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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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え!ファーストリテーリングを格下げ…日本のファイヤーウォールは機能しているの?
 週明け19日の日経平均株価は、21円05銭安の1万236円51銭と反落したものの、銀行株などの買戻しが入ったTOPIXは4.85ポイント高の905.80と反発して終わりました。出来高は18億6641万株、売買代金は1兆2267万株と、ともに薄商い状態が続いています。
 また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは83、RSIは59、25日線かい離は+1.0%でした。とりたてて、目立った動きはないものの、日経平均に関しては、本日安値1万125円からの切り返しは、25日線(今日現在1万130円)を意識したもの。25日線を下値支持線と見る動きがあるようです。

★日本生命の株式売却、ファーストリテーリングの格下げ…
 さて、負け組み銀行のバンクオブアメリカや負け組みの金融部門を抱えるGE決算への失望から、週末の米国株は反落。今日の日本株もこれを受け、弱含んで始まりました。国内最大の機関投資家である日本生命が「5年かけ持ち株の10-20%を処分し、市場に一兆円近い売り物が出てくる…」と、弱り目に祟り目的な材料がでてきたうえ、今日はなんと今の日本企業で一番成長性が高いといわれるファーストリテーリングをJPモルガンが格下げ…。これだけで日経平均が30円以上も下げる、といった状態。まあ、21円安ですんでよかったというところでしょうか。一方、先週、JAL向け債券の切捨てなど何やかやと弱気材料を流しまくって売っていた金融株を、JALのヘッジファンドの大量買戻しとともに買い戻したことから、TOPIXは反発してプラスで終わっています。

★米国の屠殺相場を日本で再現?
 やはり、心配していたようになって来ましたね。JALの信用売り残は2000万株くらいしかありませんから、どこかから株券を調達して売り崩しにきたんでしょう。これに、CDSまで絡んでいたら、ヘッジファンドは大もうけ…ですね。でも、どこが株券を貸しているのか分かりませんが、このまま期末を迎えるようなことになったら貸したところは巨額の評価損を計上しなければならなくなりますね。なんだか、昨年、米国で起きたことをなぞっているような気がしてならないんですが…ちょっと心配です。
 米国の大手投資銀行やヘッジファンドが組んで、CDSや社債、貸し株などを使い弱り目企業を売り叩き、破たん寸前まで追い込んだり、リーマンブラザーズのように破たんさせられたところも出ています。、また、リーマンの時に組んでいた投資銀行がおかしい、となったら、次の売りの標的にされるという、まさに弱肉強食の商いが繰り広げられました。このときにも、いわゆる「風説の流布」が行われるなど、金融先進国の市場とは思えない殺戮が行われていたのです。

 それで、味を占めた連中が、今、日本に来ているわけです。外資系の野放図ぶりは、このコーナーでも、たびたび指摘してきましたが、今回の銀行株やノンバンク株、JAL株の下落など、日本の投資家のやり口とは違う下げ方をするものが多くなっていました。新政権は、景気の現状認識に関する関心も薄いし、株式市場で何が起きているかにも関心がないようですから、金融マフィアにとってはこれほど都合がいい市場はありませんね。これから、決算発表が始まると、大義名分のもとに売り叩けますから…ね。

★日本市場でファイヤーウォールは機能しているのか?
 今日のJPモルガンのファーストリテーリングの格下げというサプライズにしても、週末の先物手口では1500枚を超える売りがあるわけですから、ちょっと問題があります。ポジションが無ければ、不思議にも思いませんが、一時は格下げだけで日経平均を30円以上押し下げたんですから、一つ間違えると、株価操作にもつながりかねません。最近、外資を含めた証券会社の株価目標や格付けが発表されるケースが増えましたが、まさか、事前に売買をするようなフロントランニングが行われているんではないでしょうね~。発表の内容を見ると「買い」からいきなり「売り」に引き下げたり、株価目標が時価ととんでもなくかけ離れたものになっているケースが良く見られます。

 現実問題として、ファイヤーウォールは確実に守られているんでしょうか。外資系証券が絡んだインサイダーや、先日新聞紙上をにぎわしたBNPパリバの不正株価操作などが目立ちますが、もしかしたら氷山の一角ではないんでしょうね。投資家は、素直に彼らの評価を信じて売買しているんですが、本当に、信じていいんでしょうか。格付けや株価目標の変更が、適正に行われ、かつフロントランニングがないことを取引所や監視委員会はどのようにチェックしているんでしょうか。

 日本の株式市場は、国民の貴重な富を売買している重要な場所ですが、外資が治外法権の市場のごとく振舞って国富を収奪しているとするなら、大きな問題です。取引所はデリバティブの商品数を増やすことばかりに熱中しているようですが、真のグローバル化を図るには「公正な値付け」が行われることの方が重要。今回のパリバの一件を見るまでも無く、「やっぱりか…」と思われた投資家も多いはず…。新興市場の株式市場も、基本的には似たようなものでしょうが、成長性がある分ボラティリティが高く、どうせなら、海外でだまされた方がまだマシ…と、最近考えるようになってきました。別に、株を買わないでも金や原油、海外ETFなど投資対象はいくらでもありますからね。
 まず、信頼して売買できる本来の「信用市場」に建て直すことが先決問題のような気がするんですが…証券取引所に天下っている皆様方…。

★日本株は13週と26週のサンドイッチ相場
 今日は、BNPパリバの一件から、まさに「やっぱりか…」と腹が立ち、書き殴ってしまいました。全体感については、先週も書いているように、日経平均は右肩上がりの13週と26週線にはさまれじり高…米国株は、先行きのリスクが強まった金融株は寄り高い利益を、製造業などの景気敏感株に対しては、将来性を期待して売り上げの増加を好感するながれへと変化。総悲観からの立ち直りをリードした金融株・ディフェンシブ株から、次の主役への入れ替えが進んでいます。ただ、景気回復初期にあるため企業間で業績内容にばらつきがあり、各企業の業績発表ごとに失望と楽観を繰り返す状態…いわゆる「懐疑」の段階にあります。このような時は、深押しは無いもの…。
 今週は、キャタピラーやマイクロソフト、ハネウェル、ヤフーなど景気敏感株とともに、モルガンスタンレーやウェールズファーゴ、ボーイングなど問題含みの企業の決算発表もあり、高値波乱の動きになるかもしれません。日米とも、2004年~2005年にかけ形成したもみ合い場に到達しており、目先、一段高には日柄が必要なポイントに来ています。米国の決算発表が終わったとき、果たして「安心感」が生まれるのか、それとも「失望感」か…。

 一方の日本も決算発表が始まりますが、新政権のやることなすこと、経営者の強気心理を削ぐことばかり…。こんな環境下で果たしてどんな見通しを出してくるか…。叩き屋の思う壺にはまるほど腹の立つことは無い…。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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