大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2009/06 | 07
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上がるには上がったが…今は、次の上げ相場へ向けての雌伏のとき
 30日火曜日の日経平均株価は174円97銭高の9958円44銭、TOPIXは14.44ポイント高の929.76と、ともに反発して終わりました。出来高概算は20億5000万株、売買代金は1兆4900億円とうす商い状態が続いており、見送り気分の展開が続いています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは124、RSIは49、25日線かい離は+2%でした。指数的には、騰落レシオの加熱状態が続いたままですが、個人を中心にした根強い物色意欲の表れでしょうか?

 さて、今日で今年の前半戦が終了し、明日から後半戦に入ります。3月の底打ち相場にすんなり乗れていたら、そこそこの成果が残せたものと思いますが、相場全般に安心感が広がってきた6月に入って、のこのこ入ってきた人の成果はどうだったでしょうか。知人に聞いても中途半端な利は乗っているが利食いはしたくない、と未練がましい意見が多いようです。キチガイじみた貸し出しでバブル状態の中国株は別にして、日本も米国も、金融危機一巡後のストーリー展開が読めず、持ち合い相場に入っています。米国も日本も今日は派手に動いてくれましたが、結局、ニューヨークダウは25日線さえ回復できませんでしたし、日本だって、日経平均は6月15日安値10029円から空けた窓さへ埋めることが出来ませんでした。日米とも、出来高が減少しており、神輿(みこし)の担ぎ手が少ない以上、簡単に関門は突破できないことを示した格好になっています。

 今日の相場も、朝の書き込みで予想したように、昨日の先物の買い戻し分や、米国株、CME日経平均先物高を受け、高く始まりましたが、瞬間的に10010円まで駆け上がったものの、ここで息切れ。先物の10020円付近にオプションがらみとみられる1000枚単位の売り指値が這わされていたことから、強気筋も怖気づき、結局、高値波乱に移行してしまいました。また、前場中ごろから、一時鳴りを潜めていた商品先物筋が、失業率の悪化を見て債券先物に買いをいれ、債券先物は4月初旬以来の138円台まで買い上げられ、利回りは1.345%まで低下しています。今日の朝も、米国でも債券価格が上昇(金利が低下)しており、今日は、債券先物買いと株先物売りの裁定取引が株価の頭押さえになるかも…としましたが、やはり、後場から先物価格が現物を下回るケースが増え、裁定解消売りから日経平均が伸び悩んだ…という格好になりました。

 まあ、強いのか、弱いのか分からない相場ですが、株価の動きが止まると急落していた今年前半と違い、押しが浅くなっています。安いところでは買いたい人が多いようですから、相場の質は明らかに変っているようです。以前から、2003年相場、2005年相場を例に、急騰後4~5週間の日柄調整を経て次の上昇に移る…と書いてきましたが、調整もすでに3週目に入っており、7月の第2週までには何らかの動きが出る…ということになりますが、果たしてどうか。今日の上げで数字の状態は変りますが、昨日の下げで日経平均週足のサイコロは6勝6敗、RSIは69と、ピーク時の8勝4敗、RSI88から順調に整理しており、現在が調整過程にあることが分かります。さきほど、6月に入って買ったらまったく儲からなくなった…ということも、調整過程で買ったからに他なりません。

 また、昨日の書き込みで指摘した、上値抵抗ラインについて検証して見られたでしょうか…?戻り高値を結んだラインは、3週前の高値1万170円の頭を押さえていたはずですし、その後の先週までの調整もこのラインを意識しながら下げていたはずです。今晩から米国ISM製造業景況指数など重要な経済指標の発表が相次いできますから、サプライズが起きれば、このラインを突破し新たな上昇相場に移行できるのでしょうが、そうでなければ、2003年、2005年の中間調整にあるように日柄をかけ調整。13週線が追いついたところから次の上昇に移る…という、道筋をたどるのでしょう。

 13週線が追いつくまで待てるか…という短気な人も多いでしょうが、昨日現在で13週線が位置するのは9411円。週間で100円近く上昇していますから、すぐに追いついてきます。次に下に振られるような局面があって13週線に近づくような場面があれば思い切って仕込んでみる手もありそうです。先の書きましたように、現在は、景気回復ないし底打ちの明確なサイン待ちの段階。7月に入れば、実質4月から動き始めた米国の公共工事の効果などが数字になって出てきそうですから、案外、このあたりが焦点になりそうです。このところ、海外投資家の間でも、過熱し始めたアジア株よりも、世界景気敏感株として出遅れ感の目立つ日本株を評価しなおそうという動きが強まっており、後半戦のポートフォリオへの日本株組み入れ比率を増やそうという動きが強まっています。少なくとも、需給関係から見る限り、日本株を弱気する必要はなさそうです。

 現在の注目点は、「13週線の接近」と「上値抵抗ラインの突破」…。今晩のISM指数など、経済指標の動向と出来高の推移に注目しましょう。

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重要な経済指標の発表もなく、中間期末のドレッシング買いで上昇…?
 おはようございます。
 週明けの米国株は、原油価格の上昇を受けた資源株の上げでニューヨークダウは反発して始まったものの、5月の全米活動指数が前月(-2.27)から-2.30に悪化したことから、景気の先行き懸念がつよまり、NASDAQ総合指数は反落して始まるなど、高安まちまちのスタートになりました。その後、原油価格の一段の上昇を受け、エクソンモービルなどエネルギー株が上げ幅を拡大したことや、ドイツ銀行がマイクロソフトの目標株価を引き上げたことにくわえ、中間期末の評価上げを狙ったドレッシング買いが入ったこともあり、ニューヨークダウは引けにかけ上げ幅を拡大。急反発して終わっています。ただ、ニューヨーク市場の出来高は10億6400万株とうす商いで、模様眺め気分が強いことをうかがわせます。

 この日は、有力産油国ナイジェリアで武装勢力がロイヤルダッチシェルの石油施設を攻撃。同社は石油の生産施設を閉鎖。国際エネルギー機関(IEA)が、今後5年間の石油需要を減額修正したにもかかわらず、投機筋の買い材料となりWTI原油先物は1バレル71ドル台に上昇しています。

 さらにこの日は、ドルの堅調や中間期末のファンドの運用見直しから安全資産としての米国債の組み入れ増加の動きがあったことから、長期債が上昇(金利は低下)。安全資産としての債券見直し気運が強まったことも、株式市場からの資金シフトを促し、出来高の減少につながったようです。

 ニューヨークダウは、先週、25日線を下回り、先行き下落懸念がもたれましたが、13週移動平均線を意識し下げ止まっています。同移動平均線を下値に下影を残し、目先の底型をつけていますから、この日の反発は自然な動き。13週線は当面上昇基調にありますから、堅調な展開が予想されますが、問題は、このところ25日線を上値抵抗ラインとして意識し始めていること…。株価は、この2本の線にはさまれて膠着感を強めています。あと、2~3週間で横ばい状態の26週線が上昇に転じますので、突発的な好材料が出なければ、そのあたりが次の出直りのタイミングか?当面は日柄整理。

 29日の米国株
 ニューヨークダウ  8529ドル38セント +90ドル99セント(1.08%)

 NASDAQ総合指数  1844.06ポイント +5.84ポイント (0.32%)

 S&P500      927.23ポイント  +8.33ポイント (0.91%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  10000円  +180円

             (円建て)  9945円   +125円
 

 週明けの米国株は上昇。CME日経平均先物は大証先物終値9820円を大幅に上回る9945円で帰ってきました。為替も、ドルの見直しから1ドル96円台の取引で、相場環境としては良好。昨日売られた反動で、先物の買戻しや期末のドレッシング買いなどから本日は堅調な展開が予想されます。昨日裁定解消売りで、値を消したインデックス銘柄が反発しそうなほか、後半戦に向けたポートフォリオの構築からテーマ株も買われそうです。懸念材料は米国長期債上昇を受け、債券先物買い・株先物売の裁定取引が頭を押さえる懸念があることですが、今日は、中間期末の特殊要因もあり、吸収できるのではないでしょうか。新値圏にでてきた京三製作所と三菱重工業が引き続き注目されます。

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先物取引間の強弱の対立に振り回された一日
 週明け29日の日経平均株価は93円92銭安の9783円47銭、TOPIXは11.48ポイント安の915.32と、ともに反落して終わりました。出来高概算は22億3000万株、売買代金は1兆4900億円と、市場エネルギーは一向に盛り上がってきません。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは121、RSIは49、25日線かい離はプラス0.4%でした。指数的には調整不足の状態ですね。25日線(本日は9743円)を意識して弱気と強気が対立している感じです。

★見送り気分が強い中、先物に振り回された一日
 さて、先週末の米国株はニューヨークダウが下落、NASDAQ総合指数が上昇という高安まちまち、CME日経平均先物は、週末の大証先物終値と同値で終わり、相場的には中立でしたが、ドル・円相場が95円台前半で終わっており、週明けの相場は、為替やGLOBEX米国株先物次第で上下に振られやすい展開…としました。前場中は鉱工業生産指数が3ヶ月連続上昇になったことを好感し、続伸して始まり、先物リードで一時は1万円大台まで、あと57円ちょっとのところまで行きましたが、ここでも強気筋と弱気筋が先物で対立。もたもたしているところに、まず、中国政府高官が「非鉄金属を国家備蓄目的で買うのなら、売らない…」と発言。これを受け資源株から売られj始めました。

 その後、朝方から軟調だったGLOBEXの米国株先物が下落幅を拡大するとともに、先物の売りも拡大。後場になると、みずほファイナンシャルグループが6000億円の公募増資を行うとの噂が伝わると、海外投資家の売りが一気に増加。前場中に買った先物筋の手仕舞いもあり、下げ幅を増幅し、一時は、25日線を割り込む展開になりました。週末に大和證券が大型のファイナンスを発表したばかりですから、ここでこんな大型の増資をやられたんでは需給関係が悪化する…と懸念されたんでしょう。海外投資家は新株発行を極端に嫌いますから、こんな反応になるのも仕方が無いところでしょう。

★あいかわらず、活発な債券先物との裁定取引
 さらに、先物の弱気筋を勢いづかせたのが、債券先物との裁定を組む商品先物筋の動き。前場中から、5月の鉱工業生産指数が事前予想に届かなかったことや、円高を映し債券先物の買いを進め、一方で株の先物売を進めていましたが、株が売られ始めると一気に規模を拡大。債権先物は22銭も値上がりして高値引けしています。その分、株先物への売り圧力が強まったわけで、日経平均が25日線を下回ったのも、先物の下落にともなう裁定解消売りの影響が大きかった、ものと思われます。高値でちゃぶつき、出来高が減少すると裁定解消売りの影響が強まる…と懸念してきましたが、このところ少しずつですが影響が強まり始めてきたことが心配です。まあ、なんとか25日線をキープして終わりましたから、いいようなものですが、米国次第では果たしてどうなるものやら…。

★中期のテクニカル指標は「調整中」を暗示
 まあ、中国の資源ナショナリズムの動きも気になるのですが、目先的にはテクニカルな動きが注目されます。3月初旬からの上げの三ヶ月を経過する今月上旬以降は、ちょっと注意した方が良い…として、株式レポートでもこのコーナーでも書いてきましたが、そのときの日経平均週足のRSIは88。過去、90前後では確実に調整に入っていましたから、一度、13週線くらいまで4~5週間程度の日柄をかけて調整するのでは…としてきました。どうやらそのパターンに入ってきたようです。

★3週前に下降バンドの上限に達していた…
 また、テクニカル的に注意したいのが、日経平均が戻り高値からの下落過程で描いてきた下降バンドの上限の抵抗ラインによって押さえ込まれている点です。今回の戻り高値を見ると、07年10月の戻り高値1万7489円と08年6月の戻り高値1万4601円を結ぶラインできれいに押さえ込まれ、先週までこのラインに沿って下落しています。市場は、完全に、このラインを上値抵抗ラインとして意識し始めており、早急にこのラインを突破することが課題になります。この下降バンドを突破しない限り、本当の上昇相場には回帰できないわけで、目先的にはあまり強気できないことになります。一度、週足チャートを使って、先ほど指摘した二つの戻り高値を結びラインの信頼性を確認しておく必要があります。

★日米とも「在庫」と「生産」の関係に注目
 今回の、鉱工業生産指数では、生産の回復とともに、在庫の増加がありました。米国でも、景気の下降当初はまず在庫調整からスタート。1月以降在庫調整の行き過ぎから生産が増え始め、ISM製造業景況指数が上向いてきました。しかし、ここにきて、在庫が再び増加し始めており、在庫がはけない場合、再び生産が減少する懸念がでています。米国株がもたもたしている一つの原因は、在庫がうまくはけ、生産が持続するかどうかを確認したい…という動きがあるものと思います。日本の鉱工業生産指数は米国の数字とややタイムラグをもって動いてきますから、5月から在庫が増えだしたことにはちょっと注意が必要かもしれません。それだけに、米国の景気刺激策の効果が表面化して来ることが大事になるわけです。いまのところ、追加的な景気対策を実施するより、まだ執行されていない刺激策を前倒しで実施する計画のようですが、ちょっと米国の景気にも息切れの兆候が見られますので、株価の出直りには、刺激効果の具体的な数字が必要になっているものと思われます。

 まあ、いずれにしても、現在は戻り相場の第一段から2段目に移る端境期。日本株の場合は、まずさきほど指摘した上値抵抗ラインを抜けるかどうかで判断すればいいでしょう。ただ、米国でもNASDAQ市場が強く、日本でも新興市場や中小型成長株が強いように、流れは新時代を見越した成長株相場に変化はありません。指数にこだわるより、個別の成長株発掘に神経を使った方が良いと思いますが…。先週までに上昇中の25日線まで落ちてきている銘柄は多くありますよ。

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各方面に波乱を呼んだ米国貯蓄率の上昇…市場にとってプラスかマイナスか?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、昨日発表された5月の個人消費支出統計をめぐり、さまざまな市場間で強弱感が対立。消費の堅調振りが確認されたものの、貯蓄率の上昇が将来の消費の圧迫要因になるとして原油が下落する一方、インフレ期待が抑制されていたことから、当面、利上げはないとの観測が強まり債券が買われるなど、市場によりまちまちな反応を示しました。結局、株式市場は消費の先行きを懸念した売りに加え、前日急騰した分の利食い売りも重なり、ニューヨークダウは反落して終わりました。一方、スマートフォンの販売好調が伝えられた携帯情報端末メーカー、パームが16%も上昇したこともありNASDAQ総合指数は続伸。S&P500は小幅反落して終わるなど、高安まちまちの動きになりました。

 この日発表されたミシガン消費者信頼感指数(6月)は70.8。前月の68から改善するとともに、市場予想の69.0も上回り、2008年2月以来の水準に戻っています。消費者心理が順調に回復し、耐久消費財や非耐久消費財の購入も回復しつつあることを示しました。また同日発表された5月の個人消費支出統計で、個人消費は市場予想と同じ0.3%増となり、前月のマイナス0.3%から大幅に改善。個人消費が順調に改善していることを示しました。また、個人所得は1.4%増と前月の0.7%増に続き、2ヶ月連続してプラスになりました。給与所得は0.1%の減少になったものの、可処分所得が前月の1.3%増から1.6%増に伸びたことが個人所得を押し上げています。2月に実施された所得減税効果があらわれとぃるものと市場は見ているようです。

 また、同統計で5月の個人貯蓄率は6.9%と前月の5.6%からさらに上昇。1993年12月以来の水準まで上昇してきました。また貯蓄残高が7688億ドル1959年の統計開始以来最大に膨れ上がっています。個人消費の数字そのものに意外性は無かったものの、貯蓄率や残高が記録的なものになったことから、個人消費の減速懸念を強めたほか、消費の減速がインフレ圧力を弱める…として債券が買われ(金利が低下)、それがドル安につながるなど、昨日の個人消費支出統計が市場に与えた影響には大きいものがありました。株式市場にとっては、消費の減退になるものの、米国経済全体にとって貯蓄率の向上は消費を抑制し、財政赤字を減らす効果があり、プラスに作用する面はあるのですが…。

 昨日のニューヨークダウは小反落の動きでしたが、前日急騰したおかげで、週足では下ヒゲを引いて13週移動平均線上で終わってきました。13週線は、依然上向きトレンドを維持していますので、来週も堅調な展開が予想されますが、下降中の52週線が近づいているほか、今週突破できなかった25日線が横ばいに転じるなど上値圧迫要素も強く、大きな動きは期待できないかもしれません。また、昨日は四半期決算を意識したドレッシングもあった、といい、この反動も懸念されます。来週は重要な経済指標の発表もつづきますので、底堅いながら神経質な展開になりそうです。

 26日の米国株
 ニューヨークダウ 8438ドル39セント -34ドル01セント (0.40%)

 NASDAQ総合指数  1838.22ポイント +8.68ポイント (0.47%)

 S&P500       918.90ポイント   -1.36ポイント (0.15%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9955円  +55円

              (円建て)  9900円  変らず


 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、ほぼ大証終値と同水準で終わってきました。相場環境としては中立ですが、米国長期金利の低下でドルが他の通貨に対して弱含み、対円でも95円割れ近くになっていることが懸念材料です。来週の相場も米国株次第という側面はありますが、米国株と異なり、52週線を上回っているほか、このところ日本の景気回復力の強さを再評価する海外投資家の動きも強まっており、為替に大きな動きが無ければ、強調相場が展開されるかも知れません。唯一の懸念材料はこのところ急速に高まってきた解散風…。政権交代をともなうだけに海外投資家の姿勢の変化につながりかねませんので、政局の動きには注意が必要です。各論相場の流れに変化なし。

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異例の金融・財政措置の継続で、安心感が戻り、下落相場を修復?
 週末26日の日経平均株価は81円31銭高の9877円39銭、TOPIXは7.03ポイント高の926.80と、ともに3日続伸して終わりました。出来高概算は19億1000万株、売買代金は1兆4000億円と、ともに急減。見送り気分の強い展開でした。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは130、RSIは50、25日線かい離は1.5%でした。個人の出遅れ株物色が強いのか、騰落レシオの過熱感が一向に解消されませんね。

 さて、今日の朝も書きましたが、欧米では異例の財政・金融措置を修正する出口論が後退。ECBが59兆円という資金供給を期間1年に延長して継続する…としたほか、米国もFRBが緊急融資制度と日欧中央銀行との通貨スワップ協定を来年2月まで延長する…など、「異例な措置」をここしばらく継続することになったことに市場は安心感を持ったようです。異例の緩和措置tが解除されることで、過剰流動性が減少することを懸念。債券市場では指標となる10年債の金利が一時は4%台まで上昇。金融市場の懸念材料になっていましたが、相次ぐ中央銀行の動きで、利回りは3.52%まで低下しています。昨日の米国株の急騰も、根幹部分には、出口論後退への「安心感」があったものと思われます。

 ただ、緊急措置は継続されるものの、融資枠を減少させることで、実際の危機は去っている…というサインを市場に送ることは忘れていません。こういうところが、今のFRBのうまいところですね。日銀も直球勝負ばかりしないで、少しは腹芸でも見せてくれたらどうなんでしょうか。まあ、この金利の低下は後々株価の上昇になって帰って来るんですから、先行きに対し弱気になる必要はありません。

 ところで、米国株の急騰、長期金利の急低下(3.69%→3.53%)を受けた、今日の日本株ですが、まったく冴えない反応を示しましたね。相場解説を聞いていると、昨日のわけの分からない上げで米国株の上昇を織り込んでいた…などといっていましたが、ほんとにそうだったんでしょうか。今日の朝も、米国の金利低下が株価の波乱要因になるかも…と書きましたが、一日の動きを見ていても、債券先物と株の先物が逆相関で動くケースがよくみられました。

 確かに米国株は高かったものの、前日の先物買いのポジションを持ち越したものの利食いに加え、米国の金利低下を受けた商品先物業者らの「債券先物買い・株先物売り」が、株価の伸びをおさえたほか、先物売が裁定解消売りを誘い、一時は日経平均がマイナスになるというように、先物の動向に影響されやすくなり、現物商いが引っ込んだ…というのが、今日の相場だったんでしょう。また、GLOBEX米国株先物も一時期は40ドル以上下落する局面もありましたし、為替も96円をはさんでどちらに振れるか分からない…おまけに週末ときては、手控え気分が強まるのも仕方がないというところでしょうか。

 最近市場エネルギーが減少するとともに、先物やシステム売買の影響が強まり、裁定買いが入ったときは株価が上げるが、解消売りがでると株価の動きが鈍る…という傾向が出始めています。押し目に買い物が入っているために、解消売りの影響が小さくなっていますが、何かの事情で押し目の指値が引っ込んだら裁定解消売りの影響が一気に強まってきます。今日の朝も、もしかしたら、麻生さん、本気で総選挙を考え出したかもしれない…と書きましたが、今回の選挙は政権交代をともなう可能性があり、選挙後の動きが読みにくいところがあります。このあたりが、見送り気分を強める材料になれば、以前のように先物筋が暴れやすい市場になるだけに、少々心配です。

 とにかく、出口論が交代したことは株価にとっては好材料。懸念された25日線割れも今週解消されましたし、米国株も下値めどとして考えてきた13週株価移動平均線も一時期下回っていましたが、昨日の急騰でこれを回復。今晩の動き次第では、13週線を境に下ヒゲをつける底型が完成する可能性もあります。今週は日米とも崩れかかった相場を補修する動きだったように思いますが、問題は、ここから株価が上伸する材料の出現。来週以降、重要な経済指標の発表が日米で相次いできますが、案外このあたりがポイントになるか…。ただし、日本の場合は、政局の動向は重石になる可能性も…。テクニカルな面は、今晩の米国の結果を見て判断しましょうか。

 日本調剤、サカタのタネ、京三製作所…ともに経過良好。

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出口論が遠のき、長期金利は急低下…いろいろ状況が変ってきそうですよ
 おはようございます。
 昨日の米国株は予想した回る雇用の数字を受け、下落して始まったものの、バンクオブアメリカのメリルリンチ買収に関する公聴会でのバーナンキFRB議長の証言が終了。無事乗り切ったことから同氏の続投の可能性が強まったこと、また、日米欧の主要中央銀行がドル資金供給の緊急措置を来年2月まで延長することを決めたことなどを好感し、ニューヨーク株は大幅高、NASDAQ、S&P500はともに大幅続伸して終わりました。また、昨日、有力産油国ナイジェリアで反政府組織が石油積出港に近いパイプラインを攻撃し、原油価格が1バレル70ドル台に急騰したことを受け資源株が上昇したことも指数の押し上げに寄与しました。

 この日発表された新規失業保険申請件数(6月20現在)は62万7000件。前週から1万5000件増加するとともに、アナリスト予想の60万件も上回りました。また受給者総数(同13日現在)も前週から2万9000件増え、673万8000件になっています。予想外の増加になりましたが、学年末になり、契約が更新されない教師や学校職員が増加した影響が大きいといいます。

 また、この日実施された7年債入札が応札倍率2.82倍で平均倍率を上回ったことから、財政資金調達への懸念が薄らぎ、長期金利も低下。10年債金利は前日の3.79%から3.52%へと、急低下しています。一時4%をつけていたところからみて、10%を超える金利低下となり、住宅や消費に与える安心感はかなり大きなものになりそうです。また、この日は、家庭用品小売りや住宅建設会社の予想を上回る決算が発表されたことも市場の安心感につながりました。

 欧州の59兆円に及ぶ資金供給の実施に続き、昨日はFRBが緊急融資制度と日欧中央銀行との通貨スワップ協定を来年2月1日まで延長すると発表。出口論は米国でも遠のき、市場はこれを好感し、金利は急低下しています。また、金融危機克服をリードしているバーナンキFRB議長が続投の障害になっていた「バンクオブアメリカによるメリル買収への政府圧力」に関する議会公聴会を乗り切ったことも、市場の安心感につながりました。株式市場最大の懸念材料だった過剰流動性持続への懸念が薄らいだことで、株価も急騰。NASDAQ総合指数は25日線を回復、ニューヨークダウも25日線にあと一歩のところに迫るとともに、予想通り13週線が当面の下値になる公算が強まってきました。ただ、昨日の動きを見ると、株価が下値抵抗をした6月中旬の安値8497ドル(17日終値)付近で、伸び悩んでおり、今晩このポイントをクリヤーしてくるかどうかが焦点になりそうです。とにかく、「早すぎる出口論」の後退は、株式市場にとっては好材料です。

 25日の米国株
 ニューヨークダウ 8472ドル40セント +172ドル54セント (2.08%)

 NASDAQ総合指数  1829.54ポイント  +37.20ポイント (2.08%)

 S&P500      920.26ポイント    +19.32ポイント (2.14%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9995円 +165円

             (円建て)  9905円  +105円 


 米国株は大幅高、CME日経平均先物は9900円台の乗せて帰ってきました。円相場は1ドル95円台後半の動きで、市場環境としては良好で、昨日と同様に先物にリードされる格好で強調相場が展開されることになりそうです。ただ、米国で長期金利が急低下したことで、商品先物筋が「債券先物買い・株先物売り」のロングショートポジションを組み、株価が波乱する局面もありそうですが、ニューヨーク株高を好感した買いにより吸収され大きな波乱はなさそうです。また、中国がいよいよ消費者金融というパンドラの箱をあけ、消費に火をつける動きに出てきましたが、これも今日の相場の大きなテーマになるかもしれません。中国に進出している消費財メーカーなどが物色されそうです。まあ、今日は、ブレーキをかけるようなことを書いても、無駄ですね…。ただ、あまり早く出直られては、計算が狂ってしまう。(それと、いよいよ麻生さん追い込まれてきたみたいですね。そろそろ総選挙のことも考えなくちゃ)

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出口論の後退とOECDの景気見通しの上方修正が先物高をリード
 25日木曜日の日経平均株価は、205円76銭高の9796円08銭、TOPIXは17.31ポイント高の919.77と、ともに大幅続伸して終わりました。出来高概算は22億3000万株、売買代金は1兆5500億円と前日比ではやや増加したものの、市場が活況だった割には出来高はもう一つ…というところでした。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは122、RSIは50、25日線かい離はプラス1%と、再び25日線を回復して終わっています。25日線を意識して厳しい出入りの動きが続きますね。

 さて、前回の急落は世界銀行の景気見通しの引き下げに端を発しましたが、昨日の欧米市場の上げは、OECD(経済協力開発機構)が来年の世界景気見通しを3月時点の予測(-0.1%)から、プラス0.7%に上方修正したことを好感してあげています。また、ECB(欧州中央銀行)が長期金利の抑制を狙い期間1年物資金4422億ユーロ(約59兆円)の資金を供給するという「異例の措置」を発動。これまで市場の懸念材料だった出口論を間接的に否定する行動に出てきました。また、米国でも、FOMC(公開市場委員会)終了後のコメントで、長期金利の低下につながる国債の買い入れ枠の拡大は見送り、景気に対する慎重な見通しを発表したものの、「出口論」への言及がなかったことで市場には安心感が戻ってきました。

 最近の、書き込みで「出口論」ばかりについて書いてきましたが、やはり欧米の中央銀行は日銀が「偽りの夜明け」にだまされ重大なミスを犯したことを研究していたようです。このところ、欧米の株価の崩れが目立っていましが、景気が回復していないにもかかわらず出口論を審議するのは時期尚早…と市場が警告している、と判断したんでしょう。なかなかやりますね。また、国債の買い入れ枠の拡大についても、次の危機に備えて留保しておこうと言うことでしょう。

 話は変りますが、このところ、バーナンキFRB議長の評価はうなぎのぼりです。鳴り物入りで就任したガイトナー財務長官が市場が期待したほどの成果を残せなかったのに対し、同議長は「ヘリコプター・ベン」の異名どおり、前例のない手法で危機を乗り切り、ようやく金融市場は正常化に向かい始めたところです。来年1月には任期切れを向かえますので、オバマ大統領が果たして再任するのかどうか市場の関心が高まっています。新政権の金融危機対策で、各種金融機関への監督権限がFRBに集中しつつあり、今度、FRB議長に就任する人には大きな権限が付与されますので、猟官行為が強まっているようですが、極めて政治色が強くなりますので、果たしてバーナンキ氏が再任されるかどうか…この人事もこれからのリスク要因になります。

 また話が横道にそれそうですので、元に戻しますが、OECDの成長率見通しの上方修正、遠のいた出口論という好材料に加え、ECBの異例の金利低下措置を受けた「ユーロ安・ドル高」の流れが円にも波及。円が1ドル96円台まで売られるなど、今日の相場はベストな環境に恵まれました。また、FOMCが国債買い入れを見送ったことで債券市場が軟化。日本でも債券先物が売られる一方、株先物との裁定から買いが入り、先物が急伸。これが現物株との裁定買いを誘発して指数銘柄が上昇。日経平均の上げ幅が拡大した、ということでしょう。先ほど出来高の盛り上がりがない、と書きましたが、結局、裁定取引に引っ張られた相場だった、ということです。ただ、本日の上げの基礎になった、「OECDの景気見通しの引き上げ」と「出口論の後退」は市場にとっては干天の慈雨。

 昨日はボーイングの大幅続落で足を引っ張られたニューヨークダウでしたが、今日のGLOBEXニューヨークダウ先物は一時80ドル以上上げるなど、昨日の材料を好感する動きをしており、今晩の立会いから週末にかけての相場で、13週移動平均線を回復する可能性が出てきたことは好感されます。

 まあ、出来高はいまいちでしたが、今日の上げで、日経平均は25日線を回復して終わりました。高値は9870円台まであり、戻り高値に迫る場面もありました。ただ、引けにかけては先物が伸び悩み、現物株を下回る局面もあり、裁定解消売りがでてやや値を消して終わっています。今日の上げで、22日から23日にかけての下げで、9763円から空けた上窓を閉めましたので、明日は。再度25日線(今日現在9700円)を確認する動きが出るかも知れません。

 今日は資源株などこのところ売られてきた銘柄群が買いなおされていますが、ドルの上昇は資源価格の足を引っ張りますから、今晩の海外の市況次第では、明日は売られることになるのかもしれません。個別銘柄を見ていきますと、最近の下げで、すでに25日線が下降に向かっているものも多く、今日も、下落中の25日線に触れたところから影を残して終わっている銘柄が散見されました。出来高が多ければ、一気に25日線の下落圧力を跳ね返すことも出来るのでしょうが、値だけ飛ばしたものは明日はちょっと心配になってきます。基本的に、移動平均線が上向き、かつ株価が移動平均線上にある「順」の銘柄が今の相場では物色対象…。今晩の米国株の動きにより、「順」の銘柄と「逆」の銘柄の差が出てくるものと思われます。昨日新値をとった京三製作所が押し目を作り、最近の戻り高値の頭をはたいた後、下ヒゲを残して終わっています。そろそろ動きが出てくるか…。

 また、思惑狙いなら、サカタのタネ…現在決算集計中ですが、前期の想定為替レートは1ドル90円と1ユーロ120円。期末のレートはいずれも想定レートより安くなっていますので、決算発表があったらもしかしたら増額修正があるかも…。特に欧州向けのキャベツなどの種子の伸びが良かったようですから案外…ね。とにかく、焦点は今週末にニューヨークダウが13週線を回復できるかどうか…。もっとも指標としているNASDAQ総合指数は25日線をちょっと下回ったところで頑強に抵抗していますが…。

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米国株は高安まちまちの動き…投資家は気迷い感を強める
 おはようございます。
 昨日の米国株は予想を上回る5月の耐久財受注の増加や、OECD(経済協力開発機構)が来年の先進国の成長率がプラスに浮上するとの予想を出したことを好感し、大幅高でスタートしました。ただ、市場が注目していたFOMC(公開市場委員会)の結果、長期金利の低下に寄与すると期待していた長期国債の買い入れ枠の現状維持が発表されたほか、景気に対する慎重な見方が発表されると失望感から売られ、引けにかけ値を崩す銘柄が増加しています。その中で、新型中型旅客機ドリームライナーの初飛行が機体のトラブルで延期になったボーイングが前日に続き売られ大幅安(5.81%の下落)になったことを受け、ニューヨークダウは4日続落して終わっています。

 ただ、ニューヨーク市場の騰落状況をみると値上がり2188、値下がり839となっており、全体的にはかなり強い相場だったことが分かります。ソフトウエア大手オラクルやスポーツ用品大手ナイキの3-5月期決算がいずれも市場予想を上回ったことなどを受け、NASDAQ総合指数やS&P500は堅調に終わっています。出来高が11億1000万株と減少しており、株価が上下に振れやすくなっているのは懸念材料です。

 この日発表された5月の耐久財受注は1.8%の増加。市場予想の0.9%減を大幅に上回りました。コンピューター関連機器や民間航空機受注の増加などが指数を押し上げました。また、設備投資の先行きを占う航空機を除く非国防資本財受注は4.8%の大幅な伸びとなり、市場予想を上回るとともに、前月の2.9%減から大きく好転しています。また、この日実施された5年もの国債入札は、応札倍率が前回の2.32倍を上回る2.58倍になり、比較的順調な入札になりました。

 ニューヨークダウは、ボーイング下落の影響を受け4日続落となりました。一時は8400ドル台を回復する動きがあったものの、高値圏で下落中の5日線に触れたところから下落に転じており、戻り売り気分がついことを思わせます。NASDAQについても、依然25日線を下回った状況が続き、昨日も25日線を上値抵抗線として意識する動きがありました。このところ発表されるハイテク企業の決算に市場予想を上回るものが多く、NASDAQについては大きな崩れは無いものと思われますが、ニューヨークダウの上値の重たさは少々気になるところです。今週末に13週線を回復して終われるかどうかが注目点。

 24日の米国株
 ニューヨークダウ 8299ドル86セント  -23ドル05セント (0.28%)

 NASDAQ     1792.34ポイント   +27.42ポイント (1.55%)

 S&P500     900.94ポイント    +5.84ポイント (0.65%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9705円  +135円

              (円建て)   9645円  +75円


 米国株は高安まちまちでしたが、CME日経平均先物は、上昇して帰ってきました。円は対ドルで95円台後半の取引になっていますので、今日の日本株は堅調に推移しそうです。米国でハイテク株が買われた流れを受け、ハイテク株が注目されそうですが、昨日から電池関連に代わり買われだした太陽光発電関連に物色の矛先が向かいそうです。また、昨日、米国で、債券が下落しており、商品先物業者を中心に「債券先物売り」、「株先物買い」のロングショートポジションが組まれ、先物にリードされる格好で指数が上昇する可能性も強まっています。太陽電池関連、鉄道関連などのテーマ株に注目。依然、13週線への下落リスクがあり、全力投球は避けたいところ。

 お断り  昨晩の書き込みで日銀が世界の出口論を懸念と書きましたが、中村審議委員の「異例措置の解除尚早発言」は日本の企業支援に対するもので、世界の出口論とは関係の無いものでした。見出しだけを参考に書いたための間違いでした。訂正してお詫びいたします。ただ、出口論の帰趨が現在の株式市場の動向に大きな影響を及ぼすことには違いはありませんので、引き続き政策をフォローしていく方向には変りはありません。

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欧米の出口論に警戒を強める日銀首脳…出口論は基調転換を意味する大変化につながる
 なんだか問い合わせが増え、うるさくなってきました。レポートでも3月中旬以降は「ダメ」。4~5週程度の日柄調整で13週線くらいまでの下落か?と書いてきたんですから、いまさら、「これからどうなる」「どこまで下がる…」といわれてもネ~。大体、指数のことを云々しても、指数売買という「背後霊」を背負い、かつポジションを持っているのは証券化バブル崩壊のやられ組…。ファンダメンタルとは違うところで動いていますので、あまり神経質にならないほうが良いと思いますが…。

 さて、24日水曜日の日経平均株価は40円71銭高の9590円32銭、TOPIXは0.77ポイント高の902.46と、ともに小反発して終わりました。出来高概算は21億株、売買代金は1兆4900億円と、ともに前日比で減少。今晩の米国FOMC(公開市場委員会)後のコメント待ちで、見送り気分の強い展開でした。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは112、RSIは47、25日線かい離はマイナス0.9%でした。

 米国では2年もの国債の入札が応札倍率3.19倍という好調なスタートになったことを好感。金利が低下し、為替はドル安に、これを受け金や原油などこのところ米国の金利上昇を嫌気して下落していた商品が買いなおされました。日本も、債券市場が上昇してスタートすることが期待されましたが、昨日債券先物が上昇して終わっていましたので、本日は、利食い売りから先物が反落してスタート。なんでもかんでも「ロング・ショートポジション」を組んでくる商品先物業者(CTA筋)は債券先物を売る一方で、株の先物を買うという動きに出たため、米国株が安かったにもかかわらず、日本株は高いスタートになりました。

 その後は、ポジションの解消から株先物が下落。これに刺激され裁定解消りがでて株価が下落する一方、GLOBEX米国株先物が小高くなり、為替市場で円が95円台半ばに押し戻されると、今度は株の先物が買われるなど、指数的には外部環境に振り回される展開になりました。太陽電池事業で材料が出た昭和シェルに刺激され、太陽電池関連に貝が入ったほか、投信設定にからみハイテク株に買いが入るなど、全般的にはしっかりの動きでした。

 さて、13週線を下値めどと見てきたニューヨークダウですが、昨日の下落で早くも13週線に届いてきました。引け値ではわずかですが、下回って終わっているようです。対応点の状況からみて、まだ上昇基調は続きますので、週末に13週線を上回って終われば問題はありませんが、ちょっと注意してみる必要がありそうです。昨日も、世界的な金融危機克服のための異例措置の「出口論」について書きましたが、やはり、日本の金融当局もかなり神経質になってきたようです。今日の講演で日銀の中村審議委員は「異例の措置解除はまだ早いのでは…」と発言。欧米で高まる「出口論」に釘を刺す動きをしています。日銀の場合、バブル崩壊の過程で、白川総裁のいう「偽りの夜明け」にだまされ、金融政策を変更。結果的に景気の落ち込みをさらに深刻なものにした…という失政を踏まえた発言です。

 米国は、日本の金融政策を馬鹿にしながらも、反面教師として教訓を生かしながら政策運営していますから、早とちりはしないと思いますが、問題は欧州。ECB(欧州中央銀行)では、インフレに異常な警戒心を持つドイツの影響が強まっていますが、はやくもドイツから「出口論」がかまびすしくなってきました。過去、1987年のブラックマンデーのときにも、世界が協調利下げに踏みきろうとしているとき、インフレを懸念するあまり利上げを実施。株価を暴落させてしまいました。また、昨年商品価格が上昇しているときにも、本来は景気対策で早期に利下げをすべきなので、利上げを実施。現在の欧州の景気回復の遅れの原因を作っています。今回の「出口論」については米国は理性的に振舞うと思われますが、果たしてドイツを中心とする欧州がどう出てくるか…。

 ラトビアなど旧東欧諸国の状況はとても金融の正常化には耐えられませんし、欧州の景気自体も、財政政策や金融政策に頼らざるを得ない状況が続いています。冷静に考えると、とてもとても金融・財政政策を平常時に戻せる状況でないことは確か…。まさか、とは思いますが、その「まさか」をやってきたのがインフレ恐怖症のドイツですので、警戒を怠れません。世界の金融は、中央銀行の大盤ぶるまいで何とか小康状態を保っていますが、依然、住宅や不動産価格の下落は続き、消費者ローンなどのデフォールトも増加するなど銀行の資産の劣化は現在も進行中で、ここで政策変更が実施されたら、不良資産問題が再び浮上する可能性もあるのです。また、株式をはじめとする世界の資産価格の上昇は、この「異例な措置」で発生した過剰流動性で支えられているという側面は見逃せません。

 その過剰流動性の蛇口がもしかしたら閉められるかもしれない…という、大変な変化がおきようとしているのです。米国の株式がいち早く下落に転じている意味をよく考えておかねばなりません。ただ、これはあくまでも「杞憂」について論じているのであって、実際には、出口論の検討という話はトーンダウンしていくものと思います。エスカレートするようだったら、時期尚早…として、市場の警告を受けることになるはずです。だから、しばらくは経過を見守ったほうが良いと書いているわけです。相場は逃げませんから、出遅れてもいつでも遅れは取り戻せます。日銀も世界の動きに懸念を表明しているわけですから、我々も少しぐらいは様子を見てもいいんではないでしょうかね。

 そういえば、好業績で注目してきたメガチップスと先日鉄道関連で注目しておいた京三製作が新値を更新してきましたね。京三製作は太陽電池用の電源装置で注目されたものと思われますが、本筋は鉄道をはじめとする交通管制システム。このところ、三菱重工業が世界で交通システムのトータル的な受注に力をいれていますが、同社は三菱重工業と提携。受注は三菱重工業から来るシステムになっていますから、今後、三菱重工が海外で鉄道や道路など交通システムを開拓するほど受注が拡大してくる可能性があります。同じ鉄道関連の日本信号と比較した株価の割り負け感もあり、ここからの押し目はまだまだいけそうです。

 まあ各論では、とっかえひっかえ材料が出てきますので、買いの対象を探すのは苦労しませんが、問題はここまでの相場上昇を支えてきた「基調」に転換が起きるかどうか…。今はそれを見極めるとき…!

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不透明材料が多く、米国株は高安まちまちの動き…13週線での底固めの動きに注目
 おはようございます。
 昨日の米国株は、前日急落した金融株やエネルギー株などを中心に押し目を拾う動きが強まり、小反発して始まったものの、FOMC(公開市場委員会)の景況判断を見極めたいとのムードから見送り気分が強まり、前日引け値付近を往来。結局、ニューヨークダウは小幅続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は約12億株と前日から2億株以上減少しています。ただ、前日6%下落した反動で、金融株が1.7%上昇したことを受け、S&P500は小幅反発して終わっています。

 この日は、財政資金調達の第一弾である2年債400億ドルの入札が実施されました。円滑な入札が実施されるか市場は懸念していましたが、応札倍率は3.19倍と、過去2年以上で最高倍率になり、安心感から米国の金利が相対的に低下。これを受け、為替市場でドルが売られ、一方で、ドル安ヘッジで原油や金価格が上昇するなど、他の市場へも影響を及ぼしています。ただ、今日から明日にかけても640億ドルの入札を控えていることから、市場の懸念は払拭されておらず、債券市場を通した為替、株式、商品市況への影響が注目されます。

 またこの日は、5月の中古住宅販売件数が発表されましたが、前月比で2.4%の増加で、477万戸になりました。前月に続き2ヶ月連続の増加になりましたが、市場予想の481万戸は下回りました。前年比では3.6%減になっています。全般的に底打ち感は強まっているものの、依然として減少傾向は続いています。ただ、長期金利の上昇傾向を受け、駆け込み的に住宅取得が増加し、ここ数ヶ月増加傾向をたどるのでは…という強気の見方も出ています。また、同日発表の4月住宅価格指数は前月比で0.1%の低下。前月の1.3%の低下から改善傾向にあるものの、前年同月比では6.8%の低下と、下落傾向は依然続いています。

 この日の株価は、高安まちまちの動きになりました。中型旅客機「ドリームライナー」の初飛行が、機体側面のトラブル(以前から、炭素繊維素材の機体と金属製の翼との接合に問題がある、と指摘されている)から、再び延期されたことを嫌気され、7%近い下げになったことがニューヨークダウの下落に影響。一方、ゴールドマンザックスグループの投資判断が引き上げられたことがきっかけとなり、金融株に押し目買いが入り、S&P500を引き上げました。ニューヨークダウは、以前から指摘してきた、13週線にとどき、昨日はこれを意識して下げ止まっています。まだ、財政資金調達の結果やFOMCでの景気判断、長期陰利低下への対応、財政金融の緊急緩和措置の出口論などの帰趨をめぐって不透明な部分はあるものの、週末に13週線を維持して終われるかどうかが焦点になります。当面、13週線をはさんで明確な底入れパターンを示せるかどうかがポイントになります。

 23日の米国株
 ニューヨークダウ 8322ドル91セント -16ドル10セント (0.19%)

 NASDAQ      1764.92ポイント  -1.27ポイント (0.07%)

 S&P500      895.10ポイント   +2.06ポイント (0.23%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9610円  +70円

              (円建て)  9550円  +10円
 

 昨日の米国株は高安まちまち、CME日経平均先物はほぼ横ばいで帰ってきました。昨日、1ドル94円台をつけた円相場は95円台前半の動きですが、投機筋の動きによっては再び94円台にトライする動きも予想され、本日の波乱要因になりそうです。昨日に続き、GLOBEX米国株先物や為替相場を見ながら、先物や裁定取引に影響される不安定な展開が予想されます。ただ、ドル安を受けたリスク資金の買いで、新興市場の反発が予想されることから、全般には底堅い展開になりそう。市場の不透明感は強く、全般的には模様眺めの展開か?米国の動きを受け、金融株や資源株などに押し目買いの動きがでそうですが、やはり主体は個人が手がける材料株の短期値幅取り相場…。当面、無理はしない方がよさそうです。

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当面のポイントは、景気の下落が続いているのに始まった出口論の行方…弱まれば株価の再上昇へ
 23日火曜日の日経平均株価は276円66銭安の9549円61銭、TOPIXは20.79ポイント安の901.69と、ともに急反落して終わりました。出来高概算は25億3000万株、売買代金は1兆8600億円と、ともに前日比で急増。押し目買いと見切売りが交錯し、商いの増加につながったようです。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは116、RSIは44、25日線かい離はマイナス1.2%になりました。騰落レシオが昨日の130台から急低下、RSIもセーフティゾーンの40割れに近づくなど、指数的な調整も一気に進んできました。

★厳しかった日本の景気見通し
 今日は「新月」で相場の変化日。タイミング良く世界銀行が世界経済の成長率見通しを下方修正しれくれて、これまで迷っていた投資家に投げや利食いの決断をさせたようですね。今回の見直しについてはエコノミストの間でも色々評価が分かれているようですが、相変わらず日本経済だけに対しては厳しいモノサシが適用され、先進国の中では一番悪いマイナス6.8%成長になるようです。もしかしたら、4~6月期の成長率は米国を上回るものになるのじゃないか…という見通しまで出ていたのに一体何故…という感じですが、外人さんにとっては日本のプレゼンスが高まるのがよほど気に入らないと見え、日本の国内貯蓄だけに国債の消化ができる資金調達力を持った日本のランキングが発展途上国並で、海外に資金調達を依存しなければ国がやっていけない米国や英国が最上級(英国は格下げされましたが…)というんですから、格付けの基準も怪しいものです。

 とにかく、柔道でも水泳でも、自分たちが勝てないとなると平気でルールを変えるし、審判に自分たちにゆりに裁定させる欧米諸国ですから、今回の世銀の見通しだって裏に何があるかわかったものじゃないでしょう。実際、先進国でもっとも悪い成長率見通しになった国の通貨を資産の安全な投資先として1ドル94円台まで買うわけですから、世界機関や格付け機関の見通しと市場の判断は大きくかい離していることになります。自分たちの暴走で高転びにこけ、金融対策や景気対策に全精力をつぎ込んでいる欧米各国にとっては、金融や景気対策にたいしたこともせずに政争に明け暮れている日本の変な余裕が、目障りで仕様がないというところでしょうか。

★話の脱線次いでに
 まあ、欧米大国の頭の中にはいまだに白人至上主義があるのは確か…で、帝国主義時代に植民地から富を収奪したやり方を形を変えて今も用いています。またいうことを聞かなければ「恫喝」するというやり方も変りません。まさに、この恫喝と搾取という手法が通用しなくなってきたことから、現在の多極化時代が始まっているのです。中国やロシア、ブラジルなどはいち早く、これに気が付き、極の一つになろうとパワーゲームを繰り広げているのですが、日本は、毎年、米国から突きつけられる「対日年次改革要望書」の内容を政策実現の目標として行うなど、いまだに属国としての地位から抜け出せません。郵便事業の自由化、保険の参入障壁の撤廃、米国の弁護士の日本での活動の承認などが米国の要求で実現され、そのたびに欧米から企業が進出。日本の富が彼らに吸い上げられています。

 郵政の民営化についても、最終的にはどこか海外の金融機関に株式を持たせる話がきまっているとかいないとか言う噂が飛び交っています。それが実現すると、郵便貯金と簡易保険の400兆円を超える資金が彼らの思い通りになる、という、まさに昔の帝国主義国が属国から富を収奪するやり方が形を変えて実行されようとしているという話もあります。あれだけの反対がありながら西川氏の続投が決まった裏に、どこからどんな圧力がかかったのでしょうか。もし噂どおりのことが裏で進んでいるとしたら…。これからも、国民は、厳しい目線で監視し続けていくことが大事ではないでしょうか。

★日本たたきの裏には日本への畏怖がある…
 世界銀行の経済見通しの下方修正から、とんでもない飛躍をしてしまいましたが、世界が多極化する中で日本が独自の地位を固めるべく国家観を持たなければなりません。何時までも馬鹿な政争をやっている場合ではないと思うのですが。彼らは日本叩きばかりやっていますが、北朝鮮の核保有の抑止を熱心にやっているんだって、北朝鮮が核武装をしたことを口実に日本が核を保有することを怖がっているからに他なりません。彼らが日本を軽視する裏には、日本への畏怖があることを忘れてはいけないとおもいます。

 さて相場についてですが、朝も書きましたように、頭打ち感を強めていた市場に世銀の下方修正が売りの口実を与えた…という見方でいいのではないでしょうか。もともと、上げの三ヶ月を経過する中旬過ぎは危ない…と書いてきましたので、今回の下げも別に驚くものではありません。ちゃんと、13週線くらいまでの調整はありうると書いてきましたので、別に、こまごまと書く必要は無いものと思われます。景気状況から、8500円とか8000円などという下値めどが早速出てきましたが、まあ、相変わらず「下がれば弱気、上がれば強気…」という根無し草のような相場観が多いようです。

★調整の原因は先進国で始まった出口論…偽りの夜明けにだまされるな
 大体、今回の相場は景気への過度な期待感がエンジンにはなっていますが、燃料は、景気対策や金融対策など、世界中で供給されている過剰流動性。ところが、世界の景気が下落を続けている最中に、早くも出口論を検討する…ということで、市場がびっくりしたというのが本当のところでしょう。過剰流動性の供給が立たれるということですから、慌ててリスクマネーを引き上げざるを得ないのは当たり前でしょう。
 以前から、現在のリスクは、白川日銀総裁が指摘した「偽りの夜明け」に対し、日本が犯した大失敗を繰り返すこと…と書いてきました。やはり、ドイツがインフレを怖がって出口論を言いはじめましたし、オバマ大統領まで言及しています。でも、それによって市場がこれだけマイナスの反応をすることも分かりましたので、恐らく出口論時期尚早…みたいな話になっていくんでしょう。大体、まだ景気の下降が続いているんですから、今から、景気回復を前提にした話をすることが間違っています。だから、今回の下げの理由は、世銀の景気見通しの下方修正ではなく、出口論にあることを認識。各国金融当局の発言内容をチェックし、これまでの過剰流動性供給に変化が無いことを確認することが大事です。

 恐らく、もう一段下げれどんなに頭が悪い政治家だって気づくはずですから、出口論は影を潜め、再び株価は上昇に向かうものと思われます。米国は下値めどにした13週線に接近してきましたから、そろそろ抵抗するような動きが始まるはず…。日本も13週線まで、あと300円弱のところまで来ていますので、「値幅整理」だとすると反発は早いのかもしれません。まだ、慌てることはありませんので、相場をじっくり観察。また出口論の行方を見定めることが大事です。

 今日は、書き込みをしている最中に電話がたびたび入り、考えが中断され支離滅裂になってしまいました。とにかく、ポイントは出口論が影を潜め、米国経済に景気好転を表す新たな経済指標が登場。第一ラウンドの上げをリードしてきた銀行株や資源株からの主役交代が達成できるかどうか…。当面はこのあたりをじっくり見極めるところでしょう。

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世界銀行の世界景気見通し下方修正で、市場は大荒れ…主役交代の促進材料か?
 おはようございます。
 昨日の商品を含めた欧米市場は、世界銀行が世界の経済成長率見通しを大幅に引き下げたことを受け、大荒れの展開になりました。欧州の主要市場では英国FT指数が2.6%、ドイツDAX指数は3%、仏CACス指数は3%それぞれ急落したほか、主要な国際商品で構成されるCRB」指数も3週間ぶりの大幅な下げになっています。景気の好転を期待して買われてきた金融株や資源株が売られました。

 週明けの米国株も、この流れを受け急落してスタート。ほぼ終日安値圏で推移したあと、引けにかけ再度売られ、ニューヨークダウはほぼ安値圏で終わりました。これまで、米国株の戻りをリードしてきた銀行株や素材、資源株の下落が大きく、ハイテク株が多いNASDAQ市場も、大型株を中心に売られるなど、ほぼ全面安商状になっています。ただ、ニューヨーク市場の出来高は14億株と全体的に狼狽売りがでた…という感じではありません。

 この日、世界銀行は世界の景気の状況が芳しいものではない、とし、3月時点の成長率見通し(マイナス1.7%)をマイナス2.9%に下方修正するとともに、各国の経済見通しも下方修正しています。また、バンクオブアメリカの役員二人が辞任したことも、不安感をあおりました。

 これまで、米国株は、金融危機の一巡から、次の景気状況を反映する相場への移行期にあり、13週線程度までの調整がありうる…と、何度か書いてきました。実際、今月に入ってからニューヨークダウは10日近くも横ばい状況を続ける頭の重い展開が続き、その後、持合を下離れ、これまで下値抵抗線として意識してきた25日線もこのところ下回った状態にありました。これまで、上昇を支えてきた銀行株や世界景気の好転を先取りした資源の上昇を映して買われてきた資源株が伸び悩み、一方、景気の好転を示す明確なサインがでないため、次の相場に移行するタイミングがつかめない状態が続いていました。

 また、テクニカルでみても、一昨年の史上最高値を付けて以後の安値を結ぶ抵抗ラインに到達したものの、このラインを突破できなかったことも失望売りにつながっています。主役交代が進まず、高値警戒感がでていたところに、タイミングよく世銀の世界景気見通しの下方修正がでたことで、とりあえずこれまでの上昇相場のリード役を売却し、次の主役登場に備えようという動きと判断されます。世銀の下方修正見通しが下落の原因というより、ちゃぶついていた相場に対し見切りの口実を与えた…というところでしょうか。

 昨日の下落で、25日線の回復が難しくなリましたので、当面は下値模索の動きに入りそうですが、当面は、以前から書いてきた13週線、悪くても26週くらいまでの調整を想定しておけばいいでしょう。世銀が景気の下方修正を行ったことで、当面の懸念材料だった金利が低下しており、マイナスの材料ばかりではないことには注意が必要です。ただ、今晩から始まる米国の財政資金調達への影響(金利低下で債券の魅力が低下)が懸念されますので、入札状況が、再度、為替や商品など市場に影響を与えることも想定しておかねばなりません。いよいよ、本格的な主役交代期に入ってきた感じですね。アップルのアイホン新製品の発売は行列が出来るほどの人気になりましたが、昨日の相場はこんな好材料も無視された格好です。次の出直り一番手は、こういうのになるかもしれませんね。

 22日の米国株
 ニューヨークダウ 8339ドル01セント  -200ドル72セント(2.35%)

 NASDAQ     1766.19ポイント   -61.28ポイント (3.35%)

 S&P500      893.04ポイント    -28.19ポイント (3.06%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9665円 -165円

              (円建て)   9600円  -230円


 米国株は、世銀の景気見通し下方修正を受け、大幅下落して帰ってきました。CME日経平均先物も9600円台になっており、今日は先物中心に売られ安くなる展開は避けられないものと思われます。当面、昨日高値をとってきた中国市場の動きが注目されますが、もし、続伸するようなら世銀ショックに歯止めがかかる可能性もあり、この動きが注目されます。とにかく、日本株についても、米国株と同様に警戒感を説いてきましたので、ここでの急落に意外感はありません。問題は、米国市場で主役交代を促すような明確なサインがでてくるかどうか…。今は、それを待っている状態です。

 昨晩も書いたように、ここは「日柄整理」にかけられるか、「値幅整理」にかけられるか…を見極めるところ。

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ただいま日柄整理の真っ最中
 週明け22日の日経平均株価は40円01銭高の9826円27銭、TOPIXは3.51ポイント高の922.48ポイントと、ともに続伸して終わりました。出来高概算は21億4000万株、売買代金は1兆5400億円と、週明けで手がかり材料が少なく、見送り気分の強い展開でした。日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは132、RSIは54、25日線かい離はプラス1.7%でした。

★個人投資家中心の出遅れ株物色が続く…
 今日の値上がり銘柄数は1189、値下がり銘柄数は415で、値上がり数が大きく上回っています。さきほど、「見送り気分の強い展開でした」と書きましたが、「主力投資家の見送り気分が強かったものの、個人投資家は出遅れ銘柄や新興市場銘柄を中心に積極的な買いを入れていました…」と書き直したほうが性格かもしれませんね。実際、連日物色範囲が広いため騰落レシオの加熱感が解消されません。以前から、ここからは、いち早く06年1月のライブドアショックで天井をつけ、また内容が良いにもかかわらず流動性が少ない(発行株数が少ない)という理由だけで売られ、需給関係がすっきりしている中小型株や新興市場株の出番と書いてきましたが、やはり、個人投資家を中心に2006年相場でやり残した宿題をすることになったようです。証券化バブルの洗礼を浴びたインデックス採用銘柄や不動産などは、恐らく、しばらくは戻れば売られる…という、需給のほぐしを経なければならず、上値も限定的なものにならざるを得ないのかもしれません。

★海外株高に引っ張られての小幅続伸
 まあ、あんまり指数の動きを解説しても意味がないかもしれませんが、今日は、週末の米国市場でCME日経平均先物が高く終わっていましたので、先物先行で買われ、日経平均は小幅続伸して始まりました。その後、GLOBEX米国株先物が小高く始まったことや、香港や上海市場が高くなったことを受け、先物にまとまった買いが入り日経平均も上げ幅を拡大。一時は、8900円に迫る場面もありましたが、為替市場で円が1ドル95円台に入ると、ハイテク株から軟化。一方で、建設や食品な、医薬品などディフェンシブ関連が買われたものの、指数寄与度が大きいハイテク株が伸び悩んだことから、結局、日経平均は小幅続伸で終わりました。先物市場でも先行きをめぐり強弱感が対立。戻れば先物が売られ、裁定解消売りが出て上値を抑える…という頭の重たい展開が続いています。

 本日の高値は、9887円でしたが、これは上値で未整理だった計算上のポイント9875円を抑えたもの。一気に上値にぬけ切れなかったことをみても、まだしばらくはもたもたした展開が続くことになりそうです。このところ、25日線(今日現在9658円)を下値支持線とみなす動きが強まっていますが、まだ、先週4週ぶりにつけた週足陰線で目先の天井形成の可能性を強めており、2003年、2005年相場の中間踊り場形成のときのように、日柄をかけて13週線(先週末9236円)まで整理することも想定しておかねばなりません。

 特に、今週は米国で、1040億ドル規模の過去最大級の財政資金調達が行われます。先々週のように、長期のものではなく2年債や5年債、7年債が中心ですから、先々週のように債券市場や為替市場が振り回される可能性は少ないものの、入札状況によっては波乱要因になることは考えておかねばなりません。特に、今週は住宅関連指数の発表が多くありますから、入札不調→長期金利上昇となれば、株価の波乱材料になるかも知れず、基本的には見送り気分の強い展開にならざるを得ないところでしょう。

★今は我慢のとき…
 先週も書いたように、週足にして4~5週の調整になる可能性もありますが、調整期間が長引いてきたり、ちょっと下値に振られたりすると、すぐに弱気が頭をもたげ、目先筋は「空売り」の誘惑に駆られてきます。ただ、今回の相場は、金融崩壊という奈落の底から這い上がってきたものですから、そんなに簡単に終わってしまうものではありません。上げ相場の中の中間反落相場は安値覚えなどから高値警戒感が付きまとい売りたくなるものですが、それはくれぐれも慎まなければなりません。相場の世界では神様のように言われている本間宗久翁も「秘録」の第26章で「上げのうちの下げ」として、底から立ち上がった相場が調整しているときに空売りすることを厳に戒めています。結局、今は我慢のとき…だと思います。日柄にかけられるのか、値幅にかけられるのか分かりませんが、とにかく、13週線に到達するまでおとなしくしておいた方がよさそうです。 

★世界公共投資の性格を持つ鉄道網建設
 当面は、個人投資家を中心にしたテーマ株と問答無用の需給相場が展開されそうですが、短期筋やディーラーが仕掛ける「上げ」だけが手がかり材料のぼろ株物色は論外…としても、このところ電池関連に息切れ感がでており、新しいテーマが必要な段階に来ているようです。そこで、注目されるのが世界中で大ブームになりそうな「鉄道建設ラッシュ」です。株式レポートでも継続注目しています京三製作所やタッグをくむ三菱重工業などがじりじり水準を切り上げています。ちょっと長くなってきましたので、詳しくは回をあらためて書きますが、インパクトとしては電池関連よりも大きいかもしれませんね。日本電産が、東洋電機製造を狙いにいった背景には、大は鉄道車両用モーターから、電気自動車用モーター、小は精密モーターまで、モーターの分野を全て押さえてしまおうという狙いがあったものと思われます。

 それだけ、いろんな分野でのモーターの活用幅が昼がって来る…ということでしょう。まあ、世界中を鉄道で結び、人的物的交流を活発にしようという「ランドブリッジ構想」も出てきていますから、スケールとしてはこちらの方が大きいと思うのですが…。まあ、電気自動車もしばらくはがんばっても、頻繁な重電無しに走れるようになることや、現在の自動車のエンジンのように長持ちするようにならなければ、所詮は街中の乗り物…で終わってしまいかねません。それだけに、ベンチメーカーへの期待が大きいのですが…。ちょっと鉄道関連でもリストアップしてみたらいかがですか?

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米国株は高安まちまちの動き…来週の過去最大規模の財政資金調達の帰趨が相場を左右
 おはようございます。
 昨日は、急に人と会うことになり、夕方の書き込みができず失礼しました。

 昨日の米国株は、とりたてて重要な経済指標の発表もなく、手がかり材料難に推移しましたが、原油価格が1バレル70ドルの大台を割れ、金属市況が下落するなどしたことからエネルギー株が売られニューヨークダウが反落。一方で、公的資金の返済コストが市場予想よりも小さいとの観測が強まったJPモルガンなど金融株が買われた影響でS&P500は続伸。また新ソフトの発表を控えたマイクロソフトの投資判断をゴールドマンザックスが引き上げたことや音楽プレーヤー付き携帯電話「i PHONE(アイホン)」の新型モデル発売を好感しアップルが上昇したことなどを受け、ハイテク株が買われNASDAQが反発するなど、高安まちまちの動きになりました。

 昨日は、原油価格がバレルあたり2ドル強下落。資源株に影響、シティ株やJPモルガンなど金融株の上げを相殺し、ニューヨークダウの足を引っ張りました。製油所のガソリン生産が拡大する一方、輸入品も増加し、ガソリン価格が下落しました。また昨日エネルギー省から発表された在庫統計で、原油在庫が今年一月以降で最も多い339万バレル増になる一方、需要が前年比で6%減少したことなどが急落の要因になりました。

 米国株は高安まちまちの動きですが、このところ、ニューヨークダウが25日株価移動平均線を上値抵抗線として意識し始めた動きが懸念されます。昨日も、一時は、8600ドルの大台を回復する場面はありましたが、結局、同移動平均線以下で終わってしまいました。一方、ハイテク株が多いNASDAQ総合指数は、このところハイテク株への投資判断の引き上げが増加していることから堅調を持続。昨日も25日線を下値抵抗線とした動きが続き、ニューヨークダウと好対照を成しています。市場が、金融危機の一巡から、次の物色テーマを景気の底入れ反転に求めていることが分かります。

 ただ、来週はFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されるほか、総額1040億ドルという最大規模の財政資金調達が実施されるため、消化状況をめぐって金利や為替が乱高下する可能性もあり、相場環境は不透明。当面、方向性がはっきりするまで、現在のような綱引き相場が続くことになりそうです。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 8539ドル73セント -15ドル87セント (0.19%)

 NASDAQ総合指数  1827.47ポイント +19.75ポイント (1.09%)

 S&P500      921.23ポイント   +2.86ポイント (0.31%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  9890円 +120円

            (円建て)   9830円  +60円 


 昨日の日経平均株価は82円54銭高の9786円26銭、TOPIXは7.76ポイント高の918.97と、ともに反発して終わりました。出来高概算は24億7000万株、売買代金は1兆7040億円でした。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは120.RSIは53、25日線かい離は1.6%でした。25日線への接近とともに、短期指標の過熱感もだいぶ修正されてきましたが、個人を中心にした出遅れ株物色の意欲がつよく、騰落レシオの低下が遅れているのが気になります。

 先週の日経平均は4週間ぶりに陰線で終わってきました。週のテクニカル指標はサイコロが7勝5敗、RSIは先週の88から79に低下、先週11%台まで拡大していた13週線とのかい離率も6%に縮小するなど、改善が見られました。ただ、中期的にはまだ整理未了感は否めません。目先的には25日線を下値抵抗として意識した動きになっていますが、同移動平均線は9627円まで上昇してきており、下値の余裕は少なくなっています。今週は、先週までのSQを意識した先物間対立で動いた相場と異なり、再び、米国市場とのシンクロ性を強めてきています。金融株やハイテク株が米国と同調して買われていました。

 それだけに、来週の米国株の動きが注目されますが、23日の400億ドルを皮切りに、24日370億ドル、25日270億ドルと、過去最大級の財政資金調達が行われ、その結果によっては長期金利が変動。これを受け為替が大きく動く可能性もあり、日本株への影響も読みにくいとことがあります。このところ、為替相場は金利敏感色を強めており、国債消化の不振→金利上昇になった場合、ドル・円が買われ、円が上昇。先物が売られ、裁定解消売りから相場が弱含むこともありそうです。ただ、週始めについては、CME日経平均先物が大証終値9770円を100円以上上回る水準で取引されており、堅調なスタートが予想されます。

 相場は、このところ予想してきましたように調整色を強めてきました。一時的に環境関連株が市場をにぎわしましたが、証券会社のディーラーが味付買いを行い、これに物色対象を探していた個人投資家の目先資金が相乗りし、急騰していました。ただ、週末を控えたポジション調整売りでディーラーが手仕舞い売りを行い、環境関連は急落。高値で買いついた投資家ははしごをはずされた格好になっています。来週については、市場環境が不透明なことから、引き続き環境関連が注目されますが、焦点は週末にかけての急落で、環境関連株にどの程度の信用売りが入ったか…。GSユアサもそうですが、新しい仕手株に育ちそうな明電舎の信用取り組みが注目されます。

 ただ、あまり荒っぽい相場に参加することはお勧めできませんね。以前から、上昇3ヶ月を経過した6月中旬からは調整に移行する可能性が強く、週足にして4~5本、13週線くらいまでがめどになるとしてきました。あと3週間程度の調整日柄が必要というところです。まだ下降を続けている200日線の動きが焦点になりますが、200日前の対応点はリーマンショックがあった9月初旬。もう少し経てば対応点が現在の水準に近いところに来て、横ばい状態に移ってきます。こちらを見てもやはり調整日柄が3~4週間程度必要なことを暗示しています。まあ、7月半ばくらいまでは、無理をせず銘柄探しでもやっていた方がいいような気がするんですが…。

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景気指標の好転を十分に反映し切れなかった米国株…来週の大型資金調達を懸念
 おはようございます。
 昨日の米国株は、弱い雇用統計を受けて小幅続落して始まったものの、その後発表された景気指標がいずれも堅調なものになったことから、株価は反発。ナイジェリアで反政府勢力がパイプラインを爆破したことから原油価格が上昇したことを受け資源株が上昇したことも、指数を押し上げ、結局、ニューヨークダウは4日ぶりに反発。S&P500も反発しましたが、メモリーカード大手サンディスクの年判断が引き下げられ売られたことを映し、NASDAQ総合指数はプラス圏に浮上できずほぼ横ばい圏で終わっています。

 この日発表された週間新規失業保険申請件数(~13日)は60万8000件。前週を3000件上回るとともに、市場予想の60万件も上回り、一時は市場の失望感を招きました。ただ、6日までの受給者総数は市場予想の685万人を大幅に下回る668万7000件となり、前週に比べ14万8000件減少しています。これは2001年11月以来最大のもので、雇用情勢の悪化に歯止めがかかり始めた可能性を示唆しています。

 また同日発表のフィラデルフィア地区連銀製造業景況指数(6月)は、マイナス2.2。前月のマイナス22.2から大幅に改善するとともに、市場予想のマイナス17も大幅に上回りました。新規受注が前月のマイナス25.9から同4.8、出荷がマイナス19からプラス2.1に上昇したことなどが指数の改善につながりました。また、同じく民間調査機関のコンファレンスボードが発表した5月の景気先行指数は前月比1.2%の上昇となり2004年3月の1.4%増以来の上昇率を示しました。また、4月の数値は1%増から1.1%増に上方修正されています。先ごろ発表されたニューヨーク連銀製造業景況指数は前月比でマイナスとなりましたが、今回の発表により、地域により景気に温度差が出始めたことを示す結果になりました。

 昨日の、米国株は、資源価格の上昇の影響が大きかったニューヨークダウやバンクオブアメリカなど金融株の上昇が大きかったS&P500が上昇したものの、景気敏感株が多いNASDAQ市場が横ばいで終わっており、景気指標の好転を十分に反映したものになっていません。むしろ、来週行われる過去最大規模(1040億ドル)の財政資金調達を警戒するムードが強まり、長期金利が上昇。これを受けドルが買いなおされる動きも出ています。また、チャートでみても、ニューヨークダウは、引け値で25日線を回復できずに終わっているほか、高値では5日線で押さえ込まれる動きがでており、昨日の反発を額面どおりに受け取るには、もう少し観察が必要です。むしろ、キャタピラーの5月の北米での受注額が減少していることを見ても、景気刺激策が十分機能していない可能性もあり、株価的にも、もう少し慎重にみたいところです。

 18日の米国株
 ニューヨークダウ 8555ドル60セント  +58ドル40セント (0.69%)

 NASDAQ総合指数  1807.72ポイント  -0.34ポイント  (0.02%)

 S&P500      918.37ポイント    +7.66ポイント  (0.84%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9805円  +75円

              (円建て)  9755円  +25円


 米国株は4日ぶりの反発、CME日経平均先物も小幅高で帰ってきました。為替市場で円は1ドル96円台半ばの取引で、昨日の95円台から円安方向にぶれており、今日の日本株はしっかりの展開が予想されます。昨日売られた先物の買い戻しから寄り付きは高くなりそうですが、買い一巡後は週末控えで模様眺め気分が強まり、昨日と同様に目先筋が手がける個別物色相場に移行することになりそうです。昨晩も書いたように、これまでのテーマ株物色から、目先筋の物色対象が過去に仕手の介入で大きな相場をだしたものに向かうなど、内容の悪化も見られるだけに値動きにつられた買いは控えた方がよさそうです。今日の日経では、原子力や石炭火力発電についての記事が掲載されており、休憩中の原発関連などの人気が再燃する可能性も…。また、一昨日環境関連の掘り起こし相場があり、関東電化や戸田工業などが人気化しましたが、これらの中から再度人気化してくるものも出てきそうです。ここでは値動きより、テーマ性を重視したほうがよさそうです。ただ、無理は体によくありませんから…。

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手がかり材料難から底値こう着状態に…3本新値陰転で13週線への接近可能性強まる
 18日木曜日の日経平均株価は137円13銭安の9703円72銭、TOPIXは11.82ポイント安の911.21と、ともに反落して終わりました。出来高概算は24億3000万株、売買代金は1兆5900億円とこのところ減少傾向を続けています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは128、RSIは55、25日線かい離はプラス1%まで縮小しています。今週に入って冴えない相場が続いていますが、今日、日経平均が9768円の陰転値を下回り、3本新値が陰転。目先の弱気相場に入っています。

 今日は、寄り付きで勝負が決まってしまった、という感じですね。米国株の3日続落、CME日経平均先物安を受け、寄り付きから先物が売られ、裁定解消売りがでたこともあり、下げ幅を拡大。日経平均はCMEの先物終値(9725円)を下回って終わりました。今日の朝も書きましたように、寄り後は、為替とGLOBEX米国株先物次第…でしたが、為替は1ドル95円60銭から同99銭という狭いレンジ内の動き。GLOBEX米国株先物は、堅調だったものの小動き…ということで、まったくの手がかり材料難。結局、痺れを切らした目先筋が昨日買った材料株を売り値を崩すものが増えました。

 一方で、新たな材料株としての主役を期待した買いが明電舎にはいったほか、GSユアサに比べ出遅れ感があった古川電池に買いが入るなど、個人投資家の旺盛な買い意欲を示す動きも目立ちました。また、一部目先筋は、兼松日産や丸山製作所など、かつて仕手が介入して大きな相場を出した ものに買いの矛先を向けるなど、資金をフル回転する動きが目立っています。値動きだけが手がかり材料の相場ですが、このタイプの相場は回転が止まれば終わり…。変にちょうちんをつけると、しばらくはちょんまげ掴みになるリスクもはらんでいます。やはり、ここでは一歩下がったリスクを意識した投資が必要かと思われます。

 さきほども書きましたように、本日、日経平均の3本新値が陰転。目先弱気相場に入っています。ただ、押し目での買い意欲は強く、先物市場でも9650円以下に1000枚単位の買いが入っているため、先物筋も徹底して売り崩すことも出来ず、膠着感を強める結果になっています。当面は25日線(本日現在、9606円)を下値めどとした展開になりそうですが、指標となるニューヨークダウが25日線を切り、上値の抵抗線として意識する動きに変っていますので、ここでは、下値めどを13週線(昨日で9240円)までとみる必要があるかもしれません。
 先週末から、調整が近いことを書いてきましたので、貧乏神のように見られて、最近はヒット数も落ち気味ですが、相場や投資家に媚びる必要もありませんので、ダメなときはダメと書きますし、いいときは良いと書く方針は曲げません。今週になって、「下値めどは…」と聞かれますが、答えは13週線くらい…ということにしています。具体的な数字を要求されますが、今は9606円にあっても、明日はここから上昇し、さらに次の日も上昇するわけですから、下値めどは日柄に左右されることになります。日柄にかけず、一気に値幅で整理すれば500円くらいの下げが出る勘定になりますが、上がったり下がったりしながら日柄にかけると、もっと高いところに出てくることになります。

 このことについては、同様に底揉みから立ち上がった2003年相場と2005年相場を例に引いて説明したはずです。このときには、ともに上げの道中で週足にして4本かけて調整し、13週線とのかい離修正を終えて上昇。その後、調整にいたるまでの上げ幅と同幅の上げを演じています。現在はその踊り場に入ったのではないか…とみているわけです。先週末にもチャートやテクニカル指標を数項目挙げ、警戒を促しましたが、そのときの13週線とのかい離は11%を超え、反落リスクが高まっていたのです。昨日までにかい離幅は6%まで縮まっていますから、もしかしたらそんなに時間はかからないかもしれませんが、ポイントは13週線になる可能性が高いものと思われます。

 とにかく、今日の朝も書きましたように、米国でもここまでの主役の金融株の下げがきつくなり、オバマ大統領が強行しようとしている国民皆保険を反映したヘルスケア関連が動くなど、主役交代へ向けての動きが始まっています。しばらくは、プラスの動きとマイナスの動きが交錯して、分かりにくい相場が続きますが、やがてどちらかの流れ有力になってくると、その方向へ相場が動き出してきます。米国の場合、それは景気刺激策になるはずです。このところ、景気の底打ち感を否定するような指数も散見されるようになっており、政権としても来年実施分を前倒しすることを迫られるかもしれません。ここは、まず相場の方向性を冷静に見つめることを優先すべきときでしょう。個別では、まず25日線とのかい離修正をしたものをリストアップ。業績面やテーマ性を加味して押し目を買い向かうくらいの余裕が望まれます。

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米国株は主役の交代期…政策反映相場が濃厚に
 おはようございます。
 昨日の米国株は、景気の現状を把握できる運輸株への業績見通しが冴えないものになったことから、続落して始まりました。その後、S&Pによる18銀行の信用格付け引き下げがあったことから銀行株が売られる一方、ハイテク企業への投資判断の引き上げが実施されハイテク株が買われるなど、好悪材料が交錯。高安まちまちの動きになったものの、景気の先行きに対する警戒感は強く、結局、ニューヨークダウは3日続落。銀行株の下落を映したS&P500も続落。一方、ハイテク株への評価上げを映したNASDAQ総合指数は3日ぶりに反発して終わっています。

 この日は、オバマ政権の政策をめぐって明暗が分かれる展開になりました。金融危機を踏まえて取り組んだ金融規制改革法案の概要が決まり、経営面への影響が懸念された金融株が売られる一方、国民皆保険と企業に従業員への福利厚生を義務付ける方針を進めていることからヘルスケア関連が買われています。また、この日は、企業や個人の経済活動を荷動き面から示す運輸業のトップ、フェデックスの4-6月期の業績見通しが発表されましたが、これがアナリスト予想のEPS70セントのほぼ半分の30-45セントになったことから、景気への懸念が高まっています。

 また、この日、ゴールドマンザックスが、無線通信技術大手クァルコムの投資判断を、バンクオブアメリカ・メリルリンチが半導体大手テキサスインスツルメントの投資判断をそれぞれ引き上げたことから、ハイテク株全般の見直しにつながっています。

 この日の下げで、ニューヨークダウは3日続落となりました。注目された25日株価移動平均線への復帰も出来なかったばかりでなく、同平均線を上値抵抗線として意識する動きもでており、目先的に注意が必要になっています。また、以前から指摘してきたように、金融危機克服を映した上昇第一段を牽引してきた金融株の下落がきつくなる一方、昨日のヘルスケア関連株が買われ、景気敏感株のハイテク関連が注目されるなど、オバマ景気刺激策や制度改革への取り組みを評価しようという動きが出ています。主役の交代期に差し掛かっていますので、流れがめまぐるしく変り、先行きが読みづらくなるのも確かです。

 やりたい放題に振舞って、世界を危機に陥れた金融業界への規制が強まるのは当たり前で、今後は、預貸利ざやをメーンにした本来的な金融業務に戻っていかざるを得なくなり、ダイナミック性にかけた業態になっていくと思われ、株価的な妙味も薄れていきそうです。現在はその過渡期に当たっており、次の主役が見つかるまでは、第一段上げの整理の動きが優勢になりそうです。いまだに25日線上にあるNASDAQの強さに注目したいところ。

 17日の米国株
 ニューヨークダウ  8497ドル18セント  -7ドル49セント(0.09%)

 NASDAQ      1808.06ポイント   +11.88ポイント (0.66%)

 S&P500       910.71ポイント    -1.26ポイント (0.14%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 9800円 -30円

             (円建て) 9725円  -105円


 米国株は小幅続落、CME日経平均先物は105円安で帰ってきました。また、為替は利上げ懸念が後退したことからドルが売られ、1ドル95円台後半で始まっています。NASDAQの堅調を映し、ハイテク株が買われるところですが、輸出企業の採算ラインの95円台に為替が入ったことで、割り引いて考える必要が出ています。昨日は、売り一巡後に為替の安定やGLOBEX米国株先物の堅調さを受けた先物買いから、株価が反発。市場に安心感が戻り、環境関連株の広範な物色につながりました。本日も、基本的な流れは同じ…。昨日と同様に、寄り後の安いところを欧州筋が買いに来るかが焦点。基本的に調整過程にあり不透明感が増幅されていますから、上昇した個別銘柄からの資金の逃げ足も早まります。くれぐれも深追いは避けるところでしょう。米国と同様に、政策関連の出遅れものやPBRでみた出遅れ感のあるものを待ち伏せ方針で…。

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もしかしたら、景気回復は日本のほうが先になるかも…とみる投資家も出てきた?
 17日水曜日の日経平均株価は87円97銭高の9840円85銭、TOPIXは8.27ポイント高の923.03と、ともに反発して終わりました。出来高概算は25億4300万株、売買代金は1兆7130億円と、前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは124.RSIは63、25日線かい離はプラス2.7%でした。ほぼ全面安になった昨日と異なり、今日は値上がり銘柄数が1250近くありますので、見せ掛けだけの指数上昇ではなかったことが分かりますね。

 さて、昨日も今日も安くなると、チャートの形が「三羽烏(さんばがらす)」または「黒三兵」となり、天井感がでてちょっと不味いことになる…と書きましたが、今日の日本株は、米国株の下落を受けて安く始まったものの、為替が比較的落ち着いていたことや、GLOBEXで米国株先物が堅調に推移したことから、下値圏では買い物が入り、日経平均は反発して終わりました。まあ、これなら普通の解説ですが、結局、下値が意外と固かったのと、新興国市場が軒並み安くなっていましたので、商品先物業者(CTA)筋が「新興国株売り・日本株買い」のロングショートポジションでも作りに行ったのと、昨日の弱い相場で売っていた先物業者が底堅い動きに買戻しをいれ、これが裁定買いを誘発して、日経平均が反発した、というところでしょう。結局、今日も先物取引のお世話になった…というところでしょうか。

 また、デイーラー筋に個人投資家がうまくリードされた、という側面もあります。電気自動車関連はこのところGSユアサが孤軍奮闘という感じでがんばってきましたが、4桁を超えてくると流石に個人投資家を呼び込むには高すぎる…。そこで、業界紙の協力を得てなのか、相乗りしたのか分かりませんが比較的値の安かった明電舎をリード役に選びディーラーが介入。個人投資家のちょうちんを巻き込んで、ストップ高までもって行きましたね。比較的早い時間にストップ高してしまいましたから、乗り損ねた資金は周辺銘柄に触手を伸ばし、リチウムイオン電池の電極から電解質メーカーなど物色範囲を拡大。明電舎のモーターを意識して、東洋電機までかわれるという、環境関連なら何でも買え…という感じの相場つきになっていました。

 本来なら、今日は調整してしかるべきなのですが、個人を中心にした材料株物色の流れは止まりそうもありません。今日も、株式レポートで一貫注目してきた古河電池や戸田工業、関東電化などの電池関連が大きく値を飛ばしていました。また、補正予算による景気対策関連にも注目するように先週末にも書きましたが、日本版「スマートグリッド構想」に絡んだ高岡製作が買われたり、学校のIT化や校舎の耐震強化に絡んで、浅沼組が買われるなど、景気に絡むテーマを持つ株なら何でも買っていこうという、材料の掘り起しが始まっています。この動きについては、このコーナーでも何度か予想してきたものですね。今日みたいな動きになると、ちょっと突いてゆけませんが、それよりも注目されるのは欧州筋のしつこい買いです。

 今日も最初に反発の火をつけたのが欧州からの買いですね。米国の方は、最近発表される数字をみると、一時の前向きの歩みから足踏みないしは後ずさりする指標も散見されるようになり、エコノミストやアナリストの株式市場の先行きの見方も分かれるようになってきました。ところが最近になって、景気状況を見ていると、米国よりも中国に近い分、もしかしたら、日本の景気回復の方が先になるんじゃないか…という見方が出ています。そうなると、日本株の出遅れ間が目立ちますから、欧州の投資家のほうから「とりあえず日本を買っとけ」となっているのかも知れません。

 まあ、明日以降も続くかどうかは、米国株次第ですが、昨晩、ニューヨークダウは当面の下値めどだった25日線を下回っており、今晩、これをキープできるかどうかが課題になってきます。米国の景気に一時のような底打ち感が和らいでいますので、今後、てこ入れのための景気刺激策の前倒し実施が注目点になってきます。7800億ドルの大型景気対策も主力は来年にはいってからになりますので、回復力の弱さを認識すれば前倒し実施があるかもしれません。そうなると、日本と同じように、環境関連や通信、建設などが一斉に動意づくことになります。ここからは、日米とも、景気対策の詳細項目が物色テーマになりそうです。

 ただ、指数的には以前から書いているように、日柄で一ヶ月程度(週足で4~5本程度)、下値めどを13週移動平均線とした下値模索相場になることもあるかも知れません。やはり、米国株の動きから目を離せません。為替も円に対しドル高方向をたどるか、またドル・ユーロの関係でも、ドル高が進むかどうかのチャート上の正念場にかかっています。まあ、手放しの強気はしばらく懐にしまっておくところ。いずれにしても、振興市場、中小型株を中心にした個別材料株物色の方向に変化無し…か。いま売買している投資家は、いずれも手返しが早いですから、明日も今日のような相場が続くかどうかは疑問です。売込みが入れば、GSユアサのように出世株になりますが、買い長になれば、ダイワボウと同じ道をたどる…。まあ、全力投球だけは避けましょう。

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米国株続落…無視してきた悪材料に対するツケを払うときがきた?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、ドル下落による商品価格の反発を受け、資源株が反発、また、予想を上回る5月住宅着工・許可件数を好感し高く始まりました。ただ、家電量販大手の冴えない決算や予想を下回る5月の鉱工業生産指数の発表を受け、景気の先行き警戒感が台頭。結局、ニューヨークダウは100ドルを超える下げ幅となり続落して終わりました。引け値ベースでは25日線を下回って終わっています。

 この日発表された5月の住宅着工・許可件数は、着工件数が前月比17.2%増の53万2000件。アナリスト予想の49万件を大幅に上回りました。振れ幅の大きい集合住宅が前月比で61.7%増加(4月は49.4%減)したことが影響しました。また、許可件数は同4%増の51万8000戸。アナリスト予想の50万件を上回りました。これを受け、建設株などが上昇しています。

 また、株価との連動性が高い鉱工業生産指数(5月)は、前月比で1.1%の減少となりました。クライスラーの破たんにともなう工場閉鎖により、自動車・同部品が前月の1.2%減から7.9%減に悪化したことが響いています。エコノミスト予想は0.9%減でしたが、クライスラーの影響を除いても生産の弱さが目立っています。また設備稼働率も1967年の統計開始以来の68.3%に悪化。

 株価は今週に入り調整色を強めています。このところ、米国の在庫と生産の関係に注目するように指摘してきましたが、5月の鉱工業生産が悪化したほか、4月の数字も0.5%減から0.7%減に下方修正されるなど、製造業の一時の底堅さは影を潜めつつあります。在庫調整一巡→積み増しのための生産拡大という図式が一巡した可能性もあります。また、家電量販大手ベストバイの既存店販売実績が予想の2.3%減を上回る6%超えになったことも、個人消費への懸念材料になっています。

 このところ、世界同時不況に対して採られた緊急経済対策による財政のばら撒きに対し、まだ目に見えた効果も出ていないにもかかわらず、出口論が幅を利かせ始めたことに市場は警戒感を募らせています。米国株は、これまで、無視してきた悪材料に対して敏感になり始めており、当面、調整色を強めた展開になりそうです。昨日は、抵抗線である25日線を下回って終わりましたが、早急に回復しない場合、13週線(可能性が高いと思われます)までの調整も予想されます。ちなみに、昨日引け値ベースでは8306ドル付近にあります。

 16日の米国株
 ニューヨークダウ  8504ドル67セント  -107ドル46セント(1.25%)

 NASDAQ      1796.18ポイント   -20.20ポイント (1.11%)

 S&P500      911.97ポイント    -11.75ポイント (1.27%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 9735円 -35円

             (円建て) 9655円  -115円  


 米国株は続落、CME日経平均先物も9600円台で帰ってきました。円相場も96円台前半の取引となっており、相場環境としては昨日に続き冴えないものになっています。日本株は米国鉱工業生産との連動性が高く、昨日発表された数字が予想を下回るものになったことは株価の足を引っ張ることになりそうです。まだ本格的な調整期に入ったかどうかの判断は難しいのですが、米国の有力アナリストから弱気の意見も増え始めており、市場の弱気が増幅する可能性もあります。当面は、為替やGLOBEXの動きを見ながら先物に振られる展開が続きそうです。今回の調整は、米国経済のファンダメンタルへの懸念が背景になっていますから、機関投資家の見送り姿勢が強まる結果、板が薄くなり、裁定解消意売りに影響されやすくなる可能性があります。しばらくは米国株の動向を見守るところ…か?

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ドルの方向感をめぐって右往左往する市場…目先は米国の経済指標が波乱材料になるかも?
 近くの家の工事の騒音がうるさくて相場が見ていられない。もう10日以上も続いている。それもずーと削岩機を使っている。何をやっているのか知らないが見に行ってみると、どこを工事しているのか全然分からない。お年寄りの家だが、大丈夫か…。まさか、最近流行の「リフォームなんとか…」ではないのか。なんでもいいから、早く止めてもらわないと、肝心なときにみれないで買いのチャンスを逃がしそう。それにしても、近所の人の我慢強いのには関心する…。

 さて、16日火曜日の日経平均株価は286円79銭安の9752円88銭、TOPIXは32.06ポイント安の914.76ポイントと、ともに大幅続落して終わりました。出来高概算は26億5000万株、売買代金は1兆8300億円と、ともに前日を上回っています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは120、RSIは61、25日線かい離はプラス2%でした。値上がり銘柄数が93、値下がり数が1590でしたから、短期の指標はだいぶ下落しましたが、まだ過熱感は消えていませんね。

 先週末のアノ熱狂した相場はどこへいってしまったんでしょうか。米国株はドスンと落ち込みましたし、円は95円台に迫ってくるは、原油は下がる、銅はストップ安寸前まで下落するは…で、相場環境は様変わりになってしまいました。米国経済が安定感を取り戻すなか、ドル資産に逃避していた資金が他のリスク資産に向けて流出し、国際商品や新興国の株価を押し上げていましたが、米国の長期金利の上昇が顕著になるとともに、米国は大丈夫か…というムードから、再びドル買いが活発化。資金の流れは一変しようとしています。一方、ユーロ圏では旧東欧系諸国の経済危機やそれらの国に貸し込んでいる銀行の経営不安が次々に発生。経済の低迷も加わり、ユーロが売られています。つまり、米国から流出した資金が、米国の安定に対する見解をめぐって右往左往しているのが現在の状況と言えるのではないでしょうか。

 以前から、EUについては、金融危機に際して、利下げ措置が米国に比べ1年以上遅れただけでなく、危機が表面化した昨年7月には利上げを実施。景気に悪影響を与えただけでなく、資産価格の下落を拡大させるという致命的な政策ミスを犯しており、景気の立ち直りサイクルも遅れてくる…と書いてきました。また、EU内にはいまだに第一次世界大戦後のハイパーインフレの恐怖を引きづったドイツが金融政策の実権を握っており、インフレにつながりやすい財政出動に躊躇しているだけでなく、出口政策でも、緩和策の転換を急ぐあまり、景気の回復の腰を折ってしまう懸念も抱えています。なかなか、本格的なユーロ高にはなりにくいと思うのですが…。

 また、円については、常にドルとシンクロして逃避通貨として買われ、今回も、ドルと連動して買われています。ただ、今日は、BRIC’sの会合で、「準備通貨」について話し合うということが伝えられ、ドルが売られ、円高が進行しています。なんだか、日本からは何も手がかり材料がでないままに、相手の通貨国にでてくる材料に左右されて水準だけが押し上げられているような感じがします。高齢化が進み、自らお金を稼ぐすべを失いかけている日本、市場の収縮で輸出先が無くなり貿易赤字が増えている日本…将来を展望すると円高になる要素はないように思うのですが…。まあ、今日は、突然の環境変化で、円安になると見込んでいた投機筋がストップロスの円の買戻しをやったことが円を必要以上に押し上げた…ということでしょうか。

 ただ、ロシアの大統領の発言で、ドルが安くなりましたんで、今晩は資源価格が戻り、それとともに資源関連が買い戻されてそれなりに株価も落ち着くのかもしれませんね。

 ただ、市場では米国の住宅着工件数などこれから発表される米国の住宅関連指標に注目する向きが増えています。ただ、昨日の6月の全米建設業者指数が市場予想を下回るとともに、前月水準も下回ったことには注意が必要です。協会によると、金利上昇が発注に影響を与えたほか、金融機関の与信が抑えられており資金調達ができないことを、低迷の理由に挙げています。まだ金融機関の住宅ローン業務が機能していないことを表しており、こっれから発表される指標にも注意が必要です。また、これまでにも、在庫と生産の動きを注目するように…としましたが、ここにきて、生産に落ち込みがみられるなど製造業の景況感に一時の底打ちムードが見られなくなってきました。昨日のニューヨーク連銀製造業景況指数もこのあたりを反映したものかも知れません。ちょっと、いろいろ注目することが増えてきた感じがします。

 米国では、オバマ景気刺激策が動き始めていますが、実際に執行されたものはまだわずかにとどまっています。地方政府の協力がないとうまく機能しませんが、これについては先ごろ、地方政府に建設用の地方債発行を認める法案が成立したばかり…。具体的に効果が現れるまでには、まだ日柄が必要なのかもしれません。ただ、IMFが米国の景気見通しを引き上げたように、景気刺激が効果を表してくることは確か…。問題は何時それが具体的な数字になって出てくるか…。今の相場はそれを待っている状態と言えなくもありません。このことは、今月に入ってから何度か書き、全体的には流れが変化し調整に入る可能性があると書いてきました。まあ、それが始まった、ということでいいのではないでしょうか。

 2003年と2005年相場の中間反落は4~5週間。いずれも13週線までの調整で次の相場に向かっています。昨日段階で、13週線は9255円どころにあり、現在も上昇していますので、心配するほどの下押しは無いものと思います。円相場も下値から26週線が上昇してきており、95円台が円高限界と思われますので、リスク要因にはなりにくいものと思われます。

 ただ、高値から昨日、今日と2日続きで陰線をつけていますので、明日も陰線をつけると天井感がでてきて売りが増加する可能性がありますので、明日の足はちょっと重要になります。ちなみに、もう一つの抵抗ラインである25日線は今日現在9561円にあります。

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ドル高が進行し国際商品市況は大混乱…オバマ景気刺激策の効果を示す数字待ちの展開
 おはようございます。
 昨日は、弱い欧州経済やロシア財務大臣のドル基軸通貨継続発言などを受けドルが上昇。国債商品市場は、WTI原油先物が、一時、1バレル70ドルの大台を割り込んだほか、銅市況が中国の需給バランス悪化予想を映して、値幅制限いっぱいまで売られるなど、大荒れの展開になりました。昨日の米国株も、これを受け資源株が売られて安く始まったほか、ニューヨーク連銀製造業景況指数(6月)が予想外のマイナスになったことを嫌気しさらに下落幅を拡大。ニューヨークダウは一時8600ドルの大台を割り込むところまで売られました。

 このほか、ゴールドマンザックスが小売最大手ウォルマートの投資判断をニュートラル(中立)に引き下げたこと、6月の全米建設業者指数が市場予想(-4.5)を大幅に上回る、-9.41に悪化したことなど、悪材料の発表が続き、結局、値を戻しきれないまま大幅安で終わりました。ただ、ニューヨーク市場の出来高は11億5100万株と前週末にくらべ減少しており、市場が狼狽していた、という状態ではないようです。

 先週からドルの方向感が変り、国際商品市況に与える影響を懸念するように書いてきましたが、やはり、ドルが強含むとともに、さまざまな流れに変化が生じています。原油、銅などのほか、一時は1000ドル大台に接近していた金価格も、ドルの上昇からドル逃避資産としての価値を失い昨日は1オンス920ドル台まで下落しています。また、米国から流出し、新興国市場の上昇を促していた資金もドルが強含むとともに米国へ還流する動きを示しています。これまでの流れからいうと、一旦、為替の方向が転換すると3ヶ月近くは方向が変化しますので、今回のドル高が一時的なものか循環的なものかの見極めをすることが肝要かと思われます。

 以前から書いてきたように、米国市場は金融危機の安定という上昇第一ラウンドから、景気の底打ちを確認する上昇第2ラウンドへの意向過程にあり、オバマ景気刺激策の具体的な数字待ちの段階にあります。昨日は、予想外の建設業者指数の低下にショックを受けた格好ですが、長期金利の上昇や住宅ローンへの与信が不十分なことが足を引っ張ったようです。期待していた指数が裏目にでただけに市場の受けたショックも大きかったのでしょう。当面は、25日線または、上昇中の13週移動平均線とのかい離修正待ち…。または、景気刺激策の具体的な成果待ちというところでしょうか。想定内の調整ですから、押し目買いに変化はありません。

 15日の米国株
 ニューヨーウダウ  8612ドル13セント -187ドル13セント (2.13%)

 NASDAQ      1816.38ポイント   -42.42ポイント  (2.28%)

 S&P500       923.23ポイント   -22.49ポイント  (2.38%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  9900円 -140円

             (円建て)  9825円  -215円


 米国株は大幅安、CME日経平均先物も10000円の大台を割り込んで帰ってきています。ドルが他の通貨に対し強含んでいるものの、対円では円が買われ97円台に入ってきています。このところ指摘しているように、円・ドル相場は上昇中の13週線と下落中の52週線にはさまれた狭いレンジ内の動きになっており、大きくは動けない状態…。持ち合いながら次の展開を探る動きになると思われますが、持合を放れた場合、どちらかに大きく触れる可能性もあり、市場の不透明感は増しそうです。

 本日の日本株は、外部環境の悪化を受けて弱含む展開が予想されます。昨晩も書きましたように、見送り気分が強まれば裁定解消売りにともなう現物株売りの圧力が強まりますから、指数採用銘柄を中心に荒れた展開になるかもしれません。ただ、個別株物色の流れに変化は無いものと思われ、PBRからみた割安株などが個人投資家の買いに個別に物色されることになりそうです。為替、GLOBEX、新興国市場など外部環境を見ながら先物に振り回される展開…。米国と同様に、25日線または13週線とのかい離修正などテクニカルな節目待ち…か。

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だんだん強まる裁定解消の売り圧力…個人主導相場へのスイッチが入った…かな?
 週明け15日の日経平均株価は96円15銭安の1万39円67銭、TOPIXは3.72ポイント安の946.82と、ともに反落して終わりました。出来高概算は25億株、売買代金は1兆7400億円と、週明けで手がかり材料難のなか、主力株が見送られていました。また、日経平均dサイコロは8勝4敗、騰落レシオは126、RSIは79、25日線かい離は5.2%でした。まだまだ、「インデックス銘柄」の過熱感は解消されていませんね。

 さて、週末にも今週は要注意…と書きましたが、指数的にはやはり安くなりました。ただ、本日の値上がり銘柄数は1014銘柄にも達しており、インデックスと相場の実体とのかい離が目立ちます。今日の動きを見ると、やはり米国の影響がくっきりと影を落としていることがわかります。先週は米国で650億ドルの財政資金調達があり、これをめぐって強弱感が対立。指標となる10年国債は一時4%に上昇していました。ただ、国債の消化が順調にいったことから、金利は3.7%台まで低下。つれて、ドルが信認をまして値上がり。これを受け、原油や金、非鉄などのドル代替資産が値下がりしています。

 今日の日本株は、この環境を受けてスタート。先週まで相場をリードしてきた国際商品関連株が冴えなくなったほか、米国の金利低下を受け、海外ファンドが債券先物買いを実施。同時に、株の先物を売る「ロングショートポジション」を組んだことから、先週先物を買った筋の利食いも入り、先物先行で安くなっています。また、株の先物売から、たびたび現物と先物のサヤが逆転。裁定解消売りが出たことも株価を重くしました。でも、これは日経平均という指数だけの問題。TOPIXと比べて下落率が大きいところを見ても、裁定解消売りの影響が大きかったことが分かります。

 一方、値上がり銘柄の方をみると、円安傾向にもかかわらず、不動産や建設など内需系の株が変われています。先週まで、商品市況に絡んだ非鉄株や円安傾向を受けた輸出ハイテク株が相場をリードしましたが、高値警戒感が出たことから、相対的に出遅れになった内需株を物色しようという流れになったようです。また、主力株の株価純資産倍率が軒並み1を越えてきるなか、中小型株の中にはPBRが0.5倍以下に放置されたものも多く、本日は、中小型株や新興市場株の割安物を物色しようという流れになっています。まさに、先週末、指摘したような流れになりましたね。

 内需株の場合、補正予算による景気対策も絡んできますから、買うための裏づけ材料もしっかりしています。やはり、全体的な循環かさ上げ相場に入った…という感じでしょうか。今日も、個人投資家は、日経平均や主力株が冴えないと分かるや、さっさと見切りをつけて新興市場に矛先をスイッチ。ジャスダックやマザーズ、ヘラクレスの新興市場はいずれも高値引けしています。以前から、一貫して、日本株の場合、デリバティブという背後霊をしょってしまった日経平均やTOPIXは戻ったら売られるので大きな伸びは期待できない…と書いてきました。ただ、新興市場株や中小型の場合は、これから妙味が大きいと、してきました。

 その根拠として挙げたのが需給の整理の問題。新興国市場株や中小型株が天井をつけたのは、ライブドアショックがあった2006年1月。この相場を誰がつぶしたか…という問題はすでに書きましたので触れませんが、今年の3月に相場が底打ちするまでに、すでに3年以上売られ続けてきました。一時期は、内容的に抜群の企業さえ、単に、流動性が少ないという理由だけで海外投資家から売られ、インデックス採用銘柄への乗換えが続き、中小型株は3年間下げ続けたのです。一方、大量に売買できるインデックス銘柄には海外投資家の買いが続き、天井をつけたのは、一昨年の7~8月。調整日柄は、まだ2年にもなっていません。

 また、今では、負け組みとなった海外ファンドや年金などの機関投資家が上値のシコリ玉をたっぷり抱え込んでおり、需給の整理はまったくついていないといってもいいでしょう。インデックス銘柄には、背後霊がついている…といったのは、まさにこのシコリ玉に他なりません。しばらくは、戻れば売られ、戻れば売られ…という、玉ほぐしをしながらしか挙げられないのではないでしょうか。

 やはり、流れはインデックス銘柄以外のところ(もちろん、業態転換を遂げているような企業は別ですが…)ということになるんでしょう。また、景気回復時の業績変化率も小物ほど大きくなるという点も注目点ではありますが…。この点は、新興国でもほぼ同じ。リーマンショック後にはやったデカップリング論にはやされて、一時期は日本株売りの新興国買いの「ロングショート」ポジションが組まれるくらいでしたので、新興国の上値にあるシコリ玉もかなりの量のはず…。ヘッジファンドの投げ商いで、一気にがけから突き落とされましたので、しばらくは真空地帯の戻り…。でも、なんとかはしごをかけてがけを上り、やがて崖っぷちが見えたときには、下りたい人がひしめいている姿が見えるはず…。彼らは、はしごが見えたら一斉に駆け寄ってはしごに乗ろうとしますから、下手をするとはしごが折れて、上ってきた人も、下りようとした人も、再び、逆落としに落ちることになりかもしれません。

 まあ、映画界でも一旦主役を張った人が、再び返り咲いて主役を張るのは並大抵ではない、といいますからね。まあ、脱線しそうですから、この辺にしときますが、大事なことは需給の整理が済んでいるかどうか…。調整に3年以上をかけた新興市場株・中小型株と整理期間が半分に満たない主力株(インデックス採用株)とでは、相場の戻りのスピードに自ずと違いが出てきて当然でしょう。とにかく、当面は、割安株の循環的な是正相場が続き、その後は銘柄を絞り込んだ成長評価(テーマ株物色)相場が始まることになるんでしょう。

 ライブドアショックで腰を折られた「個人主導相場」の巻き返しが始まる…。

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何時まで続く、米国のレンジ相場…来週はドルの強調相場の資源価格への影響が焦点?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、資源価格の下落を受けエネルギー株が売られたことから安く始まりましたが、有力アナリストがバンクオブアメリカの業績増額修正見通しを出したことから、金融株が買われ、結局、ニューヨークダウやS&P500は続伸して終わりました。ただ、この日発表された半導体関連株の業績見通しが増益だったものの先ご利発表されたTIの増益予想に及ばなかったことから、景気の先行き見通しに不透明感が台頭。NASDAQ総合指数は小反落して終わっています。相変わらずレンジ相場が続いており、昨日のニューヨークダウの立会時間中の値幅は90ドル弱にとどまっています。投資家の警戒感は強く、物色の矛先も、景気敏感株から景気の影響を受けにくい公共株や通信株、ヘルス関連株などへと、めまぐるしく変っているようです。

 この日は、ユーロ経済圏の鉱工業生産指数が過去最大の21.6%低下になった事から、原油や非鉄など資源価格が低下。一方、G8会合を控え、日本の与謝野財政金融担当大臣が「日本の米国債への信頼は揺らいでいない…」と発言したことを受け、米国長期債金利が3.7%台へと低下したほか、ドル相場も主要6カ国通貨に対し強含んでいます。これを受け、金価格は1オンス940ドル台へと軟化、資源関連株が売られるなどし株価全体の足を引っ張りました。

 今週の米国株は週を通しレンジ相場の色合いを強めました。650億ドルの財政資金調達の帰趨をめぐり長期金利が上昇。これに影響され住宅金利が上昇したことも景気の先行きへの懸念を強めています。昨日、ディフェンシブ系の業種が買われたことも、先高期待は強いながら、景気への不透明感があることへの投資家の慎重姿勢の表れと見ることも出来ます。来週も基本的にレンジ相場になりそうですが、持ち合い相場もすでに10立会日になっており、ちょっとした好悪材料で上下に振れやすくなっていることには注意が必要です。基本的には、25日線に接近するなどテクニカルな買い出動の動機や景気に関する具体的な指標などファンダメンタルの支援材料待ちの相場になってきたようです。

 12日の米国株
 ニューヨークダウ 8799ドル26セント +28ドル34セント (0.32%)

 NASDAQ     1858.80ポイント  -3.57ポイント   (0.19%)

 S&P500      946.21ポイント  +1.32ポイント   (0.14%)


 米国株は堅調さを持続、CME日経平均先物は大証終わり値1万120円を20円上回る1万140で帰ってきました。また、円相場も98円台の取引になっており、来週の日本株も堅調な展開が予想されます。ポイントは円相場の動向になりますが、以前指摘したように、円・ドル関係は3ヶ月サイクルの強弱を経て、ドル優位の相場に入っており、来週は円安が進行するかどうかが焦点になります。

 円・ドル相場を週足で見ると、これまで頭を押さえてきた13週移動平均を抜け現在は、52週線と13週線にはさまれた狭いレンジ内の相場に入っています。一部には、99円を予測する向きもありますが当面は52週線を上回れるかどうかが焦点。いずれにしても98円台以上の円安の動きが予想されますので、輸出株の動きが堅調になりそうです。

 ただ、日経平均の週足RSIは88、13週線とのかい離は11%、07年10月高値1万7489円と08年6月高値1万4601円を結んだ上値抵抗ラインが接近、06年6月安値1万4045円と08年3月安値1万1691円を結んだ抵抗ラインにも接近、ボリンジャーバンドの+2標準偏差にも接近…と、チャート的な節値に近づいていることも考慮にいれることが必要です。来週は慎重に対処するに越したことはありません。銘柄選定はPBRで1を割ったままのものや、日本の敬意対策に絡んだものが焦点か?

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株価は高値を更新したが、鳩山辞任は「国辱の一日」として後世に伝えられるかも…
 週末12日の日経平均株価は154銭高の1万135円82銭、TOPIXは9.89ポイント高の950.54と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は39億9700万株、売買代金は2兆9560億円と、SQ関連玉があったものの、実商いも急増しています。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは125、RSIは83、25日線かい離は6.5%でした。

 今日は、メジャーSQに絡んだ先物売買に引っ張りまわされた感じですね。米国株が小幅反発、CME日経平均先物は横ばい、為替は前日比でやや円高…と、相場環境的にはもうひとつ、というところでしたが、デリバティブに絡んだインデックス銘柄への買いがまとまって入り、指数を押し上げました。市場筋の推計では、出来高のうち8億1110万株が、売買代金のうち約8900億円がSQに関係した玉といいます。出来高の5分の1を占めていた格好で、SQの株価への影響が大きかったことを感じさせます。先週から、SQに絡んで、日経平均採用銘柄を買っておくと面白いですよ…と書きましたが、今日は、採用銘柄の日本ソーダが値上がり上位に顔をだすなど、結構、良い成果を残しています。ただし、もう来週は通用しませんが…。

 前場中は、アジア系ファンドの買いが引き続き入ったほか、SQ絡みの指数銘柄への買いがまとまって入り堅調にスタートしました。日経平均採用銘柄には買い気配で始まるものが目立ちましたね。ただ、上値は年金などの売りが続いたことから重い展開がつづいたほか、先物の生産値が1万140円台になったことから、後場になって先物を使った買いが活発になったほか、中国が発表した鉱工業生産指数が予想通り高い数字(8.9%)になったことや、小売売上高が増加したことなどを手がかりに、買いが加速。週末控えで後場からは軟調になるとして、様子見を決め込んだ投資家の買いも誘い上げ幅を拡大しています。

 まあ、SQ分を差し引いた商いは30億株を超えていますから、それなりに強い相場だった、ということでしょう。来週も、先物清算値1万147円65銭、オプションコール清算値1万250円を意識した動きになるんでしょうが、今週に入ってからは、SQに絡んだ先物売買に引っ張りまわされ、世界的な資源価格の急騰や米国長期金利の上昇、ドル安などが無視された格好になっており、来週は改めて、ファンダメンタルをチェックすることになりそうです。

 つい先日、ゴールドマンザックスが原油価格の年内80ドル説を出していましたが、昨日はすでに73ドル。米国でもガソリン価格の上昇が続き、個人消費にも影響を与え始めたほか、日本でもメーカーが値上げをし始めました。日本経済への影響はないのでしょうか…。また、BRIC'sを中心にIMF債を購入し、通貨バスケットにより構成されるSDRを標準通貨にしようという動きが強まっています。さらに、米国では議会を中心に、バンクオブアメリカのメリルリンチ買収時に当時のポールソン財務長官と現バーナンキFRB議長の圧力があったかどうかの審議が始まろうとしています。当時の、BOAトップが証言に立ち「圧力があった」ことを話すようですが、金融建て直しの正念場に入る時に、FRBになにかあったら…。日本が株高に浮かれているときに、米国では大きな問題がおき始めています。大丈夫とは思いますが、新たなリスク要因が登場していることは知っておかねばなりません。

 まあ、とにかく、今週から慎重姿勢を唱えていますので、こっちの方はあまり関係はありませんが…。ただ、今日の鳩山総務相の辞任は一体なんだったのでしょう。「かんぽの宿」の売却問題は、当時の首相や金融担当相、外資系証券が絡んだ一大スキャンダルになるはずだったのですが、いつの間にか、一番まともなことをいっている鳩山氏が選挙へ向けての党の結束を乱す「悪人」として、祭り上げられ、マスコミまでこれに加担。西川擁護のい大論陣を張りました。ワイドショーのコメンテーターも、鳩山非難を繰り返しています。かんぽの宿の問題が表面化したとき、闇の部分は白日の下にさらすべき…などと、いきまいてコメントしていたのにね~。

 何かが変。スキャンダル当事者にオリックスグループという大スポンサーがおり、営業からの圧力もあったのでしょうが、マスコミはもともと小泉よりの論陣を張ってきた(米国からの圧力も…?)経緯があり、結局、彼らの不当なイメージ作りで鳩山氏の負けになったようです。恐らく、これでかんぽの宿問題は闇に葬られ、また、郵政の資産がむしりとられることになるんでしょう。今回の問題が起き、郵政民営化が大きく後退しそうになったとき、元総理や元大臣の所には、どこか海外から「約束が違う…」ときついお叱りがあり、その結果、自民党の郵政民営化推進議員の集まりでの、ものすごい表情での「檄」になったという噂が立っています。日本の郵政や年金の資金が、国民の知らないところで米国の国債購入に流れているのでは…という疑惑は以前からありましたが、今回の鳩山辞任劇でまた臭いものに「蓋」がされてしまったようです。

 いまのところ国民は無関心ですが、もし米国がおかしくなって米国債に異変があったら、年金は大幅減額になるし、生命保険もまともに受けとれなくなるようになったら、どうするんでしょうか。マスコミからは、面白おかしく色んな情報が流されていますが、本当に必要な情報や考え方はまったくといっていいほど流されていないのが実情です。世界第2位の経済大国でありながら、国民生活は一向によくならない日本…。我々や先輩が額に汗して稼いだ富は、一体どこへながれているんでしょうか。もし、富を流すことで、特定の階層のものが見返りをもらっているとしたら、許されるものではありませんよ。そうでしょ、政治家さんや、官僚さん…。

 まあ、株のことは明日でも書きますが、まさに今日は「国辱の一日」として、後世に伝えられる日になるんじゃないでしょうか。かんぽの宿以外にも、日本郵政の資産を売る飛ばして、いまでも転売を重ねている物件は多くあるんでしょ。この国は腐れきっているのか。

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米国株は、好材料が相次いだものの、頭の重い展開は変らず
 おはようございます。
 昨日の米国株は、新規失業保険申請者数が減少したことや5月の小売売上高が増加したことなど、経済状況の改善を受け終日小高く推移。一時は8900ドルに迫る局面もありましたが、高値圏では利食い売りも増加し、結局、小幅反発して終わっています。また、国際エネルギー委員会(IEA)が石油の需要予測を引き上げたことから、WTI原油先物価格が1バレル73ドル台まで上昇したこともエネルギー関連株を押し上げました。ただ、出来高は12億2300万株と低水準で、上値の重いボックス相場が続いています。

 この日は、株式市場にとってはフォローの材料が多く出ていました。6日に終わる週の週間新規失業保険申請件数は、前週から2万4000件少ない、60万1000件。4週連続の減少になり雇用状況が少しずつ改善していることを示しました。ただ、受給者総数は市場予想(677万件)を上回る681万6000件となり、19週連続して過去最悪を更新中です。また、前日株価の足を引っ張った財政資金調達の状況も変化しています。この日は、30年もの国債110億ドルの入札日でしたが、前日金利が上昇したことを受けて、応札が増加。順調に消化されたことを受け、昨日4%をつけた10年もの国債金利が3.86%台まで低下。金利上昇懸念が払拭され、株式の買いにつながっています。また金利の低下は為替市場でも、ドルへの信頼感を回復。再び他の高金利通貨への投資が増え、ドルは軟化しています。

 また、ゴールドマンザックスが一部地銀の投資判断を引き上げたほか、モルガンスタンレーによるバンクオブアメリカの利益見通し上方修正など、金融株への見直しが相次いだことも株価の上昇に寄与しています。

 S&P500は連続して年初来高値を更新、ニューヨークダウも引け値ベースでは戻り高値を更新するなど、堅調な展開が続いていますが、ニューヨークダウ自体は、依然として、8800ドル台を上限とするボックス圏内の動き。出来高の減少傾向もあり、株価の振幅が拡大する懸念もあり、そろそろこう着状態を抜け出す新しい手がかり材料が必要な時期に来ているものと思われます。景気対策が実際の数字として現れるまでは、現在のこう着状態がつづくのでしょうか?

 11日の米国株
 ニューヨークダウ 8770ドル92セント  +31ドル90セント(0.37%)

 NASDAQ     1862.37ポイント   +9.29ポイント(0.50%)

 S&P500      944.89ポイント   +5.74ポイント (0.61%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  10000円  -20円

              (円建て)  10005円  -15円


 米国株は小反発、CME日経平均先物はほぼ横ばいで帰ってきました。米国の金利低下を受け、円はドルと並んでた通貨に対して売られましたが、対ドルでは97円台に強含んで帰ってきました。本日もしっかりした相場展開が予想されます。米国の動きを受け出遅れ感のある金融株が買われる可能性があるほか、石油や非鉄など景気敏感株なども引く続き物色されそうです。また、本日も三菱重工業のCO2削減型の石炭火力発電所の建設計画が発表されましたが、これを受け、引き続き省エネ、環境、代替エネルギーなど環境関連株も物色されそうです。ただ、週末控えでもあり、後場からは見送り気分の強い展開になることが予想されます。昨晩書きましたように、日本の景気対策にも注目が怠れません。来週以降の新しいテーマとして関連株の調べを…。

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SQ後の相場展開は…?日本だって大型の景気対策をやるんですよ
 11日木曜日の日経平均株価は10円16銭安の9981円33銭と小幅反落したものの、TOPIXは3.65ポイント高の940.65と、二日続けて年初来高値を更新して終わりました。鉄鋼株や重電株など数量大型株が買われたこともあり、出来高概算は30億1500万株に増加したものの、売買代金は1兆8300億円と前日比の増加額は900億円程度で、物色の中心が低位株だったことが分かります。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは127、RSIは82、25日線かい離はプラス5%でした。まあ、指数は加熱したままで上値は買いあがれないけれど、下値は出遅れた投資家の押し目待ちの買いものがあり下がることも出来ない…という状況ですね。

 さて、明日のSQを控えて先物業者同士の勝負が続いていたようですが、今日の前場中に先物が一時10070円と突拍子もない値段を付けています。詳細は分かりませんがもしかしたら売り方がついに踏まされたのかも知れませんね。まあ。勝負があった、ということで、明日のSQも何とか無事に終わることになりそうです。

 今日は、鉄鋼業界が減産を緩和するという話が伝わったことや、アナリストによる投資判断の引き上げがあったことで、新日鉄を中心に鉄鋼株が賑いました。全体的に手詰まり感が強まっているときだけに好材料には飛びつきやすくなっています。また、今日はTOPIXが続伸して終わっていますが、これまで買われてきた非鉄や海運、輸出関連など景気敏感株に比べ、株価的に出遅れ感の目立ってきた金融株やディフェンシブ株を買おうという動きも強まっているようです。機関投資家には今回の上昇相場に乗り遅れたところが多く、出遅れ株を買うことで株を持たないリスクをカバーしようという動きが出ているようですね。一種の負け組みが参戦してきた相場が果たしていいのかどうか、という問題はありますが、なにしろ、過熱していようがいまいが、米国市場や中国経済の動向など外部要因に引っ張られているだけに、なかなか見通しが難しくなっています。

 有力な買い材料の一つである中国については、中央政府による銀行への貸し出し増加要請から、固定資産投資が伸びたり、不動産価格が上昇。鉱工業生産指数も予想を上回る数字を出しており、景気の回復ピッチはかなりなものになっているようです。また、鉄鉱石や銅など原材料の輸入も増やしていることから、中国の景気は予想以上にいいものとして、海外の株式市場は一様に評価しているようです。ただ、一部で伝えられるところでは、鉄鉱石の輸入量は5月までの荷揚げ量は5550万トンに達していいますが、港では鉄鉱石の在庫の山が出来ているといい、鉄鋼製品の需要がいわれるほど伸びていないのでは…という予想もでています。

 現実に、鉄鋼製品の輸出向けが増加しているとの観測もあり、好調な景気という観測がある割には、需要が伸びていないことは気になります。また、中央政府が景気対策に力を入れているのは間違いないでしょうが、4兆元の資金の一端を担うべき地方政府の財政事情が悪化しており、景気対策が思うように進んでいないという指摘もあります。また、自動車販売が米国を抜き世界一になった、という記事が出ていましたが、記憶に間違いが無ければ、中国の場合、メーカーからディーラーに卸した段階で売り上げに計上される…という話もあり、実際に個人が購入した数字かどうかも確認しなければなりません。

 どうも、中国の場合、ベールに包まれた部分が多く、皆が「良い、良い…」というようには、自分なりに納得できないところが多くあります。日本と同じように国際会計基準が導入されたり、連結決算が導入された場合、とんでもない瑕疵が飛び出してこないとも限りません。特に、今回の景気対策では、政府の命令による強制的な貸し出しの増加により、問題のある企業や不動産関連への融資が増加しているといい、引き締め策に転換した場合、不良債権が一気に増加する懸念もはらんでいます。やはり、中国に投資するときは、それなりに勉強してからでないと、ちょっと怖いところがありますね。

 まあ、だめだめといわれ続けている日本だって、世界的な人気商品アイホンの主要パーツは「メードインジャパン」。自衛隊が買いたいといっているステルス戦闘機だって基幹技術は日本製、米国で開発された電気自動車も電池は「メードインジャパン」…。すてたもんではないんですね。先進国の間で産業構造の変化が起こり、新産業が生まれてもそれを支えるのは日本の技術。大量生産を競っている時代なら、人件費の安い新興国の方が有利。将来の成長産業のようにいわれる電気自動車にしたって、パーツが少ない分、現在の自動車製造のように広大な工場などを必要としません。優秀な部品を集めてきて組み立てれば中国のような人件費の安いところのほうが有利になります。結局、儲かるのは、軽い車体や高出力の電池、高性能のモーター、制御用の電子部品を供給するパーツメーカーということになります。まさに、日本の独壇場ですね。

 果たして、新興国にこれから生まれてくる新産業をリードするシーズがあるのでしょうか。大量生産。大量消費の時代はすでに終わろうとしています。これからは付加価値を追求する時代に入りますが、それを支えるのは、世界のものづくりの基盤技術を持つ日本。どうせなら、目先をおうより、新しい時代を支える企業になる可能性があるものを国内企業から見つけ出した方が、最終的な投資成果は大きくなりそうな気がするのですが…。

 さて能書きばかりでは体に悪いので、目先の相場の話も…。中国の4兆元の景気対策、米国の70兆円を越える景気対策ばかりに目が言っていますが、良く考えてみると、日本だって景気対策を実施しています。それも真水部分だけで5兆円もあるものを…。それが動き出してくるわけですから、こちらだって無視できません。選挙も近いことですし、そろそろ何か目に見えるものを出さないといけません。海外ばかりみてないで、ちょっと、麻生景気対策の内容を勉強してみてはいかが…。

 今日は、少々血圧が上がり気味で、整理して考えることが出来ず、思いつくままに書いてしまいました。まとまりを欠いた内容になりごめんなさい…。まあ、計算上の目標値1万1300円台までは、こんなもんで行くんでしょう。

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長期金利の動きをめぐって強弱感が対立し始めた米国株
 おはようございます。
 昨日の米国株は、資源価格の上昇を受け、高く始まったものの、財政収支の赤字幅拡大やロシアの米国債売却方針など、米国債の価格下落(金利は上昇)につながる材料が続出。10年債金利が8ヶ月ぶりに4%台乗せしたことから、景気への先行き懸念が強まりマイナス圏に下落。引けにかけ、金利の低下を映し小戻したものの下げ分を埋めきれず、結局、続落して終わりました。

 この日は、終日、金利動向に左右される1日になりました。世界第3位のドル資産保有国ロシアが米国債売却方針を明らかにしたほか、この日行われた10年もの国債入札で最高落札利回りが3.99%まで上昇。購入者が保有リスクの増大を受け高い金利を要求するようになった、として債券が売られました。また、同日発表の5月の財政赤字が市場予想の1810億ドルを上回る1896億ドルに拡大。昨年10月に始まる2009会計年度の累積赤字額が9919億5000万ドルに増加。前年同期の3194億ドルの3倍以上に拡大したことも嫌気。10年国債の金利は一時8ヶ月ぶりに4%に乗せています。

 為替市場では、ロシアのドル資産売却報道を嫌気して、一時ドルが売られる場面がありましたが、金利面から見たドル価値の増加を評価した買いや5月の連銀報告で米国景気状況が改善していることなどから、ドルは強含んで終わっており、円相場は98円台前半に軟化しています。

 この日もニューヨークダウは狭いレンジ内の動きとなりました。立会い日数にして7日間、8600~8800ドルのボックス内を往来しています。買い遅れた投資家が多く下値は固いものの、さらに上値を買いあがる材料に乏しいため膠着感を強めています。長期金利の上昇は、これまで相場の上昇を牽引してきた住宅や金融株の足を引っ張り始めましたが、現在は、次のリード役が国際商品の上昇関連以外にない状況。これも、将来的には景気の足を引っ張るため、市場の気迷い感を強めています。当面、今の持ち合い相場が上下どちらにはなれるか…を見極めることが必要か…?

 10日の米国株
 ニューヨークダウ 8739ドル02セント  -24ドル04セント (0.21%)

 NASDAQ     1853.08ポイント   -7.05ポイント   (0.38%)

 S&P500     939.15ポイント    -3.28ポイント  (0.35%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 10000円  +10円

             (円建て)  10000円  +10円


 米国株は小幅続落、CME日経平均先物は大証先物終値を意識し10円高の10000円大台で帰ってきました。円相場が1ドル98円台に軟化したことを好感したものと思われます。ただ、いずれも昨日の相場環境と大きく変るものではなく、本日も明日のメジャーSQを意識した先物の売買が市場動向を左右することになりそうです。今のところ、売り方の敗色が濃厚になっていますが、問題は、明日のSQを通過した後の手がかり材料…。米国の金利上昇、国際商品価格の上昇など日本経済への逆風も吹き始めており、手放しの強気は禁物…。出遅れ材料株の押し目を丹念に拾うか、米国の次の物色テーマが何になるかを見極めるところか…?

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週足RSIまで加熱状態…でも、なんだか違うよ今回は
 10日水曜日の日経平均株価は、204円67銭高の9991円49銭、TOPIXは18.77ポイント高の937.01ポイントと、ともに反発。3月に底打ち後の戻り高値を更新して終わりました。出来高概算は28億2500万株、売買代金は1兆7400億円と、連日じわじわと増加しています。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは135、RSIは80、25日線かい離はプラス5.5%と、黄色信号というより赤信号の点滅状態が続いています。

 今週は、週末のメジャーSQに絡んだ先物売買に振り回される週になる…と先週末に書きましたが、株価を上げたくない筋と、嫌でも上げて弱気筋を踏ませてやろうという筋の先物売買が交錯しましたが、9800円台、9900円台と這わされた、まとまった先物の売りの関門も、米国株高や円安、新興市場株高など買い方にフォローの風が吹き、結局、全て突破されてしまいました。今日も10000円に1000枚を越える売りがあったようですが、流石にここをとろうという動きは無く、先物は9990円で終わってきました。メジャーSQまで、あと、残すところ明日一日ですが、さらに買い上げて先物を踏ませるかどうか、明日は買い方にとっても正念場になります。

 なんだか現物株とは無縁の世界で相場が進んでいる感じがしますが、昨日発表された4月の景気動向指数で景気の現状を示す一致指数が11ヶ月ぶりに改善したほか、今日は、中国の5月の鉱工業生産指数が事前予想を大幅に上回る8.9%増になりそう…との予想記事を中国紙が掲載したことを好感。輸出関連株が買われるなど、ちゃんとファンダメンタルは押さえながら動いているようです。また、昨日は米国半導体大手TI社の予想を上回る決算予想が発表され、欧州では携帯電話関連が買われるなどハイテク株全般を刺激しましたが、日本でも同様にハイテク株が堅調に推移し、日経平均株価の押し上げに寄与しています。ただ、今日の寄り前に発表された悪い機械受注統計は完全に無視された格好になりました。一時あった、ドルの暴落予想が影を潜め、円が輸出企業の採算レートを下回る水準で動いていることも追い風になっているようです。まあ、指数だけが現物と関係無しに動いている相場ではないことは安心材料ですね。

 このところ、出来高がじわじわ増加していますが、出遅れた…と感じている投資家が、最初は下値に指値していたものを、さらに上に上げ、今日当たりは辛抱堪らずに成り行きで買ってきた…という、状況のようです。まあ、買い方針でいいのでしょうが、短期のテクニカル指標が、サイコロ75%、騰落レシオ135、RSI80を買いに行くわけですから、お大尽の買い…ということが出来ます。とてもとても、私らみたいな弱小投資家の真似が出来る芸当ではございません。昨日も書きましたように、日経平均株価の週足のいRSIは昨日87まで上昇しています。この数字は、ライブドアショックで中小型株や新興市場株がつぶされた06年1月初旬の89以来の数字です。当然、警戒すべきラインに来ていることは間違いありませんね。

 ただ、以前から書いていますように、私自身はまだこの相場はまだ立ち上がったばかり、とみていますので、押し目買い方針に変化はありません。まず、06年の相場は前年5月の1万1000円割れからスタートし、8ヶ月連続で上げ続けていて、相場的にはかなり年をとっていたことがあります。ライブドアショックがあった時点では、大体買い尽くした状態になっていて、最終的には問題のありそうな企業まで個人投資家の買いで急騰するなど、相場の質がかなり悪化していました。

 ただ、同様に週足RSIが危険信号の90を超えたときが2度ありました。一度目は03年7月末の91、2度目は05年の9月末の90でしたが、03年は長期の下落相場からの最初の立ち直り、05年は、ほぼ
一年半にわたるレンジ相場から抜け出した初期波動の時に記録しています。いずれもその後、一月ほどの調整を経て、調整にいたるまでの上げ幅と同幅の上げ相場に移行しています。今回の相場は、まだ上げ始めて3ヶ月たったばかり…。相場的には非常に若い状態です。また、世界の金融収縮がほぼ収束に近づき、次は、同時に手を打たれた景気対策の効果を見極めるステップに移行する時期に来ているということで、この効果を見極めないかぎり相場が終わることは考えられません。

 先日来、警戒的な表現が多くなり、会員の方からも「弱気なのか…」という質問を受けますが、調整への日柄が満ちつつあることに警戒をしているだけで、総論まで弱気になっているわけではありませんから…。いちいち説明するのも面倒なので、ブログに書くことにしましたが、相場の景色が変わり始めている時に、7月は今年の星回りと相性の悪い「一白水星」。昨年の「一白水星」年にどれだけひどい目にあったかを考えると、7月は慎重にならざるを得ないということでしょう。ただ、先ほどの2例では、調整幅はいずれも13週線までの小幅調整だったことを付け加えておきます。別に、強気でいっても構いませんが、一ヶ月ももたもたされたら気分的に持たない人もでてくるんじゃないでしょうか。

 まあ、見込みがはずれていってしまっても構いませんが…。しかし、松田産業やメガチップス、酉島製作所、三菱重工業、住友電工、日本調剤…このコーナーでも紹介しましたが、利が乗ったままほうりっぱなしの状態。この処置、どうしょうか?一部、出し切った…というものもあり、正直困った。

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ドル相場を巡り、右往左往する国際商品市況…市場は不透明感を増幅
 おはようございます。
 昨日の米国株は、半導体大手テキサスインスツルメント(TI)が、市場予想を上回る業績見通しを発表。これを好感して高く始まりました。ただ、公的資金の返済をめぐる強弱感の対立から一部金融株が売られたほか、厳しい消費環境を受けて生活必需品関連が売られたことから、結局、ニューヨークダウは小幅反落して終わりました。一方、TIの好調な業績見通しを受け、ハイテク株が多いNASDAQ総合指数は大幅に反発して終わり、引け値ベースでは戻り高値を更新しています。昨日安かったS&P500も小反発の終わりになっています。

 また、この日は懸念されていた財政資金調達で、3年もの国債入札が実施されましたが、応札倍率は海外投資家の参加も多く、昨年3年債が導入されて以後の最高の応札倍率(2.4倍)になったことから、金利上昇懸念が大幅に後退。つれて、為替市場ではドルが下落。これを映し、金や銅などの市況が上昇。WTI原油先物価格も1バレル70ドルの大台に乗せて終わっています。これを映し、昨日売られたエネルギー関連株が買い戻されるなど、ドル相場を巡って、国際商品市況も波乱色を強めています。

 金融危機は一巡したものの、金融危機一巡後のストーリ展開が読めず、市場は益々不透明感を強め、昨日のニューヨーク市場では、出来高がさらに減少し、10億6000万株になっています。終日の値幅も80ドル弱にとどまっています。ただ、TIの業績見通しの上方修正にみられるように、景気敏感セクターに改善の兆候が見られ、NASDAQ市場は引け値ベースで高値を更新しているほか、出来高面も増加するなど、市場の関心は景気敏感セクターに移り始めたようです。ちなみに、TIの4-6月期見通しは売上高が23億ドル~25億ドル、予想一株当たり利益(EPS)は14セント~22セント。一方、アナリスト平均は売上高22億1000万ドル、EPSは10セントでした。

 9日の米国株
 ニューヨークダウ 8763ドル66セント  -1ドル48セント (0.02%)

 NASDAQ      1860.13ポイント   +17.73ポイント (0.96%)

 S&P500      942.43ポイント    +3.29ポイント (0.35%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  9815円 +35円

            (円建て)   9820円  +40円


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物は9800円台に小幅上昇して帰ってきました。TIの好調な業績やフィラデルフィア半導体株指数の上昇を受け、ハイテク株に注目が集まりそうですが、ドルが売られた反動で円の対ドル相場が97円台前半に上昇していることは、市場にとってはマイナス要因。今日の日経朝刊でもオプション残高が過去最高につみあがっている、という記事がありましたが、あさってにメジャーSQを控え、今日もオプションがらみの先物売買に振られやすい展開になりそうです。為替、GLOBEX米国株先物、他のアジア市場の動向などを見ながら、思惑がらみの先物売買が活発になると思われます。一方で、昨晩も書きましたように、指数の動きとは別に、出遅れになった超低位小型株に物色の矛先が回り始めており、個人投資家の投機的な商いが活発になりそうです。

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信用危機一巡後のテーマが分からず足踏みを続ける米国市場
 9日火曜日の日経平均株価は78円81銭安の9786円82銭、TOPIXは8.65ポイント安の918.24と、ともに反落して終わりました。出来高概算は24億6000万株、売買代金は1兆5200億円と前日比ではやや増加したものの、依然、低水準の状態が続いています。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは127、RSIは70、25日線かい離は3.8%でした。まだまだ黄色信号が点滅したままですね。かなり見通しの悪い交差点のようですから、無理やり突っ込んでいって、10トンダンプあたりと衝突したら堪りませんし、信号が青に変ってから、そっと出て行って左右の安全を確かめることから始めた方がよさそうです。

★オプション価格9750円をめぐる攻防戦が続く
 さて、先週末にも予想しましたように、今週に入って週末のメジャーSQを意識した相場が続いています。昨日は堅調な米国株高や円安傾向を手がかりに、先物の買い攻勢が強まりました。9750円でコールオプションを売った筋が、最近の株高で先物によるヘッジ売りをかけていたため、他の先物業者がこれを踏ませようとして先物の買いに回り、日経平均の上げ幅も拡大したものと思われます。しかし、今日は、一転して米国株が軟調になったほか、週末の雇用統計発表以来、ドル高傾向が強まり、新興国株式市場が軟化したことに加え、今日は円高傾向も詰まったことから、一転して先物売が優勢になり、日経平均が下落する…という、力ずくの相場展開になっています。ただ、今日の安値は9755円までですから、結局、売り崩すことは出来ず、決着はSQまで持ち越されそうな感じになってきました。明日とあさっての二日間、まだまだ一荒れ来るかもしれませんね。

 ただ、昨日も米国ドルが予想外に強い動きをするかもしれないとしましたが、資金が米国に還流するなら…として、海外ファンドの中には、新興国株売り・日・米株買いという、ロング・ショートポジションを組むところも出てきたといいます。まあ、何でも儲けの種にしてしまうという、がめつい姿勢には感心しますが、いうほど日米株価は割安でもありませんし、新興国の場合、成長余力が大きいだけに割高に買われて良いというところもありますから、このポジションはいかがなものかと思います。結局、ファンド勢は、先物などデリバティブの売買に力を入れている…ということで、各論にはあまり熱心でないみたいです。結局、個人中心に買われているテーマ株物色にはファンダメンタルがともなわないから乗れない、新興市場などの中小型株相場には、運用資金が大きすぎて入れない…ということなんでしょう。個人投資家にとっては結構なことです。ですから、指数の動きを見ていたら本当の相場の流れは分からない…と書いてきたんですね。

★相場の景色はどういう風に変化していくのか…
 とにかく、昨日も書いたように、これまで、金融危機の深化→ドル買い、銀行の危機緩和→ドルの流出、という流れがありましたが、昨晩を締め切りにした銀行の増資計画が終わり、為替や株式市場は一時的に方向感を見失ったような格好になっています。ところが、ここにきて、米国の景気後退スピードの減速や予想を大幅に下回る雇用統計の雇用者数の減少などから、米国の金利が上昇に転換。これを背景に、金利に着目したドル買い、景気回復期待に着目したドル買いという新たな視点が登場。これをもとにドルが買いなおされ、海外に出ていた資金が再び米国に戻る…という流れが出来てきました。金利上昇については、米国の財政事情の悪化…という側面を指摘する筋もありますが、景気刺激や金融建て直しで財政事情が悪化しているのは他の国でも同じ。むしろ、世界の決済通貨として輪転機を回してドル札を増発する権利を持っている米国の方が状況は良いという見方も出来ます。そうなると、3月来、続いてきたドル安の流れにも変化がおきるのかもしれません。

 昨晩も、相場を巡る景色が変り始めた…と書いたのは、こんなことにも由来します。このところ、米国株が高値圏で推移しながら、出来高が急減していることを見ても、市場が新たな段階に移行しつつあることを感じ始めているからではないでしょうか。ニューヨーク市場の出来高は5月末の15億株台から昨晩は10億株台まで、30%を超える減少率になっています。これまで心配してきた銀行の問題が一巡し、とりあえず一息ついたものの、次に、何を買ったらいいか…となったら、景気もいまいちだし、企業業績も事前予想よりもいいものの、決して好調なものではない…果たして、これから何を手がかりに買っていいものやら…?というの現在の米国市場の状況です。

 為替相場のドルの動きを見ると、ほぼ3ヶ月サイクルで動いていますが、これからの3ヶ月がドルが強含むサイクルに入ったとしたら、ドル安を前提に買ってきた銅や金、原油などの国際商品市況の上げの前提が壊れてきます。金が偉い勢いで戻しながら、4桁の大台を回復できなかったことからみても、何かが違うと感じさせます。やはり市場の景色は変りつつある…とみるべきでしょう。

★内容に問題ありの「超」低位株が動き始めた…物色内容の悪化は潮目の変化を暗示
 まあ、今は、しっかり景色の変化を見極めることでしょう。今日あたりから、超低位の小型物を物色しようとという動きがでてきましたが、内容的に問題があるものをかさ上げの理由だけで買い上げることは、相場の質の悪化を意味しますので、相場全体としては、物色一巡感が出ることにもつながりかねません。これまで不人気だった出遅れ株が値上がり上位に顔を並べるようになったら要注意…。ここから6月末にかけての物色内容は良く吟味して相場の流れを把握する必要があります。これからのスバの抜け道としては、朝の書き込みでも書いたように、オバマ大統領が60万人の雇用増を狙った景気刺激策前倒し実施による「100日作戦」の内容が次の物色テーマとして注目されます。

 当面の株価動向については、この二日間は9750円の攻防戦。また、下降中の52週線(昨日は9797円に位置)の下降圧力をしのげるかどうかがポイント。いずれにしても、待機資金の多さと13週・26週移動平均線の改善から下値にも乏しく、小幅なボックス圏の動きになりそう。9875円の計算上のポイントを押さえての下落ですから、ここはセオリー通り。次は、1万360円の手前に屈折点が…。

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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