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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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景況感対立の行方が、債券市場と株式市場の綱引き勝負に決着をつける…
 週末24日の日経平均株価は151円61銭高の9944円55銭、TOPIXは11.79ポイント高の920.48と、ともに8日続伸して終わりました。出来高概算は25億9400万株、売買代金は1兆6100億円と、8連騰ともなると流石に増加に転じてきました。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは104、RSIは53、25日線かい離は+3.4%…。一応巡航速度ですが、25日線かい離の3%越えは、青信号の点滅というところでしょうか。9日連続安のあとの、8連騰…。あと一日上がれば騰落日数では追いつきますが、果たして下落幅も埋めきれるか…。来週の課題になりますね。

 相場環境は最高の状態でスタートしたんですが、終わってみれば、昨日の宿題として残っていた今月2日に9869円から空けていた窓埋めを達成できずに終わっています。派手に動いた感じがしますが、昨日の高値9861円をわずかに2円上回っただけ…という状態。日足罫線では「毛抜き」みたいな格好になっていますから、来週の動きがちょっと気になります。しかし、あと3文が埋められないとは…。「窓埋めさえ出来ない」、「1万円の大台さえ回復できない」となると、目先筋の動きが変化。債券先物がするすると上げはじめ、一時は日経平均と債券先物が同時に上昇するという奇妙な状態になっていました。債券先物の上昇時には、株の先物が緩み、裁定解消売りが出る場面もあったようですが、今日は出来高がありましたので、下落にはつながらないで済んだようです。

 それにしても、今の状況を象徴するような動きですね。先日から、金利の動きを注意するように書いてきましたが、まだ、景気の先行きを懸念する投資家が多く、債券を運用対象にしているようです。特に手元資金の豊富な地銀に債券を買うところが多いようですが、米国では、今月10日の3.27%を底に金利は上昇に向かい、昨日は3.71%まで挙げてきています。企業業績が予想外に良い事や景気指標の改善、金融当局者の「緩慢な改善過程に入った…」など、景況感の改善を受け金利が上昇に向かっているものと思われます。一部に、財政状況の悪化や来週から始まる過去最大の財政資金調達(1150億ドル)を意識して、金利が上昇している…とする向きもありますが、景況感の改善が金利上昇の背景にあるとしたら、債券を持つリスクは大きくなってきます。

 昨日、10年国債金利が3.71%に上昇(価格は下落)する一方で、株式市場の出来高が15億近くに増加したことをみても、安全資産として資金が逃避していた債券市場から資金が流出し始めた…とする見方も出来ます。景気の先行きをめぐっては、投資家間の見方が大きく異なっており、それぞれ資金の投入先は違っていますが、まだ、先行きの弱気が多く、債券市場には巨額の投資資金が眠ったままの状態。ところが、株価は一方的に上がっていきますし、景況感の改善とともに債券を持つリスクは急速に高まってきています。いまのところ、米国10年債の直近金利の高いところは6月の4.01%ですが、これに近づくとともに債券市場からの資金の流出が始まり、株式市場の需給関係が大きく改善してくる可能性があります。ここからは、景況感が全て…。改善すればするほど債券保有のリスクは高まってきますよ。

 一部に原油や非鉄、穀物などが面白くなる…としきりに言う筋がありますが、一昨年から昨年にかけあれだけ大きな相場を出し、シコリ玉がたくさんあるのに果たして思うような相場が出るのでしょうか。まず需給関係の整理が第一のような気がするんですがね。その意味では、徹底的に叩き売られ玉関係の整理がすっきりしている株式の方が魅力があるように思うのですが。まあ、来週以降米国の債券市場がどう動いてくるかをみていればある程度株価の動きも予測できるはずです。

 さて、その米国株ですが、朝も書きましたように、因縁場の上値抵抗ラインを抜け、本来の下降バンド内に戻ってきました。下降バンドとは言え、幅は2000ドルありますから、結構なものですよ。当面、上抜いた抵抗線が下値支持線に転換しているかどうかを確認する下げが出るかも知れませんが、このラインが固まればあとはしめたもの…。2000ドルくらい上にある下降バンドの上限に向かって動き出すはずです。いよいよ、面白くなってきました。

 日本株は、来週から4-6月期決算の発表が本格化してきます。当面は増収総益を」期待することは出来ませんが、減収増益に転換するところや、減益幅の縮小が評価されるところが増えてくるはずです。特に株価の上昇で、前期決算で一兆円を越えていた株式の評価損が減少するだけでも収益の改善効果が出てくるはずです。まあ、だめもと…で見ていきましょうか。ただ、業績感応相場に移行すれば、テーマ株物色がやりにくくなってきますので、今週のような派手な動きはなくなるかも…。業績面で評価できる日本調剤、酉島製作所、来期まで展望して原子力関連の新日本空調などに注目か?

 先物筋の皆様、来週はちょっと緩めてくださいね。それと、大証さま…こんなに関与率が高く、ほとんど株価操作と同じような状態になっていても問題はないのでしょうか。手数料だけ落としてくれればそれでいいんでしょうか。

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中古住宅販売統計がサプライズ効果…ニューヨークダウは関門突破
 おはようございます。
 昨日の米国株は、予想を上回る企業決算への期待感と高値警戒感が交錯。前日と変らない水準で始まったものの、スリーエムの決算が市場予想を上回ったほか、今四半期の見通しを増額修正したことから、全般に買い気が戻り株価は上伸。その後、6月の中古住宅販売が3ヶ月連続の増加になっただけでなく、在庫も減少する…というサプライズをともなう指標が出たことを好感し、住宅建設関連から資源関連まで買われ、ニューヨーク市場に上場する株の82%が上昇するという全面高商状になりました。出来高も14億株に接近しており、久しぶりに中味をともなう上昇になりました。ニューヨークダウは今年1月来の9000ドル大台回復、NASDAQ総合指数は12営業日連続高となり2000ポイントの大台に大手をかけてきました。

 この日発表された6月の中古住宅販売件数は前月比3.6%増加し、年率489万戸になりました。アナリスト予想の484万戸を上回り、2004年以来の3ヶ月連続になっています。また、在庫は前月比0.7%減の382万戸になっています。米国の住宅販売では新築よりも中古住宅の販売の方が規模の大きさから注目されますが、販売が増加するとともに、在庫が減少するというパターンが定着すれば、やがて下落中の販売価格にも影響を与えてくるものとして、市場は注目しています。この日は、これを受け、S&P500に採用された住宅建設株全てが上昇するという、サプライズ効果をもたらしました。

 また、同日発表の週間失業保険申請件数(~17日)は、前週比3万件増の55万4000件になりました。市場予想の55万件とほぼ同水準になっています。また、11日に終わる週の需給者総数は622万5000件となり前週から8万8000件の減少になっています。傾向をみる4週移動は56万6000件となり前週の58万5000件から減少。申請件数の増加傾向に歯止めがかかりつつあることをしめしています。

 株価は、市場予想を上回る企業決算に加え、中古住宅販売件数の増加・在庫の減少というサプライズ指標の登場、週間失業保険申請件数の受給者総数の減少定着化などを交換し、揚げ足を早めてきました。ニューヨークダウも懸念されていた上値抵抗線をわずか一日の調整で突破。経済指標のサプライズ効果が発揮されています。昨日の上げで、ニューヨークダウは本来の下降バンド内に復帰したわけですが、このバンドの幅は約2000ドルあり、次の上値抵抗線に到達するまでは強気相場が展開されることになりそうです。ただ、既に上昇トレンドに復帰したNASDAQ総合指数と異なり、ニューヨークダウは依然ダウントレンド内の動き…。次の焦点は昨年11月第一週につけた戻り高値9711ドルを更新して、上昇トレンドへ復帰できるかどうか…。

 23日の米国株
 ニューヨークダウ  9069ドル29セント  +188ドル03セント (2.12%)

 NASDAQ総合指数  1973.60ポイント  +47.22ポイント  (2.45%)

 S&P500       976.29ポイント    +22.22ポイント (2.33%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  10010円  +230円

              (円建て)  9960円   +180円


 米国株は大きく反発、CME日経平均先物も1万円の大大台に接近して帰ってきました。また、株価の上昇でリスクテイクの動きが強まりドルが売られた一方、米国で債券が売られたことから日米金利差が拡大するとして、円は95円台に売られています。週末要因を除けば、相場環境としては申し分の無い状態で、本日も強気相場が続くことになりそうです。日米とも今後の焦点は債券市場の動き…。米国では景気回復期待から債券市場が軟化し、一方で、株式市場の出来高が増加し始めており、債券から株式への資金シフトがおき始めている可能性を否定できません。本日の日本株も基本的な流れは同じ。先物の買戻しに加え、債券先物の軟化から、株先物との裁定取引が増加。これが裁定買いを誘発し、指数を押し上げる動きも予想されます。基本的に昨日の流れを引き継ぐ格好ですが、為替の95円台が定着すれば輸出関連の一段高も…。(不安要因は、昨晩発表されたマイクロソフトとアマゾンの決算がいまいちだったこと。GLOBEXの動きには注意…)。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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