FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



円高とアルコアのサプライズ決算が相殺し、膠着相場に
 8日木曜日の日経平均株価は、32円87銭高の9832円47銭、TOPIXは1.90ポイント高の887.59と、ともに続伸して終わりました。主力金融株の買戻しが一巡したのか、出来高概算は19億1000万株、売買代金は1兆3000億円と、ともに前日から大幅に減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは69、RSIは38、25日線かい離はマイナス3.4%でした。まだ、指数的には、強弱まだら模様という感じでしょうか。

★今日も豪州がらみのサプライズで円高進行
 どうも日本株への評価が定まらないようです。海外では、新興国を中心に回復色を鮮明にし、米国もドル安が輸出を刺激。製造業を中心に持ち直してきています。昨日の米国株の指標でも景気敏感株が多いNASDAQは3日続伸して終わっており、本来なら「世界の景気敏感市場」といわれる日本株の見直しが進んでいてもおかしくないんですが、やはり、為替と政権交代にともなう不透明感が海外投資家の買いの手を控えさせているようです。昨日は予想外のオーストラリアの利上げを世界景気回復の兆候と見た米国株は上昇したものの、日本株の動きは冴えませんでした。今日もサプライズは、豪州から…今日発表された雇用統計で就業者数が予想を上回ったほか、失業率も好転。一気に豪ドルが上昇し、ドルが急落。これを受け円は88円10銭台まで買われています。

★好悪材料が打ち消しあってこう着状態へ
 昨日引き後に発表されたアルコアの決算発表が市場予想の赤字から一転して黒字になったことを好感。GLOBEXの米国株先物は70ドル以上上昇していたものの、結局、円高が邪魔をして膠着したままで終わった…というところでした。ただ、世界的な需要回復を受けた電子部品やバルチック海運指数の上昇を受けた海運株など世界の景気とつながった業種は円高にもかかわらず買われており、その意味では日本株もそれなりに世界の景気状況を反映しているということでしょうか。まあ、この辺は、以前から書いてきたことですから、別に驚くことではありません。

★やはり急落の影にいた裁定解消売り
 明日は、オプションのSQですが、今日の先物が9750円に近づくと反発しており、この辺で収めたいと思っているのでしょうか。今週はかなり荒れると覚悟していたのですが、なんだか拍子抜けした感じがします。ただ、海外のヘッジファンドが日本に来ている…というのは、野村の増資の際に書きましたが、来週くらいからひと暴れしてくるかもしれません。今日の朝も書きましたが、裁定買い残が短期間に3000億円以上も減っていました。これが、日経平均の急落過程のことですから、やはり、解消売りが下げ幅を拡大する役割をしっかり果たしたということでしょうか。でもまだ、裁定買い残は1兆2000億円以上残っていますから、うまく利用すれば結構な下落幅を稼げるはずです。なんか、市場は裁定取引に無関心な感じがしますが、このコーナーでは残の増加は危ない…と注意を喚起していたはず…。まあ、野村の決着がついたので、さっさと本国に帰ってもらいたいのですが、彼らもあと一ヶ月半で年間決算の占め…。買いで取るなんて悠長なことを言ってられませんから、荒っぽい手段をとってくるかもしれません。とにかく、今の日本経済は、彼らにつけこまれるだけの弱みを抱えていますから…。まあ、もう少し、様子をみてみましょう。

★CDSを使い米国の荒れ相場再現…という杞憂はどうか
 それに付け、気になるのが、昨日日経に出ていたアイフルのCDSに関する記事。返済の繰り延べで全面的なデフォールト(債務不履行)では無いとして、CDSの清算にはいたりませんでしたが、最近の株価急落にCDSが関係していなかったんでしょうか。昨年の一連の米国金融株波乱の背景にはCDSが関係していた…というのがもっぱらの話です。最初に危機に陥ったベアスターンズのケースでも、財務状況が悪化していることをかぎつけた金融筋が、CDSと売り込まれた社債を購入。その後、徹底的に空売りをかけて売り崩し、CDSで利益を上げた…といいます。もし倒産しても、CDSにより、債券の支払いが保証されますので、ここから利益を上げることが出来ます。ベアスターンズのケースでは、政府が介入したため、CDSが急落。これにより決算で大幅な利益を計上するつもりだった電機系の会社が一転して巨額の損失を計上するという落とし噺もありました。

★金融危機を加速したCDSを使った金融株の売り叩き
 それ以降、弱みを見せた金融株が次々の同様の手法で株価を下落させられ、経営破たんの話が次々と飛び出すことになりました。もしこんな意図的な売り叩きが無かったら、もう少し延命できた企業もあったんでは無いか、といわれています。このときに、ヘッジファンドも参加していますから、今の、日本市場を心配しているのです。消費者信用株の場合、過払い金の返還という弱点を抱えていますから、CDSを絡めて、売り叩かれたらひとたまりもありません。まあ、米国でやったような荒っぽいやり方は、いくらなんでも日本ではやらない(甘いかな…)とは思うのですが、もしこれで、破たんまで追い込まれるような企業が出た場合、問題は、CDSをどこが引き受けているか。CDSの清算で、世界一の保険会社AIGが実質破綻に追い込まれたことは記憶に新しいところです。日本の金融当局はこういう連中が今マーケット入ってきていることをどれだけ認識しているのでしょうか。また、薄商いの株を見ていると、どうも不自然な動きをしているものが見受けられますが、数人が組んで、株価操作まがいのことをやっているのかもしれません。

 どうも最近の、日本株はおかしいと思いますが、最近、米国の経済紙フォーブスでも、やくざが証券外務員の勉強をしていると書いていたそうです。不景気の結果、しのぎが出来なくなったやくざ屋さんが、経済や株の勉強をして株式市場に進出してきている…というものです。こんな日本市場の信用を無くさせるような記事に対して、東証は何の対処もしないのでしょうか。脱官僚をやらなければならないのは、何も日本の政治だけでは無いような気がするんですが。まあ、杞憂だといいんですが、米国のヘッジファンドがすでに日本に上陸しているということに懸念を感じます。しばらくは指数銘柄は避けたほうがいいかもしれませんね。当面は、昨日も書いた「抜け道」をいくことにしましょう。今晩の米国株が高くなっても、日本株が上がらないようだと、問題ですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



米国株は高安まちまちだが…引け後に発表されたアルコア決算は意想外の黒字に
 おはようございます。昨晩は台風の風がものすごかったですね。あばら家だけに、何時吹き飛ばされるかと心配で、ろくろく眠れずにすごしました。これから台風が通過する地位の方、十分注意してくださいね。

 さて、昨日の米国株は、欧州市場が反落したことから軟調にスタートしましたが、引け後に発表されるアルミ大手アルコアが決算への期待感から買われたほか、投資判断の引き上げやクレジットカード金利の引き上げなどから銀行株も買われ一時はプラスに転換していました。ただ、ガソリン在庫が予想以上に増加したことから原油価格が下落したことをうけ資源株が軟調に推移、また、一部銀行が、住宅所得減税措置が議会で否決される可能性がある…との見通しを発表したことから、住宅・建築関連が売られるなど高安まちまちの動きとなり、NASDAQ総合指数とS&P500は3日続伸したものの、ニューヨークダウは小幅反落して終わっています。

 ニューヨーク市場は決算発表を見守りたいというムードが強く、出来高は11億株を割り込んでいますが、騰落状況は値上がり数が値下がり数をわずかに上回っており、全般的にはしっかりの展開でした。この日は、通信大手ATTが、アイホンのIP回線接続を認めたことが経営にマイナスに作用するとの観測から売られたことがダウの足を引っ張りました。引け後に発表されたアルコアの第三四半期決算は、市場の一株あたり9セントの赤字予想を覆し、4セントの黒字(継続事業ベースのEPSは7セントの黒字)を計上しています。経費節減などに努め、手元資金が11億ドルに増加したことが、黒字転換につながったといいます。

 米国市場ではいよいよ決算発表が始まりましたが、先陣をきったアルコアの決算は市場の赤字予想を覆すものとなり、ますます決算発表への期待が強まっています。この日、バンクオブアメリカのアナリストは、輸出の増加などから米企業の決算はさらに拡大。S&P500は一年内に1200ポイントに達するとする、強気のレポートを発行しています。また、昨日行われた10年もの国債の入札が今年5月来の低い金利でもスムーズに行われたことも、市場の安心感を誘うなど、市場は積極的に好材料を評価し始めたようです。昨日ニューヨークダウは25日線を下回ることも無く反発に転じ、寄り引け同時足で終わってきており、今晩どちらに離れるかが注目されますが、NASDAQ総合指数は4日連続陽線で終わっており、上値指向を強めており、目先的に強気の動きがよそうされます。

 7日の米国株
 ニューヨークダウ 9725ドル58セント  -5ドル67セント(0.06%)

 NASDAQ総合指数  2110.33ポイント  +6.76ポイント (0.32%)

 S&P500  1057.58ポイント +2.86ポイント (0.27%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9795円 +5円

              (円建て)  9765円  -25円


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物(円建て)は小幅安で帰ってきました。ただ、為替はドル安が進み、1ドル88円台半ばの円高水準で帰ってきています。米国では、ドル安による輸出環境の好転、追加景気対策への期待感など企業の経営環境に明るさがみえるほか、昨日スタートした決算発表も市場の予想を良いほうに裏切る結果になるなど市場環境は明るさを増しています。日本も、決算発表を意識する流れになりますが、最近の為替の円高は、10-12月期決算への不安感を増幅しており、当面は動きづらい展開が続きそうです。また、景気刺激策が中断されていることは内需株への不安要因ともなり、当面は、海外の景気回復を業績に取り込める企業や市況産業など一部の業種しか買えない…という状態になりそうです。昨日、日本のパーツ産業の強さについて書きましたが、今日の日経でも、電子部品受注の回復が取り上げられています。また、前日に続き、金価格が過去最高値を終値ベースで更新しており、引き続き金関連、またバルチック海運指数が昨日も4%を越える上昇になっており引き続き海運株も買われそうです。

 昨日発表された裁定買い残は3000億円を超える減少になっており、今月初旬の高値からの急落が裁定解消売りによって加速されていたことが分かります。残高が1兆2000億円台に減少したことから、オプション明けは残高をつみますため、日経平均が上昇する可能性もあります。ただ、指数は完全におもちゃにされており、過大評価せず、ファンダメンタルの好転する銘柄群を丹念に拾う姿勢が大事になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ