統領、今度は低燃費とハイブリッド車で「バイアメリカン」
 それと、もう一つが、オバマ大統領が、米国の公用車用にビッグスリーから1万3000台の低燃費車やハイブリッド車を買い付ける…という話がでています。公共工事に使う鉄鋼素材は米国内から買い付けるとして海外から非難された「バイアメリカン」を再度やろうということです。ただ、今のビッグスリーに全て自前でハイブリッドや低燃費自動車部品の調達が出来るわけも無く、この分野で先行した日本の自動車部品メーカーがメリットを受けることになるのでしょうか。今日、自動車部品株がしっかりしていたのは、単なる買戻しだけではないかもしれませんね。まあ、詳細がはっきりして次の展開を考えても遅くは無いでしょう。

★景気先行指標である銅市況が示す中国景気の本物
 さて、以前から、世界景気の先行指標として銅市況に注意するように書いてきました。昨日のニューヨーク銅先物市場は3.6%高と急騰し、1ポンド2.07ドルと2ドル台に乗せてきました。年初からの上昇率は47%にもなります。銅スクラップ価格が急騰していることは、昨日もお知らせしましたが、昨日のLMEの銅在庫は前日比で1.5%も減少し、在庫は50万トンの大台を割り込んでいます。中国国内でも、非鉄株や資源株を物色する動きが強まっており、4兆元の景気刺激策は素材に影響し始めたようです。レポート直近号でも、鉄スクラップ価格に動きがあることや電力料金の値下げから、電炉株を注目。合同製鐵、大和工、山陽特殊製鋼を取り上げましたが、いずれも順調に値幅を拡大しています。台湾、韓国、タイなどに中国効果がでていますが、日本にもぼちぼち受注が入り始めました。最終的には生産力の強化から、資本財への需要が増加してくるのは確か…。中国関連に注目ですが、景気が持ち直したら問題になるのが電力不足…。もう手っ取り早く原発を作るしかないのかも…。日本製鋼をはじめとする原子力関連も中国関連で注目される日がくるかも…。

 来週は、日米ともテクニカル面での因縁場との勝負。ファンダメンタルが好転しているので、突破できるものと思われますが、はっきりするまでは半身の構え…。今週の上げで、戻り新値を抜いたものが増えています。来週は、一旦、新値を抜いて押し目をつけているものが狙い目。移動平均線や下値支持線などテクニカルな買い場を見つけて押し目買いしてみては…。

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昨日の米国株は3段ロケットの上昇…テクニカル的には正念場が近づく
 おはようございます。
 昨日の米国株は、金融関連で好材料が相次いだほか、雇用指数が改善したことなどから株価は続伸。引け値ベースで8000ドルの大台を回復して終わりました。昨日伝えられた米銀大手19行へのストレステスト(資産査定)の結果、追加資本注入の必要が無い…とのニューヨークタイムズの報道を受けて、高く始まった米国株は、さらに米銀2位のウェールズファーゴの第一四半期黒字決算見通し、週間新規雇用保険申請件数が前週比で2万人減少、市場予測の66万人を下回ったことなどを好感、金融株の買戻しや新規の買いが増加し、ほぼ高値圏で終わっています。

 この日、発表されたウエールズファーゴ第一四半期の純利益は30億ドル。昨年受けた優先株による公的資本向け配当支払い後も22億~23億ドルの利益(EPS0.55ドル)を確保できる、としました。事前のアナリスト予測(0.25ドルの黒字)を大幅に上回りました。また、貸し倒れ償却が前期の61億ドルから31億ドルに減少したことに加え、配当を85%カットしたことによる50億ドルの節減効果などがあったといいます。今期についても、ワコビア買収関連費用が減少することやコスト削減効果など70億ドルの利益改善要因があり、さらに利益が拡大する…との予想を出しています。

 昨日の米国株は、日本と同様に、立会時間中に好材料が相次ぎ、2段ロケット、3段ロケット状態で大幅高しました。市場ムードも一変してきましたが、テクニカルで見ると、3月6日の書き込みのチャートで示した下降トレンドの上限に接近していました。かなり大きな抵抗ラインになりますので、ここを突破して、さらに上の下げトレンドの下限を目指すことが出来るかどうかの瀬戸際に入ってきます。NASDAQ市場も下げトレンドの高値に迫っており、本格的な上昇トレンドに復帰できるかどうかの正念場に迫ってきました。「中間反騰」なのか、本格で直り相場なのか…の答えが出る時期が近づいています。

 9日の米国株
 ニューヨークダウ  8083ドル38セント  +246ドル27セント (3.14%)

 NASDAQ     1652.54ポイント   +61.88ポイント  (3.89%)

 S&P500     856.56ポイント    +31.40ポイント  (3.81%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  9120円 +190円

             (円建て)   9055円 +125円  


 本日の日本株は、米国株高、CME日経平均先物高を映し、大幅続伸して始まることが予想されます。ただ、週末であることや今晩の米国株がイースター休日になることから、引けにかけ利食い売りが強まる可能性もあります。このところ、裁定取引の動きが活発化していますので、日経平均採用の値嵩ハイテク株など指数寄与度の高い銘柄が物色されそうですが、日本の3大メガバンクの格付けを引き下げようとの動きもあり、後場からは、高値警戒から裁定解消売りから波乱する動きが出るかもしれません。先物と現物のサヤと出来高には注意を払う必要がありそうです。

 ただ、昨日も書きましたように、基本は個別の材料株狙い。昨日の機械受注統計で、農林業関連や風水力機器、発電機器など政策テーマに乗る業界には受注の裏づけがでており、個別に関連株が狙われる動きも想定されます。出遅れ感のある電力設備投資関連が狙い目か…。

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今日の相場は2段式のノドン相場…でも積み上がる裁定買い残が心配
 9日木曜日の日経平均株価は、321円05銭高の8916円06銭、TOPIXは26.02ポイント高の841.81ポイントと、ともに急反発して終わりました。出来高概算は26億株売買代金は1兆5700億円と、やや増加に転じています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは126、RSIは69、25日線かい離はプラス10%…。折角、調整を期待したのに、飛んで行ってしまった感じです。まさに、「変化日」恐るべし…。

★今日は2段ロケットのノドン相場…
 さて、北朝鮮のノドンではないですけど、2段ロケットみたいな相場でしたね。前場は予想外に増加した2月の機械受注でサプライズ、昼休みには、ニューヨークタイムズが「現在、資産査定(ストレステスト)を受けている米銀大手19行がそろって合格する…」と伝えたことから2段目のロケットに火がついて、さらに上げを加速していました。でも、ストレステストって、合否を判断するような査定でしたっけ。資産状況を調べて、もし資本不足に陥るようなら、まず民間から資本調達をし、うまくいかなかったら公的資本を注入する…というものですから、報道どおりだとすると、資本不足になることはなかった…ということでしょうか。恐らく、新しい時価会計ルールを適用したでしょうし、簿外の不良資産にも手をつけていないんでしょうね。まあ、企業の決算発表一巡後に公表するそうですから、中身はしっかり読ませてもらいましょう。

★サプライズもいいけれど、落ち着いて中身を見たら…
 それよりも、今日の午後、3月の工作機械受注が発表になっていますが、前年比で84.5%も減少した…と、言います。今日の、朝発表された機械受注統計(2月)が事前予想の-6.7%を覆す、1.4%増になったことで、建設機械や工作機械、半導体製造装置など幅広く買われています。でも、中身を見ると、製造業は大幅減になっています。建設機械も工作機械も今日上がっていたところの受注は減少していたのです。一方、増加していたのは、農林用機械、発電機、風水力機械などあまり製造業と関係の無いところ…。ちょっと先走りの感は否めませんが、まあ、どちらかというと、数字を見てびっくりした空売り筋が慌てて買い戻しに動いた…というところでしょうか。まあ、これも相場というところです。

 おかげで、上げで空けた窓を閉めて、計算上の未整理のポイントも押さえて…という、行儀の良い相場は雲のかなたへ飛んでいってしまいました。昨日、陰転した3本新値も今日の引けで陽転。昨日の陰転はわずか一晩で「ダマシ」になりました。以前、「人が言ったようになるような行儀のいい相場だったら、大きくはならない…」と言ったのは誰だったか…。今日は、反省しきりです。

★どんどん増える株価の後押し材料。関門突破も時間の問題
 さて、内容は別にして、日米の経済指標に強いものが増えてきました。また、こんだけ株価が上がっているにもかかわらず、自民党総務会は公的資金を使った株式の買取枠として、買い取り機関の借り入れに対する政府保証枠を50兆円に設定する…と決めたようです。否が応でも株価を上げたいというところでしょうかね。まあ、ぷらすの材料として念頭には置いて起きましょう。

 ただ、昨晩米国は、3日ぶりに反発していますが、下向きに転換し始めた5日株価移動平均線を意識して、上値は伸び悩んでいます。景気敏感株が多い、NASDAQ市場でも同様の動きでした。いまのところ、ストレステスト合格という好材料を評価して100ドル近く上げていますが、今晩の米国株が実際にどう反応するか。一気に、8000ドルの大台に乗せて、台を固めるような動きが出てくると占めたものですが…。日経平均だって状況は同じ。昨年10月、11月、それと今年1月の戻り高値を結んだラインが高値抵抗線として機能していますので、日本もこのラインを突破する…という課題が残っています。今日の上げ方を見ても、裁定取引が影響していることは一目瞭然。爆弾がつみあがっているわけですから素直に喜べないところはあります。はやいところ、長期投資家が戻ってきて、解消売りを吸収できる地力をつけて欲しいものですね。一気に、次のポイントの9400円手前まで行ってしまうのでしょうか。

 25日線と75日線が、今日、ゴールデンクロスをしたということですから、中期的にもますます強気が増えそうです。物色方向としては引き続き景気敏感株で良いと思いますが、今日の機械受注統計で、増加していた風水力機械、農林用機械、発電機…って、なんだか、クリーンエネルギー開発、農林業振興、電力設備投資増という、今の流れに沿っていません…?受注がともなっているなら怖いものはありませんね。関連株のチェック。GSユアサが自動車用電池の増産を発表しましたが、同じく、業績をともなっている電池関連の古河電池の株価が煮詰まってきた…。

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米国株は3日ぶりに小反発…銅市況の動きに注目
 おはようございます。
 昨日の米国株は、生命保険会社へのTALF適用拡大など支援策が示されたことや、大手建設会社同士のM&Aなどを好感し、3日ぶりに小反発して終わりました。また、家庭用品小売大手のベッド・バス・アンド・ビョンドが、市場予想を上回る利益を計上したことも、消費底打ちへの動きを示すものとして好感されています。
 
 また、この日は、2月の卸売在庫と売上高が発表されましたが、在庫は1992年に統計を取り始めて以来の、1.5%の減少になりました。エコノミストの事前予想は0.7%の減少。また、売上高は0.6%の増加。前月比での増加は昨年6月(2.3%増)以来、8ヶ月ぶりのことです。特に、耐久財の在庫減(2.4%減)と売り上げ増加(2%増)が目立ちました。

 また、この日発表された住宅関連統計では、米抵当銀行協会が発表した住宅ローン週間申請指数の伸びが目立ちました。住宅ローンの申請指数は4.7%の上昇。この間の、30年物住宅ローン金利は4.73%(前週比0.12%上昇=前週は統計開始来の低水準)とやや上昇。このうち、借り換えは前週比3.2%上昇。新規住宅購入用ローン申請は、ローン金利の底打ち感を反映して、同11.1%上昇と急増しています。

 昨日の米国株は、GLOBEXが急落していましたので、大幅続落の懸念がもたれましたが、TALFによる生保救済方針や、大型のM&Aが公表され、一転して反発して始まっています。ただ、業績に対する懸念は強く、5日株価移動平均線を意識し伸び悩んで終わっています。卸売り在庫の急減、新規住宅購入用ローン申請の急増など、基調の転換を示す指標が出ているものの、以前ほど積極的に評価する動きが出ていません。市場はテクニカル面でまだ調整不足と見ているのかもしれません。ただ、昨日の指数別の上昇率でもNASDAQ総合指数は他の2者を大幅に上回っており、景気敏感株への市場評価が上がっていることをうかがわせます。RSIなど短期のテクニカル指標をみて、次ので直り相場のタイミングを計るところ。

 8日の米国株
 ニューヨークダウ  7837ドル11セント +47ドル55セント (0.61%)

 NASDAQ     1590.66ポイント  +29.05ポイント  (1.86%)

 S&P500     825.16ポイント   +9.61ポイント   (1.18%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  8730円  +150円

             (円建て)   8665円  +85円     
 

 米国株は小反発、CME日経平均先物は上昇して帰ってきました。相場環境は明るいのですが、円相場は再び90円台に上昇しており、今日の相場の足をひっぱることになりそうです。昨日の書き込みで、裁定取引の影響がでているのでは無いか…と指摘しましたが、やはり買い残高は、先週末までに1448億円増加し、6299億円と株価急落前の1月ごろの水準に復活してきました。売買代金が1兆5000億円レベルにありますから影響は無い…といっても、全体的に警戒感が強まり出来高が減少してくると、影響無しとはいえません。このところ、弱気が台頭しているだけに、現物と先物とのサヤを注目するうっとうしい日々が始まりそうです。

 ただ、21年度補正予算の規模が決まったことや、街角景気の底打ち感など、景況感の改善を支える動きがでているほか、国際商品市況では景気との関連性が深い銅市況が昨日も上昇。銅スクラップの在庫も年初から40%も減少するなど、銅への需要は確実に増加しています。中国の大型景気対策が需要の増加を支えていますが、市場では、日本の景気対策への期待感もあるようです。また、鉄のスクラップ価格も韓国への輸出増を背景に上昇傾向に入ってきました。

 すでに、景気先行指標的な基礎資材に動きが出てきていますが、市場の捉え方はまだ景気の先行きに対し懐疑的な見方が多いようです。「総悲観」の中に生まれた強気相場は「懐疑」の中で育つ段階に入ってきたのでしょうか…。今日も、見送り気分が強い中、個人が手がける「もぐら叩き」相場とGLOBEXの米国株先物を見ながら先物と裁定取引に翻弄される一日か…。明日はオプションのSQ…だが、今日は、満月の「変化日」…。果たしてどちらに変化してくれるのか…。できたら、今週は安く終わってほしいのですが…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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