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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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何が心配なのか…殻に閉じこもったまま、一向に出てこない長期投資家
 16日木曜日の日経平均株価は74円91銭高の9344円16銭と3日続伸、TOPIXは5.88ポイント高の872.25と、反発して終わりました。出来高概算は22億7800万株、売買代金は1兆3890億円と、相場環境が良かったにもかかわらず商いは一向に盛り上がってきません。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは88、RSIは31、25日線かい離はマイナス3.28と、いずれも買い信号一歩手前で、中途半端な足踏み状態…。

 米国株は、景気改善指標と企業業績の堅調が揃い踏みとなり、大幅高。CME日経平均先物も9500円台、為替も94円台の円安…。まさにベストな相場環境で、今日の相場に期待した関係者も多かったものと思います。しかし、終わってみれば今日の日経平均高値はCMEの終値にもとどかず、出来高も昨日とほとんど変らずの状態でした。まあ、3日続伸し、値上がり数も960を超えているわけですから、強い相場だったことは間違いありませんが、物足りない気持ちで一日を終えた投資家の方が多かったんではないでしょうか。

 今日の朝の書き込みでも、環境的にはいいのですが、現物買いの資金が入って出来高が増加しないと、また、先物筋に引っ掻き回されることになる…と、懸念しましたが、どうやら、自民党のごたごたは強まるし、よく考えたら来週の月曜日は休場で3連休になるし、無理することは無いというlことで、買いを見送った人が多かったようです。また、このところ、懸念材料としてあげていた米国商業金融大手CITの救済交渉がまとまらず、どうやら明日にも連邦破産法の適用申請をして経営破たんするようだ…と伝えられたことも、見送りの理由になったようです。

 分けの分からないレバレッジ運用に走り自滅したリーマンブラザーズと異なり、CITは米国内の中小商業者約100万社と密接な関係を築いて、ファイナンスの手助けをしてきただけに、破綻した場合の中小企業者への影響は計り知れない…といわれています。政府としては直接救済は出来ないものの、CITバンクを通してGMAC救済で採ったやり方を適用するつもりだったようですが、どこでどう狂ったのか、破たんの道を選ぶようになったようです。資産規模は680億ドルくらいですから、金融システムに大きなダメージを与えるほどのものにはならないと思います(CDOを組成して販売している点が懸念材料)が、大手金融機関が相手にしない中小企業事業者向けのファイナンスを手がけてきただけに、米国経済の底辺にダメージを与える可能性もあります。ただ、直接的な影響は大きく無いとみたのか、GLOBEXの米国株先物は昨日の大きな挙げの利食い程度の下げ(30~50ドル程度)にとどまっています。

 ただ、日本市場では、新規の買いが入らなかったことから、「CITが破たんしたら大変だ~リーマンくらいの危機になる」という話が流れ、先物が軟化。日経平均は9500円手前からユーターンし、あとは昨日の夕方書いたことと同じ展開で、日経平均だけが値を消していきました。だから、どうでも操作できる指数は信用できない…というのです。まさに、待っていたように先物売り→現物と先物が逆ザヤ→裁定解消売り→日経平均下げ幅縮小という、お決まりのコースをたどりました。

 まあ、テクニカルでみると、9500円という水準は、上げの道中の5月11日に9503円で目先天井を形成。また、高値からの下げの過程での6月23日に9511円で一旦底をつけて、いずれも罫線的な急所を形成した重要ポイントでもありました。当然、先物筋もこのポイントを見ていまし、CIT破たんという願っても無い弱気材料が出ましたから「それ叩け…」てなもんでしょう。まあ、やりたい放題ですね。実際の相場は、値を消された日経平均とは違った堅調な相場なんですが、誰も彼も指数しか見ていませんから、値を消していくにつれ気分的に落ち込んでいきます。早く、新規資金が入ってきて、裁定解消売りの玉くらい簡単に吸収できるようにならなければいけませんね。

 昨日も書きましたように、債券市場に逃げ込んだ資金の行方がポイントになりますが、米国では、企業業績と景気改善指標が平行して出てきており、安全資産として購入した債券を持つリスクが高まっています。日本でも、デフレになる…などとして債券に資金を移してそれで良し…と、していますが、日本でも景気の状況が中期的に改善傾向にあることは確かだし、来年はIMF予測でも、先進国中の日本の成長率は市場高くなる予想がでており、考えようによっては、今の債券市場はバブル状態になっているといっても過言ではありません。いずれ、堰を切ったように株式市場に流れ込んでくるはずです。株式市場の本当の立ち直りはその時…。ついこの間は景況感の好転から、債券市場から資金がチョロっと漏れましたが、あれくらいの漏れでアノ相場が出たわけです。

 なにか、まだかまだかというムードが強いようですが、景況感が変れば嫌でも債券市場から資金があぶりだされてきます。ちなみに、昨日発表された米国の鉱工業生産指数(6月)で、大幅に改善してきましたが、この最大要因が公益事業が前月のマイナス1.3%から、プラス0.8%に増加したことです。つまり、景気刺激策が具体的な数字になって出てきたわけですから、今後の景況感に大きな変化をもたらしてくるはずです。そうなったら、債券市場は安全地帯どころか、火事場になります。日本だって状況は同じ。カネをかさずに、手持ち資金が金庫からあふれそうな金融機関は債券運用を増加させており、そのうち…。果報は寝て待て…という言葉もありますよ。業績重視の各論相場の方向に変化無し。

 まあ、今日の朝も書きましたように、米国株の状況は一変しました。再びNASDAQ主導型の相場展開になりそうですが、ニューヨークダウも13週移動平均線を回復してきましたので、押し目も浅くなるものと思われます。問題は、先物業者の理不尽な売り圧力にさらされる日本市場。今日のように良い環境にもかかわらず、13週線さえ回復できずに終わっています。「やはり、グッドバイ・インデックスを実行すべきでしょうかね!」。
 背後霊~退散。臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前…エーィ!(九字護身法)

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米国では景況感と企業業績の改善が同時進行するベスト環境…日本は現物資金が回帰するかどうかがカギ
 おはようございます。
 昨日の米国株は、前日引け後に発表された予想を上回るインテルの決算を好感し、大幅続伸してスタート。その後、景気後退の鈍化を示す経済指標が発表されるなど株価を後押しする材料が相次いだことから、ほぼ終日株価は上伸。結局、大幅続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高も13億7400万株と前日の10億株割れから盛り返したほか、値上がり数も2782(値下がりは289)に達するなど、ほぼ全面高の様相を呈しました。

 この日、発表された6月の鉱工業生産指数は前月比0.4%の減少。市場予想の0.6%減を大幅に上回り、過去8ヶ月間で最低の減少率となり、景気後退ピッチが急速に緩んでいることが分かりました。主な項目のうち公益事業が前月の1.3%減から0.8%増に浮上(前年同月は3.9%減)したことが、主な理由ですが、景気刺激策が効果を挙げ始めたサインと受け止めることも出来ます。また、同日発表の7月のニューヨーク州製造業景況指数はマイナス0.55となり、判断の分かれ目になるゼロにあと少しのところまで改善してきました。前月のマイナス9.41から大幅に改善するとともに、市場予想のマイナス5.0も大幅に上回っています。新規受注が前月のマイナス8.15からプラス5.89に、出荷がマイナス4.84からプラス10.97にそれぞれ改善したことが貢献したようです。ただ、先行きの見通しを示す業況判断は前月の47.81から33.99に低下していることには注意が必要です。

 この日は、株価を追い上げるように好材料の発表が相次ぎましたが、同時に前回開催されたFMOC(連邦公開市場委員会)の議事録が公表されています。この中で、第4四半期の実質成長率見通しが4月のマイナス2.0%-同1.3%から、同1.5%-同1.0%に上方修正されたことも好感されました。

 景気回復の腰折れを懸念していた株式市場は、ゴールドマンザックスとインテルの決算発表を機に大きく転換したようです。特に、インテルの予想は景気敏感株全般への期待を強める結果になり、大手銀行によるシスコシステムズなどハイテク企業の投資判断格上げなどが相次ぎました。また、これまで発表された4-6月決算の数字がアナリスト予想を20%近く上回っているとの調査会社の推計があったことも、市場心理を好転させています。

 このところ米国株立ち直りの条件として、ニューヨークダウの13週株価移動平均線回帰と三尊天井の谷を結ぶ上値抵抗線の突破を挙げてきましたが、昨日の上げで、当面の課題を突破しただけでなく、ニューヨークダウは前月29日の高値8529ドル、NASDAQ総合指数は同30日高値1861ポイント、S&P500は同29日高値の927ポイントをそれぞれ上回り、目先波の下降トレンドに変化を起こしています。まだ出来高が薄いため、今後発表される主要企業の決算内容によっては乱高下する動きが予想されますが、下値抵抗ラインが切り上がったことで、当面深押しのリスクは減少したものと思われます。いよいよ8月相場へ向けてのスタートでしょうか?

 15日の米国株
 ニューヨークダウ   8616ドル21セント +256ドル72セント (3.07%)

 NASDAQ総合指数  1862.90ポイント  +63.17ポイント  (3.51%)

 S&P500        932.68ポイント   26.84ポイント  (2.96%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9575円  +285円

              (円建て)   9515円  +225円


 米国株は3日連続高、CME日経平均先物は9500円台を回復して帰ってきました。米国を中心に景況感の改善と、企業業績の好転が平行して始まっており、株式市場にとっては非常に明るい材料。米国株高から、リスク選好が高まり、ドルが軟化。つれて円も94円台に軟化しており、相場環境としては最高の状態です。世界の景気敏感株として、ハイテク株を中心に海外投資家の評価も上がりそうなものですが、懸念材料はファンダメンタルと関係無しに売り圧力を強める先物業者の動向。今日も、寄り付き段階では、昨日の買戻しから高くスタートするものと思われますが、現物の買いが伸びなかった場合は、また先物や裁定解消売りに振り回される展開にならないとも限りません。米国の景況感の改善から債券市場に逃避していた資金のリスクが高まっており、当面、この資金の行方が注目されます。株式市場への還流があれば先物の影響を減らすことが出来ますが、見送り姿勢を強められると…。総選挙までの日程があまりに長すぎる…。自動車部品、電子部品などパーツメーカーが面白そう。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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