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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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買戻しとユニクロ効果で小動きだが、内容は悪い…信用の投げも出始めた
 週明け5日の日経平均株価は、57円38銭安の9674円49銭、TOPIXは7.39ポイント安の867.28と、ともに続落して終わりました。出来高概算は19億4700万株、売買代金は1兆2500億円と相変わらず、低水準ですが、週明けの商いとしては多いようです。8月末の雑株の無理商いの咎めがきて、信用取引の追証が発生。投げ商いが出始めたようですね。
 日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは63、RSIは28、25日線かい離はマイナス5.8%…。短期のテクニカル指標は、そろそろ底値ゾーンが近いことを示しはじめましたね。ただ、日経平均週足のサイコロはまだ7勝5敗、RSIも48と、やっと50をきったばかりですから、短期的に底打ちの動きが出ても、本格反騰に移ると期待するのは早計かもしれません。

★ファーストリテーリングと野村の値決め期間入りが相場を下支え
 さて、9月の米国雇用統計の発表を受けた今日の株式市場ですが、好業績を発表したファーストリテーリングの一人勝ちとでもいえる相場でしたね。これだけで、日経平均を60~70円も押し上げていたわけですから、実質的には100円以上下落していた勘定になります。いかに、今の単純平均型の日経平均が相場の実体を現していないかが、良く分かります。また、上昇銘柄は518銘柄ありましたが、大方は、先週までに空売りしていた金融株やハイテク株、ノンバンク株の買戻しをしたもので、新しい流れを反映したものとは思えません。特に、亀井発言や規制強化による増資圧迫を嫌気して売られた金融株は、下げのきっかけになった野村ホールディングスの大型増資が今日から値決め期間に入るため、大きな下落は無いとして、買い戻しに入ったことが、全体の買戻しにつながったものと思われます。

 野村としても、今回の悪環境下でのファイナンスを成功させられるかどうか(新株のはめ込みが成功するかどうか)は、今後増加するファイナンスで引き受け主幹事を獲得出来るかどうかの試金石でもあり、空売り筋も下手をすると持ち上げられる危険も大きくなっています。まあ、世界の投資銀行の仲間入りを狙う野村の実力拝見…と海外金融筋からの注目度も高いと思いますよ。

★先物筋は仕掛けのチャンス待ち…SQ控えで無事に済むとは思えない
 ただ、相場の方は下げ方が悪い…。週末の書き込みでも、米国の雇用統計を受けて、先物筋が景気良く売り叩きに出て、窓を開けて下落。「三空叩き込み」の底入れパターンが出るかと思ったんですが、先物がだらだらと買戻しをいれたことから、一時はプラスに転換。後場からは、やや売り崩しの動きもでましたが、ファーストリテーリングにあれだけがんばられたら、裁定解消で現物を下落させるわけにも行かず、今日はデリバティブの影響が少ない一日になりました。また、国慶節明けの上海市場がしっかりに始まりましたし、為替は90円に接近、GLOBEXの米国株先物も小高く推移していましたから、売り仕掛けする材料も無かった…というところでしょうか。まあ、今日の付けは明日から払うことになるんでしょう。週末にはオプションのSQを控えていますし、オプションのポジションは高値と安値の両極端に残高が多く、このまま駄々下がり…ということは無いでしょう。

★日米とも財政資金の流れが変化する時期

 以前から書いてきたように、9月相場はやはりだめ…、10月もいまのところ予想通りさえ無い始まりになっています。大体、米国でも10月相場は冴えないことが多いのですが、この背景には9月から10月にかけて、米国の財政年度が切り替わりお金の流れが変ることが影響していることがあると、思われます。特に、今年の場合は3月移行の金融大収縮のなかで、金融危機対策に膨大な資金が投入され、とりあえず危機は回避されました。実際、金融危機の原因になった欧米の銀行間貸し出し金利は、危機時の二桁金利から低下し、現在は過去最低水準になり、銀行間の資金の貸し借りも正常化し始めています。

 つまり、今は、金融危機対策用に振り向けた予算がその役割を果たし、次の年度予算に切り替わっている最中なのです。株価のほうも、この8月までは、金融株やディフェンシブ株の上昇率が最も大きかったのは、財政資金がこの部門に振り向けられたことと関係があります。しかし、危機の一巡から、新財政年度では、財政政策の目標は「雇用・景気対策」へと移って行くことになります。要するに、一つの経済現象を反映した相場が終わった…という事なのです。米国株のパターンを見ても、きれいな三段上げを終えた格好になっていますね。いまの調整は、まさにこの財政年度の移行と、政策目標の変更にともなう銘柄入れ替えから起きているものと捉えることができます。このことは、かなり前から株式レポートなどでも書いてきているのですが、なかなか理解してもらえないようです。

 日本株の場合も、本来なら、麻生政権が実施した14兆円の第二次補正予算が効果を上げ始める寸前のところまで来ていたのに、政権交代により、予算の見直しが始まり、未執行分は全て停止。景気の先行きに下押しリスクが発生したことが、調整の原因になっています。もし、補正予算をそのままにして、追加的な景気対策として民主党案を実施していれば、果たして、今回のような調整があったかどうか…?まあ、日米とも、財政資金の動きがとまったことが、株価の調整につながったということができるんでしょう。米国の場合は、すでに、新年度予算が動き始め、円換算で35兆円規模が投入されてきます。特に、オバマ政権が目玉としてきた景気刺激策が動き出してきますので、これまでとは違った流れになってくるはずです。ただ、日本の場合は、いまだに予算執行のめども立っておらず、立ち直りにはやや時間が必要になりそうです。

★景気対策関連にスイッチするきっかけになるか…米国の決算発表
 当面、米国では今週7日からアルミ大手アルコアから決算発表が始まります。多分、これまでの流れを受け、製造業優位の内容になると思いますが、この発表を機に新しい流れを求めた動きが始まるかもしれません。日本株の場合も、この流れに乗れる株、国際展開を図っているところが買われて来る事になるものと思われます。まあ、ここからは最後の踏ん張りどころ。11月まで日柄調整に持ち込まれるか、それとも、値幅で10月中に底入れするか、ここからは本当の勝負どころですよ。銘柄の物色対象を間違えないようにすることが大事…。

 日本株の下値めどが気になりますが、これは先物筋の力関係次第…。日経平均は、下値支持の13週、26週線ともに下回り、次のめどが立てにくいところですが、今週から52週線が横ばいに転じてくることから、中期的な流れに変化がおきてきます。当面、7月17日の9420円から空けた窓が気になりますが、個人的には、日経平均がダブル底を形成した時の転換点である1月第一週の9325円付近が急所になりそうな気がしています。まあ、先高を期待して耐えましょう。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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