大仏さんの「株やぶにらみ」
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景気指標は全て予想通り…下落は期末特有の需給要因。心配なのは日本
 おはようございます。
 10月の米国株は「期待」と「失望」の間を揺れ動き、終わってみれば、ほぼ前月末の水準に戻っていた…という、高値圏に特有の荒っぽい相場で終わりました。
 昨日は、この日発表された9月の個人消費支出が0.5%減と、5ヶ月ぶりに減少。自動車買い替え支援措置終了の影響が早くも出たことに、景気の先行きへの警戒感が台頭。前日買われた反動もあり利食い売りが増加。反落してスタートしました。また、ミシガン大消費者信頼感指数(10月)が前月の73.5から、70.6に低下するなど個人消費の弱さを確認する指標が続いたことから、次第に下落幅を拡大。同時に、リスク回避の動きが強まりドルが買われ、その一方で、金や原油などドル代替資産が売られたことから資源・エネルギー株が売られ、下落幅を拡大。結局、主力3指数とも2%を大きく上回る下落で終わりました。

 この日は、個別株でも、中小商業金融大手CITグループの破産法適用申請が早まるとの観測や、有力金融アナリストが、シティが10-12月期に100億ドルを上回る評価損を計上する…との見通しを発表。商業用不動産の下落への警戒感が強まり金融株全般が売られました。また、個人消費の弱さを受け、AMEXなど消費関連も売られています。月末の換金売りも手伝い、この日のニューヨーク市場の出来高は16億55万株と急増。騰落状況も値狩り405、値下がり2655と、ほぼ全面安商状になりました。

 米国株は、月末の換金売りに加え、10月末が決算期末になるミューチャルファンドなどが多く、決算対策売りも多かったようです。個人消費支出が減少したことへのショックが大きいように捉えられていますが、自動車買い替え支援策打ち切りの影響は事前に予想されていたこと。もともとアナリストは0.4~0.5%の減少を予定していましたから、結果はほぼ予想の範囲内だった、といえます。また、ミシガン大消費者信頼感指数にしても、前月から低下したものの、昨年11月に記録した55.3の最低水準からは順調に上向いていますから、トレンドが変ったわけではありません。さらに、この日発表されたシカゴ購買部景気指数は前月の46.1から54.2に上昇。市場予想の48.5も大幅に上回っています。生産(47.2→63.7)、新規受注(46.3→61.4)、在庫(38.9→32.2)など項目別にも改善傾向が目立っています。

 こうしてみてくると、ミューチャルファンドなどが、期末の換金売りを急いだ…という、需給関係からの下落が主な要因と思われます。特に、金融株の下落率が大きかったことを見ても、新年度のポートフォリオ形成を意識して持ち高を減らしたことも考えられます。もともと、10月から11月相場は需給関係の悪化を予想してきましたから、今回の下げは想定の範囲内。特に、米国の景気回復が変調をきたしたとか、ファンダメンタルの変化を映したものでは無いと思われます。まあ、想定どおり11月の2週前後をめどに、強気で下値が固まるところを見ていくことでしょう。

 30日の米国株
 ニューヨークダウ 9712ドル73セント -249ドル85セント (2.51%)

 NASDAQ総合指数  2045.11ポイント  -52.44ポイント (2.50%)

 S&P500   1036.19ポイント  -29.92ポイント (2.81%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9740円  -270円

              (円建て)  9715円  -295円


 米国株は急反落、CME日経平均先物(円建て)は300円近く下げ9700円付近で帰ってきました。為替は、リスク回避からドル・円が買われ、一方、ドル対円では、円が買われ一時89円台に上昇しています。何度か書いてきましたが、日本株にとって最悪の状況が出始めました。以前から、リスク回避の姿勢が強まったときに米国株が下落すれば、一方的に円高が進行する可能性がある…と書いてきましたが、昨日の動きはまさにその通りの状態。円高の進行→CME日経平均先物安→日本株下落という図式が出始めています。日本の景気は内需の弱さを、なんとか外需でカバーしてきましたが、ここで円高が進行すればこの回復トレンドにも水を差しかねません。デフレ傾向も助長しますが、日銀はデフレを認めず、これ以上の金融緩和を敬遠。政府も、来週の急落場面では、「株価の上げ下げに一喜一憂しない…」とか何とか言って、逃げをうつんでしょう。まさに日本経済には八方塞の閉塞感が生まれつつあります。昨日の話しでは無いですが、民主党政権は日本の経済をどうしようとしているんでしょうかね~。これまで、日本の株に期待をつないできましたが、今のていたらくでは、海外投資や商品投資など他の金融商品のことを真剣に考えざるを得なくなりそうです。

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上がるも下がるも米国株次第…経済的には無政府状態の日本
 30日週末の日経平均株価は143円64銭高の1万34円74銭、TOPIXは12.41ポイント高の894.67と、ともに反発して終わりました。出来高概算は17億9000万株、売買代金は1兆3400億円と、週末要因も重なり前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは82、RSIは56、25日線かい離はマイナス0.4%でした。今日は、米国の第3・四半期GDPが予想を上回る、というミニサプライズと、月末のドレッシング商いに助けられ、何とか帳尻を合わせて終わった…という感じでしょうか。

★弱気をふるい落とした後の動きは軽かった…
 さて、昨日の米国のGDP数値の発表には驚かされましたね。普通なら、市場の事前予想3.3%を上回る3.5%増になった、ということで相場的にはそんなに大きなインパクトにはならなかったはずですが、前日には、最近、当たり屋で定評がある大手銀行が、3.3%増から、2.7%増に下方修正するレポートを発表し、あらかた織り込んだ後だったので、市場には「サプライズ」と受け止められたようです。特に、昨日は出来高が17億株近く出来ていましたので、結構、狼狽的に売った投資家も多かったのかもしれません。相場的には、気迷い筋をふるい落とす効果があり、昨晩の200ドル近い上げにつながったものと思われます。

★米国の輸入の増加は日本企業への「微風」
 今回のGDPの数値では、5四半期ぶりにプラス成長に返り咲いたわけですが、主因は低燃費車の買い替え支援に支えられた個人消費(前期比年率3.45増)や新規住宅取得への所得控除を好感した住宅部門の好調(同23.4%増)、景気刺激のための政府支出増(同2.3%増)など、政府が実施した景気てこ入れ策が効果を上げた格好になっています。景気は回復色を示しているものの、企業は生産拡大には慎重で、設備投資は5・四半期連続で減少。企業は在庫管理を徹底しながら在庫の積み増しを図る程度に生産をとどめています。一方、ドル安効果から、輸出が14,7%という大きな伸びを示しており、今後もドル安が続き輸出が増加すれば、この分野から設投資が回復してくる可能性を示しています。一方、個人消費の堅調を映し、減少傾向にあった輸入が16.4%の増加に転じており、日本経済にとっては期待がもてる状況も生まれています。

 自動車買い替え支援策は10月に終了し、住宅取得支援策も11月末に期限が迫り、現在延長の可否について検討されており、もし基本方針通り支援策が終われば、第4四半期は成長が鈍化するのでは…という見方もあります。しかし、新興国の景気好調に加え、ドル安が輸出を刺激しており、今期も輸出の増加期待がもてるほか、10月から新財政年度に入り、政府の支出増加が期待できることなどから、案外、堅調な数字が続くのかもしれません。日本の輸出関連には「微風」が吹くことになるんでしょう。

★日本は経済に関しては「無政府状態」…日経一面連載記事が証明
 さて、昨日は民主党政権の経済への無関心ぶりについて書きましたが、今日の日経一面の連載「政権」で、同様なことが書いてありました。読まれた方も多いと思いますが、16日に開催された月例経済報告の会議風景について取材した内容です。冒頭から、「早く終わってくれという雰囲気に包まれていた…」、「景気について熱心に語るメンバーは皆無だった…」とあります。まさに、日本経済が浮沈の渕にあるという認識が今の政権内にまったく無いということが、鮮明に伝えられています。景気よりもマニフェストの実施の方が大事…という事なんでしょう。本当だと、すると、これは大変なことです。海外の投資家は、新政権の経済政策が見えないとして日本への投資に慎重になっていますが、政策そのものに無関心となると話は別。新興国や他のアジア各国は必死になって景気対策に取り組んでいるんですから、下手をすると政権の態度は「日本売り」につながるかもしれません。今日の連載の内容を海外投資家が読んだらどういう印象をうけるのでしょうか。

 やはり民主党は自分の縄張りについては強い「テクノクラート」の集まり…か。世界の政治・経済が激動し、グローバルなパワーゲームが始まっているのに、同党の外交や政策をみると内向き指向を強めるばかり。誰か、グランドデザインを描ける政治家はいないのでしょうか。今後は民主党の政権担当能力が最大のリスクとして、相場観を組み立てる必要があるのかもしれません。(断っておきますが、政治的に民主党を非難しているわけではありません。純粋に投資という観点から、政局を見た時にリスクと考えざるを得ない…ということです)

 折角、閉塞的な日本経済に海外から追い風が吹こうとしているのに、これを景気回復につなげられないというのも残念な話です。せめて、政治が景気回復の足を引っ張ることが内容にしてもらいたいものです。なにしろ、建築基準法の改悪、金融商品取引法などで景気回復の芽を、政治や行政が摘み取ってきた…という、すばらしい実績をお持ちですから。

★日経平均は上昇トレンドを維持したが、上値圧迫は強まる
 さて、昨日の書き込みで、今日、26週線を回復して終わればOK…としましたが、引け値では26週線(9963円)を上回って終わり、とりあえず上昇トレンドを維持して終わりました。ただ、25日線を上回ることは出来なかったほか、下落ピッチを早めており下落圧力は増加。また今日の日経平均高値は13週移動平均線(昨日1万48円)を意識して終わっており、再び、13週、26週にはさまれたレンジ相場に入ってきました。ただし、以前と違い25日線と13週線がいずれも下降に転じており、今後は上値圧迫を強めてくることは懸念材料です。今日の相場も、米国株高を受け「ドーン」と上がったものの、より後の終日値幅はわずか65円にとどまっており、依然としてこう着状態が続いています。

★来週から、「神無月」が終わり、相場の神様がお帰りになる
 現在の日本株は、前日の米国株次第で寄り付きの相場が決まり、あとはこう着状態が続くという、無機質な相場状況になっています。まさに国内からの手がかり材料が決算発表以外に無いといういびつな状況。少なくとも経済面では「無政府状態」になっています。結局、最後は政治問題に落ち着いてしまいます。本当に、なんとかならないものでしょうか。自民党さん、モットしっかりしてくださいね。さて、来週から11月相場に入ります。「神無月」も終わり、相場の神様も出雲の国から帰ってこられます。政治の神様もおられたら東京に戻られるはずですから、鳩山さんに喝を入れてくださることを期待しましょう。でも11月は二日しんぽ…格言どおり荒れなきゃいいが…。

 酉島製作所、予定通り1550円割れから反転。日本調剤、本日決算発表。中間期の進捗率は50%」超え、通期予想EPS187円は増額含み…三角持合離れの来週の相場に期待。メガチップスの下方修正幅は思ったより少なかった…。

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米国GDP発表が「ミニサプライズ」…期待値に実体が追いつきだした?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、第3・四半期のGDPが3.5%のプラスと市場予想(3.3%成長)を上回ったことを好感。買い先行でスタートしました。また、株価が反発したことで、ドル相場が軟化。これを受け、原油や金、資源価格が上昇したことからエネルギー株などが買われ指数を押し上げました。また、弱気筋が拠り所としていた住宅取得時の減税や低燃費車の買い替え(8月末に終了)などの一時的支援策を除いてもプラス成長に回帰したことから、前日売られたキャタピラーやアルコアなどの景気敏感株が買戻しなどから急伸。ほぼ全面高となり、主流3指数とも急反発して終わりました。
 
 この日は、通信機器大手モトローラが、市場予想の前期並みを上回るEPS0.02ドルを計上したことや生活用品大手P&Gが予想を上回る好決算を発表するなどダウ採用銘柄に好材料が相次ぎ、ニューヨークダウやS&Pなど主力指数の上昇率がハイテク株主体のNASADQ総合指数の上昇率を上回っていました。ニューヨーク市場の出来高は14億5500万株と前日比では減少。騰落状況は値上がり2502、値下がり546。

 この日発表された週間失業保険申請件数(~24日)は、53万件で、前週から1000件の減少。ただ、アナリスト予想の平均値52万1000件はやや上回っています。ただ、トレンドをみる4週移動平均は52万6250件と前週比で減少。8週連続で減少傾向にあり、雇用状況が改善傾向にあることを示しました。また、受給者総数(~17日)も579万7000件と前週比較で14万8000件の減少になっていました。

 米国経済の先行きへの不信感は根強く、前日は、大手銀行が第3・四半期GDP見通しの引き下げをレポートで発表したことから、出来高をともなった失望売りが出て急落していました。しかし、この日は、予想を上回る好調な数字が発表され、「失望」の裏返しのような現象から買い気が戻っています。前日のレポートで弱気筋をふるい落としたことで、動きやすい状況が出来上がったようです。この日実施された7年債の入札は応札倍率が2.65倍と前回水準(2.79倍)を下回る不調となり、市場金利は上昇。債券投資への手控え気分が強まったことも株式にはプラスに作用しました。やはり、国債入札の終了が相場の分岐点になったようです。
 あらためて1万ドル大台に挑戦する動きが始まりそうですが、以前から指摘している長期持合の壁は予想以上に大きいと思われ、まだ何度かの上値トライの必要がありそうです。特に、今後米国経済をリードすると思われるテクノロジー株のウェートが高いNASDAQ総合指数はまだ25日線を下回ったままですので、この回帰が急がれます。

 29日の米国株
 ニューヨークダウ 9962ドル58セント +199ドル89セント (2.05%)

 NASDAQ総合指数  2097.55ポイント  +37.94ポイント (1.84%)

 S&P500   1066.11ポイント  +23.48ポイント (2.25%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万50円  +170円

              (円建て)   1万30円  +150円


 米国株は急反発、CME日経平均先物は1万円大台回復で帰ってきました。また、懸念材料だった円相場も、米国株高によるリスク選好の回帰から主要通貨に対し円・ドルが軟化。対ドルでも円が売られ91円台半ばの取引になっています。今日は相場環境は「順」となっており、昨日の先物の買戻しや機関投資家のヘッジ売りの買い戻しなどから、堅調なスタートが予想されます。昨日に続き、TOPIX採用銘柄の不動株比率見直しから、ファンド勢の大型株買いが予想されるほか、米国GDPのプラス成長回帰から、輸出関連株の買い直しも予想されます。ただ、週末控えであるほか、今日が決算発表の前半の山場にあたることから、見送り気分が強まり、先物の動きが先行する展開か…?為替、中国株、GLOBEX米国株先物など外部環境に振られやすい展開が続きそう。

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意外な底堅さを見せた日本株…新政権の景気認識の低さが気になる
 29日木曜日の日経平均株価は、183円95銭安の9891円10銭、TOPIXは6.54ポイント安の882.26と、ともに3日続落して終わりました。出来高概算は26億4289万株、売買代金は1兆8669億円と、ともに前日比で急増しています。TOPIX算出のための不動株比率の見直しが明日おこなわれるため、ファンド勢が今日の引けにかけ時価総額の大きい銘柄の買い付けをおこなったことが、TOPIXの支えにつながったようです。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは83、RSIは52、25日線かい離はマイナス2%に拡大しています。ドルが強くなり、世界的に金利が上昇したため、世界の市場が方向感を見失って、戸惑っているようですね。

★ドスンと落ちた後はこう着状態
 さて、今日は米国の新築住宅販売総戸数(9月)が大幅に市場予想を下回り、半年振りにマイナスになったことで、ニューヨークダウは3日連続で三桁台の下落。相変わらず主要通貨に対しドル、円の強さが目立ちますが、円対ドルでは、米国株が下落した分、ラストリゾートとしての円が買われ、一気に90円台前半まで上昇。これを受け、CME日経平均先物も、一気に9800円台まで下落。まさに、最悪の環境でのスタートになりました。先物筋も当然売り仕掛けに動いてきますから、予定通り安く始まったものの、大型株への買いが続いたことから、意外と底堅い動きになりました。結局、ドスンと落ちたものの後は大きな動きも無く相変わらずの膠着相場だったということでしょうか。日経平均の習字値幅は95円幅にとどまっています。

 まあ、最近円安を好感して買われたハイテク株が売られた分だけ、日経平均が余分に下げた…ということでしょう。もしかしたら、NT倍率が2000年4月の12倍台以来の水準まで拡大しているので、「日経平均先物売り・TOPIX先物買い」などというロングショートポジションを組んで、電力など大型株買い、ハイテク株売りなどやっていないでしょうね。まあ、海外筋は何をしてくるか分かりませんからね。
とにかく、米国の国際入札が早く終わり(今晩の7年債310億ドルの入札)、為替や、金利の自然の姿がどうなるのか見ないと次の判断は出来ません。とにかく、昨日も書きましたように、今日は月末に近いし、売るべきものは売っておけ…という動きも手伝い下げ幅が拡大した…ということでしょう。

★為替にも、株価にも、景気にも無関心…マニフェスト至上主義が禍根を残しそう
 それにしても、民主党政権の景気への能天気ぶりは、感嘆に値しますね。今日の参議院での論戦で自民党議員の景気への質問に際し、藤井財務大臣は、「おかしな予算配分を正すのに、政治的な空白を生じ、一時的にゼロ成長になっても構わない…」など、とんでもない発言をしてくれています。世界中の政府が、景気対策が十分でないとし、対策の空白を作らないように、次の景気対策を模索。資源産出国の場合は、資産価格の上昇という弊害が出始め、早くも引き締めに動き始めているにもかかわらず、日本の政権は、歳出カットに罹りっきりで、円高が景気の足を引っ張ろうが、株価が1万円を割ろうが、我関せず…という感じです。昨日、第二のリーマンは日本だ…という、米国のエコノミストの話を紹介しましたが、このままではもしかしたら本当にそうなるかもしれません。

★続々生まれる新分野のシェア争いが始まっているのに…
 日本国内が金欠病になっているにもかかわらず、資金供給量を増やさない日銀、自民党政権の輸出優先政策が間違っているとして、海外景気回復の恩恵を受け始めた流れを、無理やり内需の方向に捻じ曲げようとしている民主党…マニフェストにこだわるのは分かりますが、自然の流れを押さえ込むのはいかがなものでしょうか。日本経済は、目先嫌な方向へ向かいつつあるように感じます。世界では、原子力発電、鉄道建設ブーム、LED、電気自動車、省エネルギー、造水、スマートグリッドなど新分野が産声をあげ、グローバル企業が主導権を握ろうと、シェア争いを繰り広げています。本来なら、国が手助けするべきなのに、介護だ、教育だ、内需だ…とお題目のように唱えていては、グローバルな競争に負けてしまいます。

★韓国の自前主義が成功したら、日本は用無し
 例えば、韓国をみると、これまで造船や液晶分野で日本のシェアを奪っていきましたが、成長すればするほど、日本からの艤装品や素材・部品の輸入が増え、トータルでは日本に負けてしまうという流れになっていました。しかし、新たに進出するリチウムイオン電池については、部品や素材を内製化する方針を出しており、これまでとは違う流れが始まっています。もしこの流れが定着すると、一旦、遅れを取ったら、日本からの部材輸出も期待できない状態となり、まさに成長から取り残されることになります。日本の研究開発力は強い…と変な信仰みたいなものがありますが、最近、世界で開催される展示会などで、日本の新製品のレベルの低さに驚かされることが多いという、投資関係者
の話も出ている状況です。

 まさに、いま日本のお家芸の技術開発力の足元が崩れ始めようとしているのですが、今の、民主党の政策にこだわれば、確実に日本はグローバルなシェア争いに一歩引けを取ることになるのは間違いないことでしょう。まあ、教条主義を捨て、もう少し柔軟に世界の趨勢を眺めてほしいものです。中国や米国、韓国や台湾、欧州などは競争相手がハンディを背負った…として、ほくそえんでいるのではないでしょうか。最近、ちょっと心配になり始めています。

 さて、当面の相場状況については昨日も書きましたので、今日は、経済の趨勢と政策が齟齬をきたし始めていることへの懸念を書きました。せめて、グローバルな活動の足を引っ張ることだけはしないでほしいものですが、法人税の引き上げなどといい始めたら、大手企業は本気で本社を海外に移すことを考えるようになるかもしれません。まあ、心配しても仕方が無いことですが、韓国の変化については、日本の将来に暗雲を投げかけるものとして、真剣に心配すべきだと思うのですが…。

★当面の下値には届いた…明日の引け値で26週線を回復できたら良し
 さて、日経平均は本日、当面の下値とみた26週線を80円ほど割り込んで終わってきました。9月末から10月はじめにも、同様に26週線を割り込みましたが、この時、週末には同線を回復し終わっていますので、明日の引け値で26週線を上回れるかどうかが注目されます。月末のドレッシングがありますのでその可能性は強いのですが、いずれにしても、特殊な売り要因がかさむ11月が本当の勝負の場。いま、変に強気してもイライラさせられるだけのような気がするんですが…。
今月はじめとことなり、長期の52週線が上昇を始めており(9120円台に位置)、相場がガタガタに崩れることは考えにくいところです。

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米国株は、期待の先走りの修正と政策要求の下げ…?
 おはようございます。
 ドルが強含み始めたことは、世界の市場にミニショックを与えたようです。またドルが高いままで、株価が下落したものですから、再びラストリゾートとしての円が買い直され、円は主要通貨の中で独歩高しています。株式市場にとっては、とんだとばっちり…という感じですね。

 さて、昨日の米国株はアジアや欧州の株安から、続落してスタート。途中、9月の耐久財受注が前月比で増加したものの、予想の範囲内にとどまったことから株価の支えとはならず、その後に発表された新築住宅販売総戸数(9月)が、市場予想を大幅に下回ったことを嫌気。KBホームやアルコア、キャタピラーなど住宅関連が売られたほか、先日発表の冴えないコンファレンスボード消費者信頼感指数を受け、小売関連株が売られるなど、全般に利食い急ぎの動きとなり、結局、主力3指数とも大幅に下落して終わりました。

 これまでしっかりしていた、景気敏感株が多い、NASDAQ総合指数の下落率が大きかったこともこの日の特徴でした。ニューヨーク市場の出来高は16億79847万株と急増しており、投資家の見方が変化したことを予想させます。また、ニューヨーク市場の騰落状況は値上がり322、値下がり2777と、ほぼ全面安商状。

 この日は、住宅関連に冴えない指標が続き、11月末の新規住宅取得支援措置の期限切れを控え、市場を神経質にさせています。新規住宅販売総戸数(9月)は前月比で3.6%減少し、年率40万2000戸になりました。前月の41万7000戸から減少したほか、アナリスト予想の平均値44万戸も大幅に下回っています。販売戸数が6ヶ月ぶりに減少したことに市場はショックを受けたようですが、アナリストは、在庫水準が27年ぶりの水準に低下していることや、販売価格が持ち直していることから、業界全体は回復基調にあると、比較的強気のスタンスを維持しています。

 問題はこの日発表された週間住宅ローン申請(~23日)の数字。申請は前週比12.35減少し、3週連続減となりました。ローンの借り換えが前週比16.2%減少したほか、新規住宅建設用ローン申請も5.2%低下しています。この要因が、住宅ローン金利の上昇。30年ものローン金利は前週比0.03ポイント高の5.2%に上昇。全般的な金利上昇を受け、5%台に上昇。住宅ローンの利用意欲を鈍らせています。また、11月末に期限を迎える支援策についても、手続き上、今の時期では間に合わなくなることも住宅取得を手控えさせており、何らかの継続策が実施されないと、住宅建設に影響を及ぼしそうな可能性が強まっています。

 米国株は、商いをともないながら下落。100ドルを超える下落が3日連続し、市場のセンチメントが弱気に傾き始めたことを示しています。またこの日は、ゴールドマンザックスがレポートで、従来3%としてきた7-9月期のGDP見通しを2.7%に下方修正したことも市場心理を冷やしていたようです。当面の展開については昨日も解説しましたが、株価は、早すぎる出口政策に対して警告を発し始めたようです。すでに、住宅取得支援策の来年4月までの延長に加え、議会を中心に景気刺激策の積み増しの動きも出ており、やがて市場は落ち着きを取り戻してくるものと思われます。昨日も書きましたように、ドル高は米国への資金還流を意味し、世界の株や商品、景気にとってマイナス効果をもたらします。昨日もドル先物相場は主要6通貨のバスケットに対し0.5%上昇しており、当面は、この動向が相場で直りの鍵になります。当面、10月第一週につけた週足陽線の寄り付き9500ドル付近が焦点になりそう(詳しいテクニカルな分析はまだ十分ではありませんので修正することはあります)です。

 28日の米国株
 ニューヨークダウ  9762ドル69セント  -119ドル48セント (1.21%)

 NASDAQ総合指数  2059.61ポイント  -56.48ポイント (2.67%)

 S&P500   1042.63ポイント -20.78ポイント (1.96%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9895円  -185円

              (円建て)  9880円 -200円


 米国株は続落。CME日経平均先物も下げ幅を拡大し、1万円大台を割り込んで帰ってきました。トップにも書きましたように円はラストリゾートとして、強含んでいるドルに対しても買われ、1ドル90円台後半の円高で帰ってきました。今日は寄付きからCMEの先物相場にサヤ寄せする格好で軟調スタートが予想されます。このところ、ブラジルや中国など新興国市場で資産価格の上昇を懸念する動きから課税措置や選別融資、窓口規制が強化されており、一時的に市場が軟化。ドル・円への資金還流が詰まる動きになってきました、特に、米国株の軟化は円の独歩高を誘発しかねませんので、目先的には注意が必要です。昨日発表の裁定買い残は1兆5600億円台まで拡大していますので、先物の売り崩しにともない解消売りがでて、予想外の下落幅が出ないとも限りません。まあ、今日も見送りが無難…か。

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海外株安や為替の円高転換から、先物筋に売り崩される…
 昨日から家の前でまたわけの分からない工事をやっている。削岩機やミニシャベルが穴をほりまわり、騒音を撒き散らしている。今日も終日騒音を撒き散らしていた。やっと終わったと思ったら、工事ででた廃材を電動カッターで細かく切っている。もう5時間以上続いているが、これが一番神経に障る。イライラしていたら吐き気までし始めた…。そんなもん、ハンマーで叩いたらすぐ割れるだろう。ご近所の工事だから文句も言えない。相場も悪いし、この二日間、ストレスが溜りっぱなしだ…。

 28日水曜日の日経平均株価は137円41銭安の1万75円05銭、TOPIXは6.68ポイント安の888.80と、ともに続落して終わりました。出来高概算は18億1950万株、売買代金は1兆3505億円と、ともに前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは85、RSIは62、25日線かい離はマイナス0.3%と、とうとう25日線を下回ってしまいました。26日にRSIが88の加熱サインを出したとき、たいしたことはないだろう…と高をくくった書き方をしましたが、後から見れば立派に危険信号を出していたわけです。いつも、自分の気持ちほど当てにならないものは無いなどと書きながら、勝手解釈した結果がこれです。大いに反省しなければいけませんね。単純な指数ほど、素直に信じなければいけません。

★過剰流動性減少への恐怖が市場を萎縮させた?
 さて、世界の株式市場が米国の政策変更が近いのではないか…と、動揺しています。輪転機を回しまくってドル紙幣を印刷し、世界中に散布。これが過剰流動性となって新興国をはじめとする世界の株式市場や商品価格を押し上げましたが、米国の政策変更とともに、ドルが米国内に回帰するかもしれない…と、市場がちょっと疑っただけで、これだけの変化が出ています。あれだけ元気が良かった上海やインド、ブラジルなど火が消えたようになってきました。今日の日本株も、ホンダの決算増額修正と言うサプライズ材料がありましたが、全体を引っ張るにはいたらず、一方で、為替が強含み91円に接近したことから、外資系証券からCTAと思われる先物の売りが増加。引けにかけても弱含み。結局、続落して終わっています。

★FRBは出口戦略を市場に打診…答えは「NO」のようだが
 FRBとしては、自分たちが考えていた以上に景気の回復ピッチが早く、早急に超金融緩和の「超」を取る作業に入りたい、と感じ始め、マスコミを使って市場にちょっとサインを送ってみた…というところでしょう。市場の反応について、米国金融当局がどう感じたかは知るべくもありませんが、予想外に反応が大きかったのは間違いないでしょう。 市場が注目している、新規住宅取得の支援措置についても、「13ヶ月間延長し、だんだん絞り込んで、最後には廃止する…」と、連銀関係者に語らせ反応をみましたが、市場は早すぎる…と「NO」という答えを返しています。解説では、米国の経済の先行き懸念から下げた…といいますが、むしろ、FRBは先行きに自信を持ったからこそ、出口政策に取り組む姿勢をにおわしたということでしょう。バーナンキFRB議長は日本のバブル崩壊への対処策の失敗を研究し尽くしているといわれますので、まさか「偽りの夜明け」にだまされることは無いと思いますが、出口政策を市場に打診し始めた…ということは大きな変化ですから、今後の景気実態には大いに注意を払わなければなりません。

★ドル高は財政資金調達円滑化の環境作り?
 ただ、ちょっとひがんだ見方をすれば、前回の巨額の財政資金調達の折にも、ドルが高くなった記憶がありますが、今回も過去最大の資金調達にあわせるように、金利が上昇。入札が近くなるとともに、金利上昇にあわせてドルが上昇しており、海外の投資家が米国債を買いやすいような環境作りが行われた可能性があります。明日の夜7年債310億ドルの入札が終われば、再び、ドルが軟化し、再び、新興国株や商品が買われる…ということになりますが、果たしてどうか?

★景気回復の真偽は温度計である金利で判断
 FRBが肌に感じていると言われる景気の回復感は、奈良の片田舎に居る身では分かりようがありませんが、景気には金利という体温計がありますから、当面は、金利の動きを見ながら判断していくことにしましょう。昨日は、3.5%台まで上昇していた10年債金利は、2年債の入札がうまく行ったことから3.4%台に軟化していますが、入札終了後も上昇傾向をたどる、となると景気回復の可能性がかなリ強まって来ることになります。今、もっともリスクが高い金融商品は債券それも長期債だと思われますが、昨日も書いたように、最近金利が上昇した、ということは債券売りが増加したことの裏返しの減少でもあり、いま、市場には潤沢な待機資金があることになります。でも、今みたいに株価の高いときには買いに出てきませんから、多くの投資家が高いキャッシュ比率を抱えて、押し目を待っている状態と考えることができます。そんな時に深い押しが入るものでしょうか。

 一部に、もう今年の株価は高値をつけ、今から悲惨な下げが来る…と予想する米国のアナリストがいるようですが、そんな急落するほど上げてもいないし、投資家心理が一段の上昇を確信するほどの天井圏特有のメンタル的な特徴も出ていません。やはり、11月は勝負の月になりそうな感じがします。

 まあ、会員のかたから弱気の話が増えてきましたので、あえて理詰めで相場を見つめなおしてみました。もう、ややこしい電話をしてこないでくださいね。

★13週線が下落に転換…上値圧迫強まり、下値は26週線を意識へ
 さて、昨日もどちらに向いていくかわからない25日線の支持力は落ちており、当面、26週線(昨日9975円に位置)がめどになりそう…としてきましたが、今日25日線を切っただけでなく、下落率が拡大し始めたことが気になります。また、これまで、ともに上昇している13週線と26週線の間に挟まれ右肩上がりの動きをしてきましたが、一時的に13週線を上回ったものの、昨日再び、レンジ内に押し戻されたほか、13週線は週末の1万284円から昨日は1万273円に低下。13週線が下降に転じ、株価を圧迫する動きになったことは要注意です。

 中期的な指標では、日経平均の週足サイコロは6勝6敗、RSIも54と過熱感はなく、深押しは考えにくいところ。当面は26週線を下値支持として下値探しの動きになるのではないでしょうか。昨日も書きましたように、11月は、米国で下落要因が重なりますので、弱含むかもしれませんが、以前から買いてきたように、この押し目が年内最後の買い場になるはずです。何時ごろ…という質問が一番困るのですが、日経平均日足の一目均衡表をみると、11月10日に雲のねじれがあり、変化するとすればこのあたりか…?

★気学でも11月は「陰」から「陽」への転換点
 占いの話を書くと、嫌な顔をされますが、この欄で紹介したようにこれまで、的確に相場を見通してきたはずです。9月~11月は、年盤の「9紫火星」と相性の悪い月が続くので、しばらくは重たい動きが続くとしてきました。ただ、12月の「四緑木星」から、2月の「二黒土星」にかけては、相性が好転しますから、相場的にはかなり期待が持てるはずです。まさに、11月は、陰から陽への転換点になると思いますが、果たしてどうか。ファンダメンタルとあわせながら注視していきたいと思います。

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再び債券との綱引きが始まった米国株…IBMの自社株買い倍増が市場を支えた
 おはようございます。
 米国株は、金融当局の超低金利政策の修正への懸念から戸惑い商状を強めています。昨日の米国株は寄り付き前に発表されたS&Pケース・シラー住宅価格指数(8月)が主要10都市、20都市とも前月比で1%以上上昇。前年比では下落傾向が続くものの、対前月比では4ヶ月連続で上昇したことを好感。反発して始まりました。ただ、コンファレンスボードの消費者信頼感指数(10月)が、市場予想を大幅に下回ったことを嫌気。一時前月比でマイナス圏に落ち込む場面がありましたが、IBMが自社株買いの枠を92億ドル(9月末の自社株買いの残り42億ドルに、新規に50億ドルを追加)に拡大したことを好感。ニューヨークダウは小幅に反発して終わりました。
 
 ただ、予想外の消費者信頼感指数の悪化から、消費財関連株が売られたほか、中国検索大手百度の10-12月期売り上げ見通しが市場予想を下回ったことから10%以上下げたことなどから、NASDAQ市場での利食い売りが増加。結局、NASDAQ総合指数とS&P500は3日続落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は19億9627万株と前日比でわずかに増加。騰落状況は値上がり1053、値下がり1977となりました。

 この日は、2年もの国債440億ドルの入札が行われましたが、ドルが前日に続き堅調に推移していることや、弱い景気指標が出たことから債券市場が堅調に推移。入札は順調に消化されました。応札倍率は3.63倍で07年8月来の倍率になったほか、海外中央銀行の応札状況をみる間接入札比率は、過去の平均42.6%を上回る44.5%に達しました。入札が順調に進んだことで、債券市場の見直しが進み、株式市場から資金が流出したことも、株価にマイナスに作用したようです。

 米国株は再び、債券市場との綱引きが始まりましたが、今晩は5年債410億ドル、明日は7年債310億ドルの入札が実施される予定で、入札をスムーズに実施するため、ドル高基調を維持する動きが続くかもしれません。このため、資源価格の軟調な動きが続き、欧州市場など他の株式市場で資源・エネルギー株が売られ株価の足を引っ張っています。昨日も書きましたように、当面は、財政資金調達後の金利状況が焦点になります。米国内では、株価が動きを止めたことで、先行き強気と弱気の意見が対立し始めており、今後発表される景気指標によっては相場が波乱することも予想されます。特に、金融当局が金融政策変更のタイミングを探るため、政策変更をにおわし市場の反応を見る動いを始めており、これも市場の警戒感を強めそうです。ただ、金融当局が政策変更を意識する背景には、景気が予想を上回るスピードで回復しているとの見方が内在していると見られ、景気敏感株にはマイナスの話ではないと思われます。いずれにしても、今後の株価を決定するのは債券市場の動き…。財政資金調達終了後の為替、金利の動きが焦点に。当面は、25日線か13週線を意識した展開。ドル安が世界の株価上昇を支え、新興国などに流入したドル資金が再び、米国債購入資金として米国に還流する構図が崩れると、これはちょっと問題です。

 27日の米国株
 ニューヨークダウ 9882ドル17セント +14ドル21セント (0.14%)

 NASDAQ総合指数  2116.09ポイント  -25.76ポイント (1.20%)

 S$P500    1063.41ポイント  -3.54ポイント (0.33%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万160円 -90円

             (円建て)   1万150円 -100円 


 米国株は、高安まちまち。CME日経平均先物は、続落し1万100円台に軟化して帰ってきました。また、為替はドル、円がユーロに対して上昇したものの、ドル対円では米国金利の低下から円が買われ91台後半の取り引きになっています。円が強含んだことや日本のハイテク株との連動性が高いNASDAQ市場が安かったことから、日経平均先物が売られており、今日の日本株も手がかり材料難から先物に振られやすい展開になりそうです。いまだに景気対策の詳細も示されませんので、日本経済は碇の切れた船が大海を漂流しているような状態…。海外投資家からも日本経済の先行きを懸念する動きが強まり、日本が第二のリーマンになるなどという非見識な見通しを出す投資家も出てきています。そろそろ、民主党政権も日本経済の進むべき方向性や経済活性化の具体策を示す時期に来ていると思うのですが。世界の株式市場が弱含んでいるだけに、海外ヘッジファンドなどの日本叩きが懸念されます。今日も耐える一日か?

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世界の株式市場が米国の金利上昇を懸念…
 27日火曜日の日経平均株価は、150円16銭安の1万212円46銭、TOPIXは15.24ポイント安の895.48と、ともに反落して終わりました。出来高概算は19億1803万株、売買代金は1兆3772億円と前日比ではやや増加に転じました。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは90、RSIは75、25日線かい離はプラス0.9%でした。25日線は前日の1万126円から、1万123円い低下。このところ方向感の定まらない動きをしています。まあ、米国株が2日連続で100ドル以上下げたんでは、ちょっと先行きが心配になってきますね。今日、13週線を切りましたので、次は25日線の下値支持力を試すことになりますが、方向感がさだまらないだけにどの程度の力を発揮するかは疑問。もしかしたら、26週線(9930円)付近まであるかも…。

 さて、米国株は2日続落。CME日経平均先物も二桁の下落…。唯一の好材料は為替市場の1ドル92円台だけ、という状況で始まった本日の日本株でしたが、反落して始まった後、先物筋の小口の売り仕掛けが入り、だらだらと値を下げる展開。米国株安を受け、アジア株全般が下げたこともあり、買い支える材料も無いままに、結局、安値付近で終わりました。為替はほぼ終日92円台の推移になったものの、米国株が景気の先行きを懸念して下げただけに、輸出株を買いなおすことも出来ず、ほぼ全面安商状になっていました。ただ、日経平均の終日値幅は89円幅となっており、実態よりも指数はかさ上げされている感じがします。

★債券の下落が株価の底上げをした?

 最近の書き込みで、債券市場の動きを注目するように…と書いてきましたが、このところ、米国の金利が急上昇しています。財政資金調達の増加に加え、実体経済が思ったよりも良く、民間の資金需要の増加が金利を押し上げだした可能性があります。まあ、いい金利上昇と悪い金利上昇が混在しているようですが、このところの世界の株価の不振も米国の金利上昇が為替を通じて国内に波及することを懸念した動きとみることも出来ます。今日の日本でも、米国の金利上昇を受け債券先物が下落(金利は上昇)してスタート。反対に株の先物に買いをいれるロング・ショートポジションが組まれ、その影響で現物市場に裁定買いが入ったのではないでしょうか。今日も、証券会社の格下げをふけたファーストリテーリングが150円高で終わっているところをみても、裁定買いが相場全般を下支えした可能性があります。

★この金利上昇は「金融相場」のさきがけか?
 まあ、しばらくはこんな出入りの激しい相場展開が続くのでしょうが、問題は米国の金利上昇が景気の回復を先取りした良い金利上昇だった場合、債券市場→株式市場への資金移動が始まることになります。米国経済は、まだ金融収縮から立ち直ったばかりですが、それだけに景気の先行きに対する強弱感は対立したまま…。景気の2番底や金融危機の再来を予想する投資家も多く、リスク回避先として債券市場に資金をとどめたままの状態になっています。しかし、今後、金利上昇が一段と激しくなった場合、債券を持つリスクは大きく膨れ上がり、いずれ、他の投資先を探さなくてはならなくなります。以前から金融相場が来る可能性がある…と指摘したのも、いずれこの良い意味での金利上昇が債券市場から投資資金をあぶりだしてくると考えたからに他なりません。

★米国の企業の資金需要は順調に回復
 でも実際に企業の資金需要というのはそんなに増えているんでしょうか。一時、資金の引き受け先が無く壊滅状態にあった企業の短期資金調達手段であったコマーシャルペーパー市場は、最近まで10週連続で増加し、残高は1兆3660億ドルに達しています。週間で400億ドル近く増加する動きが続いているのです。また、金融機関から企業への資金の流れを示す資産担保証券(ABCP)も6週連続で増加。昨年8月の4160億ドルから、5486億ドルまで回復。金融機関から企業へと資金が循環し始めたことを示しています。企業の資金需要は予想以上に早いピッチで回復しているわけです。そうなると、金利上昇(価格は下落)リスクは益々高まっていくことになりますから、いずれ過剰流動性相場が実現することになるのではないでしょうか。

★11月は諸般の事情から安値を付けやすいが、待機資金が多く底は浅いかも?
 以前から、9月~11月は動きの少ない相場になるが、この間の安値が年初にかけてのかなり大きい相場の絶好の買い場になるとしてきましたが、最近の債券市場の動きを見るにつけ、その可能性が強まってきたものと思います。いよいよ、実質的な11月相場に入ってきましたが、11月は、ヘッジファンドの決算があるとともに、税制面で損だしをする動きが強まり安値を形成することが多い月でもあります。まあ、そんな計算どおりにことが運ぶと思いませんが、債券市場に資金を置いているもののリスクを感じ始めている投資家や、債券へのリスクを感じ債券から退却。キャッシュポジションを上げている投資家は多いはずです。ただ、いまのこの水準ではいくらなんでも買いにはきませんから、押し目を待って出てくるはず…。その意味では、待機資金が多いため相場全般も大きくは崩れにくいということになるのかもしれません。

 まあ、勝負は11月に入ってから…。このところ、9月中間決算の増額修正を発表しながらも、通期の見通しを変えないところも多く、決算発表があまり株価にインパクトを与えていないような感じがします。結局、いわゆる「二進一退」相場を繰り返しながら、11月相場になだれ込んでいくことになるんでしょう。まあ、11月の安値を拾えるようにキャッシュポジションを上げておくのもいいのかもしれません。ただ、買うものはもう決まっていますけどね…今週は米国の財政資金調達がありますが、終わった後も金利が高止まりすることになると…これは問題ですよ。

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ドル高が相場の方向感を変えた…金利が上昇に転じた債券市場の動きに注目
 おはようございます。
 週明けの米国株は荒れ模様の展開になりました。先週末、資源株などの下落を受け大きく下げた反動から、買い先行で始まり、一時は1%以上上昇する局面がありました。しかし、11月末に期限を控えている新規住宅購入者向け税制優遇措置を、「縮小しながら13ヵ月後に廃止する…」ことが検討されている、と伝えられたことを嫌気。住宅、金融など関連株が売られたことや、過去最大規模の財政資金調達が今週から始まる事を懸念し、金利が上昇したことから、一時売られていたドルが急反発。原油や金、非鉄などの市況が軟化し、エネルギー株が売られ、米国株は下げ幅を拡大。結局、主力3指数とも続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は13億8800万株に増加。騰落状況は、値上がり712、値下がり2317でした。

 この日は、オランダING金融グループが、金融と保険の分離方針を計画していると伝えられたことや、公的資金の返済に向け大型増資を実施する可能性があると報じられたことを嫌気。また、米銀大手バンクオブアメリカの必要資本について政府との間に見解の相違があり、再度の増資を迫られる可能性ががあるなど、住宅取得支援制度の段階的な廃止とあわせ、金融株にマイナスの材料が相次ぎました。また、大型の財政資金調達がこの日から始まったことから、株安にもかかわらず長期金利が上昇。10年物国債金利は3.55%になってきました。一方、家電販売のラジオジャックや液晶用ガラス大手コーニングの決算が市場予想を上回るなど、小売やテクノロジー企業の決算好調が目立ちました。全般が下げる中、フィラデルフィア半導体株指数(SOXX指数)はプラスでおわったほか、前週末につづき、NASDAQ総合指数の下落率が他の指数の半分以下にとどまるなど、以前から指摘してきたハイテク優位の傾向が強まっています。

 株価は、ドル上昇に戸惑いを見せ、エネルギー株や金融株などが売られ、下落幅を拡大しています。先週末にもチャートを掲載し、日米とも大きな壁に直面しており、どうしても「二進一退」の動きにならざるを得ない点を解説しました。当面は、上昇中の25日線(もし弱含めば13週線)の支持力と1万ドル付近の壁にはさまれて、じり高する展開が予想されます。ただ、米国では、インターネットが第二次成長期にはいり、ソフト業界などで新たな成長が始まっています。米国でも、しばらくは森よりも木を重視する動きになりそうです。

 26日の米国株
 ニューヨークダウ  9867ドル96セント  -104ドル22セント (1.05%)

 NASDAQ総合指数  2141.85ポイント  -12.62ポイント (0.59%)

 S&P500  1066.95ポイント  -12.65ポイント (1.17%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万260円  -100円

              (円建て)  1万245円  -115円


 米国株は大幅続落、CME日経平均先物は下落し、1万300円を割り込んで帰ってきました。為替は、米国債金利上昇を受けドルが強含み、円は92円台20銭台の取引になっています。昨日は月末の換金売りから先物や金融株の買戻しから高く終わりましたが、欧米市場での金融株の軟化などから、本日再び売りなおされる可能性もでてきます。当面は、為替の92円台での取引や、欧米でのハイテク株堅調を受け、日本でも輸出ハイテク株が注目する流れになりそうですが、今週末には決算発表の第一弾のピークを迎えることから、どうしても決算色の強い個別重視の流れになりそうです。先週末からテーマ株が買われていますが、基本的に「決算の裏づけがある」というカッコつきの銘柄である点には注意が必要…。とにかく、政府の景気への取り組みがはっきりしない以上、海外景気の回復を取り込める企業が主軸。今日は、13週線を確保できるかどうかがカギ…。

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円安好感相場…月内最終で換金の買戻しも相場を押し上げ?
 野暮用で出かけていました。今から急ぎ書きます。まあ、週末に予測したとおりですので、慌てることはありませんが…。
 さて、週明けの日経平均株価は、79円63銭高の1万362円62銭と続伸、TOPIXは8.69ポイント高の910.72ポイントと反発して終わりました。出来高は17億3035万株、売買代金は1兆2332億円と、ともに前週比では縮小しています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは93、RSIは88、25日線かい離はプラス2.3%でした。25日線はふらふらした方好感の定まらない展開ですが、今日は6円ほど上向いて終わっています。日経平均は25日線上にとどまっています。

★今週はドル相場と米国の金利に注目
 さて、週末にはドルが予想外の強含みの相場となり、原油や、金、商品価格が下落。米国株は資源株安や景気先行型の運輸株が売られ、ちょっと市場は気迷ったまま終わった…という感じでした。ただ、全体が弱含む一方で通信関連などテクノロジー株が堅調となり、NASDAQ総合指数は他の2指数の半分程度の下落率で終わっています。確かに、成長の中味が変りつつあることが確認できました。問題は、ドルが強含んだ理由。今晩から過去最大規模の政府資金調達が始まりますから、債券市場では、株安にもかかわらず10年債金利は上昇。市場は巨額の財政資金調達が続くことから、米国の金利が上昇に転じるとして、金利差の縮小に注目(日米は金利差の拡大)して、ドルが買いなおされた側面もあります。為替市場の見方も、金利差やファンダメンタル、需給関係などいろんな側面に注目して変化しますので、今週からの米国の金利とドル相場の行方が焦点になってきそうです。

★為替市場にはドル売りポジションが積み上がる
 今日は、中国で外貨準備の多様化の論文が発表され、一時、多少として名指しされたユーロや円が買われましたが、長続きはせず、円は再び92円に接近して来ています。まあ、これだけ、ドル紙幣を印刷しまくり世界上にばら撒き、しばらくは景気や金融の状況から利上げはしない…というんですから、ドル需給の緩和した状態が続き、トレンドとしての「ドル安」は続くのかもしれませんが、相場はその局面、局面で違う側面を手がかりにしながら動きますので、今晩から始まる資金調達がうまくいかず、金利が上昇するような場合は、ドルが予想外に上昇(円安の進行)することも可能性がないとはいえません。IMM為替先物市場では、まだ、円で3万枚以上、ユーロでも3万6000枚以上のドル売りポジションが残っていますのし、新興国通貨に対してもドルの弱気のポジションがつみあがっていますので、今週は為替が最大の焦点になってくるんではないでしょうか。

★日本株は円安歓迎
 さて、今日の日本株は週末の米国株安を映し弱含んで始まりましたが、円相場の92円台いりを好感した輸出株買いが入り、日経平均は上げ幅を拡大。また、月内最終商い日でもありましたから、益出しの動きも強まり、先物やここまで売られてきた金融株に買い戻しが入り、ひさびさに、日経平均、TOPIXが揃って上昇しました。相変わらず、ボラティリィティの小さい相場ですが、内容をみると、結構、面白い物がありました。まず、中国の4年間40兆円規模の高速鉄道計画で川重が車輌を受注した…と伝えられ鉄道関連が一斉蜂起。また、韓国勢が太陽電池・リチウムイオン電池の設備投資を強化。世界シェアの獲得に動き出したことが伝えられ、今日は電池関連も買われていました。

★過当競争懸念がでてきた電池業界…儲かるのは部材供給メーカー
 やはり、世界的な規模で電池への参入会社が増えてきましたね。ただ、韓国の計画をみても恐らく電池本体のシェアを高めようと言うもののようですが、太陽電池は液晶パネル製造の技術が生かせるものの、リチウムイオン電池に関しては、基礎研究は追いついているんでしょうか。海外の電気自動車参入企業を見ても、日本からの電池購入が目立っているように思うんですが…。ただ、参入企業が増加することで、今後、電池メーカーは海外企業とのガチンコの価格勝負にさらされることになります。このコーナーでは、電池そのものを組み立てて販売するメーカーの評価を高くしていませんが、電池を構成する素材やパーツのメーカーに対しては高い評価を与えてきました。これらの素材やパーツには長年の研究の成果が詰まっており、新規参入メーカーは一から基礎研究をするより、日本の素材・パーツメーカーから購入した方が早いということになります。結局、素材・パーツメーカーは電池への新規参入が増えれば増えるほど儲かるという格好になってきますから、価格競争にさらされる組み立てメーカーとは収益構造が様変わりになってくるはずです。まあ、どうなるかは、今後の株価が証明することになるんでしょう。それにしても、電池メーカーにとっては嫌なニュースでしたね。

 まあ、今日は日立や東芝の決算好調のなかに原発受注の拡大もありましたので、木村加工機など原発関連も上げていました。久しぶりのテーマ株物色でしたが、今週末に決算発表の前段のピークを控えているだけに、これまでのように調子こいて買うことが出来ないのが残念です。

★当面は輸出関連中心の流れ…それだけに為替が重要 
 とにかく、今週は米国株と買わせ次第…。今日買い戻された金融株にしても、米国や中国で自己資本積み増しの政府からの要望が強まっており、日本でも、増資による需給悪化懸念は終わっていません。決算発表などで上がったところは、またあらためて売りなおされることになるんでしょうね。なんやかんやといっても、結局、海外の景気回復を取り込めるところしか、現在の日本経済の状況では成長出来ません。政府は雇用の増強に努める…と意気込みますが、肝心の採用側には何の手も加えられていませんので、このままでは、カネをばら撒いただけで、徒労に終わってしまう可能性もあります。もし、このまま、米国の金利が上昇するようなことになったら、ドル固定になっている新興国にも金利上昇が波及し、景気が腰折れになる可能性もでてきます。まあ、堅い話かもしれませんが、ちょっと、今週は米国の金利に注目してみましょう。

 一貫注目中の、酉島製作所が新値更新、日本調剤も一時は125円高、京三製作所も動意づいてきました。また、みずほ証券から2段階格下げの憂き目を見たメガチップスも値固めは順調に進んでいます。13週線と26週線のサンドイッチになっていた、日経平均も13週線から100円近く離れてきました。「二進一退」相場はまだ継続中。

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金利上昇懸念とドルの上昇が市場を圧迫…目立つテクノロジー株の強さ
 おはようございます。
 昨日の米国株は、市場予想を上回る好決算や好調な中古住宅販売統計など好材料が続いたものの、タカ派で鳴らすフィラデルフィア連銀総裁の早期利上げ発言から、利食い売りが増加。結局、主力3指数とも反落して終わりました。
 この日は、マイクロソフトやハネウェル、アマゾン・ドットコムなど主力テクノロジー企業が市場予想を上回る決算を発表しています。市場が注目していたマイクロソフトの7-9月期決算は、売り上げが129億2000万ドル(前年同期比14%減)、利益が35億7000万ドル(同18%減=EPS 0.40ドル)となったものの、売り上げ、利益ともアナリスト予想(売り上げ123億1000万ドル、EPS 0.32ドル)を上回りました。OSウィンドウズ、ゲーム機X-BOXの売り上げがともに予想を上回ったことが、要因。
 ただ、景気状況を反映する鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェの決算が予想を下回ったことから工業株が売られたほか、利上げ懸念を受けドルが急伸したことをから原油価格が軟化。エネルギー株が売られ指数を押し下げました。結局、ニューヨークダウは再び1万ドルの大台を割り込んで終わってます。ニューヨーク市場の出来高は12億7700万株と前日比で4000万株近い減少。騰落状況は値上がり736、値下がり2284と、ほぼ前日と反対の数字になっています。

 この日発表された中古住宅販売(9月)は、前月比9.4%増の年率557万戸。市場予想の535万戸を大きく上回り2007年7月来の水準になりました。住宅価格の下落傾向は続き、前年比で8.5%下落しているものの、下落率は過去一年間ではもっとも少ない水準でした。

 analytic(月)
 さて、米国株は予想通り足踏み状態が続いています。このコーナーでは、日米ともチャート的な上値抵抗帯に差しかかっていることが頭を重くしている…としてきました。図はニューヨークダウの月足ですが、2000年のITバブル崩壊後の1万ドル大台付近の数年間の持ち合いで抵抗帯を形成。2003年からの出直り相場では、この抵抗帯突破に2004年から2年の日柄を要しています。突破後は、このゾーンが下値抵抗帯として機能して来ましたが、昨年のリーマンショックの強烈な売りエネルギーで一気にkの下値抵抗帯を下方突破しています。

 今年3月から急速な戻りに転じましたが、現在はこの抵抗帯に到達し、頭を押さえられているという現状です。このゾーンは上げの道中でも、下げの道中でも上値抵抗、下値支持として強力に機能してきましたので、今回も、突破するには、リーマンショックに近いようなプラスのサプライズ材料が出現して一気に突破するか、2004年からの2年間のように時間をかけて突破するしかありません。現状では、プラスのサプライズ材料の出現は望むべくもありませんし、また期待する必要もなく、当面は日柄をかけながら突破する2004年・05年型を想定しておけば良いのではないでしょうか。ただ、以前から指摘しているように、需給関係に影響を与える動きが出れば話は別です。景気の回復感が本物になり金利上昇リスクが拡大。債券市場から株式市場への資金流出が始まれば案外早い時期の突破があるのではないでしょうか。こおからは、良い金利上昇を期待したいものです。それとともに、テクノロジー株の底堅さが目立っていますが、米国でおき始めているネット革命は無視できない流れになりそうです。米国経済のパイは縮小しても中味は変りつつありますよ。当面は個別優先。

 23日の米国株
 ニューヨークダウ 9972ドル18セント -109ドル13セント (1.08%)

 NASDAQ総合指数 2154.47ポイント -10.82ポイント (0.50%)

 S&P500   1053.80ポイント  -4.00ポイント (0.38%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万255円 -35円

              (円建て)  1万240円  -50円


 米国株は「2進1退」の予想通り、昨日は反落。CME日経平均先物は、米国株の大幅安にもかかわらず、円安を好感し、下げ幅は小幅にとどまりかえってきました。為替は、米国金利上昇懸念による日米金利差拡大を意識し、1ドル92円台の取引になっています。来週から、日本市場でも決算発表が本格化しますが、事前の決算修正が相次いでおり、決算発表で大きく筋書きが狂うということはなさそうです。米国株解説で使ったチャートは日経平均でも同様なパターンとなっており、当面はこう着状態が予想されます。ドルが強含んだことで、資源価格や金価格が軟化。当面の物色範囲も世界景気回復の恩恵を受けるグループに限られるのかも知れません。来週から発表される決算もので、通期見通しの明るいもの、通期見通しが控えめでも進捗率の高いものが狙い目…か。しばらくは各論相場。

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相変わらずの膠着相場…日本でも金融株の弱さが目だってきた
 ちょっとややこしい案件を処理していましたので書き込みが遅れました。急いで書きます。
 週末23日の日経平均株価は、15円83銭高の1万282円99銭と小反発したものの、TOPIXは6.57ポイント安の902.03と続落して終わりました。出来高概算は19億9100万株、売買代金は1兆4060億円とほぼ前日並の水準を維持しました。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは87、RSIは81、25日線かい離はプラス1.6%でした。
 終日値幅が少なくなった所為か、RSIがいきなり80をオーバーして、警戒ゾーンに入ってきました。ただ、騰落レシオや25日線かい離など他の指標は警戒サインを出していませんのであまり気にする必要はなさそうです。週のテクニカルな状態を見ると、サイコロは7勝5敗、RSIは62と落ち着いた状態ですから、まあ、中期指標が加熱するまでは強気しておいて大丈夫でしょう。

★テクニカルな壁突破への動きが続く
 それにしても、今日の日経平均の終日値幅は93円幅。相変わらずのこう着状態です。市場でも変動率の少なさが話題になっているようですね。決算期を控えて大手機関投資家が見送り姿勢を強めている、とか、海外投資家の動きが鈍っているなど、解説が加えられているようですが、あまり、チャート面での解説は加えられていないようです。このコーナーでは、日米とも、2004年から2005年半ばにかけて1年半にわたって持ち合い相場を続け、強力な抵抗帯を構成しているゾーンに入ったので、そう簡単に上にはいけない…。ただ、世界的な回復が下支えするので、下にもいけず、結局、厚い板に錐で穴を開けるように「二進一退」のじり高相場になるとしてきました。

★指数はもたついてもテーマ買い意欲の強さは健在
 ここでは、上値の重さを嘆くより、下値の固さに感心する方が先だと思うんですが…。ただ、一時の50円幅に比べ、変動幅は100円近くになってきました。裁定取引を一生懸命やっていたBNPパリバがデリバティブ取引の二週間停止処分になりましたので、裁定取引がない分動きが鈍るかもしれませんが、最近では、個別に好業績が期待できるものを先回りして買おうという動きも強まってきました。このコーナーでも一貫して注目してきました日本調剤が本日一時170円高していましたし、見ず関連の酉島製作所が1600円に大手をかけ年初来高値に進んできています。また、このところ続伸していた新神戸電機や本日業績の増額修正を発表した三洋電機に刺激され、関東電化や宇部興産、明電舎など休憩中だったリチウムイオン電池関連が一斉に動き始めています。これまで先行していた戸田工業は高値972円まであったものの、今日は一服しましたが、他の関連株に割安感を与えたことは確かでしょう。東芝の決算をみるまでもなく、原子力関連の受注も増加しており、決算内容をみながら、再びテーマ相場に入っていきそうですね(もう少し先…11月後半か?)。

★25日線をばねに、天井破りのジャンプが続く米国株 
 まあ、日本株の指数を見ていると、憂鬱になってきますが、個別では結構、動いているんですね。会員さんの話を聞いても、なかなか「二進一退」の意味が分かってもらえないようですが、ニューヨークダウを見ると、25日線をステッピングボードにして、何度もジャンプしては押し返されている様子が分かります。そして天井にぶつかるたびに上値がきりあがっており、壁には確実にヒビが入っています。頭が割れるか、それともステッピングボードの25日線の支持力が弱くなる前に、壁を突破できるかどうかが勝負ですが、果たしてどうか…。

★1ドル92円に大手…米国経済の再評価の可能性?
 今日の朝も書きましたが、米国経済の見直しが始まってきたんではないでしょうか。米国株が戻し、経済も安定してきたので、ドルキャリー取引を利用して、新興国市場の株や商品を買ってみたものの、あまりに買いすぎて通貨高から経済の状況がおかしくなりそうな新興国(例えばブラジル)も出てきました。一方、肝心の足元である米国経済は、決算の蓋を開けてみれば、S&P500採用銘柄の8割近くが増額修正するなど、予想外にいい内容。おまけに、オバマ政権では追加的な景気刺激策にも言及している…。これは、ちょっと見直したほうが良いんじゃないか…というのが最近の投資家の感想ではないでしょうか。

 そんな単純なものではない。昨日、来週1250億ドルの資金調達を実施する…と伝えられたことから、買い付けのためのドル手当てでドルが上昇している…という説もあります。ただ、決算発表をみると小売関連が予想外にしっかりしており、個人消費に変調の兆しが出ています。エコノミストはどうしても住宅価格下落による逆資産効果に目が移り勝ちですが、米国の家計資産では、有価証券も結構高い比率を占めており、株価上昇による資産効果もある程度個人消費を下支えする点を見逃してはいけません。もしかしたら、この二~三日の為替をみていると、米国の再評価が始まったかも知れません。そうなると、新たな資金が市場に投入されてきますから、天井の壁は割れやすくなってきます。

 まあ、みんなが新興国だドル安代替資産だ…と言っているので、天邪鬼に反対の意見を書いてみました。先日も書いたように、米国では経済のパイの中身が大きく変質しようとしています。いち早く、アルプルの株価が過去最高値に躍り出てきた意味を考えるべきだと思うんですが…。とにかく、米国では上昇第一ラウンドをリードした金融・ディフェンシブ株から、景気敏感株へのスイッチが着々と進んでいます。日本株も、その恩恵を受けた所の業績増額が進み始めています。
 
 とにかく、物色の方向感だけは間違えないようにしたいものですね。今週は久しぶりにチャートブックを買って銘柄チェックでもして見ましょうか。ただ、占いでは11月の「五黄土星」まで相性の悪い月が続きますので、もうしばらくもたもたした相場になるかも知れません。まあ、「我慢も相場…」。

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企業業績の好転が米国株への見方を変える…米国経済の再評価が始まるかも?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、欧州市場やアジア株が軟調に推移したことや、新規失業保険申請件数が予想に反し増加したことを嫌気し、続落してスタート。しかし、二日続落し1万ドル大台を割り込んだことから押し目買い気運が強まっていたところに、損保大手トラベラーズが市場予想を上回る業績を発表したことや、政府が収縮時に実施した緊急支援プログラムで損失をが発生しない可能性がある…と発言したことなどを好感。マクドナルド、スリーエム、ATTなど主要企業が次々と市場予想を上回る決算を発表。景気回復が順調に進んでいるとして、買いが増加し、結局、主力3指数とも急反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は13億1500万株、騰落状況は、値上がり2041、値下がり991と、ほぼ前日と逆の騰落状況となりました。

 この日発表された新規失業保険週間申請件数(~17日)は、53万1000件。前週の52万件から増加するとともに、市場予想の51万5000件も上回り、市場に意外感を与えました。ただ、トレンドをみる4種移動平均は53万2250件と前週から750件減少。7週続けて低下しています。また、需給者総数(~10日)は、592万3000件で前週から9万8000件減少。5週連続して低下しています。短期的には予想外の増加となりましたが、トレンドは順調に減少傾向をたどっていることが確認されました。

 この日は、トラベラーズの好決算発表を受け、金融株から反発。衣料大手Jクルー・グループの通期見通し引き上げから小売関連株が買われたほか、ダウ指数採用企業の好決算発表が続き、同指数の上げ率が他の指数を上回りました。米国株は、以前から書いてきたように、テクニカルな上値抵抗の壁に直面していますが、好調な企業決算を背景に「二進一退」を繰り返しながら水準を切り上げています。いずれ、急伸する局面が来るものと思われますが、ここに来て米国経済の成長を再評価し、ドルが買いなおされる動きも始まっています。新興国市場が急騰しましたが、米国の好調な企業決算を背景に、肝心の足元の米国株の評価不足を市場が意識し始めたのではないでしょうか。目先的にドル安是正の動きから、ドル高・株高というこれまでにないパターンが起きるかも…?

 22日の米国株
 ニューヨークダウ 1万81ドル +131ドル95セント (1.33%)

 NASDAQ総合指数  2165.29ポイント +14.56ポイント (0.68%)

 S&P500  1092.91ポイント  +11.51ポイント (1.06%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万355円  +85円

              (円建て) 1万335円  +65円


 米国株は急反発して1万ドル大台を回復、CME日経平均先物は小幅高ながら1万300円台を回復して帰ってきました。また、為替はドルの見直し買いが強まったことから1ドル91円台半ばで帰ってきています。当面、91円台後半はチャート的な急所に当たっており、さらに円安が進むとは思われませんが、ニューヨーク株で解説したように、米国株の割安感を評価したドル買いが強まると、予想外の円安もあるかもしれません。日本株にとっても久しぶりに方向感が定まりそうな感じになってきました。日経で新日鉄などの赤字幅縮小が報じられたほか、昨日引けにかけての大型輸出株買いの動きに見られるように、日本株のほうにも動意が出てきたようです。当面は、ブルーチップ優位から、個人の中小型株買いへと広がりをみせるのでしょうか…。政府が進めている歳出カットは、国の財政から見てプラスですが、景気から見れば資金供給の減少を意味し相対的にはマイナスに作用します。景気対策の概要が見えるまでは外需株優位の展開が続くのではないでしょうか。

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2進1退相場だが、大型株の商いをともなった買いは要注意…高まる債券市場のリスク
 22日木曜日の日経平均株価は、66円22銭安の1万267円17銭と続落、TOPIXは5.10ポイント安の908.60と反落して終わりました。出来高は大型数量株が買われたこともあり20億4200万株、売買代金も1兆3680億円と、ともに前日比で増加しました。
 また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは84、RSIは61、25日線かい離はプラス1.5%でした。指数的に過熱感はありませんが、売り信号一歩手前のサイコロについては、明日から対応点が5日連続高したところにかかってきますので、ここから5日間は上昇しても8勝4敗のままです。このところ、終日値幅の少なさが目立ちましたが、本日は115円幅に拡大。先物筋も売り仕掛けに動くなど、こう着状態に変化が出る兆しも出てきました。

★中国GDPは予想通りの水準だったが、内需が予想外に健闘
 さて、今日の注目ポイントは、中国の第3四半期のGDPでしたが、発表された数字は前年同期比8.9%の増加。前期の7.9%から成長がさらに加速しています。ただ、市場予測の8.9%と同水準だったため、株式市場は材料出尽くし…として反落していました。政府の景気刺激策もあり都市部の固定資産投資の1-9月期が前年同期で33,3%伸びるなど、経済成長は期をおうごとに加速しており、政府が目指す8%成長はほぼ達成可能になってきました。また、同時に発表された9月の小売売上高は前月比15.5%増、鉱工業生産指数(同)も、前月比13.9%増とともに、前月から増加しており、内需の増加が成長を押し上げている格好になっています。

★日本株は91円台の円安とクレディスイスの好決算に反応…大型輸出株に買い物
 これを受けた、日本株ですが、特に数字には反応せず、前日に続き小動きの展開を続けていました。米国株の大幅安の影響を受け、寄り付き段階では全業種が売られていました。また、中国の好調なGDP数値に反応しなかったことから後場からは先物筋が数千枚単位の売り物を出し、裁定解消売りも入り、一時日経平均は180円近く下げる場面がありましたが、為替が1ドル91円台にはいるとともに、欧州銀行大手クレディスイスの好決算が発表されると、先物に買戻しが入るとともに、大型輸出株にも買戻しの動きが入り、急速に下げ幅を縮小して終わっています。このところ、BNPパリバの処分以来、先物筋など海外投資家の動きが鈍っていましたが、そろそろやる気がでてきたんでしょうか。どっちにいくにしても、変動率が高まるのはいいことです。ただ、先週末までに、裁定買い残が再び急増し、1兆4000億円台に載せてきていることには注意が必要です。

★日本も業績感応相場へ
 まあ、引けにかけ電機や精密など輸出大型株が買われました。米国の流れや中国の成長率を受けたものですが、このところ発表される決算の修正数字をみても、増額するものが増えてきました。今日は、鹿島や大成などゼネコンが増額修正を発表していますが、採算重視の選別受注を進めるなど企業努力を反映したものになっています。内需系のものは原材料価格の低下や合理化効果が増益要因になっていますし、外需依存型のばあいは、中国の家電購入支援など海外景気刺激策の影響で増収効果もでてきました。損益分岐点が低下しているはずなので、利益が膨らむものも増えてくるかもしれませんね。来週から決算発表が本格化してきますが、米国型の相場になるかどうか…まずは乞うご期待というところでしょうか。

★2004年から2005年半ばも退屈この上ない相場だった…
 さて、当面の株価動向ですが、やはり、2004年から2005年半ばにかけての持ち合い場面に差し掛かってスピード調整を始めています、この状態はニューヨークダウでも同じです。何か好材料がでて商いをともない一気に突き抜けると、このゾーンが下値抵抗帯に変り、真空地帯を駆け上がるように戻れるんですが、個別の企業業績の積み重ねではなかなか突破するということはできないようです。そのため、どうしても日柄をかけながら錐をもみこむように壁を突破しなければなりませんから、2進1退のもどかしい動きになるため、嫌気が差す方も多いと思います。ただ、ニューヨークダウを見ても分かるように、着実に下値はきり上がっています。これを「弱い」と見るか、「強い」と見るかは、それぞれの相場観によりますが、2004年の持ち合い相場でも同じ苛立ちを経験したはず…。

 このときも、合理化やリストラにより減収増益に転じた企業業績が、果たして増収増益に転じられるかの「迷い」が市場にはありました。このときには、証券化バブルという神風が吹いて業績は急上昇しましたが、今回は何が押し上げる要因になるのか…が、まだ分からないことが市場の気迷い感を強めています。さらに日本の場合、政権交代により景気対策がなおざりにされてしまっていることも、先行きへの警戒感を強めることになっています。ただ、これだけの不透明感を抱えながらも、全体がじり高していることを評価すべきではないでしょうか。何が押し上げる要因になるかは分かりませんが、押し上げ要因は、なにも景気や企業業績ばかりではありません。以前から、債券市場との兼ね合いを書いてきましたが、このところ債券市場のリスクが言われ始めており、その一方で、大型輸出株が商いをともなって上昇するなど、どこかから株式市場に資金が入り始めている兆候があります、もしかしたら、金融相場(不景気の株高)現象が始まりだしたのかもしれません。

★指数はもたついても、個別銘柄は、結構、はじけているものが多い
 原子力、フラッシュメモリー、電池、LED証明など最近のテーマの缶詰のような東芝が大商いになり新値をとってきたことは何かの象徴なのかもしれません。ダブル底をつけてで直ってきた三洋電機など電池関連の動きもよくなってきました。また、以前から、リチウムイオン電池などで本体をつくるところより、電解質や電極、セパレーターなどの部材を供給するところのほうが妙味があるとして取り上げた戸田工業も連日高騰し、4桁大台に近づいています。スマートグリッド関連の高岳製作所も今日は業績の増額修正を発表しています。指数を見ていると、退屈で欠伸がでてきますが、個別をみると結構うねりが出てきたものも多くありますよ。やはり、森より木を見る相場…。指数的には、まだしばらくは13週線と26週線にはさまれたまま、じり高する展開か…? 

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年初来高値更新も、過去最高益を上げた金融株への格下げ発表で大幅続落
 おはようございます。
 米国株では高値警戒感から悪材料に敏感に反応する「神経質」な動きが続いています。昨日の米国株は前日の立会時間終了後に発表された検索大手ヤフーとメモリーチップ大手サンディスクの決算が市場予想を上回ったことを好感。反発して始まり、好決算を発表したアップルが過去最高値に買い進まれたほか、この日決算発表したモルガンスタンレーやウェールズファーゴなど銀行決算が予想を上回り買い物が増加。一時、ニューヨークダウは高値1万119ドルと年初来高値を更新するところまでいきました。
 
 ただ、年初来高値更新で警戒感が強まっているとき、証券会社の有力金融アナリストリチャード・ボーブ氏が、過去最高益を発表したばかりのウェールズファーゴの投資判断を格下げしたことから、金融株全般に売り物が広がり、下げ幅を拡大。通期見通しの下方修正を発表したボーイングや年末商戦について厳しい見通しを発表したウォルマートも売られるなどダウ採用銘柄の下げがきつく、結局、主力3指数とも続落して終わりました。

 過去最高益を更新したばかりのウェールズファーゴの格下げが実施されたことは市場にミニショックをもたらしました。このアナリストによると、ローン損失が拡大傾向にあることや、収益が本来的な事業の改善によるものではなく、住宅ローン回収管理サービスの手数料収入の拡大という本来事業とは異なるものになっていることを問題視しているようです。金融株については、ゴールドマンザックスなどが好決算を発表した折にも、有力女性金融アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ話題になりましたが、この際業績的には問題はないが、株価の成長性については問題がある…としており、もともと、物色対象として妙味がなくなってきていたという側面があります。この点については、以前からこのコーナーでも書いてきましたが、これを機に、今後、次の相場のステップに向け、金融株から景気敏感株への乗換えが進んでくるのかもしれません。

 米国株はRSI (9日ベース)が90を大幅に超えるなど、加熱状態にありましたが、昨日、年初来高値を更新したため警戒感がさらに増幅していました。ウェールズファーゴの格下げは利食いを促すきっかけを与えただけで、基調の変化を示すものではありません。当面は1万ドル大台固めになるものと思われますが、企業業績の回復について、市場は「確信」に近いものを持ち始めており、押し目は浅いものと思われます。今後、マイクロソフト、ハネウェル、マクドナルドなど有力企業の決算発表が続きますが、通期見通しや来期見通しなど先行きについての関心が株価を左右することになりそうです。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ  9949ドル36セント  -92ドル12セント (0.92%)

 NASDAQ総合指数  2150.73ポイント  -12.74ポイント (0.59%)

 S&P500  1081.40ポイント -9.66ポイント (0.89%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万270円  -60円

              (円建て)   1万255円  -75円
 

 米国株は大幅続落、CME日経平均先物も1万300円を割り込んで帰ってきています。また、株安にもかかわらず、ドルは対ユーロで安値を更新。これを受け円相場は対ドルで91円に近い円安水準で推移しており、相場環境としては中立…か。昨日から、「JAL買い・金融株売り」などのロングショートポジションが組まれるなど、金融株への逆風が目立ちますが、政府のJAL救済策の概要がだされたことから、一旦はポジションが解消されるか…?指数的にはこう着状態を強めているものの、個別には好決算物には素直に反応する動きが強まっており、次第に決算相場への色彩を強めています。また、ここにきて、WTI原油がガソリン在庫の予想外の減少を受け、1バレル82ドル台に上昇、また金価格も4日続伸し1060ドル台を回復するなどドル安ヘッジの動きも強まっており、再び、産金、都市鉱山、商社など資源がらみの動きが注目されるか?さらに、コンテナ船市況の上昇も手がかり材料…。ただ、アップルの過去最高値更新に見られるようにハイテク中心の流れに変化はなし。

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予定通りの二進一退相場…米国シリコンバレーの躍動に注目
 21日水曜日の日経平均株価は、3円45銭安の1万333円39銭と小反落したものの、TOPIXは0.25ポイント高の913.70と、小幅続伸して終わっています。相場の方向感がつかめないことから見送り気分が強まり、出来高は17億9000万株、売買代金は1兆2380億円と、ともに前日比で減少しています。
 また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは82、RSIは58、25日線かい離はプラス2%でした。昨日は日経平均の終日値幅が50円にとどまったことが話題になりましたが、本日の値幅は58円…。相場は上にも下にもいけず、膠着感を強めてきました。

 まあ、米国株は安い、海外も安い、GLOBEXの米国株先物も安い…ときては、動きようがないというところでしょうか。むしろ、堅調だった…という見方も出来るかもしれませんね。米国株は、業績相場真っ只中…という感じで、個別の業績に一喜一憂する展開が続いていますが、利益が予想を上回っても、売り上げが予想に届かなかったものは売られる、また、次の四半期見通しの暗いものは評価されない、など、先行きを重視する展開になっています。これまでのように、ファンダメンタルの安定を評価する動きから、先行きを展望するより前向きな投資姿勢に変りつつあるように思われます。この意味では、相場の質はよくなってきているものと思います。

 今後、追加的な景気対策や、新たな成長業種の登場で、株式市場には新たなインパクトが加わってきます。これまで米国では金融業界だけで、製造業界が生み出す付加価値以上のものを生み出してきましたが、これが崩壊。今後は、この落ち込み分を埋める新たな産業の登場が望まれます。以前から、何度か書いていますが、アップルの決算を支えた「アイホン」は、絶好調ですが、これによりアイホン用に情報コンテンツを提供する企業が多く育ちつつあります。また、スマートグリッドや電気自動車への取り組みが、シリコンバレーに多くのベンチャー企業を生み出し、また、クラウドコンピューティングサービスの登場は、単に新しいサービスの提供にとどまらず、大容量の情報がやり取りできたり制御できるブラウザやサーバーなどハード面の需要を喚起しています。

 会員の方と話をしていても、米国の経済の総量の部分での論議がおおいのすが、証券化バブルで生み出された消費バブルは、元に戻るには10年以上かかるかもしれません。むしろ、総量は縮小する可能性すらありますが、問題はパイが縮小するなかでも自らの業界のパイを拡大する新たな産業が生まれてきているかもしれないのです。以前から、米国経済の柔軟性を無視してはいけない…と書いてきましたが、すでにクラウドコンピューティングやツィッターなどインターネット革命がおき始めています。この国の強さは、「反省がない」ことと、「めげない」こと。また「危機に陥れば陥るほどやる気が出てくる」こと。また、なによりも「自らと並ぶものの存在を認めない」という、強さがあることが、弱点でもあり強みでもあります。

 すでにシリコンバレーでは、次から次と成長企業が生まれ、投資ファンドやベンチャーキャピタルなどの資金面、経営面、販路面でのアシストが始まっており、今後、次々に株式を公開してきます。おそらく危機をばねに米国経済は新たなステージに進む可能性が出てきます。翻って、日本経済を見たとき、いま何がおこなわれているか。成長市場で物を売らなければ勝負に負ける…と、人件費の安い新興国企業と安売り競争に巻き込まれようとしています。あくまでも大量生産、大量消費という、旧態依然とした成長の方程式に依存しようとしていますが、所詮、コスト競争では勝てるはずはありません。やはり、日本は技術力を生かし、米国で起きようとしている新しい流れを自らの成長にどう取り込んでいくか…という付加価値を追求する経営を続けるべきだと思います。また、新興国での安売り競争に参加するなら、組み立てではなくやはり付加価値がある部品や素材などの供給で勝負すべきで、労働集約的な部門での競争は避けるべきだと思うんですが…。

 まあ、現在の株式市場にしてからが、新興国、新興国といますが、米国株が安ければ他の市場も安い…と言った感じです。結局、有り余った低金利のドル資金を借りて、高金利通貨や商品、成長市場に投資する「ドルキャリートレード」が資金運用の世界を支配している…ということですね。それが、一斉に韓国やタイ、インドネシア、インド、ロシア、ブラジル…などへ流れ込み、通貨とともに資産価格を押し上げ初めています。ただ、いずれも輸出依存の高い国々ですから、ここでの通貨高は景気に対してマイナスに作用しますから、新興国では通貨介入を強化。ブラジルは海外からの資金に課税するなど、ドル安が新興国経済に悪影響を与えています。日本の場合、マーケットが大きすぎて短期に成果を上げられませんから、いまのところ圏外に置かれていますが、それが世界的な株高に遅れている要因になっているのではないでしょうか。

 ただ、この勢いでドルキャリー取引が進むと、もし米国で再び株安が進んだり、金融危機が再発したりすると、一斉にドルキャリーがまき戻され通貨危機が起きる危険性が高まっています。また、米国の景気回復が進み金利が上昇を始めると、金利上昇が新興国にも波及。経済の腰を折ってしまうことも予想されるなど、新たな波乱の種を抱え込み始めてきました。その際、ドルキャリーの圏外に置かれた円やユーロは通貨の逃避先として急騰する可能性も出てきます。まあ、しばらくは米国の景気状況からみて、金利の引き上げはないようですから、今のところは安心でしょう。しかし、政策変更から金利が上昇に向かえば…。いまドルキャリーしている連中は、これくらいは百も承知でやっているでしょうから、ちょっとでも変化の兆しを感じたら一斉にまき戻しに入ってくるはずです。

 現状からみれば、新興国や商品くらいしか資金の移動先はないようですから、しばらくは大丈夫なんですが、一旦反対を向いたら怖いものがありますから、投資するにしても全力投球は避けておいたほうが無難でしょう。

 日米の株価の見通しについては、「2進一退じり高…」というのは、以前から書いてきたこと。ほぼ予定通りのコースを歩んでいますのであえて新しいことを書くことはありません。ただ、最近、新興国は、金は…米国株は…などの質問が寄せられますので、今日はあえて自分なりの考え方をまとめてみました。付加価値経済を追求すべき日本にとって、どちらの道を選ぶのか…大きな成長の分岐点に差し掛かっていると思います。日本の景気が崩壊寸前にあるのに、財政の健全化などといって、予算を切りまくっている民主党政権…。真剣に景気のことを語る閣僚は見当たりませんね。基本的に財政再建は民間にとってはデフレ策と同じ意味を持ちます。

 以前から、民主党の人材はテクノクラートとしては優れた人が多いが、日本経済をどうして良くかなどのグランドデザインを描ける「政治家」がいない…ことを心配していましたが、どうやらその欠点が露呈してきたようです。まあそのうち自滅するでしょうからどうでもいいことですが、いま目を向けるべきは米国でおき始めている「パイの中身の変化…」。この成長をささえるのも基本は日本の技術。ただし、安売り競争の新興国と違い、こちらは付加価値が大きい…。

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景気の先行き懸念と好調な企業業績。マクロとミクロのはざ間で揺れる米国株
 おはようございます。
 昨日の米国株は、予想を下回る経済指標と好調な企業決算とのはざ間で、強気と弱気が交錯。結局、利食い売りが増加し、主力3指数とも反落して終わりました。この日は、前日のアップルやTI(テキサスインスツルメント)の好決算を好感し続伸して始まったものの、住宅着工件数、卸売物価指数(ともに9月分)が市場予想を下回るものになったことから急速に高値警戒感が台頭。これに、化学大手デュポンやコカ・コーラの決算で売り上げが市場予想に届かなかったことから売りが加速。一時は1万ドル大台を割り込む局面がありましたが、建機大手キャタピラーの決算が市場予想を大幅に上回る内容になったことから押し目買いが増加。結局、下げ幅を縮小して終わりました。
 この日は、ヤフーやフラッシュメモリー大手のサンディスクが引け後に決算を発表しましたが、いずれも市場予想を上回り、時間外取引で大幅に上昇しています。

 この日発表された住宅着工件数(9月)は、前月比0.5%増加。年率59万戸になりました。ただ、事前予想の61万戸には届きませんでした。また、前月の数字は59万8000戸から58万7000戸に下方修正されました。集合住宅部門の着工件数が前月比15.25減と大幅に減少したことが予想値を下回った原因。指数の大半を占める戸建住宅の着工件数は3.9%増となっています。また同日発表の卸売物価指数(同)は総合指数が0.6%の低下。市場予想は前月比変らずを予想していましたが、実績値はこれを下回りました。また、振れ幅が大きい食品・エネルギーを除いたコア指数は0.1%の低下。市場予想は0.1%の上昇を見込んでいただけに、デフレに対する警戒感が台頭。債券価格が上昇するなど市場に影響を及ぼしました。

 この日の米国株式は、経済指標に神経質に反応したほか、企業業績では売り上げに関心が集中。利益が市場予想を上回っても売り上げが届かなかったコカコーラやデュポンが売られるなど、企業の成長性に注目した動きが強まっています。引け後に発表された、サンディスクとヤフーの好決算を背景に、本日はGLOBEXも堅調に推移するものと思われますが、今晩はモルガンスタンレーやウェールズファーゴなど金融大手、新型旅客機の納入遅れが目立つボーイングなどの決算発表を控えており、内容次第で波乱含みの展開も…。ただ、ハイテク株を中心に予想を上回る決算が続いており、次第に景気敏感株へと物色の中心が移っていくものと思われます。以前から書いているように、日米とも、大台を中心に数年にわたってもみ合ったチャート的な壁に届いており、壁を突破するには日柄が必要。しばらくは2進1退の動きがからじり高が続くことになりそう。

 20日の米国株
 ニューヨークダウ  1万41ドル48セント -50.71ドル (0.50%)

 NASDAQ総合指数  2163.47ポイント  -12.85ポイント (0.59%)

 S&P500    1091.06ポイント  - 6.85ポイント (0.62%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万335円 +5円

              (円建て)  1万315円 -15円


 米国株は反落、CME日経平均先物はほぼ変らずで帰ってきました。株価が反落したことで、ドルが買いなおされ、円は1ドル90円後半の動き。ドルが持ち直したことから原油、金とも反落しており、今日は手がかり材料難から小動きの展開か。ただ、引け後に発表されたヤフー、サンディスクの好調な決算がハイテク株の買いを刺激するのではないでしょうか。日本株も、じょじよに業績感応度を強め、海外景気回復を取り込める企業への期待感が強まりそうですが、やはり、問題は為替…。底堅い動きが予想されるものの、全体としては小動きか…?BNPパリバの不正商いが摘発されて以来、先物や裁定取引での海外投資家の動きが鈍り始めていることには注意が必要です。

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指数は上がったが売り叩きの動きもなく、迫力に欠ける展開
 20日火曜日の日経平均株価は100円33銭高の1万336円と反発、TOPIXは7.65ポイント高の913.65と、続伸して終わりました。出来高概算は18億3777万株、売買代金は1兆2983億円と、相変わらずの薄商い状態。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは88、RSIは59、25日線かい離はプラス2%でした。指数的には何も問題はありませんが、値動きをいていると、なんだか無気力相場に入ったような感じを受けますね。今日も寄り付きで勝負あった…という感じで、終日の日経平均の値幅はわずかに50円…でした。

★売り叩く動きも無く、迫力に欠ける展開
 まあ、今日は、週明けの米国株が企業業績の好調を受け新高値。中国市場も成長力の加速を好感して続伸し、調整後の戻り高値を本日更新…。インドもオーストラリアも高い…という状態で、世界的な株高の追い風を受け、日本株も好調…でした、と書きたいところですが、なんとなく迫力を欠いた展開でした。海外高を受け、一時は上値を追う動きがあったものの、今月6日に利上げしたオーストラリア準備銀行の議事録が公表され、「(金融)緩和措置は必要ない…」との討議内容が伝わると、オーストラリアドルを中心に買われドルが下落。つれて円相場も一時90円丁度まで急伸したためハイテク株が値を消し上げ幅を縮小する場面もありました。引けにかけ先物の買い戻しもあり、上げ幅を拡大したものの、値下がり率トップが6%未満となるなど売り叩く動きも無く、全般に値動きの乏しい迫力を欠いた展開でした。

★日本経済と株式にとり「鬼門」になった為替
 どうも日本株にとっては為替が鬼門になってしまったようです。リスク回避通貨としてドルが売られれば、反動で円が買われ、逆にドルが買われれば、安全通貨として円も買われる、といった状態でどっちに転んでも円高方向に進んでしまいます。藤井財務大臣の為替不介入発言以来、民主党政権は円高を指向している…とレッテルを貼られてしまったようです。中国を含めたアジア各国は輸出振興に景気刺激効果を求め、こぞって為替介入を続けていますが、そのしわ寄せを通貨の面でも経済の面でも日本が多くこうむってしまっています。内需もだめ、輸出もダメ…もしかしたら景気の2番底をのぞくかもしれない通貨が何故買われるんでしょうか。不思議で仕方がないんですが…。

★中国と米国がつるんで通貨安政策を取る?
 どうやら、単純に考えると、金融危機後急速に膨らんだドル需要を満たすため、米国は輪転機を回しまくって大量にドルを世界にばら撒きました。おかげで、世界の金融市場は窒息状態に陥らなくて済みましたが、危機通過後の現在では、ドルが余り、これが資源価格を引き上げ、新興国市場に流れ込み資産高をもたらしています。おかげで、新興国は通貨高に見舞われたため、輸出を維持するため必至になって介入しているという状況。しかし、ドルとリンクしている中国元は、危機後、実質的にドル固定の状態になっており、ドル安とともに元安も進行。おかげで、他の新興国や日本、欧州、他の新興国に先駆けて輸出が回復し始めました。最近、中国の外貨準備高が急速に膨らみはじめたことを見ても、ドル固定を維持するため必死になって介入していることが分かります。

★円高に貢献する日銀の金融政策
 結局、通貨安のメリットを受けているのは米国と中国だけ、という感じになってきました。これが、米国が目指すG2体制ということでしょうか。ちょっと、いんちきなやり方みたいな気がしますが、とばっちりを受けている日本こそ、いい面の皮です。さて、今度は日本の事情…。藤井さんのわけの分からない発言だけでは円高は進まないと思いますが、それでは、原因はナンなのでしょうか。米国は、危機に際し輪転機をフル回転し、通貨供給を倍近くに一気に増やしました。国内や世界の資金循環を円滑にすると言う目的がありました。日本も、金融を緩めるように言われたものの、日銀は一回目の時は、これを拒否…。世界の金融界から顰蹙を買いましたが、2回目の要求にはしぶしぶ従い、国債やCPの買い上げなどの措置をとりましたが、通貨供給に際しては危機当時と大きな変化(現在72兆円程度)はありません。

★日銀はいつまでデフレを続ける…?
 結局、国内には成長通貨は供給されていなし、貿易や金融決済などをする際には、供給量が倍になったドルと供給量に変化がない円を交換するわけですから、円の価値が上がるのは需給関係からみても当然だと思われます。こういう状態にあるにもかかわらず、日銀はCPの買い入れを利用がないとして止めることを検討し始めています。一体、日本経済をいつまで金欠病状態にしようとしているのでしょうか。以前から、何度も書いてきたように、日本の物価は過去最大の下落をし、デフレスパイラルに陥ろうとしているのに、日銀は頑なにデフレを認めようとはしていません。物価は年率2%を大幅に超える下落をしているわけですから、実質金利は2%を大幅に超え3%近くに達しています。これでは、消費も設備投資も動きませんから景気は低迷状態を続けたままになっても当然です。一体何年こんな状態がつづいているんでしょうか。

 日銀がこんな状態を放置しているのか、なぜマスコミは追求しないのでしょうか。世界の中で、日本経済の動きが鈍い原因がここにあるとしたら…。米国が世界にばら撒いたドルを回収するか、日銀が通貨供給を増やす(量的緩和への回帰)かしない限り、単純に需給関係から見て円高が進むことになります。日銀は、日本経済をどうしようとしているんでしょうか。最近、日銀の姿勢に大きな疑問を感じています。

 ちょっと横道の話が長引いてしまいました。経済学者ではありませんので、間違った考え方をしているかもしれませんが、まあ、ど素人の繰言としてご容赦ください。でも、世界の金融危機は、日銀の量的緩和措置の解除、ゼロ金利解除のあとに起きていることは単なる偶然ではないような気がするんですが…。

★あらためて物色の方向が確認された
 さて、株価の方ですが、アップルの好決算をみても分かるように、世界の景気回復を自社に取り込めるところの業績が目立ってよくなっています。日本も、コマツが世界のインフラ投資をうけ、また東エレが半導体需要の回復を受けそれぞれ受注を伸ばすなど、回復色を強めてきました。以前から、主張してきた流れですね。当分は、この流れに変化は無いものと思われます。唯一の障害が為替ですが、折角うまく買っても、今日のように立会い中に為替が変動すると元の木阿弥になってしまいます。まあ利益面はともかく、数量面では増加が見込めますので、できるだけ独占的なシェアをもち付加価値の大きいところを狙うことでしょう。

★13週の上値抵抗を抜いてきたが、明日から弾みがつくか?
 また、日経平均ですが、今日、上値抵抗になっていた13週線(昨日1万280円)を上回ってきました。今晩の米国株次第では、上げに弾みがついてくるかもしれませんね。まあ。為替に大きなブレがないことを期待しておきましょう。このコーナーで注目してきたメガチップスですが、みずほ証券の2段階格下げにあい急落しましたが、同証券が格下げの根拠にしたシステム事業の不振は、すでに発表済みの内容。それを踏まえたうえで予想EPS115円を出し、来期はさらに130円を見込んでいます。詳しい資料を読んでいないので分かりませんが、システム事業が利益にしめる比率はさほど大きいものではなく、会社が出した見通しから大きく利益が減少するとはちょっと考えにくいのですが…。チャート的には株価が長期間持ち合った1600円以下は買い場…だと思うんですが。

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米国で投資判断の格上げ続出…引け後発表のアップル決算は市場予想上回る
 おはようございます。
 米国の決算発表はたけなわに差し掛かってきました。これまでのところ、決算発表をしたS&P500採用企業62社中、8割近い企業の業績がアナリスト予想を上回る、という好調ぶり。投資家心理もじょじょに改善し始めたようです。
 週明けの米港株は、週末に大きく下げた反動から買戻しが入りしっかりにスタート。その後、新聞大手ガネットなどが予想を上回る決算を発表したことや、今晩決算発表を控えている建機大手キャタピラーに対し、バンクオブアメリカ・メリルリンチが株価目標の引き上げを実施。また投資会社も買い推奨したほか、カード大手AMEXやモトローラ、高級百貨店ノードストロームなどに投資判断引き上げが相次いだことから、大幅に反発。主力3指数とも年初来高値を更新して終わりました。騰落状況は値上がり銘柄数2240、値下がり数799と、値上がり数が圧倒的に上回りましたが、ニューヨーク市場の出来高は10億8100万株と低水準のまま…。好調な企業決算とは裏腹に、投資家の経済の先行きに対する警戒感が強いことを示しています。

 この日は、引け後に、アップルの四半期決算が発表されましたが、売上高は98億7000万ドル、EPSは1.82ドルになりました。売上高92億989万ドル、EPS1.42ドルとしたアナリスト予想平均を、いずれも大幅に上回る好調なものでした。また、10年第一四半期について同社は、売上高113-116億ドル、EPS1.70-1.78を予想していますが、これに関しては、売上高114億4866万ドル、EPS1.91ドルとするアナリスト予想を下回っていました。

 また、この日発表された10月の建設業者指数は18。前月の19から4ヶ月ぶりに低下しました。市場予想の20も下回っています。同指数の見方に対しては、政府の新規住宅取得支援策が来月末に終了する予定になっていることから、住宅取得に慎重な姿勢が見え始めた、と弱気の見方をする向きと、住宅価格の水準が新規の需要を刺激し始めており、今回の数値は一時的な落ち込みに過ぎない…と、強気の見方をする意見が対立し始めました。新規住宅取得支援策の帰趨については流動的ですが、この日、オバマ政権は地方の住宅金融会社を支援する新政策を発表しており、市場の反応が注目されます。この日は、住宅への弱気の見方が広がり、住宅建設大手KBホームが売られるなど、住宅関連は総じて軟調に推移しました。

 米国株は、決算発表に一喜一憂する形で、じり高をたどっています。以前から指摘しているように、1万ドル付近で形成したテーブルに差し掛かっており、テクニカル的にも、もみ合うところ。企業業績の好調を受け、じりじりと上げているものの、出来高の増加をともなわないため、一気に突破することが出来ないようです。また、債券市場も景気の先行きをめぐる意見の対立から、昨日も長期金利が低下するなど、待機資金が流出するところまでなかなか行かないようです。当面、好調な決算を背景に二進一退を繰り返しながら、息の長い上昇相場が続きそうです。長期金利が本格上昇に転じれば株価の上昇スピードが速まることもありそうです。債券と株式の綱引きは今も続いているようです。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 1万92ドル19セント +96ドル28セント (0.96%)

 NASDAQ総合指数  2176.32ポイント  +19.52ポイント (0.91%)

 S&P500   1097.91ポイント  +10.29ポイント (0.94%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万310円 +60円

              (円建て)  1万295円 +45円


 米国株は急反発して年初来高円を更新。CME日経平均先物は小幅高で帰ってきました。為替は、株高によるリスク許容度の増加からドルが軟化。円は90円台半ばの取引になっています。また、ドルの軟化を受け金価格が上昇。景気上昇による消費利用増加を見込みWTI原油先物も79ドル台に上昇しています。今日の日本株は、相場環境は良好。特に、注目のアップルの決算が市場予想を上回ったことは、国内ハイテク株見直しにつながりそうです。また、キャタピラーへの評価が上がりつつありますが、本日の日経でも回復基調にあるコマツの決算が伝えられており、インフラ関連株への見直し気運が強まりそうです。
 このところ、政府の指向する内需型経済と現実の世界景気回復の恩恵を受ける外需依存型経済の間で、投資家は股裂き状態となっており、日本株への気迷い感を強めることになっています。ただ、米国では成長産業が金融から、証券化バブルの影響を受けなかった通信やバイオなどの成長型産業へと移行しつつあり、米国経済のパイが縮小する中で、新しいパイが生まれつつあります。通信業界の革命がすすむなか、それにともなうハードの需要も拡大しており、資本財供給国としての日本への依存度も高まってきます。ここからは、米国経済を表面的な数字でみるのではなく、パイの中身がどのように変化しているかをみて、投資方針をそれにあわせることが需要に思われます。
 日本経済が内需を指向するにしてもまだまだ時間が必要。目先は、世界景気回復の恩恵を取り込めるもの…。

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え!ファーストリテーリングを格下げ…日本のファイヤーウォールは機能しているの?
 週明け19日の日経平均株価は、21円05銭安の1万236円51銭と反落したものの、銀行株などの買戻しが入ったTOPIXは4.85ポイント高の905.80と反発して終わりました。出来高は18億6641万株、売買代金は1兆2267万株と、ともに薄商い状態が続いています。
 また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは83、RSIは59、25日線かい離は+1.0%でした。とりたてて、目立った動きはないものの、日経平均に関しては、本日安値1万125円からの切り返しは、25日線(今日現在1万130円)を意識したもの。25日線を下値支持線と見る動きがあるようです。

★日本生命の株式売却、ファーストリテーリングの格下げ…
 さて、負け組み銀行のバンクオブアメリカや負け組みの金融部門を抱えるGE決算への失望から、週末の米国株は反落。今日の日本株もこれを受け、弱含んで始まりました。国内最大の機関投資家である日本生命が「5年かけ持ち株の10-20%を処分し、市場に一兆円近い売り物が出てくる…」と、弱り目に祟り目的な材料がでてきたうえ、今日はなんと今の日本企業で一番成長性が高いといわれるファーストリテーリングをJPモルガンが格下げ…。これだけで日経平均が30円以上も下げる、といった状態。まあ、21円安ですんでよかったというところでしょうか。一方、先週、JAL向け債券の切捨てなど何やかやと弱気材料を流しまくって売っていた金融株を、JALのヘッジファンドの大量買戻しとともに買い戻したことから、TOPIXは反発してプラスで終わっています。

★米国の屠殺相場を日本で再現?
 やはり、心配していたようになって来ましたね。JALの信用売り残は2000万株くらいしかありませんから、どこかから株券を調達して売り崩しにきたんでしょう。これに、CDSまで絡んでいたら、ヘッジファンドは大もうけ…ですね。でも、どこが株券を貸しているのか分かりませんが、このまま期末を迎えるようなことになったら貸したところは巨額の評価損を計上しなければならなくなりますね。なんだか、昨年、米国で起きたことをなぞっているような気がしてならないんですが…ちょっと心配です。
 米国の大手投資銀行やヘッジファンドが組んで、CDSや社債、貸し株などを使い弱り目企業を売り叩き、破たん寸前まで追い込んだり、リーマンブラザーズのように破たんさせられたところも出ています。、また、リーマンの時に組んでいた投資銀行がおかしい、となったら、次の売りの標的にされるという、まさに弱肉強食の商いが繰り広げられました。このときにも、いわゆる「風説の流布」が行われるなど、金融先進国の市場とは思えない殺戮が行われていたのです。

 それで、味を占めた連中が、今、日本に来ているわけです。外資系の野放図ぶりは、このコーナーでも、たびたび指摘してきましたが、今回の銀行株やノンバンク株、JAL株の下落など、日本の投資家のやり口とは違う下げ方をするものが多くなっていました。新政権は、景気の現状認識に関する関心も薄いし、株式市場で何が起きているかにも関心がないようですから、金融マフィアにとってはこれほど都合がいい市場はありませんね。これから、決算発表が始まると、大義名分のもとに売り叩けますから…ね。

★日本市場でファイヤーウォールは機能しているのか?
 今日のJPモルガンのファーストリテーリングの格下げというサプライズにしても、週末の先物手口では1500枚を超える売りがあるわけですから、ちょっと問題があります。ポジションが無ければ、不思議にも思いませんが、一時は格下げだけで日経平均を30円以上押し下げたんですから、一つ間違えると、株価操作にもつながりかねません。最近、外資を含めた証券会社の株価目標や格付けが発表されるケースが増えましたが、まさか、事前に売買をするようなフロントランニングが行われているんではないでしょうね~。発表の内容を見ると「買い」からいきなり「売り」に引き下げたり、株価目標が時価ととんでもなくかけ離れたものになっているケースが良く見られます。

 現実問題として、ファイヤーウォールは確実に守られているんでしょうか。外資系証券が絡んだインサイダーや、先日新聞紙上をにぎわしたBNPパリバの不正株価操作などが目立ちますが、もしかしたら氷山の一角ではないんでしょうね。投資家は、素直に彼らの評価を信じて売買しているんですが、本当に、信じていいんでしょうか。格付けや株価目標の変更が、適正に行われ、かつフロントランニングがないことを取引所や監視委員会はどのようにチェックしているんでしょうか。

 日本の株式市場は、国民の貴重な富を売買している重要な場所ですが、外資が治外法権の市場のごとく振舞って国富を収奪しているとするなら、大きな問題です。取引所はデリバティブの商品数を増やすことばかりに熱中しているようですが、真のグローバル化を図るには「公正な値付け」が行われることの方が重要。今回のパリバの一件を見るまでも無く、「やっぱりか…」と思われた投資家も多いはず…。新興市場の株式市場も、基本的には似たようなものでしょうが、成長性がある分ボラティリティが高く、どうせなら、海外でだまされた方がまだマシ…と、最近考えるようになってきました。別に、株を買わないでも金や原油、海外ETFなど投資対象はいくらでもありますからね。
 まず、信頼して売買できる本来の「信用市場」に建て直すことが先決問題のような気がするんですが…証券取引所に天下っている皆様方…。

★日本株は13週と26週のサンドイッチ相場
 今日は、BNPパリバの一件から、まさに「やっぱりか…」と腹が立ち、書き殴ってしまいました。全体感については、先週も書いているように、日経平均は右肩上がりの13週と26週線にはさまれじり高…米国株は、先行きのリスクが強まった金融株は寄り高い利益を、製造業などの景気敏感株に対しては、将来性を期待して売り上げの増加を好感するながれへと変化。総悲観からの立ち直りをリードした金融株・ディフェンシブ株から、次の主役への入れ替えが進んでいます。ただ、景気回復初期にあるため企業間で業績内容にばらつきがあり、各企業の業績発表ごとに失望と楽観を繰り返す状態…いわゆる「懐疑」の段階にあります。このような時は、深押しは無いもの…。
 今週は、キャタピラーやマイクロソフト、ハネウェル、ヤフーなど景気敏感株とともに、モルガンスタンレーやウェールズファーゴ、ボーイングなど問題含みの企業の決算発表もあり、高値波乱の動きになるかもしれません。日米とも、2004年~2005年にかけ形成したもみ合い場に到達しており、目先、一段高には日柄が必要なポイントに来ています。米国の決算発表が終わったとき、果たして「安心感」が生まれるのか、それとも「失望感」か…。

 一方の日本も決算発表が始まりますが、新政権のやることなすこと、経営者の強気心理を削ぐことばかり…。こんな環境下で果たしてどんな見通しを出してくるか…。叩き屋の思う壺にはまるほど腹の立つことは無い…。

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負け組み金融機関の決算に失望…金と比べた原油価格の割安是正からダウが上昇?
 おはようございます。昨日は薬切れによる血圧上昇で、病院に駆け込み書き込みができず失礼しました。「あなたの血圧は薬で持っているんだから、切れたらすぐに来なさい…」ときついお叱り。そのあと、「毎度のこととは言いながら、どうなっても知りませんよ…」ときた。どうやら最悪の患者の一人らしい…。

 さて、米国株式市場は「業績感応相場」が続いています。昨日は、金融界の負け組みバンクオブアメリカとGEが決算を発表。ともに期待にそぐわぬ悪い内容だったことから、市場は大幅に反落してスタート。昨日引け後に発表されたIBMが冴えない見通しを発表したことや、ミシガン大消費者信頼感指数(10月)が市場予想に届かなかったことなど、冴えない材料が続いたことから終日安値圏での商いが続きました。ただ、9月の鉱工業生産指数が市場予想を大幅に上回ったことから、原油価格がほぼ一年ぶりの1バレル78ドル台後半まで上昇。これを受け資源株が買いなおされたことから引けにかけ下げ幅を縮小したものの、結局、主力3指数とも反落して終わりました。

 この日発表されたミシガン大消費者信頼感指数(10月)は、69.4.前月の73.5から低下するとともに、エコノミスト予想の平均値73.5も下回り、消費心理の弱さを示しました。景気の現況指数は前月の73.4から、72.1に、消費期待指数も同73.6から67.6にそれぞれ低下し、市場の失望感を誘いました。また、同日発表の鉱工業生産指数(9月)は、98.5。前月0.7%上昇するとともに、市場予測の平均値0.2%上昇を大幅に上回りました。自動車関連や衣類の好調が目立ちましたが、特に、自動車買い替え支援策終了にともなう反動が懸念された自動車・同部品が前月比8.1%伸びたことが注目されました。(ただ、8月の支援策廃止前の駆け込み需要の増加で、納車が遅れている分の生産がありそう)

 昨日までに金融大手4社の決算が出揃いましたが、積極的にリスクをとってトレーディングを強化した、JPモルガンとゴールドマンザックスの好調振りが目立つ一方、十分にリスクをとりきれなかったシティやBOAとの格差が目立ちました。ただ、いずれも、個人ローンや不動産ローンなど貸し倒れ引当金の増加など、コスト上昇が目立っており、証券市場が再び不振になったときの、収益体質の弱さが懸念されます。今後、住宅や商業用不動産、個人消費の低迷が続いた場合、収益低迷が長引く可能性があり、今後のポートフォリオ構築ではウェートが低下して来る可能性が大きいものと思われます。

 米国株は今週も堅調が続き、2週連続陽線で終わりました。市場の反応を見ると、過去の相場をリードしてきた金融株には期待以上の業績を、製造業については利益面よりも売り上げ面を注目する傾向があるようです。先行きの成長が期待できない金融に対してはより大きな見返りを求め、今後の成長が期待できる製造業には「将来性」を求める…という流れです。明らかに投資基準が違ってきており、今後の物色動向にも影響を与えてきそうです。来週は、中国でのアイホン販売が開始されるアップルなど「将来展望」の拓けた企業の決算が発表されますので、ますます、この流れが鮮明になってきそうです。
 また、原油価格の上昇が目立ってきましたが、従来言われてきたのは原油価格×10が金価格。昨年は原油価格と金価格の倍率が7倍まで縮小し、原油価格の行き過ぎが目立ちましたが、現在はこれが13.5倍まで拡大。金価格に比べた原油価格の割安感が目立っており、当面、この修正から原油価格上昇が続くことになりそうです。したがって、資源株の影響が大きいニューヨークダウやS&P500優位の展開が続くことになるかもしれません。15日朝の書き込みで掲載したニューヨークダウのチャートの上値抵抗線の状況を見ながら、来週も強調相場がつづくことになりそう。

 16日の米国株
 ニューヨークダウ 9995ドル91セント -67ドル3セント (0.67%)

 NASDAQ総合指数 2156.80ポイント -16.49ポイント(0.76%)

 S&P500  1087.68ポイント  -8.88ポイント (0.81%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万215円  -55円

              (円建て)   1万205円  -65円


 16日の日本株
 日経平均株価 1万257円 +18円91銭高   TOPIX  900.95ポイント  -3.16ポイント

 出来高 : 19億7433万株  売買代金 : 1兆3228億円

 日経平均サイコロ : 8勝4敗  騰落レシオ : 83  RSI : 49 25日線かい離 : +1.2%
 
 
 米国株は続伸、CME日経平均先物も1万300円台、為替は1ドル90円台…順風の相場環境でしたが、日本航空の再建をめぐる不透明感から大手銀行株が引き続き売られたほか、電力、建設など内需中心の金利敏感株がもさえない展開。一方、低価格を売り物視するファーストリテーリングなどが買われ日経平均の指数を支えました。全般的には、週末控えで先物の手仕舞い売りなどが増加。業績発表を控え上値を追う動きも無く、騰落銘柄数が値下がり数900を超えるなどさえない展開でした。この日も、ほぼ寄り付き段階で、勝負がつき終日の値幅は74円という狭いレンジ内の動き…。

 日本株は、海外株高の追い風を受けているものの、為替や政策の不透明感、景気の二番底懸念から重たい空気の相場が続いています。一昨日上向いた25日線は再び低下しており、相場の方好感が乏しくなっています。一昨日も書きましたように。ともに上昇中の13週と26週移動平均線にはさまれた狭いレンジ内の動きに入っており、右肩上がりは維持しているものの、力不足の展開は否めません。政策は内需を指向しているものの、実際の経済は外需を中心に回復しており、投資家にとってもどちらを重視して良いのか決めかねて居る状態ではないでしょうか。ただ、最近の株価上昇や長期金利の上昇で、ドル相場にも変化が出始めており、円が91円台に入ったことは、相場の方向感を決める意味では明るい材料になりそうです。来週のアップル決算を初め一連の米国ハイテク株決算は日本株にもインパクトを与えてきそうです。物色方向に変化無し。

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米国株は騰落数が拮抗するなか、資源株の上昇で続伸…業種別に選別する動きも
 おはようございます。
 1万ドル大台を達成した米国株ですが、昨日は好調な経済指標や企業業績など好材料と高値警戒感からの利食い売りが交錯。前日引け値付近で神経質な動きを繰り返していたものの、原油価格の上昇を受け資源株が上昇。結局、主力3指標とも続伸して終わりました。この日は、一昨日のJPモルガンに続き、金融界の勝ち組であるゴールドマンザックスが決算を発表。市場予想を上回ったものの、事前予想以上の内容を期待していた市場の失望感や収益が不安定なトレーディングに依存する比率が高かったことから売り物が増加。同じく、黒字決算を発表したシティとともに売られるなど、金融株に対する市場の見方の変化をうかがわせる動きが出ていました。

 また、この日は、携帯大手ノキアが予想を下回る決算を出したことからハイテク株全般に警戒感が台頭。主力ハイテク株が売られました。引け後に発表されたIBMの決算はサービス・コンサルティング統合部門の受注が落ち込んだことや、売り上げが前期比6.9%減となったことから時間外取引で3%を超える下落となっているものの、検索大手グーグルの決算は、売上高が59億4000万ドルと前期比対前年比とも上回ったほか、特別項目を除いた利益はEPS5.89ドルと市場予想の5.42ドルを上回り、時間外で買われるなど、ハイテク株の間でもまちまちの動きになっています。

 この日は、フィラデルフィア地区連銀景況指数(10月)が市場予想を下回ったものの、ニューヨーク州製造業景況指数(同)は市場予想の18.0を上回る34.57に急進するなど、地域間の景況格差を示す指標もありました。ただ、いずれも新規受注や設備投資が伸びたほか、従業員がマイナスからプラスに転じるなど雇用面での改善傾向も見られました。ただ、6ヶ月先の業況については慎重な見方も多くなっています。

 昨日の米国株は、企業業績に敏感に反応し神経質な動きが続きましたが、期待感だけが先行するというより、冷静に決算内容を見極めて行動するという、冷静さが目立ちました。ニューヨーク市場の騰落数は値上がり1509、値下がり1502とほぼ拮抗しており、強弱感が対立する中。予想外のガソリン在庫の急減で上昇したエネルギー株が指数の上昇を支えた、という格好です。当面、原油価格の上昇に支えられニューヨークダウやS&P500は堅調な展開が予想されますが、ノキアやIBMの期待はずれの決算が、ハイテク株の業績への警戒感を埋めきれるかどうか?グーグルの決算は市場予想を上回りましたが、今後アップルやHPなどの決算発表への注目度が高まりそうです。債券市場の下落が鮮明になってきましたので、金融相場の可能性も強まってきました。当面のニューヨークダウの動きなどは、昨日掲載したチャート参考にしてください。

 15日の米国株
 ニューヨークダウ 1062ドル94セント +47ドル08セント (0.47%)

 NASDAQ総合指数  2173.29ポイント +1.06ポイント (0.05%)

 S&P500  1096.56ポイント  +4.54ポイント (0.42%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万325円 +85円

              (円建て)  1万305円  +65円  


 米国株は続伸、CME日経平均先物は1万300円の大台を回復して帰ってきています。また、新規失業保険の申請件数の減少などから、米国の長期金利が上昇。為替市場ではドルが買いなおされ、円相場は1ドル90円台前半の取引で帰ってきています。今日は相場環境は順となっており、昨日に続き堅調な展開が予想されます。原油高を受けた資源株や商社株などが注目されますが、IBMとグーグルの対照的な決算内容にハイテク株がどう反応するかが注目されます。ただ、為替が90円台に入ったことで、ハイテク株全般への見直し気運が強まりそうです。このところ、個別銘柄で荒っぽい動きが始まっており、決算の減額修正の可能性があるものは売叩きにあうことも予想されますので注意したいところです。引き続きハイテク株の押し目買い。

 (血圧が上がったままで、考えがまとまらず思ったような原稿になっていません。中味はそれぞれ整理してください。)

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今日も寄りで勝負が決まった…JAL相場にリーマン破たんと同じ匂い
 血圧が上昇気味で頭がボーッとしています。病院に薬をもらいに行かなくては…。
 さて、15日の日経平均株価は178円44銭高の1万238円65銭、TOPIXは9.77ポイント高の904.11と、ともに反発して終わりました。出来高概算は19億9847万株、売買代金は1兆3743億円でした。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは85、RSIは41、25日線かい離はプラス1%と、やっと25日線を回復してきました。

★寄り付きで勝負あり…25日線が上向きに転換
 米国株の上昇に蹴飛ばされて寄り付きに上がっただけ…という感じ。米国の動きを受けて、昨日売られた銀行株や先物の買戻しが、裁定買いを誘い日経平均が上昇した、というとところでしょうか。ただ、寄り後は(今日の日経でも話題として取り上げていましたが)膠着状態に入り、日経平均の終日値幅はわずかに88円…。まあ、25日線も回復したし、窓も閉めたし…で、「まあ良いか…」という感じ
で後場からは総見送りという感じでした。
 テクニカルで今日の相場を見てみると、注目されるのは、8月21日、9月4日、同14日と1万140円台から1万170円でつけた安値で形成した上値抵抗ゾーンを上回ってきたこと。また、下落に転じていた25日線は昨日の1万137円から、今日は1万139円となり、上昇に転換してきた点です。まだ、明日移行の動きでは再び下落に転じる可能性がありますが、とにかく、上向きに転じ、かつ株価が平均線上に出てきたことは評価できます。

★日経平均は、13週線と26週線にはさまれたまま上昇中
 日経平均の動きは、先週までともに上昇トレンドにある13週線と26週線にはさまれたゾーンを動いています。今日の引け値1万238円は昨日現在の13週線の位置する1万243円以下で終わっており、結局、今日の株価は13週線を意識して高値を形成していた…ということになりそうです。13週、26週ともに上昇しており、当面、このゾーンで動いても株価は上昇しますが、勢いがつくためには、やはり、13週線を上抜いてくることが課題になりそうです。まあ、今日は為替のほうが比較的安定していたため、先物筋も仕掛けるタイミングが無かった…というところでしょうか。

★JALの下落相場には、リーマンを破たんに追い込んだのと同様の取引手法があるのでは
 ただ、個別の動きをみると、どうもきな臭い動きがあちこちで感じられます。一番良い例が、日本航空ですが、このところ出来高上位に顔を出し大商いが続き株価が下落しています。今日も、前場途中と、後場から大量の売り物を浴びて安値を更新していますが、もしかしたら、米国でリーマンブラザーズを破たんに追い込み、ベアスターンズを倒産寸前まで追い込んだ、CDSを使った意図的な売り叩きが行われているのかも知れません。手口が分からないので、あくまでも推測にしか過ぎませんが、同社の場合、大量の社債が発行されており、恐らくその保険のためのCDS取引が行われているはずです。値下がりした社債を買い、同時にCDSを購入。同時に株価を売り叩いて、売りで儲けるほか、CDSの値上がり益も確保する…。万が一、破たんしても、CDSで安く買った社債の元本支払いを確保できるわけですから、投機筋にとっては別に会社が倒産しても構わないわけで、徹底的に売り込み「株価で殺す…」という所まで、持ち込みかねません。以前から、この商いを懸念し何度か書いてきましたが、JALの不自然な動きは何か不穏なものを感じさせます。取引所や監督官庁はこんな動きに備えているのでしょうか。

★来月のヘッジファンド決算をにらんだぶっ叩き相場が始まった?
 また、JALの株価を売り叩くとともに、同社に債権を持つみずほなど金融株を売り叩く…。どうも昨日も心配したヘッジファンドが個別株に的を絞って売り叩きに出てきた可能性があります。今日は、この欄でも注目してきたメガチップスが突然商いをともなって急落していますが、どこかの大株主が投げたのか、それとも、どこかが格下げをやって売り叩きにあったのか…とにかく、下げの理由が分からないで急落しています。もし業績の減額修正や証券会社の格下げなら、オープンになる前にこんな動きをすれば、インサイダー取引の疑いさえ出てきます。どうも、このところ、説明のつかない不自然な株価の動きをするものが増えています。もし、JALが米国流のやり方で破たんするようなところまで追いかまれたとしたら…。米国でのリーマン破たんの経緯を見ていれば、やがて、日本でも同様なやり方が持ち込まれることはわかってたはず…。リーマン破たんのときは、日本で活動している外資系証券会社もCDSを使って、売り方に参加していました。また、破綻後には、CDSの支払い要求をAIGに要求。公的資金を迂回して資金回収したという疑念ももたれています。

 やはり、監督機関は、売り方の手口などを詳細に調べてみる必要があるんではないでしょうか。それとともに、今後、決算発表が始まったら、ちょっと見通しを下回ったくらいで大量の売りを浴びるようなものも出てくるかもしれません。どうやら、以前から心配していたことが、日本でも始まったようです。取引所の皆さん、証券市場を海外金融マフィアよる日本企業の屠殺場にしてはだめですよ。

 まあ、株価は米国株が上げている間は大丈夫。また補正予算の見直しもあらかた終わり、次は雇用・景気対策を含めた来年度予算(2次補正を含む)作りに入り、景気の方向も見えてきます。具体的な対策を見なければ、物色の方向は分かりませんが、それまでは、これまで継続して言っているように海外景気回復を取り込める企業しか買えない…。それにしても、藤井さん!何度も何度も繰り返して円高になるようなことを言ってはだめですよ。自分だけ、信念を曲げないのは立派な姿勢ですが、世界の趨勢は米国を筆頭に、通貨安を指向する方向にあるわけで、なにか言えば言うほど、円高容認と取られてしまいます。黙っているのが一番だと思うんですが…。

 やはり今日は頭が血圧でハイになっているようです。うわごとのように、被害妄想を書いてしまいました。でも案外「当たらずとも、遠からず…」かも。今年の決算発表は荒れることを覚悟しておいた方が良いかもしれない。取引所が目指すグローバル化は、なんでもありの世界の金融マフィアを日本に招き、ぺんぺん草も生えない沈滞市場にかえることなのでしょうか。

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予想を上回る企業業績と、堅調な小売が株価を押し上げ大台回復…
 おはようございます。今日は朝からガスっていて、生駒のお山もまったく見えません。この3~4日は朝から秋晴れで、お山のアンテナ群が朝日を浴びて反射し、シャンとした気分にしてくれたんですが…。まあ、相場観にもガスがかからないように、今日も一日気合を入れてがんばりましょう。

 さて、アルミ大手アルコアの予想を上回る決算から始まった、米国の第3四半期決算発表ですが、予想を上回るものが続々と登場。アナリスト予測は、かなり強気のものが多かったのですがそれを上回る実勢になっており、市場に「サプライズ」をもたらしています。
 半導体大手インテルの予想を上回る決算発表を受けたこの日の米国株ですが、寄り前に発表された銀行大手JPモルガンの決算も市場予想を大幅に上回ったことから、大幅高でスタート。1万ドル大台手前で足踏みする場面はあったものの、原油価格の上昇を受けた資源株高や9月の小売売上高の実質増加で小売関連株が買われたこともあり、引け近くに大台を突破。結局、主力3指数とも1%を超える上昇になりました。

 この日発表された小売売上高(9月)は、買い替え支援策が8月で終了した自動車販売の落ち込みから1.5%の減少になりました。ただ、市場予想の2.1%減は上回っています。一方、自動車販売を除いた小売売上高は0.5%の増加。家具やガソリン販売の好調から市場予想の0.2%増を上回り、消費が底堅いことを示しています。

 ニューヨークダウ週足
 さて、図は直近の株式ウィークリーレポートで使ったものですが、先週、下降バンド内の内部抵抗線を突破。相場が強気圏内に入ってきたことを示唆しています。当面、右肩上がりの上限ラインCと主力下降バンドの上限ラインAが交差するポイントが相場の屈折点になるものとなりそうですが、このゾーンは、以前から指摘している月足のテーブル内にあり、抵抗力はかなり強いものがあると思います。
 今回の相場が、本格的な立ち直りに入るには、この下降バンドを抜け出すことが条件になりますが、現段階では、まだ結論を出すにはいたりません。

 このバンドを突破するには、やはり新規の資金流入が課題になりますが、この鍵を握るのが債券市場にある待機資金。景気が回復色を強めるとともに民間の資金需要が強まりますが、現在は財政資金の調達が優先された状態。民間からの銀行借入が増加すれば、市中金利は急速に上昇し、債券の保有リスクも高まってきます。ドル資金の海外への流出も国内資金需要の増加にとっては金利押し上げ要因。現状の状態では、公的資金調達が民間資金の調達を阻害するクラウディングアウトがおき、将来的に金利上昇圧力が強まり、財政、景気にも悪影響を及ぼす可能性も出てきます。そろそろ、何らかの為替政策の変化が出てくるかもしれません。まだ先の話だとは思いますが、債券の保有リスクが高まっていることだけは確か…。現実に、10年物国債の金利は最近の3.1%台から、昨日は3.4%台へと短期間に急上昇しており、債券市場から資金が流出している可能性を示しています。下降バンド突破へ向け、エネルギー充填が始まった…と見てもいいのでしょうか。(図はクリックすると拡大されます)

 14日の米国株
 ニューヨークダウ 10015ドル86セント  +144ドル80セント (1.47%)

 NASDAQ総合指数  2172.23ポイント  +32.34ポイント (1.51%)

 S&P500  1092.02ポイント  +18.83ポイント (1.75%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万205円 +125円

              (円建て)   1万190円  +110円
 

 米国株は大幅上昇、CME日経平均先物も申し訳程度に上昇して帰ってきました。米国株高でドル安が続いていますが、対円相場は89円台前半の小動き。ほぼ昨日と同様な相場環境になっています。昨晩も書いたように日本経済には固有のリスクがあり、なかなか世界の景気回復の流れに乗れませんが、今日も、昨日と同様、為替動向を受けた先物筋に振られる展開か…。米国の銀行株高を受け昨日売られた銀行株の買戻しや先物の買戻しからしっかりはじまるものと思われますが、25日線を突破できずにもたもたしていると、昨日のように先物筋の介入から売り崩される懸念も…。とにかく、ここは、世界景気回復の恩恵を取り込める株…しかない。テーマ株を注目したいところですが、決算発表が近づいていることから、業績の裏づけがないテーマ株は相場の持続力に疑問があります。海外のテーマや景気回復につながるもので、2011年決算見通しの明るいものを丹念に拾うこと。25日線を一気に引き上げる位のサプライズをともなう大幅高がほしいところ…。

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インテル効果を台無しにした投機筋の売りしかけ…うまくいくかな?
 14日水曜日の日経平均株価は、16円35銭安の1万60円21銭、TOPIXは7.06ポイント安の894.34と、ともに反落して終わりました。出来高は金融株などの出来高急増もあり、21億8659万株、売買代金も1兆4875億円と、ともに前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは78、RSIは41、25日線かい離はマイナス0.8%でした。だんだん25日線の下落圧力が強まってきたようですね。そろそろ、政府の方も株価意識を強めないと、海外投機筋から食い物にされますよ。

★ヘッジファンドに対する「杞憂」
 昨日の日経夕刊トップのヘッジファンドの記事を見たとき、イヤーな感じがしたんですが、やはり、バタバタ動き始めてきましたね。以前から、彼らは、11月末の決算を控えて実績作りを急がねばなりませんから、買いから入る余裕はなく、弱みを見せている市場を叩きに来る可能性が強い…として、政権交代のごたごたで景気対策が一時的空白期に入るほか、ドル安(=円高)のデフレ圧力で、景気の2番底懸念がある日本市場が狙われる可能性がある…と書いてきました。かなり大きな玉を売買しても日本市場ならこなせますから、まさに彼らにとってはうってつけの市場。昨年マスコミ等を使い「ジャパンパッシング論」などをはやし、日本株を売り叩いたことは記憶に新しいところです。おまけに、新政権は「株式投資は金持ちがやるもの…」などという旧態依然とした考え方の○○党を政権内部に取り込んでおられるため、臨機応変の対策が打てないことも、やりたい放題が出来る可能性があります。また、なにより、相当な無茶をやっても取引所から何も言われなかった、という経験もありますしね…。

 昨年も今頃から、売り崩しに来ていますから、まあ、あまりなめて罹らない方がいいかもしれません。海外の景気が回復傾向にあり、インデックス採用銘柄にもハイテク株中心に業績改善余地があり、昨年とは地合が異なりますが、あまり荒れると手控え気分がつよまり板が薄くなり予想外の安値が出ないとも限りません。今日も、日経平均株価は16円くらいの下げで済んでいますが、実態はファーストリテーリングだけで30円以上押し上げていますから、一部の寄与率の大きい銘柄を除くと、実際の下げ幅はモット大きなものになっていたはずです。

 今日も、朝のうちは昨日の米国の地合や、予想を上回るインテル決算を好感してしっかりに始まったものの、昨日の海外市場で、ドルが主要通貨バスケットに対し、14ヶ月ぶりの安値に落ち込んだことから、後場に入り、投機筋がドル売り・円買いの仕掛けに動くとともに、先物にも売りを出すという売り仕掛けにでてきました。円は一気に一円近く動いたため、で直りかけたハイテク株も売られて日経平均は反落する…という、いつものコースをたどってしまいました。先物と現物のサヤが逆転するシーンがかなりありましたから、裁定解消売りも結構出ていたはずです。また、今日も25日移動平均線(今日現在1万137円)に近づくと、売り物が増えるという状態で、だんだん売り仕掛けに弱い状態が出来つつあるのは気になります。以前から書いているように、指数を云々するのは今日の動きを見ても分かるように無意味なんですが、8月に高値をつけた中小型株の下落が大きくなっており、場味を悪くして信用の投げが出るような局面になれば、ちょっと心配です。

★これ以上の円高は日本市場を隘路に追い込んでしまう
 日本株については、海外経済回復を取り込めるもの以外はダメ、と書いてきましたが、ここから円高が進むようだと、ここまでだめになり、完全に隘路に入り、投機筋の格好の餌食にならないとも限りません。なぜ、日本だけがこんなに世界の流れと異質な方向を向いているんでしょうか…。まあ、杞憂に終わると思いますが、25日線を回復して、かつ同線が上向きに転じるまでは総論的には日本株を強気したくないかんじです。ただ、このところ、政府筋から仕切りと円高容認論を言い訳がましくけん制したり、介入をにおわすような発言や、年初にも第二次補正予算を組んで景気対策を行うなどの発言が出ていますから、あまり慎重になりすぎることも危険です。為替にしても、ドル安いより輸出が増加、一方で消費が抑制され貯蓄率が上昇するなどファンダメンタルの改善がすすんでいるほか、出口論の検討で利上げの思惑もつよまっており、一方的に売り込むこともリスクが大きくなっています。結局、色々動いてみたけど、たいしたことは無かった…ということで、終わりそうなきがするんですが…。

★インテルの好決算→JPモルガンの決算発表…次の相場の主役を占う需要な局面へ
 まあ、日本株の心配はこれくらいにしておいて、今日の朝も書いたように、インテルの決算は予想を上回るものになりました。また、大容量通信の時代に備えたシスコシステムズのM&Aは、米国経済の新しい幕開けを感じさせます。日本では、インテルの好決算を、材料出尽くしみたいな扱いをしていますが、GLOBEX市場では主要3指数とも急伸。ニューヨークダウは80ドルを超える上げになっています。今晩は寄り前にJPモルガンの決算発表がありますが、金融界では勝ち組なので、数字によってはインテルの上昇を今晩の相場につなげ、さらに加速する材料になる可能性もあります。ただ、以前から書いているように、今後は、景気敏感株が主役の相場に移行しますので、注目すべきは、JPモルガンやさらに翌日発表のゴールドマンザックスが新値をとり主役に踊りでるほどのパワーが残っているかどうか…。それによっては方向感を訂正しなければなりませんが、おそらくそうはならないものと思います。主役交代は粛々として進んでいくと思います。

 今晩は、また決算発表以外にもFOMC議事録も公表されますが、内容イカンによっては為替に影響が及ぶ可能性もあります。まあ、日本株に関しては米国株がしっかりしている間は大崩れの心配はありませんので、基本的な物色対象はこれまで書いてきた流れと変りません。酉島SS、京三SSはこの相場でもしっかり…。メガチップスは大幅安で終わっていますが、同社の月足をみて支持線の状況を見れば良い買い場になっていることが分かります。それにしても、米国の通信業界で起きている変化は面白い…。強烈な陣取り合戦が始まりだしたようです。日本の部品供給メーカーが受けるメリットもかなり大きなものになりそう…。

 (今日は電話が長引き、思いつくままに書いていますので、ちょっと極論を書いているかもしれません。ヘッジファンドのところはやや割り引いても良いとおもいます。)

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J&Jの売り上げ減に失望…しかし、インテルの予想を上回る決算で引け後の取引は急伸
 おはようございます。
 企業決算への期待感を強めている米国株式市場ですが、昨日は寄り前に発表された健康関連用品大手ジョンソン・アンド・ジョンソンの第3四半期決算の売上高が市場予想に届かず、前年同期比で減少したことを嫌気し、売り先行でスタートしました。また、注目されていた医療保険改革法案が上院財政委員会で可決し、成立へ向けて一歩前進したことから保険大手エトナやユナイテッドヘルスグループなど医療保険株が下落、有力金融アナリストがゴールドマンザックスの投資判断を中立に引き下げたことから銀行株が売られるなど、金融関連株の下落も目立ちました。一方、ドルの下落やOPEC(石油輸出国機構)の石油需要見通し引き上げを受け、原油価格が上昇したことを受け、資源株が上昇、指標の下支え役を演じ、結局、ニューヨークダウとS&P500は小反落。ハイテク株が多いNASDAQ総合指数はシスコシステムズが発表した通信機器メーカーの買収を好感し、反発して終わりました。

 また、この日引け後に発表された半導体大手インテルの第3四半期決算は、売上高が94億ドル、EPSが33セントになりました。アナリスト予想の売上高90億6156万ドル、EPS28セントをともに上回っています。また、第4四半期の会社側予想は売上高101億ドルのプラスマイナス4億ドルと引き続き好調な見通しを示しました。これを受け、GLOBEX市場では、ニューヨークダウが70ドル以上上昇、NASDAQ100、S&Pとも急伸して取引されています。

 この日発表されたジョンソンアンドジョンソンの第3四半期決算は、売上高は150億8000万ドルで市場予想の152億2000万ドルを下回りました。ただ、純利益は前年同期を1.1%上回る33億5000万ドル(EPS1.2ドル)を確保。アナリスト予想のEPS1.13ドルを上回りました。会社側は2009年決算の通期のEPS見通しを4.54ドルー4.59ドルと、従来見通し(4.45-4.55ドル)から引き上げています。

 この日は、金融関連に悪材料が相次ぐ一方、インテルの好決算、シスコシステムズの通信機器メーカースターレットネットワーク買収などハイテク株に好材料が続きました。ジョンソンアンドジョンソンの決算内容は悪いものではありませんでしたが、昨日も書きましたように、後ろ向きの利益確保から、売上増加→利益拡大を期待する方向に転換しているため、売上高が予想に届かなかったJ&Jの決算に失望したものと思われます。ただ、利益面では市場予想を上回るとともに、通期の見通しも引き上げており、市場の失望感は大きなものにならなかったようです。一方、インテルの決算とともに、注目されるのがシスコシステムズのM&A。アイフォーンやブラックベリーなど新しい携帯端末向けの映像電送などデータ通信の増加を展望した買収で、通信分野での新たな成長に対応した動きで、今後、他の競合企業でも囲い込みの動きが活発化してくる可能性があります。米国の経済のパイの拡大は期待すべくもありませんが、パイの中身は金融から新しい成長分野へと移行しつつあり、今後の投資では、この変化を重視することが大事になります。相場は確実に、成長性を重視した第2ステップに入りつつあるようです。

 13日の米国株
 ニューヨークダウ 9871ドル06セント -14ドル74セント (0.15%)

 NASDAQ総合指数  2139.89ポイント  0.75ポイント (0.04%)

 S&P500    1073.19ポイント -3ポイント (0.28%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万75円 -15円

              (円建て)  1万55円  -35円   


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物は小幅安で帰ってきました。ドルは主要通貨のバスケットに対し14ヶ月ぶりの安値を更新してきましたが、対円では小幅な円高の取引になっています。市場環境としては中立ですが、引け後発表のインテル決算を受け、GLOBEX市場で米国株が急伸しているほか、日経225も上昇に転じており、今日の日本株はハイテク株を中心に堅調な展開が予想されます。また、昨日、ドル安を受け金価格が1オンス1069,70ドルと、8日につけた最高値1062.70ドルを上回っており、引き続き産金株や都市鉱山関連株が注目されます。このブログでは日本のパーツ業界の強さを書いてきましたが、今日の日経「大機小機」欄でも世界のものづくりを支える日本の資本財の強さについて触れていました。まったく同感です。内需転換も大事ですが、今は大競争時代を生き残るための資金稼ぎを優先する時。とにかく世界の景気回復を取り込める企業しか買えない。これまで書いてきた物色の方向感に変化なし。

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海外株高へのキャッチアップは遠い道のり…25日線の下落圧力に負ける
 3連休明け13日火曜日、日経平均株価は60円17銭高の1万76円56銭、TOPIXは3.57ポイント高の901.40と、ともに5日続伸して終わりました。出来高は18億2045万株、売買代金は1兆3248億円と、前週末のSQ商い分を除いたものとほぼ同水準の商いでした。
 また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは77、RSIは39、25日線かい離は-0.7%でした。指数的にはもう少し厳しいものが欲しかったんですが、とりあえず騰落レシオとRSIは教科書的な底値水準からの出直りに入っています。厳しい局面を経験していませんので、戻り売りを消化しながらの反発になるんでしょうか?

★アナリストの強気転換が気になる…
 さて、米国株のほうはすっかり様相が変ってきた感じです。先週も案内しましたが、「今後1年以内にS&P500が1200ポイントまで上昇する…」と言うアナリストの発言が過激だと言われていましたが、最近では「年内にも…」と論調が変るほど強気が増加しています。企業業績の見通しについても、増額修正に踏み切るアナリストが増加…。今週15日に決算発表を控える検索大手グーグルにについて、発表があるまえに投資判断の引き上げをするアナリストが増加。なんとか、名前を売らなければ…という軽率な動きが出てきています。ちょっと心配な動きではありますね。ただ、アナリストがはしゃぐほど、投資家の方は、浮かれていないようで、出来高面は10億株を割り込み低調なまま…。まあ、市場全般が先走るというような感じではないようですね。結構上がったような感じがしますが、ニューヨークダウのサイコロは6勝6敗…。まだ余裕含みの状態ですね。

★ハイテク株の帰趨を左右するインテルの決算
 まあ当面米国は企業業績が最大の焦点。今晩から決算発表が本格化しますが、まず寄り前にはダウ採用の家庭用品大手ジョンソン・アンド・ジョンソンが発表。市場予想はEPS1ドル13セントを予想していますがこれを上回るかどうかで、今晩の寄り付き後の動きを左右しそうです。また、引け後には半導体大手インテルが決算を発表しますが、同社の業容は携帯電話からパソコン、液晶まで多くかかわっているだけに、実際の受注動向がどうなっているか、また、ドル安による輸出効果がどのくらい出ているか、また、今四半期に対しどんな業績見通しを出してくるかなど、注目点も多く、ハイテク株全般の動きを左右することになりそうです。引け後に発表されますので、内容次第では、明日の日本のハイテク株にも影響してきます。ちなみに、アナリストの事前予想はEPS27セント…ということですが果たしてどうか?つづいて明日は、金融界の勝ち組のJPモルガンが発表してきます。まあしばらくは、米国の企業業績を見ながら一喜一憂する動きが続きそうです。

★米国株はまだ「懐疑」の段階…期待倒れしても押しは浅い
 ただ、さきほども書きましたように、まだ今の相場は「本当に経済は回復しているのか…」という迷いが支配しています。相場の段階から言えば、「相悲観」から、やっと「懐疑」の段階に移ったばかり…。これだけ、気迷い感が支配しているときに相場が大きく下押すことは考えにくいところです。企業業績にしても、まだ合理化などコストカットによる利益確保が主体で、売り上げ増から利益面が飛躍的に膨らむところまではまだいっていない段階。今後、ドル安やアップルの中国でのアイホンの販売開始、クラウドコンピューティングサービスの開始にともなう大容量・高機能ブラウザの需要増、グーグル、マイクロソフト、アップルなどの新OS投入によるパソコン販売の増加など、業容の拡大につながる好材料はまだ業績に反映されていません。さらに、今後、大型景気刺激策の半分近くが実施に移されるほか、雇用対策のために追加的な景気刺激策にもオバマ大統領は言及しています。強気のアナリストは、もろもろの材料を織り込みながら、最終的にはS&P500のEPSが65ドルを超えると予想。S&P500の1200ドル説の根拠にしているようです。まあ、目先的に期待の行き過ぎがあったとしても、企業経営にフォローの風が吹くのはこれからが本番…。来月には、税制の関係で損出しの動きがつよまり一旦は下押す局面が出るかもしれませんが、その辺が最後の買い場になるのかもしれません。

★日本株は25日線の回復と方向転換がカギ
 日本株についても、遅ればせながら動きが出てきました。鳩山首相が海外歴訪中に15ヶ月変則決算による雇用・景気刺激策に言及したことや、前原国交大臣が、羽田空港のハブ化に向けて発言するなど、株価面でも政策が注目され始めました。円相場も、安定してきましたし、まあ、すくなくとも逆風からは開放されそうな感じになってきました。ただ、以前から書いてきたように、下降中の25日線をどうしても意識してしまいます。今日も後場に入っての買い仕掛けで1万100円台まで上伸しましたが、25日線(今日現在1万143円)に接近したところでは、やはり戻り売りを浴びて、上げ幅を縮小しています。はやいところ、25日線を回復し、方向を上向きに変えておかないと、決算発表が始まるとちょっとまずいことになります。当面は、25日線を回復できるどうかが焦点…。

★あくまでも各論重視…世界景気回復を取り込める企業以外は見送り
 ただ指数にこだわっていては、本当のところは見えてきませんね。今日、海外証券が新日鉄や神戸鋼の株価目標を引き上げてきましたが、中国の鉄鋼業会の整理統合強化で日本の製鉄需要が増加する…というのが判断の理由ですが、日本株に対する見方が変化してきそうです。また世界的な省エネの高まりから、日本のパワー半導体需要がふえているほか、アップルのアイホン中国販売開始で、日本の電子部品需要も増加するなど、個別業界で大きな変化がおき始めていることは先週も書いたばかりです。
 日本株の国内経済に限って言えば、新政権のエコカー買い替絵支援や省エネ家電製品のエコポイント制は、来年度予算に盛り込まない…といい、国内的な景気刺激策の具体策をみるまでは動けません。それだけに、世界景気の回復を業績に取り込める企業しか買えないということになり、当面、各論的な物色にしかなりようがないというころでしょうか。

 相場が底堅さを取り戻してきましたので、テーマ株もそろそろ再注目。 レポートで注目してきた酉島製作所、京三製作所、メガチップス、日本調剤…いずれも底固めから反発になってきました。ここからは、2011年決算見通しを重視するところです。

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米国株は続伸したが、市場参加者少なく荒い値動き…今晩のインテル決算が第一のヤマ
 おはようございます。3連休は如何お過ごしでしたか?小生はデジカメ片手に近くの古墳めぐり…。平群の街中をうろうろしていると、思いがけないところに、古墳の入り口がぽっかり口をあけたりしています。そのうち、写真でもアップしてみましょうか…。迷惑かな?

 さて、昨日の米国株ですが、実際はコロンブスデー祝日で、日本と同様に実質的にはお休み状態。ニューヨーク市場の出来高は9億4700万株と、週末に続きうす商いになっています。そのためか、終日値動きの荒い展開になりました。今週から本格化する企業決算への期待感から、続伸してスタート。ニューヨークダウは高値9931ドルと、前月23日につけた9937ドルの年初来高値に接近する場面もありました。ただ、決算への期待感が強いことから、発表後の相場の軟化を懸念し、益出しの動きが増加。一時は、マイナス圏に落ち込むなど、荒っぽい動きを繰り返したあと、結局、ニューヨークダウは3連騰、S&P500は6営業日続伸となったものの、NASDAQ総合指数は戻しきれず、6日ぶりに小反落して取引を終えました。ニューヨーク市場の騰落状況は値上がり1640、値下がり1352となっています。

 この日は、重要な経済指標の発表はなく、終日手がかり材料難の動きでしたが、世界的な株高を受けリスク許容度が増加。ドルキャリー取引が活発化し、ドルはユーロやカナダドルなど資源国や高金利国通貨に対して軟化しました。一方、ドル安を受け原油価格は1バレル73ドル台に急伸、金価格も1オンス1054ドルに上昇しています。この日の高値は1060ドル50セント。8日につけた1062ドルの過去最高値に肉迫しています。

 資源価格の上昇を受け、シェブロンやエクソンなどエネルギー株が上昇し、ダウを押し上げたほか、9月の欧州自動車販売が二桁の伸びになったフォードモーター、15日の決算発表を前にアナリストの目標株価引き上げが相次いだグーグル、第三四半期利益見通しを上方修正した電動工具大手のブラック・アンド・デッカーが、それぞれ個別に買われていました。

 米国株は、じりじりと高値を切り上げていきますが、まだ景気の先行きに対する懸念が払拭できず気迷い感の強い展開になっています。ニューヨークダウは1万ドル大台手前で足踏みの動きを続けていますが、月足をみれば分かるように、1万ドル付近は、2000年~2002年、2004年~2005年にかけて、底固めを行いテーブルを形成したところで、強力な抵抗帯を形成しています。ここを突破するには、日柄をかけるか、大きな資金が一気に投入されるような状況が必要になlってきます。以前から債券市場の動きがポイントになる…と書いてきましたが、米国の景気回復が本物なら、いずれは金利が上昇。債券を持つリスクが高まってきます。一段高にはこれが条件になるのではないでしょうか。

 12日の米国株
 ニューヨークダウ 9885ドル80セント +20ドル86セント (0.21%)

 NASDAQ総合指数  2139.14ポイント -0.14ポイント (0.01%)

 S&P500      1076.18ポイント  +4.69ポイント (0.44%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万105円 +95円

              (円建て)  1万85円  +75円


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物(円建て)は、しっかりに帰ってきました。為替はドル売りが強まったものの、対円では金利差が拡大するとの思惑から一時90円46銭まで円が売りこまれる局面があったものの、25日線に接近するなどテクニカル面から買いなおされ、現在は90円割れの取引となっています。市場環境的には「順」な相場が予想されますが、鳩山首相が変則決算による「雇用・景気対策」の早期実施に言及したこともプラス材料に。以前にも書いてきたように、裁定買い残の減少から積み増しの動きも予想され、相場的には堅調な展開に。先週の地合を受け継ぎ、金など資源関連、海運株(バルチック海運指数は続伸)、ハイテク株などが引き続き注目されます。今晩、引け後にインテルの決算が発表されますが、市場予想のEPS27セントを上回るかどうか…により、日本株の物色の方向感が鮮明になりそうです。今日も先物リード…。

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気迷い感を強めながらも、続伸…アナリストの強気が増加中
 おはようございます。  昨日は体調不良(血圧上昇)のため、書き込みができずに失礼しました。週末になると血圧が上昇します。もっと気楽に相場を見れば良いのですが、以前から書いているように、この10月、11月は買いの重要な時期と見てきましたので、気を抜くことはできません。でも、すでに答えは出たようですから、来週からは肩の力を少し抜いて見るようにしましょうか。

 さて、「景気回復後の利上げピッチが早くなる…」と懸念させた前日のバーナンキFRB議長の金融引き締めに関する発言からドルが上昇。これを受けた昨日の米国株は、ドル高による資源価格の軟化から資源株が売られ反落してスタートしました。しかし、原油価格が国際エネルギー機関(IEA)の原油需要の上方修正などから石油関連株が値を戻したほか、最近の相場の特徴であるアナリストによる投資判断の引き上げがハイテク株やヘルスケア関連にだされたことや、相場全般に対する強気見通しが出されたことから、引けにかけ買い物が増加。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。

 この日は、大手投資銀行バークレーズが、IT関連需要の増加からコンピューターハード業界の投資判断を引き上げ。特に、IBMの目標株価を従来の119ドルから140ドルに引き上げたことからダウの大幅な伸びに寄与しました。通信業界の活性化からサーバーやストーレージ(外部記憶装置)などの需要が拡大する…と予想しています。また、インターネット広告の増加から検索大手グーグルの業績が向上するとして、投資判断が引き上げられるなどし、ハイテク株が人気化。フィラデルフィア半導体株指数は、この日3%強上昇しています。

 米国株は来週から本格化する決算発表を前に、基本的に見送り気分の強い展開になっています。ただ、企業業績回復への期待感はアナリストや投資関係機関の投資判断や株価目標の引き上げから、じょじょに強まりを見せています。ただ市場全般はまだ気迷い感が強く、昨日のニューヨーク市場の出来高は10億株を割り込み、騰落銘柄数も値上がり1804、値下がり1188と、全面的な強気にはなっていません。来週、インテルやGEの決算が発表されますが内容いかんでは、ポジティブサプライズから、一気に「懐疑」が吹き飛ぶ可能性も出てきます。

 特に、バーナンキ発言を嫌気して昨日債券市場で、10年もの国債金利は、瞬間3.4%まで上昇。前日からの金利の上昇率は4%近くに達しており、債券市場に基調変化が起きた可能性を示しています。債券市場のアナリストの間にも、債券を持つリスクを示す人も増え始めており、今後、債券から株式への資金シフトが加速する可能性も出てきます。このところ、現在1070ポイント台のS&P50が一年内に1200ポイントに上昇する、という見通しが示されましたが、昨日は、「年内に」1200ポイントに達するとも見通しもでてくるくらいアナリストの心理状況が変化してきました。思ったよりも相場が急上昇する時期が近づいているのかもしれません。来週のインテルとIBMの決算、とくに外需が注目されます。(ただ、期待感が過剰な期待感に変化したときには、失望が待っていることも忘れてはいけません)
 9日の米国株
 ニューヨークダウ 9864ドル34セント +78ドル07セント (0.80%)

 NASDAQ総合指数  2139.28ポイント +15.35ポイント (0.72%)

 S&P500  1071.49ポイント +6.01ポイント (0,56%)

 CME日経平均先物(ドル建て)  1万85円  +95円

             (円建て)   1万60円  +50円


 9日の日本株
 日経平均株価 1万16円 +183円92銭 

 TOPIX    897.83ポイント  +10.24ポイント

 出来高 20億9383万株 (内、SQ関係分1億6000万株)

 売買代金 1兆5929億円 (同1900億円)

 日経平均サイコロ:6勝6敗   騰落レシオ : 70  RSI : 37  25日線かい離 :-3%


 日経平均株価は4日続伸して終わりました。3連休を控え、金融株やノンバンク株などに買戻しの動きが強まったほか、後場になると、先物にもまとまった買戻しが入りほぼ高値圏で終わっています。市場では、オイルダラーや米国年金の買いが噂されていましたが、上昇銘柄をみると日経平均採用銘柄の上げが目立つほか、TOPIXに比べた日経平均の上げ率が大きく、先物の買戻しと同時に裁定買いがインデックス銘柄中心にはいったことが本当のところではないでしょうか。これだけ、為替市場で円高予想が強く、景気の2番底懸念が強いのに、長期性の資金が入るというのは(これまでのところ)考えにくいところです。最近の、書き込みでも、裁定買い残が解消売りにともない、一気に3000億円以上も減少したので、近々、積み増しの動きから日経平均が上昇するのでは…と書いてきましたが、SQの足かせがとれたため、先行して始まったようです。

 まあ、25日線より下にいますので、あまり信頼は置けませんが、ここに来て環境が変りそうな感字になってきました。まず、鳩山首相が記者会見のなかで、15ヶ月の変則予算について言及し。雇用対策とともに景気対策の可能性を示唆したことです。また、すったもんだしていたモラトリアム問題も、金融機関の「努力目標」というところで、落としどころを探りトーンダウンして終わったこともプラス材料になりそうです。結局、亀井発言は金融機関の経営や融資姿勢に対するけん制の意味が大きかったということでしょう。

 さらに、バーナンキ発言で米国の金利上昇が鮮明になりましたが、このところ史上最低水準にあった欧州の銀行間貸出金利(米国の貸出金利が援用される)が上昇を始めてきました。この動きが継続するかどうかで、キャリー取引の対象が円に移行する可能性も出てきます。そうなると、円高予想が一転して円安予想に転じてきますので、日本経済にとって順風になる事も予想されます。ここからは、日米ともに金利が株価の動向を決定する重要な要素になってきそうです。来週以降は、相場の見方を変える必要が出てくるかもしれません。もっとも、物色の方向性はこれまで主張してきたことと変りませんが…。来週は、ロンドン銀行間貸出金利(LIBOR=ライボー)に注目。

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米国株は業績期待で続伸…企業の資金調達が増加しており、活動は予想以上に活発に
 おはようございます。
 昨日の米国株は、新規失業保険申請件数が予想を下回ったことや、前日引け後に発表されたアルミ大手アルコアの予想外の黒字決算を好感し、買い先行でスタート。小売の月次販売の好調を受け、メーシーズなど百貨店やブランド衣料メーカーが買われたほか、前日売られたDRホートンなど住宅・建築関連株が、ぺロシ上院議長が「新築住宅取得に対する税額控除措置の延長を審議する…」と発言したことを好感して買われるなどし、結局、主力3指数とも上伸して終わりました。ニューヨークダウは反発、NASDAQ総合指数とS&P500は4日続伸。ニューヨーク市場の出来高は12億78800万株荷前日から増加、騰落状況は、値上がり数2203、値下がり817と、強基調。
 
 この日発表された週間新規失業保険申請件数(~2日)は、52万1000件。前週から3万3000件の減少。市場予想の平均値54万件も下回りました。また、トレンドをみる4週移動平均は53万9750件で、前週比9000件の減。5週連続で減少し、雇用状況が改善傾向にあることを示しています。9月26日までの需給者総数は604万件で前週比7万2000件の減少。アナリスト予想は610万件でした。

 同日発表の卸売り在庫・販売統計(8月)は、在庫が1.3%の減少。前月の1.6%減に続き減少傾向をたどっています。一方、売上高は1.0%の増加。前月の0.6%増に続き、増加傾向にありますが、自動車販売が前月の1.15増から7.7%増に拡大した影響が大きく、買い替え支援制度終了後の9月の数字が注目されます。

 米国株は、堅調な経済指標や予想を上回る企業決算を手がかりに戻り歩調を強めています。アナリストの業績予想も上方修正が続き、今後は、逆に失望感を招くケースも出てくるかもしれません。ただ、ドル安傾向は確実に輸出を刺激して経済の底支えにありつつあるほか、リスクマネーの増加は、新興国への資金流入を促し、経済への活性化につながりだしています。インフレが抑制されていることから、世界的な経済の好循環を生み出し始めています。また、あまり注目されませんが、企業の資金調達手段であるコマーシャルペーパーの発行残高が順調に増加しているほか、企業が売上債権などを証券化して資金調達につかう資産担保証券(ABCP)の発行残高も順調に増加しており、米国企業の企業活動が順調に拡大していることを示しています。来週から大手金融機関やGEなどビッグブランドが決算発表してきますが、インテルなど海外景気とのつながりが深い企業がどんな決算を出してくるかが注目されます。債券市場の資金がいつ株式に回帰してくるかが、一段の上伸のカギ。

 8日の米国株
 ニューヨークダウ  9786ドル87セント  +61ドル29セント (0.63%)

 NASDAQ総合指数  2123.93ポイント +13.60ポイント (0.64%)

 S&P500  1065.48ポイント  +7.90ポイント (0.75%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9900円  +40円

              (9875円) 9875円  +15円 


 米国株は景気敏感株を中心に堅調を持続しています。ただ、CME日経平均先物はしっかりではあるものの、伸びを欠いた展開が続いており、日本株の重さが目立っています。また昨日、ドルは主要6通貨バスケットに対し、1年2ヶ月ぶりの安値になりましたが、対円では横ばいか、やや円が強含む状態で相場的には引き続き逆風に。政府からやっと雇用対策に言及する発言が出てきたものの、敬意刺激策への言及はなく、日本経済には依然2番底リスクが付きまといます。内需株は業績面の不安が付きまといますが、ここは引き続き海外景気情勢と密接につながったパーツ株の追撃…。また昨日、金価格が1オンス1062ドル70セントの史上最高値を更新、バルチック海運指数も4%近く上げていますので、引き続き産金株・非鉄株、都市鉱山関連株、海運株を注目か?

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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