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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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毎日ばくち打ちのご都合で振り回されてはかなわない…
 2日木曜日の日経平均株価は63円78銭安の9876円15銭、TOPIXは4.28ポイント安の924.02と、ともに続落して終わりました。出来高概算は20億株、売買代金は1兆4800億円と、ともに前日から急減。米国の雇用統計の発表待ちの動きや、政局混迷の進行から、見送り気分が急速に強まっています。また、日経平均さいころは7勝5敗、騰落レシオは119、RSIは42、25日線かい離は0.7%と、今日の短期テクニカル指標は過熱感の解消の方に動いています。

★海外の経済指標は良かったのに…
 注目の米国ISM製造業景況指数は、判断の分かれ目になる50には届かなかったものの、6月も改善傾向を強めました。中国の6月のPMI景気指数が3ヶ月連続して50を上回る堅調振りをしめしたほか、昨晩発表され英国製造業PMI指数も、47となり、実に13ヶ月ぶりの水準に上昇しており、景気の底入れ気運を強めています。ただ、米国雇用統計の先行指標となるADP全米雇用報告で民間部門の雇用者の減少幅が前月より縮小したものの、事前予想数字を上回ったことから、今晩発表される雇用統計への懸念が高まり、引けにかけて値を消して終わっています。また、米国独立記念日を控え明日から連休に入ることも手控え気分を強めさせ、ニューヨーク市場の出来高は10億株を下回ってしまいました。

★今日も何人かのご都合で振り回されてしまった
 今日の日本株は、海外の堅調な地合やCME日経平均先物の10000円大台乗せ、1ドル96円台半ば…という、絶好な投資環境でスタートしたものの、海外投資家の動きが鈍る中、昨日に続き、オプション筋や先物筋の事情による売買に振り回され、結局、続落して終わってしまいました。前場中は海外株高や円安を受けた先物の買戻しなどから堅調なスタートになりましたが、来週末にオプションがらみのSQを控え、先物でヘッジしようとする動きと、売り崩そうとする動きが交錯。後場になると、前日同様に、債券先物に買いが入ると同時に、株先物市場で9900円に1000枚の売りが出たといい、それを契機に全体が崩れ始め、日経平均の下げ幅が拡大しています。株価が下落したことで、債券先物にはさらに買いが入り、一方で株の先物には売りが入る…という状態で、引けにかけ下げ幅が拡大しました。

★裁定解消売りの「威力」が増幅
 また、先物の売りが増加したことから、先物価格が現物を下回る逆ザヤ状態が多発。これが裁定解消売りを誘発するという、一番悪いパターンにはまってしまいました。このところ、裁定解消売りの影響が拡大している事を懸念してきましたが、今日のように見送り気分が強まり、板が薄くなってくると影響力は益々強まってきます。昨年9月以降も同様のパターンで相場は崩れて生きましたが、当時の裁定残高は3兆円超え。現在は1兆1000億円台ですから、破壊力はそれほどでもありませんが、見送り気分がさらに強まれば、これでもかなりの影響力をもってくる可能性があります。

★海外投資家の間では、岡田歓迎の動きも
 早急に米国株が出直るか、景気回復の、明確なサインが出てきて買い気が戻らないと、もたもたした相場が長引くことになりそうです。加えて、このところ政局がガタガタしてきました。海外投資家は政局の混迷を嫌いますから、ちょっと心配ではありますね。もしかしたら総選挙で政権が転がり込んでくるかもしれなかった鳩山代表に政治資金スキャンダルが登場。選挙前に自民、民主両党の党首が交代するかも知れない…という状況になってきました。民主党が勝つ方向には違いはないと思われますが、そのときの党首が誰か…。海外投資家はすでに値踏みを始めているようですが、比較的人気が高いのが岡田元幹事長。通産官僚出身であるだけでなく、米国ハーバード大学の国際問題研究所にも留学。語学が堪能であるだけでなく、海外に知己も多い点が評価されており、岡田代表誕生になると、歓迎ムードが出るかもしれません。(もっとも、影のボスである小沢氏がそれを許すかどうかは別問題ですが…)

★債券市場の動きがカギ
 話が脱線しました。ただ、中国のPMI景況指数が50%を超え、景況感が明るいにもかかわらず、やはり、日本株は米国の景気を気にしているようです。一般的には、景気を一番反映するのは株式市場のように言われていますが、実際には、もっとも多くの資金や投資家を集める債券市場が、明確に映してきます。実際、ニューヨークダウは3月初旬に底入れしましたが、債券市場で10年もの国債はそれに4ヶ月先行する昨年12月に2.04%で底打ち。その後の経済指標の状況から1~3月期に米国経済は底を売ったのではないか…という観測が強まっています。見事に先行していた分けですね。

 今回は、6月中旬にかけて長期金利が上昇。市場では、財政赤字の拡大が原因などと分析してましたが、不思議なことに株価は金利の上昇とともに上げていました。アナリストがいうように、金利上昇がマイナスなら、最近、金利が4.01%から3.5%くらいまで下落したら、好感して買われなければならないはず…。ところが、実際は、長期金利がピークをつけた6月11日と同じ日に、株価も8911ドルのピークをつけ、その後金利の低下とともに、下げ足を早めました。結局、金利は景気の状況が変化し、資金需要が増加すると読んでいたことになります。

 それでは、最近、金利が下げながら株価も下げている意味は…?以前から、株価が次のステップに移るためには、景気回復の明確なサインが必要と書いてきた意味がお分かりいただけると思います。米国株のなかで、景気先行指標のように見られている運輸株指数がこのところ下落ペースを速めています。昨日発表されたISM製造業景況指数で生産が伸びたことで一安心はしたのですが、受注が落ちているのは懸念材料。もしかしたら、底打ちへ向けての動きが変調をきたしているのかも知れません。同じく、昨日発表の5月建設支出指数をみても、公共部門はマイナスで、オバマ政権が進める公共工事が思うように進んでいない可能性もあります。最近の、金利低下が何を暗示しているか…このあたりを、考えてみる必要がありそうです。

 私のような経済オンチがこんなことを考えるんですから、オバマ政権だって、当然、この動きは懸念しているはず。となると、次のポイントは、来年実施分の景気刺激策を前倒しで実施すること…。米国は、今、重要な景気の分岐点に差し掛かっている感じがします。すんなり、次の上昇相場移れるかどうか…。独立記念日が終わった来週7日が、「満月」で相場の変化日、同じ日から「九紫火星」月に入り、動きがつらくなってきますが、今回ははたしてどうでてくるか…。もしかしたら、今月のもたつきが後半戦へ向けての絶好の買い場になるかも…。

 今日は、相場解説をしても先物やプログラム売買のことばかり書かなくてはならず腹が立ちますので、全体的な動きを書いて見ました。テーマ株は派手に動いていますが、景気の根幹は大事な局面にあることが分かっていただけるものと思います。目先の切ったはったはいいですが、たまには大局を考えてみるのもいいのでは…。

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好材料が出ても抜けない25日線…ニューヨーク市場の出来高10億株割れは要注意か?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、欧州や中国などで製造業に関する堅調な経済指標が発表されたことを受け、反発してスタート。注目のISM製造業部門景況指数(6月)と中古住宅販売の先行指標になる住宅販売保留指数(5月)が、ともに4ヶ月連続になったことから上げ幅を拡大。一時ニューヨークダウは130ドルを超える上昇幅となりましたが、その後発表されたADP全米雇用指数で民間雇用者数が予想を上回る増加になったことなどを嫌気し、上げ幅を縮小して終わっています。ニューヨーク市場の上昇銘柄は2000を超え、下落銘柄数の3倍に達していますが、出来高はついに10億株の大台を割り込む9億5100万株まで減少。好悪材料に振られやすい状態になりつつあります。

 この日は経済指標の発表が多くありました。もっとも注目されたISM(米供給管理協会)の製造業部門景況指数(6月)は44.8。前月の42.8からさらに改善しました。エコノミスト予想の44.5も若干上回りました。生産が前月の46.0から52.5に、価格が43.5から50.0に、雇用が34.3から40.7に、それぞれ改善したことが貢献しましたが、新規受注が前月の51.1から49.2に減少したことが目立ちました。また、5月の米住宅販売保留指数は前月比0.1%上昇の90.7。アナリスト予想は前月比変らず。4月の数字は90.6に上方修正されています。

 また、同日発表の民間給与サービス会社ADP社による6月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数は47万3000人の減少。前月の48万5000人減(53万2000人減から修正)から、さらに減少幅を縮小しています。ただ、市場予想は39万3000人の減少で、発表された数字はこれを大きく上回り、雇用の先行き警戒感を強めました。また、5月の建設支出は0.9%の減少。4月の+0.6%から悪化したほか、アナリストの0.5%減の予想も下回る結果になりました。

 昨日の米国株は、発表される経済指標に敏感に反応し乱高下する動きになりました。出来高がついに10億株を割り込み、市場の流動性が乏しくなっており、好悪材料に株価が乱高下しやすくなっています。以前から、ニューヨークダウの25日株価移動平均線の上値圧迫について書いていますが、この日も25日線に到達したところから売られて値を消して終わっています。今のところ、13週株価移動平均線が下支えしており、大きく崩れる心配はないものの、25日線が下落に転じた場合に果たして下落圧力に耐えられるかどうか…。出来高面からみて不安を隠せません。当面、25日線と13週線にはさまれた狭いレンジ内の動きですが、そろそろ、好材料がでて持ち合い離れの動きがでないとちょっと心配です。このところ、景気の先行指標的な運輸株指数の動きが冴えないことも懸念材料。

 1日の米国株
 ニューヨークダウ 8504ドル06セント  +57ドル06セント (0.68%)

 NASDAQ総合指数  1845.72ポイント  +10.68ポイント (0.58%)

 S&P500       923.33ポイント    +4.01ポイント (0.44%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  10055円 +125円

              (円建て)  10000円  +70円


 米国株は反発、CME日経平均先物も10000円大台に乗せて帰ってきました。為替は、96円台前半で帰ってきており、相場環境としては前日に続き良好なものになっています。ただ、中国がG8サミットで、国際準備通貨に関して検討を提言していることから、ドルが軟化しはじめており、本日の立会い中に95円台をのぞくようなことになれば、昨日のように再び先物に振られやすい展開になりそうです。昨晩もしてきしたように、このところ先物や裁定取引の影響が増幅しつつあり、指数的には読みづらくなってきました。日経平均の上値抵抗線はいまだに意識されたままの状態で、本日も終値でこの抵抗ラインを上抜けられるかが焦点になりそうです。ただ、このところ主要なテーマの循環物色が強まっており、本日もこの流れを引き継いだ展開が予想されます。休憩中のテーマ株を探してみては?

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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