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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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今日も先物、明日も先物…? 目を向けるべきは新たな需要創出株
 22日水曜日の日経平均株価は71円14銭高の9723円16銭、TOPIXは5.03ポイント高の906.58と、ともに6日連続上昇して終わりました。出来高概算は20億8700万株、売買代金は1兆3180億円と、相変わらずの薄商い。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは103、RSIは43、25日線かい離はプラス1.1%でした。株価は連騰していますが指数的には過熱感は出ておらず、順風状態になっています。

★今日も先物。明日も…?
 米国株は高かったものの、93円台の円高を嫌気し、CME日経平均先物はわずか10円高で帰ってきました。今日は、先物が小幅安でスタートし、全般頭の思い動きでしたが、環境関連が続伸したほか、野村証券が鉄道ビジネスに強気の資料を発表。日本信号の投資判断を引き上げたことから、京三製作や近畿車輛、東洋電機製造など鉄道関連が軒並み買われるなど、テーマ色の強い展開となり、個別株は結構賑わいを見せていました。一方、GLOBEX米国株先物安や円高基調の継続から、先物筋の売りが溜っていたところに、昨日と同様に後場から買い仕掛けが入り、日経平均は急伸。一時は100円近く上昇する局面がありました。

 このところ、為替やGLOBEX、債券市場の動きを絡めた先物の動きに注意するように書いてきましたが、この日は、後場に入り債券先物が下落…。同時に、株の先物にまとまった買いが入り、これが先物の踏みを誘って日経平均が上伸しています。結局、今日も先物市場間の裁定取引の影響を受けて高かった、ということですね。でも、その操作をやっているのが一部の外資系証券会社ということですから、果たして今の株価が大衆のさまざまな思惑を反映して動いているものかどうか…。ちょっと疑問に思ってしまいます。本来、先物は現物市場のヘッジを目的に誕生したはずですが、最近は、先物の売買事態が目的化してしまっています。

★先物と現物市場間にある不公平感の是正を
 先物が本来の現物のヘッジという目的と離れてくると、レバレッジの比率が高く、少ない資金で大きな売買ができる先物と現物との間には不公平感が生まれてきます。今のように、少数の投資家が手がけるデリバティブが現物市場を振り回している今のような株式市場の状態で、果たして経済や政治などの将来の思惑を織り込めるものかどうか、極めて疑問に思わざるを得ません。東証や大証も自分らが儲ける事ばかり考えないで、そろそろ個人投資家を育てるためにも制度改革に取り組む必要があるのでは無いでしょうか。それにしても、米国のいうとおりに良くぞこんな大きな倍率を(操作がしやすい)単純平均方の日経平均先物に採用したものと、つくづく情けなくなります。

 まあ、ほっておいても個人投資家はどんどん指数銘柄から離れていきますから、そのうち、指数銘柄はボックス圏を上下するばかり…。指数外の銘柄は、どんどん上がって行く…という時代が来るかもしれません。そうなったら、「お宅の会社を日経平均の採用銘柄にします」と要請があったら、企業側から「とんでもないことをしてくれるな…」と、断られることもあるのでは…。
 
★指数外のところで始まっている新たな需要開拓相場
 まあ、このところ先物の話ばかり書いていますから、ついプッツンしてしまいました。ただ、今の相場は、指数を見ていても分からない各論相場。なんだか分けの分からない流れになっているような感じがしますが、井関農機や京三製作所、明電舎、GSユアサが次々と新値を更新しているように、新しい時代の潮流を映し出した動きが、インデックス外のところで進展していることは間違いありません。昨年の穀物や非鉄の上昇を受け世界的な規模で食料安全保障への取り組みが強まっていますし、省エネの動きは、自動車依存の輸送形態から鉄道依存へと変化。国内でも、ロボットメーカーが続々と誕生し、掃除ロボットや監視ロボットなど暮らしの豊かさや安全を保証する製品を投入しはじめたほか、介護や福祉の面でも力仕事を介添えしたり、失われた機能を補う機能部品が登場。また、ES細胞を使った再生医療の登場など、ほんの10年前には考えられなかった変化が始まっています。

 いずれもまだ揺籃期にありますが、これからじょじょに既存の産業を侵食しながら成長を遂げていくことになります。ただ、世界的な過剰消費の是正から経済のパイは縮小したままですから、これらの成長分野は既存産業と置き換わる格好で成長するため、現状に甘んじている大手企業がやがて淘汰の憂き目を見ることになります。これが、既存の主力企業で構成された指数が当てにならない理由でもあります。米国のダウ工業株30種のなかで、唯一残っているのはGEだといわれていますが、同社の業容は時代の変化に応じて常に変化してきています。果たして、既存のインデックス採用銘柄にこの変化に即応できる企業が何社あるか…。

★新たな需要を生み出す企業は夢とロマンに満ちている
 ごちゃごちゃ書いてもややこしいだけですが、今の世界では、まさに長期経済循環を押し上げる技術革新の時代が始まっているのです。成長のシーズ(種)がどんどん生まれているのですが、今の尺度では将来の成長性など図れるものではありません。それだけに、株価に思惑が作用してきます。「思惑」という言葉が悪ければ、「夢とロマン」と言い換えても差し支えありません。まさに、新産業に関連する株は理想買いの段階に入っているのです。わずか2年ほど前、GSユアサをレポートで書いたとき、何でこんな株…といわれましたが、いまや出世街道まっしぐら。700円台のコマツ製作所、500円台のトクヤマ、200円台の近畿車輌など、みんなレポートに書いたときには「何でこんな株」と非難されたものでした。でも、その後の株価は…。

 時代が大きく変化しようとしているときに、指数なんか「云々」していてはなにも分かりません。人や車が通ることで発電できる装置、ナノ単位の泡を溶かし込んだ水で作ったかまぼこがなかなか腐らない、解凍しても新鮮さが失われない冷凍法、小川やパイプ内を流れる水流を利用して発電する小水力発電、刺しても痛く無い注射針…などなど、今、日本の企業では物流など多方面に影響を与える技術が次々に開発されています。バクチ場に化した中国など新興市場を成長性があるとして持ち上げる海外のファンドマネージャー。民主党が政権をとったら改革が継続される…と、小泉さんと民主党を同等に見る海外マスコミ…。彼らは本当に日本の変化を知っているのでしょうか?恐らく、日本で起きている変化など、何も知らないと思いますよ。

 大きな潮流が表面化して業績に反映されだしたら、PERがROEが…と、わけの分からない数字を持ち出して格付けだ…投資判断の引き上げだ…ともったいぶったやり方をしてくるんでしょう。とにかく、世界的な過剰消費が元に戻るまでは、既存企業の過剰な生産力は削減されないといけません。しかし、世界経済が縮小均衡に向かう中で、成長できる企業は自ら新たな需要を開拓できるところしかありません。いま、その需要を生み出すシーズが世界のあちこちで生まれています。

 要は各論相場!

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米国企業決算発表は、市場予想を上回るものが続出…しかし、ニューヨークダウはテクニカル面の正念場に
 おはようございます。
 昨日の米国株は、建機大手キャタピラーの第2四半期決算が、減益ながらも市場予想を大幅に上回る数字を出したことを好感。続伸して始まりました。また、バーナンキFRB議長が議会証言のなかで「景気安定化の兆しが見られる…」と述べたことも好感されています。ただ、経営危機の渦中にあるノンバンク大手CITに破たん懸念が依然残っていると伝えられたことから、一時は、マイナス圏に沈む場面もありました。しかし、その後、アップルや製薬大手メルクなどが次々と市場予想を上回る決算を発表したことから、引けにかけては買いなおされ、結局、ニューヨークダウは過去2年間の連続上昇日数としては最長の7連騰して終わりました。

 株式市場では企業決算が次々と発表されていますが、これまでのところ発表企業の60%以上が市場予想を上回る決算を発表し、企業業績が順調に回復していることを示しています。これまでのところ、米国内を主要マーケットとする企業は人員削減などの合理化が奏功し、減収増益のパターンが多いようですが、キャタピラーやアップル、IBMなどのように海外市場を取り込んだ企業の場合、増収増益に転じる企業もあり、新興市場の成長力を取り込んだ企業の回復力が目立っています。米国の商務長官も、輸出を景気回復の原動力にしようと発言するなど、今後、米国の輸出傾斜が目立ってくるかもしれません。米国の企業決算の内容は、そのままこれから発表される日本企業の決算でも手がかりになるもので、国際展開している企業の業績回復が先行する可能性を示しています。
 
 米国株は順調な回復振りを示しています。ただ、FRB議長が金融緩和の出口論に関し、当分ゼロ金利状態が続くことを示唆。また、デフレ懸念が依然残ることから、債券へのニーズが高まっており、投資資金がリスク資産の株式に還流していないことが、出来高の増加につながらない原因になっているようです。ニューヨークダウは、一昨年8月安値、昨年1月、3月、7月の各安値を結んだ上値抵抗線に到達しており、このライン突破のためには出来高の増加が課題になってきます。当面、企業業績とならび、景況感の一段の改善を暗示する指標が増え、債券市場の価格下落リスク(金利上昇)が増加することがポイントになりそうです。いよいよ目先の正念場に来た感じです。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ  8915ドル94セント +67ドル79セント(0.77%)

 NASDAQ総合指数  1916.20ポイント  +6.91ポイント (0.36%)

 S&P500       954.58ポイント  +3.45ポイント (0.36%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  9725円 +75円

              (円建て)  9660円  +10円


 米国株は連騰したものの、CME日経平均先物は10円高とわずかな上昇で帰ってきました。FRB議長が米国の高い失業率がしばらく続き、景気回復の足を引っ張る懸念がある…と議会証言したことから、安全資産としてのドル・円が買われ、対ドルでも円高が進み93円台半ばに上昇したことや、衆院解散が実施された政局リスクを嫌気し、先物が伸び悩んだものと思われます。昨日は、先物筋のリードで日経平均は大幅高して終わりましたが、今日は、円高やCME日経平均先物が伸び悩んでいることから、昨日と一転して冴えない展開が予想されます。指数的には先物業者の思惑次第という展開ですが、衆院が解散されたことで、しばらくは政局は中立要因。また、企業業績の発表の本格化までには間がありますので、当面は、個人資金優位の展開で、各論相場が展開されそうです。ただ、あくまで業績感応相場に移行するまでの幕間つなぎの動きと思われ、基本は、業績増額修正期待がある企業の押し目を拾うところと予想します。その意味でも、米国の企業決算は大いに参考になるのでは無いでしょうか。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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