大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2009/08 | 09
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民主党大勝のご祝儀相場は一時間で終了…あとは先物筋の思うがまま
 窓から見る桜の木の葉っぱが黄色く色づき始めました。セミの鳴き声もしなくなり、時折、ツクツクボウシの声が聞こえるだけ…。もう秋…か。そして、春、夏と続いた暑い相場も…舞い散る木の葉とともに終わりを告げるか…。

 さて、週明け31日の日経平均株価は41円61銭安の1万492円83銭、TOPIXは3.58ポイント安の965.73とともに反落して終わりました。出来高概算は21億5860万株、売買代金は1兆5660億円と、20億株台を回復したものの、売買代金の増加は少なかったようです。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは102、RSIは47、25日線かい離は1%でした。RSIが40台に入ってきたことが注目されます。まあ、まだ調整途上の数字…。

★民主大勝。マスコミ的に面白いのはこれから…選挙違反、スキャンダル、関係議員当選で大潮は? まあ、事前に予想されていたこととはいえ、民主党さん、郵政選挙で自民党が大勝したときよりも多く議席を獲得しています。ただ、神様は、自民党が無茶したことを反省されたのか、連立を組む予定の党の議席数を調整。3分の2に届かない状態にしてくれました。権力に慣れないものが、おごって無茶をしないよう調整した…というところでしょうか。ただ、相変わらず、マスコミさんは飛ばしすぎ…また、いい加減。まだ、開票もしていないときに、小沢代表に質問して逆ねじを食らわされ、挙句のはてに「だからマスコミは…」と一喝されています。これからのマスコミさん大変ですね。

 また、選挙前に、あれだけ世襲議員はダメだ何ぞと、ぼろくそにいっていたコメンテーターが、小泉ジュニアの当選に、「しっかりしている、政策を良く訴えていた…」など、選挙戦を見もしないのに、手のひらを返したように持ち上げるコメントをしています。本当に、人間として恥ずかしく無いんですかね…。株のコメントでも、底値では弱気、高値では強気の発言をして、投資家に迷惑をかけているのに、平気で「~いっておきましたよね」なんぞ、チョロット話したことを、さも予想していた見たいな言い方をするような、いい加減な輩が多すぎます。なまじ、看板や肩書きを背負っていて信用力があるだけに迷惑な話です。マスコミさんに、大間違いしたような評論家は干すくらいの良識があってもいいのでは無いかと思うのですが如何。言いっ放しはいけませんよね~。まあ、弱いものいじめはマスコミさんの得意とするところですから、落選した問題議員はあることないことかかれるんでしょう。また、Mさんと、Hさんは二人とも当選した見たいですが、押尾問題がここからどうなるか…じっくり拝見。警察もしっかり調べるものは調べなければいけませんよ。

 まあ、選挙が終わりましたが、面白いのはこれからが本番…。選挙違反であげられる人、スキャンダルが次から次に飛び出し、マスコミが飛びついてバッシングを始める…収拾がつかなくなって年内に再選挙なんてことはないですよね。なんか、米国の方では年末にも選挙…なんていっている政界の重鎮の方がいるそうですが…。CIAの情報収集網を通じて、スキャンダル情報はいっぱい仕入れてあるといいますから…。怖いこと。そろそろ、政治家さんたちも真剣に日本の針路を示してくれないと、大変なことになりそうな気がするんですが。

★ご祝儀相場は約1時間…あとは、先物筋の独壇場
 さて、今日の日本株は、民主党大勝のご祝儀相場で、200円以上上げる場面がありましたが、円が92円台に入り、上海が下落し、下げ幅を拡大してくると、先物筋が手のひらを返したように売りに回り、あとは、ちゃんと、順番どおり安くして終わりました。これで、11立会日連続で一日おきにプラスとマイナスを繰り返しています。このところ、一日の振幅が小さい状態が続き、利ざやが確保で気にくい相場が続いていましたが、海外情勢や為替状況で、次の日の寄付きから大きく動くことが多く、次の日に反対売買するため、こんな減少が起きているんではないでしょうか。今日なんかは、振幅が350円近くありましたから、先物の売買が思い切りできたようですね。おかげで、出来高は引け前え13万2500枚近くの大商いになっています。これが、活発な裁定取引を巻き込み出来高が増加したものだと思われます。一部、商品投資顧問(CTA)が、為替市場で円買いを進める一方で、株の先物を売るような裁定取引をやったとも言われています。

 まあ、民主党大勝のご祝儀相場は一時間ちょっとで終わった…というところでしょうか。でも、上海市場はその後も下げ続け、今月19日に付けた安値2761ポイントを切り込み、2600ポイント台に下落。6%近い下落率になっています。これで、2段下げに入りましたから、いよいよ依然書いた下値めど2500ポイント台が見えてきました。日本株は、中国政府が近く株価安定策を出す…という報が伝わり下げ幅を縮めて終わりましたが、中国市場は無反応のようです。むしろ、大手銀行が増資を実施し、自己資本比率の増加を図ろうとしていることや、月末の融資抑制の窓口指導を嫌気、金融引き締めが始まるとして、恐怖心に駆られて売っているようです。心理的には底が近いような気がするんですが…。

★先進国株式の出遅れ修正後の相場は?
 あまりの下げ方に、米国のBLOBEX先物市場も50ドル以上下落しており、先物筋の売り崩しを勇気付けました。週末にも書きましたように、米国の投資家の間では、金融危機の改善を手がかりにした第一段上げが終わり、次の、景気改善を評価する2段目の上げに移行する途上にありますが、選手は第一段階の主役だったディフェンシブ銘柄を売る動きが強まっています。まだ、新しいポートフォリオを作るまでにはいたっていませんが、次のステップに備えた待機資金はかなり多いものと思われます。先週まで、新興国に比べて出遅れていた日、米、欧など先進国の株価の堅調振りが目立ちましたが、この出遅れ分を取り戻す動きだったといえなくまりません。しかし、このところの、新興国株価の不振で、格差は解消されており、資金がどちらに向かうか微妙なところに来ています。このところ、流れの変化に備えて、新規のポジションを持たないほうが良い…と書いてきましたが、方向感が定まらないことや、次のステップに移るには、調整幅が少ないことなどが理由としてあります。当面、方向感が定まるまでですが、今週は米国のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計など需要な指標が多くあり、指数のいかんでは相場が次の流れに移行する可能性を含んでいます。

 あと、ちょっと様子を見てみましょう。それと、レポート購読者の方へ、ご迷惑をおかけしていたTCMですが、今日、手がかり材料としていた日立建機による完全子会社化の話が出てきました。大きな値幅にはなりませんが、買値の2~3割上は狙えそうです。うまいところ利食ってください。 


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バカンス明けを意識し、ディフェンシブ業種を処分…相場の方向性確認の動き強まる
 おはようございます。昨晩は血圧が上がり、切らしていた薬をもらいに病院にいったため、書き込みが出来ませんでした。また医者から「あなたは本気で治す気があるんですか。何かあっても知りませんよ…」と、いつものお叱り。我ながら、実に困った患者です。

 さて、昨日の米国株は、前日発表されたパソコン大手デルの予想を上回る決算や半導体大手インテルの業績増額修正を好感し続伸してスタートしましたが、7月の個人消費支出が、特殊要因を除けばマイナスになったことを嫌気し下落に転じています。また、一連の経済指標の改善を受け、薬品や外食、通信などディフェンシブ系業種を売るポートフォリオの入れ替えが活発化し、結局、ニューヨークダウは9日ぶりに反落。S&P500も下落しましたが、ハイテク株が多いNASDAQ総合指数は小幅続伸して終わりました。

 この日発表された個人消費・支出統計(7月)で、消費支出は前月比で0.2%の増加。自動車買い替え支援策により耐久財消費が前月の0.8%増から1.3%増に伸びたことが影響しました。ただ、自動車販売の影響を除いた非耐久財は、前月比で0.3%の減少となっており、消費の先行きへの警戒感を強めることになりました。一方、個人所得は、前月比変わらず。アナリスト予想は、支出・所得とも前月比0.2%増加でしたから、今回の結果はほぼ期待はずれの結果に終わったようです。また、米国消費者の変化として注目されていた個人貯蓄率は4.2%に低下。5月の6%から2ヶ月連続して低下しています。

 また、ミシガン大学消費者信頼感指数(8月)の確報値は、65.7。前月の66から低下、4月来の水準になりました。ただ、速報値の63.2からは、大幅に上方修正されています。

 米国株は、高値圏での小幅な動きを続けてきましたが、来週から、統計上一年で運用パフォーマンスの冴えない9月相場に入るため、業種間の入れ替えが活発化。これまで、景気の先行きを懸念し買われてきたディフェンシブ銘柄を処分する動きが強まりました。来週いっぱいは、まだサマーバケーションから市場参加者の少ない状況が続きますが、翌週月曜日のレイバーデイ明けからは市場参加者も増え、本格的に経済状況を織り込む相場が始まりますから、相場の変化に備えキャッシュポジションを上げておこうという動きのように思われます。来週も、ディフェンシブ銘柄の売りが続きそうですが、一方で、景気敏感株への買い姿勢が高まるかどうかがカギ。日本と同様に、空売り残の多い銘柄への物色がつよまるなど相場の質が悪化しています。この動きは相場の流れが変わる前の動きとみられますので、来週は方向性を見極めることが大事になりそうです。

 ニューヨークダウは、強気相場への分岐点である昨年11月4日終値9625ドル(ザラ場高値9711ドル)更新へ向け、あと少しのところに迫っていますが、なかなか壁を突破できない状況です。まず、引け値ベースで高値を更新することがポイント。ちょっと、上値が重くなっていますから、場合によっては、一旦下値に引くこともあるかもしれません。物色の方向性も、経済政策も、株と債券の綱引きも、全て正念場に差し掛かってきました。

 28日の米国株
 ニューヨークダウ  9544ドル20セント -36ドル43セント (0.38%)

 NASDSAQ総合指数 2028.77ポイント +1.04ポイント (0.05%)

 S&P500    1028.93ポイント  -2.05ポイント (0.2%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万590円 +60円

              (円建て)  1万575円 +45円


 28日の日本株

 日経平均株価 1万534円14銭 +60円17銭

 TOPIX     969.31ポイント +5.08ポイント

 出来高  19億2715万株   売買代金 1兆3129億円

 日経平均サイコロ:7勝5敗  騰落レシオ:106  RSI:50 25日線かい離:+1.5%

 日経平均の終日の値幅は100円に満たない小動き。上海市場が、金融当局が月末貸し出し抑制を指示したと伝えられ急落したことを嫌気し急落した局面では、一時マイナス圏に落ち込む局面がありましたが、引けにかけて先物筋の手仕舞いの買い戻しが断続的に入り、結局、反発して終わりました。高安を一日置きに繰り返す動きは続いたものの、陽線と陰線が交互に繰り返す「鯨幕相場」はなりませんでした(意味は無いけど…)。

 この日は、失業率が過去最悪の5.7%に悪化したほか、消費者物価が前年同月比で2.2%低下するなど、日本経済の弱さを示す指標が出されました。ともに、経済の先行きに懸念を示す材料で、円は売られたものの、株式は先物筋の動きに影響され上昇するという、ちぐはぐな半応を示しています。日経平均の景気の指標性は、先物筋の不合理な動きでまったく失われたような格好になっています。来週も同様な動きが続きそうですが、日本経済のデフレ懸念が再び強まったことで、日本の実質金利が突出し、円高を誘発し、さらにデフレがすすむという悪循環に入る可能性が出てきたことから、一段の金融緩和や景気対策、為替介入への思惑が強まってきそうです。米国では、先ごろ発表されたGDP統計で、在庫減少額が過去最大になっていたことから、今後、積み増しの動きから生産が高まる可能性があり、日本のハイテク企業を中心に受注が増加する可能性もあります。ただ、円高の進行というリスク要因があることや、新政権誕生にともなう混乱もあり、相場全般としては方向性を欠いたものになりそう。当面、米国株の方向性が決まるまでは慎重な姿勢が望ましいと思われます。
 まあ、9月は昨年暴落のスタートした悪夢の月でもありますから、みんな良いイメージは持っていません。相場なりに考えていけばいいでしょう。

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米国GDP確報値の内容は速報値から変化…でも債券市場の堅調は依然継続中
 おはようございます。
 昨日の米国株は、第2四半期のGDP確報値が速報ベースと変わらなかったことや、週間新規失業保険申請件数が予想より悪かったものの前週より減少していたことなどを好感し、しっかりにスタートしました。ただ、原油相場が、予想外の在庫増加を受けて下落した前日の地合を引き継ぎ続落。一時、1バレル70ドルの大台を割り込んだことを嫌気して、9459ドルまで下落する場面がありましたが、価格が70ドル大台を回復するとともに、買い戻され、結局、続伸して終わりました。ニューヨークダウは8日続伸となりますが、昨日も高値9609ドルから押し戻されており、強気相場入りとなる分岐点(昨年11月高値)を前に強気と弱気の攻防戦が続いています。また、この日は、遅延している新型中型旅客機の試験飛行を年内にも実施するとしたボーイングが買われ、指数を押し上げました。

 この日発表された第2四半期GDP確報値は、年率換算で-1.0%。速報値と同水準でしたがエコノミスト予想の-1.2%は上回りました。前期は-6.4%。項目別では、在庫変動が速報値の1411億ドルから1592億ドルに減少幅を拡大。過去最大の減少幅になったほか、GDP水準を1.39%押し下げました。在庫を除いたGDP値は+0.4%でした。また、個人消費は速報値の-1.2%から同1.0%に、輸出も-7.0%から同5.0%に、民間住宅投資も-29.3%から同22.8%に、それぞれ上方修正されましたが、民間設備投資は-8.9%から同10.9%に下方修正されています。また、政府調達が速報値の5.6%増から6.4%増(前期は-2.6%)に増額修正されており、政府の景気刺激策が効果を上げて来ていることが分かりました。

 また同日発表の週間新規失業保険申請件数(~21日)は、57万件増。前週の58万件増から減少しましたが、エコノミスト予想の56万5000件増は上回りました。また、15日に終わる週の受給者総数は613万3000件、4週移動は56万6250件と、ともに増加に転じた前週分から減少しました。

 昨日の米国株は、3指数とも上昇しましたが、景気先行指標としての原油価格の動きをめぐって、不安定な動きを繰り返しています。この日は、財政資金調達の最終日(7年債280億ドル)でしたが、順調に消化できたことから市場に安心感が戻りました。ただ、原油価格が値を戻したことや株価が上げに転じたことを嫌気し、長期金利はやや上昇して終わっています。金融市場では、FDICの要注意銀行リストの金融機関数が前期の305行から416行に増加するなど、景気の先行きを懸念する材料と、GDP統計で政府の景気刺激策が効果を上げ始めるなど先行き強気の材料が交錯。手控え気分が強まる中、指数はじり高をたどっています。依然、債券市場の堅調が続いており、景気見通しについてはしばらく強弱感が対立しそうですが、昨日も、ニューヨークダウが一時9609ドルに上昇し、昨年11月高値に接近するなど、テクニカル面での因縁場をい突破しようという動きもあり、当面は、この急所がクリアできるかどうかが焦点に。ニューヨークダウの日足サイコロが10勝2敗になっていることが気がかり。

 27日の米国株
 ニューヨークダウ 9580ドル63セント  +37ドル11セント(0.39%)

 NASDAQ総合指数 2027ドル73セント +3.30ポイント (0.16%)

 S&P500    1030.98ポイント +2.86ポイント (0.28%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万570円 +60円

              (円建て)  1万555円  +45円


 米国株は続伸、CME日経平均先物は反発して帰ってきました。全般的にリスク資産回避の動きが強まり、為替市場では最終逃避地としての円の上昇が続き、現在も対ドルで93円台半ばの取引担っています。今日の株式市場は、昨日売られた先物の買戻しから堅調に始まりそうですが、円高の進行から指数寄与度の大きい輸出ハイテク株が売られる懸念もあり、全般が波乱する可能性もあります。中国の過剰設備抑制政策については、冷静な分析も進んでおり、落ち着きを取り戻してくるものと思われますが、依然、株価動向は先物筋にとって重要なファクター。週末、投票日控えでもあり手仕舞い気分がつよまり、「鯨幕相場」にも変化がおきるか…。民主党政策に沿う内需関連や5人目の死者がでた新型インフルエンザ関連が息を吹き返すか…。いずれにしてもあまり無理はしたくないところ。

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いつまで続く「鯨幕相場」…不透明材料が多く、「休むも相場」か
 27日木曜日の日経平均株価は165円74銭安の1万473円97銭、TOPIXは11.36ポイント安の964.23と、ともに反落して終わりました。相変わらず高安を繰り返す「鯨幕相場」が続いています。出来高概算は20億4800万株、売買代金は1兆4000億円とともに前日比で増加。株価が下落して商いが増える…どう考えたらいいんでしょうか。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは111、RSIは51、25日線かい離は1.2%でした。短期テクニカル指標には加熱を暗示するものは無くなり、高値圏でのもみ合いの中で、順調に整理が進んでいる感じです。まあ、政治や経済でこれだけ不透明感が増しているのに、がんばっている方ですかね。

 さて、選挙まであと3日になってきました。選挙カーもあまり回ってきませんし、なんか選挙戦が白熱しているという感じがしませんね。マスコミさんが民主党の立候補者数を上回る当選予想数を出したりするもんですから、競り合っている…という感じを受けません。記者時代は今頃あちこち飛び回って票読みしていたもんです。これだけ、民主党有利を書き立てられると、「おらがお国の先生様が危ない…」と、日ごろ体調が悪くて動けないお年よりも、背負われても投票に行く可能性がありますし、公明党も動員をかけて情勢不利の選挙区に入りますから、蓋を開けてみると意外や意外という結果になるかもしれませんよ。田舎の選挙区の保守系議員の強さは信仰に近いものがありますから、「先生が危ない…」となったときは、票が沸いて出てくるものです。まあ、そんな信仰がない都市部では、大臣経験者であろうが、大物であろうが、容赦ないバッシングがあるんでしょうが…。

 まあ、民主党が大勝するんでしょうが、米国も民主党政権後しばらくは外交が混乱するものと腹をきめ、しばらくはおとなしく見守ることに決めたようです。クリントン女史と小沢民主党代表(当時)との会談後、どうやら危険人物とみなされたようで、その後、どこから沸いてきたのか西松献金問題が浮上…。結局、小沢代表は追い落とされてしまいました。都合の悪いものはどんどん芽を摘んでいく…というやりかたのようですが、民主党政権が米国になびかなかったら、次は、どんなスキャンダルがでてくることやら…。民主党幹部のマルチ商法がらみのねたなど、日本の国会議員の皆さん、下のほうから、ポケットの中まで色々なスキャンダルをお持ちのようで、まずは、選挙後が楽しみなことです。そういえば、ノリピーの影に隠れてしまったかの感がある、もう一つの事件も、政治家さんやx財界人のお身内の方がいろいろ参加されておられるようで、選挙の結果、ただの人になられたら、警察の方々も動くとか、動かないとか…。大体、政治家が絡んだら、闇に葬られるということ自体おかしな話し。この国には、国民の安全を守ってくれるはずの、警察も信用できない国に成り下がってしまったんでしょうか。まあ、選挙後しばらくは、ワイドショーがにぎやかになるかも知れませんね。

 さて、しばらくは「休むも相場」として新規のポジションを作る必要は無いとしてきましたが、やはり波乱含みになってきましたね。もともと、9月は日米とも過去の実績はよくありませんから、目先は8月が売り場になる…と以前から書いてきました。まだ、景気の回復初期ですから、中長期投資は慌ててポジションを解消する必要はありませんが、もしかしたら、3ヶ月くらいはもたもたした相場になるかもしれません。中国は10月の建国60周年を経済を正常化して祝いたいと思っていますので、当面は投機的な動きは封じ込めたいはず。また、今日の朝も書いたように米国も、自動車買い替え補助が24日に終了。金融支援のための国債買取も10末で終わり、さらに新規住宅取得者への税控除措置も11月に終わります。

 一連の措置が景気の改善に貢献したことは明らかで、この措置が終了したあとの景気に対して投資家が不安を抱くのも当然です。まさに、今の米国株は、「懐疑の段階」に入っているものと思われます。昨日、新規住宅販売や耐久財受注で、あれだけ良い数字がでたにもかかわらず、株価の上げ率が少なかったことや、株価が上昇したにもかかわらず、相変わらず長期金利が低下していることを考えると、景気の先行きに対する強弱感の対立が、予想以上に強いものになっている感じを受けます。また、強気相場への分岐点である、昨年11月4日の高値を抜け切れないことも、米国の投資家が、もう一つ強気になれないところのような気がします。当面は、弱気をくじくような材料待ち(追加景気対策など)というところでしょうか。

 日本株についても、不透明感が増幅中です。新政権誕生後の動きが読めないことや、中国、米国の景気の先行き不透明感などがあり、主力投資家は総見送り…。結局、先物筋に引っ掻き回される展開が続いています。また、昨日は、裁定取引の買い残が2000億円以上も減少。先週の日経平均の下げに影響した…と書きましたが、今日発表sれた投資家別売買動向を見ても、海外投資家は850億円を超える売り越しになり、市場の話題になっていました。以前から、海外投資家の買いの中味は裁定取引によるものでは無いか…と疑問を呈してきましたが、この裁定買い残の減少と、同期間の海外投資家の数週間ぶりの売りこしを見ると、かなり関連性があることが分かります。結局、ここまで割高に買い上げられた原因は先物の傍若無人の買いと、それに刺激された裁定買いだった、ということで、外部環境が変われば、裁定解消売りから、適正な水準まで押し戻されることになります。指数銘柄を買うばかばかしさが分かりますね。

 結局、いまはこんな状態に陥るかどうかの分岐点いいるわけですから、無理をすることは無い…と書いてきたわけです。まあ、昨年後半から、年初にかけ、裁定解消売りを浴びて日経平均が下落している折にも、中小型株はしっかりしていました。もしかしたら、この再燃があるかもしれませんね。でも、当時と違うのは、米国で株と債券の強烈な綱引きが続いていること…。もし、株が引きカ勝てば、金利が上昇し、流れは主力大型株へと移っていきます。もし、先走りして変なポジションを持ってしまったら、困ったことになりかねません。だから「休むも相場」なのです。

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米国では堅調な経済指標は続くが、一方で、先行きへの漠然たる不安が募る…
 おはようございます。 早朝は少々肌寒く、羽織るものを一枚増やしたい季節になってきました。秋の足音は確実に近づいているようです。

 さて、昨日の米国株は、耐久財受注(7月)が大きな伸びを示したものの、特殊要因を除く受注が予想に届かなかったことから反落してスタートしました。その後、新築住宅販売が二桁近い増加になったことを好感し、株価が上伸する場面もありましたが、中国の過剰設備抑制の動きから中国の景気への懸念が高まり、上げ幅を縮小。前日引け値付近を上下したあと、結局、小幅続伸して終わりました。ニューヨークダウは7日続伸となります。ただ、この日は中国への懸念も強まり、債券市場も堅調に推移。指標となる10年債金利は0.01%低下し3.44%になっています。米国の自動車買い替え支援策が終了後、景気の持続的回復への期待感が急速にしぼみ、市場のセンチメントは微妙に変化し始めたようです。

 この日発表された耐久財受注(7月)は前月比4.9%増。前月の1.2%減から、大幅に改善、2007年7月以来の伸び率になりました。前年同月比では25.85の減少。輸送用機器の新規受注がボーイングの受注増やクライスラー・GMの工場再開で18.4%伸びたことが指数を押し上げました。ただ、輸送用機器を除いた新規受注は0.8%増となり、アナリスト予想の0.9%増を下回ったことから市場の失望感を誘っています。

 また、同日発表の新規戸建住宅販売統計で総販売戸数は9.6%増加し、年率43万3000戸となり、アナリスト予想の年率39万戸を上回るとともに、前月の39万9000戸も上回る好調ぶりでした。販売価格は前年同月比で11.5%下落しているものの、前月比えは0.1%減にとどまり、下げ止まり感が強まっています。また、在庫も前月比で3.2%減少し27万100戸となり、1993年以来の低水準に落ち込んでいます。これを好感し、昨日はホームデポなど住宅関連株が買われています。

 米国株は、相場の強弱の分岐点になる昨年11月初旬の戻り高値を前に足踏み状態を続けています。ニューヨークダウの日足を見ると3日間とも上ヒゲを残し、9600ドルを手前に頭の重たい展開が続いています。堅調な経済指標が続いていますが、24日に終了した自動車買い替え支援策に続き、11月には新規住宅購入支援策も終わり、それに先立つ10月末には国債の買取も終了するなど、一連の景気刺激策や金融支援策が終わることに市場は漠然とした不安感を抱き始めたようです。また、中国の最近の経済政策にも、景気の減速懸念を抱くなど、これまでの弱気材料を無視する強気のセンチメントに変化がおき始めているようです。昨日も株価は堅調を保ちながら、長期債金利は低下しており、景気の先行きを懸念した安全資産指向の動きは強まっています。ここは綱引きの服へをしっかりと見極めるところと思われます。

 26日の米国株
 ニューヨークダウ  9543ドル 52セント  +4.23ドル(0.04%)

 NASDAQ総合指数 2024。43ポイント  +0.20ポイント (0.01%)

 S&P500    1028.12ポイント   +0.12ポイント (0.01%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万640円 変らず

              (円建て)  1万615円 -25円


 米国株は小幅続伸したものの、CME日経平均先物は小幅安で帰ってきました。為替は、中国の過剰設備抑制の動きを懸念し、円・ドルが上昇したものの、対ドルでは94円台前半と、膠着した状態が続いています。今日の日本株は外部環境や中国経済への懸念から、軟調に推移しそうです。相場全般が方向性を見失いつつあるほか、総選挙の期日も迫っており、当面、見送り気分が強まるなか、さらに先物筋の影響が大きくなりそうです。このところテーマ株も日替わりメニューとなり荒っぽい動きになっていますので、後追いすることは控えたいところ。高進捗率など業績に伸びしろのあるテーマ株を待ち伏せ方針で…。今日の中国株の動きは要注意。

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新高値更新も売買代金は増えず…回転が止まれば終わり?
 26日水曜日の日経平均株価は142円35銭高の1万639円71銭、TOPIXは10.48ポイント高の975.59と、ともに反発して終わりました。日経平均は14日につけた年初来高値を上回っています。出来高概算は19億8800万株、売買代金は1兆3768億円でしたが、売買代金が前日比で増加していないのに出来高は増加していますので、物色の中心が低位株に集まったことが分かります。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは114、RSIは56、25日線かい離は3%でした。テクニカル的には可もなし不可もなし…という感じですが、3本新値が陽転してきたことは強気の材料というところでしょうか?

 さて、相変わらずの「鯨幕相場」です。今日は順番どおり「白」の日で高くなりました。先物の売り買いを日替わりで繰り返す結果ですが、米国でも時々見られました。それだけ、デリバティブ(金融派生商品)の影響が大きくなっているということですね。肝腎の現物市場は売買代金は一向に増えません。新規の資金が入っていないということですから、回転が止まれば終わり…。あとは、世界の中で飛びぬけて割高になった株価だけが残ります。そうなると、今度は「叩け、叩け…」の大合唱で売り崩しに来るんでしょう。まさに、終戦後の占領時代みたいで、外人さんのやりたい放題です。まさかそんな…と思うかもしれませんが、先週、日本株は大きく崩れました。「裁定解消売りが…」と何度も書いたのを思い出しますが、今日発表された先週分の裁定取引にともなう現物株の買い残高は、2046億円減少の1兆4109億円に急減しています。これをみても、裁定解消売りが影響していたことがわかるはずです。

 今週に入ってからも、先物リードが続いていますが、先物の買いや売りが突然まとまって入るために、現物とのサヤが拡大することが多く、裁定買いが多く入ったように思われます。今日も、インデックス採用銘柄で薄商いにもかかわらず上昇しているものが多く、かなり裁定買いが日経平均やTOPIXを押し上げた可能性があるものと見ています。また、買い残が増加したんでしょうね。2000億程度で先週の下げですから、モット本気でやれば、もう一段下げることも可能ですね。信用買い残も1兆5500億円を超えてきましたから、あわせて3兆円。破壊力は十分ですね。米国S&P500が予想PER17倍で割高…といわれだしていますから、日経平均の予想PER40倍は…。なにかあって世界の株価が下落するようなことがあれば、この割高感が彼らの売り崩しの錦の御旗になるはずです。まあ、注意してみていきましょう。

 さて、市場では相変わらずリチウムイオン電池関連が買われています。今日は、三菱重工業がリチウムイオン電池の工場を建設する(昨日はけなしてごめんね!)ということで買われたほか、電極材の関連で日本化学や日本カーボンが、電解液関連では昨日に続き関東電化などが個別に買われていました。また、今日は民主党の大勝必至と見て政策関連も買われ、塾や教育機器関連など同党のばら撒き関連も市場をにぎわし、不動産価格の下落ピッチの鈍化かkら不動産関連もかわれるなど、結構、総花的な焦点がまとまらない相場でした。

 まあ、今のところGLOBEX先物市場で米国株は25ドル以上上げていますし、上海市場もしっかり出終わりました。このままだったら、今晩の米国株もしっかりになりそうですが、それを受けた明日の日本株を果たして先物筋がどうしてくれるのか…。今日作ったポジションを解消してくれば、明日は順番どおり安くなり、今日買われたインデックス銘柄は売られる…ということになります。とにかく、指数を見ているとうっとうしくなってきます。以前から書いているように、当面は、1万836円のポイントを押さえに行き、次はいよいよ最大のネックラインである昨年3月安値に挑戦することになるのですが、果たしてどの時点で達成するのか…。まあ、当面は新規のポジションを作らず現状維持といきますか。鉄道関連の京三製作所や水関連の酉島製作所…だんだん煮詰まってきましたね。

 昨日思いのたけをぶちまけましたので、今日は対して書くこともありません。さて、先物業者さん、日本経済を牛耳った感じで気持ちがいいでしょうが、明日はどうしてくれますか?「鯨幕」の順番どおり、「黒」の日と考えてよろしいでしょうか…。

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バーナンキ再任、ケースシラー価格指数は上昇…ハッピーだったが、長期金利は低下の「怪」
 おはようございます。

 昨日の米国株は、バーナンキFRB議長が再任されたことへの安心感やケースシラー住宅価格指数が2ヶ月連続して前月比で上昇したことを好感し、上昇してスタート。大手建設株などが買われたほか、立会い中に発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)が予想を大幅に上回るものになったことを手がかりに、百貨店など消費関連株も買われ、結局、主要3指数とも高く終わりました。ニューヨークダウは6立会日連続高。米国株は上昇したものの、景気の先行きの見通しについては見方が分かれ、この日、10年債金利は前日から0.044%下がり、3.45%に低下。株式が上昇しながら、長期金利が低下するという、奇妙な減少が続いています。

 この日発表されたS&Pケースシラー住宅価格指数(6月)で、主要10・20都市の価格指数はともに前月比で1.4%の上昇。3年ぶりに上昇したとしてサプライズ効果を与えた5月の数字(0.5%上昇)を3倍近く上回りました。エコノミスト予想の+0.2%を大幅に上回るとともに、伸び率は2005年6月以来最大のものになりました。地域別に見ても、全米主要20都市のうち、下落したのはラスベガスとデトロイトのみになっています。また、コンファレンスボードの消費者信頼感指数(8月)は54.1.前月の47.4から、大幅に改善しています。エコノミスト予想の47.5も上回りました。特に、就職困難者が前月の48.5から45.1に低下するなど雇用関係の数字の改善が目立ちました。

 株価はバーナンキFRB議長が再任された安心感や住宅価格の下げ止まり感などを反映して上伸しました。しかし、景気の先行きについては刺激策に支えられた一時的な下げ止まり…とする見方が多く、景況感が対立。長期債への資金流入が続き金利が低下する一方で、株式市場の出来高は減少傾向をたどっています。債券と株との綱引き状態はだんだん激しさを増してきたように思われます。また、このところ指摘していますように、ニューヨークダウは昨年11月4日の戻り高値を意識しており、昨日も高値9620ドルに乗せてから上げ幅の縮小に転じています。テクニカル面では、下落波動の直前2つの高値を上回ると、上昇相場に移行するといわれますが、昨年11月4日の高値がこの急所。ここを抜ければ市場ムードも大きく変化してくるはずです。景況感を一変するサプライズがほしいですね。とにかく、一段高には金利の上昇が必要…。

 25日の米国株
 ニューヨークダウ 9539ドル29セント  +30ドル01セント(0.32%)

 NASDSAQ総合指数  2024.23ポイント +6.25ポイント (0.31%)

 S&P500  1028.00ポイント  +2.43ポイント(0.24%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万605円 +105円

              (円建て)  1万585円  +85円   


 中国株の波乱にもかかわらず欧米株は続伸して終わりました。また、CME日経平均先物も高く終わっています。ドル・円は小動きで94円台前半の動き。相場環境は「順」な状態といえそうです。このところ、新興市場相場が波乱し、先進国の相場が堅調になるなど、相反する動きが出ていますが、新興国市場の上昇に比べ、割安感の出た先進国市場の見直しが始まっているのかも知れません。このところ、海外投資家の買いも先物・裁定取引にからんだ欧州筋に加え、米国からのものも入り始めており、下値が厚くなってきたことから裁定取引の影響が薄まりだしたようです。すでに総選挙後の日本経済の変化を読んだポートフォリオの入れ替えが始まっているのかもしれません。民主党のバラ撒きでメリットを受ける内需株などが注目されますが、やはり基本は成長性。個人を中心にしたテーマ株物色の流れは細く、長く続いていきます。原発関連、鉄道関連、水関連、代替・省エネ関連、M&A関連、スマートグリッド関連…。主力株は米国の株と債券の綱引きが続いている間は動きがつらい。

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相場がもたついている間に、ちょっと先のことを考えてみよう
 25日火曜日の日経平均株価は、83円69銭安の1万497円36銭、TOPIXは5.16ポイント安の965.11と、ともに反落して終わりました。出来高概算は18億5000万株、売買代金は1兆3000億円と、相変わらずの薄商い。見送り気分の強い相場展開になっています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは112、RSIは56、25日線かい離は2.0%でした。指数的にはやっと過熱感の解消の方に動いてきた、というところでしょうか。以前から、8月の高値が目先的な売り場になるとしましたが、来月の6日までは「八白土星」の気が続きますので、その辺まではもたもたした相場付きが続くんでしょう。

 ただ、9月以降、年の「九紫火星」と相性の悪い星回りになりますので、次の新規銘柄の仕込み場は9月以降と考えています。まあ、今日は、このコーナーで何度か取り上げ、株式レポートでもしつこく注目してきたリチウム電池関連の戸田工業がストップ高してきました。取り上げて以来、株価倍増になりましたが、将来性を評価すればまだまだ上値は大きい。同じく関東電化も上げてきました。いずれも目先的な仕上げ相場に入っており、9月以降の仕込み場で何を選ぶか…頭の痛い状態になってきました。金利が上がれば大型株、先物筋ががんばれば中小型株が継続…という流れですが、なにしろ、肝腎の米国でいまだに株と債券の綱引きが続いており、基調が決まらない限り、物色の方向性も決まりません。どうも、米国で金融問題が再燃しそうな気配があり、ちょっと注意が必要になってきた感じかな…?

 さて、今日の日本株は、「よく、耐えた…」という感じでした。昨日のわけの分からない上げの後始末で、寄り前のシンガポール市場から先物が売られてスタート。途中、中国の銀行が自己資本比率の引き上げを迫られるとして、軒並み値を崩したほか、温家宝首相が景気に対する慎重な姿勢を表したことも弱気を誘い、上海総合指数は一時6%近く下落する局面もありました。これを嫌気し、他のアジア市場の株が下落、GLOBEX米国株先物市場でも、ダウが一時50ドルを超える下落となるなど、株価面で大きな影響を受けています。ただ、日本株の場合は、先物筋の動きが鈍かったことや、押し目での指値買いが入っていたことから裁定解消売りが出ても大きく崩れることなく、悪材料を消化。結局、大過なく終わりました。

 「鯨幕相場」から言えば今日は黒の日で、先物筋にとっては予定通りの動きになったんでしょうが、現物市場は相変わらず見送り基調のまま…。今日の朝も、全体が安くなればテーマ株物色が再燃する…と書きましたが、予想通り、自動車用電池関連の小物が動き出しました。リチウムイオン電池は将来性が大きく、参入企業も世界的な規模で増えてきますが、電解質や電極、セパレーターなど基幹部品を手がける企業はそんなに多くなく、参入企業が増えるほど、部品の供給企業の価値が高まっていきます。電気自動車は、基幹部品を集めてきて組み立てれば簡単に出来ますので、将来的には、人件費が安い新興国からの参入も増えてきます。最終的には、一回の重電で走れる走行距離の勝負になると思われますが、忘れてならないのは電池の寿命。研究者によると、何回も重電を繰り返していると、電池の能力が落ちてきますが、現在も、何故機能が衰えるかの明確な回答は見つかっていないといいます。この問題を解決し、電池の寿命を延ばせば、コストが画期的に落ちるわけですから、最後は電池の寿命勝負になることも考えられます。この研究でも日本は一日の長があり、問題解決に近いところにいると思いますが、これを解決すれば、青色ダイオードで先行した日亜化学工業に次ぐような成長企業になれるかもしれません。

 これまでにも、何度も書いてきましたが、今世界で起きている変化は、世界の経済構造や文化に変化をもたらす大きなものです。電気多消費型の白熱電球から省エネ型のLED照明への変化、産業革命以来人類の移動や産業の動力を支えてきた内燃機関から電動機への変化、エネルギー源の多様化など、身の回りを見渡すだけでも大きな変化がおきています。また、ボランティアに支えられていた介護が産業として認知され、大きな産業として育ち始めています。また、水の使用量、石油の消費量、食料など、どの分野でも世界の中で飛びぬけて消費量が多かった米国で、無駄な消費をやめ、貯蓄しようという動きが生まれるなど、米国の消費文化にも変化が生まれようとしています。

 どうしても、成長率に目が移りますが、今、世界でおき始めている経済構造や文化の変化は、まさに、ロシアの経済学者コンドラチェフが主張した長期経済循環の上昇初期に現れる兆候でもあります。今の相場をこれまでの経済の延長線上で考えていると、大きな間違いを犯す可能性があります。この経済の長期循環は新技術の発展によっても押し上げられますが、実際、夢だった電機自動車が実用化され、水素自動車、燃料電池、バイオマスエネルギーなど、これまで研究段階だったものが次々と実用化され始めました。今後、超電導などの技術も実用化されてくると蓄電や省エネ、交通手段に革命的な変化をもたらす可能性があります。今の相場を見るとき、この視点から銘柄選択することが大事になります。図体の大きな三菱重工業がリチウム電池事業に参入しても大きなインパクトはありませんが、戸田工業のように小さな企業が新たな収益源を見つけたなら様変わりに変化することになります。

 いまは、まさにこのように大きな変化をする可能性がある企業がごろごろしています。例えば、皆さん太陽電池に注目して屋根や壁に貼り付けていますが、現在、お住まいの家で雨が降った後のガラスを見たことがありますか。雨粒の汚れが付いていますね。時間が経つとガラスの透明感はだんだん失われていきます。ソーラーパネルでも同様な問題が発生してくる可能性がありますね。表面が汚れれば、電機への変換効率が起きてきます。この対策は施されているんでしょうか。酸化チタンを使いガラスの表面にホコリがつかないようにする方法もありますが、酸化チタンのもつ化学変化の触媒効果で太陽パネルそのものが傷んでしまう可能性も出てきます。もしこの問題を解決したら、世界的な需要が生まれてきますね。既に日本でも実用化にめどをつけた企業もあるようですが…。また、アナログ的になるかも知れませんが保守の一貫として、表面を掃除するビジネスも面白いかもしれません。いま、ブームのようにソーラーパネルは売れていますが、そのうちこの問題が起きてくるものと思います。だから、一つの産業が起きれば、それに付随した新たな事業が起きて来るのです。

 なんだかわけの分からないことを書いているような気がしますが、今、まさにこの大変革の入り口に来ているわけです。なんだかマスコミの論調を見ていると、閉塞感ばかりが強調されていますが、すでに産業界ではダイナミックな変化が始まっているのです。その視点で、今の株式市場を見るとき、既存の大手企業が将来の成長企業になるとは、とても思えないのですが…。

 以前から、8月後半は利食い優先の相場と考えてきましたので、目先の相場を解説しても仕方がないと考え、思いつくままに書いてみました。こんな「ぼろ株」と馬鹿にされているところが、意外な技術をもっていたりすることはよくあること。成長の限界に達した大手企業ばっかりで構成されたインデックスばかりを見て、相場のことを云々しても意味ないと思いますよ。個別銘柄を研究しましょう。

 今日は時間がなかったので、日ごろの思いをぶつけてみました。退屈な話に、最後まで付き合ってくれてありがとうございました。忘れていましたが、オバマさん、バーナンキFRB議長の再任を決めてようです。今晩の市場の反応が楽しみですね。

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昨年11月高値に接近し、目標達成感強まる…株と債券の綱引きは続く
 おはようございます。セミの鳴き声がとまり、朝はめっきり涼しくなってきました。相場の方は涼しくならないでほしいものですね。

 さて、昨日の米国株は、前週の強い地合や欧州・アジア株高を受け高く始まりました。欧州の鉱工業受注(6月)の拡大などを好感し、一時は9600ドルに接近する局面もありましたが、大手地銀トップが不良資産の増加による損失拡大の懸念を表明したことから、金融株が売られ、また、著名なエコノミスト、ヌリエル・ルンビニニューヨーク大学教授が英経済誌に世界経済がダブル底を形成する可能性がある…との論文を寄稿したことから景気の先行き対する懸念が増幅し、引けにかけ上げ分を縮小。結局、資源価格高からエネルギー株が上昇したニューヨークダウ30種は小幅上昇し、5日続伸して終わったものの、他の2指標は小反落して終わりました。

 この日は、主要な経済指標の発表がなかったものの、経済関係者からの発言に市場が反応しています。有力地銀サントラストバンクスの経営トップが「米銀は(不良資産の増加から)一段の損失拡大があるほか、商業用不動産市場は来年末にかけ低迷する可能性が大きい…」として、金融危機がまだ終わっていないことをコメントしています。また、バブル崩壊を予想したとして信奉者の多いルンビニ教授は、英国有力経済紙「フィナンシャルタイムズ」への寄稿のなかで「世界経済は一旦回復した後、再度悪化するW字型の景気後退にはいるリスクが高い…」とし「経済はこれまでを下回る低成長を数年続ける」と弱気の見通しを発表しています。この発言を受け、債券市場では金利が急低下。指標となる10年債金利は先週末の3.57%から、3.48%へと低下しました。

 昨日も指摘しましたように、米国金融市場では景気の先行きをめぐって強弱感が対立。債券と株式の強烈な綱引き状態が続いています。じりじりと上値を切り上げる米国株の方に軍配が上がると思われるものの、ここしばらくは景気指標に一喜一憂する動きが続きそうです。また、株価の上昇が止まれば、忘れていた金融危機の亡霊が頭を持ち上げる可能性もあります(破たん金融機関の預金の払い戻しを行う米連邦預金保険機構の資金が枯渇?)。景気の先行きを見極めようとの動きが強まりそうですが、テクニカルで見ても昨年11月4日につけた戻り高値9625ドルに接近していることも、当面の目標達成感を強めそうです。当面、今晩実施される420億ドルの2年債入札とケースシラー住宅価格指数に対する債券市場と株価の反応が注目されます。

 24日の米国株
 ニューヨークダウ 9609ドル28セント  +3ドル32セント (0.02%)

 NASDAQ総合指数  2017.98ポイント  -2.92ポイント (0.14%)

 S&P500     1025.57ポイント  -0.56ポイント (0.05%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万610円 +60円

             (円建て)   1万585円 +35円


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物は小幅高で帰ってきました。株安によりドル・円が強含んだものの、対ドルでは94円台前半に円高が進んでいます。相場環境的には中立ですが、米国景気の先行きへの警戒感が強まっており、見送り気分が強まる可能性があり、今日も、先物売買の影響が強まりそうです。上海市場、GLOBEX、為替、債券など外部要因を見ながら先物や裁定取引に影響される展開になりそうです。昨日はほぼ全面高となり焦点ボケの動きでしたが、裁定取引の影響で調整色が強まれば、再び、テーマ株に集中した買いが再燃する可能性も…。

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一見強そうだが…強気入りの判断は、明日におあずけ
 週明け24日の日経平均株価は、342円85銭高の10581円05銭、TOPIXは22.93ポイント高の970.27と、ともに大幅反発して終わりました。出来高概算は17億5900万株、売買代金は1兆3000億円…出来高、売買代金とも、先週末から大幅に減少。株価だけが飛んだ…という感じでしょうか。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは124、RSIは55、25日線かい離は3.2%でした。騰落レシオは物色範囲の広がりすぎを暗示しています。今日は、週末相場で先物筋に邪魔され、織り込みきれなかった米国株高をあらためて織り込んだ…というところでしょうか。ただ、市場エネルギーは低水準で、基本、週末相場でイタズラした分の買戻しが主体だった…というところでしょうか。週末のCME高、米国株4連騰、円相場の落ち着き…という好環境を受け、大幅高で始まりましたから、今日もきっと裁定買い残が増加したんでしょうね。爆弾への化薬の充填は着実に進んでいるようです。

★「鯨幕相場」だって…
 さて、週末、先物筋が毎日「売り」と「買い戻し」を繰り返していることから、一日交代で高安を繰り返している…と書きました。早速、日経さんも「鯨幕相場」と銘打って、先物に主導権を握られた日本株のことを嘆いていました。今日も、日経平均は鯨幕の白となり、今週も白黒の繰り返しが続きそうなことを感じさせるスタートになりました。普通なら、これだけ株価が上昇すれば商いが増加するものですが、総選挙を控えていては動くに動けないというところでしょうか。まあ、値動きだけ見ていると元気のいい相場のような感じがしますが、勢いがいいのは円高を嫌気して空売りを飲み込んでいた輸出ハイテク株のほか、再編思惑の流通、食品など。そして、裁定買いが入ったインデックス最強銘柄…。

★3本新値の陽転はならず
 もうちょっと上がると、日経平均の3本新値が陽転するところだったんですが、その寸前で終わるところがミソ…。GLOBEX米国株先物市場は一時80ドル高となり、先物筋の買戻しを誘うことになりましたが、現在も60ドル高以上で推移しており、このままで行けば明日は陽転する期待がもたれます。早いところ、強気のサインを出してもらいたいものです。

★米国株は景気感応度を強め、振幅が拡大

 このところの動きを見れば分かりますように、米国株の景気指標への感応度が上がってきました。市場関係者の間では、先行き景気が腰折れになると予想する派と、一連の経済指標の改善が今後も続く派が対立。先週は株価が上昇しているにもかかわらず、金利が低下するという奇妙な現象も起きていました。しかし、流石に週末、バーナンキFRB議長の景気改善発言がでると、金利は急低下しています。まだ、弱気派が負けたわけではありませんが、しばらくは、好悪材料に反応して神経質な綱引き状態が続きそうです。また出来高が薄い分、振幅が大きくなることも考慮に入れておかねばなりません。

★景気指標は需要の先取りで一時的に好転も…ただ、突発的な悪材料の出現もあるか
 さて、その観点で、最近の好材料を見ていくと、バーナンキFRB議長の再任リスクがあることや週末発表の中古住宅販売件数の内容に問題があることは、週末の書き込みでも指摘しました。特に明日はS&Pケースシラー住宅価格指数が発表されますが、果たして、価格面で底入れの動きが出てくるかどうか…?
 週末も書きましたように、金融機関が抱える担保物権が市場に出てきたことで、販売件数がかさ上げされた可能性があること。販売件数が増加したにもかかわらず、在庫数が増加していることから、価格面での底入れに問題を抱えていることなどを指摘しましたが、このあたりが明日の指数にどのように反映されてくるかが注目されます。金融危機は過ぎ去ったかのようにいわれていますが、金融機関の住宅関連不良資産はいまだに増加していますし、元本や金利の支払いが長期間延滞している住宅ローンも急増しています。不良債権の増加は金融機関経営にも影響し、週末4行が経営破たん。このうち一行は資産額が100億ドルを超えています。問題は、破綻にともなう預金の払い戻しを行う預金保険機構(FDIC)の資金が底をついていること…。この資金調達を行う必要がありますが、議会との関係がギクシャクしており、追加的な資金調達が出来なかった場合、ショックが起きる可能性もあります。すでに、市場は知っていることですから、杞憂に終わる可能性がおおきいのですが、今の市場には突然悪材料が出てくるリスクも抱えていることは知っておく必要があります。

 一方、新規住宅取得者への所得税控除の増枠などの特別措置が次々と期限を迎えてくることから、今後、駆け込み的に需要が増加する可能性もあり、経済指標が一時的に好転する可能性があることも事実。特に、新規住宅取得者への所得税控除は、11月までとなっており、今後、需要が増加し、在庫状況に変化を及ぼすと価格面が変化する可能性があります。また、先日も書いたように、7月に落ち込んだ小売売上高は、新学期の需要を当て込んだセールが8月に延期されたという特殊需要が絡み、8月の数字は急進する可能性があります。

★流れの判断は株と債券の綱引きの結果待ち
 このように、これから出てくる経済指標は好悪両方に大きくぶれてくる可能性がありますので、株価の振幅が増してくることは必至。相場が方向性を持つためには、やはり、株と債券の綱引きに決着がつかねばなりません。株式が引き勝てば、債券市場からの資金流入で商いをともなった上昇相場が始まるはずです。まあ、株が勝つもの…と考えていますが、、一時的には解決したはずと思っていた金融面から悪材料が飛び出してくる可能性は否定できません。

 とにかく、以前から書いているように、新興国の内需に期待が集まりますが、やはり、米国の消費が全て…。消費バブル時への回帰は望むべくもありませんが、少し回復するだけでも、発生する需要は大きなものになります。まだまだ、米国の景気への関心は高まっていきます。

★日本経済の生きる道は労働集約的な加工組み立てにはあらず
 まあ、出来高が増えない間は、先物筋の思う通りの相場が続きます。明日は「黒」の日ですが、米国が高いにもかかわらず、安くなるようでは、日本市場の底の浅ささが問題になりますよ。まだしばらくはテーマ株…。今日、京三製作所が高値を更新してきました。世界的な鉄道網の建設は、輸送手段にも変化をもたらしますよ。天候に左右されず、かつ石油業者のビジネスを否定することもない燃料電池、LED照明の普及、高齢化をにらんだ介護ロボット…日本経済成長の芽はいくらでもあります。将来、工作機械メーカーが介護機器メーカーになったり、ポンプメーカーが電力機器メーカーになったりと、変身する企業が多く出てくるはずです。コスト勝負の加工組み立て産業では新興国に負けても、新製品の基幹部品を供給するビジネスでは日本は一歩も引けを取りません。経済のパイが一定なら、他のパイを食って成長できる企業を探せばいい…。各論相場は不変。

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バーナンキ効果と中古住宅販売の増加で4連騰…でも両材料が抱えるアキレス腱にも注意を
 おはようございます。
 昨日の米国株は、バーナンキ議長講演の「米国および世界景気は景気後退から脱却し始めた…」との発言を好感し、続伸してスタートしました。また、7月の中古住宅販売が市場予想を大幅に上回ったことから、住宅関連資産の改善が見込めるとして金融株が買われるなど物色範囲を拡大。さらに、株価上昇を受けたドルの下落から、原油が一時、バレルあたり74ドル台をつけたことから資源株も買われ、結局、主力3指数とも4日続伸して終わりました。前日まで、株価上昇に逆らうように金利低下がが続いていた債券市場では、予想外の中古住宅販売の増加を嫌気して売られ、指標となる10年債金利は前日の3.43%から3.56%に上昇。債券と株の間で続く綱引き状態は、この日は株が買った感じになっています。来週は1050億ドルの財政資金調達が実施される予定で、債券市場には逆風となるだけに、金利の動向が注目されます。

 この日発表された7月の中古住宅販売件数は、季節調整値で524万戸となり、前月から7.2%増加し、4ヶ月連続の増加になりました。市場予測の平均値500万戸を大幅に上回ったほか、前年同月比でも5.0%の増加になっています。前年比での増加は実に3年8ヶ月ぶりの増加になります。伸び率が1999年以降で最大、4ヶ月連続増加は5年ぶり…など、記録的な伸びになったことから、中古住宅の底打ち感が急速に広がっています。ただ、注意したいのは中古住宅販売件数には、金融機関による住宅債押さえ分も含まれていること…。このところ、債務不履行の増加から差し押さえ件数は増加傾向にありますので、今回の数字はやや割り引いて見る必要があるかもしれません。実際、在庫は前月比で7.35増加し、410万戸に迫っているほか在庫水準は9.4ヶ月分と、一昨年平均の8.9か月分を上回ったままの状態。実際の販売が増加し、在庫水準が減少すると価格に反映され、個人消費や金融機関の住宅関連資産の改善につながるだけに、実際の販売の中味を知りたいところです。

 米国株は4日続伸して終わりました。この日は、バーナンキFRB議長の景気改善発言や中古住宅販売尾幅増という「ミニサプライズ」があり、ニューヨークダウは昨年11月4日以来、約9ヶ月ぶりに9500ドルの大台を回復しています。やはり米国株の場合は、国内要因の方を重視している感じがします。製造業の底打ち、住宅市況低迷の減速…など、経済を覆っていた霧は少しずつ晴れつつあるように思われます。次は、債券市場に逃げ込んでいる経済の先行き弱気派の資金をどのようにあぶりだしてくるか…ですが、その意味では、来週の財政資金調達は債券市場に大きな影響を与えるかもしれません。ただ、これまで景気を下支えしてきた自動車の買い替え補助や新規住宅取得者への税控除などの特例措置が次々と期限を迎えてくることに、政府がどう対応し、市場が経済の自律的回復を確信できるか…不透明要素も多く、まだ手放しの強気はできないように思われます。特に、今日の相場に見られるように、市場が絶大な信頼を置いているバーナンキFRB議長の再任がいまだに決まらないことは、市場の最大のリスクになるかもしれません(一部には、オバマ大統領の信認が厚いサマーズ国家経済諮問委員長が就任する…という噂もあるようです)。再任拒否で市場がショックを受けなければいいのですが…。まあ、当面は、金利が全て。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ 9505ドル96セント  +155ドル91セント (1.67%)

 NASDAQ総合指数  2020.90ポイント  +31.68ポイント(1.59%)

 S&P500   1026.13ポイント   +18.76ポイント (1.86%)


 米国株は4日続伸、CME日経平均先物(ドル建て)は、1万530円と大証終値を25円上回る水準の取引になっています。また、米国株の上昇により、ドル・円が売られたものの、対ドルでは94円台前半とこう着状態がつづいたまま。まあ、外部環境は良好で、来週は先物の買戻しから堅調な動きが予想されるものの、見送り姿勢を強めている国内大口投資家が動き、現物市場が厚みを増すかどうかが焦点。週末に総選挙の投開票を控えており見送り気分が強まれば、再び先物筋の支配する相場に…。来週も材料株中心の流れになるのは仕方が無いところか…。一旦利食いされた新型インフルエンザ関連が再生するか、それとも新たなテーマの物色が始まるか…。来週も、先物筋のやりたい放題が続き、ファンダメンタルが反映でいない相場が続くようなら、金融当局は根本的な対応を考えた方が良いと思いますが…。まともな投資家はどんどん逃げていきますよ。

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現地で反応しない材料に何故日本株だけが反応するの…先物筋の思惑通りに動く日経平均って?
 今日は近くの農協で農業用品の安売りがあり、草刈用の大型の鎌と金属製の松葉ホウキを買ってきました。敷地内に雑草がはびこっていますから、明日は蚊に食われながら草刈といきますか…。 

 さて、週末21日の日経平均株価は145円21銭安の1万238円20銭、TOPIXは11.25ポイント安の947.34と、ともに反落して終わりました。出来高概算は22億株、売買代金は概算1兆4900億円と前日比では増加。一時25日線を割り込む場面がありましたから、気のきいた押し目買いでも入ったんでしょうか。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは119、RSIは46、25日線かい離は0.32%でした。RSIと25日線が良いところまで来ていますが、人質状態になっている指数のことを云々しても、果たしてどこまで意味があるのか…。

 まあ、最近は先物の悪口ばかり書いていますが、今日も概算発表分だけで出来高は9万7000枚。恐らく10万枚を大きく超えているんでしょう。米国は3日続伸、CME日経平均は1万400円乗せ…と、環境的にはよかったのですが、いきなりシンガポールから売られてきて、あとは、いつもどおりの弱気相場。もう皆さんのなかには、お気づきのかたがおられるかもしれませんが、先週半ばから、日経平均が一日おきに交互にプラスとマイナスを繰り返すようになっています。本来なら、今日当たりはスタート時の環境は良かったし。中国市場も高かったわけですから、もう少しなんとかなっていてもおかしくなかった…と思うんですが、如何?昨日も1万400円付近にはがっちり売り物が這わされていたようですが、今日も、引き続き上げさせてたまるか…という筋の売り崩しがあったようです。

 中国金融当局が、銀行の自己資本比率を引き上げて融資抑制に乗り出す…という話をながして、売りあおり、裁定解消売りも巻き込み現物市場も売り崩し、一時は25日線を割り込ませていました。ただ、当の中国ではこの話に何の反応模していませんし、確か、既に流れていた話で、いまさら…という材料でもあります。結局、25日線を割り込んだところで、押し目買いが入り現物市場から押し戻されたほか、GLOBEX米国株先物も下げ幅を縮小しましたし、引けも近い…で、買戻しが入り、下げ幅を縮小して終わりました。順番どおりマイナスで終わったことで、大成功…というところでしょうかね。一連の動きを追いながら勝手に解釈しましたが、当たっているとしたら、これがまともな市場なのでしょうか。先物の売買をやっているのが欧州系の投資銀行、日本株を買っているのも欧州系…となると、この買いはまともなものでしょうか…。

 以前から指摘しているように、先物との裁定取引にともなう現物買いだとすると、期待に反して爆弾ばかりがつみあがっていることになります。以前は、買い残がすくなかったので、先物だけでは現物市場を大きく崩すことはできませんでしたが、最近のように、1兆6000億円を越えてくると、両方の組み合わせでかなりの破壊力を持つようになっています。もう少し、日本経済の方向性が読め、現物市場がしっかりすると、解消売りくらいは簡単に吸収できるのです。ところが大手の機関投資家は、中国の景気刺激策もそのうち息切れする、米国も同じだ…そうなれば日本だって…と考え、一生懸命債券ばかりを溜め込んでいます。明らかに流れが変わろうとしているのに。

 この状況は米国でも同じ。米国株は連騰しているにもかかわらず、長期金利は続落しています。朝も書きましたように、米国でも景気の先行きに対し強弱感が対立。債券と株の綱引き状態になってきました。どちらに転ぶかは「神のみぞ知る…」ということで、私にも分かりませんが、経済指標の動きを見ると雇用以外の数字はかなり改善されてきたように思われますが。昨日発表のフィラデルフィア地区連銀製造業景況指数は出荷が増加するとともに、同時に在庫も増加に転じており、在庫循環が正常化してきたように思われます。もともと、雇用の数字は景気の遅行指標といわれますので、今から遅行指標を重視するのも如何なものか…と思うのですが。

 多分、さらに製造業を中心に業況感が改善し、長期金利の底上げにつながるものと思われます。ただ、景気の状況がこんなところにあるのに、今日の債券先物価格は一時139円60銭台までありました。リーマン破たんがあった昨年9月と金融危機がピークを迎えつつあった1月半ばに、債券先物は140円台に乗せています。それでは、140円が接近してきた今の債券先物市場は、どんな危機を先読みしているのでしょうか。世界の景気が足元から崩れることを読んでいるのでしょうか…。正直、理解できない動きです。ただ、何か知らない材料を織り込んでいるとすれば話は別ですが…。

 このコーナーでは、次の主役は大型数量株になる…として、金利の動きを注視するように…と書いてきました。いまだに、綱引きが続いており、結論が出ませんから、不透明感の裏返しから現在の材料株相場が続いているという見方も出来るのです。それにしても、お先真っ暗だったころの債券市場と、燭光が見え始めた今と同じような価格になる債券市場って…バブっているのはお宅のほうと違う?

 さて、日経平均は、25日線の強力な支持力により押しもどされました。対応点が9200円台ですから、上昇力はしばらくは健在。また、先週、13週線と52週線がクロスしましたが、下降を続ける52週線もあと4週から5週すると横ばいから上昇に転じてきます。200日線も上昇に転じていますし、トレンドは確実に上向きつつあります。まあ、基本的な強気方針は崩す必要はないと思うのですが…。

 もう一つ何か書こうと思ったのですが、携帯がなったら忘れてしまいました。年ですね。思い出したら明日の朝でも書きます。とにかく、ここからの注目点は金利。新日鉄の動きを見ていると先行して分かるかもしれませんよ。

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米国株は3連騰。それでも債券価格は上昇…債券と株式の綱引きは依然継続中
 おはようございます。

 昨日の米国株は、中国株の反発や欧州市場の堅調を受け、続伸してスタート。途中、新規失業保険週間申請件数が予想に反し増加したことを嫌気し、伸び悩む場面はありましたが、フィラデルフィア地区連銀製造業景況指数が予想を大幅に上回ったことを好感し、引けにかけ上げ幅を拡大、結局、3日続伸して終わりました。この日は、政府の支援を受けている保険大手AIGの経営トップが、マスコミとのインタビューの際、公的資金の返済に言及したことや、シティグループに関する先高見通し、保険大手プルーデンシャルへの買い推奨など、金融株にプラス材料が相次ぎ、指数を押し上げました。また、ゴールドマンザックスが、グーぐるを「強い買い推奨リスト」に加えたことも、ハイテク株全般の見直しにつながりました。

 この日発表されたフィラデルフィア地区連銀製造業景況指数(8月)はプラス4.2.前月のマイナス7.4から大幅に改善するとともに、エコノミスト予想平均のマイナス2.0も大幅に上回り2007年11月以来の水準になりました。判断の分かれ目となるゼロを大幅に上回り、景況感の改善が予想外に進んでいる、として、市場にサミニプライズをもたらしました。項目別に見ると、新規受注が前月のマイナス2.2から、プラス4.2に、在庫がマイナス15.4からプラス0.3に、出荷がマイナス9.5からプラス0.6にそれぞれ上昇しています。また、6ヶ月先の見通しについても、前月の51.9から56.8に上昇。先行きへの期待感が強まっていることを示しました。また、同日発表のコンファレンスボードの7月景気先行指数も前月のプラス0.8に続き、プラス0.6となりましたが、アナリスト予想の0.7には届きませんでした。

 また、新規失業保険週間申請件数(~15日)は57万6000件。市場予想の55万件を上回るとともに、前月の56万1000件も上回りました。また、傾向を見る4週移動平均は57万件で、前週の56万5750件も上回り2週連続して増加。減少傾向にあった需給者総数(~9日)も624万1000件となり、前週から増えています。市場予想は620万件で、景気の先行きに対する警戒指標として、原油や非鉄市況の下落につながっています。また、景気に関し強弱感が対立している債券市場にも影響し、株高にもかかわらず10年債金利は低下しています。

 この日は、中国株が下げ止まった安心感に加え、国内的な景況感の改善を暗示する経済指標が出たことを好感し3日続伸して終わりました。昨日指摘した5日線についてニューヨークダウ、NASDAQ総合指数とも上回り売り圧迫を消化しましたが、個別にもニューヨークダウは月曜日の長大陰線をクリア、NASDAQ総合指数は25日線を回復するなど、強気入りしたことが注目されます。ただ、ニューヨーク市場の出来高は10億株台と相変わらずの薄商い。一方、債券市場は失業保険の受給者総数の増加から景気の先行きに対する弱気見通しが台頭し、金利が低下するという矛盾した状況が続いています。債券と株式との間で、景気見通しをめぐって綱引きが続いている状況を示していますが、この帰結がどうなるかが最大の焦点。世界経済にとっては中国市場の動きより、米国の綱引きの結果の方が需要です。まだ、しばらくは、ふらふらしながら上値を指向する動きか。

 20日の米国株
 ニューヨークダウ 9350ドル05セント +70ドル89セント(0.76%)

 NASDAQ総合  1989.22ポイント  +19.98ポイント (1.01%)

 S&P500    1007.37ポイント   +10.91ポイント (1.09%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万425円  +65円

              (円建て)  1万405円   +45円


 米国株は3日続伸、CME日経平均先物も、昨日大証の頭押さえとなった1万400円の壁を突破して帰ってきました。為替も、米国株の上昇で、円・ドルは売られ、対ドルでも94円台での安定した動き…。今日の日本株も昨日の地合を受け継ぎ、主力株と材料株が混在した相場展開になると思われますが、材料株の場合、目先資金が多く、週内最終商いでもあり利食い優先の相場展開になるか?材料株の場合、循環物色されており、地合をみて来週仕切りなおせば良いとおもわれ、今日の高いところは一旦利食い方針も…。ただ、業績等の裏づけがあるテーマ株の場合は引き続き押し目買い方針で報われそう。今日も先物リードの展開ですが、欧州筋の買いの中味が裁定取引にともなうものでなければいいのですが。本気で買われている銘柄が何なのか…の見極めが大事。今の相場の本質は、世界的な経済構造の変化を展望し、その中で伸びれる企業を選別するという個別物色…。

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上海が切り返し、先物リードで急反発…また、裁定買い残が増えたのでは?
 ちょっと野暮用があり出かけていました。上海株が意外にがんばったようですね。

 さて、20日木曜日の日経平均株価は、179円41銭高の1万383円41銭、TOPIXは15.34ポイント高の958.59と、ともに反発して終わりました。出来高概算は21億株、売買代金は1兆3482億円とほぼ前日並みの水準。相変わらず現物市場の弱さが目立っています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは127、RSIは50、25日線かい離はプラス2.1%でした。騰落レシオとRSIの違いをみると、全体の指数は小動きに推移しているものの、個人投資家を中心にした旺盛な物色意欲に支えられて、物色範囲は拡大している…というところでしょうか。

 テクニカル指標から見ても、相場が先物売買の影響を大きく受けていることが分かりますね。今日も、引け後の概算の先物出来高は8万1580枚に達しています。このところ、株の解説でもやっと、先物の偏った手口に論及するところが出てきましたが、それがいいことか悪いことかの解説はお茶を濁しています。はっきりいってシェアが3割も握られていたんじゃ、まともな市場といえないことは明らかです。今日も結局、先物リードの相場。米国株が続伸したことで、先物買いが先行して上昇。そのうち上海市場が反発し始めると、先物を売っていた連中の買戻しが入り、また、踏み上げを狙って追い上げるような買いが入ったことが上げ足を速めることになったようです。そうなると、現物と先物のサヤが拡大してきますから、いつもと異なり「先物売・現物買い」の裁定買いが入ったことも現物指数を押し上げました。

 個人の目先筋は、上海の反転を好感。最近売られてきた、不動産などの内需株や半導体関連など中小型株なども買ったことから、ほぼ全面高の展開になりました。ただ、出来高がまったく増加していませんので、今晩の米国株や明日の上海株の動きによっては、一気に利食いに回られる可能性も出てきます。まあ、とにかく、先行きが見通せない相場ですから、やっている方も短期の回転を効かすしかないというところでしょうか。明日は週内最終ですから、中味が無いのに買われた銘柄は要注意…。

 今日の上海市場は、中国株の指数売買のETFなどを政府が承認した…と業界紙が報道したことで、「やはり政府が動いた…」と解釈。安心感から新規の買いが入ったものでしょう。高値からの20%押しや、上げ幅からフィボナッチ係数を使い算出した押し目めどに到達していたことから、買いやすかったこともあります。結局、4.52%の上昇で終わりましたが、何しろ仮需などの流動性が無い市場ですので、上げも下げも一方通行…。明日、あれは誤報だった、などとなったら、また一方通行で大幅に下げてしまう懸念があります。まあ、ファンダメンタルというより、投資家の「期待感」と「方向感」だけで動いている相場ですから、ファンダメンタルを読むより、市場心理を読むほうが大事ということですね。自分の気持ちも読めないのに、そんなところにはおっかなくて近づけません。中国株については、まだあれこれ心配しているうちが花。そのうち割れを忘れるときが来て、屋上までノンストップで上がるだけでなく、屋根まで突き抜けるような相場が来るかもしれませんね。

 まあ、当面は景気刺激策が効果を上げている中国への輸出に頼りながら、世界最大の購買力をもつ米国の消費の正常化(ピーク時の水準なんか望むべくもありません)を待つ、という流れになるんでしょう。今日の朝も米国株について解説しましたが、GLOBEX米国株先物は高いようですから、5日線をうわ抜き、3日連続陽線が立ったところを想像しながら(簡単ではないと思いますが…)、明日の朝を待つことにしましょう。これから、ちょっと出かけますので、今日はこのくらいでご勘弁…。原子力関連の木村化工機、業績増額修正含みの日本調剤…ばかやろー、もう少しのところだったのに、変なところで切り返すな!やっぱり酒が回ってる…。

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米国株は続伸したが、債券も上昇するといういびつな状況…綱引きは依然継続中
 おはようございます。
 昨日の米国株は、中国株の下落を嫌気し反落してスタートしましたが、この日発表された原油統計で在庫が予想外の減少を示したことから景気の先行きへの期待感が強まり、資源株を中心に買われ反発に転換。また、後発医薬品の製造をめぐってイスラエルの製薬メーカーと係争していたメルクが裁判に勝訴。相手方に製造差止め命令が出されたことから医薬品株が買われたことも、指数の押し上げに貢献しています。この日は主要3指数ともに続伸して終えましたが、景気の先行きに対する強弱感の対立は激しく、株価が上昇したにもかかわらず、長期債金利は低下しています。株価が続伸したことで、前々日の大幅下落分はほぼ埋めましたが、債券市場との綱引き状態は依然続いており、景況感を一変するような経済指標の発表が必要になっているように思われます。

 この日発表された前週末までの週間原油統計で、在庫は前週に比べ840万バレル減少しました。高水準の原油在庫や弱いガソリン需要見通しを受けて製油業者が輸入を減らした(一日あたり輸入量は、日量141万バレル減少し、811万バレルに…)ことが影響しています。在庫水準はいまだに高く、昨日の市場が期待した景気への期待感とは裏腹に、むしろ景気の弱さを示す内容になっていたようです。

 また、同日発表の米住宅ローン申請件数(~8月14日)は、5.6%の上昇になりました。30年もの住宅ローン金利が前週比で0.23%低下し、5.6%になったことから、借り換えが6.9%増加したほか、新規住宅取得用ローンも3.9%増加しています。住宅アナリストは「このところ住宅取得意欲が高まっているが、金利水準が刺激したというよりは、魅力的な価格水準が材料になっている…」と、構造変化を指摘しています。このほか、ムーディーズが発表した商業用不動産価格指数(6月)が、4月の8.6%下落、5月の7.6%下落から、1%の下落に縮小するなど、最大の懸念材料だった商業用不動産価格にも変化がおき始めたことを示しています。

 株価は続伸して終わりましたが、景気の回復力や先行き懸念をめぐって、債券市場との綱引き状態が続いています。株価は一見強いように見えますが、昨日も書きましたように、ニューヨークダウ、NASDAQ総合指数とも下落に転じた5日移動平均線を上回れずに終わっており、高値での戻り売り圧力が強いことをうかがわせます。ニューヨークダウは5日線と25日線とのサンドイッチ状態から抜け出せるか、NASDAQ総合指数は、25日線の下落圧力をかわし、25日線上に復帰できるかが焦点になります。今晩、週明け186ドル安した時の日足長大陰線を抜けられるかどうかが注目ポイント。 

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 9279ドル16セント +61ドル22セント (0.66%)

 NASDAQ総合指数  1969.24ポイント  +13.32ポイント (0.68%)

 S&P500    996.46ポイント  +6.79ポイント (0.69%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万290円 +80円

             (円建て)  1万265円 +55円
 

 米国株は続伸、CME日経平均先物は小幅高で帰ってきました。ただ、米国株の上昇でドル・円が他の通貨に対して売られたものの、対ドルでは一時93円台に上昇。現在も94円をはさんだ取引になっており、景気回復への原動力となる輸出への影響が懸念されるようになって来ました。先物筋にとっては、米国の債券市場の価格上昇、円高は格好の先物売りの材料となり、今日の中国市場の動向によっては、先物に振り回される展開に。一方、個人投資家を中心にした材料株物色が続いていますが、一気に相場を出してくるだけに追撃買いがしにくい側面もあります。ここは無理をせず、原子力や鉄道、水処理など成長テーマに沿い、かつ業績見通しの明るい個別の材料株を、25日線(上昇中の)に接近してくるところやテクニカルな支持線にタッチしてくるところなど、タイミングを捉えて買う、待ち伏せ方針が望ましいと思われます。まず、債券との綱引き状態になっている米国市場の帰趨がポイント。

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また始まった中国投資家の政府頼み…上海市場の調整が日本の加熱感を解消へ
 19日水曜日の日経平均株価は80円96銭安の1万204円、TOPIXは6.41ポイント安の943.25と、ともに反落して終わりました。出来高概算は21億7000万株と久しぶりに20億株の大台を超えてきましたが、売買代金は1兆3680億円と前日と大差ない状態。自動車用バッテリーでとトヨタとの関係強化が思惑されるとともに、新型インフルエンザ関連の材料も飛び出した三洋電機(1億9512万株)、同じく新型インフルエンザ関連のシキボウ(1億6183万株)、同ダイワボウ(9515万株)の3銘柄だけで4億5000万株を超える商いになっており、実商いは閑散状態だった…というところでした。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは119、RSIは51、25日線かい離はプラス0.78%…。25日線かい離を除き、調整未了感が残ります。

★何のための出口論…懸念すべきは「デフレ」
 さて、昨日の米国株は反発し、前日下げ幅の半分を埋めました。小売関連企業の決算が予想を上回ったことやカード関連会社の信用力向上を好感しましたが、一方で、卸売り物価指数は年率6.8%と過去最大の下落幅となり、国内需要の弱さを示す結果になっています。昨年上昇した、エネルギー価格の反動という側面はあるものの、消費者物価も5ヶ月連続してマイナスになっています。いま、世界中が懸念している出口論はインフレの再来を懸念してのものですが、卸売物価が過去最大の下落、消費者物価の下落も続いている状態のなかで、インフレ懸念から金融政策の転換が行われるという今の状態は果たして的を得ているのでしょうか。むしろ懸念すべきはデフレの到来であり、政府の政策の方針はむしろデフレ対策として、いかに有効需要を作り出していくかに無ければならないはずです。

 ところが、現状は、自動車買い替え補助などの景気刺激策は効果を上げているものの、公共工事など景気刺激予算の執行率はまだ低水準…。一部の業界だけに底入れ感がでても、全体的な回復にはつながりません。このところ、消費関連指標の弱さが目立つのも、結局、景気対策が順調に執行されていない…ということではないでしょうか。先日も、政府内に「何か安心感みたいなものがある…」と書きましたが、ここから先は有効需要の喚起が最大課題。証券化バブルの崩壊で、世界的な需給バランスは大きく狂い、供給過多の経済になっています。

★市場は早すぎる政策転換を懸念しはじめた
 この状態なら、少々需要を喚起してもインフレにはなりません。出口論は、景気が上昇し雇用や可処分所得が増加し、消費が上向いてから議論すべき問題。市場は、まさに政府が「偽りの夜明け」にだまされるのではないか…と懸念し始めています。この状況は、中国でも同じ、早すぎる引き締め策が資産価格を直撃し始めています。立ち直り始めた株価や不動産価格にダメージが生じると、消費にまで影響を及ぼす懸念があります。今の市場はまさに早すぎる出口論を懸念していると見ることが出来ます。米国の有力な経済学者は、景気刺激予算の不足を指摘しますが、まさに、いま、景気の持続的回復への追い上げ的な刺激策が必要になっていると思うのですが…。この点では市場と政府の間に温度差が生じている気がしないでもありません。FRBが日銀と同じ間違いを犯すか犯さないか…市場はこの点に注目しています。(7月の小売売上高は予想外の減少になりましたが、有力エコミストは、小売店各社が新学期に向けての売上税免税キャンペーンセールを8月に延期したことが、7月の減少につながった。8月に入りセールは好調に推移している…として、小売売上高の8月回復を指摘しています)

★外部要因に翻弄される日本株
 さて、以前から今週が売り場になると書いてきましたが、どうやら1週間前倒しになってしまったようですね。既に、日経平均の3本新値は一昨日陰転し、弱気相場に入りましたが、今日も、上海市場を見ながら先物筋が相場をかく乱。円が戻せば、債券先物を買って株を売る、という裁定取引を実施。上海が安くなれば先物を売る…いずれにしても先物が売られるために、現物と先物のサヤが逆転し裁定解消売りが出てきて現物が下落する…という、このところのパターンを繰り返しています。まあ、中国政府が音を上げて、何らかの緩和措置をとるまで市場から催促されるかもしれませんが…。昨日の上海市場は下値から切り返し底型のゆなものをつけたのですが、いかんせん商いが薄かった。今日も、政府から何らかのてこ入れ話が出てくるかと期待して上げたものの、結局、何も出ず。後場になって痺れを切らし売ってきた…というとこるでしょうか。

★中国株の出直り待ち…?
 中国株の場合、感情的に買って、感情的に売ってきますから、なかなか予測が立てにくいのが実情…。でもそろそろ危険信号がともってきましたから、何かが出るか…。まだ、本格的なバブル相場は出ていませんので、弱気することは無いと思っていますが…。チャートなんぞ通用しないかもしれませんが、あるとすれば、2500ポイント台の戻り高値に接近したところか…。いずれにしても、米中という、G2で世界を牽引していこうと強気をぶち上げた両国がもたもたしていては、世界景気は回復しませんよ。オバマさん安心するのはまだ早い…。

★テーマ株の押し目狙いがベスト
 日本株の下値めどは、先物で日本経済を手中に入れたニューエッジとUBSに聞くのが一番ですが、当面、25日線に維持がむつかしくなってきましたので、ボリンジャーバンドの-2標準偏差付近か、13週移動平均(昨日、約9900円どころに位置)くらいを考えておけばいいでしょう。ただ日本株は自律要因では動けませんので、あまり固定観念は持た無い方が良いと思います。まあ、買える指標が出るまでは待つのも相場。調整中の日本調剤…あと少し下げたら下値支持線に到達。京三製作、加藤製作経過良好…。出番待ちの株はいくらでもありますよ。 

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反発はしたものの、出来高は減少…当面は下値調べで小動きの展開か?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、中国株が一応下げ止まった安心感やドイツの景気期待指数が大幅に改善したことを受けて欧州株が反発するなど、外部環境の好転や、一連の市場予想を上回る小売各社の決算を好感し反発して始まりました。また、カード大手AMEXの投資判断が信用状況の改善から引き上げられたことから金融株が買われたほか、スマートホンの成長性を手がかりにアップルコンピューターなどの投資判断が引き上げられたことからハイテク株も買われるなどし、結局、主要3指数とも反発して終わりました。ただ、ニューヨークダウの日通しの値幅は100ドルを切る小動きだったほか、ニューヨーク市場の出来高も9.9億株と再び10億株を割り込んでおり、不安定な状況に変化はありません。

 この日発表された主要経済指標で、住宅着工件数(7月)は前月比で1.0%減少し、年率換算で58万1000戸になりました。市場予想の60万戸を下回りました。ただ、大半を占める戸建住宅の着工件数は前月比1.7%増の49万戸となり、5ヶ月連続して増加し、昨年8月来の水準まで戻しました。ただ、着工許可件数は同1.8%減の年率56万戸となり、至上予想の58万戸を下回っています。また同日発表の卸売り物価指数(7月)で総合指数は前月比で0.9%の下落となりました。前年同月比では6.8%下落し、過去最大の下落率になっています。市場予想は0.1%のプラスで、結果は市場予想を大幅に上回る下落となりました。ガソリンやヒーティングオイルなどエネルギー価格の下落が影響しましたが、食品やエネルギーを除いたコアの指数も0.1%下落。需要の弱さからデフレ圧力が強まっている状況を示しています。

 米国株は、前日の急落分を約半分回復して終わりました。ニューヨークダウは、25日線を意識し、これを維持して終わりましたが、NASDAQ総合指数は前日下回った25日線を回復できないままに終わっています。25日線を維持したニューヨークダウも5日線が下向きに転じており、上値を圧迫。25日線と5日線にはさまれ小動きの展開が予想されます。また、NASDAQ総合指数も、25日線の圧迫が懸念されるものの、既に13週株価移動平均線が接近してきており、反発に転じる時期が近づいています。当面、外部環境に大きな変化がなければ、米国株は小動きに推移する展開が予想されます。

 18日の米国株
 ニューヨークダウ 9217ドル94セント +82ドル60セント(0.90%)

 NASDAQ総合指数  1955.92ポイント +25.08ポイント(1.30%)

 S&P500   989.67ポイント  +9.94ポイント(1.01%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 1万320円 +20円

             (円建て) 1万295円  -5円


 米国株は反発したものの、CME日経平均先物は小幅安で帰ってきました。米国株の反発で、ドル・円が軟化。対ドルで円は軟化し、94円台後半の取引になっています。昨日の日本株は終日先物売買に振り回される展開でしたが、今日も引き続き先物次第の展開が予想されます。昨日の先物出来高は11万4000枚台の大商いでしたが、相変わらず、外資系2社が3分の1近い商いを占め、この2社の思惑次第という流れに変化はないようです。寄り付きは、米国高を映し堅調に推移しそうですが、中国市場が開いてからは、その流れを見ながらの展開か…?現物と先物のサヤ次第では、解消売りや裁定買いで現物市場に影響が及ぶことも…。ただ、個人を中心にした材料株物色の流れは今日も続き、沖縄に次ぐ死亡者が出た新型インフルエンザ関連や鉄道、自動車用電池関連などが俎上に上がりそうです。昨日も書いたように、バクチをするか、次の展開を見据えて待ちの姿勢を保つか…自らの投資姿勢を明確にすることが望まれます。

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中国株上がれば皆がハッピー!…目先を見ずにファンダメンタルを重視
 電話が長引きました。急いで書き込みます。

 18日の日経平均株価は16円35銭高の1万284円96銭、TOPIXは0.07ポイント高の949.66と、ともに小反発して終わりました。出来高概算は18億5000万株、売買代金は1兆3000億円と、相も変わらずの薄商い…投資家はどこへ行ってしまったのでしょうかね。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは128、RSIは56、25日線かい離は約2%というところ。騰落レシオの過熱感がなかなか解消されませんね。

 さて、米国株の急落を受けた今日の株式市場でしたが、CME日経平均先物は、比較的冷静な反応でしたので、昨日の大幅下げで、ニューヨークの下げを織り込んでいた…との見方が優勢となり、比較的冷静な始まりになりました。寄り付き後は、中国株が反発するとまずい、と考える先物筋が買戻しを入れたことから反発。実際に上海市場が始まり、一旦反発すると、先物に買戻しが入り、1万300円台を回復する場面もありました。しかし、上海市場が再び下落に転じるとともに、今度は先物に売りが広がり、現物と先物の価格が逆転。裁定解消売りが出て、1万200円を割り込むなど、海外市場に反応しながら先物リードのめまぐるしい相場になりました。

 日通しの先物の出来高は10万1000枚を超えており、現物市場が総見送りとなる中で、先物の売買だけが活発化。現物市場は、裁定買いか裁定売りが入るときだけ動いている…という情けない状態です。今日も、昨日の米国市場で債券が上昇したことから、債券先物が買われ、一方で株先物が売られるという裁定取引が多発。円高を見越し、円買い・株先物売りなど、逆相関で動くものは何でも裁定取引の対象にしようというような感じで商いがなされています。ただ、昨日もそうですが、ニューエッジとUBSの2社で日経平均先物全体の3分の1を占めるという状態がずっと続いています。この2社の思惑で相場全体が左右されるといういびつな状態ですが、この状態には問題は無いのでしょうか。

 極端な言い方をすれば、この2社の思惑に日本の株式市場が左右されているわけですが、資本調達の場という公の金融市場が、わずか外資系証券2社の動向に左右されている…という状態に、取引所も金融当局も何の疑念も持っていないのでしょうか?何の是正措置も講じられていませんが、この不自然さに、まともな投資家は市場から去っている…という見方も出来ます。まともな投資家が市場から遠ざかる一方で、株式市場には、ファンダメンタルなんか関係ないという投機的な投資家が集まり、超低位株などをディーリング的な感覚で売買し、ファンダメンタルを重視する投資家を、ますます近づきがたくしています。なんだか、日本市場はどんどん厚みを失っているような感じを受けるのは私だけでしょうか。

 取引所にとっては、この2社に注意喚起すると、3分の1の出来高を失ってしまうという恐怖心があるのでしょうが、そのために市場から遠ざかっている投資家の多さを考えると、どうなんでしょうかね。個別の銘柄でこれだけ関与率が高まると、すぐに売買内容や投資家の調査が入るんですが、相手が外資系なら何でもありの治外法権が今の日本市場なのでしょうか。なぜ、マスコミがこのいびつな状態を問題提起しないかも不思議です。なにか、この国はどんどんおかしくなっているような気がしますが…。

 まあ、グチっても仕方がありませんが、とりあえず、上海市場が安値更新後切り替えし1.4%高で引けたことは明るい材料。中国金融当局は選別融資の強化を打ち出し、一方で不良資産の増加に備え自己資本の積み増しを支持するなど、資産インフレへの警戒感を強めています。今回の下落はこれを警戒したものですが、10月に建国60周年イベントを控えて社会不安を増幅するようなことは容認できず、何らかの緩和措置を講じてくるはずです。以前から書いてきたように、PERで30倍を超え割高感から下落しましたが、まだ、割高を意識している間はバブル相場にはなっておらず、この調整後に、バブル相場の本番が始まるものと見ています。

 また、米国にしても、株価は下落。これを警戒して安全資産としての債券が買われていますが、一連の経済指標をみても米国経済に回復の兆しが出てきているのは明らか…。また、財政赤字の拡大から債券市場の需給関係が悪化しつつあることも明らか。そうなると、金利に上昇圧力(債券価格は下落)がかかるのも自然の動き。まさに、現在の長期金利が低下する動きは、自然の姿とは逆行しているものといわざるを得ません。いずれ、この是正の動きが始まるものと思われます。このコーナーでは、現在の相場を、金融危機乗り切りのためのカネのばら撒きによる金利低下を映した上昇第一段から、景気の持続的な回復を映した上昇第2段に移行する過渡期にある…としてきましたが、その見方が正しいなら、これから始まる相場は金利上昇=株価上昇となるはず。

 過渡期である以上、ある程度の値幅と日柄の整理が必要になるかもしれないことは考慮しておかなければなりません。このところ、上げ相場ばかりが続いてきましたので、市場全体に「上げ相場慣れ」みたいな状況が生まれている感じがしますが、日経平均の週足サイコロが9勝3敗になるなどテクニカル面での調整が必要なところに来ているのも確か…。次の上げ相場の初期は、債券市場の崩れから始まりますので、そのときの主役は大型数量株になるはず…。相場には、「売り」「買い」のほかに「休む」もあるんですが…日米とも、まだまだ上値余地を残していますので弱気はいりません。経済指標などファンダメンタルの改善を素直に評価するところ…。市場予想に届かなかったなんていいますが、もともと先物や裁定取引など「サヤ」だけを目当てにした今の市場がファンダメンタルを織り込んでいる…なんて考える方に無理があると思うんですが…。

 今日は時間が無かったので書きなぐって仕舞いました。分かりにくかったらごめなさい。

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米国株は大幅続落…次々に期限切れを迎える緊急経済対策後の経済を懸念
 おはようございます。お盆を過ぎたら、早朝がめっきり涼しくなってきました。朝方、急に冷え込んで慌てて布団をかける日が増えてきました。秋の足音は確実に近づいているようです。

 昨日の米国株は、中国株の急落や日本の予想を下回るGDPを受け、景気の先行きに対する警戒感が増幅。スタート時から大幅続落して始まりました。一時下げ幅は200ドルを上回る局面もありましたが、スタート時に急落したあとは、安値圏で小動きに推移。押し目買いと利食い売りが交錯する神経質な展開になりました。市場は消費をはじめとする需要の動向に視点を変えていますが、この日は、ホームセンター大手ロウズの第3四半期決算見通しが市場予想に届かなかったことから、消費の先行きに警戒感がもたれたほか、中国株の下落や日本の事前予想を下回るGDPの数字から、アジアへの依存度の高い企業への警戒感も強まりIBMやインテルなども売られています。ニューヨーク市場の騰落は値上り数が336しかなくほぼ全面安商状。わずかにヘルスケア関連などディフェンシブ関連が買われた程度…。

 ただ、この日発表された経済指標は比較的いいものが多かったようです。ニューヨーク製造業景況指数(8月)は+12.8、前月の-5.5から大幅に改善しました。市場予想の+3.0も上回っています。新規受注が前月の5.89から、13.43に、出荷が同10.97から14.11にそれぞれ増加。6ヶ月先の見通しも33.99から48.22に増加するなど、先行きへの期待感も強まっています。また同日発表の住宅建設業者指数(8月)も前月の17から18に改善するなど、住宅部門の改善を示す指標も発表されています。

 このところ、明るい経済指標が発表されているものの、生産の回復をリードしてきたアジア特に中国経済に株価の下落や対中国投資の減少など変調を暗示する動きが出てきたことに警戒感が台頭。利益を確定する売りが増加しているようです。また、FRBによる国債買取が10月末に終わるほか、政府が住宅取得支援策として続けてきた新規住宅取得にたいする税控除措置が11月末で終了するなど、一連の緊急経済対策が終わることへの懸念を市場が抱き始めているという側面もあるようです。今回の株価いかんによっては、措置の延長や追加的な景気刺激策の発動なども出てくるかもしれません。

 株価は、ボリンジャーバンドの+2標準偏差から頭を押さえられ、頭の重い展開が続いていましたが、+、-標準偏差のラインが収縮に向かったことから、調整の動きを強め、中心線へ向かって動き始めたようです。8月の景気指標がしっかりしていることから、深押しの懸念は少ないと思いますが、いろんな経済対策が次々と終了してくることから市場が漠然とした懸念を抱き始めているようです。このコーナーでも、流れは、金融危機対策としてのばら撒き型から、景気の持続的な拡大を図る段階に移行してきた…と解説してきましたが、この下落はその移行にともなうものと見ることも出来ます。当面、目先的な支持ラインの25日線の支持力が低下しており(NASDAQ総合指数はすでに下回る…)、当面、13週移動平均線が下値めどになりそう。ファンダメンタルの変化というより、ガス抜きと見ておけばいいのではないでしょうか。

17日の米国株
 ニューヨークダウ 9135ドル34セント  -186ドル06セント(2.0%)

 NASDAQ総合指数  1930.84ポイント  -54.68ポイント (2.75%)

 S&P500    979.73ポイント  -24.36ポイント (2.43%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万160円 -90円

              (円建て)   1万125円 -125円
 

 米国株は大幅続落したものの、CME日経平均先物は下落したとはいうものの、比較的落ち着いて帰ってきました。円の先高感が強いことが日本株への期待感を支えているものかも知れません。ただ、ドルは、新興国通貨やユーロに対し買われたものの、円に対しては横ばいで帰ってきています。昨日の日本株は、先物や裁定解消売りの影響を受けて下げ幅を拡大しましたが、見方によっては昨日の米国株の下げを先取りしていた、との見方も出来ます。米国で債券市場が続伸しており、今日も債券堅調、株軟調の動きが予想されますが、昨日に続き、海外状況を見ながら株・債券先物がリードする流れに変化は無いと思われます。機関投資家がが押し目買いを入れてくるかどうかが焦点。個人資金がインデックス忌避になっているだけに、彼らが押し目買いを入れなければ、裁定解消売りの影響が増す懸念も…。昨年、裁定解消売りでインデックス銘柄が売られる中でも、個別の材料株は堅調に推移しましたが、この流れが再燃しそうな気配もあります。当面、テーマ株の押し目狙い…か、主力株(次の流動性相場の主役…)の下げ止まりを待つか…の選択が大事…。

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外部環境の悪化で、裁定解消売りを交えた売り崩しの動き
 なんだか、気ぜわしくて、書き込みの時間が遅れ勝ちになってきました。極力、ブログを読むように話してはありますが、電話で直接聞かないと安心しないのでしょうか…。書いたものを読んだ方が分かりやすいと思うのですが…。講演会で話しても、都合のいいところは覚えていますが、肝心なポイントになると「え~、そんなこと話していましたっけ…?」。

 さて、週明け17日の日経平均株価は、328円72銭安の1万268円61銭、TOPIXは23.98ポイント安の949.59ポイントと、ともに急反落して終わりました。出来高概算は19億6680万株tp20億株割れ、売買代金は1兆3900億円と、薄商い状態でした。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは120、RSIは63、25日線かい離はプラス2.3%でした。まあ、「ただいま、加熱感解消中…」というところでしょうか。

★やはり、先物筋が裁定解消売りを交え売り崩しに来た…
 週末「今週は一波乱あるかも…」と書きましたが、やはり、やりたい放題やってくれましたね。週末の米国株急落に加え、94円台の円高、上海総合指数は過去9ヶ月間で最大の5.8%の下げ…。先週の相場で無視してきた悪材料が今日は一気にのしかかってきた感じです。ただ、下げの中味をみると、TOPIXの下落率が2.46%だったのに対し、日経平均は3.10%…。日経平均の下落率が大幅に上回っています。このことについては、週末にも解説しておきましたが、その通りの動きになってしまいました。

 米国株安、円高で先物が売られるのは当然ですが、週末の米国でミシガン大消費者信頼感指数の予想外の下落を嫌気し、債券価格が上昇。円も高くなっていますから、当然、今日の日本でも、債券価格が上昇してきます。海外商品先物業者などは、債券先物をまとめて買っていたようですが、案の定、彼らに加えヘッジファンドの連中も「債券先物買い・株先物売」の裁定を組んできますから、株の先物価格に終日売り圧力がかかってきます。おまけに、中国市場が始まったら、株価は急落…。それはもう、「売り崩せ」になるのは当然で、次々にまとまった先物売がでてきて、終日、先物価格が現物価格を下回る状態が続き、裁定解消売りがでて上げ幅を拡大していきました。

★裁定解消が圧迫したのに、名前を出さないマスコミ

 それにしても、こうなるかもしれないと予測して、その通りになるくらい腹立たしいものはありませんね。朝方発表された、日本のGDPは年率3.7%と、5四半期ぶりにプラスになったんですが、完全に無視…。先物と裁定解消売りに売り崩された格好です。以前から、最近の海外筋の無理やりの裁定買い残の積み上げはに注意すべき…とかいてきましたが、今日はこの影響がモロにでてきた感じです。ただ、解説を聞くと、利益確定の売り…などと説明していますが、確かに、利益確定の先物買戻し・日経平均採用銘柄の現物売り…なのですが、どこも裁定解消売りが市場を圧迫した…という言い方はしません。なにか、緘口令でもでているんでしょうか…。昨年の下落が強烈なものになったのも、日本をバブル崩壊に導いたのも一因は裁定解消の売り…。あまり、これを表に出すと、やりにくくなるから「裁定解消売りでは無く、利益確定の売りが市場を圧迫した…」というようにマニュアルでもできたんでしょうか。

★下げエネルギーはそこそこある
 相場の下落については、25日線と言う見通しを立ててきましたが、ヘッジファンドの連中が本気でやれば、買い残は1兆7000億円近くありますから、日本の投資家がビビッて手控えたら、かなり下げられるだけのエネルギーはあります。これだけが、相場の不確定要因。海外の不安定な状況が続けば、裁定解消を交えて売り崩される可能性がありますので、まあ、注意してみておいた方がいいでしょう。とにかく、現物と先物のサヤさえ操作することが出来たら日経平均なんてどうにでもなるんですから始末が悪い。早く市場に厚みが戻らないと、彼らのやりたい放題が続くことになりますね。

★下げは外部環境次第だが、13週線まであるか?
 さて、下値めどとしては、6月第一週に1万130円どころで作った踊り場、25日線が位置する1万円大台付近が、まず考えられます。さらに、押した場合は、13週移動平均線がある9900円割れの水準もあるかもしれません。先週も、米国株は在庫調整→在庫積み増しのための生産増が、景気の歯止めを果たし、これから出荷の増加(需要の増加)により、景気の持続的な回復を図る段階に入ってきました。先週、米国株が下落したのも、この需要のところにかげりが生じたとみたからに他なりません。この意味でも、とにかく闇雲にカネを突っ込んで金融危機を乗り切る段階から、需要の確保により景気の持続的回復を試す段階に入っており、経済指標、特に、個人消費など需要面の指標に敏感になってきそうです。その医務では、米国の相場も新しい段階に移行している…と言えなくもありません。これまでと異なり、金利上昇=株高というパターンへの移行です。

★日本のGDPに伸びしろあり
 この観点からみると、ちょっと米国の調整も時間がかかるかもしれません。翻って日本のGDPを見ると、輸出がけん引役になっている構造は変わりませんが、いまだに在庫調整がGDPの足を引っ張っています。この意味では、米国に四半期分遅れている…とみることも出来そうです。おそらく、今期移行、在庫調整の終焉から、生産回復へと向かう格好になると思われ、第2四半期から、第3四半期にかけては、生産や設備投資などがリードする形で、GDP伸び率が高まる格好に課も知れません。今回の数字では、見方によっては日本のGDPの伸びしろを確認した、という見方も出来ます。この点では、海外投資家の見方も変って来るかもしれません。

★先物筋が勝って放題になれば、個人は個別の材料株へ…再び二極化?
 さて、当面、指数は下値探しですが、先物が好き勝手に振舞いだすと、代わって動き出してくるのが中小型の材料株…。今日は新型インフルエンザ関連が物色されたほか、業績の増額修正を打ち出した木村化工機や大氣社なども物色されていました。以前から書いてきたように、金利が上昇に向かえば、大型数量株が物色の中心になりますが、今のように指数が波乱すれば個別の材料株が買われてきます。ちょっと個別にチェックしなおして見る必要がありそうです。基本的に、、これまでの銘柄を中心に押し目買いをするつもりですが、新日鉄の週足チャートがダイヤモンドの持合型に入ってきました。どちらに離れるか微妙なところですが、他の小型鉄鋼株や特殊鋼株が煮詰まってきており、素材がらみに動きが出てくるかも…。やはり、金利の動きがここからの焦点に。

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米国市場の関心は景気回復の持続力に…消費関連指標が重要に
 おはようございます。今日はご先祖様が彼岸へお帰りになる日…日ごろの不義理を怒らず、また来年もいらしてください。それにしても、今日は朝からセミが鳴いていません。朝方冷え込んだ所為もあるかもしれませんが、このまま秋に突入してしまうんでしょうか。

 さて、セミが鳴きやんだ所為でもないでしょうが、昨日の米国株は久しぶりにヒヤリとさせる下げになりました。ただでさえ市場が個人消費の動向に神経質になっているときに、昨日発表されたミシガン大消費者信頼感指数(8月速報)は、市場予想(68.5)を下回る63.2。前月の66.0から2ヶ月連続して下落したものですから、売りが加速。株価は大きく反落して始まりました。さらに、百貨店大手JCペニーの市場予想を下回る決算見通しなど、消費の弱さを示す材料が出たことから下げ幅を拡大。一時ニューヨークダウは160ドルを超える下落幅になりました。ただ、7月の鉱工業生産指数が予想(0.3%増)を上回る0.5%増と、9ヶ月ぶりに前月比で増加したことを好感し、下落幅を縮小しましたが、結局、埋めきれず反落して終わりました。ボーイングが製造中の新型旅客機787でまた新たな欠陥が見つかり大幅下落したことも足を引っ張りました。

 市場は決算発表をうけ、生産が回復に向かい始めたことを確認しました。ただ、景気の持続的な拡大のためには、消費が回復し、生産と出荷がともに増加する循環が必要で、市場の関心は消費の先行きに移りつつあるように思われます。一昨日発表された小売売上高(7月)の予想外の減少に続き、この日発表された8月のミシガン大消費者信頼感指数は市場の増加予想に反し、2ヶ月連続の下落になりました。先行きを示す期待指数も前月の63.2から62.1に下落。今年3月末の水準まで落ち込んでおり、失業や所得水準の減少が消費意欲の圧迫になっています。市場の関心は、今後景気回復の持続力を測る方向に動いていきますので、嫌でも消費関連指標の動向が注目されそうです。

 米国株は高値圏で波乱商状を強めています。ただ、サイコロジカルラインやRSIなどテクニカル面での調整は順調に進んでいますし、先行して調整が進行中のNASDAQ総合指数は25日線とのかい離が2%を切るなど、調整はかなり進んできました。次の出直りポイントは25日線とのかい離修正が終わったところになりそうです。当初想定したよりも前倒しで調整が進んでいるような感じを受けます。来週25日線とのかい離修正が終わった時に、出直りにつながるような材料が出てくるかどうかが焦点…。このところ、米国政府や金融当局の間で、なんだか安心感が生まれているのが気がかり…。いまは、景気の持続力をつけるための大事な時期…。これまで、でてきた指標の好転にはいずれも特殊要因が絡んでいることを軽視してはいけません。

 14日の米国株
 ニューヨーク株  9321ドル40セント  -76ドル79セント(0.82%)

 NASDAQ総合指数  1985.52ポイント -23.83ポイント (1.19%)

 S&P500    1004.09ポイント -9.64ポイント (0.85%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万560円 -30円

              (円建て)  1万520円 -70円  
 

 米国株は反落、CME日経平均先物も下落して帰ってきました。1万500円をキープしており、しっかりとはいえそうですが、一方で、米株安でリスク回避気分が強まり、ドル・円が他通貨に対し上昇。円はドルに対してもリスク回避通貨として買われ、1ドル94円台に上昇。来週の相場への影響が懸念されます。IMM通貨先物市場では円ショート(売り)のポジションが増加していましたので、週明けは円高進行もあるか…(このところ、円の振幅が拡大、投機筋の円買いが懸念されます)。

 さて、日経平均週足は今週の上昇で、サイコロ9勝3敗になりました。RSIが67で、まだ余力含みとはいうものの、週足サイコロの9勝3敗は、昨年6月の10勝2敗以来のこと…。また、その前には07年2月中旬の9勝3敗以来のことでもあります。いずれも次週から調整色を強めており、来週の動きが注目されます。以前から、来週が売り場…と書いてきましたが、なんだか、真実味が出てきちゃいました。また、200日株価移動平均線とのかい離率が20%を超えているのも懸念材料。ただ、お断りしておきますが、あくまでも調整ということですから、勘違いのないように。すでに8月4日から200日線は上昇に転じていますから、基調は強気…。後は押し目がどこまでかを計るだけ…。

 海外の性質のよくない連中が、寄付きから先物買いを入れて、無理やり裁定買い残を積み上げる動きをしていますので、一旦相場の下向きが確認されたら、先物売と裁定解消売りを組み合わせて叩きに来ることも想定しておかねばなりません。米国の金利や円高を映し、債券先物買い・株先物売の裁定取引を絡めてくることも予想されます。来週はちょっと荒れ模様になるかもしれませんね。まあ、指数売買は勝手にやらせとけば、いいので、大崩さえしなければこちらは各論相場でやらしてもらいます。

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日米とも悪材料をものともせず(無視して)上げたが、ちょっと楽観的になりすぎ?
 帰省できませんでしたので、今日は墓参りの代わりに、法隆寺から発起寺、法輪寺の斑鳩三寺を参ってきました。朝廷貴族の墓所がある中宮寺墓地には、たくさんの人が訪れ、それぞれのお墓に線香や花を手向けていました。毎日数字とにらめっこの味気ない生活を送っている身にとって、お彼岸、お盆など年に一、二度くらい先祖に思いをはせないとバチが当たるかも…。ご先祖様、長い間お墓参りも出来ないでごめんなさいね。

 さて、すっかりお盆休み気分ですが、今日も相場はやっていました。週末金曜日の日経平均株価は80円14銭高の1万597円33銭、TOPIXは5.16ポイント高の973.57と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は20億5000万株、売買代金は1兆5500億円でしたが、このうちSQ分が出来高のうち1億5500万株、売買代金のうち1937億円を占めていましたから、実質はほぼ前日並ということが出来ます。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは128、RSIは78、25日線かい離は6%となりました。一日の振幅が小さいことからRSIの過熱感はありませんが、決算が終わり、物色範囲が拡大したことから、騰落レシオの加熱が目立ちます。まあ、だんだん、来週売り場と想定して来ましたが、指数的にも「らしく」なってきましたね。

 あいかわらず先物優位の展開が続いています。今日は、円が94円台に突っ込み、上海総合指数も今日再び売られ3%近く下落。昨日つけた安値も更新しています。環境的には高くなるような状況ではないんですが、海外投資家から先物の方にまとまった買いが入り、引き上げられてしまったような感じです。実際に可能かどうかは分かりませんが、「中国株売り・日本株買い」の裁定取引が行われている、との噂もあります。中国経済と日本経済が逆相関を持っているとはとても思えませんが、先物筋にとっては、日本も、中国も自分たちの考えているように動かせるとでも思っているんでしょうか。

 ただ、先物の買いとともにバスケット買いも結構入っているようですから、来週発表される裁定取引にともなう買い残高はさらに増加していることが予想されます。結構、先物と現物のサヤが逆転するケースは多くあったはずですが、それでも裁定買い残は減少してきません。先日も、書いたように意図的に買い残を溜め込むような動きがあるとすれば、ちょっと問題です。昨日のFOMCの結果を勝手に「底打ち宣言」と決め込んでしまう楽観的なところが今の相場にはインプットされており、ちょっと安易に流れる「危うさ」があります。昨日の、FOMCの指摘でも、最大の需要である個人消費については楽観視していませんし、金融についてもやや改善したものの、まだ融資の拡大にもつながっていない…と慎重な見方を崩してはいません。また、今日の相場でも、最近の日本経済の持ち直しの動きが中国需要に負う所が大きいにもかかわらず、中国株が下げても反応しない…というのは、やはり問題があると思われます。昨日4万枚近くに落ち込んでいた先物の出来高は今日6万7000枚に拡大していますが、これをみても先物筋の攻勢が強かったことが分かります。

 一方で今日も頭の重い展開でしたが、1万6500円どころには先物のまとまった売りが這わされていたといい、高値に対する警戒感も強いのは事実。昨晩、米国で発表された経済指標は、小売売上高、失業保険申請件数、自己破産件数の増加、住宅差し押さえ率の上昇…など、どれも予想外に悪いものばかりでした。しかし、これを無視した格好で株価は上昇しています。これから、ミシガン大消費者信頼感指数やにほんのGDPなど需要な指標が発表されてきますが、株価が指数の内容に正常に反応してくるかどうか…。先物筋に振り回され、相場があらぬ方向に行っているのではないかと心配するばかりです。

 加藤製作所、酉島製作所、京三製作所など経過良好…。来週の見通しなどは、明日の朝、米国の動向とあわせて書くつもりです。

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予想外の小売売上高の減少をめぐり対立する株式市場と債券市場
 おはようございます。
 昨日の米国株は、小売大手ウォルマートの決算が市場予想を上回ったことから続伸してスタート。新規失業保険週間申請件数が増加、また7月の小売売上高が市場の増加予想を裏切り減少に転じるなど、悪い経済指標を受け、前日比で下落する局面があったものの、有力ヘッジファンドが金融株を買い増しているなどと報じられたことから、引けにかけ値を戻し、結局、続伸して終わりました。

 この日は、懸念された30年債入札が海外中央銀行などからの応札が予想外に多かったことを受け債券市場に安心感が広がったことや、7月の小売売上高が予想外の減少に転じるなど、弱い経済指標を受け、債券が買われ、10年債金利は0.11%低下(2.97%の下落)し3.591%になっています。株式と債券が同時に上昇するという、おかしな状況。ニューヨーク市場の値上がり数と値下がり数の比は2対1と値上がり数が上回ったものの、出来高は7.77億株に急減。小売売上高の数字をめぐって強弱感が対立していることが分かります。

 FOMCは昨日の一昨日の声明で「経済活動は底を打ちつつあるように思われる…」と慎重に景気の見方を変更しましたが、雇用や資産価格の下落、金融機関の厳しい融資態度から個人消費の先行きに懸念を表明していました。今回の小売売上高の発表は、エコノミストの0.7%増を大幅に下回る0.1%減になり、市場の失望感を誘いました。ガソリン価格の低下でガソリンの売上高が前月の6.2%増から、2.1%減に落ち込んだことが影響したといいますが、自動車買い替え支援策を受けた自動車販売を除いた売上高は前月比で0.6%減と全体の減少率を上回っています。調査項目の大部分で減少しており、個人消費の弱さをあらためて示す内容になりました。

 昨日の株式市場は、ウォルマートの予想を上回る決算や一部ファンドによる金融株の買い増しを好感して続伸。引け値ベースで高値を更新して終わりました。ただ、債券市場で金利が急低下するなど、債券と株式の綱引き状態は現在も継続中。それだけに、今後は景気指標が重要になってきます。鈍化すれば債券の勝ち、一段と改善すれば株式の勝ち…ここ当分、金利の動きから目が離せなくなりそうです。それにしても、予想外の経済指標の悪化にも、高値を更新してくる米国株…本当に強い動きですね。下降バンドの上限(7月25日分参照)に届く日は意外と早いかも。

 13日の米国株
 ニューヨークダウ  9398ドル13セント  +36ドル58セント (0.39%)

 NASDAQ総合指数  2009.35ポイント  +10.63ポイント (0.53%)

 S&P500     1012.92ポイント   +6.92ポイント (0.69%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万585円  +65円

              (円建て)   1万545円  +25円


 米国株は続伸、日経平均先物は小幅上昇して帰ってきました。ただ、小売売上高の減少など米国経済ファンダメンタルの悪化や金利低下を受け、ドルが円に対して軟化。1ドル95円台前半の円高で帰ってきています。お盆の中日にくわえ、週末控えでもあり今日は見送り気分の強い展開か…。ただ、主力株が見送られる一方で、今週に入り個別のテーマ株の切り返しが目立ってきており、今日も個人資金による個別物色の流れが強まりそう。昨日下げ止まった上海総合指数の動きや為替の動きによっては、先物筋の姿勢が高まる可能性も…。SQの清算値をめぐって波乱すれば、裁定解消売りが市場を圧迫する可能性も…。市場では海外投資家のまとまった買いが話題になっていますが、この過半が裁定取引によるインデックス買いという指摘もあり、最近の買い残増加は大いに警戒すべきことだと思われます。まあ、今日一日ぐらいはゆっくりご先祖様の供養でもしてください。

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FOMCの結果を受け注目される債券市場…流動性相場の再来近し?
 13日木曜日の日経平均株価は、82円19銭高の1万517円19銭、TOPIXは8.54ポイント高の968.41と、ともに反発して終わりました。出来高概算は19億3000万株と前日比では増加しましたが、売買代金は1兆3131億円で前日とほぼ変らずの水準。低位株に物色の中心が移ったことを示しています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは118、RSIは77、25日線かい離は5.7%と、落ち着いたものの、低位株物色が強まったことから物色範囲が拡大、騰落レシオが再び危険ラインに近づいてきました。決算発表がほぼ一巡し、決算悪で痛めつけられることがなくなってきましたので、個人投資家を中心に、再び、新型インフルエンザ関連などテーマ株や超低位株を物色する動きが強まってきたようです。

 さて、オプション決済に絡むSQを明日の寄り付きに控え、先物筋の動きは止まってしまったような感じになっています。つい先ごろは、一日の出来高が10万枚を越える日がありましたが、今日は4万枚そこそこまで減少。1万500円で勝負をつけたような格好になっています。中国上海株が安値から反発、GLOBEX米国株先物も50ドル以上上昇するなど、先物にとっては攻めの材料が多くあったのですが、上値に売り物が多く這わされていたため、仕掛けるのを止めたようです。まあ、このまま、明日のSQを迎えようということでしょうか。それにしても、FOMC(連邦公開市場委員会)を無事に乗り切ったことで、もう少し動きが出てもいいのでしょうが、今日の取引時間中の日経平均の値幅はわずか67円…。完全にこう着状態に入っています。結局、テーマ株に回帰するということになるんでしょうか…?

★時間の経過とともに変ったFOMCの評価
 ただ、相場にとって中立と見られてきた昨日のFOMCですが、時間の経過とともに評価が分かれてきたようです。今日の朝の書き込みでは、前回のFOMCでの「景気は緊縮ベースが鈍化している…」としましたが、今回は「経済活動は底入れしつつあるように思える…」と表現を一歩進めましたが、この表現について証券関係者はFRBによる「景気の底打ち宣言」と解釈してコメントしています。ちょっと気が早過ぎる感じがしますが、さらに、3000億ドルの国債買い入れ枠の据え置き(機関は10月末まで延長)を決める際、「次の段階に移行するために…」と表現しましたが、これを出口論に言及した…と、気の早い解釈をしています。声明が発表されたころに比べると、たいそう見方が変ったものです。まあ、これで、国債の一回あたりの買い入れ額は減少するわけですから、国債の金利に与えるインパクトもそれだけ減少することになります。一方、景気の底打ち感に伴う資金需要の増加や国債の発行増が長期金利を押し上げにかかりますから、来週からの債券の動きからは目が離せなくなりそうです。

★米国債購入の短期際債シフトで懸念される長期債金利上昇
 今日の朝も書きましたが、一昨日行われた3年債の入札は海外中央銀行を含む間接応札の比率が65%に達しましたが、今回の10年債入札は45%に落ち込んでいます。最近の海外中央銀行の米国債購入は、長期保有のリスクを嫌い、2年債など短期物に集まる傾向があるようですが、果たして、今晩の30年債入札が無事に終わるかどうか…。FOMCの結果を踏まえると、長期債は保有しづらくなってきますので、やはり来週以降の長期金利の動きは要注目。このところ行われる、調査機関の債券保有者への調査によると、債券保有リスクを感じている投資家の比率がどんどん上昇しています。来週以降、債券からの資金流出の動きが強まる可能性もあり、これが株式市場にどう影響してくるか…。債券市場に眠る資金は膨大なものですから、これの受けザラに慣れるのは株式市場、それも大型数量株に限られてきます。来週は、総選挙の告示も控えており、選挙戦に突入しますが、民主党のマニフェスト関連株が動き始めるかどうか…。

 まあ、来週はいろんな意味で面白くなってきそうです。それにしても、木村化工機、戸田工業、近畿車輌、日本調剤、住友電工、東洋電機製造など、このところテーマ性重視で注目してきたところが総花で開花してしまいました。今回の決算からまた中期張りで狙えるところを探さないといけませんね。
 それと、米国の景気刺激策が動き出せばメリットを受ける…とした、加藤製作所ですが、薄商いながらこのところじりじりと水準を切り上げています。それと、日経平均の戻りの急所は、昨年3月安値の1万1700円付近ですが、その前に、1万836円付近のポイントを押さえに行きそうです。

 まだまだ、しばらくはエスカレーター相場。それにしても、3060ポイントを底に切り返した上海総合指数…やはり並の強さではありませんね。バブル相場の本番近しというところでしょうか。

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FOMC声明は市場に配慮し、穏健な内容に…市場に安心感戻る
 おはようございます。
 昨日の米国株は、FOMC声明文への期待と不安が錯綜するなか、ほぼ前日水準でスタート。その後、大手保険会社の格付け見直し方針や他の大手保険会社の投資判断引き上げなどがあり、金融株が反発。また、百貨店大手のメーシーズや高級住宅建設のトールブラザーズの決算が予想を上回ったことなどから全般に買われ、結局、3日ぶりに反発して終わりました。引け近くに発表されたFPMC声明文は、景気の底打ち感を表明したものの、国債買い入れ枠が据え置かれたことなどから、評価が二分。相場は上下にぶれたものの、結局、発表前と同水準で終わり、市場への影響は中立でした。

 昨日から2日間にわたって開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)は、当面の政策金利を0~0.25%に据え置くことを決定。景況感については、前回の「縮小ベースが鈍化している」から、「経済活動は底入れしつつあるように思える…」と、表現を一歩前に進めています。また、金融情勢はここ数週間にわたり改善したと、表明。ただ、家計支出は安定化しつつあるものの、雇用懸念や住宅資産価値の減少、厳しい信用条件などから抑制された状態にある…と、個人消費の弱さを指摘。経済活動は、当面、弱い状況が続くが、持続的な経済成長を維持するために、これまで実施してきた経済対策を動員する…と、しています。市場がもっとも注目してきた、3000億ドルの国債買い入れについては、当面、次のステップに円滑に進めるようにするため、9月末の買い入れ期限を10月末まで延長することとしました。また、買い入れ枠は3000億ドルを据え置き、今後、買い入れペースを減らすことで10月末までに消化する…と、市場に配慮したものとなりました。

 市場が懸念したFOMC声明では、景気の底打ち感が示されたものの、全体的には前回の内容を踏襲したものとなり、出口論への言及はなく、市場は安堵感から前週水準を回復して終わりました。ただ、この日行われた10年債入札は、想定金利よりも上回る内容になったほか、海外中央銀行などが購入する間接入札比率が45%となり、3年債入札の65%を下回るなど、全般に不調。今晩実施される30年債入札への懸念を高めています。これを映し、10年債金利は再び3.7%台に上昇してきました。

 米国株は、とりあえずFOMCで下落した分を取り戻しましたが、相変わらず頭の重い展開が続いています。決算発表も一巡し、新たな手がかり材料が必要なところに来ているように思われます。ただ、景況感の改善は、債券市場を確実に圧迫しつつあるほか、FRBによる国債買い入れのペース縮小(期限は10月末まで延長されたが、総枠の84%は使い切っており、買い入れペースを落とさざるを得ない)から、さらに金利に上昇圧力(価格は下落)がかかってくることは必至。債券を保有するリスクは一段と高まっていました。このところ、調査会社が実施する投資家動向調査でも、主要国の株式に対する見直し論が高まっているのも、この債券市場からの資金移動を見越した可能性があります。コおからの、債券市場の動きには最大の関心を払ってみる必要がありそうです。ニューヨークダウについては、前にしめした下降バンドの上限ラインに届くまでは基本強気方針(もちろん、テクニカルな節目をクリアーしながら…)。

 12日の米国株
 ニューヨークダウ  9361ドル61セント  +120ドル16セント(1.30%)

 NASDSAQ総合指数  1998.72ポイント  +28.99ポイント(1.47%)

 S&P500       1005.81ポイント   +11.46ポイント(1.15%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)   1万550円  +110円

               (円建て)   1万520円  +80円   


 米国株は反発、日経平均先物も1万500円台を回復して帰ってきました。為替は96円台前半で前日と大きな変動はありません。昨日は、先物の出来高も5万枚台に急減し、FOMCの結果待ちというムードが強かったのですが、しがらみが取れたことで、今日の動きが注目されます。ただ、中国市場では上海総合指数が7月29日につけたザラ場安値3174ポイントを昨日下回り、ダブルトップ型の天井構成になっていますので、昨晩の米国株高を受けての今日の反応が注目されます。下落要因が国内要因に基づいていますので、ちょっと気になりますが、中国市場の強さを見るには今日の反応は最適ではないでしょうか。

 米国では今後金利上昇懸念をさらに強めてきますが、この動きは日本市場にも波及してきます。今日の日経でも、地方銀行を中心に余資の運用難に直面していることが報じられていますが、債券市場の抱えるリスクを考えると、今後、株式関連商品への傾斜を強めざるを得なくなるかもしれません。あまり気乗りはしませんが、大型株やインデックス銘柄にまとまった資金が入ってくることになるんでしょう。まあ、今週一杯は、先物業者の思うようにさせといたら良いんじゃないでしょうか。でも、先週も裁定買い残は増加し、とうとう1兆6000億円台に乗ってきました。これまでの手りゅう弾クラスから、小型爆弾くらいの破壊力はついてきましたね。怖い、怖い…。

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世界の市場が出口政策への変更を気にするが、実態は変更は無理…
 昔の部下から連絡があり、ちょっと出かけておりました。思い出話というより、相場の話ばかり…。「大丈夫ですか…」、「大丈夫ですか…」と相場の解説ばかり求めてくる。まったく、頭のいい人ほど今の相場は分からないようです。簡単に、かつ、大胆にいってしまえば、「下げの理由が分かっている相場は怖くない…」ということ。1990年からの下落相場が悲惨なものになったのは、下げの理由がまったく分からなかったことに尽きます。毎日電話していいですか…ときたが、「それは困る」と丁重にお断りさせていただきました。私はボランティアではありませんので…。

 さて、おかげで書き込みが遅れてしまいましたが、今週はこんな感じの相場になるだろうことは、書いておきましたので、くだくだ説明の必要もないとは思いますが…。それでは、始めましょうか。
 12日水曜日の日経平均株価は、150円96銭安の1万435円60銭、TOPIXは13.64ポイント安の959.87と、ともに反落して終わりました。皆さん帰省の途上か、自宅でビールでも引っ掛けているのか、商いも閑散で、出来高は17億9000万株、売買代金は1兆3100億円と、急減しています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは106、RSIは77、25日線かい離は5.37%…と、指数面ではやっと低下基調に入ってきました。まあ、この調子で、過熱感を解消してもらいたいものです。

★金融引き締めを過度に気にした中国市場
 さて、昨日も解説しましたように、世界の市場は景気回復と緊急避難的危機対策のはざ間で揺れ動いています。昨日一括して発表された中国の経済指標は、いずれも好調だったものの、伸び率が前月比で減少するものが多く、景気の息切れを懸念する動きが出ています。また、市場が一番懸念したのは、7月の金融機関新規融資が前月比で5分の1近くに減少したこと…。やはり、金融当局は引き締めに転じたのではないかと勘繰る動きが強まるものとして、今日の朝の書き込みでも相場の反応が気になる、としておきました。案の定、スタートから冴えない展開が続き、後場に入ると急速に下げ幅を拡大。結局、上海総合指数は4.7%近い、ここ最近最近無いような下げ方をしています。

★10月の建国60周年までは何でもあり
 先日来、これまで実施しなかった1年債発行による資金吸収を実施。最近では、5年債の発行も計画するなどしたほか、融資資金の使途確認など一種の窓口規制を強化していましたから、市場が金融政策の変更を懸念するのも無理はありません。相場もこのところ高値波乱していましたので、金融当局も気にして、「政策変更は無い…」などリップサービスに努めていましたが、目の前に新規融資が5分1という数字を見せ付けられたら、市場は持つはずはありません。今日の急落は、市場が不満を表明した…ということでしょう。現実に、消費者物価も卸売物価も落ち着いていますので、インフレなんか心配する必要は無いんですが…。結局、不動産や株価が上がる資産バブルを懸念しているんでしょう。まあ、10月の建国60周年が終わるまでは、社会不安を引き起こすようなことはするはずがありませんから、一段と下落するようなら、再び、融資の拡大に向かうでしょうし、外貨準備をつかって追加的な景気刺激策も実施してくるでしょう。今回の調整がどの程度のものになるかはまだ検討していませんが、本当のバブル相場はそこからスタートすることになるんでしょう。

 「一旦は下げるよ…でも次に上がるときは問答無用のバクチ相場だよ…」。「次に来るときはそれを覚悟して来いよ」といっている感じがしますが書きすぎでしょうか。

★金融当局の悩みは日米とも同じ
 でもやはり問題は米国です。2000年に偽りの夜明けにだまされてゼロ金利を解除。再び景気の落ち込みに見舞われるという大失態をやらかした日銀の轍をFRBが踏まないことは間違いないと思われます。ただ、万一ということがありますし、市場はどうしても動けないというところでしょう。昨日も、在庫整理の行きすぎが生産の増加につながっているが、問題は在庫が充足されたあとに出荷がともなうかどうか…。昨日発表された米国の卸売在庫の状況を見ても市場予想を上回る減少になっています。一方出荷にあたる売上高は2ヶ月連続してプラス。出荷が伸びても、在庫調整は緩めておらず景気の先行きに企業が慎重になっていることが分かります。

★まさか「偽りの夜明け」にだまされるような愚は冒さないだろう
 このままでは、最近の生産の増加で適正在庫になったあと、出荷が伸びなければ生産が急速に収縮する可能性があります。この状況は、FRBも分かっているでしょうから、FOMC後に景気に対する期待感を強める発言はあっても、政策変更はともなわないものと思われます。問題は、3000億ドルの枠を使い切ろうとしている国債買い入れをどうするのか…。枠を拡大すれば金利上昇につながるし、しなければ病み上がりの金融機関への懸念が生じるし…で、なかなかサジ加減のむつかしいところでもあります。まあ、とにかく、蓋を開けてみないと分かりませんし、為替や市場がどう反応するかも読みきれないところがあります。一時的な調整があっても先高方針には変更はありませんから、ここは冷静に事態の推移を見守るところ…。

★先高期待で、銘柄探し
 まあ、調整してくれたおかげで、25日線や13週線とのかい離修正をするものが増えてきますから、押し目買いには絶好のチャンス。先日は、25日線の方向が変化する…として酉島製作所の25日線接近場面を注目しましたが、その後一気に1430円台まで上昇、25日線も上向きに転じています。また今日は、京三製作所が25日線に振れたところで反発しましたが、今日の安値の404円は以前の高値でもあり、買いのポイントにもなっていました。すかさず買い物が入ったところを見ても、同じように目をつけている人がいるんだな…と、安心したような、また、出しぬかれたような妙な気分に陥ったものです。ここは、全体はあまり気にせず、テクニカル面でテーマ株の買い場を探すのも一法です。

 アルコールが回ってきましたので、この辺まで…。

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多分大丈夫とは思うが、FOMCの政策変更があるか、無いかが最大の焦点…
 おはようございます。心なしかせみ時雨がボリュームダウンしてきたような感じがします。本格的な夏に入りきれないまま、秋になってしまうのでしょうか。

 さて、昨日の米国株は、金融株の格下げや下半期業績に対する厳しい見方が示されたことを受け、金融株が全面安。FOMC(米公開市場委員会)での政策変更懸念も強く、利食い売りが増加。ニューヨーク市場では全銘柄の80%が下落する展開となり、結局、大幅続落して終わりました。これまで、調整らしい調整が無いままに上昇してきた米国株ですが、景気の底打ち懸念の高まりから市場の関心が金融政策の変更の有無に移行。これまでどおり緩和的な政策が持続されるかどうかが、上昇持続の鍵になってきた感じがします。当面、FOMC後に発表されるコメントで、FRBにより国債買い入れが持続されるかどうかが焦点に…。

 この日は、JPモルガン・チェースが、信用保証会社(モノライン)大手MBIAの信用損失が資本を圧迫する…との見通しから、「アンダーウェート」に格下げを実施。また、証券会社アナリストが、「下半期に入っても銀行収益は回復しないだろう」との見通しを発表。株価が下落に向かう可能性がある、としたことから金融関連株が全面安しています。また中小商業者向け金融のCITが四半期決算発表を遅らせたことも市場のムードを悪化させました。

 この日発表された経済指標では、6月の卸売り在庫は前月比1.7%の低下。アナリスト予想の0.9%減を上回り、10ヶ月連続の低下になっています。一方、卸売りの売上高0.4%の増加。前月に続き2ヶ月連続の増加になりました。売上高(出荷)は増加しているのに、在庫の減少が進んでいる…というのは企業が景気の先行きに対し慎重な見方をとっていることの表れでもありますが、先行きに自信をもてば、まだ生産を拡大する余地がある、という見方も出来るわけで、強弱両様の材料とみることも出来ます。

 さて、今週は昨日から始まった財政資金調達がポイントになる…としましたが、昨日行われた3年債としては過去最大の370億ドルの入札は成功裏に終了したようです。ドル高や株安に加え、このところの金利上昇で、債券としての魅力が増していたことで、平均落札金利は市場予想の1.79%を下回る1.78%に落ち着きました。これを受け、10年債、30年債とも金利は低下。今晩の10年債入札への期待感も高まっています。とにかく、今週はこの財政資金調達とFOMC後の金融政策の変更の有無が最大の焦点…。長期金利が上昇傾向に向かうのか否かで株式市場の先行きも大きな変化を迎えてきます。緩和策を止める(まず無いものと思われますが…)ようなことになれば、一旦は相場が下押すことも考えられますので、この2~3日の動きは非常に重要になりそうです。

 テクニカル的には、25日銭とのかい離が増大していたことや、RSIの加熱があったことに加え、ボリンジャーバンドのプラスとマイナスの標準偏差が収縮に向かっており、株価の変動近いことを暗示しています。一旦は中心線への接近場面があるかもしれません。まあ、FOMCも終わってみれば杞憂だった…ということになると思いますが、今市場が気にしていることは、ここまでの相場上昇の基調を支えてきたファンダメンタルの変化をともなうものだけに、軽視することは出来ません。くび木の取れる来週が山場。

 11日の米国株
 ニューヨークダウ 9241ドル45セント -96ドル50セント (1.03%)

 NASDAQ総合指数 1969.73ポイント -22.51ポイント (1.13%)

 S&P500    994.35ポイント  -12.75ポイント (1.27%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万495円 -85円

              (円建て)  1万455円  -125円


 米国株は続落、CME日経平均先物も下落し1万500円を割り込んで帰ってきました。また、米国株の下落で、再び安全通貨指向が強まり、円は急騰。1ドル95円台後半になっています。米国株調整の思惑に加え、昨日発表された中国の経済指標で成長鈍化の兆候が現れたほか、金融機関の新規融資の伸びが急低下しており、今日の中国市場がどのように反応してくるかも焦点。週末のSQを控え、1万500円の攻防が強まりそうで、今日も先物に振られる展開か…。為替、中国、GLOBEX米国株先物…と外部環境に振られやすい動きが予想されますが、今日は債券先物との関連で株の先物のも売られやすく、裁定解消売りの影響も懸念されます。お盆休みで投資家の買い姿勢も低下しており、板が薄くなっているのも懸念材料…。とにかく、一番最初に危機対策に取り組んだ米国金融政策の動向が最大の焦点。

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今日も先物リード…日銀金融当局が気にする「偽りの夜明け」
 晴れたと思ったら、いつの間にか大雨…。洗濯物が乾かないで困ってしまいます。天候異変もそろそろいい加減にしてもらわないと、天変地異までいってしまうとちょっと問題ですね。そういえば、外は相変わらずのせみ時雨ですが、今日初めて「ツクツクボウシ」の声が混じっているのに気がつきました。子供のころ、近所のアイスクリーム屋のおじさんが「ツクツクボウシが泣き出すと背筋がぞっとする…」といっていたのを思い出します。このセミは秋の訪れを告げるそうですが、それにしてもちょっと早すぎはしませんか。これも天候異変のなせる業…?

 さて、11日火曜日の日経平均株価は61円20銭高の1万585円46銭、TOPIXは4.07ポイント高の973.51と、ともに続伸して終わりました。もう夏枯れ相場に入ったのか出来高は19億1000万株と5日連続の20億株割れ、売買代金も1兆3400億円と、お盆を前に、益々見送り気分を強めています。また、日経平均サイコロは9勝3敗、RSIは88.7、25日線かい離は6.7%でした。相変わらず、過熱感を抱えたままの上昇相場ですが、先物筋が休ませてくれませんね。お盆休みくらいはとってご先祖様の供養でもしないと、バチが当たりますよ~。

★今日も結局、先物リードの一日
 今日の朝も、相場環境が中立なので、為替や中国市場、GLOBEX米国株先物など外部環境を見ながらの相場になる…としましたが、終わってみれば立会時間中の日経平均の振幅はわずか75円…。個別では、再度テーマ株に火をつけようと、GSユアサや明電舎を買ったり、静岡県を中心にした地震による道路の補修を思惑した前田建設や植木組、橋梁株などを買っていたようですが、ちょうちんのつきようは、いまいち…。証券関係者も帰省に東名高速が使えなかったらどうしよう…と、心ここにあらず、という感じではないでしょうか。ただ、一時、続落してした中国上海市場が切り返し、インドも高くなると、GLOBEX米国株先物もプラスに転じたことから、引けにかけ先物にまとまった買いが入り、日本株もしまって終わった、という感じでしょうか。

★海外投資家の買いの中味が知りたい
 それにしても、海外投資家の積極姿勢が目立ってきました。中国が金融引き締め観測から波乱商状になると、世界の景気敏感株の割安感が目立ってきた…というところでしょうか。でも、そんな前向きな買いなんでしょうか。いつも書くことですが、米国株がこれだけ上がれば、国債分散投資のポートフォリオのなかの、日本株のウエートが低下してきます。ただでさえ、日本経済への不信感から日本株の組み入れ比率を落としてきたのに、これでは運用上の問題が生じてきますので、日本株のウェートを上げてきたというところでしょう。本来的には、鉄道関連や電池関連、水処理関連など成長性の高い企業を買うのが本筋ですが、彼らの場合は、基本、日本企業に対するリサーチが不足していますので、結局、日本経済自体をあらわすインデックスを買わざるを得ないということになるんでしょう。だから、証券会社別の手口がほしいんですが、取引所は公開しようとはしません。まだ中味は分かりませんが、想像するだけでインデックス銘柄を買うのが嫌になります…。

日米金融当局が気にしていること…市場が気にする「偽りの夜明け」
 さて、市場の関心は今日終わった日銀の政策決定会合から、今晩からはじまるFOMC(米連邦公開市場委員会)に移ります。景気の底打ち感の高まりから、緊急避難的に実施してきた危機対策をどう是正していくか、という、いわゆる「出口論」の検討があるかどうかに注目が集まっています。ただ、景気の状況については、今日の会合後の記者会見で、白川日銀総裁が言った「景気回復の持続に自信がもてない…」の一言に尽きるような気がします。おそらく米国の金融当局も同様な考えだと思います。まず、日米ともに鉱工業生産指数は急速に回復していますが、これは、1-3月期に在庫調整の一環で日本の場合で生産を20%以上も減らした反動が大きいものと思われます。現在は、内外の景気刺激策の影響で、在庫が減少に向かい、これを充足するために生産を増やしている段階。問題は、在庫が適正水準に戻ったときに、需要が回復し、生産と販売がバランスを取れるようになるかどうか…。まさに日米の金融当局者はこの点を疑問視しており、まさにこの点が先行き強気になれないポイントだと思われます。まだ、在庫水準は100を割っており、しばらくは強気の生産が続くものの、出荷がともなわなければ景気が一気に腰折れするリスクをはらんでいます。

 日銀はバブル崩壊後、対策を進める中で90年代半ば、一時的な経済指標の好転をみて、金融緩和策を是正。かえって経済危機を深刻化さえるというミスを犯しています。国際会議の席上、日銀が「偽りの夜明け」にだまされて、金融政策を変更したら危ない…と警鐘を鳴らし続けているのも、自らの失敗に懲りたからに他なりません。FRBもバブル崩壊後の日本の金融政策は調べ尽くしているはずですから、みすみす罠にはまるような愚を冒すことは無いと思いますが、やはり、市場はこの政策ミスを気にしているように思われます。今回のFOMC後の記者会見は「出口論」に言及するかどうかが焦点…。

 まあ、今週は週末にSQを控えていますし、現物市場は夏休みで模様眺め。結局、休みなしにがんばっている先物筋だけの相場…ということでしょうか。今週の日米債券市場の動きによっては来週から相場が厚みを出してくる可能性もありますので、今週は何を買うかに重点を置いてリサーチしておけばいいでしょう。

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ドル高で資金循環に異変…一時的なものか、判断材料の変化か、当面は為替の方向確認が需要
 おはようございます。昨晩、地震の話を書いたばかりですが、今日の早朝静岡県で震度6弱の地震が発生したそうです。インド洋のアンダマン諸島でもマグニチュード7.6の地震が発生したといいます。このところ、富士山周辺での発生が増加しているようですが、冬季に富士山麓で融雪(地表温度上昇によるもの?)している地域があるなど、なにやら起こりそうな予感…。九紫火星の「火」の性には、大規模な火山の噴火も入っているようですが、富士山、大丈夫…?

 さて、週明けの米国株は、先週の地合を受けて堅調にスタートしましたが、ドル高にともなう資源価格の下落を嫌気。石油株や非鉄株が売られたほか、今週発表される消費関連指数を懸念し、小売関連株が売られたことなどから、結局、小反落して終わりました。ゴールドマンザックスが家電量販大手ベストバイの投資判断を中立に引き下げたことが消費関連株全般の弱気を誘ったようです。

 今週は、今晩から始まるFOMC(公開市場委員会)や750億ドルの財政資金調達など重要なイベントが続くことから見送り気分の強い始まりになっています。特に、FOMCについては、大きな政策変更は無いと思われるものの、最近の景気底打ち感の強まりを受け、出口論への言及があるかどうかに焦点が集まりそうです。また、ドル相場が堅調になってきたことから、資源価格やドル安の代替資産として買われてきた金価格にも変調が起きており、当面、この傾向が続くかどうかの見極めも必要になっているようです。ただ、最近の債券売りによる金利上昇とドル高傾向で、明日から始まる財政資金調達がスムーズに行く可能性も出てきており、あく抜けすることも考えられます。

 チャート的には、日足、週足ともさしたる節目もない状態で、日足は、上昇バンドの上限を、週足は加工バンドの上限をそれぞれ指向する方向に変化はありません。今週は、財政資金調達、特に10年債の入札が行われる13日が焦点になりそうです。

 10日の米国株
 ニューヨークダウ 9337ドル95セント  -32ドル12セント(0.34%)

 NASDAQ総合指数  1992.24ポイント  -8.01ポイント (0.33%)

 S&P500    1007.1ポイント  -3.38ポイント (0.40%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万580円 +30円

              (円建て)  1万530円 -20円


 米国株は反落、CME日経平均先物も小幅下落して帰ってきました。欧米株価の下落を受け円がドルやユーロに対して買いなおされており、為替はやや円高方向になっています。相場要因としてはやや弱含みになっていますが、それだけに、為替が96円台に入るか、中国市場の反発があるか、GLOBEX米国株先物の動向は…など、相かわらず外部要因頼みの展開に変化はなさそうです。決算発表が一巡したことで、市場全般は手がかり材料難に陥り始めており、先物の影響が増幅しそうです。今週末にSQを控えていますが、昨日、当面の節値である1万500円をクリヤーしたことで、同値のオプションコールを売っている筋が先物買いでヘッジするか、売り崩しにかかるかで大きく流れが変ってきそうです。買い方としては、かさにかかってきますから買い方有利の展開だと思われますが、いずれにしてもデリバティブ同士の空中戦…。
 ここでは、業績面でも好調が確認された鉄道関連、水処理関連などテーマ株の押し目をじっくり拾うのがベストなやり方か…?買い方が勝つようなら、裁定買いにともなうインデックス銘柄も注目か…。

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為替の決定要因の変化か、それとも財政資金調達の環境作りか…?
 まったく変な天気が続きますね。明けても暮れても雨、雨…。南米ペルー沖で「エルニューニョ」が発生している影響でしょうが、日本の近くまできた熱帯低気圧が台風に変るは、大陸に抜けた、と思った台風8号がもしかしたら、進路を変えて日本に来るかもしれない…。また、一方で、昨日の関東地方の震度4の地震をはじめ、7月後半から、関東以北で小規模地震が相次いでいます。なにやら不安心理が少しずつ増幅しているような感じがします。スーパーに買い物にいくと、根物、葉物とも値上がりしており、消費者の懐にも影響し始めました。テレビを見ると、芸能界の麻薬汚染の話ばかり…なにやら今回は、選挙で政治家さんが身動き取れないときに、徹底してやる…とのことで、もしかしたら芸能界だけでなく、政界、経済界へと広がりを見せるかも…という不吉な話も…。なんだか株式市場だけ別世界のような感じですね。「九紫火星」の星は、物事の最高の状態を示す一方で、間違えると「奈落の底」まで落ちていく意味も持っていますので、用心しながら見ていきましょう。

 さて、週明け10日の日経平均株価は、112円17銭高の1万524円26銭、TOPIXは12.48ポイント高の969.24と、ともに続伸し年初来高値を更新して終わりました。ただ、相場環境は良かったにもかかわらず、市場エネルギーは盛り上がらず、出来高概算は19億9300万株と20億に届かなかったほか、売買代金も1兆4500億円と低水準でした。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは107、RSIは88、25日線かい離はプラス7%でした。相変わらず、騰落レシオを除き赤信号のままですが、今日は25日線が危険ラインの7%を突破して来ました。先週末の、日経平均週足サイコロは8勝4敗、RSIは69と上値余地を残します。

★特殊要因も絡み改善した7月米国雇用統計…市場は好反応
 さて、週末の米国雇用統計は、市場にミニサプライズを与えたようです。GM、クライスラーの再生計画が動き出し、一時解雇した労働者を再雇用した影響で製造業の就業者数の減少に歯止めがかかったほか、雇用増の先行指数になるビジネス支援の減少数が7万人近く減ったこと、政府雇用が前月の48000人減から7000人増に変化したことなどが、好影響を与えました。とにかく、失業率の上昇が止まったことに市場は意外感を感じたようです。長期間、職を失ったままの労働者は依然多くいますので、政府としては慎重な見方を変えていません。ただ、住宅、製造業に加え、雇用の面で変化がおきたことから、先週末はこれまで、慎重な見方をされてきた消費関連や、消費者金融などが買われたほか、住宅指標の好転を映し、住宅建設や不良債権の増加に苦しむ金融株まで物色範囲が広がっています。まあ、想定どおりのコースで進んでいますね。

★円・ドル相場が膠着状態を脱し円安方向へ
 ただ、ちょっと動きが変ったのは為替です。これまで、株高はドル・円売りという流れがありましたが、7月の雇用統計を受けての動きは、ドルが単独で買われる動きになっています。特に、円は、一気に3円近く下落し、一時は98円に接近する場面もありました。これまで、円は、ドル以外の通貨に対してはじり安していましたが、対ドルでは95円をはさんだ小動きに推移してきました。円・ドルの週足チャートを見れば分かりますように95円付近には、13週線、26週線、52週線という強力な抵抗ラインがあり投機筋としても仕掛けづらい状態になっていました。

★売り買いとも厚みを失っていた円・ドル相場…シカゴIMM通貨先物市場は円ドルに集中か?
 シカゴIMMの通貨先物市場を見ると、円高見通しが強いといいながら、円ロング(買い)は2万8269枚、円ショート(売り)は1万7654枚と、最近では、まったく厚みを失っていました。一方、ユーロのロングは6万1443枚、豪ドルのロングは5万6300枚とドル対他の通貨では圧倒的にドル安を予想するポジションが多くなっていました。ドル・円では大きな動きがないとみた投機筋は他の通貨にシフトしていたようです。そんな状態でのドルに対する見方の変化で、円が急落。一気に円安方向に動いてきましたから、投機筋が一斉にドル買い円売りを進めてきたものでしょう。ついに方向感が出てきましたね。これで他の通貨と同じように円安方向に向かう可能性がでてきました。

★為替の決定要因が変化
 このコーナーでは以前から、景気対策、株価対策にいち早く取り組んだ米国の景気回復が先進国の中では一番早くなる、というスタンスを取ってきました。一方、金融緩和や経緯対策で遅れを採ったEUは、回復が遅れ、低金利状態も米国より長く続く…とし、ドル・ユーロでもドル高が進むと見てきました。これまでは単順に金利差だけをみて、高金利通貨が買われてきましたが、米国の景気底入れが始まった以上、今後長期金利が上昇に向かい金利差は縮小していく方向にあります。そうなると、これからは経済のファンダメンタルを評価しようという方向に為替の決定要因が変化していく可能性があります。為替の決定要因は金利差だけではありませんので、先週末の変化には注意する必要がありそうです。

★もしかして、今週の財政資金調達を控えた環境作り…?
 ただ、今回のドル高は投機筋が動いた…と解説されていますが、果たしてそうでしょうか?先々週の前半ニューヨークダウはもたつきましたが、この原因が過去最大級の1150億ドルの資金調達。あまり応札状況がよくありませんでしたので市場は警戒したようです。米国政府としては財政資金調達の遂行は大命題。今週も、12日の3年債(370億ドル)を皮切りに、10年債、30年債と合計750億ドルの調達が行われます。15日に、681億ドルの大量償還がありますので、この乗り換えがうまくいけば問題はありませんが、やはり、応札しやすい環境(ドル高や魅力的な金利水準)を作る必要があることも事実。もし今回のドル高がその環境作りだとすると、見方も変ってきます。この可能性も頭に入れながら、見ていかなければならないんでしょう。ただ、円・ドルについては、方向感が出ましたし、これまで取り組みに厚みを欠いていましたから、投機筋や実需筋を中心にポジション作りが始まる可能性がありますので、円・ドルについては、円安が進行するかもしれません。

★日本株は相変わらず独自性を欠いたまま…円安がポイントに
 さて、ちょっと横道にそれましたが、今日の日本株は相場環境が良かったものの、相変わらず見送り気分が強く、夏枯れ相場になりました。日経平均の振幅をみても100円を下回る低調ぶりです。勢い良く買っては見たものの、GLOBEX米国株先物は安くスタート、米国株高を好感して高く始まった中国株も、金融引き締め懸念がぬぐいきれず下落に転じると、先物から売られ一時は1万500円を割れるところまでありました。先物価格が現物価格を下回り裁定解消売りが出る局面もありましたが、今日は押し目の買い物も厚く、大きな影響は無かったようです。結局、今日も先物リードの動きになってしまいましたね。今日とりあえず1万500円を上回って終わったことで、明日は、オプション筋を踏ませるような先物買いの動きも出てくるかもしれませんね。まあ、お好きに「空中戦」をやられたらいいでしょう。ただ、円安が一段と進行するようなら、海外に仕入れ拠点を持つ消費関連企業にとっては逆風…。とりあえずは為替の方向感を見極めるのが第一…。

 医療費圧縮関連の日本調剤…。本日高値は2595円。このコーナーで注目して1000円近い上昇になりました。まあ、あとは好きにしてください。酉島製作所が、再び1400円大台を回復…。まだまだ色々でてきます。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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