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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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景気への疑心暗鬼を増幅した6月の米国雇用統計だが…
 7月7日火曜日の日経平均株価は、33円08銭安の9647円79銭、TOPIXは3.29ポイント安の909.13と、ともに5日続落して終わりました。出来高概算は20億3000万株、売買代金は1兆3780億円と、市場エネルギーは尻すぼみ状態です。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは108、RSIは43、25日線かい離はマイナス1.7%と、指数的には現在の相場と同じで、中途半端…。注目の13週株価移動平均線とのかい離はプラス1.88%に接近中です。

★予想外の米国雇用統計結果は、景気の先行きへの疑心暗鬼をよんだ…?
 さて、米国の雇用統計で非農業部門の雇用者数が減少したことは、投資家の景況感に微妙な変化を与えたようです。「米国の景気は期待したほど良くないぞ…」と、いうことで、重要な輸出先である米国がたいしたことがないなら、中国やインドも輸出が伸ばせないから期待したほど景気は良くならない…だったら、原油も非鉄も需要は伸びないじゃないか…。実際、中国の銅の在庫は、政府も、企業も急増しており、港は銅鉱石が山のようになっている…と、みてきたような話が飛び交い、資源価格は下落を始めました。また、投機筋も、そんなに景気の見通しが悪いなら、非鉄株もエネルギー株も、海運株も、商社株も持ってても仕方ないから、とりあえず換金しておこう…というのが、この所の流れのような気がします。 そのため、安全通貨としてのドル・円需要が高くなり、他の通貨に対し上昇。円対ドルでも、安全性の高い円買いが強まってきました。

★特殊要因で悪化したような気がするんですが
 でも、6月の米国の雇用統計の数字って、本当にそんなに悪かったんでしょうか。もともと、5月分が、政府の統計調査に絡んで公共部門が雇用を増やした分が水増しされていましたから、今回、増加するのはほぼ予想されたこと…。また、GMやクライスラーの破たんにともなう販売会社からの失業者も増加しているはずで、結構、特殊要因が作用していたんではないでしょうか。実際、同じ6月の数字であるISM製造業・非製造業の景況統計の中でも、雇用の状況は改善しています。また、肝心な雇用統計のなかでも、製造業の雇用者数の減少幅は5月からみると縮小しています。なんだか、悪い方に悪い方に考えている気配がありますね。

 日本株にしたってわずか3ヶ月の間に40%を超える上昇をしたわけですが、普通なら、この上昇率は1年分に相当します。そんなときに株価の上昇が一服し、儲からなくなってくると、もしかしたら、俺たちは、景気の「底打ち」を「回復」と勘違いして買ったんではないか…という、反省がむくむくと頭をもたげ、出てくる数字に対しても疑心暗鬼になってる、というのが今の状態ではないでしょうか。わずか3ヶ月で1年分上げたわけですから、ここで少々休むのは当然の動き。

★ジャブジャブのカネでバクチ場になった中国
 中国だけは、別物の動きをしていますが、内需刺激のために銀行の貸し出しの伸び率まで指定。強制的に融資を増やしていますが、これが不動産や株式の投機に回り、資産バブルに近い状況を生み出しているようです。要するにバクチ場と化しているわけですから、実際の中国の景況感とは同じとみない方がいいのではないでしょうか。むしろ、遼寧省の騒動など、社会不安が増幅されており、これが株価に反映されないなど、完全にバブルの領域に入っているような感じさえじます。

★期待の裏づけが業績発表から得られるかどうか…
 まあ、中国の株式市場は世界と切り離された別世界の出来事とでも見ておいたほうがよさそうです。やはり問題は、「もしかしたら、期待感が先走りすぎていたのではないか…」という点。今回、日米とも、株価が底打ちした4月~6月の四半期決算が発表されますが、果たして、株価が上げたほど企業業績も回復しているかどうか、を見極めたいという動きが強まっているのではないでしょうか。期待通りの決算が出れば、次の四半期分を織り込みにかかりますし、届かなければ、適正な水準まで下がる(値幅整理)か、ないしは持ち合いながら業績が追い付いてくるまで「待つ…」(日柄整理)ということになるのでしょうか。まさに、今は「証明」を待っているところ…と考えても差し支えないでしょう。

 手がかり材料が無くなり、先物に振り回される展開になっていますが、昨日から書いていますように、第一四半期の業績予想を立てたときの3月末の経営環境と、実際の四半期の環境は大きく好転しています。また、前期末までにさまざまな特損処理を前倒しで実施しており、経営体質は大きく変化している点は見逃せません。米国では、今週のアルコアを皮切りに、来週はインテルやGE、大手銀行が決算を発表してきます。また、日本も今月末から、本格化してきますが、業績見通しが予想と大きく食い違う場合は、事前にディスクローズしなければなりませんから、日本株も実際の発表前に、業績感応相場入りする可能性が強まってきます。今のところ、業績が安定している内需株が買われていますが、日本株が本当に「世界の景気敏感株」なら、変化率がでてくるのは、海外とのつながりの深い企業…。昨日も書きましたように、サムソンの決算が予想以上に良かったことを考えると、液晶関連や自動車部品などはもしかすると、株価で織り込んだ以上の変化率を出してくる可能性もあります。儲からない、動かない…とぼやく前に、最近動いたところの売り上げ構造や輸出の仕向け先など調べておいた方がいいのではないでしょうか。

 目先は、昨日も書きましたように、チャートの形が良い小型株のなかでスポンサーが付いたところが上がるんでしょうが、あなた任せのやり方は、はしごをはずされたら怖い…。ここは、業績感応相場の方にかけるべきでしょう。今日は「満月」で相場の変化日に当たりますが、一方で、今日から「九紫火星」月に入ります。年と月の星が同じになり、株価的には冴えない動きが予想されますが、一方で、二極化の動きが加速されるのもこの星の特徴。果たして、新興市場と小型株が突っ走るのか、それとも業績増額修正を発表した企業が散発的に買われるのか…。いずれにしても、個別株。

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無視され続ける景気回復暗示指標…米国の投資家は何を心配しているの?
 おはようございます。
 週明けの米国株は、独立記念日連休前の弱い地合をひきついだほか、原油や非鉄価格などが世界景気の停滞を映し下落したことから、続落してスタート。一時は8200ドル割れ寸前まで売られましたが、薬品などディフェンシブ関連、AMEX株の投資判断引き上げに影響された消費財関連株などが買われ、ニューヨークダウは反発して終わりました。また、格付け会社ムーディーズが、ブラジルの信用格付け見直しの方向で検討している…と伝えられたことで、同国の債券を保有するゴールドマンザックス、JPモルガンなど金融株が買われたことで、S&P500も引け際に反発して終わりました。一方、構成銘柄に格付けの引き下げがあった影響で、NASDAQは続落して終わっています。ただ、この日発表されたISM非製造業景況指数の好調な数字には無反応で、市場は景気回復への不信感を強めているようです。

 この日発表された6月のISM非製造業景況指数は47.0。5月の44.0を上回り3ヶ月連続上昇し、判断の分かれ目になる50に近づいています。市場予想の46.0も上回りました。今回の指数は、リーマンショックがあった昨年9月来の数字です。景気指数が42.4から49.8に上昇したほか、新規輸出受注や価格指数が50を超えるなど、調査対象となった全項目が上昇しています。先ごろ発表された製造業景況指数とともに米国の景況が順調に回復していることがはっきりしています。

 米国株は、明確な景気回復のサインが出現しているにもかかわらず、これを無視する状況が続いています。ニューヨーク市場も反発はしたものの、出来高は11億4000万株台と相変わらずの薄商いであるほか、騰落状況をみても値下がり銘柄(1774)が、値上がり数(1233)を上回った状態…。ここまで景気回復期待を織り込んできたものの、これが本物かどうか、企業業績を見て判断したい…というムードが強いようです。今週から本格化する決算発表が鍵を握りそうです。

 チャート的には、日足のヘッドアンドショルダー(三尊天井)型の天井形成を懸念しましたが、昨日安値を更新したことで、目先、その可能性が強まってきました。先週末で8380ドルにあった13週移動平均線は、昨日で8398ドルに上げており、上昇基調は崩れていませんので、早期に、13週線上に復帰することが、強気相場持続の条件になります。当面、企業決算を織り込みながら、狭いレンジ内の動きになるか…?

 6日の米国株
 ニューヨークダウ  8324ドル87セント  +44ドル13セント (0.53%)

 NASDAQ総合指数  1787.40ポイント  -9.12ポイント(0.51%)

 S&P500     898.72ポイント  +2.30ポイント (0.26%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9755円  +55円

              (円建て)   9710円  +10円 


 米国株は小反発、CME日経平均先物(円建て)は、昨日の大証終値とほぼ同水準で帰ってきています。世界的な景気回復への停滞感から、米ドル・円への資金還流が起きており、原油や非鉄、金などドル安代替資産の値下がりが目立ってきました。本日の日本株もこの流れを受け、資源株の軟調な展開が予想されますが、連休明けから投機筋がカムバック。週末のオプションSQに絡み、債券先物や為替と引っ掛けたプログラム売買の影響が、再び強まってきそうです。円相場が、昨日に続き95円に接近しており、今日も仕掛的な商いに振り回されそうです。当面、小型株や新興市場株を中心にした個人資金の「モグラ叩き」相場が続くことになりそうです。ただ、ISM製造業・非製造業景況指数の上昇など、ここまで無視されてきた景況感の好転は、企業業績にも反映(サムソンの決算が好例)されてきそうですので、そろそろ業績感応相場への備えもしておくべきだと思うのですが…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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