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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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なんだか、株式市場とは関係のない別世界で作られている相場みたい…
 7月1日水曜日の日経平均株価は、18円51銭安の9939円93銭、TOPIXは1.46ポイント安の928.30と、ともに小反落して終わりました。出来高概算は23億株、売買代金は1兆5900億円と増加したものの、月代わり商いとしては不満が残る水準です。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは123、RSIは48、25日線かい離は+1.5%でした。騰落レシオの過熱感は抱えたままですが、まあ、高値波乱をしながら過熱感を解消しようということでしょうか…?

★為替…、債券…、オプション…今日の株価は関係ない市場に振り回された?
 ニューヨークダウは25日線の重みに耐え切れず、昨日は反落して終わりました。今日の日本株も寄り付きこそは、予想を下回る日銀短観や米国株安を受け、先物から売られ安く始まりました。しかし、冴えない日銀短観を受け円が売られると、一転して先物に買いが入ったほか、中国の購買部担当者景気指数(PMI)が発表され、3ヶ月連続して景気判断の分かれ目になる50を上回ったことから、さらに円が一段と売られ、一時は97円台をつけるところまで円安が進行。

 そうなると、円安を好感し先物に買いが入りますから、現物の裁定買いも巻き込み日経平均は上昇。高値10086円まで上昇し、ついに、6月15日に10029円から空けていた窓埋めも達成しました。この間、日経平均が10000円のせを達成したことで、10000円のコールオプションを売っている筋が、先物でヘッジの買いを入れたことも、先物高に寄与しました。しかし、最近の特徴ですが、先物筋は他の逆相関で動く商品と裁定を組んで動いてきますが、この日は、前日上昇した反動で、前場中は様子見だった債券先物市場で後場から仕掛けてきな買いが入り、一方で、株の先物を売る裁定取引が実行されています。

★高まる裁定解消売りの圧力
 ヘッジの先物買いの玉が切れるのを待って仕掛けた節が見られますが、彼らが言うには、日銀短観の結果、景気回復の動きは鈍い…だから、金利は低下するんだ…ということのようです。しかし、結果的には先物筋の需給関係を見計らって動いているだけの需給相場の域を出ていません。ただ、引け近くに今日の高値10086円付近から、一気に9900円台まで下がったように、裁定解消売りの影響が大きくなってきているにも事実。あまり、マスコミが書かないので、無警戒になっているようですが、このコーナーでは以前から注意するように書いてきました。とにかく、しばらくは、債券、株の先物と為替を組み合わせた裁定取引に引っ掻き回される一番嫌な相場が続くことになりそうです。

★テーマ株の循環買いは続く
 ただ、テーマ株は景況感に関係なく皆しっかりに推移しています。今日の朝も、鉄道関連に注目するように書きましたが、近畿車輛や日本車輌が大幅高したほか、米国のオバマ景気刺激策の中の、光ファイバー網の強化に絡んだ古河電工や超電導技術の住友電工がともに上昇して終わっています。中国では、電源開発にともなう送電線網の設置に注力しているほか、通信網の強化から光ファイバー網の敷設にも取り組んでおり、両社は日中の景気刺激策でメリットを受けてきます。古河電工は、米国の光ファイバーメーカーを買収しており、オバマ景気刺激策の「バイアメリカン」購入にも対処できる体制を整えていることも注目点です。

 以前から書いてきたように。今の相場はまだエスカレーター相場。ですから上がったところで買ってもなかなか利食いさせてはもらえません。テーマに沿ったものが、先の高値を抜いてサイド調整に入ったところで、25日線や前回の高値切りなどポイント、ポイントに来たところで買って、次の出番を待つ…という戦略が有効です。以前から注目している、今期大幅増益で、PERが10倍を割り込んでいる日本調剤ですが、以前、株式レポートで取り上げ急騰したあと調整に入っていましたが、先週段階で13週移動平均線とのかい離修正も終わり、次の出直りのタイミングを計る段階に入っています。医療費抑制の観点からも、今後厚生労働省の指導でゼネリック薬品の需要が増えてきますが、同社は、子会社に製薬メーカーを抱え、自ら安価に供給できる体制を整えています。これをてこに、他のドラックストアとの提携も検討されており、今後連結ベースの利益は急増することが予想されます。まあ、じっくり攻めて値幅をとるには面白い株かも知れませんね。

★長期経済循環の押し上げ要因になるテーマ群
 とにかく、指数は今日の相場でも分かるように為替や債券など他の先物市場の影響を受けるようになり、益々ややこしくなってきました。これまでは株の先物と裁定取引という「背後霊」だけでしたが、最近では為替や債券、場合によっては新興国市場との間でも裁定取引を組むなど、うかうかしているととんでもないところから流れ弾がとんでこないとも限らないような状態になってきました。この取引は、ファンダメンタルなどはどうでもいいのですが、今、世界で起きようとしていることは、ファンダメンタルの転換をともなおうとしているものです。50年サイクルで動くコンドラチェフ経済循環の上昇要因の一つとして、エネルギーの転換、科学技術の進歩という項目がありますが、この点に注目すると、今何が起きようとしているか理解するのは簡単ではないでしょうか。結局、ここで生まれる新しい技術やエネルギーが既存のパイを侵食して新しい流れを作っていくのです。だから、ここでは指数など無視して、新しいテーマを追求すべきときだと思いますがいかが…。

 先ごろ、宇宙での太陽光発電の話が出てきましたが、昨日は無線技術がかぎになる…としました。もう一つの鍵が、地上で宇宙から送られてきたマイクロ波を電力に転換。これを貯蔵する巨大な蓄電システムが必要になってきます。その鍵として注目されるのが「超伝導」を使った蓄電方法。すでに前回のオイルショックの時から研究されてきたもので、実績はかなりつんできたはず…。とんでもないことを研究している会社は他にもいくつもあります。日経平均の採用銘柄をみると、旧体制時代のパイを食べて成長してきた会社ばかり…。最近では行き詰まりも目立つようになってきました。新しい時代に即応できるように変われなかったら、第二のGMやクライスラーになる日も近いかもしれません。ただ、業績発表という現実の世界に引き戻される時期が近づいていることは懸念材料ではありますが…。

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痺れを切らし始めた米国株…そろそろ明確な景気回復のサインが必要な段階に
 おはようございます。
 昨日の米国株は、予想を上回る住宅価格指数の発表を受け堅調に始まったものの、民間調査会社コンファレンスボードの発表した消費者信頼感指数(6月)が市場予想を上回る悪化となったことを嫌気。景気敏感株から売られ急反落して終わりました。消費者信頼感指数の予想外の悪化は原油市場にも影響を与え、一時、ナイジェリア武装勢力の石油施設攻撃を手がかりに1バレル73ドル台まで上昇していた原油価格が70ドル割れまで急落。これを嫌気したエネルギー関連株の下落がニューヨークダウの下落率を増幅。さらに、為替市場ではリスクマネーの撤退からドルが上昇。一方で、金価格が下落するなど、ミニショックを与えました。また、この日は、プライム住宅ローンの延滞率が前年同月比で倍増したことも確認され、金融株も売られるなど、悪材料が相次いでいます。

 この日発表されたS&Pケースシラー住宅価格指数(4月)の主要20都市は前月の-2.2%から、-0.6%に改善。市場予想の-1.8%を上回りました。前年比では-18.1%。主要20年のうち13箇所で前年比の下落率が改善。単月では一箇所を除き、全ての地域で改善しました。

 また同日発表のコンファレンスボード(C・B)消費者信頼感指数(6月)は、49.3。前月の54.8から低下し、判断の分かれ目となる50を再び割り込みました。また市場予想の55.0も下回っています。現況指数は24.8(前月29.7)、業況判断の「良い」は8.0(同8.8)、就職困難は44.8(同43.9)など、いずれも悪化したほか、先行き(6ヶ月先)の期待指数も65.5と前月の71.5を下回っています。一方、シカゴ地区購買部指数(6月)は39.9。前月の34.9から大幅に改善するとともに、市場予想の39.0も上回りました。生産が前月の38.1から39.3に、新規受注が37.3から41.6に、それぞれ改善したことが指数を押し上げました。

 米国株は、消費者信頼感指数の予想外の悪化に足を引っ張られ急反落して終わりました。昨日も指摘しましたように、25日株価移動平均線を突破できず、13週株価移動平均線を下値にしたボックス圏の相場が続いています。このところ、改善傾向にあった景気指標にまだら模様が見られ、市場も気迷い気分を強め始めました。そろそろ明確な景気回復のサインが必要な段階に入ってきました。上値抵抗線として意識し始めた25日線は、あと3日ほどすると、対応点が時価を上回ってきますから、横ばいから下降に転換。下落圧力を強めてきますから、注意する必要がありそうです。

 30日の米国株
 ニューヨークダウ  8447ドル  -82ドル38セント (0.97%)

 NASDAQ総合指数  1835.04ポイント  -9.02ポイント (0.48%)

 S&P500       919.32ポイント  -7.91ポイント (0.85%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9945円 +15円

              (円建て)  9890円  -40円


 米国株は反落、CME日経平均先物(円建て)も40円安で帰ってきました。リスクマネーのドル回帰で、円は1ドル96円台前半に軟化しており、相場環境としては中立…。ただ、昨日の下落要因が消費者信頼感の予想外の下落で米国景気の先行きに懸念を示しただけに、単純に輸出株を買う…ということにはならないかもしれません。相場環境が不透明なことから日米とも出来高が減少しており、当面、先物にリードされる格好で波乱色を強めそうです。本日もGLOBEX米国株先物や為替動向を横目で見ながら神経質な相場つきが予想されますが、このところ、先物との裁定解消売りの影響が強まっていることが懸念されます。当面は、慎重な投資態度が望まれます。あえて買うなら、景況感に左右されない農業、世界的な鉄道インフラ整備、代替エネルギーなどのテーマ群のほか、新たに宇宙での太陽光発電やITSに関係する無線技術を持つ企業などを「押し目」で狙うのがよさそうです。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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