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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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今日も寄りで勝負が決まった…JAL相場にリーマン破たんと同じ匂い
 血圧が上昇気味で頭がボーッとしています。病院に薬をもらいに行かなくては…。
 さて、15日の日経平均株価は178円44銭高の1万238円65銭、TOPIXは9.77ポイント高の904.11と、ともに反発して終わりました。出来高概算は19億9847万株、売買代金は1兆3743億円でした。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは85、RSIは41、25日線かい離はプラス1%と、やっと25日線を回復してきました。

★寄り付きで勝負あり…25日線が上向きに転換
 米国株の上昇に蹴飛ばされて寄り付きに上がっただけ…という感じ。米国の動きを受けて、昨日売られた銀行株や先物の買戻しが、裁定買いを誘い日経平均が上昇した、というとところでしょうか。ただ、寄り後は(今日の日経でも話題として取り上げていましたが)膠着状態に入り、日経平均の終日値幅はわずかに88円…。まあ、25日線も回復したし、窓も閉めたし…で、「まあ良いか…」という感じ
で後場からは総見送りという感じでした。
 テクニカルで今日の相場を見てみると、注目されるのは、8月21日、9月4日、同14日と1万140円台から1万170円でつけた安値で形成した上値抵抗ゾーンを上回ってきたこと。また、下落に転じていた25日線は昨日の1万137円から、今日は1万139円となり、上昇に転換してきた点です。まだ、明日移行の動きでは再び下落に転じる可能性がありますが、とにかく、上向きに転じ、かつ株価が平均線上に出てきたことは評価できます。

★日経平均は、13週線と26週線にはさまれたまま上昇中
 日経平均の動きは、先週までともに上昇トレンドにある13週線と26週線にはさまれたゾーンを動いています。今日の引け値1万238円は昨日現在の13週線の位置する1万243円以下で終わっており、結局、今日の株価は13週線を意識して高値を形成していた…ということになりそうです。13週、26週ともに上昇しており、当面、このゾーンで動いても株価は上昇しますが、勢いがつくためには、やはり、13週線を上抜いてくることが課題になりそうです。まあ、今日は為替のほうが比較的安定していたため、先物筋も仕掛けるタイミングが無かった…というところでしょうか。

★JALの下落相場には、リーマンを破たんに追い込んだのと同様の取引手法があるのでは
 ただ、個別の動きをみると、どうもきな臭い動きがあちこちで感じられます。一番良い例が、日本航空ですが、このところ出来高上位に顔を出し大商いが続き株価が下落しています。今日も、前場途中と、後場から大量の売り物を浴びて安値を更新していますが、もしかしたら、米国でリーマンブラザーズを破たんに追い込み、ベアスターンズを倒産寸前まで追い込んだ、CDSを使った意図的な売り叩きが行われているのかも知れません。手口が分からないので、あくまでも推測にしか過ぎませんが、同社の場合、大量の社債が発行されており、恐らくその保険のためのCDS取引が行われているはずです。値下がりした社債を買い、同時にCDSを購入。同時に株価を売り叩いて、売りで儲けるほか、CDSの値上がり益も確保する…。万が一、破たんしても、CDSで安く買った社債の元本支払いを確保できるわけですから、投機筋にとっては別に会社が倒産しても構わないわけで、徹底的に売り込み「株価で殺す…」という所まで、持ち込みかねません。以前から、この商いを懸念し何度か書いてきましたが、JALの不自然な動きは何か不穏なものを感じさせます。取引所や監督官庁はこんな動きに備えているのでしょうか。

★来月のヘッジファンド決算をにらんだぶっ叩き相場が始まった?
 また、JALの株価を売り叩くとともに、同社に債権を持つみずほなど金融株を売り叩く…。どうも昨日も心配したヘッジファンドが個別株に的を絞って売り叩きに出てきた可能性があります。今日は、この欄でも注目してきたメガチップスが突然商いをともなって急落していますが、どこかの大株主が投げたのか、それとも、どこかが格下げをやって売り叩きにあったのか…とにかく、下げの理由が分からないで急落しています。もし業績の減額修正や証券会社の格下げなら、オープンになる前にこんな動きをすれば、インサイダー取引の疑いさえ出てきます。どうも、このところ、説明のつかない不自然な株価の動きをするものが増えています。もし、JALが米国流のやり方で破たんするようなところまで追いかまれたとしたら…。米国でのリーマン破たんの経緯を見ていれば、やがて、日本でも同様なやり方が持ち込まれることはわかってたはず…。リーマン破たんのときは、日本で活動している外資系証券会社もCDSを使って、売り方に参加していました。また、破綻後には、CDSの支払い要求をAIGに要求。公的資金を迂回して資金回収したという疑念ももたれています。

 やはり、監督機関は、売り方の手口などを詳細に調べてみる必要があるんではないでしょうか。それとともに、今後、決算発表が始まったら、ちょっと見通しを下回ったくらいで大量の売りを浴びるようなものも出てくるかもしれません。どうやら、以前から心配していたことが、日本でも始まったようです。取引所の皆さん、証券市場を海外金融マフィアよる日本企業の屠殺場にしてはだめですよ。

 まあ、株価は米国株が上げている間は大丈夫。また補正予算の見直しもあらかた終わり、次は雇用・景気対策を含めた来年度予算(2次補正を含む)作りに入り、景気の方向も見えてきます。具体的な対策を見なければ、物色の方向は分かりませんが、それまでは、これまで継続して言っているように海外景気回復を取り込める企業しか買えない…。それにしても、藤井さん!何度も何度も繰り返して円高になるようなことを言ってはだめですよ。自分だけ、信念を曲げないのは立派な姿勢ですが、世界の趨勢は米国を筆頭に、通貨安を指向する方向にあるわけで、なにか言えば言うほど、円高容認と取られてしまいます。黙っているのが一番だと思うんですが…。

 やはり今日は頭が血圧でハイになっているようです。うわごとのように、被害妄想を書いてしまいました。でも案外「当たらずとも、遠からず…」かも。今年の決算発表は荒れることを覚悟しておいた方が良いかもしれない。取引所が目指すグローバル化は、なんでもありの世界の金融マフィアを日本に招き、ぺんぺん草も生えない沈滞市場にかえることなのでしょうか。

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予想を上回る企業業績と、堅調な小売が株価を押し上げ大台回復…
 おはようございます。今日は朝からガスっていて、生駒のお山もまったく見えません。この3~4日は朝から秋晴れで、お山のアンテナ群が朝日を浴びて反射し、シャンとした気分にしてくれたんですが…。まあ、相場観にもガスがかからないように、今日も一日気合を入れてがんばりましょう。

 さて、アルミ大手アルコアの予想を上回る決算から始まった、米国の第3四半期決算発表ですが、予想を上回るものが続々と登場。アナリスト予測は、かなり強気のものが多かったのですがそれを上回る実勢になっており、市場に「サプライズ」をもたらしています。
 半導体大手インテルの予想を上回る決算発表を受けたこの日の米国株ですが、寄り前に発表された銀行大手JPモルガンの決算も市場予想を大幅に上回ったことから、大幅高でスタート。1万ドル大台手前で足踏みする場面はあったものの、原油価格の上昇を受けた資源株高や9月の小売売上高の実質増加で小売関連株が買われたこともあり、引け近くに大台を突破。結局、主力3指数とも1%を超える上昇になりました。

 この日発表された小売売上高(9月)は、買い替え支援策が8月で終了した自動車販売の落ち込みから1.5%の減少になりました。ただ、市場予想の2.1%減は上回っています。一方、自動車販売を除いた小売売上高は0.5%の増加。家具やガソリン販売の好調から市場予想の0.2%増を上回り、消費が底堅いことを示しています。

 ニューヨークダウ週足
 さて、図は直近の株式ウィークリーレポートで使ったものですが、先週、下降バンド内の内部抵抗線を突破。相場が強気圏内に入ってきたことを示唆しています。当面、右肩上がりの上限ラインCと主力下降バンドの上限ラインAが交差するポイントが相場の屈折点になるものとなりそうですが、このゾーンは、以前から指摘している月足のテーブル内にあり、抵抗力はかなり強いものがあると思います。
 今回の相場が、本格的な立ち直りに入るには、この下降バンドを抜け出すことが条件になりますが、現段階では、まだ結論を出すにはいたりません。

 このバンドを突破するには、やはり新規の資金流入が課題になりますが、この鍵を握るのが債券市場にある待機資金。景気が回復色を強めるとともに民間の資金需要が強まりますが、現在は財政資金の調達が優先された状態。民間からの銀行借入が増加すれば、市中金利は急速に上昇し、債券の保有リスクも高まってきます。ドル資金の海外への流出も国内資金需要の増加にとっては金利押し上げ要因。現状の状態では、公的資金調達が民間資金の調達を阻害するクラウディングアウトがおき、将来的に金利上昇圧力が強まり、財政、景気にも悪影響を及ぼす可能性も出てきます。そろそろ、何らかの為替政策の変化が出てくるかもしれません。まだ先の話だとは思いますが、債券の保有リスクが高まっていることだけは確か…。現実に、10年物国債の金利は最近の3.1%台から、昨日は3.4%台へと短期間に急上昇しており、債券市場から資金が流出している可能性を示しています。下降バンド突破へ向け、エネルギー充填が始まった…と見てもいいのでしょうか。(図はクリックすると拡大されます)

 14日の米国株
 ニューヨークダウ 10015ドル86セント  +144ドル80セント (1.47%)

 NASDAQ総合指数  2172.23ポイント  +32.34ポイント (1.51%)

 S&P500  1092.02ポイント  +18.83ポイント (1.75%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万205円 +125円

              (円建て)   1万190円  +110円
 

 米国株は大幅上昇、CME日経平均先物も申し訳程度に上昇して帰ってきました。米国株高でドル安が続いていますが、対円相場は89円台前半の小動き。ほぼ昨日と同様な相場環境になっています。昨晩も書いたように日本経済には固有のリスクがあり、なかなか世界の景気回復の流れに乗れませんが、今日も、昨日と同様、為替動向を受けた先物筋に振られる展開か…。米国の銀行株高を受け昨日売られた銀行株の買戻しや先物の買戻しからしっかりはじまるものと思われますが、25日線を突破できずにもたもたしていると、昨日のように先物筋の介入から売り崩される懸念も…。とにかく、ここは、世界景気回復の恩恵を取り込める株…しかない。テーマ株を注目したいところですが、決算発表が近づいていることから、業績の裏づけがないテーマ株は相場の持続力に疑問があります。海外のテーマや景気回復につながるもので、2011年決算見通しの明るいものを丹念に拾うこと。25日線を一気に引き上げる位のサプライズをともなう大幅高がほしいところ…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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