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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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相場は「総悲観」から「懐疑」の段階に入った…でも10本新値の陰転は、痛い!
 9日木曜日の日経平均株価は、129円69銭安の9291円06銭、TOPIXは14.63ポイント安の873.91と、ともに7日続落して終わりました。出来高概算は20億8000万株、売買代金は1兆3760億円と、依然、薄商い状態…。見送り気分の強い展開だったことが分かります。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは96、RSIは34、25日線かい離はマイナス5%でした。指数調整は最終段階に近づいてきましたが、このところ25日線の下落ピッチが早まっており、上値圧迫が強まっていることは気になります。

 まあ、それにしてもびっくりしました。米国株は安いし、原油も下がっているし、今日は94円台の円高も仕方がないかな…と思ってみていると、あれよあれよという間に、円が急騰。91円台をつけているではありませんか。94円70銭台の抵抗線をきっていましたから、どこかで仕掛けは入るだろうと思っていましたが、まさかこんな軽がると円高が進むとは…。米国株がしっかりしているときは、リスクマネーの拡大から円・ドル安が進む…という予想が幅を利かせていましたので、まだ相当円のショートポジションが残っていたんでしょう。昨日の仕掛けで、一斉に踏まされてしまった、というところでしょうか。ただ、輸入業者などのドル買い需要は強く、今日は、なんとか93円台に押し戻されて終わりました。まあ、円高が進行しなかったことや、アルコアの予想を上回る決算でGLOBEX米国株先物が小高く推移しましたから、先物筋もしかけづらかった、ということで、これくらいの下落で済んだ…ということでしょう。調整幅としては8%程度ですので、たいしたことはないですが、なんだか気分的にうっとうしい下げかたです。

 以前から、裁定買い残のことが忘れられているが、高値圏などに行って出来高が薄くなってくると、影響が強まってくる…としましたが、このところ、見送り気分が強まり、日経平均採用銘柄の板が薄くなるとともにだんだん影響力が拡大しています。今日も、先物の売り仕掛けから先物価格が現物を下回ることが多く、そのたびに解消売りがでて日経平均の下げ幅を拡大していました。幸いなことに、買い残が3兆円を超えていた昨年9月ごろと比べると、現在は1兆円ちょっと。爆発力は3分の1くらいですから、安心は出来ますが、株価が底値をつけた2月ごろの残高は2000億円台。短期間に1兆円近く増えていますから決して無視することは出来ません。今日も引け間際まで9300円台をキープしていたのですが、この段階で先物と現物が逆ザヤになり、解消売りがでて、300円台を割り込んだ…という格好です。これ以上相場環境が悪化して、板が薄くなってくると影響力は増してきますから、裁定残の動きからは目が離せなくなりそうです。

 さて、6月中旬までの上げは一体なんだったのか、という感じになってきましたが、世界銀行の世界景気見通しの下方修正、それに続く米国の6月の雇用統計の発表以来、市場のセンチメントは、一気に悪化した感じがします。でも世銀に対しIMF見通しは上方修正ですし、雇用統計以外の米国の経済統計は底打ちを暗示する指標がでています。結局、市場の心理が好材料を認めなくなってきたということです。3月からの上昇過程では、逆に悪材料を無視して上がってきましたから、やはり、今の下げは投資家心理の変化によるもの…分かりやすくいえば、景況感に大きな変化が出るなどファンダメンタルの変化をともなうものではない、ということではないでしょうか。相場の下げで一番怖いのは、基調変化をともなうとき…。現在の状況を考えると、企業業績はまだこれから…で不透明なものの、マクロ指標の改善が続いていることには変化はありません。要は、「総悲観」の裏返しで買ってはみたものの、本当に大丈夫なの…と反省を踏まえた「懐疑」の段階に移行したものと思われます。

 次は、やはり本当だった…という「安心感」の段階へと移行しますが、まだ相場は迷いを抱いたまま上がる「懐疑の中で熟成する」段階にはいたっていません。それは、これから発表される企業決算を見て、「やっぱり買わなくって良かった…」、「思い切って買っとけば良かった…」という、迷いを繰り返しながら、最終的な業績集計で答えが出るということになります。今は、まさにその入り口。

 市況関連のアルコアの決算は市況も需要も回復していないにもかかわらず、市場予想を大幅に下回る赤字幅で済みました。来週は、インテルの決算発表がありますが、一方で、アップルが新型アイホンを出してすごい売れ行き…。低価格パソコンの好調な売れ行き、中国や日本で始まった家電購入の助成措置で売れる液晶テレビ…まさに、環境は1~3月とは様変わり。こんな環境で、一体どんな決算を出してくるか…。また、どんな見通しを出してくるか…。市場はますます迷いながら水準を訂正していくことになるんでしょう。最後にやっぱり相場の先見性は正しかった…と安心感を抱くことになるか。また、やっぱり6月以降の株価の下落は、景気の悪化を見越していたんだ…と失望感にさいなまれることになるのか…。皆さんはどちらにつかれますか?

 私の考え方はすでに何度も書いてきましたので、いまさら書く必要もありませんが、今日は、ちょっと強気をくじく出来事がありました。日経平均の新値10本足が5月7日の陰転値9385円を下回り、陰転してしまったことです。中期方針で相場を考える人には大事な指標ですので、当面は弱気相場の中を動くことになります。前に書きましたように25日線(本日9788円に位置)が下落し始めており、戻り売り圧力を強めますから、以前想定していた4~5週の調整機関は長くなるかもしれません。明日の引けで13週株価移動平均線を上回って終わってくれたら状況は変ってくるんですが…。それにしても、最近、気学が暗示する相場の流れや社会情勢がよく当たる…。(九紫火星は暴動の星ともいわれますが、確かに世界中で暴動らしきものが多発している…。まさに全てを焼き尽くす燎原の火か…) まだまだ米国株次第…。

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米国は企業業績の再評価が始まりそうだが、日本市場は投機筋の総動員で叩かれる…かも?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、下げすぎに対する押し目買いから堅調に始まったものの、4-6月期決算への不信感が強く、売りが優勢となりマイナス圏に下落。原油価格が予想を上回る在庫の増加から1バレル60ドル台まで下落したことを嫌気した資源・エネルギー関連株の下落も株価の足を引っ張りました。ただ、この日は引け後に、アルミ大手アルコアの決算発表を控えており、引けにかけては、決算発表に期待する投資家の押し目買いから値を戻し、結局、小幅反発して終わりました。尚、引け後に発表されたアルコアの4-6月期決算で、調整後のEPS(一株当たり利益)は26セントの赤字。市場予想の38セントの赤字を大幅に下回り、時間外取引では株価が上昇しています。

 この日は、世界的な規模でリスク資産からの逃避が促進され、為替市場ではドル・円が上昇、一方で、ドル安代替で買われてきた金や原油が下落、金融市場でもリスク資産としての株式から、安全資産の債券への乗換えが進んでいます。米国の10年国債は、この日だけで、5%近く金利が低下。3.289%になり、5月初旬の水準まで低下しています。為替市場では、円とドルが買われましたが、昨日の米国市場で、円が94円70線台のチャート的な節目を切ってきたことで、ストップロスの円買戻しが入り、円は一時91円78銭まで上昇しています。

 米国株は、企業業績をめぐって「弱気」と「強気」が対立する構図になってきました。世界的なリスク回避のきっかけは米国の6月雇用統計で予想外に雇用者数の減少幅が拡大したことに起因しています。ただ、今回の数字には特殊要因が絡んでいることは明らかですし、下落に際して出来高の増加も伴っていないことからみて、年前半の相場環境(世界的な金融危機の沈静化)から、年後半の相場環境(景気・企業業績回復)への変化に即応し、ファンド勢がポートフォリオの入れ替えを進めていることが影響しているような気がします。その意味では、昨日の引け後に発表されたアルコアの決算発表が市場予想を上回った意味は大きいものと思われます。来週から、決算発表が本格化してきますが、その意味で注目されるのが製造業と金融の決算内容の状況。製造業の内容が金融を上回ってくると、相場全般にも景気回復への信頼感が戻ってくるはずです。

 株価は下値模索の動きが続いていますが、昨日も当面の下値として4月中旬の8120ドル付近の持ち合いゾーンを指摘しておきましたが、昨日は8087ドル安値まであり、引けではこのゾーンを上回る8170ドル台で終わっており、このゾーンを意識していたことが分かります。また、このゾーンからの反発過程で、ニューヨーク市場の出来高は前日の11億株台から15億株近くまで増加していることも注目点。そろそろ、決算を意識した値がために移るかもしれません。それにしても、もしかしたら景気が反転しているかもしれないのに、債券を買っている人は大丈夫なんでしょうか。

 8日の米国株
 ニューヨークダウ  8178ドル41セント  +14ドル81セント (0.18%)

 NASDAQ総合指数  1747.17ポイント  +1.00ポイント (0.06%)

 S&P500       879.56ポイント  -1.47ポイント (0.17%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9345円 -65円

              (円建て)  9295円  -115円


 米国株は小反発して帰ってきたものの、CME日経平均先物は9300円割れ、為替は米国市場で一時91円台と、逆風で帰ってきました。円は、ユーロや豪ドルなどほぼ全ての通貨に対して買われており、景気底打ちへの期待が強まっていた日本株には強烈なデフレ効果をもたらしそうです。強弱感が対立する海外市場と異なり、円高が急伸した日本株は一気に弱気に傾く可能性があり、投機筋の売りたたきが懸念されます。今回の円急進で、チャート的な節値を突破され、円安の上限が94円台担ったことから、輸出企業も採算レートの見直しなども迫られることになりそう。政府や金融当局もそろそろ介入などの市場安定化策を模索する時期が来た様に思うのですが…。原油価格が下落するなどインフレ要因が沈静化するなら通貨が安いほうが景気にとってはプラス。世界中が保護主義に走っているのに、何の対策も打たなかったらしわ寄せは全て日本に来る…。政治家も、官僚も、次の政権がどうなるかなど考えている暇があったら、真剣に日本経済の足腰を強化することを考えては…。日本が一生懸命支援してあげた韓国は、ウォン安を生かして、急速に立ち直り始めました。でも、あちらの閣僚から「日本の支援が一番遅かった…」など皮肉を言われるようでは…ね。まあ、とにかく、相場環境が落ち着かないと、手が出せない。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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