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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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折角のインテル効果も、強引な先物売と裁定解消売りでお釈迦に
 15日水曜日の日経平均株価は、7円44銭高の9269円25銭と小幅続伸したものの、TOPIXは2.20ポイント安の866.37と、反落して終わりました。出来高概算は22億株、売買代金は1兆3280億円と、相も変らずの薄商い状態…。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは86、RSIは32、25日線かい離はマイナス4.2%でした。すんなり調整してくれればいいのに、途中で変な戻し方をするので日柄ばっかり食ってしまいますね。

 さて、日本株は昨年のようにだんだん離れ小島になってきました。米国では懸念された企業業績が予想外に堅調、GLOBEX米国株先物は一時130ドルも上昇、アジアの株式市場はほとんど続伸、為替は93円台後半で推移…相場環境としては、抜群に良いような気がしたのですが、終わってみれば日経平均は小幅高、仕掛け的な金融株売りのおかげで、TOPIXは反落して終わりました。寄り付きこそは、米国株の流れを受け、インテル関連株が買われるなど、好調なスタートを切ったのですが、朝から、気持ちが悪かったのが債券先物の動き…。株が高いにもかかわらず値上がりしていましたので、おかしいなと思っていたら、全体が伸びないと分かったころから先物にがんがん売り物が出てきて、下落。先物価格が現物価格を下回り裁定解消売りが出てきて下げ幅を拡大しています。

 今回の下落について、不思議なくらい裁定解消売りの影響を指摘するところはすくないようですが、今日発表された先週10日までの裁定買い残は8876億3300万円。先週1週間で1143億円も減少しています。先週の日経平均は結構きつい下げになりましたが、この数字を見ると裁定解消売りが影響していたことがよく分かります。以前から、裁定取引の影響は無視できなくなっていると書いてきましたが、現物市場の見送り姿勢が強まり、板が薄くなればなるほど解消売りの影響が強まってきますから、今後も注意しなければなりません。またどこかで、買い残を積み増すような動きも出て来るでしょうから、ますます、プログラム売買の影響が強まってきそうです。

 昨年の動きをみても、証券会社のディーラーや商品投資顧問(CTA)、海外先物業者らがデリバティブ売買の比率を高めれば高めるほど個人投資家が市場から離れていく…という流れが出来ていますので、最近の動きも、そんな感じになってきたのかも知れません。今日も、「債券先物買い・株先物売」、「(最近上がった)不動産・金融株売り・(最近売られていた)海運・資源株買い」、公募株を安く買うために値決めが近い株を売り叩く…など、ファンダメンタルとはまったく関係のない売買が幅を利かせていました。折角、インテルが市場予想を上回る決算を発表し、日本も同様に良くなるだろう…とファンダメンタル面から買いに行っても、ファンダメンタルとは関係のない裁定解消売りからインデックス採用銘柄から売られ、値を消してしまっています。これでは、個人が離れていくのは仕方がありませんね。

 株の解説を聞いていると、選挙が…、マニフェストが…などといいますが、ファンダメンタルとは関係のない商いが力を持ちすぎ、個人投資家が離れていることも影響しているような気がするのですが…。米国でもデリバティブ商いについて改革の検討が始まっているのに、日本ではいまだに話としても上がってきません。世界の色んな市場で規制論議が強まり、腕力で強引に相場を動かせるのは日本ぐらいしか無くなり、どちらかといえば質の悪い投資家が日本に集まるようになっている気がします。先日、外資系証券会社がGSユアサの売り推奨をしましたが、市場から意外な感じで受け取られました。でも最近、大型の公募増資が発表されましたが、もし、この売り推奨と公募増資の内定の間になんらかの因果関係があった場合、インサイダーのような問題は起こってこないんでしょうか。それとも、外資系証券なら問題にならないような特別ルール(何をやっても、お構い無し)でもあるんでしょうか…。

 国内の個人投資家の個別銘柄への関与率が高くなれば、間髪をいれずに調査が入るのに、GSユアサのケースでは何もないのでしょうか。なんだか割り切れ無いものを感じます。そろそろ、治外法権みたいな証券行政は止めた方が良いと思うのですが…。個人投資家を市場に呼び戻すなら、少なくとも、機会均等、売買の平等、不正の排除はしっかりやるべきだと思うのですが…。また、賽の河原の石積み相場が始まらなければいいが…と願うばかりです。

 まあ、裁定買い残も直近ピークから2000億円近く減りましたから、破壊力はその分減少しています。ただ、先物の影響力は日増しに強まっていますので、益々、一部の業者の思惑次第で動く…という傾向を強めそうです。だから、結局、個人投資家は指数売買と関係のない新興市場株、中小型に行くわけです。多分、プログラム売買が盛んになればなるほど、最終的にはこう着状態を強めてレンジ内を上下する無機質な相場になっていき、成長性のある新興市場や中小型株との格差が開いていくことになるんでしょう。そのうち、指数売買のおかげでファイナンスもうまくいかなくなり、指数銘柄からはずしてくれ…と会社側から要請があるような時期も来るじゃないでしょうか。

 ぼやきまわっても仕方が無いことですが、やはり、総選挙の結果が分かるまで40日以上あるというのは長すぎる…。この間、自民党自体が割れる(総選挙後には民主党も分裂するでしょうが…)可能性もあるため、「株式投資と政局は関係無い」とはいえなくなっています。

 当面の株価の動きについては、日米とも上値抵抗線と下値抵抗線(26週線)との間に挟まれたレンジ相場になって行く…と書きましたが、大体、そんな感じで行くんでしょう。とにかく、来週くらいをめどに、買いタイミングを探る方向に変化無し…。米国株が13週移動平均線を上回れるか…GLOBEX上げかたが大きいだけに、今晩は要注目。

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意外と良かったインテルの決算…でもCIT救済問題が重石に
 おはようございます。
 昨日の米国株は、前日急反発した地合やゴールドマンザックスの四半期ベースとしては過去最高決算を映し堅調にスタート。その後発表された経済指標の中身をめぐり強弱感が対立。前日引け値をはさみ神経質な動きが続いていましたが、引けにかけてはインテルの決算を意識した買いが入り、結局、小幅続伸して終わりました。好決算を発表したGSは0.2%の上昇と材料出尽くし感がでたものの、好決算は他の銀行の評価上げにつながり、アナリストによりバンクオブアメリカやシティグループ、JPモルガンの業績見通しが引き上げられ金融株全般が買われています。また、堅調な小売売上高を受け、消費関連株が物色されたほか、天然ガスの上昇を受けエネルギー関連株も買われるなど、全般的に業績への期待感を強めた流れになっています。

 この日発表された小売売上高(6月)は0.6%の増加。5月の0.5%増に続き、2ヶ月連続の増加になりました。市場予想の0.4%増も大幅に上回りました。自動車・部品が前月の0.7%増から2.3%増に増えたことが寄与しました。尚、自動車・部品を除く増加率は0.3%増で、市場予想の0.4%増を下回り、市場の強弱感の対立をあおりました。

 また、この日発表されたジョンソンアンドションソンの4-6月期決算は為替の影響などがあり、前年同期比で5%の減益になりましたが、医薬や消費者向け製品需要は底堅く、一株あたり利益は1.15ドルと市場予想の1.11ドルを上回っています。また、注目の半導体世界トップのインテルもこの日決算を発表。売上高は80億ドル、EPSは0.18ドルとなり、市場予想の72億7253万ドル、EPS0.16ドルをともに上回っています。

 米国市場は本格的な決算発表シーズンに入りましたが、スタートはいずれも市場予想を上回る卦超なものとなり、順調な滑り出しといえそうです。商業金融大手CITグループの経営不安問題が重石になってはいるものの、公的資本注入など一連の措置で大手銀行の経営状況が改善していることは市場に安心感を与えてきそうです。商業用不動産融資の損失拡大など懸念材料はありますが、今後の決算発表で、業績的な立ち直りが確認されれば市場のムードは、景気回復期待に回帰する可能性も出てきます。S&P500 採用企業の4-6月期業績は35%の減益予想ですが、今回の発表で減益幅をどこまで詰められるかで、全体的な割安感が戻ってきます。当面、これから出てくる決算内容と出来高に引き続き注目。

 堅調な企業決算が発表されたものの、市場の警戒ムードは強く、ニューヨーク市場の出来高は9億7900万株と再び10億株を割り込んできました。米国株の続伸で債券市場が軟化しており、今後、資金流入も予想されますが、そのためにはCIT経営問題など解決すべきハードルも多く残っています。また、昨日、好材料が相次いだものの、株価の上伸を欠いたのは、チャート面の上値抵抗線の存在(昨日の書き込みで解説)うぃ意識した面もありそうです。当面、26週線を下値に、2本の上値抵抗線を上限とするレンジ相場が続きそうです。

 14日の米国株
 ニューヨークダウ30種  8359ドル49セント +27ドル81セント(0.35%)

 NASDAQ総合指数   1799.73ポイント   +6.52ポイント (0.4%)

 S&P500         905.84ポイント    +4.79ポイント (0.53%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9365円 +115円
             
              (円建て)  9315円  +65円


 米国株は小幅続伸、CME日経平均先物は9300円台を回復して帰ってきました。また、米国株高を受けてリスク許容度が増したことから、ドル円が売られ、円は93円台後半の円安水準で帰ってきており、本日は、しっかりの動きになることが予想されます。金融株や消費関連株が買われた流れを受け、金融セクターや小売関連株が注目されますが、予想外の好決算を計上したインテルの流れを受けエレクトロニクス関連が買われることも…。ただ、政局を意識し見送り気分が強まることも予想され、当面は9440円どころに位置する52週線を意識した狭いレンジ内の動きになりそう。昨日、悪材料が発表されたにもかかわらず予想外の切り返しを演じたGSユアサや明電舎など材料株の動きと、一旦は崩れかかった中小型、新興市場株の動きが焦点に。(でも、米国と同様に、だんだん業績感応を強めていく流れに変化は内容に思うのですが…)今日も為替、GLOBEXを見ながら、先物主導の展開…。          

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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